出産の知識「ラマーズ法」
ラマーズ法の呼吸法
陣痛が痛すぎて呼吸を止めてしまう妊婦さんもいますが、陣痛中に息を止めてしまうとおなかの中の赤ちゃんに十分にさ酸素を送ることができなくなってしまい、余計に赤ちゃんが出てこれなくなってしまいます。
酸素不足によって引き起こされるリスク
妊婦さんが呼吸を止めてしまうと、生まれた際に血色が悪いなどといった状態になります。これは赤ちゃんが酸素不足に陥っている為です。妊婦さんがしっかりと呼吸をすると、おなかの中の赤ちゃんにも十分酸素を送ることができるので、呼吸はとても大切です。
お産の進行状況で呼吸法は変わる
子宮口の開きや陣痛の間隔によってお産の進行状況で呼吸方法は変わっていきます。陣痛の初期段階ではゆっくりと鼻から息を吸い、ゆっくりと口から息を吐き出します。3秒ずつを目安に胸式呼吸で行います。陣痛の間隔が3分から5分程度になったら鼻から短く息を吸い、息を長めに吐きます。陣痛の間隔が1分から2分になると、有名な「ヒッヒッフー」という呼吸方法が取られます。短めに鼻から息を2回吸った後、口から眺めに息を吐き出します。
娩出の際
助産師や医師によってOKサインが出たらいきみます。目を瞑ると顔に力が入るので、必ず目を開けていきみます。実際のお産の場面では妊婦さんは陣痛の痛みやパニックで呼吸法を忘れてしまう方が多いようです。なので、旦那さんに立ち会ってもらえる場合は旦那さんに呼吸方法を勉強してもらい、一緒に呼吸法を行うことがおすすめです。
事前にラマーズ法を練習していても、本番では息が乱れてしまったという方も。練習も大切ですが、本番は何が起こるかわかりませんね。
ラマーズ法の歴史
ラマーズ法は1951年ごろに開拓された出産方法で、無痛分娩法として世界中で採用されています。ラマーズ法は自然分娩の一つです。日本では1960年代に紹介され、1978年に朝日新聞で紹介されたことから全国的な知名度を獲得しました。1990年代の半ばには医師たちからの理解が進み、ラマーズ法はお産では当たり前の存在になりました。
ラマーズ法の基本的に講習の服装は普段着で良いそうです。しかし、疑問に思ったら事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
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分娩室に入ってから呼吸方法を教わるという方やラマーズ法以外にも他の方法を採用している産院もあるので、皆さんそれぞれのようです。あまり心配しなくても大丈夫そうですね。
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