同性に一目惚れしてしまった人のその後の体験談

同性の彼女に一目惚れ。その後の体験談

「あの人素敵」そう思った時には恋に落ちています。

「これって運命!?」なんてロマンチックな気持ちはすぐに戸惑いに変わります。

同性に一目惚れした女性達のエピソードとその後をまとめました。

会えるだけで

寒い冬の早朝。

私は委員会の仕事をこなすべくマフラーに鼻をうずめながら最寄駅で電車を待っていました。

いつもよりも1時間も早いホームは人もまばらで、冬独特の澄んだ空気がただよっていたのを覚えています。

滑り込んできた電車に乗ろうと顔を上げた時、ちょうど出入り口の所に黒髪の女の人が立っているのに気付きました。

気だるげに手すりにもたれかかる彼女はとても華奢な身体つきをしていて、凜とした雰囲気をまとっており、私は呼吸を忘れて魅入ってしまいました。

電車のドアが開き、彼女の瞳が私を捉えた時、私は名前も知らないその人に恋をしました。

おそらく社会人であろう彼女との接点はなく、話しかけるわけにもいかないので、その日以来1時間早いその電車に乗って通学しています。

ですが彼女と会うことができるだけで、私の1日は幸せなのです。

普段は厳しい彼女の、本当の顔

営業部のT先輩は、机の上は整理整頓され、きっちりした性格から顧客の信頼も厚く、女だてらに時期部長だと言われるほどの実力の持ち主でした。

しかし、彼女は感情を表に出さず、冷静沈着に物事を判断し、いつも難しい顔をしているので皆から「冷血ロボット」と影であだ名をつけられていました。

ある日、私が取引先から頼まれていた見積もりをするために夜遅くまで残っており、もう帰ろうかと席を立った時です。

ちょうどT先輩が社内に戻ってきました。

一応挨拶をと思い、「お疲れ様です」と口にした瞬間、T先輩が足をとめ、私のカバンを凝視しました。

不思議に思い、視線をたどると、私のカバンについていたキャラクターのマスコットを見ていて、私はつい「このキャラクター好きなんですか?」と聞いてしまいました。

するとT先輩は頷いて、「むっちゃ好き。かわいいよなぁ」とにっこりと笑ったのです。

あの完璧なT先輩がキャラクターものの玩具が好きな事はもちろんですが、方言女子であった事。

笑ったらかわいい事などたくさんの発見をしたその一瞬で、私の心はT先輩の笑顔にわしづかみにされ、目の前がくらくらしました。

同性という事に悩んだ時期もあったけど、キャラクターの話題をきっかけに休日に一緒に遊びにいけるような関係になりました。

今はこの距離をどう縮めていくかを考えているところです。

運命的なときめき

「好きに理由はない」という話はよく聞きますが、一目惚れの体験談を見ると納得ですね。一瞬でひきこまれるような恋に翻弄されるのも楽しいものなのかもしれません。

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