専属神帝王神メルトリア篇 第二話「対談1 トア・メルトリア」

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小説家さん( 20代 ♀ )
2025/03/22 10:38(更新日時)

ー【トア視点 2月2日 メルトリア総本山(玉座)】ー
メルトリア「流石トア、才能やポテンシャルに関してはパトには敵わないですが、それでも貴方は天才よ、本当にね。」
トア「今更何を言うというのだ、母上、実力に関しては母上の方がまだ上だろう?」
メルトリア「いえ、リトアも言っていたけれど、現時点での世界最強はトア、貴方なのですよ、この光世界帝王神メルトリアが言うのです、貴方はもっと自分に誇りをもちなさい。」
トア「余の強さに誇りを?誇りなんて唯の自慢さ、母上、できて当たり前の事に誇りをもつバカなんていない、それと同じだ、昔は余も念願の1位にこだわり続けてばかりいたが、今の余は昔の無様な余には戻らないつもりだ、あんな事をしていた余が恨みがましいさ、あんなバカな事をしてまで序列2位に落ちぶれるなんて、母上も想像はしていたものの、それが本当になるとは、思いもしなかっただろう?」
メルトリア「恨むも憎むも勝手になさい、私はそれ程にまで貴方に関与するつもりはありませんから、ですがパトやメリアをも超える完全無欠の天才王トア、貴方に私は期待していますよ。」
トア「要件は終わりか、母上、余はこれから人質の様子を見にいく、余に関与するつもりがないなら極力余には関わらないのだろうな?母上?」
メルトリア「どうでしょう?母として家族としての立場で貴方達に関与することはありますが、帝王神として関与するのは帝王神として当然です、光や平和を好む光世界代表としてもね。」
トア「そうか、ならご勝手に、余も母上にわざわざ関与するつもりは一切ない、それに関与するとしても母上の時間を邪魔するだけだろう。」
メルトリア「そうですか、トアにとってこの時間は唯のつまらない時間だったでしょうが、私は貴方が思っている以上に期待していますよ、トア。」

トア(何だったんだ、あの時間は、母上も言っていたがこの時間は非常につまらない物だった、この余ですら母上の考えがわからないのだ、全く何を考えているのやら、興味こそはないが、知ってしまっては興がさめてしまうからな、それに暴こうとしても暴けない、写し子のような存在であるメリアなら少しはわかるだろうがわざわざ余の時間を使ってまで知ろうとは思わないからな、放っておくとするか)
リトア「次は私の番だな、トア、一体母上から何を聞いてきたのだ?」
トア「つまらない話だったさ、リトアも軽く受け流しておけ、余ですら理解できない母上の考え、実に興味深いがな。」
リトア「成程、その反応だとすればさほど興味を引く話ではなかったということか、かといって母上の話を軽く受け流しておくのは失礼だからな、バカな妹達が来る前に、そろそろ母上と落とし前をつけておかなければな、妹達も理解なんてできないだろう。」
トア「お前も酷い姉になった物だな、興味ないが。」
リトア「お前が言えないだろう、トア、お前は自分の野望を果たす為なら神体実験でも一家殺害でも何でもするだろう?」
トア「流石の余でもそれはしないが、リルルの【何かを犠牲にしなければ何かを守れない】という感性と同じように、余も【何かを犠牲にしなければ秘密は暴けない】と思っている、例えそれが自分一人でできるような物でもだ、リトアのような感性をもつ奴はわからないだろうがな。」
リトア「私も舐められた物だな、では行ってくるさ。」







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No.4265663 2025/03/22 10:38(スレ作成日時)

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