許されない愛をください

レス8 HIT数 233 あ+ あ-

修行中さん( 20代 ♀ )
2025/01/22 22:38(更新日時)

小説、はじめて書きます(///∇///)
感想やアドバイスなどをくれたら嬉しいです。多少、厳しい言葉でもokです。


切ない青春 をテーマに書きます。感動してくれたら嬉しい(*^¬^*)

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No.4216788 2025/01/12 00:03(スレ作成日時)

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No.1 2025/01/12 00:07
修行中さん0 ( 20代 ♀ )

綺麗にまとめられた黒髪に、今時の女子高生らしからぬ長いスカート。いつ見ても乱れないリボン。

「会長で、綺麗って勝ち組じゃん。」

廊下から聞こえてくる言葉は、私にとって、「「「重圧」」」。

No.2 2025/01/12 00:16
修行中さん0 ( 20代 ♀ )

>> 1 私は毎朝5時に起きている。起きて、着替えて、鏡の前で30分。「怜華、ご飯できましたよ、」なんて言われたら、リビングで朝食を食べる。そして、準備して家を出る。
そうしたら、学校イチでいつも通り来ることができる。

でも、この前寝坊して「鏡の前で30分」の工程を15分で済ませてしまったことがあった。髪は整えたが結ばない、スカートは少し短い。リボンは崩れてしまっていた。

No.3 2025/01/12 00:21
修行中さん0 ( 20代 ♀ )

>> 2 長い髪が肩についていたので、指導が入り親に連絡された。スカートくらい、許してほしいものだ。
第一、1cmしか違わないのだし、みんなもっと短いのだし。それなのに「水無月さん、今日は少し、雰囲気がちょっと,,,ねぇ?」なんて言われても。

,,,そんなこと考えることが無駄か。

No.4 2025/01/12 00:27
修行中さん0 ( 20代 ♀ )

「ぁん、水無月さん、、、」
「あ、すみません。考え事をしていて。もう一度話してくれますか?」

生徒会会計の田口遥さん。しっかりしていて、便りがいのある人。でも、態度があからさまなのは止めてほしい。私がミスすると、人一倍嫌な顔をする。

「会長らしくないですね。しっかりしてくださいよ。えっと、文化祭の予算案が,,,,,,」

No.5 2025/01/12 13:53
修行中さん0 ( 20代 ♀ )

>> 4 私らしいってどういうこと。

そう聞こうとして口をつむぐ。私は、とある大企業の社長の娘。だから、しっかりしなくちゃならない。必死に勉強して入ったこの学校も、私が身に付けた学力を持っているのは当然だった。だから私はみんなより頑張らなくてはならない。私がみんなと違うのはそれだけではなくて、令嬢だから、パーティーに参加しなくてはならないし、顔も知らない年上の婚約者がいるというところもだ。
気を使も生きにくいなあ。ただそれだけの毎日。


しかしそんな日々をぶち壊すヤツが現れた。

No.6 2025/01/12 14:19
修行中さん0 ( 20代 ♀ )

>> 5 「どーも、広島から来ました、卯月 晴でーす,,,。よろしくおなしゃーす,,,」

転校生がやってきたのだ。転入してくるには、お金をたくさん払うか超難しいテストを受けるしかないのだが,,,。どちらにしろ厄介だ。パパに怒られる。

―――とにかく学校では水無月の名を広めなさい
―――学年1位も取れないだとっ!?しょうがない、習い事を増やすか。

No.7 2025/01/22 22:20
修行中さん0 ( 20代 ♀ )

>> 6 しかもこんなやる気の無い人,,,!!信じられない,,,!
さらに私の隣の席っていう―――

中休みが始まった。勉強、勉強、勉強。となりでは卯月晴と女子たちが話している。
「へーっ!卯月くん転入テスト満点だったんだ!水無月さんより頭良いんじゃない?」
「ミナヅキサンがどんな人か分からんけど、皆のこと知りたい。晴でいーよ。」
チャラい。広島弁が少しって感じか。でも、転入テストが満点はあり得ない。6割とれただけですごいのに。勝てない。

No.8 2025/01/22 22:38
修行中さん0 ( 20代 ♀ )

>> 7
そう考えていると
「あ、貴女がミナヅキサン?よろしくねー。」
と卯月晴が話しかけてきた。それを女子たちは気まずそうに見ている。

「よろしくお願いします。それより、他の女の子の相手してあげたらどうですか。私なんかのより,,,。」
「おや、私なんかとは聞き捨てならんなあ,,,?しかも人を遊び人みたいに。」
「実際可愛い子しか周りにいないですし。」
「まあ、そうだね。俺の周りには可愛い子しか居ない。ミナヅキサンも、可愛いじゃん。」
「今勉強してるんですけど。」
「周りに誰も居ないから?不思議やね。俺の周りにはミナヅキサンはいるのに。それとも、バカだから?追い付けんから?どっちにしても、ミナヅキサンが自分の価値を分かっとらんね。頭、良いんでしょ。壁、つくらんくても良いんじゃない?」

何?ずけずけと人の心に入り込んできて。意味がわからない。

「やめて!!」

クラス中に怒声が響く。しんと静まり返った空気。最悪だ。

「ごめんなさい。早退すると、先生に伝えておいてください。」
「こっちも、ごめん。」

応えなかった。こたえたら、自分をもう抑えられなくなりそうだった。今まで貯まってきたイライラをあの人にぶつけてしまった。最低だ、私。

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