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主婦が離婚を決めたワケ

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ゆうか( ♀ XebKh )
21/07/11 22:56(更新日時)

主婦の私が離婚を決意し、その理由やそれからのことを書いていきたいと思います。
拙い文章ですが
読んでいただけたら嬉しいです。

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No.3320334 21/06/28 07:59(スレ作成日時)

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No.1 21/06/28 08:14
ゆうか ( ♀ XebKh )

私はゆうか。22才。独身。
カフェ勤務。
二つ上の彼氏がいる。
ごく普通の女子。

No.2 21/06/28 08:15
旅人さん2 ( ♂ )

もうすでに離婚されたのですか?
それともこれからなのですか?

  • << 7 ご覧いただきましてありがとうございます😃 離婚したかどうかはネタバレになりますので伏せておきます。すみません💦

No.3 21/06/28 08:16
ゆうか ( ♀ XebKh )

彼氏の名前は正太。しょうた
付き合って四年になる。
今は同棲中。
最近猫を飼い始めてうちには猫がいる。
この猫がものすごく可愛い!
名前はシルバー。

No.4 21/06/28 08:19
ゆうか ( ♀ XebKh )

猫はこのアパートでは飼ってはいけないことになっているけどばれずにいた。
でもある日、脱走した。
ベランダの網戸を自分で開けていなくなったのだ。
まだあのコは生後2ヶ月ほど。
ものすごく心配し、外に探しに出た。

No.5 21/06/28 08:25
ゆうか ( ♀ XebKh )

二時間ほど探してようやく見つけた。
一階の機械の間のスペースから声がしたので見ると、うちの猫シルバーだった。
私は抱いて部屋にもどった。

正太 
いた?よかったぁー!ゆうか、ちゃんと戸閉めた?
ゆうか
網戸が、少し開いてたから自分で開けたのかも…
正太
今まで無かったのに、絶対ゆうかが閉め忘れたんだって!
ゆうか
私かなぁ?閉めたと思うんだけどなぁ。

パシッ!
正太が私の頭を叩いた。
正太
ちゃんとシルバーに謝んな。
私は叩かれたことにびっくりした。
何で叩くの?
ゆうか
シルバ…ごめんね、怖かったね。
私はシルバを顔に抱き寄せ少し泣いた。
そして少しモヤモヤした。


No.6 21/06/28 13:33
ゆうか ( ♀ XebKh )

正太のお姉さんは、私たちが住んでいるアパートの隣のアパートに住んでいる。
住まいが近いので、たまにお姉さんのアパートに、正太と行っていた。
でも、私はいつも行きたくないのだ。

ある日またお姉さんの家に正太と訪れた。

家にはお姉さんの二人の子供がいる。
2人とも男の子で、下が生まれたばかりの赤ちゃん。
もう一人は小学一年になる男の子で名前はタクという。

正太
タクが小さいときから悪いことしたら、ベランダから足持ってよく吊り下げてたわ!そのたびにごめんなさいって泣いてた。

正太は得意げでよく話していた。

今考えると鳥肌たつが、そのときの私はふぅーんとしか考えてなかった。


No.7 21/06/28 18:21
ゆうか ( ♀ XebKh )

>> 2 もうすでに離婚されたのですか? それともこれからなのですか? ご覧いただきましてありがとうございます😃
離婚したかどうかはネタバレになりますので伏せておきます。すみません💦

No.8 21/06/28 18:34
ゆうか ( ♀ XebKh )

お姉さんの家につくと、お昼ごはんそうめんにしようといったので、手伝っていた。

ゆうか
そうめんて何分茹でるんですか?

お姉さん
えー、そうめんの茹で時間もわかんないの? 

聞いただけなんですけどねぇ、
そんな言い方しなくてもねえ。

心の声。

タクくんのズボンの裾上げをしていたお姉さん。

お姉さん
ゆうかちゃん、ズボンの裾上げできる?

ゆうか
えーと、やったことないです。

お姉さん
やったこと無いの?大丈夫か?そんなんで

と笑う。

タク
ゆうかそんなんも出来ないんだ。めっちゃバカじゃん!

ピキッ
こいつ!!

心の声

No.9 21/06/28 18:36
ゆうか ( ♀ XebKh )

そしてお姉さんと正太は、田舎の山奥で育って高校からこちらに降りてきたので、少し浮世絵離れというか、悪い人に憧れているふしがある。

ヤクザ映画などが大好きで、しゃべり方や言い回しも少しそちらに寄せているというか。

No.10 21/06/28 21:52
ゆうか ( ♀ XebKh )

お姉さん
タクがこの前車に轢かれそうになったから、おめえどこのもんじゃー!降りろやー!って言ってやった。
でもタクが自転車で飛び出したからタクも悪いんだけどね。


やっぱり、そういう発言は引くなぁ。

私は正太が誘ってきても、行くのをやめた。


正太
この前姉やんが、ゆうかちゃん乗り悪いよな。あたし、嫌われてるんかなぁ?
って言ってたよ。
もう少し付き合いできないの?

嫌いではないけど、仲良くしたくない相手?居心地も悪いし、タクくんもうるさいし!行くなら一人でいけよ!

心の声

No.11 21/06/29 17:38
ゆうか ( ♀ XebKh )

カフェの仕事は始めてもうすぐ一年になる。一応正社員だ。
今まで最長続いた仕事は2年。ホテルのフロントだ。
ここは早朝がきついのとお局がきついのダブルキツいで辞めた。

いらっしゃいませー。

ある日の出勤。

あ、あの人また来てる。

渋い感じの都会的な雰囲気の男性。年は…年上だろうな。
いくつだろう?

ここ最近、一人でよく夜の6時頃に来ている。


目が合った。

男性客
すみません!

ゆうか

はい!
ご注文は、お決まりでしょうか?

男性客
おつまみセット、飲み物はビールで。

ゆうか
おつまセットでビールですね。かしこまりました!少々お待ちくださいませ。

そう、私のカフェは夜のみお酒が飲めるのだ。


この人は、お酒をたくさん飲む。


No.12 21/06/29 17:45
ゆうか ( ♀ XebKh )

お客さんはいつもボックス席で一人で飲んでいるのだが、団体でお客さんが入った。

多分大学生くらいの合コンという感じだろうな。皆が少しよそよそしいからだ。

ゆうか
お客様、申し訳ないのですがカウンターにお席を移っていただいてもよろしいですか?

男性客
あ、いいよ!

お客さんはにこやかクールな感じでそう答えた。

ゆうか
あ、こちらでお持ちいたしますので…

男性客
いいよ、持っていくよ。


席にある品を持っていってくれた。


やさしい。。

No.13 21/06/29 22:44
ゆうか ( ♀ XebKh )

しばらくしてお店は一段落した。

私はカウンターのなかでレモンを切っていた。


男性客
いやー、今日はお客さん多いね!


あ、始めてちゃんとしゃべる。

ゆうか
そ、そうですね…


男性客
いつもなら静かに飲めたのになぁ。

ゆうか
すみません…


男性客
君、ここ長いの?

ゆうか
あ、もう一年になります。


男性客
そうか。。

お客さんはまたにこやかにこちらを見ている。少しトロンとしている。
酔っているんだろうな…

No.14 21/06/29 22:50
ゆうか ( ♀ XebKh )

次の日、土曜日。
私はまた勤務日だ。そして18時から。

出勤してしばらくして…

いらっしゃいませー。


あ、またあの人だ。


男性客
ここ、いいかな?

ゆうか
は、はい、どうぞ。

カウンターに座る。

ゆうか
き、今日はお仕事お休みですか?

男性客
そうだよ。

ゆうか
あ、おうちから近いんですか?ここ…

男性客
あぁ、歩きだと20分かな。

ゆうか
えっ?遠い!

男性客
そうかもな。今日は君に会いに来た。



えー!!??


No.15 21/06/29 22:58
ゆうか ( ♀ XebKh )

私は急に恥ずかしくなり、もうこの人と喋りたくないと思った。

しどろもどろして気まずいし、こんなストレートを交わせる技なんかもってねえよ!


私はカウンターに寄り付かずに、ずっと厨房の中の作業をしていた。

そして、たばこを吸いに外に出た。


はぁー。つかれた。足痛い。。


タバコ吸うんだな。

前を向くと、あの男性客が立っていた。


ものすごくびっくりした。

ゆうか
きゃー!!

男性客
そんなにびっくりしなくてもいいじゃねぇか。
タバコ、あげるよ。

そういうとお客さんは帰っていった。

家に帰って中を見ると、メモ書きみたいなのが入っていた。



No.16 21/06/30 22:34
ゆうか ( ♀ XebKh )

紙を開けると、綺麗な字で

お疲れ様。
君のことをもっと知りたい。

永井清志 ながいきよし

この文章とメールアドレスと携帯の番号が書かれていた。

君のことをもっと知りたいだって!ドラマじゃあるまいし…!

お風呂から上がり、麦茶を飲む。

正太は今日は夜勤で居ない。


はぁー。
君のことを知りたいか。。
私はあの人のことを知りたいの?


知りたいのかもしれない。。。

No.17 21/06/30 22:47
ゆうか ( ♀ XebKh )

次の日は休みだ。

朝になると正太が帰ってきた。私はまだベッドのなかにいた。

私はぼんやりと、薄目を開けていた。


服を脱ぎ捨てた正太がベッドに入ってきた。


私の服をまくり荒々しくせめてくる。


えっ? ちょっと待ってよ嫌だ! 

寝起きにされても気持ちよくなんて無い!

私はここ最近、何故か正太とするのが嫌になっていた。

でも付き合ってるし、嫌な思いをさせたくないから嫌々していた。
早く終われと思いながら。。
でもこの日は


ゆうか
やめて… やめてよ!!

正太はびっくりしたようだ。
でもすぐにプイッとしてパソコンのオンラインゲームをしに行った。


私は服を直し、また寝ようとした。

寝れない。

するとシルバーが私の頬にスリスリしてきた。

ゆうか
シルバー、ごはんいる?

シルバー
ニャー

シルバーは長い尻尾をピンと立てながらケージの中のお皿に、向かう。




No.18 21/06/30 22:49
ゆうか ( ♀ XebKh )

シルバーは、ごはんというフレーズを覚えていた。

ごはんとか、チーズとかすごく喜ぶのだ。


No.19 21/06/30 22:54
ゆうか ( ♀ XebKh )

猫は敏感だ。
飼い主や周りをよく見ている。

私はたまにだが正太と喧嘩をしている。

それを見てシルバーは正太を敵と思ったらしい。

シルバーが正太を見て、シャーッ!!
と言った。

その瞬間、正太はシルバーを片手でつかみ、壁に勢いよく投げつけたのだ。


ゆうか
やめてー!!
なにすんの!!

正太
……

次の日、私はシルバーを連れて実家に帰った。

No.20 21/06/30 23:01
ゆうか ( ♀ XebKh )


どうしたのよいきなり帰ってきて。それに猫なんか連れてきて。

ゆうか
うん。ちょっとね。


正太くんと、喧嘩でもした?


ゆうか
まあね。

夕方に姉が帰ってきた。
姉はシングルマザーで2才の娘がいる。


よ!久しぶり!
あらー!でも、猫はダメだわ!猫アレルギーだから!あっちやって!!

シルバーは、あれから人間不振になっていて、知らない場所に来たから目がすわっている。
緊張しているのだ。
私は撫でようとして、思いっきり手を噛まれた。

ゆうか
痛!!
手はジンジンし、じんわり血が滲んでいる。


No.21 21/07/01 22:57
ゆうか ( ♀ XebKh )

ここには長居できない…

そうだ、独り暮らしをしよう!

次の日、出勤だった私は帰りに某有名不動産屋に行こうと決心した。

出勤日。今日は朝から16時までのシフト。
あのお客さんは夜に来店するから今日は居合わせない。

仕事も終り、不動産屋に。
そして猫も飼えて良さそうな物件を何件か下見に行った。


トントン拍子に進み、私はドキドながら家路へと急ぐ。

あ、メールだ。


シルバーがウンチしてる!めっちゃ臭いから早く帰ってきて!

そんなに臭いならトイレに流してくれたらいいだけなのに…

出戻りの分際で…家に金もいれてないのに。むかつく!

心の声。


No.22 21/07/01 23:01
ゆうか ( ♀ XebKh )

着信が…

正太だ。

ゆうか
もしもし…


正太
いまどこにいるの?

ゆうか
実家だけど。

正太
帰ってこないの?

ゆうか
いや、無理だから。シルバーにあんなことして!
私の荷物、また取りに行くから。
じゃ、切るね。

相手の返事を遮るように電話を切った。

No.23 21/07/01 23:04
ゆうか ( ♀ XebKh )

晴れて私は新しい家に引っ越すことができた。

何にもない。

でもそれが新鮮!これから何を買ってどこに置いて…
とてもワクワクした!

とりあえず布団は実家からもってきたので、寝るには困らない。

もちろんシルバーもいる。
二人で新しい生活が始まる!

とても楽しみだ。

No.24 21/07/01 23:12
ゆうか ( ♀ XebKh )

正太の家に荷物を取りに行った。
私は合鍵を持っている。
駐車場に、正太の車があった。
いるのか…


私は階段を登りドアを開けた。
ガチャ

正太は相変わらずパソコンで、ゲームをしていた。
そして、全くこちらをみない。

私は自分の荷物を急いで袋に詰めた。

やはり、こちらを見ない。何を考えてるのか。


じゃあ、行くね。

正太


無視かよ…

でも、何も未練もない。
五年の月日には何だったんだろう。
あっけないね…

でもいいや!

私は晴れやかな気持ちだった。

No.25 21/07/01 23:15
ゆうか ( ♀ XebKh )

家に帰ると、ふと一人の顔が浮かんだ。

あの優しいキザ男、永野清志さんだ…

私は永野さんにメールをした。
当時はLINEなどなく、e-mailだ。


こんにちは。
カフェの従業員のゆうかといいます。

投げたからどう返してくる?

永野清志!

No.26 21/07/01 23:19
ゆうか ( ♀ XebKh )

間違いです。

永井清志でした。

No.27 21/07/02 23:24
ゆうか ( ♀ XebKh )

チャララーン♪

ドキドキしながらメールを見た。

永井
メールありがとう!
ずっと会わなかったよね。

ゆうか
はい、シフトが朝からだったので。
永井さんはカフェに来てくれてましたか?

永井
毎日来てたよ。でも君はいなかった。

って、えー!何て返せばいいんだ?

永井
君、彼氏はいるの?

ゆうか
いません。この間別れました。

永井
電話してもいいかい?

ゆうか
あ、私からかけてもいいですか?

永井
いいよ、番号教えて?

私は番号をメールした。
電話代がかかると気を使ってくれたのだ。


No.28 21/07/02 23:36
ゆうか ( ♀ XebKh )

電話が鳴った!わー!緊張する!

ゆうか
はい…もしもし

永井
おー、久しぶり!

それから私たちは一時間位、電話していた。

永井
今から会える?

今から?!
会えます…

ゆうか
はい、、大丈夫です。

永井
じゃ、迎えに行くから場所教えて?

ゆうか
あの!今から用意があるので、一時間ぐらいしたらでいいですか?

永井
あ、そうか。うん、大丈夫だよ!

電話を切った。

時間は夜9時。
さっとシャワーを浴びて、顔のマッサージをしてから、タバコを吸いながらメイク。

最近はバイオレットのマスカラにハマっている。

バサバサに塗ってジェルライナーで強めのアイメイク、そしてまたバイオレットのカラコンをつけた。
お気に入りだ。
神秘的な目の完成。

そしてモノトーンのワンピースにヒールを、はいて完了。。


No.29 21/07/02 23:40
ゆうか ( ♀ XebKh )

しばらくしてから電話が。
彼からだ。

ゆうか
はい、今から行きます!

どんな車だろう…
あれかな?あれ?軽なんだ。意外…

ゆうか
こんにちは…

彼は、車から降りてきて助手席のドアを開けてくれた。

え?こんなの初めてなんですけど…

なんだか、すごく恥ずかしくなった。

でも、私凄く大事に扱われてる?

No.30 21/07/02 23:45
ゆうか ( ♀ XebKh )

永井
こんな時間にごめんね。

ゆうか
い、いえ!大丈夫です!
永井さんこそ、明日お仕事ですよね?

永井
いや、まぁ大丈夫だよ!お腹すいてる?

ゆうか
あ、ご飯まだなんです。

永井
じゃ、何か食べいこうか。
何がいい?

ゆうか
なんでも…

この状況で、あれが食べたい!とか言う人っているのだろうか?

永井
よし、じゃあイタリアンいこうか。

ゆうか
あ、はい!

オシャレなお店についた。

No.31 21/07/03 22:47
ゆうか ( ♀ XebKh )

永井
ゆうかちゃん、お酒は?

ゆうか
あ、甘いのなら飲めます!じゃ、カシスオレンジいいですか?

永井
じゃ、俺はとりあえずビールだな。

まずは乾杯した。

永井
年齢聞くの忘れたよな。
ゆうかちゃん、何歳?

ゆうか
あ、22で今年23になります。

永井
いやー、若いねぇ!俺なんかもうオッサンだ。

ゆうか
え、何歳なんですか?

永井
38の歳だから、ゆうかちゃんとは15歳離れてるわ。

見えない。
38歳って私からしたらおじさんだけど、こんな若いおじさんは知らないわ…

それから私たちはお酒も手伝ってか、楽しい時間を過ごした。

彼はどんな私の話でもにこやかに聞いてくれた。
にこやかなんだが、どこか寂しげだ。

何故だろう?

永井
また次もデートしてくれるかい?

にこやかに、そしてキザに目を細めて言う。


ゆうか
はい、もちろんです!

そして私は、タクシーで帰り、永井さんは代行で帰っていった。




No.32 21/07/03 22:49
ゆうか ( ♀ XebKh )

永井さんと話をして分かったこと。

永井さんは現在彼女は居ない。

ホテルマンとして働いている。

若い頃はファンクラブもあり、イケメンだった。

実はバツ2で、最初の奥さんとの間に大きい子供が三人いる。

No.33 21/07/03 22:57
ゆうか ( ♀ XebKh )

私は永井さんにアプローチされていた。
付き合おうと。

答えはイエスだ。
でもまだ答えは出してはいない。

永井さんは経験豊富で話もおもしろく、私の同世代には無かった懐の広さがある。
あとは一番に、私を大切に扱ってくれる。
一人の女性として。

それに、前の彼氏みたいに私を絶対に叩いたりしない。
高校の時に付き合った人からも、切れたときに暴力を振るわれていた。

男の人はキレたら皆暴力とまではいかなくても、たたいたり、大声で怒鳴ったりしてくる。

そういうもんだと思っていた。

でも永井さんは違った。

No.34 21/07/03 23:01
ゆうか ( ♀ XebKh )

永井さんと電話で話していたときだ。
永井さん

今すぐ会いたい。今から迎えにいっていいかい?

ゆうか
今は…無理です。
明日は夕方までなので、それからなら大丈夫です。

永井
じゃぁ、明日俺がパスタ作るよ!
パスタでもいいかい?

ゆうか
はい!

永井
じゃぁ、君の家で作ってもいいかい?

ゆうか
はい、嬉しいです!

電話を切った。

ゆうか
え?!私の家?
これってまさか、お泊まり?

No.35 21/07/08 22:40
ゆうか ( ♀ XebKh )

次の日。

夕方まで仕事だった私は、帰りに雑貨屋でかわいいワイングラスを2つ買った。

ワインなんて飲めないけど、永井さんが飲むから付き合うか。



そして酒屋でワインも。
店員さんに聞いて、パスタに合うワイン。


そしてスーパーでサラダを作ろうと材料も買った。
大好きなキュウリ、あとレタスとプチトマト。
カマンベールチーズも買おう!
すごくわくわくしてきた。



No.36 21/07/08 22:46
ゆうか ( ♀ XebKh )

家に帰り、シャワーを浴びた。


お気に入りの香水をつける。
 
ピロピロピーン♪


メールだ!

永井
今から行きます!

ドキドキしてきた。

そしてピンポーン


永井さんだ!

ゆうか
あ、いらっしゃい。

永井
やあ、今日もかわいいね。

私は赤くなり、

ゆうか
やめてください!
どうぞ…

そして初めて男性を家に入れた。


永井
さて、じゃ、作るからゆうかちゃんは座っ
てテレビでもみててよ。

ゆうか
え、手伝いますって!

永井
いいから。今日は俺が作りたいんだ。

私は引き下がり、適当にバラエティ番組をつけた。だが頭に入らない!



No.37 21/07/11 22:36
ゆうか ( ♀ XebKh )

私はチラチラと後ろにあるキッチンを見ていた。
彼はゆっくりだが料理をしてくれている。

すごいな。男性に料理をしてもらったって昔チャーハンとかインスタントラーメンくらいだ。

とにかくテレビが頭に入らない。

永井

できたよ。おまたせ。

美味しそうな料理の数々‥
パスタにサラダにお肉料理。

私はあわてて冷蔵庫にいれてあったワインを出した。


ゆうか
あの、これ…

永井
え、これゆうかちゃんが用意してくれていたの?

ゆうか
あ、はい、一応店員さんに聞いたので美味しいと思います。

永井
じゃぁ俺開けるね。

ゆうか
あ、、私あけます!

私はよく仕事でワインをあけていた。ソムリエナイフというワインやシャンパンを開けるナイフで。

そして乾杯!

私にだって、得意なことあるんだよ!

そういうところを見せたかった。
だって、料理もしてくれて、見せ場ないじゃない。

No.38 21/07/11 22:43
ゆうか ( ♀ XebKh )

料理はすごく美味しい。

永井
イタリアンの巨匠、この人の本を見て作ったんだよ。

永井さんて、、すごく…なんていうのかな。マメだなぁ。

ゆうか
永井さんて、女性に怒ったこととかあるんですか?

永井
あるよー。

ゆうか
えー!全然想像できない!
永井さん優しいんでぇー。

私はワインなんか飲んで気持ちよくなっていた。
渋味があって舌に乗せるとドロッとしてて。
ワインの味なんかわかんないけど。
多分ずっとわかんないけど。

でもフワフワしてきもいいい。
タバコを吸うと更に酔いが回る。

宙を舞っているようだ。

No.39 21/07/11 22:47
ゆうか ( ♀ XebKh )

料理を食べるより、ワインを飲んでいた。空きっ腹に飲んだからか酔いが早い。

私達はそのまま一夜を過ごした。

朝 

カーテンをちゃんと閉めてなかったためか光が差し込み、それで起きた。

隣には、永井さんが寝ていた。

私はドラマのように布団を覗き込む。

私は全裸だ。
そして永井さんも。

なんとなく昨日のことが甦る。

そう。私達はいたしたのだ。

No.40 21/07/11 22:56
ゆうか ( ♀ XebKh )

布団の中の、足元にはシルバーもいた。
喉がグルグルいっているのが聞こえた。

私は起きてバスルームで着替え、シルバーにごはんをあげた。

永井
おはよう。

彼はにっこり微笑む。

ゆうか
おはよう。。

永井さんは仕事にいった。
私は夜からのシフトだ。
ゴロゴロしていた。

私たち、ただやっただけ?
それとも、つきあったの?

なんとも、ざわざわした心を抱えていた。

フラれていもふってもいない。
でも何か駄目なことをした気持ちになった。

なぜ??

ピロリロリーン♪

メールだ。
あ、永井さんだ!


永井
昨日は最高の日だった。つきあってくれるかい?

うわ!キザすぎ!

ゆうか
はい、お願いします!




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