メシウマな話
友人と2人で友人の奥さんの不倫を暴いて追い詰めた話を淡々と綴っていく
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反撃開始編
友人の退院後の日曜日
この日は友人母の誕生日と友人の復帰祝いも兼ねて両家の親を自宅に招いての食事
もちろん奥さんも子供も
奥さんは朝からるんるん
これから地獄を見るとも知らずに
しかし子供にこの地獄絵図を見せるわけにはいかないので、サプライズという名目で遊園地のチケットを子供、両母分の3枚用意した
程なくして両家の親到着
この時私と女は例のファミレスに待機
やがて宴は始まり、和気あいあいとした雰囲気
奥さん母「子供ちゃんおおきくなったわねー」
友人母「ほーんと。なんでこんなかわいい子が息子の子供なのかしら」
友人母、ありえない事を口走る
そこはせめて本当の子供だと信じたい
続きです
おしゃべりな両母と子供がいなくなり部屋の中は急に静かになる
私と女はその様子をファミレスで聞いていた
友人と両父は仕事の話や家の家庭菜園の話などで静かに盛り上がっていた
ふと奥さんが
奥さん「ん?なにこれ」
やばい!盗聴用の送信機がバレたか!?
奥さん「だれ?この名刺の人」
ソファに挟まっていたらしい1枚の名刺を眺めながら奥さんが友人に問いただす
友人「あ、あー、それ…。知り合いの弁護士」
おいおい!聞いてないぞそんな事!!
奥さん「弁護士さん?なんで弁護士の名刺なんか持ってるの?」
友人「ん、んーと…あれ、あれだよ。あっそうだ、久しぶりに会った友達だったから、今何してるのか聞いたらその名刺もらっちゃって」
へたくそ!ばかじゃねえのこいつ!!
奥さん「ふーん…学校の頃の友達?」
友人「そ、そうそう💦」
奥さん「そんな友達いたんだーふーん」
少し違和感を持たれつつもなんとか切り抜けられたようだ…
ヒヤヒヤさせんなよ
友人LINE「聞いてるか?こっちはいつでもいいぞ」
舞台は整った
私「ふーーーーっ
よし!行くか」
女「はい。くれぐれも怒鳴らないように」
私「わかってます。あなたは手筈通りに。1時間後ぐらいで」
女「1時間後ですね。わかりました」
私「もう我慢することありませんから。好きにやっちゃってください」
そう女に告げると私は店を出て車で友人宅へと向かった
長かった…ここまで
文字に起こしてみると淡々と進んでるようだが、成果の得られない日も何日もあった
時には徹夜でブサ男宅を張り込んだ日もあった
疲れがたまって仕事で取り返しのつかない大惨事になりかけたこともあった
そんな事を考えながら運転しているともう友人宅の目の前だった
友人「おー 来てくれたか。まあ上がれ」
私「おー」
リビングへと通されるとそこにはガタイのいい白髪の男と七三分けの紳士風の男が座っていた
どっちが友人父であるか一目でわかった自分が急におかしくなって緊張が少しだけほぐれた
友人「父ちゃん、こいつ、ほら昔からの付き合いの」
友人父「え?あーあー。私君か!」
なんかミョーにテンションが高い
アルコールが入ってるようだ
さっきまでのあの静かさはなんだったのか
友人父「いつも世話になってるね。ありがとう!バンバン!!」
めっちゃいたい…
奥さん父「まーまー1杯どうですか」
私「いえ。車ですので」
奥さん父「おやそうですか。残念。おーい、私君にお茶差し上げろ」
奥さん「いま用意してるから」
奥さん父「すみませんね気の利かない娘で」
私「いえいえとんでもないです。急に押しかけてしまって申し訳ないです。あ、奥さん。よかったらこれ皆さんで召し上がってください」
私は事前に買っておいたお菓子を奥さんに渡す
唐突にカマをかけることで奥さんのアドリブの力を試す意味もあったこの発言に
奥さん「そこってあそこのコンビニ?ちょくちょく行きますよー?近所ですからね」
私「やっぱり奥さんだったんですね。2、3度しか会ったことなかったから間違いだったら恥ずかしくて声かけれなくて」
奥さん「えーっなんかショックー…覚えててくれてないなんて…」
…ここキャバクラなの?あなたキャバ嬢なの?
私「私もよく行くんですよあのコンビニ。しかしビックリしましたよー。奥さんデカい車乗ってるんですね?」ニヤリ
奥さん父「お前、免許なんかいつ取ったんだ?」
私「赤のデカいワンボックスでしたよねー?あの車好きなんですよー私」
奥さん「あー…あれ、…友達の…車なの」
友人「友達って?ケイコちゃんか?」
奥さん「ううん。めぐみ。ほら、旦那さんが車好きなんで」
私「あ、すみません白でした。赤じゃなくて」
友人父「!!!!!」
奥さん父「!!!!」
奥さん「浮気って……?誰が?」
私「奥さんがです」
奥さん「あたしが?誰と?」
私「その白のワンボックスの車の人です。あの人はどう見ても男の人ですよ。あなたがその助手席に乗り込んだ所を私は見てしまいました」
奥さん「は?友達の車乗っちゃいけないの?」
私「だったらなんでめぐみなんて嘘つくんです?
え?あー…めぐみさんの旦那さんですか!あれ」
奥さん「そう!めぐみの旦那!」
私「そんなわけないですよね?」
奥さん「なんでそんな事言えるの?だいたいなんであなたが」
私「いいですか奥さん。あなたの浮気のせいでこいつは苦しんで苦しんで、ストレスで病気になり、入院、手術までしたんですよ?友達としてそんなのほっとけるわけないじゃないですか!」
友人父「ちょ、ちょちょっと待ってくれ。何が何だかわからん。そのめぐみは一体誰なんだ?」
そこじゃない
このオヤジ……やはり親子か
私「めぐみさんは関係ありません。おそらく車の話で思い当たる人物が咄嗟に出たんでしょう。
さて、話を戻します」
友人「じゃあお前は浮気なんかしてないって言うんだな?」
奥さん「してないよー…
そんな風に思われてたなんて…
信用なかったんだねあたし…」
このクソ女
いけしゃあしゃあと
どの口が言うとんねん
ここで友人が
友人「じゃあこれは?」
スッ
奥さんとブサ男が仲良く腕組みしてる写真である
奥さん「!!ちょっ!なんでこれ持ってるの!?あたしの携帯見た!!??」
友人「悪いが見させてもらった。この男は誰だ?」
友人父と奥さん父も一緒に写真を覗き込む
奥さん「ちょっと!見ないでよ!ただの友達だって言ってんじゃん!
ふざけて撮っただけ!」
私「……奥さん?よく考えてくださいよ。これだけだと思いますか?この写真を持ってるということは奥さんの携帯を見たという事で、奥さんの携帯を見たという事は他にも色々見てるという事ですよ?」
奥さん「だって…だって…
あたし…怪しいことなんかしてないもん…」グスッ
私「そうですか。認めて頂けないのでしたら次はこれをご覧下さい」
私が合図すると友人は例のLINEのスクショを出した
友人「これはどう言い訳する?」
私「これ…相手の名前Tってなってますけど?誰ですかこの人」
そのスクショを見た奥さん父が
みるみると酒が抜けたような顔で言い放つ
奥さん父「お、お前は…」
奥さん「違うもん…
そんなんじゃないもん…………」
奥さんは泣いているようだが涙は一滴も見られない
私「凄いですね奥さん。女性の友達とこんな会話するなんて」
LINEの文章は
『今日は楽しかった』
『次はいつ会える?』
『まちどおしいよお😢』
『なんなら今からまたする?えへっ♥』
『テキトーに家抜けて来るからへいきだよー』
など他人から見たら殺意の湧くような内容
友人「どうなんだ?本当に違うのか?」
友人父「私も聞きたい。確かに人の携帯を見るのはダメな事だがそれとこれとは話が違う」
私「奥さん。皆さん聞きたいみたいですよ?話してあげたらどうです?」
奥さん「ほんとに違うの。
友達と『こんな恋愛できたらいいな』って恋愛ごっこみたいなことしてただけ………」
私「……こう言っておられますが
皆さん、これで納得できた方」
場は静まりかえっていた
私は場の雰囲気にいささか戸惑っていたがこうなることは分かっていた事
そして更なる追い打ちをかける
私「こういうのもありましてね」
私は女が送ってくれたブサ男の携帯のLINEを披露した
LINEの文章は
『はやく逢いたい』
『今度〜のホテル行こう』
『愛してる♡♥』
『ちゅ〜♥』
など他人から見たら八つ裂きにしてやりたい内容
友人父「これ、は…」
奥さん父「…………どうしてなんだ
なんでこんな事…
仲良く幸せに暮らしてると思っていたのに………」
ここで奥さんが突然開き直る
奥さん「なによさっきから。友達っていっても信じてくれないし理由話しても信じてくれない。これ以上説明できないよ!なんならこのLINEした友達呼ぶ?そしたら信じてくれるの!?」
友人「呼べるんなら呼んでくれ。その人に詳しく聞きたい」
奥さん「もーーーっっっ💢
信じてよーっ!誤解なんだってー!」
友人父「まあ落ち着きなさい」
奥さん父「お前が…お前が…」
いかん
荒れてきた
何とかしないと
ふと時計を見た
もうすぐ1時間が経過する
という事は
そんなカオスな現場
ここで場を制したのは友人ではなく
奥さん父だった
奥さん父「………。座れ」
さっきまで酔っていた人物とは思えない程の冷静さとドスの効いた低い声
奥さん父「お前も家庭を持つ大人の女なら感情に任せて喚き散らすのはやめろ。本当に違うと言うのなら誠意を持って接してみろ」
さすが年の功と言うべきか
あの騒がしい空気が一瞬にして静かになった
奥さん「……だから、何度も言ってるように、ただ、友達と、」
奥さん父「それの相手は男性なのか?」
奥さん「……………」
奥さん父「そうなんだな。どんな友達なんだ?」
奥さん「…あんまり、よく知らない、の………。グループ、LINEに誘われて、会ったのも、1回、だけで、…」
この後に及んでまだこんなことをいう
私「でもですね奥さん、ふざけてたって言いますけどどうやったらこんな不愉快なLINEができるんですか?そもそも既婚女性が男性とこんなやり取りする時点でおかしいですよ?」
奥さん「なによっ!結婚してたら男と喋っちゃいけないっての!?」
私「そうは言いませんけどもっと節操というものをですね」
奥さん「ねえっ!あたしこの人きらいっ!」
その時
ピンポーーーーーーーーン♬︎
続きです
私「どうでしたか?女さん」
女「いえ…あんまり……」
私「そうですか。よく頑張りましたね。あとは任せてください」
そんな会話をヒソヒソとやっていると
ブサ男「あなた、誰ですか?」
奥さん父よりももっと低い声でブサ男が呟く
私「はじめまして近藤さん。わざわざ来てくださってありがとうございます。なんで呼ばれたかはもうお分かりでしょう?」
ブサ男「?なんのことだか分かりません。なんか女からは浮気を疑われてるみたいですけど」
私「……。ま、ま、とにかくお上がりください。リビングでお話ししましょう」
バタン
ブサ男と女を招き入れドアを閉める
これからですよ?近藤ブサ男さん…?
玄関の脇にあったスリッパを2人分並べてブサ男と女に促す
女はブサ男の脱いだ靴と自分の靴を丁寧に揃え軽く会釈をしてブサ男の後に続いた
やがてブサ男はリビングのドアに手をかける
私「あれ?よくここがリビングだってわかりましたね?前にも来たことあるんですか?」メガネクイッ
ブサ男「し、知らないよ!あなたが案内してくれないから勝手に開けようとしただけじゃないですかっ!」
私「ははっ。冗談ですよ冗談。さあ皆さんお待ちかねですよ」
ガチャッ
リビングのドアが開けられ、中にいた一同が一斉にブサ男の方を見る
ブサ男は一瞬奥さんを見たように見えたが、次の瞬間ブサ男の視線は友人へと移っていた
私にはブサ男のその『悟られちゃまずい』という葛藤が手に取るようにわかった
私「近藤さん。こちら私の友人の御家族の皆さんです。訳あって息子さんとお母さんはここにはいらっしゃいませんが」
ブサ男「はあ…」
私「奥さん。こちら近藤さんとその婚約者の女さんです」
ここで奥さんの反応を伺う
が、別段変わった様子は見受けられない
これまでの奥さんの行動から多少なりとも何らかの反応があると思ったんだが…
やはり婚約者がいたということを承知だったのか?
父親2人はこの近藤と紹介された人物が何者なのか薄々検討は着いていたようだ
友人はというと、今にもブサ男を殴りかからんとする形相
頼むからあと少しだけ待ってくれ
私「さてさて、近藤さん。
こちらの御家族の方々にはもうすべてお話しております」
ブサ男「なにをですか?」
私「あなたと奥さんの浮気をですよ」
ブサ男「知りませんねえ」
私「まあ、そう来るでしょうね。なんせバレたら一巻の終わりでしょうから。でもね、近藤さん。
あなたと奥さんのLINEはもう全部ここにいる人達が見てるんです。ほら、この仲良さそうに撮ってる写真なんかも。
それでも奥さんは認めようとはしませんが」
奥さん「この写真撮った時って周りに他にも友達いたよね!?ねっ?」
ブサ男「ああ。いた。記念に2人で撮っただけだ」
女「あらあら。仲がいいのねお互いかばいあって」
私「では奥さんに聞きます
奥さんあなた、いつか鹿児島に友達に会いにいくと称して家を開けたことがありましたよね?」
奥さん「…行きましたけど」
私「本当はどこに行ったんですか?」
奥さん「あっ!!!!」
奥さん父「これ…お前の声だよな?」
私「まあまあ、しばらく聞いてみましょうよ」
私は一旦止めておいたボイレコの再生ボタンを再び押す
?『うおおおお!久しぶり!どうしてた!?』
?『それがねー、もう大変だったのよー。旦那が入院しちゃってー』
?『らしいね。今日は?大丈夫なの?』
?『もうー♡えっちぃ♥』
?『てか朝から爆発しそうなんだよ』
?『あんまりゆっくりする時間ないんだなあ…』
?『ちょっとだけ…!ちょっとだけいいたろ?』
ブサ男性欲MAX作戦大成功!!
?『えー…だめだよ今日はぁー。もうすぐ子供帰ってきちゃうし。ほら、もうすぐまたあそこ、鹿児島旅行行くし。その時までっ♡ねっ?』
?『へっへっへっ。あの夜燃えたよなあ。』
ここで一旦音声を止める
私「近藤さん。これ、奥さんとあなたの声ですよね?」
私「さあどうします?近藤さん。奥さん」
ブサ男「違う。俺の声じゃない。こんなもんまでねつ造してあんたら一体どういうつもりなんだ?名誉毀損だぞこれ!」
奥さん「あたしも知らない!」
奥さん父「お前というやつは……!
自分の旦那が病気で入院してる時に他の男と逢い引きなどを…!」
私「そうですよ奥さん。私はあなたという人間を心底軽蔑します。
自分の旦那の心配より浮気相手との旅行の心配ですか?最低です」
奥さん「証拠は!?これがあたしたちだっていう証拠!!」
再生ボタンカチャッ
奥さん『ああああっ!♥おおきいっ!おおきいよおおっ!
んっ!んっ!んんんんっっ!!』
ブサ男『ハァハァ…』
奥さん『きもちいいいいっっ!♡ああんっ♥
ねえっ うしろっ…からっ!うしろからしてぇぇえええっっ!!』
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