メシウマな話
友人と2人で友人の奥さんの不倫を暴いて追い詰めた話を淡々と綴っていく
タグ
私「さあどうします?近藤さん。奥さん」
ブサ男「違う。俺の声じゃない。こんなもんまでねつ造してあんたら一体どういうつもりなんだ?名誉毀損だぞこれ!」
奥さん「あたしも知らない!」
奥さん父「お前というやつは……!
自分の旦那が病気で入院してる時に他の男と逢い引きなどを…!」
私「そうですよ奥さん。私はあなたという人間を心底軽蔑します。
自分の旦那の心配より浮気相手との旅行の心配ですか?最低です」
奥さん「証拠は!?これがあたしたちだっていう証拠!!」
再生ボタンカチャッ
奥さん『ああああっ!♥おおきいっ!おおきいよおおっ!
んっ!んっ!んんんんっっ!!』
ブサ男『ハァハァ…』
奥さん『きもちいいいいっっ!♡ああんっ♥
ねえっ うしろっ…からっ!うしろからしてぇぇえええっっ!!』
奥さん「あっ!!!!」
奥さん父「これ…お前の声だよな?」
私「まあまあ、しばらく聞いてみましょうよ」
私は一旦止めておいたボイレコの再生ボタンを再び押す
?『うおおおお!久しぶり!どうしてた!?』
?『それがねー、もう大変だったのよー。旦那が入院しちゃってー』
?『らしいね。今日は?大丈夫なの?』
?『もうー♡えっちぃ♥』
?『てか朝から爆発しそうなんだよ』
?『あんまりゆっくりする時間ないんだなあ…』
?『ちょっとだけ…!ちょっとだけいいたろ?』
ブサ男性欲MAX作戦大成功!!
?『えー…だめだよ今日はぁー。もうすぐ子供帰ってきちゃうし。ほら、もうすぐまたあそこ、鹿児島旅行行くし。その時までっ♡ねっ?』
?『へっへっへっ。あの夜燃えたよなあ。』
ここで一旦音声を止める
私「近藤さん。これ、奥さんとあなたの声ですよね?」
父親2人はこの近藤と紹介された人物が何者なのか薄々検討は着いていたようだ
友人はというと、今にもブサ男を殴りかからんとする形相
頼むからあと少しだけ待ってくれ
私「さてさて、近藤さん。
こちらの御家族の方々にはもうすべてお話しております」
ブサ男「なにをですか?」
私「あなたと奥さんの浮気をですよ」
ブサ男「知りませんねえ」
私「まあ、そう来るでしょうね。なんせバレたら一巻の終わりでしょうから。でもね、近藤さん。
あなたと奥さんのLINEはもう全部ここにいる人達が見てるんです。ほら、この仲良さそうに撮ってる写真なんかも。
それでも奥さんは認めようとはしませんが」
奥さん「この写真撮った時って周りに他にも友達いたよね!?ねっ?」
ブサ男「ああ。いた。記念に2人で撮っただけだ」
女「あらあら。仲がいいのねお互いかばいあって」
私「では奥さんに聞きます
奥さんあなた、いつか鹿児島に友達に会いにいくと称して家を開けたことがありましたよね?」
奥さん「…行きましたけど」
私「本当はどこに行ったんですか?」
玄関の脇にあったスリッパを2人分並べてブサ男と女に促す
女はブサ男の脱いだ靴と自分の靴を丁寧に揃え軽く会釈をしてブサ男の後に続いた
やがてブサ男はリビングのドアに手をかける
私「あれ?よくここがリビングだってわかりましたね?前にも来たことあるんですか?」メガネクイッ
ブサ男「し、知らないよ!あなたが案内してくれないから勝手に開けようとしただけじゃないですかっ!」
私「ははっ。冗談ですよ冗談。さあ皆さんお待ちかねですよ」
ガチャッ
リビングのドアが開けられ、中にいた一同が一斉にブサ男の方を見る
ブサ男は一瞬奥さんを見たように見えたが、次の瞬間ブサ男の視線は友人へと移っていた
私にはブサ男のその『悟られちゃまずい』という葛藤が手に取るようにわかった
私「近藤さん。こちら私の友人の御家族の皆さんです。訳あって息子さんとお母さんはここにはいらっしゃいませんが」
ブサ男「はあ…」
私「奥さん。こちら近藤さんとその婚約者の女さんです」
ここで奥さんの反応を伺う
が、別段変わった様子は見受けられない
これまでの奥さんの行動から多少なりとも何らかの反応があると思ったんだが…
やはり婚約者がいたということを承知だったのか?
続きです
私「どうでしたか?女さん」
女「いえ…あんまり……」
私「そうですか。よく頑張りましたね。あとは任せてください」
そんな会話をヒソヒソとやっていると
ブサ男「あなた、誰ですか?」
奥さん父よりももっと低い声でブサ男が呟く
私「はじめまして近藤さん。わざわざ来てくださってありがとうございます。なんで呼ばれたかはもうお分かりでしょう?」
ブサ男「?なんのことだか分かりません。なんか女からは浮気を疑われてるみたいですけど」
私「……。ま、ま、とにかくお上がりください。リビングでお話ししましょう」
バタン
ブサ男と女を招き入れドアを閉める
これからですよ?近藤ブサ男さん…?
そんなカオスな現場
ここで場を制したのは友人ではなく
奥さん父だった
奥さん父「………。座れ」
さっきまで酔っていた人物とは思えない程の冷静さとドスの効いた低い声
奥さん父「お前も家庭を持つ大人の女なら感情に任せて喚き散らすのはやめろ。本当に違うと言うのなら誠意を持って接してみろ」
さすが年の功と言うべきか
あの騒がしい空気が一瞬にして静かになった
奥さん「……だから、何度も言ってるように、ただ、友達と、」
奥さん父「それの相手は男性なのか?」
奥さん「……………」
奥さん父「そうなんだな。どんな友達なんだ?」
奥さん「…あんまり、よく知らない、の………。グループ、LINEに誘われて、会ったのも、1回、だけで、…」
この後に及んでまだこんなことをいう
私「でもですね奥さん、ふざけてたって言いますけどどうやったらこんな不愉快なLINEができるんですか?そもそも既婚女性が男性とこんなやり取りする時点でおかしいですよ?」
奥さん「なによっ!結婚してたら男と喋っちゃいけないっての!?」
私「そうは言いませんけどもっと節操というものをですね」
奥さん「ねえっ!あたしこの人きらいっ!」
その時
ピンポーーーーーーーーン♬︎
私は場の雰囲気にいささか戸惑っていたがこうなることは分かっていた事
そして更なる追い打ちをかける
私「こういうのもありましてね」
私は女が送ってくれたブサ男の携帯のLINEを披露した
LINEの文章は
『はやく逢いたい』
『今度〜のホテル行こう』
『愛してる♡♥』
『ちゅ〜♥』
など他人から見たら八つ裂きにしてやりたい内容
友人父「これ、は…」
奥さん父「…………どうしてなんだ
なんでこんな事…
仲良く幸せに暮らしてると思っていたのに………」
ここで奥さんが突然開き直る
奥さん「なによさっきから。友達っていっても信じてくれないし理由話しても信じてくれない。これ以上説明できないよ!なんならこのLINEした友達呼ぶ?そしたら信じてくれるの!?」
友人「呼べるんなら呼んでくれ。その人に詳しく聞きたい」
奥さん「もーーーっっっ💢
信じてよーっ!誤解なんだってー!」
友人父「まあ落ち着きなさい」
奥さん父「お前が…お前が…」
いかん
荒れてきた
何とかしないと
ふと時計を見た
もうすぐ1時間が経過する
という事は
私が合図すると友人は例のLINEのスクショを出した
友人「これはどう言い訳する?」
私「これ…相手の名前Tってなってますけど?誰ですかこの人」
そのスクショを見た奥さん父が
みるみると酒が抜けたような顔で言い放つ
奥さん父「お、お前は…」
奥さん「違うもん…
そんなんじゃないもん…………」
奥さんは泣いているようだが涙は一滴も見られない
私「凄いですね奥さん。女性の友達とこんな会話するなんて」
LINEの文章は
『今日は楽しかった』
『次はいつ会える?』
『まちどおしいよお😢』
『なんなら今からまたする?えへっ♥』
『テキトーに家抜けて来るからへいきだよー』
など他人から見たら殺意の湧くような内容
友人「どうなんだ?本当に違うのか?」
友人父「私も聞きたい。確かに人の携帯を見るのはダメな事だがそれとこれとは話が違う」
私「奥さん。皆さん聞きたいみたいですよ?話してあげたらどうです?」
奥さん「ほんとに違うの。
友達と『こんな恋愛できたらいいな』って恋愛ごっこみたいなことしてただけ………」
私「……こう言っておられますが
皆さん、これで納得できた方」
場は静まりかえっていた
友人「じゃあお前は浮気なんかしてないって言うんだな?」
奥さん「してないよー…
そんな風に思われてたなんて…
信用なかったんだねあたし…」
このクソ女
いけしゃあしゃあと
どの口が言うとんねん
ここで友人が
友人「じゃあこれは?」
スッ
奥さんとブサ男が仲良く腕組みしてる写真である
奥さん「!!ちょっ!なんでこれ持ってるの!?あたしの携帯見た!!??」
友人「悪いが見させてもらった。この男は誰だ?」
友人父と奥さん父も一緒に写真を覗き込む
奥さん「ちょっと!見ないでよ!ただの友達だって言ってんじゃん!
ふざけて撮っただけ!」
私「……奥さん?よく考えてくださいよ。これだけだと思いますか?この写真を持ってるということは奥さんの携帯を見たという事で、奥さんの携帯を見たという事は他にも色々見てるという事ですよ?」
奥さん「だって…だって…
あたし…怪しいことなんかしてないもん…」グスッ
私「そうですか。認めて頂けないのでしたら次はこれをご覧下さい」
友人父「!!!!!」
奥さん父「!!!!」
奥さん「浮気って……?誰が?」
私「奥さんがです」
奥さん「あたしが?誰と?」
私「その白のワンボックスの車の人です。あの人はどう見ても男の人ですよ。あなたがその助手席に乗り込んだ所を私は見てしまいました」
奥さん「は?友達の車乗っちゃいけないの?」
私「だったらなんでめぐみなんて嘘つくんです?
え?あー…めぐみさんの旦那さんですか!あれ」
奥さん「そう!めぐみの旦那!」
私「そんなわけないですよね?」
奥さん「なんでそんな事言えるの?だいたいなんであなたが」
私「いいですか奥さん。あなたの浮気のせいでこいつは苦しんで苦しんで、ストレスで病気になり、入院、手術までしたんですよ?友達としてそんなのほっとけるわけないじゃないですか!」
友人父「ちょ、ちょちょっと待ってくれ。何が何だかわからん。そのめぐみは一体誰なんだ?」
そこじゃない
このオヤジ……やはり親子か
私「めぐみさんは関係ありません。おそらく車の話で思い当たる人物が咄嗟に出たんでしょう。
さて、話を戻します」
唐突にカマをかけることで奥さんのアドリブの力を試す意味もあったこの発言に
奥さん「そこってあそこのコンビニ?ちょくちょく行きますよー?近所ですからね」
私「やっぱり奥さんだったんですね。2、3度しか会ったことなかったから間違いだったら恥ずかしくて声かけれなくて」
奥さん「えーっなんかショックー…覚えててくれてないなんて…」
…ここキャバクラなの?あなたキャバ嬢なの?
私「私もよく行くんですよあのコンビニ。しかしビックリしましたよー。奥さんデカい車乗ってるんですね?」ニヤリ
奥さん父「お前、免許なんかいつ取ったんだ?」
私「赤のデカいワンボックスでしたよねー?あの車好きなんですよー私」
奥さん「あー…あれ、…友達の…車なの」
友人「友達って?ケイコちゃんか?」
奥さん「ううん。めぐみ。ほら、旦那さんが車好きなんで」
私「あ、すみません白でした。赤じゃなくて」
友人「おー 来てくれたか。まあ上がれ」
私「おー」
リビングへと通されるとそこにはガタイのいい白髪の男と七三分けの紳士風の男が座っていた
どっちが友人父であるか一目でわかった自分が急におかしくなって緊張が少しだけほぐれた
友人「父ちゃん、こいつ、ほら昔からの付き合いの」
友人父「え?あーあー。私君か!」
なんかミョーにテンションが高い
アルコールが入ってるようだ
さっきまでのあの静かさはなんだったのか
友人父「いつも世話になってるね。ありがとう!バンバン!!」
めっちゃいたい…
奥さん父「まーまー1杯どうですか」
私「いえ。車ですので」
奥さん父「おやそうですか。残念。おーい、私君にお茶差し上げろ」
奥さん「いま用意してるから」
奥さん父「すみませんね気の利かない娘で」
私「いえいえとんでもないです。急に押しかけてしまって申し訳ないです。あ、奥さん。よかったらこれ皆さんで召し上がってください」
私は事前に買っておいたお菓子を奥さんに渡す
友人LINE「聞いてるか?こっちはいつでもいいぞ」
舞台は整った
私「ふーーーーっ
よし!行くか」
女「はい。くれぐれも怒鳴らないように」
私「わかってます。あなたは手筈通りに。1時間後ぐらいで」
女「1時間後ですね。わかりました」
私「もう我慢することありませんから。好きにやっちゃってください」
そう女に告げると私は店を出て車で友人宅へと向かった
長かった…ここまで
文字に起こしてみると淡々と進んでるようだが、成果の得られない日も何日もあった
時には徹夜でブサ男宅を張り込んだ日もあった
疲れがたまって仕事で取り返しのつかない大惨事になりかけたこともあった
そんな事を考えながら運転しているともう友人宅の目の前だった
続きです
おしゃべりな両母と子供がいなくなり部屋の中は急に静かになる
私と女はその様子をファミレスで聞いていた
友人と両父は仕事の話や家の家庭菜園の話などで静かに盛り上がっていた
ふと奥さんが
奥さん「ん?なにこれ」
やばい!盗聴用の送信機がバレたか!?
奥さん「だれ?この名刺の人」
ソファに挟まっていたらしい1枚の名刺を眺めながら奥さんが友人に問いただす
友人「あ、あー、それ…。知り合いの弁護士」
おいおい!聞いてないぞそんな事!!
奥さん「弁護士さん?なんで弁護士の名刺なんか持ってるの?」
友人「ん、んーと…あれ、あれだよ。あっそうだ、久しぶりに会った友達だったから、今何してるのか聞いたらその名刺もらっちゃって」
へたくそ!ばかじゃねえのこいつ!!
奥さん「ふーん…学校の頃の友達?」
友人「そ、そうそう💦」
奥さん「そんな友達いたんだーふーん」
少し違和感を持たれつつもなんとか切り抜けられたようだ…
ヒヤヒヤさせんなよ
反撃開始編
友人の退院後の日曜日
この日は友人母の誕生日と友人の復帰祝いも兼ねて両家の親を自宅に招いての食事
もちろん奥さんも子供も
奥さんは朝からるんるん
これから地獄を見るとも知らずに
しかし子供にこの地獄絵図を見せるわけにはいかないので、サプライズという名目で遊園地のチケットを子供、両母分の3枚用意した
程なくして両家の親到着
この時私と女は例のファミレスに待機
やがて宴は始まり、和気あいあいとした雰囲気
奥さん母「子供ちゃんおおきくなったわねー」
友人母「ほーんと。なんでこんなかわいい子が息子の子供なのかしら」
友人母、ありえない事を口走る
そこはせめて本当の子供だと信じたい
友人はただ下を向き、あるいは悔しそうに、あるいは悲しそうに小刻みに震えながらテーブルの下でギュッと拳を握りしめていた
私は女に2人の証拠写真やLINEを見せている間、そんな友人をやるせない気持ちで見ていた
私(やばいな…これ以上刺激しないようになんとか話を進めないと)
という私の思惑をあざ笑うように女が言う
女「でもこれだけだとただの仲のいい友達ともとれますよね?本人達からそう言われた時にこれ証拠になります?」
私(………。頭のいい女性だ。しかしここであの音声を聞かせるのはさすがにまずい。何より友人が壊れてしまう。でもナイスなフリだ!)
私「そうなんです。でもクロは確定なんです。しかし証拠に乏しい。そこであなたに協力をお願いしたい」
女「…浮気?」
私「はい。たぶん1年前か半年前ぐらいから」
女「…まさか。あの人そんな事できませんよ?全然女っ気ないんですから」
私「私も友人も奥さんの事をそういう風に思ってましたよ。そんな事できるわけがないって」
女「え?なにか証拠でもあるんですか?あの人が浮気したっていう」
私「はいあります。2人の仲良しLINEも、イチャイチャ写真も。なんならここでは言えないような証拠もあります」
女「言えない?」
私「人がいる所では見せられないという意味です。おわかりですね?」
女「そんなものどうやって」
私「盗聴です。と言っても友人宅でです。
昼間に、旦那も子供もいない家にあなたの彼を呼んで
近藤さんは水曜日か金曜日がお休みみたいですね。約10日に1回そのどちらかの曜日に会ってたようです」
女「…!!」
店内に入り、友人の待つ席へと女を案内する
再び知らない男がいた事にさらに女はギョッとしたようだった
私「さ、どうぞ、おかけになって下さい」
女はしぶしぶといった感じでボックス席の私と友人の反対側の席に腰を下ろす
友人「はじめまして」
私「ご紹介します。私の友人です。今回お話する内容には彼が深く関わってて、どうしても友人抜きでは話せない事なんです」
女「………はあ」
女はうつむきつつ上目遣いで友人を見ている
私「では早速本題に入らせてもらいます
失礼ですが、近藤さんとはどういったご関係で?」
女「……ただの知り合いです」
私「それはおかしいですね。今日近藤さんは留守のはずです。ただの知り合いの留守宅に勝手に入るんですか?合鍵まで持って?」
女「…………」
私「すみません。別に尋問するつもりはないんです。もしあなたが彼と生活を共にしているんだったらこれはあなたにも大切なお話なんです。どうか本当の事を教えてください」
女「…それは………どういうことです?」
私「どうなんですか?」
女「……………………………………婚約者です」
日曜日
朝9時にファミレス集合
友人は家には会社に忘れ物して取りに行ったついでに書類まとめてくると言って出てきたらしい
2人でドリンクバーを注文し、戦の前のひと時の安らぎを嗜む
日曜日の朝ということもあり客足はまばらだ
友人「俺は全然緊張してないけどお前大丈夫か?」
この男、嘘つきである
朝の時間帯を過ぎお昼に差しかかる
女はまだ出てこない
友人がお昼をご馳走してくれた
こいつに奢ってもらうなんて何年ぶりだ?
私はありがたく生姜焼き定食を注文した
豚のロース肉としょうがのなんとも言えない二重奏が飢えたお腹を満たしていく
そして最後のお味噌汁を飲み終わると同時ぐらいだっただろうか
女がなんと外から帰ってきた
友人「なにをする?」
私「ブサ男の彼女に協力してもらう」
友人「!?」
私「もちろん全てを内緒にしておいて泳がせて欲しいという承諾は取る。彼女の協力があれば事は飛躍的に進む。例えば前もってブサ男の仕事の休みがわかってたらこっちも動きやすい」
友人「…それで?」
私「まずブサ男と彼女の関係。次にブサ男の両親の連絡先」
友人「そんなうまいこといくのか?女はそんなこと知ったらその場で発狂してブサ男に突撃するぞ」
私「だから賭けなんだよ。このままじゃ何も動かないまま時間が過ぎていく。お前もつらいだろ?」
友人「…。
わかったよお前の言う通りにするよ」
私「大丈夫。絶対うまいことやってみせるから
その時はお前も同行しろよ?」
友人「OK」
私「で、どうやって呼び出すかだが」
幸いブサ男は日曜日は仕事説が濃厚だったので、次の日曜日にあのファミレスで彼女が出てくるのを待つことにした
翌日、尾行結果を事細かに友人に報告する
なんとあの本屋は奥さんが結婚前にバイトしてた本屋らしい
友人「すげえな。一日でここまでわかったのか。お前に任せて正解だったよ。任せついでに申し訳ないけど俺はこれからなにをしたらいい?」
私「そうだな…もしかしたらブサ男がお前の顔を知ってる可能性もあるから下手に動かない方がいいな。家にまで上がり込んでるわけだから写真とか見てるかもしれないし」
友人「なるほど」
私「できるなら奥さんの携帯のデータが欲しい。LINEとかをお前の携帯の写メで撮ってきてくれてもいいぞ。できるか?」
友人「うーん…難しいかも。あいつ携帯離さないからな。ロックナンバーは子供の誕生日だってことは知ってるけど」
私「おお!?ナイスナイス!ロックナンバーが一番のネックだったけど知ってるならOK!あとは奥さんが寝てる時にそっと盗むとか風呂入ってる時とか。頑張ってなんとかしろ」
車中でコーヒーを飲みながら待機してると男の車がホテルから出てきた
ゲッ!やべっ!こっちに向かって来る!!
下を向いてスマホをいじるフリしながら通り過ぎる車の男の顔を確認
?なんだ?
そんなに…いや、むしろブサイク
なんであんなのと…
しばらく走って朝待ち合わせしてたコンビニで奥さんを下ろすブサイク男
2人は笑顔で手を振りあってバイバイしたようだ
くそー今に見てろよ!このままブサイク尾行してやる!
20分ぐらい尾行して着いた先は
ある大型書店
なんだよ…また買い物かよ…
と思いながらまた待機
しかし1時間経っても一向に出てくる気配はない
そういえばなんか妙なとこに車停めてたな…ちょっと店の中まで行ってみるか…
店内に入るといきなりブサイク男がいた
なんか店員と話してる
よし 近くで聞いてみよう
【注】リアリティを出すために生々しい描写が含まれてます
不快な方は御遠慮下さい
ガチャッ(玄関を開ける音)
奥さん「ドウゾ アガッテー」
?「………オジャマシマーース」
それはくぐもった男の声
足音はリビングに移動
いきなり
奥さん「………はっ…………んっ………」
チュパチュパチュパ…………
奥さん「…んっ♡はあむ♡………んっんっ♡」
5分ぐらい続いただろうか…
次第に奥さんの声は荒々しさを増していく
やがて
ソファのギシギシ音と共に
パンパンパンパンパン!
奥さん「………いっ!………きいっ!!
大きい!!んっ♡きもちい!!!!!!♡♡」
途中、所々で男がなにか言ってるようだが声が低すぎて聞き取れない
奥さん「ねえっ!♡後ろ………後ろから!」
友人はここでボイレコを止めて吐いたようだ
黒………真っ黒………
紛れもない浮気
しかも自分の家で
友人の勘は当たっていた
本日はここまで
また次回
一日目
何もなし
掃除機の音、テレビの音
二日目
何もなし
かすかな鼻歌、扉を閉める音、パタパタとスリッパの音
三日目
なし
四日目
突然キャーッという叫び!
その直後パリーン!!
どうやらお皿が割れたようだ
五日目、六日目、七日目…
特に何も無く時は流れた
友人は仕事中に前日の録音を早送りで聞いているらしい
ほぼ無音の時間の方が長いだろうに
十日目、十一日目、十二日目…
何もない…
1回だけ客が来たみたいだったが知り合いの近所のおばさんで、小一時間お茶しておばさんは帰っていった
私「やっぱり思い過ごしなんだわ」
友人「うーん…そうなのかなあ」
しかし!
諦めていた二十二日目
それは起こった
つぶやき掲示板のスレ一覧
日常のつぶやきはこちらで。日々の中で感じた事をポツリとつぶやいてみませんか❓
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
性的な目で見られる2レス 118HIT 常連さん (♂)
-
少子化0レス 81HIT 匿名さん
-
ね?5レス 175HIT 匿名さん
-
ミクルのトラウマから解放されました0レス 151HIT 通りすがりさん
-
味方なんていないのに2レス 144HIT 匿名さん
-
なつの独り言
彼(夫) ほぼ毎朝、8〜9時に起きてきて 朝食食べて テレビを観なが…(なつ)
161レス 8147HIT なつ -
ぽつり №3️⃣
晴れたので窓を開けた🌞 いつもと逆の方向を 一生懸命見ながら …(ピノ)
116レス 1949HIT ピノ (50代 ♀) -
ドラマ・ゴーストヤンキー感想
45度ってその時代流行ってたサングラスのことっすね🕶 菊りんの掛…(匿名さん)
7レス 131HIT 匿名さん -
。*4月*。5月*。
幸せを 感じたい*。 (匿名さん0)
273レス 2616HIT 匿名さん -
蜻蛉の眼鏡は水色眼鏡③
うんうん 住んでたもんね🎶 いま、こちらにはお姉さんがいらっし…(aya)
278レス 7265HIT 塩辛蜻蛉 (♂)
-
-
-
閲覧専用
おっさん劇場、違法賭博‼️2レス 109HIT 檄❗王道劇場です
-
閲覧専用
つぶやく〜っ1レス 89HIT 匿名さん
-
閲覧専用
おっさん劇場、怪奇現象に悩む‼️6レス 191HIT 檄❗王道劇場です
-
閲覧専用
おっさん劇場、沖縄の皆さんツナミ逃げて‼️7レス 195HIT 檄❗王道劇場です
-
閲覧専用
HALの春🌱🌷🌱53レス 1057HIT おしゃべり好きさん (♀) 名必 年性必
-
閲覧専用
つぶやき
彼奴は神でも何でも無いけども、人が神としてる。 彼奴は人の言う神…(Abtkey)
500レス 3715HIT Abtkey (♂) -
閲覧専用
ぽつり №2️⃣
あらーっ?そうなの?て、これで満レスになっちゃったーー😢😢😢.お終い(トド君)
500レス 10733HIT ピノ (40代 ♀) -
閲覧専用
おっさん劇場、怪奇現象に悩む‼️
仲良しパンダ3さん 犯人にお金を騙し取られました劇場でした✨🙋。…(檄❗王道劇場です)
6レス 191HIT 檄❗王道劇場です -
閲覧専用
おっさん劇場、違法賭博‼️
聖人君子劇場でした✨🙋。 突っ込みありがとうございます劇場です✨…(檄❗王道劇場です)
2レス 109HIT 檄❗王道劇場です -
閲覧専用
つぶやく〜っ
コカコーラのCM ビンから美味しそうに 飲んでる 「…(匿名さん0)
1レス 89HIT 匿名さん
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
🍀語りあかそうの里🍀1️⃣0️⃣
アザーズ🫡 ここは楽しくな〜んでも話せる「憩いの場所🍀」となっており〜ま〜す🤗 日頃の事…
359レス 3213HIT 理沙 (50代 女性 ) 名必 年性必 -
母親の誕生日プレゼント何が良い?
来週の金曜日は私の母親の誕生日です、誕生日なので母親の好きな物や欲しい物をプレゼントしよう、と思った…
30レス 445HIT 張俊 (10代 男性 ) -
親が会社に挨拶、、
私はシングルマザーなのですが、子供2人が同時にインフルとコロナになり、会社に迷惑かけました。 社長…
13レス 404HIT おしゃべり好きさん ( 女性 ) -
高熱だと知り長時間放置
先日、私が高熱が出た時の話です。 彼は、彼と一緒に過ごした日が風邪の原因だと、何回も謝って…
13レス 446HIT 社会人さん (20代 女性 ) -
彼氏と分かり合えない。納得できない
親を大事にしない人嫌いって言われました。 私はただ連絡を取りたくないから疎遠になっただけ。 …
85レス 2414HIT おしゃべり好きさん (30代 女性 ) -
がんばっても何も言ってもらえない会社
仕事でがんばっても、成果をだしても、結果をだしても何も言ってもらえない。 がんばってるね、ありがと…
11レス 292HIT 気になるさん - もっと見る