自殺直前日記

嗚呼、僕が自殺するのは、目の前にいる架空の男達の所作によるものだ。

などの戯言で自殺を合理化する男の浅はかさ。ノートに二人の容貌を書き記す。

よおく見てみろこの手前。実際するか？実際するなら手前の頭は重症だ。手遅れだと死に去らせ。

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１日は長い。退屈で、偏屈で、窮屈で……このやうなことは私にとっては羨望の対象ではあるが（だってそれは平穏なのでしょう？)

生きることの辛苦に辟易して、今一時も存在たくないと、

絶えねば絶えね玉の尾と

そのやうな心境も、明日死ぬとなると
１日は短く、愛惜しい。



サラリー子

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A子の場合

（雄大な空を見上げて)なんて美しいんでしょう。私の悩みなんてちっぽけなものね。生きるって素晴らしい。

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>> 3 Bの場合

（同じく雄大な空を見上げて)

…………………………………。………………。

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俺は実は優れている人間なのだ。だって昔はそうだったじゃあないか。

と語るは昔々の武勇伝？過去の栄光？

月日は記憶を薄め、もはや何が幸せだったのかは露知らず。幸せの余韻は皆無。

覚えてないことに対してどうして確信を持つことが出来ようか。

結果。過去は存在しない。本当は、という自分は存在しない。現状の自分だけが本当の自分だと。

ああ、やっぱり駄目な人間だったのね。とほほ。


炎つきお

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人の悪口を云うものは…と心で息巻く小心者。己の過失を見過ごし何を大それたことを云うのか。己の理想はパーだ。なんだかんだと仲良くしてるではないか。一番の哀れものは手前だ。人を批判する魂胆は見え見えだ。要は手前の護身に必死なのだろう。正義を語りその者らに従う弱者。自分の便宜が正義の偽善者。


炎つきおが炎つきおに宛てた手紙

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炎つきお様

私は貴方に似ているのかもしれません。卑屈で、根暗で、理屈っぽくて…このやうな類いの人間が、一番敬遠されるのです。

でも、取り敢えずお愛想笑いが出きて、きちんとした返事が出来れば、他人から好かれることはなくても、嫌われることはありません



サラリー子

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>> 7 お悩み掲示板の投稿より



あの…ああもう死なねばならぬとの…あの強迫観念が…私は強迫観念だとは微塵も思ってないけど…その時は

生きることの苦しさが、全てを忘れてしまいたくて、生きていることを忘れてしまいたくて

仕事中は１日中自問自答して、かつてないほどの不幸の余韻に浸り

黙って、感情を表面には出さず

ただ一人、この不幸をとくと味わい、堪能して、

今なら死ねると。今なら死ねると思い
ながら、

日々を淡々と生きている処遇です

笑顔は、忘れました

感情の高ぶりも、忘れました

私はどのやうに生きたらよいのでせう

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>> 8 炎つきお

wwwwww

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