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私という人生 (自己満日記)

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名無し
18/08/28 08:50(更新日時)

私にとっての幸せは、皆の笑顔だった。
その上にしか得られないものだと。
皆を笑わす為に、ふざけて、誰よりもよく笑った。
家族に心配をかけない、安心させることが目標でもあった。
夫に愛情が無くなっても、新しい家族の為にはそんな事で家庭を壊してしまおうという選択肢は私には無かった。
皆、こんなものなんだから。
結婚なんてこんなもの。
子どもが産まれたんだから、私の人生はそれで終わったも同然。残りの人生は、次の世代の子ども為達の為に陰で支えるものだと思っていた。それが、母だと。

彼に出会うまではね。

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No.2699211　18/08/26 01:28(スレ作成日時)

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No.1 18/08/26 01:41
名無し0

私の母は、「ヤクザの娘」だ。
おじいちゃんは身体中に刺青があり、
日本酒の熱燗が大好物。
魚釣りも大好きで、釣った魚をおばあちゃんが台所ではなく、勝手口の外の流しで、鱗をガリガリと取っている様子を私はよく目にした。
子どもが大好きで、私なんかもよく膝に座らせて貰って、熱燗の甘い匂いと、頼り甲斐のあるおじいちゃんの大きな体に包まれて、焼き魚を食べさせてもらったりしたものです。
おじいちゃんの家には、組の人間が沢山入る広い畳の部屋があって、そこには、
仏壇と、古い鎧が飾ってあり、鎧の前には3本の刀が大事そうに置いてあった。
仏壇には曾お祖父さんお祖母さんの写真と、母の兄、おじいちゃんからしたら長男の写真も置かれていた。

No.2 18/08/27 09:24
名無し

母のお兄さんが亡くなったのは、6歳。
ヤクザの親分してた私の祖父が、おつとめ中の事だった。
「何か土産はいらんか」と息子に手紙を書いたそうで、返事は「本が読みたい」とあったので、祖父は両手いっぱいに本の入った袋を下げて帰宅したのだけど、
拘留中に既に息子は、悪くなった物を食べて食中毒で亡くなっていて、祖父はその遺骨を泣きながらバリボリ食べてしまったそうです。「俺の身体に入れてしまう」と言って。

祖母は、ヤクザの妻として最高だったと私の母は言っていた。
いまから60年以上前の話だけど、祖母は食堂を経営していて、今では認められなくなったが、危険な注射を打ちながらハイテンションでその食堂を切り盛りし、大繁盛していたらしい。
リポD的に注射打ってた祖母(笑)

No.3 18/08/28 08:50
名無し

母は、4人兄妹の2番目に産まれた。
お兄さんはめちゃくちゃ可愛がってくれたらしいです。
兄が亡くなった後、妹、弟が産まれた。
祖父が大好きだった祖母は、
誰よりも祖父から可愛がられていた母を
次第に憎み始めたらしいです。
手伝いは全て母がやらされ、ご飯は1番美味しい所は全部下の2人にあげて、
母は残りカスのような食事ばかりで
抜かれる事も多かったとの事。
ご飯の中に、噛み終わったガムが入っていた事もあったらしい。
母はその仕返しに、雑巾を絞った水で、
祖母の味噌汁を作った事もあった。
恐ろしいわ……(笑)

妹は天真爛漫に育ち、嫉妬に狂う姉から
いつもボコボコにされたみたい。
弟は、シスコンに育った(笑)