注目の話題: 中学生で一人暮らし; いじめなのか本当に息子が悪いのか; 🍀語りあかそうの里🍀1️⃣0️⃣

それぞれの夢

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LUCA（ ♀ z6MXnb ）
18/07/18 00:32(更新日時)

-あの日、君に出会ってから俺の毎日は変わった-

「ちょっと倫太郎！いつまで寝てんの？！部活行くよ！」
放課後の教室で寝ていると、同じクラスの五十嵐夏樹が声を掛けてきた。
「もうそんな時間か。今準備するわ。」
「また夜遅くまでデザイン考えてたの？」
「まあな。文化祭、結構近いし。」
俺と夏樹は手芸部に入っている。1年の時に教室で絵を描いていたら、いきなり夏樹が「手芸部でデザイナーしてくれない？！」と言ってきたのがきっかけだ。最初は渋々承諾したものの、今となってはなんだかんだ楽しかったりする。

部室に行くと、部室仲間の城ヶ崎美智瑠と瀬戸口健太がもう作業を始めていた。
「遅いぞー！早く作業しろよー」と健太が言った。
今、手芸部では演劇部が文化祭で使う劇の衣装を作っているのだ。
文化祭までそんなに時間がないため、皆焦っている。

いつもの場所でいつもの仲間と作業をする。
これは、これから先も変わらず、いつも通りの毎日が過ぎていくのだとそう思っていた。