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♂†放課後女装倶楽部†♀

レス3 HIT数 1075 あ+ あ-

作家
18/03/12 08:05(更新日時)

あらすじ

ここ新星学園のプレハブの片隅にあるひと知れずちいさな倶楽部がある。
放課後女装倶楽部と呼ばれる女の装いをモットーとする部活。
ただし部長は男装好きな女生徒愛河皐月。
男性部員は他に四人。
三年の青海はるか、如月まこと。
二年の羽村薫、千歳夏樹。
女生徒ひとりと男子生徒四人はいまかいまかと新入部員がおとずれるのを待っていた。
部室には官能女装雑誌『クロスドレッシング B&G』が並んでいた……。
女装と女性好きな男子生徒または女装好きな女子生徒が今日も放課後の倶楽部をおとずれる。
男装女装と男子女子と性差を超えた淫らな物語かもしれない。

No.2614239 18/03/11 15:09(スレ作成日時)

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No.1 18/03/11 15:29
作家0 

新年度を迎えたここ新星学園の女生徒愛河皐月。
さらりと伸びた髪、オーソドックスな赤のスカーフや深い青のセーラー服、目鼻立ちはそこらのティーンアイドルにも劣らない美しい少女。歳は今年で十八を迎えるがまだ先。クラスや校内でも一目置かれる彼女だが校内のほとんどは誰も彼女の知られない嗜好がある。
放課後の校舎裏にある古いプレハブ。扉は歴史あるも重ねてか少々ぎこちなく開きその上には古びた木の看板のなかにこうある。
『放課後女装倶楽部』
女装、つまり女の装いをモットーとしたクラブだが例外的にこの部の部長は女生徒がなる。
部室をたずねる者は顧問以外はほとんどいなので皐月はほぼ自分ひとりしか入らない女生徒専用の奥の更衣室に入り制服を脱いでいきキャミソール、ブラジャー、パンティと脱いでいく。
はあ、やっと戻れる。
ロッカーを開けるとそこには白いカッターシャツ、黒い学生ズボン、詰襟がありロッカーの中段に置いたまだ新品同様のシャツ、下着はどうしようかブリーフかトランクス。トランクスかな。
足に通しいかにもやぼったいトランクスに足を通し太腿の辺りはパンティとちがい締め付けはなく開放感があった。
「ん……たまらないな」
ふと声音が男子生徒のように少し低いアルトボイスになりながら自らを抱くようにする。
もし誰かが見ていたらトランクスを着けた変態美少女と思うにちがいない。ブラジャーを外された胸に同じく中段に置いた白い布を巻きつける。いまどきなかなか見ない光景だろう。
「ブラジャーみたいに可愛い柄があればいいけど」
しょせん胸を巻くさらしに時代性や需要を求めてもしかたなく十八歳と程よく発育した胸をちいさく見せるには工夫がいる。脇から肉を寄せゆっくり押しつけさらしの中に包めば胸板がある男子生徒並みだろうか。
「一年の時はさほどなかったのにな」
後はカッターシャツを身につけボタンをひとつひとつ止めていきズボンを履く。詰襟を着けたらいいのだがショートカットではない髪を器用に巻いていき頭の後ろでまとめる。
皐月はロッカーに付けられた鏡に自らを映す。宝塚歌劇のような男装に見劣りするが充分に満足だ。
更衣室を出るとまだ彼らは来てないらしい。新入生に目移りしてるのか。椅子に腰掛け普段なら閉じる足も男装だと気兼ねなしに開いたり机の上にのせれる。
本棚からある一冊の本を手にした。

No.2 18/03/11 16:04
作家 

クロスドレッシング B&G。
一見名称だけはおしゃれなファッション雑誌のようだが実際はA5判の教科書に似たサイズだが内容はまるでちがう。
主に女装者、といっても誤解ないよういえば彼らいや彼女たちは女装者ではあるがあくまで恋愛や性的対象者は同性ではなく女性というれっきとした異性である。ゆえにLGBTや性同一性障害とは異なるふつうの恋愛や異性を相手と求めているふつうの女装者である(ややこしい……)。
だけどきれい……。
素直な皐月の気持ちである。文字通り誰も彼もが美醜は若干のちがいはあるが女装者の美しさはフォーマルやカジュアルな服装はもとより彼女たちの美しさは男性なのに女性のランジェリーを身につけるあり得ない美しいのにいびつなアブノーマルな姿にある。
見た目は清楚や妖艶、時に自分たちと変わらない学生(ぽい)の姿なのに頁をめくれば女性のランジェリーを身に纏う姿。なかにはホルモン注射をし胸があるものがいるがそれをしてないモデルもいる。
「ん……透さん……」
中性的な姿で充分に男性としても通じるが女装歴が浅いのか女性の姿形をしていても男性らしさがある。
モデルの名は本田透。担当編集は二ノ宮早紀と巻末に記してある。
「ん……」
吐息のように息が詰まり詰襟とシャツの内にありさらしに締め付けた胸がちいさくわずかに胸式呼吸をするが本人にしかわからない。
そっとズボンの下に手が入りトランクスの上から湿り始めた丘を弄る。自然声が漏れる。
「ん……ンン……」
目の前の本田透の姿はそんな彼女を知らないだろう。いまは何をしているのか……。
異性装を好む人たちの半生や人生はあまり語られることは少ない。聞くところによるとひっそりとごくごく日常にあふれまぎれているからもし近所や通りがかっても気づかないだろう。
「と、透……透様……」
男装のまま女装の透に彼女は憧れる。トランクスの下の男性の睾丸や性器があたるであろう布地は愛液が指に絡む。
ハアハア、と興奮してくる。唇から唾液がそっと垂れる。
透が雑誌のなかで絡んでいるのはかつてはAV女優だったらしい女性。膝まずいて柔らかい唇を若い男性器に手で愛撫し唇や舌につける。
フェラチオしたい。
再びハアハアと呼吸が荒くなる。指はぐっと陰部に入り若い茂みは汗で濡れていた。
その時扉が無造作に開かれた。

No.3 18/03/12 08:05
作家 

なんだ、キミたちか。
入ってきたのは二年の羽村薫、千歳夏樹だが彼らも驚いたようだ。
薫が皐月を咎める。
「先輩こそ部室で男装オナニーですか?知らない人が見たら驚きますよ」
「キミたちを驚かせるつもりはない」
口調から皐月はすでにオトコのようだ。夏樹は顔が真っ赤でまだ慣れないらしくもとがおとなしいかもしれない。
着替えてきます、とふたりは男子生徒用の女装更衣室に入る。
やれやれ、透様。邪魔が入ったわ……。
ふたりが着替え終わり出てきても皐月はまだオナニーをしていた。
「先輩……」
夏樹はキャミソールにミニスカ、薫はオーソドックスなセーラー服と女装としては標準的な感じ。下着ももちろん女性用に替えてある。
「可愛くなったじゃないか。夏樹はセーラー服が好きだな」
「いえ……」
「制服好きかもね」
からかうように薫が言うと夏樹はうつむく。
特にこの部活はなにをするわけでもない男装や女装して放課後の一時を過ごすのだが、皐月のオナニー癖は二年生は慣れない。
「相変わらず本田透さんが好きなのね」
薫は普段から女性のショートカットに近く女装してもボーイッシュ。対して夏樹はいつもおとなしい。セーラー服を身につけどきどきしながら落ち着かない。
ただ時々部室の外に出ては“謎の美少女”がいるらしいと学校の七不思議や都市伝説に数えられているとかいないとか。
「いいじゃない。男装してえっちしてみたいじゃない……」
「いつもしてるくせに」
薫は呟き夏樹に同意を求め彼いや彼女は頷く。あれは一年ほど前か。
なんでも放課後女装倶楽部という聞き慣れない部活があると聞きプレハブをおとずれたが目の前にいたのは男子生徒のではなく、男装女子生徒のオナニーだった。
その後異性装に興味があったふたりはあれよあれよと女装させられ成りゆきを含め入部した。
皐月は蕩けた瞳と薄く赤い頬で甘く言う。
「あとで可愛がってあげるさ……」
「やだ……」
オトコであるはずの夏樹の方が照れる始末。目の前でオナニーをさせられ制服の下はシンプルながら女子高生らしいランジェリーに包まれて興奮はある。
「それよりあのふたりはどうした……?」
皐月と同じ三年の先輩たちである。
「さあ、新入生の物色じゃない?」
来るかどうかもわからない新入部員である。薫はパソコンを動かした。

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