私は欠陥品

みんなが普通に出来ることが、私には出来ません。

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目立たないようにしても誰よりも目立ってしまう。

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足を引っ張ってしまいすいません。


頑張ってやったつもりなんですが…。

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初めて会った人には


「えっ？絵里さんって天然なの？」


ほぼ言われます。


最初の頃は天然で済まされて笑われるだけだからいいけど…何度も続くとね…。


仏の顔…。

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なんで私はこんなことも出来ないんだろう。

自問自答の日々。


出来れば誰とも関わりたくない。


だって人をイラつかせるのだけは天下一品なんだから。

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だけど…こんな私が、人を好きになってしまいました。

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やっと話せたとしても、いつもの癖の


「すいません…。」


が無意識のうちに出てしまい会話が止まってしまい解散。

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ダメな私…。

こんなんじゃ、何時まで経っても幸せになれない。


今度逢ったら、とにかく笑顔で挨拶することにしよう。

それと、家を出る前に名一杯明るい曲を聴いてね。

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仕事に行くために絵里は、今日も外に出る。

まだ朝の７時ということもあり、そこまで暑くもなく、心地よい風を吹いている。



「なんだか今日はいい日になりそう。」

なんて思いながら絵里は仕事場に向かった。

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でも職場が近付くと心がずっしり重くなる。


仕事は好き。…なんだよ？

失敗は多いけどね。

ずっしり重くなるの理由の一つは、昼休み。たった１時間されど１時間の休み時間が辛い。

こんなこと思うのは私だけかな？

昼休みなんてなければいいのに…。

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職場の玄関に着いたら、大きく息を吸って吐く。


それから無駄に大きくて、重いドアを押して中に入る。


あっ…。

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「おはようございます！」


「…おっおはようございます。」



きょ…今日も爽やかだ…。


いいことありそう…。


でも…顔見ること出来なかった…。

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