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匿名
14/02/18 16:23(更新日時)



『彼女とのキスとは、違うでしょ?』


そう、彼女が呟いた。




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No.2061037 14/02/11 21:23(スレ作成日時)

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No.1 14/02/11 21:30
匿名0 


23時過ぎの量販店の駐車場。

2人で、店内をブラブラと歩き車に乗り込んだ瞬間に、なぜかどうしようもなく、切ない気持ちにかりたてられ、ふと彼女にキスをした。

No.2 14/02/11 21:33
匿名0 


僕には、ちゃんと付き合っている彼女がいるし、彼女にも夫がいる。

なのに、惹かれあっている。

いや、惹かれあってはいないのか?

彼女から、1度も好きだと言われたことはない。

でも、手をつなぐといつもぎゅっと握り返してくれる。

その彼女の手が愛おしくてたまらない。

No.3 14/02/11 21:38
匿名0 


『ごめんね、遅くなったね、すぐに送るから』

彼女から離れると急いでエンジンをかけた。

その時に彼女が呟いた…いや、実際には呟いていないのかもしれない、そう聞こえただけなのか?

【彼女のキスとは、違うでしょ?】


『えっ?何て言ったの?ごめん、聞こえなかった』

彼女に聞き返してみると、

『うん?何にも言ってないよ』


意味深な笑顔を浮かべて彼女が、僕の顔を覗き込んできた。

No.4 14/02/11 21:42
匿名0 


僕は、もうそれ以上聞き返すのはやめにして、彼女の自宅に向けて車を走らせた。


調度、ラジオから流れる曲が、彼女の好きな曲で口ずさみながら、窓から外を眺める彼女を見ていた。


彼女は、無駄口はしない。
弱音や愚痴もはかない、いつも静かに微笑んで僕を受け入れてくれていた。


No.5 14/02/11 21:44
匿名0 


彼女のマンションの近くにつくと、

『ありがとう、じゃまたね』

と、小さく手を振って彼女が車を降りていく。


そして、彼女の部屋に灯りがともるのを確認して僕は車を発進させる。

No.6 14/02/11 21:48
匿名0 


自宅に着き、彼女に連絡。

《今、家についた。おやすみ》


彼女からは、


《おやすみ》

とだけ返信。

シャワーを浴びようと浴室に向かった時に、付き合っている彼女から電話。


今、付き合っている彼女と話したく気分。

彼女との余韻に浸りたい。

その夜、電話には出なかった。

No.7 14/02/11 21:50
匿名0 


朝7時、目がさめてまずは彼女に

《おはよう》とメール。

彼女からしばらくして、

《おはよう、今日もお仕事頑張ってね》

と返信。

毎日の日課、どのぐらいこのやりとりが続いているだろう……


と、考えていると遅刻しそうになり、慌て家を出た。

No.8 14/02/11 21:52
匿名0 


アルバイト先のペットショップに到着。

今、社員に正式採用されるかのテスト期間中。

毎日、色々な業務をこなし色々なことを覚えることに精一杯。

No.9 14/02/11 21:56
匿名0 


『昨日、寝ちゃってたの?』

倉庫で荷物整理をしていると、後ろから声をかけられた。

付き合っている彼女、みかだった。

『ごめん、寝ちゃってて朝も遅刻しかけで、連絡出来なくて』

と、ごめんと手を合わせると

『いいよ、気にしないで。でも、その寝癖で売場にたつのはまずいんじゃない?』

と、みかが僕の髪をくしゃくしゃっと撫でた。

No.10 14/02/11 22:16
匿名0 


『いつもの場所に整髪剤あるからね』

みかは、自分のロッカーの鍵を僕のズボンのポケットに入れると、荷物を持って出ていった。

No.11 14/02/11 22:19
匿名0 


整理の続きをしようとした時にみかが戻ってきた。

『今日、長谷川様の鳥かご何時に届くんだっけ?』

彼女の話しをした。

『11時予定だよ。』

そう答えると、ありがとうと笑顔のみかは足早に店内に戻っていった。

No.12 14/02/11 22:22
匿名0 


彼女は、うちのペットショップのお客様。

お客様と店員として、彼女と出会っていた。


その頃、僕はもうみかと付き合っていた。

彼女も旦那さんと一緒に店にくる事もあった。

No.13 14/02/11 22:24
匿名0 


午前中、ずっと倉庫の荷物整理。

エアコンのききが弱いのか体を動かしていたせいか、汗でぐっしょりになってしまった。

No.14 14/02/11 22:34
匿名0 


ロッカールームに戻り、置いている服に着替え、みかのロッカーから整髪剤を借りて、髪を整えている時に携帯が鳴った。

《今日は、店内にいなかったね》

彼女からのメール。

《今日は、倉庫の仕事してたんだ。逢いたかった?》
と返信。

《午後からも頑張って》

とだけ返信がきた。

No.15 14/02/11 22:36
匿名0 


軽めに昼食を済ませると、すぐに仕事に戻った。

夕方から大学に行く為に残業は出来ない。

だから、昼休みは半分ぐらいで切り上げて店に戻るようにしていた。


No.16 14/02/11 22:38
匿名0 


職場の雰囲気は良く、皆いい人ばかりで、本当にいい職場に恵まれてラッキーだ。

それにここで働かなかったら、彼女にも逢えなかっただろう。

No.17 14/02/11 22:43
匿名0 


17時になり、挨拶を済ませて、店を出ようとした時にみかが追いかけてきた。


『今夜行ってもいい?』

耳元で、ささやく。


彼女のシャンプーのいい香りがする。


『いいよ。じゃ、迎えにいくね。』

そういうと、彼女は満面の笑みで頷いて、店内に戻って行った。

No.18 14/02/11 22:45
匿名0 


店から大学までは、バスで15分。

帰宅にとにつく人々で、いつも満員のバス。

僕は、彼女にメールをした。

No.19 14/02/11 22:48
匿名0 


《これから、学校。明日、逢えるかな?》

この時間にやりとりをいつもしているので、返信はすぐにくる。

《大丈夫だよ、学校も頑張ってね》

《ありがとう、明日楽しみにしてる》

《はーい。》

他愛ないもないやりとり。

でも、今の僕にとっては何よりも大切な時間。


No.20 14/02/12 04:18
匿名0 


夕焼けに染まりながら、バスが走る。

橋を渡る時に見える景色が好きだ。

少し広めの川。

その土手を

犬の散歩をする人。

帰途につく人々。

ジョギングしている人々。

何ていう事のない景色だけど、人々の息遣いが聞こえそうな、リアルな感じ。


夕方の少し物悲しくも、何となく温かい感じ。

No.21 14/02/12 04:29
匿名0 


大学につき、教室へむかう。

卒論の提出も終わり、就職も決まった今、学校にあまりくる必要がない。


講義も、上の空で聞くことが多い。

No.22 14/02/12 04:31
匿名0 


3講義目が終わったあたりで、みかからメール。

《仕事終わったよ。待ってるね、早く逢いたいな》

笑顔の写めが添えられていた。

No.23 14/02/12 04:33
匿名0 


《逢いたい》

これを、彼女から言われたらドキドキするだろうなと思ってしまった僕。

みかに返信。

《今、終わったから帰るよ。いつもの時間ぐらいになると思うよ》

No.24 14/02/12 04:35
匿名0 


昼は、アルバイト

夜は、大学生活。


慌ただしくも、充実した4年間が過ぎていた。

No.25 14/02/12 04:38
匿名0 


『高梨、今日呑みに行かない?』


同じゼミ仲間の東が声をかけてきた。

こいつは、イケメンで凄くモテる。

在学中に何度こいつから声をかけられてコンパに行ったことか。

『今日は、みかがくるから』

『あ‐、デートならしゃーないか。おまえら仲いいよな。』

荷物をまとめ、教室を出ながら、話していた。

No.26 14/02/12 04:43
匿名0 


『まぁ、そうかな。』

『もう、3年ぐらい付き合ってるんじゃなかった?』

『そう、気がついたらそんな長く続いてたわ』

『みかちゃん、かわいいもんな、俺が付き合いたいぐらいだよ』

『ばーか、お前は本命つくらないじゃないか』

『まぁな、面倒なのはごめんだし、適当にやってるのが一番性にあってるし』

『お前らしいよ。』


『じゃ、また誘うわ』

『おう!』

そう言って別れた。

No.27 14/02/12 04:46
匿名0 


校門を出て、アパート迄5分程。

街灯が少し暗い夜道を急ぐ。

部屋につき荷物を置くと、車のキーを持って駐車場へ向かった。

No.28 14/02/12 04:49
匿名0 


《学校終わったよ、今日は何してたの?》


車に乗り込みエンジンをかける前に彼女にメール。

メールが終わって、みかに電話。

『今から迎えに行くから』

『解った、待ってるよ』

No.29 14/02/12 04:55
匿名0 


赤信号に足止めされている時に彼女からメール。

《お疲れさま。新しい鳥かごを設置してたよ》


《写メが見たいな》

と返信。

すぐに返信がくる。

《じゃーん》

新しい鳥かごとピッピの写メ。


新しい鳥かごに造花かな?かわいくアレンジされていた。

《かわいいね、もう寝るの?》


《ありがとう、そうだね、適当に寝ちゃうかな》


《明日、楽しみにしてるから、おやすみ》

《おやすみなさい》

メールのやりとりが終わった頃にみかが待つスーパーについた。

No.30 14/02/12 05:01
匿名0 


本屋で立ち読みしているみかに声をかける。

『お待たせ』

くるっと体を反転させて、僕の顔を覗きこみながら、

『今日は、うどんにしようか?』

そう言いながら、腕を組むみか。

みかは、ベタベタしたいタイプで、必ず腕を組む。

甘えたタイプで、男心をくすぐるタイプ。

かわいくて、よく男に声をかけられる。

自慢出来る彼女。

No.31 14/02/12 05:07
匿名0 


買い物を済ませて車に乗り込むと、彼女が抱きついてきた。

『車、運転出来ないよ』

頭をポンポンとする。

『やだやだ、離れたくないもん』

かわいく戯れてくるみか。

彼女がこんな風だったらと思ってしまった。


『何考えてるの?』


他の女のことを考えているのを見透かされた気分で、一瞬焦った。


『今日、どうやってみかをせめようかなと考えてた』
そういうと、

『もう、ばか』

かわいくそういうと、助手席に戻ってくれた。

No.32 14/02/12 05:09
匿名0 


22時をまわり、道もすいている。

アパートに向かう間、みかは、ずっと話している。


仕事のことや、友達との事。

いつも、くるくると表情の変わるみかは見ていて飽きない。

でも、時々一緒にいることが疲れたりもした。


No.33 14/02/12 05:14
匿名0 


アパートにつき、部屋に入るとみかと軽くキス。

いつものパターンになっている行動。

時々、そのまま押し倒すこともあるけど。

『ご飯作るね』

アパートの小さな台所で、さっと料理を済ませるみか。

一人暮らし経験はないけど両親が小さい時から、共働きで、家事は得意。

だから、僕の部屋の掃除や洗濯なんかもやってくれることが多かった。

No.34 14/02/12 05:20
匿名0 


小さい机に出来た料理を並べて、テレビを見ながらの遅めの食事。

ついていたテレビは、彼氏、彼女の浮気の見抜き方。

『ねぇ、たかしのこと調べちゃっかな』

みかが、そう言いながらテレビでの浮気発見法を試す。

みかは、僕が浮気をしていることは知らないし、多分浮気なんてしてないと思っていると思う。


テレビで紹介された浮気発見テクニックを、面白ろがりながら幾つか試していた。

面倒に思ったけど、楽しんでいる風だから、少し付き合うことにする。

No.35 14/02/12 05:24
匿名0 


いくつか紹介された質問をしたり、部屋の中を探してみたり。

浮気調査というか、楽しそうで、宝さがししているようだった。

『もう、いいんじゃない?シャワー浴びてくるよ』

そういうと、

『やだ待って、今日はそのままがいい。』

シャワーに行こうとする僕を慌てて止める。

『汗の匂い好き』

そういいながら、みかが僕を抱き締める。

No.36 14/02/12 05:26
匿名0 


『そうだけど、今日はシャワー浴びたいな』

彼女をたしなめようとするけれど彼女は離れない。

『いいの、このままがいいの』

そう言いながら、僕をベッドに引っ張る。

観念して、僕もそのままベッドに入ることにした。

No.37 14/02/12 05:29
匿名0 


みかとのセックスは、もう何度しただろう。

スタイルのいいみかは、痩せているけど、胸はちゃんとある。

僕のせめにも敏感に反応してくれるし、彼女からのサービスもいつも濃厚で、大満足だった。

No.38 14/02/12 05:33
匿名0 


小さく吐く息遣いが、段々と早くなり、小さくもらしていた声が段々と大きくなる。

みかが感じている証拠。

みかがちゃんと感じているのを確かめてから、セックスを終わらせる。

満足はいくけれど、どこか儀式のようになっていた。

No.39 14/02/12 05:41
匿名0 


セックスなんて、お互いの愛情を確かめる単なる儀式なのかもしれない。

冷めた考えなのかもしれないが、長く付き合っている彼女とのセックスにもうあまり興奮しなくなっているのも事実。

『たかし、好きだよ』

みかが、僕に絡みつくようにしながら言った。

『僕もだよ。』


少し長い髪を撫でながら、呟く。

みかは、安心したように眠りについていった。

No.40 14/02/12 08:48
匿名0 


すやすやと寝息をたてるみかを抱き締めながら、彼女のことを考えていた、


〔もう、寝たかな?明日、どこに行こうかな〕


彼女にメールをしたい気持ちになったけど、もうおやすみと連絡していたし、みかと抱き締めながら、彼女にメールするのは、さすがにみかに申し訳ないと思ってやめた。

No.41 14/02/12 08:51
匿名0 


珈琲のいい薫りがして目がさめるのは、みかが泊まった日の朝の日常。

『おはよう、簡単にご飯作ったから、食べよう』

みかが、優しく僕に声をかける。

『ありがとう』

2人並んで、朝のニュースを見ながらとる朝食。

至って普通で、細やかな幸せな風景がそこにあった。

No.42 14/02/12 08:55
匿名0 


みかを仕事場に送り、彼女にメール。

《何時頃が都合いい?》

暫く待っている間に東から連絡。

《今夜、合コンのメンツが足りないから参加よろしく》

またかと思い、苦笑いをしながら、東からのメールにどう返信しようかと思っていた時に彼女から返信

《今日は、夕方までなら大丈夫だよ》

すぐに返信


《今から迎えに行くから待ってて》

彼女の元に車を走らせた。

No.43 14/02/12 08:58
匿名0 


彼女がマンションから降りてくる間に東に返信。

《OK、金欠だか安めな設定でよろしく》

すぐに返信があり

《家呑みだから、大丈夫》
家呑みの合コンって、やる気満々の集まりじゃないか…ちょっとまずいかな。


なんて、考えていると彼女が、小さく手を振りながら車に近づいてきた。

No.44 14/02/12 09:04
匿名0 


彼女が車に乗り込むと

『何かあったでしょう?』

と、楽しそうに僕の顔を覗き込む。

『まぁね、……』

東とのやりとりを彼女に伝えながら、車を走らせた。

『東君って、本当にそういうこと好きね』

彼女は、楽しそうに話す。

『若い男の子代表って感じね』

No.45 14/02/12 09:07
匿名0 


彼女は、自分のことをあまり話してはくれないけれど僕は、彼女に何でも話していた。

彼女は、東の奔放ぶりの話しが好きらしく、僕にも若いんだから、色んな経験をした方がいいよ、といつも言っていた。


No.46 14/02/12 09:08
匿名0 


郊外にある、ショッピングセンターに到着。

今日は、映画をみることにした。

今からだと2本は観れる。

2人で、観たい映画を1つづつ選び順番にみることにした。

No.47 14/02/12 09:11
匿名0 


お互いに映画がそんなに好きじゃないけれど、2人で一緒に何かを楽しめる空間として、映画館が好きだった。

彼女の部屋には上がらないし彼女も僕のアパートには決してこようとしない。

2人で取り決めたわけではないけれど、自然とそんなルールが出来ていた。

No.48 14/02/12 09:15
匿名0 


カップルシートの席をとり飲み物とポップコーンを買って席についた。

最初は、僕の選んだ恋愛映画。

僕は、ずっと彼女ばかり見ていて、映画の内容がまったく入ってこない。

『映画見ないと、せっかくチケット買ったのに』

途中で僕に向かって彼女が言った。

No.49 14/02/12 09:16
匿名0 


『ちなさんは、映画見てていいよ、僕はちなさんが見てたいから』

そういうと、

『ふーん』

と言い、彼女はスクリーンに目をやった。

No.50 14/02/12 09:18
匿名0 


彼女とぴったりと寄り添い彼女の腰を抱きながら、もう片方の手で、彼女の手を握る。

この時間が、今の僕にとっての至福の時間だった。

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