普通の女
短編小説です
悲しい女…
嬉しい女…
第三段です
よろしかったら、またお付き合い下さいませ
(*⌒▽⌒*)
- 投稿制限
- スレ作成ユーザーのみ投稿可
「へぇ…おまえ…父さんが一人だと思って…心配してくれてたのか?…今…仏壇の母さんに、年越し蕎麦供えて…父さんもこれから食べる所だった…心配はいらないよ…」
「…なら…良かった…」
「最近調子はどうだ?…レストランは順調なんだろ?」
「ああ…順調だよ」
ボソボソと相変わらず言葉足らずな奴だ…
「…お前ひょっとして彼女でも出来たのか?…」
「…な…なんで?」
「…正月帰って来ないって言うし…まさか、いい若いもんが、正月一人って事はないだろ…」
「…まぁ…そんなとこかな…」
「やっぱり…いるのか?彼女…」
「一応ね…」
「そうか…一度連れて来いよ…」
「それが…」
「…それが?…どうした?…」
「……」
「おいおい…たった二人の家族だろ…父さんには何でも言ってくれよ…」
「大輔!…もちろん結婚するんだろ!…お父さんは反対しないぞ…お前が選んだ人だ…新年早々……めでたいじゃないか!…」
すっかり舞い上がった俺に…
「…結婚はしない…いや…出来ないんだ…」
はぁ?
その意外な寂しい言葉に耳を疑ってしまった…
そりゃ突然の事で大輔も戸惑うのも無理はない
ここは人生の先輩の俺が説得するべきだろう
「なに言ってんだよ!…二人で育てていけばいいだろ…心配するな…相手のご両親とは?…もう会ったのか?」
「…いや…まだ…その…」
「そうか…じゃ挨拶に行かないとな…人様の大事なお嬢さんだからな…」
「それが…お嬢さんじゃないんだよ…」
「なに?…お嬢さんじゃない?!…じゃ………おバァさんなのか?」
何を言ってんだ俺は…
「あ…お父さん…落ち着いてくれよ…」
「…別れる?…ああ…別れるべきだろ…でも…子供はどうする気だ?…」
「あの女…子供を…産みたいって言うんだ…」
「え?……結婚するって事か?…その人離婚してお前と?…」
「まさか…簡単に離婚なんか出来ないよ…子供が二人もいるんだよ…」
「な…なんだよそれ?…離婚しない?…子供は産む?……旦那の子でもないのに産むって言うのか?…そんな罰当たりな…バレない訳ないだろう!…」
「…だから…俺…おろしてくれって女に頼んだ…」
「それで?…」
「…子供をおろすお金がないって………金がないから産むって言ってるだけだよ…だから金やって…おろしてもらって…俺…別れたいんだよ…」
なんて事だ…
人の女房と不貞をしただけでも許されないのに…
妊娠までさせて
子供ができたら金でおろして貰う?
金で決着をつけようなんて…
大輔はいつの間にこんな非常な人間になったんだ…
「別れたいんだ…あの女と…父さんなんとかしてよ…」
「俺にどうしろって言うんだ!…」
「100万円…いや50万でいいから貸してくれよ!…レストランの金には手を付けられない!…頼むよ父さん!…一生のお願いだよ…ウウウ…」
大輔は泣いているようだ
…あまりにも自分の息子として情けないじゃないか…
女房を無くした今
大輔の将来だけを楽しみに
寂しい生活に一人耐えていると言うのに
「なんでだ?大輔!…30近くにもなってバカやって…親の俺に尻拭いさせるつもりか?!…母さんが生きていたらどんなに悲しむか!!…この親不孝者が!!…」
情けなくて、そう叫んでいた
目の前に大輔がいたら
力一杯殴って、張り倒してやりたい心境だった…
「許してよ…父さん…俺…やり直したいんだよ…これからきちんとする!…約束するから!…」
「…」
「父さん…助けてよ!…たった二人の家族だろ!!…」
…
情けなかった…
バカ息子の大輔にも情けないが
金で清算できるなら…
息子の将来が取り戻せるなら…
…
そう思い始めている自分にも…
情けなくて腹が立っていた…
「父さん…父さん…頼むよ…」
「大輔!…必ず別れるんだぞ…金はなんとかする!…いつ取りに来る?…」
…間違っている
俺はこんな人間じゃなかったはずだった…
だが 頭の中で
なけなしの金庫の中の一万円札を必死でかき集め…
通帳とATMをぼんやり思い描いていた
「そっちになんか取りに行けないよ…あの女…ストーカーのように俺を見張ってるんだ…父さんになんかするかも知れない…」
「お前…脅迫されてるのか?…大丈夫なのか?…警察へ届けたらどうだ?…」
「警察なんかに行ったら…レストランの信用落とすだけだろ!…」
「……」
「だから…俺の振込先言うから!…父さんメモして…」
気が遠くなりかけた意識のまま
俺は紙に 数字をメモった…
子機「……」
「なぁ…大輔!…春になったら…一緒に掘ってくれないか?…」
子機「…え?…」
「もし本当に大金が出てきたら…お前…レストラン改装したいって言ってただろ…色んな意味で…新しく生まれ変わるチャンスだと思わないか?…」
子機「…分かった…どこに埋めたって?…」
「ここの裏庭だよ…花畑に桜の木があったろ…」
子機「あぁ…知ってる……」
「大輔…春になったら…掘ってみようぜ…」
子機「…分かった…掘ってみよう……」
「あぁ…じゃまた連絡する…女とはちゃんと…話しをつけるんだぞ…」
子機「…分かった…じゃ…」
電話は切れた…
…
ここの電話番号と喫茶メトロ、石田
奴が知ってるのはそれだけだろう
探せ…
この場所を探しだすんだ…
春に一緒に掘るなんて不可能だし…
それは奴が一番良く知っているはずだ…
だから奴は勝手に掘りに来るだろう…
…
だが…いきなり
…バタバタという複数の足音が素早く近づいてきて
その体当たりして来そうな勢いに
身の危険を感じて後ずさりした
見るとマイクを持ったスタイルのいい垢抜けた女と
肩になにか黒い機械をを担いだ男…
それも一人や二人じゃない
その人間たちを理解する前に
「テレビ夕日ですが…レトロのマスターですよね!…振り込め詐欺の犯人逮捕に協力されたんですよね、お話し聞かせて貰いたいのですが!…」
いきなり早口でそう言うと垢抜けた女は
目の前にマイクを突き出した
その後ろの男が肩に担いでいたのはカメラらしい
もう映っているのだろうか?
狭い歩道と店の入り口で、10人ぐらいの人間に取り囲まれてしまった
「すみません…レトロさん…話し聞かせて下さい…犯人はなんと言ってきたんです?」
…テレビのニュースは見ていたが
まさか報道陣がやって来るなんて
思ってもみなかった…
店中のカーテンを全て閉めた…
薄暗くなった店内、もはや開店どころじゃなくなった…
黒光りした板張りの階段をギシギシと音を立てて二階の住居へかけ上がり
窓から何気に裏庭を見ると
脚立に登った報道陣が垣根越しに
犯人を逮捕した現場になった庭の中を撮影している
反対側の窓はメトロ玄関前…
さっきより野次馬が増えたようだ
二階も全てカーテンを閉めた
家の電話がなった
「もしもし……石井です…」
「石井さん週刊海流です…今回の事件の事を取材したいのですが…」
「全て警察に話しましたから…私は何も言うことありませんから…失礼します…」
相手の反応の言葉も聞かずに電話を切った
すぐにまた家電が鳴った…
「モシモシ…石井です…」
「メトロさん?…〇〇新聞です…このたびの…」
またか?!
何も言わずいきなり受話器を置いた…
「兄貴?俺だけど…」
兄貴?
2つ年下の弟は確かに存在するが
父親の葬式以来会ってはいない
また…オレオレ詐欺か?
「…あの失礼ですが…名前言ってみてくれません?…」
なんで丁寧語になってんだ?
「兄貴?オレだよ……あ…振り込め詐欺だと思ってんのか?…ガハハハ…吾郎だよ…弟の石井吾郎でございます~」
あ…この軽いノリ…確かに弟だ…
「お…お前どうしてたんだ?…年賀状も来てないぞ!…そんな事より…今大変なんだよ俺…」
「知ってるよ…兄貴…テレビで事件の事聞いて驚いたよ…久しぶりに懐かしくなってブラっと来てみたら…喫茶店の前…凄い事になってんな……」
「え?…こっちに来てんのかお前?!…」
「車のテレビに映ってんぞ!…見てんのか?!」
慌ててテレビをつけてチャンネルを合わせた
喫茶メトロの看板、入り口が画面いっぱいに映っていた!
あのさっきマイクを向けていた
垢抜けた女性アナンサーが
画面に向かって話しの途中だった
「…喫茶メトロの前にいます…石井マスターのお話を聞きたいのですが…なかなか出て来てくれませんね…」
驚いて、腰が抜けた
「兄貴…インタビューに答えてやればいいだろ!…減るもんでもないし…メトロが有名になったら…商売繁盛するのによ!…」
弟は昔から口は上手いし、デカい話しをするが
成功したことなんか何一つなかった
今も不動産の仕事をしているとは言っているものの
胡散臭さがプンプンする奴だ…
「イヤだよ…金持ちになんかならなくていいんだよ…とにかく早くコイツら…引き上げて欲しいんだ…店を開けたいんだよ俺は…困ってんだよ…」
「しかたねぇな~ここは俺が一肌脱ぐとするか!…」
なにする気だ?!
「いや!…脱がなくていいから!…おい吾郎!ちょっと待て!…」
テレビ画面の女性アナンサーの後ろで
携帯で話しながらチョロチョロ歩き回る男がいる
吾郎だ!
画面に向かってピースサインを出した所で携帯を切った!
「…中はうかがい知ることはできません…以上現場から…〇〇がお伝えしました…」
メトロの画面はCMに切り替わった…
一体なにをするつもりだあいつ!
カーテンを少し開けて玄関前を見た
弟の姿はもうどこにもない…
なにをやらかすつもりなんだろう…
乱暴な事をしなければいいが…
どっちにしても嫌な予感しか思いつかない…
…
頭を抱え込んだ
…
時間は流れた
「あ…今動きがあったみたいです…メトロ前の〇〇さ~ん…」
付けっぱなしのテレビ
ワイドショー画面からそんな声が聞こえた
テレビを見ると
俺そっくりな奴がインタビューに答えている!(゚Д゚)?!!!!
吾郎だ!!…
弟はボサボサの頭をきっちり七三に分け
チョビヒゲに蝶ネクタイ
どこで揃えてきたのか
白いワイシャツに黒のベスト
折り目のついたズボン
背格好も俺に瓜二つだった…
あいつどうするつもりだ?!!
俺は顔を両手で覆い
指の隙間から見ていた…
インタビューは始まってしまった
「石井さん…お手柄でしたね…」
吾郎「いや!大したことしてないっすよ…犯人は金に目がくらんで見事にひっかかりましたからね…ガハハハ」
吾郎はチョビ髭を触りながら
豪快に笑っている
「いつオレオレ詐欺だと気がつきました?…」
吾郎「そりゃもうすぐ気づきましたよ…騙されたふりをしてただけですっ!……はい…」
調子いい事言って
「へーそうなんですか?…さすがですね…犯人になにか言いたい事は?」
吾郎「…別にないね~更正して真人間になって欲しいだけです!…俺のように!コツコツとね…」
更正?
お前がそれを言うか?…
ほどなくして吾郎から携帯に電話が入り
下へ降りて、裏庭へ続く木戸の
心張り棒を外した
吾郎「…よ…兄貴!…みんな帰り始めたぞ!…」
入ってきた吾郎は、まるで自分かと錯覚しそうなほど
どこから見てもメトロのマスターだった
吾郎は上機嫌でそう言うと
俺の肩をポンと叩き、得意気に笑いながら奥へ入って行った
そして鏡に気付いて立ち止まり
蝶ネクタイを直し、指に唾を付けてチョビ髭を撫で
鏡に映る俺と目が合うと、ピースサインをした
「全く品のない奴だなお前は!…もっと紳士的に会見できなかったのか?…」
吾郎「…はいはい!…久しぶりに会いに来たのに説教かよ!…喋り過ぎて喉かわいちゃったな~マスター珈琲ひとつ!…喫茶店だろここは…アハハ…」
苛つく俺に話題をサラリと交わし
いつの間にか険悪な空気を軽い笑いに変えてしまう
いい加減な所もあるが、吾郎は昔からどこか憎めない奴でもあった
「……違うよ…彼女はただの常連客だよ…」
吾郎「…あれあれ…兄貴見てたの?…俺と彼女と話してるとこ…」
「偶然見えたんだよ…二階の窓から…」
吾郎「…ふ~ん…常連客か?…だろうな…『マスター独身でしたの?』…なんて聞いてたぜ!」
あ…そうか…
彼女は、俺が独身だとは知らなかったんだ
吾郎「…それと…」
「それと?…な…なにか言ってたのか?…」
吾郎「携帯忘れて行ったのか彼女?…」
「あぁ…そ…そうだよ」
吾郎「…『先日はありがとうございました…助かりました』…なんてお礼言ってたよ…」
「そうかそうか…それで?…お前なんて言った?…」
吾郎「…俺?…」
「あぁ…余計な事言ってないだろうな?…」
吾郎「…別に…『…あなたのような美人な方の携帯なら…何回お忘れになっても…かまいません』…そう言っといてやったぜ!…」
「口の上手さは相変わらずだな…」
吾郎「…兄貴!…もしかして…惚れてんのか?あの女に?」
「まさか…」
「昼だぞ…なんか作るか?…ナポリタンでもどうだ?…懐かしいだろ…」
吾郎「…そうしたいんだが…これから人と会うんだ…またそのうち来るさ…」
「なんだ?…帰るのか…」
吾郎「…その時は泊まりがけで一杯やろう…」
吾郎は時計を見上げながら言った
「仕事の方はどうだ?…順調なのか?…」
吾郎「…ああ…もちろん…その話しもまた今度ゆっくり…」
吾郎はそう言うと珈琲を飲み干し
もとの服に着替え出した
吾郎「兄貴…これやるよ!…俺もう着ないから…」
脱いだマスター衣装を丸めながら
カウンターに置いてそう言った
「いらないけど…まぁ…いいよ置いてけ!…」
笑いながらそう言う俺に
チョビヒゲを剥がし
「これもいる?」
おちょくりながら吾郎は目の前へ出した
「それは…いらねぇよ…俺のはホンモノだからな!…」
吾郎は笑いながら籐のゴミカゴへ捨てた
裏庭の横に停めていた車に乗り
吾郎は帰って行った…
なんだか 散々な目にあったが
とりあえず静寂が訪れ、俺はメトロの外へ出てみた
報道陣は見あたらない
だが…
開放感に胸を撫で下ろす間もなく
別の集団が迫っていた…
「キャーマスターだ!…」
黄色い歓声があがり
あちこちで俺を携帯で写している
断りも無く俺と腕を組みデジカメで撮る厚かましい奴もいる
また取り囲まれてしまった…
「マスターなんか面白い事言って下さいよ~アハハ…」
俺は何も言っていないのに
大笑いする集団…
髭に二本の指を押し
加藤チャンぺ✌
やってみた
どっと笑い出し拍手する集団…
俺は何故か吾郎になっていた…
吾郎と別人だと思われてはいけない
なぜかそんな心理に戸惑いながら、ついやってしまった
だが…他にネタはない
俺は慌てて中へ入りまたカギを閉めた…
…
…
「兄貴!…」
気がつくと…
吾郎があの彼女と並んで俺の前に座っている
「どうした?なんだ?…何事だ?」
吾郎「兄貴!…悪いが…俺達、結婚する事にしたよ…」
「はぁ?!」
彼女はニコニコしながら吾郎だけを熱く見つめている
「お前!…女房や家族はどうするんだ?!」
吾郎「…だって…好きになっちゃったんだからしょうがねぇだろ!…兄貴には悪いけど…」
「この!…大馬鹿野郎がっ!!…」
…ブハァックション!!
寒い!
目が覚めた…
真っ暗だ…
吾郎はいない
夢か?
あぁ…良かった…
外を見るとチラチラ雪が舞っていた
長い1日が終わった…
だが…
ピンポーン
ピンポーン
誰だろう
9時近い…
降りて行った
コートの襟を立てた二人の刑事らしき人が
入ってきた…
「あの…弟がなにか?」
上田「〇〇警察署の上田です」
下田「下田です…」
上田は白髪の年配刑事…
下田は肌ツルツルの新米刑事だ
警察手帳を見せ、威圧感ある二人の男にすっかり固くなってしまった
上田「…実はある殺人事件を捜査してましてね…」
さ…殺人事件?!
上田「…被害者は…不動産会社社長…のSさん…事件発生は、今日の午前10時から12時の間です…」
上田「…弟さんは今日…被害者Sさんの家へ行く約束になっていたんです…時間は決めていなかったらしいですが…」
「……」
下田「…弟さんにその時間どこにいたか問い詰めた所…兄のあなたと一緒だったと言うんですよ」
俺は状況を飲み込めないまま
頭を整理しようとしたが…
無意識に、反射式ストーブの点火スイッチを入れた
だが…
下田「…ホントですか?」
「ホントです…」
上田「…そりゃ…兄弟ですからね…弟さんを庇いたい気持ちは…よく分かるんですよ…」
「いや…いましたけど…」
上田「…弟さん…こともあろうに…その犯行があった時は…テレビに出ていた…なんて言っとるんですよ…オレオレ詐欺の犯人逮捕に協力した喫茶店マスター?…ですか?」
「あ…そうです…吾郎…いや弟は…確かにワイドショーに出ていました…」
上田「…なんで?…ワザワザ?…あなたに化けたとでも?…なんでそこまで嘘を言うんです?!…ひょっとして…あなたも…共犯者ですか?」
「いえ…嘘じゃありません!…似ていますが…あれは弟なんです…私はインタビューがイヤで中にずっといたんです…」
上田「…へぇ~そんなに都合良く、弟さん急に現れたんですか?…ウルトラマンみたいに?ハハハ…」
なんて意地の悪い刑事だ…
だが俺は必死に訴えた…
どうしたら分かって貰えるんだ?
泣きたくなって混乱した頭で
ふとひらめいた…
「そ…そうだ…俺と同じ…ウエイターの衣装着ていました…指紋とか…汗とかで…分かるんじゃないですか?…弟が着ていたものです…ここに……」
上田「…どこです?」
「あ!…洗濯屋に出したんだった…」
頭がカーッと熱くなった
上田「…どこのクリーニングです?」
下田「…もう洗濯しちゃったんじゃないですかね~」
上田を見ながら下田がそう言った…
「そうだ!…チョビ髭だ!…」
俺は慌てて籐のゴミカゴを持ち上げ
カウンターの上にひっくり返した
毛虫のような奇妙な物体が出た
上田は白いハンカチに髭を大事そうに繰るんだ
上田「…先に本人が仕込んだとも考えられますけどね…」
下田「…まぁ…鑑識に調べてもらいますか?…」
上田「…そうだな…」
まったく…刑事と言う奴はどこまで疑い深いんだ!…
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
✴️子供革命記!✴️13レス 74HIT 読者さん
-
猫さんタヌキさんさくら祭り0レス 43HIT なかお (60代 ♂)
-
少女漫画あるあるの小説www0レス 67HIT 読者さん
-
北進11レス 246HIT 作家志望さん
-
こんなんやで🍀182レス 1634HIT 自由なパンダさん
-
神社仏閣珍道中・改
(続き) と。 やたら長く書いてきたその本のタイトルは『みほと…(旅人さん0)
216レス 7281HIT 旅人さん -
わたしとアノコ
羨ましい表現なんてあったかなw 作者だから、もっていきたいほうがあるか…(匿名さん166)
166レス 1732HIT 小説好きさん (10代 ♀) -
✴️子供革命記!✴️
「儚辺浜森林公園(はかべはましんりんこうえん)にしよーよ」 と凌が云…(読者さん0)
13レス 74HIT 読者さん -
一雫。
誰かが言ってたあの言葉 自分の機嫌は自分でとる 本当に…(蜻蛉玉゜)
76レス 2329HIT 蜻蛉玉゜ -
仮名 轟新吾へ(これは小説です)
昔の事をいつまでも❗❗ごちゃごちゃと!!👊😡💢しつこい男じゃ❗ 【昔…(匿名さん72)
178レス 2780HIT 恋愛博士さん (50代 ♀)
-
-
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②4レス 103HIT 小説好きさん
-
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?11レス 120HIT 永遠の3歳
-
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令1レス 125HIT 小説家さん
-
閲覧専用
今を生きる意味78レス 509HIT 旅人さん
-
閲覧専用
黄金勇者ゴルドラン外伝 永遠に冒険を求めて25レス 946HIT 匿名さん
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 103HIT 小説好きさん -
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 120HIT 永遠の3歳 -
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 125HIT 小説家さん -
閲覧専用
おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1390HIT 檄❗王道劇場です -
閲覧専用
今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 509HIT 旅人さん
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
🍀語りあかそうの里🍀1️⃣0️⃣
アザーズ🫡 ここは楽しくな〜んでも話せる「憩いの場所🍀」となっており〜ま〜す🤗 日頃の事…
353レス 3150HIT 理沙 (50代 女性 ) 名必 年性必 -
母親の誕生日プレゼント何が良い?
来週の金曜日は私の母親の誕生日です、誕生日なので母親の好きな物や欲しい物をプレゼントしよう、と思った…
30レス 419HIT 張俊 (10代 男性 ) -
親が会社に挨拶、、
私はシングルマザーなのですが、子供2人が同時にインフルとコロナになり、会社に迷惑かけました。 社長…
13レス 384HIT おしゃべり好きさん ( 女性 ) -
高熱だと知り長時間放置
先日、私が高熱が出た時の話です。 彼は、彼と一緒に過ごした日が風邪の原因だと、何回も謝って…
13レス 427HIT 社会人さん (20代 女性 ) -
彼氏と分かり合えない。納得できない
親を大事にしない人嫌いって言われました。 私はただ連絡を取りたくないから疎遠になっただけ。 …
85レス 2358HIT おしゃべり好きさん (30代 女性 ) -
がんばっても何も言ってもらえない会社
仕事でがんばっても、成果をだしても、結果をだしても何も言ってもらえない。 がんばってるね、ありがと…
11レス 285HIT 気になるさん - もっと見る