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レス197 HIT数 73161 あ+ あ-

キャベツ( ♂ gRYcye )
18/08/31 08:52(更新日時)


お互いに好意を寄せあって

二人でどこかへ出掛けて

愛を語って


身体を重ねて


行為を繰り返して


流されるままで


自分の気持ちもハッキリ伝えることも出来ずに。。。。


それは心のどこかで、何かを恐れていたのかもしれない。


限られた時間の中でお互いを求め合って、、、


傷つかないように別れる。


そんな器用な真似、、、僕たちに出来るわけ、ない。



これは年下独身男性と年上既婚者女性の見苦しい恋の独り言です。

全て偽りのない事実です。



非常に読みにくい駄文ではありますが、暇つぶしに
お付き合い頂ければと。。。





No.1753628 12/02/23 22:27(スレ作成日時)

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No.1 12/02/23 22:41
キャベツ ( ♂ gRYcye )


簡単な自己紹介

ユウ(独身 男性 会社員)

詠美(既婚 子持ち 専業主婦)



年齢はご想像にお任せします。

詠美は私の4個上です。


今ではこの4歳差は誇りかなって。笑

出会いは仕事上。

簡単な話。

彼女はお客様での来場。

私がたまたまそこにいただけ

会話はほぼゼロ


ほとんどご主人と話してたかな



場所や職場は読んでいけば分かる人は分かるかな。


今はそんなことも運命かなって思ってるバカな俺・・・笑

No.2 12/02/23 22:48
キャベツ ( ♂ gRYcye )

私の彼女の第一印象


めちゃくちゃ可愛い・・・けど・・・

とにかく怖い・・・笑


なんでこんなに怒ってんの??

って思ってた。


後から聞いたら子供の習い事で時間があまりなかったらしい。

そんな怖い顔してた??って聞いてくる詠美


当時はこんなに好きになるなんてお互い夢にも思っていなかったんだろうな


詠美は後悔してるのかな??


今彼女に聞きたいけど怖くてとても聞けそうにないかな

No.3 12/02/23 22:57
キャベツ ( ♂ gRYcye )




結局はじめて詠美にあった日の次に日も詠美に逢うことに

私の会社のイベントに遊びに来てくれた
もちろん家族で

私の会社が比較的イベントなどを毎週している会社なので

詠美達が遊びに来てくれることはごく普通の仕事でしかなかった


うちの会社のイベントでも詠美は怖かった・・・


もともと無口なんだろうなって思っていた


そのくらい私と彼女との会話なんてなかった


結局仕事の商談で来週も逢う約束をした。




No.4 12/02/23 23:03
キャベツ ( ♂ gRYcye )


その次の日


渡したい資料があるから教えてもらった詠美の携帯番号に

会社の携帯からかけてみる

留守電だった

買い物かな??なんて考えていたらすぐに折り返し電話がかかってきた

彼女と電話越しで初めてまともな会話だった


彼女は緊張してたと思う。笑

おそらくかしこまった電話に慣れていないのだろう


明らかに敬語の使い方が間違っていた。笑

少し可愛いななんて思っていたりしてた

もともと顔は芸能人みたいな顔立ちだ(思ってるのは俺だけかも)





何を話したかなんてあまりこんな事は仕事上よくあることで何にも思わなかった

No.5 12/02/23 23:15
キャベツ ( ♂ gRYcye )


結局その次の日に上司の挨拶もかねて彼女の家に資料を届けることに

この上司はのちのち厄介になるのだが、おそらく彼女はそこまでは知らない

インターホンを押したら、詠美がでてきた

可愛い・・・

上司もそのとき同じことを思ってたらしい


家に上げてくれて彼女が私と上司にお茶を出すが・・・



半端なく熱い・・・飲める熱さじゃない・・・笑


でも当時はそんなことも言えるはずもなく頑張って飲んだ


おそらく彼女は天然なんだろうなってこの時から思い始めてきた


結局上司が大体の話をしてくれて、このときも私と彼女は会話は全くしていない


こんな調子でよく恋に落ちたなといまだに思っている


俺も詠美も大概馬鹿だったんだろうなって

No.6 12/02/23 23:28
キャベツ ( ♂ gRYcye )

その週末詠美の家族は私の会社に来た




遊びではなく商談という形だから

お互い真剣



真剣な詠美も可愛いがこの女いつ笑うんだろうって考えてた



驚くことに今まで彼女の笑顔をまるで見たことがない



どこかの人気ドラマの家政婦並みに笑わない



もともと笑わない人なんだろうなって思っていたその時


打ち合わせ中 彼女が、笑った


その笑顔に私の心は一瞬で鷲づかみ

それくらい彼女は可愛かった

一目惚れという表現はおかしいかもしれないが、


もうその時から、私は彼女のファンになってしまった。


もちろん今でもファンである








No.7 12/02/24 00:17
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 6 その二日後また資料をとどけに行くということで彼女の家を訪問した

本当は週末に用意できたものなのだが、どうしても彼女と逢いたかった自分がいた。


実際二人きりで逢うことはここが初めて


いつになく緊張していたのを今でも覚えている


インターホンを押して出てきた詠美は終始笑顔だった。


今までの彼女がまるで嘘のように


本人曰く私だけなのだそうだが、理由はどうあれ嬉しい


話も以上なくらい弾む



仕事の話なんて五分程で終わってしまい、お互いの話、彼女の家族の話
プライベートなど二時間以上話していた。

この日彼女の家を出てからの私なんて心ここにあらず。笑


完全に彼女の世界に私は入ってしまっていた。



No.8 12/02/24 22:01
キャベツ ( ♂ gRYcye )

それからというものも


私は段々商談そのものよりもただ彼女とお喋りするのが楽しくて仕方なかった。


もちろん本気の愛とかではない。


最初から人妻に暴走するほどあほではない。


それは彼女でも同じことだろう。



お互いが惹かれあうって事はこういうことなんだなって



ただ彼女は気づけば私に敬語を使わなくなり


私も気づけば「奥様」から「詠美様」になり「詠美さん」に


どんどん親しい呼び名に変わっていく



年上だからタメ口で話されることになんの抵抗感もなかったが

それが無性に嬉しかった


この頃から彼女のとりこだったのだなって 今思う

No.9 12/02/24 22:13
キャベツ ( ♂ gRYcye )

ふとある日、彼女の家で


詠美「平日は家事と子育てに追われてばっかり  たまにはどこかへ出掛けてみたいな」

と彼女がポロリ


ユウ「なら何処かへ行きますか??」
なんて冗談で話す私


詠美「うん。連れてって(笑)」


本気じゃないにしても、やっぱりドキッとする


それでも本気に誘うことはまだこの時は出来なかった。


色々まだ私のなかでの「理性」は固かったからだ


この時から段々彼女に面と向かって

ユウ「詠美さんって本当に可愛いですよね。ご主人が羨ましいですよ~」

ってラフなお世辞(実際は本音)も言う。



詠美「も~、上手いんだから」


と彼女も机の上で腕を組んでいる私の手をつんつんと触ってくる


少し触られただけで胸の鼓動が三倍速になるのが分かる


女性経験が全くないわけではない


むしろ人並み以上に経験したつもりだ


そんな「経験」なんておろかな鎧が一瞬で壊れるくらい


彼女は特別な存在に変化していく






No.10 12/02/24 22:29
キャベツ ( ♂ gRYcye )

ふとあるとき

私が彼女の家で会社のケータイのメールをチェックしてた時


詠美「会社のケータイって結構鳴るんだね」


ユウ「あ~ごめんなさい。仕事やお客様からもメールきたりするんですぐチェックしなきゃいけないんですよ。」


詠美「へ~そうなんだ。お客さんともメールとかすごいね。返信とか大変そうだね」



ユウ「よかったらメールします??電話出れないときとかはメールで送ったりもしてますよ」



詠美「えっ!?いいの!?」


なんて嬉しそうな彼女


私からしたら普通の営業活動の一環


けどやっぱりアドレス交換は嬉しかった


すぐに彼女はメモ用紙にアドレスを書いてくれた



今でも忘れない 子供の名前の入ったアドレスだ


親としては普通の事


最後に玄関で帰ろうとしていたとき、


詠美「念のため、、、主人には言わないで??」


ユウ「大丈夫ですよ。仕事のメールですから。分かりました。(嫉妬深いご主人なのかな?メールも控えめに送らなきゃ)」




このメールアドレス交換がお互いの運命を大きく変えることになる

  • << 12 彼女とのメールのやりとりは楽しかった 彼女はいつもデコメール 当然時間もかかるものだから、凝ったメールがくるとやはりテンションは上がる あと女性だからなのか魔性なのか ハートやキスマークの絵文字が必要以上に多い 女性のメールにしても多いかなと思うほどだ 「早くユウさん来てくれないかな」といったメールが来たときは思わず、周りをキョロキョロと振り返ってしまう。 しかし私は当たり障りのない敬語のメールで返すばかり 当然である 彼女は人妻であり、母親 私はただの年下の独身男 出会いも関係も仕事での話 それ以上でも以下でもない関係 ゆくゆくは切れる関係 彼女の世界には入ってはいけないという「自制心」が当時は「理性」を押さえつけていた もちろん怖かったのもある。笑 と それも束の間、、、 とあることがきっかけで私の理性がいかに脆くて情けないものかを 露呈することになった

No.11 12/02/24 22:43
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 10 メールアドレス交換をしたその日


なかなかメールを送れずにいた


詠美には「なんて送ろうか迷っていた。ごめんね」


と伝えてあるが、正直怖かった





こんなにタイプで可愛い奥様とメールなんて続いたら、感情が移ってしまいそうで、ただただ怖かった


正直彼女は私のストライクゾーンのど真ん中だ。


もともと年上好きもあってか、ほぼパーフェクトだ


だから送ることが、怖かった


まあ、結局メールを送る馬鹿な俺(笑)


そしたらすぐに返信


ハートマークの嵐

「ありがと。ユウさんが来てくれるのが唯一の楽しみです。ユウさんが担当で本当によかった」

なんて書かれている始末・・・




送ったことをその時一瞬だけ後悔した




反則すぎる・・・







私は彼女に恋心を抱き始めた

No.12 12/02/25 00:12
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 10 ふとあるとき 私が彼女の家で会社のケータイのメールをチェックしてた時 詠美「会社のケータイって結構鳴るんだね」 ユ… 彼女とのメールのやりとりは楽しかった





彼女はいつもデコメール

当然時間もかかるものだから、凝ったメールがくるとやはりテンションは上がる


あと女性だからなのか魔性なのか



ハートやキスマークの絵文字が必要以上に多い



女性のメールにしても多いかなと思うほどだ


「早くユウさん来てくれないかな」といったメールが来たときは思わず、周りをキョロキョロと振り返ってしまう。


しかし私は当たり障りのない敬語のメールで返すばかり



当然である


彼女は人妻であり、母親


私はただの年下の独身男


出会いも関係も仕事での話



それ以上でも以下でもない関係



ゆくゆくは切れる関係



彼女の世界には入ってはいけないという「自制心」が当時は「理性」を押さえつけていた


もちろん怖かったのもある。笑






それも束の間、、、


とあることがきっかけで私の理性がいかに脆くて情けないものかを


露呈することになった




No.13 12/02/25 22:46
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 12
それからも他愛のない会話を繰り返す日々


今思うと馬鹿みたいに彼女に逢うことが楽しみで仕方なかった


彼女は逢うたびに喜んでくれる



私がいつも彼女をほめると


「どうせ他の奥さんにも同じ事いってるんでしょ?」



といつも言われるが、彼女もご満悦な様子



ある日


詠美「ユウさんどこか連れてってよ~」


といつも通りの楽しい会話


半分本気、半分冗談で


ユウ「なら、明後日デートにでも行きますか??」


と言ってみた。


すると


詠美「えっ!?本当に?! めっちゃ嬉しいんだけど!」

とビックリするくらいテンションが高かった


ユウ「なら九字半に○○でどうです??」


詠美「うん。五時までなら大丈夫だからね!!」



と普通にデートの話が計画される。
大丈夫かな??
という気持ちより

一回くらいいいか!何もしなければいいんだし!

この最初で最後のデートで彼女を楽しませてあげよう!!


という気持ちの方が強かった




そして私が帰る時間になり


「今日はありがとうございました~」


とリビングから玄関へ向かおうとした時



前を歩いていた彼女がくるっと私に振り返って



むぎゅっと抱きついた 力強く・・・優しく



心臓の鼓動が一気に襲い掛かってくる



詠美「ありがとうね・・・すごく楽しみにしてるから」


ユウ「・・・・」



無言だったのか何か喋ったのか覚えていない(笑)


ただ私は、彼女を抱きしめる事はしなかった 出来なかった


その場でただ立ち尽くしていた



そんな度胸あるはずもなく


そのまま私は彼女の家から帰った




今思えばここは大きな分岐点だったのだろうな





No.14 12/02/25 22:56
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 13 デート当日


九時半に待ち合わせの場所 



インター近くの大型駐車場だ


私は少し早めに来た


近くの喫茶店でコーヒーをテイクアウトし


タバコを吸いながら彼女がくるのを待った



それと誰かに尾行されてないか怖くて色々用心してた



学生の頃 訳あって色々な危ないバイトもしていて


尾行には人一倍敏感であった



九時半


彼女の車が駐車場に停まった


初めての私服だから当たり障りのない大人っぽい格好にした



彼女が車から降りてすぐに私の助手席に乗り込んだ



乗った瞬間




詠美「やん・・・カッコイイ・・・」





その言葉、反則だろ(笑)

No.15 12/02/25 23:18
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 14 出発する前に


詠美「はい。男の人はブラック好きだよね」


と缶コーヒーをくれる


ユウ「ありがとうございます」


さっき飲んだけど気が利いてて嬉しかった


ユウ「それじゃ、行きますか」


とインターに向かう


さすがに近場じゃデートできないしね(笑)



ユウ「デートだからタメ口でいい?」


詠美「いいよ~ん てかユウさんのタメ口嬉しいかも!!」

なんて言って助手席から左手を握ってくれる


ユウ「なら今日は詠美って呼ぶから」


もちろん今日だけのつもりだった



詠美「やん!私もユウ君ってよんでいい? 胸キュンするよ~」


と海の見えるスポットへ車を走らせる


その間彼女はずっと私の手を握っていた


車の中の会話はいつもより砕けていた


時には下ネタのオンパレード(笑)



彼女が下ネタに興味あることはなんとなく分かっていたので



ずっと卑猥な言葉を言わせていじめていた(笑)



○○って言わないと下ろすぞ、みたいな(笑)




そんな感じで目的地にはあっという間についてしまった


No.16 12/02/26 00:15
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 15 目的地に着いたら


自然に詠美と手を握っていた


同じ都道府県内なので多少の緊張もあったがおそらく大丈夫だろう


はたから見たらただのカップルだ


というかバカップルだ(笑)


詠美はずっと私にくっついてくれていた


ユウ「どこかお店入る??」


詠美「ううん。ユウ君と歩きたい」


なんて可愛いこと言ってくれる始末



結局何も買わずに



海の見える定食屋さんへ入った



もちろんお金なんて初めから全額出すつもりでいたが



彼女は割り勘にしようと最初は聞かなかった




結局無理やり私が払ったが、律儀なとこもあるんだなって思った




ご飯を食べて、手を繋ぎながら、ぶらぶらしながら歩いただけ




その時間が私には幸福すぎる程であった





私たちはお昼過ぎにはインターに乗って帰った

No.17 12/02/26 01:25
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 16 帰りの高速も彼女はずっと手を握っていた


というかお昼以外ずっと手を握ってくれてた気がする


その手の温もりが非常に嬉しかった


予定より二時間以上早く帰ってくる


ユウ「予定より早く帰ってきちゃったね」


詠美「うん。私は五時前までなら大丈夫だから」


それはまだ帰りたくないという意味??


でもこの街じゃ人目につく危険がある



かといって自分の部屋に連れ込む度胸もない(笑)



ユウ「カラオケでも行く??」



詠美「うん!!」


彼女は満面の笑みで着いて来た


別にやましい事をするつもりなどなかった


ただ二人きりでいれたらどこでもよかった


入って飲み物を頼んで一曲だけ私が歌った


彼女はずっと画面を見ながら聞いてくれていた


詠美は歌うのは苦手らしいので一曲も歌わなかった


まあガッツリ歌う気もなかったので全然気にしなかった
(後に彼女が家族で初めてカラオケに行って木村○エ○の曲を歌ったという話を聞いたときはものすごく嫉妬したのを覚えている)


彼女はずっと私にべったりくっついてくれていた


付き合いたてのカップルみたいに寄り添う感じかな


後は一時間くらいお喋りをしていた


楽しい 幸せだった いい思い出になったなと自分で自分を言い聞かせていた


もうデートなんてすることもないだろうって


思っていたら彼女が笑顔でジッと私を見つめていた


まさかと思って私も笑顔で見つめていたら


彼女の口がキスの形をしていた 目は閉じていない


何も考えず ほぼ条件反射のごとく


私は彼女と唇を重ねた


濃厚なものではなく軽く重ねる感じかな



また心臓の鼓動が襲い掛かってくる



そのまま彼女は私に抱きついてきた



今度は私も力強く抱きしめた









詠美「大好き・・・」










私の「理性」は









ユウ「俺も好きだよ・・・」












完全に壊れた

No.18 12/02/26 22:04
キャベツ ( ♂ gRYcye )


もう完全に彼女の虜になっていた


ご主人や子供に本当に申し訳ないが、


何にも考える事が出来なかった


そのままカラオケの個室で何度も唇を交わした


愛おしい



ただ詠美が愛おしい


ずっと一緒にいたい


そんな事を考えてるうちに時間になった


詠美「もう、時間だね・・・」


そのまま彼女を駐車場に送ってその日は別れた


詠美「今日は本当にありがとう。 またメール送るね!!
大好きだよ」




まだ彼女の温もりが残っている



彼女の車が見えなくなるまで


私は見送った


その場からしばらく動く事が出来なかった

No.19 12/02/27 22:35
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 18 初デートから二日後


それからは詠美と他愛のないメールのやりとり


ただ前と違うのは


明確な愛情表現だ


詠美「ユウ君、好きだよ~」


なんてメールを仕事中にも送ってくれる


そんなメールをニヤニヤしながら見る私


まだ身体関係はないとはいえ完全に禁断の螺旋に入っている


私自身抜け出せる自信がなかった


それほど彼女に夢中だったのだろう


恋は盲目などよく言ったものだ


そんな感じで彼女にメールを仕事中送った


ユウ「今、近くにきてるよ~」


ってかんじのメールを送ると



詠美「えっ!?どこどこ??」

と返信が返ってくる


ユウ「隣の○○だよ~」


実際、詠美の家の隣にいた


詠美「そうなんだ~終わったらメールも電話も出来るからね。
 お仕事頑張ってね」


隣での仕事が終わり、思い切って彼女に電話してみた


ユウ「もしも~し」


詠美「もしもし??ユウ君!?
   お仕事お疲れ様~」

仕事中に仕事と関係ない電話をするということに緊張したが


それより彼女の声が聞きたくて仕方なかった


電話していると


詠美「逢いたい・・・少しでいいから逢いに行っていい??」


ユウ「え??いいけどまだ外にいるよ~」


実際階段で四階から降りているあたりだったと思う


詠美「ごめん!もう向かってる(笑)」


といいながら外階段から彼女がこっちに電話しながら走ってくるのが見えた


胸がどきどきする・・・


ちょうど二階から一階に降りるあたりで彼女とばったり




ユウ「どうしたの!?」




詠美「ううん・・逢いたかったの・・好き」




時間帯的に決して暇な時間ではなかったと思う



なのに寒そうな格好で上着も着ずに彼女は逢いに来た



いろいろな意見や考えがあるかもだが



私は本当に嬉しかった



おもわずその場で彼女にキスした



階段で私が上の段 彼女が下の段にいた



そのまま彼女が私に抱きつこうとしてきた




が、外だったし彼女の家の隣ということもあって




私にしては珍しく、拒否した(笑)




彼女はものすごく不満そうというか凹んでいたが、仕方ない




彼女も私に夢中なのかな??




残念だけどそれ以上に私の方が夢中です


No.20 12/02/28 12:48
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 19 その週末、彼女と夕飯を食べにいく事になった



彼女は主婦仲間と飲み会があるという理由でご主人には話をしていたという



夕方6時半くらいかな



彼女を近くのスーパーの入り口付近で拾った


彼女はいつもより色っぽい格好をしていた



少し網目の入ったタイツにブーツにショートパンツ



化粧も普段より念入りにしていた


私とタメといっても誰も疑うことがないくらい若く




それでどこかに大人の色気を醸し出している様に感じた





そこにいたのは妻でも母でもなく「女」の詠美だった



またインターに乗り市街地まで車を走らせた



場所は個室の隠れ家的な居酒屋を予約しておいた



ここなら彼女も安心してくつろいでくれるのかなとか



私なりに必死に考えた結果、この店にした



高級店でもないのに彼女は喜んでくれていた


詠美「予約までしてくれたんだ!?そういうところも好き~」



彼女は優しい


私は車だったからか、彼女も気を遣わずお酒は頼まなかった


お酒は好きと聞いていたから申し訳ないと思う反面

少しだけそんな気遣いが心地よかった


結局ジュースで乾杯


二人でお腹いっぱい食べた



きっと間違えて頼みすぎた私に 無理をして食べてくれたのだと思う



そんなところも大好きだった



こんな密会自体がいけないと分かっているのに




お酒も飲んでいないのに




私は詠美の魅力に酔っていた


ことあることに手を握ったりキスした


彼女はずっと私に寄り添ってくれていた


いけないと分かっているのに・・・




どんどん彼女が好きになる



もうとまらなくなるくらい詠美が好きだった



そこで夕食を済ませて


早めに帰ってきた



詠美「深夜二時くらいまでなら大丈夫だよ・・・でも明日仕事だし無理はしないでね??」




そんな彼女の甘えが嬉しい





大きい駐車場に車を停めてずっと彼女とお喋り



ときどきくっついたりしていた



自分の家には連れ込まなかった



なぜかその日のムードというか



今日はそういうタイミングじゃないかなって気がした



そのまま深夜になり彼女を家まで送った


「こんな遅い時間まで本当にありがとうね
 明日楽しみにしてるね ユウ君大好きだよ チュッ☆」


とキスして彼女は帰っていった



ご主人と子供の寝ている家に









その日はずっとひどい雨が降り続いていた










No.21 12/03/01 01:12
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 20 次の日


彼女は子供を連れて劇に遊びに来た



劇は私の仕事とは関係ないのだが、



私の親族が経営している劇団があって


その劇に招待した



某人気キャラクターの劇で、子供連れの家族に大人気の劇だ



本当はご主人も含めて招待したのだが



当日仕事が入って彼女と子供だけの来場だった


(実際ご主人が、仕事があることは計算しての日にちを考えて招待した。

 最低な男だと思う)



会場は満員


そんな中、彼女たちを一瞬で見つけた


彼女も私を探している感じでキョロキョロしていた



ユウ「こんにちは~今日は楽しんでいってくださいね」



詠美「ありがとうございます。ユウさんは一緒に観ないのですか~??」



人前なのでお互い敬語


ユウ「また時間があれば観にきますね」



といいながら叔父に彼女の隣の席は空けておくようにお願いしていた私


お客様だからといったら快く承諾してくれた






完全に病気だ・・・



実際劇が始まって会場が暗くなる



タイミングを見計らって彼女の隣に座る私


詠美はすぐに私の手を握ってきた



この辺りからもう怖いという気持ちは薄れていた


詠美「好き・・・」



そんな事をぼやきながら彼女は私と手をつなぎながら劇を見ていた


劇の内容はハッピーエンドなのだが



簡単に説明すると愛し合う事を許されない立場の男女が


今を懸命に戦って、最後結ばれるという


恋愛の入った劇であった


もちろん人気キャラクターも主要場面には登場して悪者と戦っている


子供向けの劇にしてはなかなか面白い内容だった(笑)






劇が終わり、舞台裏で特別に彼女たちだけ劇のキャラクター達と写真を撮らせてあげた




普段では出来ないが




親族である私が叔父に頼んで特別に撮ってもらった



彼女も子供も本当に嬉しそうだったのがなによりだった



そのまま彼女達を見送る為、駐車場まで楽しく一緒に歩いた


別れが寂しい



後に聞いた話だが、このあたりで子供も詠美が私を好きであることに気づいていたらしい



まあご主人と明らかに態度が違えば、当たり前なのかな



そのまま会場から彼女達は笑顔で帰った



それを見送りながら、私は今日の劇の内容を思い出していた








決して結ばれない運命か・・・


今を懸命に生きたら運命って変わるのかな・・・



ばかばかしい 運命なんて変えられる訳がない・・・


間違った恋なんだから・・・










これから私が、この叶うはずのない運命と戦おうとは知らずに











No.22 12/03/01 14:07
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 21 それからは彼女とは毎週逢うようになった





たまに隣町に二人でドライブにも行く





私とご主人の休日は違うので、比較的逢いやすい





お陰で私の休日は彼女で一色だ





もちろん子供のお迎えもあるからずっと一緒にいれるわけではない





が、その限られた時間が燃えるというか、また私の歪んだ愛情を





またおかしくさせる





ありえないくらい好きなのだろうな





ある日彼女とデートをしていて 勇気を出して





ユウ「俺の部屋、来てみる??」




詠美「え・・? いいの?? めっちゃ嬉しいんだけど」




と予想通りというか、以外というか




彼女は私の家にすんなりきた




私の部屋はあまり物がないので、殺風景に思われたかもしれないが




彼女は「綺麗にしてるんだね」と褒めてくれた





適当にお茶を出して、私達はくっつきながら色々な話をした



子供の話や仕事の話など、尽きることはなかった




次第にキスをしてベッドに寝転んだ



彼女はなんの抵抗もしなかったが、ずっとモジモジしてた




恥ずかしそうな感じではなく、なにか言いたげな感じだった




ユウ「嫌なら絶対にしないから大丈夫だよ??
   好きな人に無理矢理することは好きじゃないし」




詠美「違うの・・・めっちゃ嬉しいし、大好きだしユウ君としたいの
   でも・・今日はダメな日だから」




私はすぐに納得したし、これ以上彼女に何もするつもりもなかった




私も当時、そこまで悪趣味でない変態でもない(笑)




詠美「でもユウ君が嫌じゃないなら・・してほしい」





私の中で一瞬時が止まった






ここで彼女とセックスしたら、もう戻れない




境界線の完全に向こう側に足を踏み入れる


(とっくに境界線なんて越えているのだが)



その時、私の「理性」なんてもう何処にもなかった








そして私は、罪を犯した





そのまま彼女と交わることを決意した



No.23 12/03/04 22:47
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 22 彼女はずっと私の顔を見つめていた



そんな彼女の視線が恥ずかしくもあり、心地よかった



彼女から目を逸らしたくなかった




たぶん今までのセックスの中で一番緊張した




こんな立場でしたことないし、そもそも人妻となんてかつて経験がない




もともと詠美は経験豊富に見えた




そりゃその辺の人妻より断然可愛いし、何人もしくは何十人としてきたのだろう




そんな彼女に嫌われるのが怖くて仕方なかった




お互いに服を脱いだが彼女の中に入る事を少しだけためらった


入れたらどうなる??
戻れるのか??

終わった後どうしたらいい??


ってか今彼女は濡れてるのか??




などもう頭は真っ白だ



入れるときは極度の緊張だったと思う











緊張って極限を通り過ぎると、面白くないのに笑ってしまうって事
ありませんか??


僕は暖かい彼女の中に入っていくとき、緊張を通り越して笑ってしまった



彼女はそれがものすごくショックだったのだろう



私たちが交わった瞬間、彼女は泣き出した



嬉し涙には程遠い悲しい涙だった



彼女なりに私に一生懸命向き合ったのだろう



立場は違えど、私を好きになり女性の日にも関わらず



詠美は私を受け入れようと必死だった


思えば彼女の方が緊張していたのかもしれない



そんなタイミングで入れられた瞬間、相手にいきなり笑われたのだ


それはショックだったのだろう



もうセックスどころではなかった



すぐに服を着せた



私は何度も彼女に謝った



嫌われたと思った



しかし彼女の言葉は以外な一言だった・・・



詠美「お願いユウ君・・・・嫌わないで・・・」



今にも消えてしまいそうな声で彼女は泣きながら私に抱きついた




彼女は生理中でも男と出来る簡単な女と思われたと思っていたようだ




彼女は彼女で苦しんでいた




初めてのセックスはお互いがお互いを理解し合えてないセックスになった




そんな彼女が愛しい・・



ユウ「嫌うわけないじゃん。愛してるよ・・・」




強く、強く、彼女を抱きしめた







No.25 12/03/04 23:31
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 24 momoさんレスありがとうございます。

貴重なご意見ありがとうございます。

緩いってあるみたいですね!



当時そういったことに全然何の意識も知識もなくて


彼女を傷つけたとばかり思ってました

これからも読んで頂けたらと思います。

No.27 12/03/05 09:43
キャベツ ( ♂ gRYcye )

ピュアさんレスありがとうございます。


私も今こうやって書いていると当時の色々な感情が

蘇ってきます。


ゆっくり更新していきますがこれからも


読んで頂けたらと思います。

No.28 12/03/06 02:05
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 27 その後も私達の関係は終わらなかった



私は割れ物を触るかのように彼女に気を遣って接していた




彼女もそんな私を知ってか知らずか、私を好きでいてくれた




逢えば逢うほど、電話すればするほど、彼女を好きになっていく






結局後日彼女と普通に愛し合った



全開の失敗があったので、あえて何も考えずに目の前にいる




彼女だけを愛した






内容は・・・これからお互いの歪んだ性癖が出てくるので



また後日(笑)










毎日が幸せだった




その頃私は時間さえあれば彼女に電話していた




詠美は専業主婦なので、極力電話に出てくれる





もちろん、主婦として母親として忙しそうな時間は避けている






暗黙のマナーなのかな





そもそもこんな事をしている私にマナーなんてあるはずもないのだが・・・





私とご主人、どちらも会社の残業はあったが




ご主人の方が私より一時間程残業が長い




その夜の一時間彼女と電話することが、私の生きがいだった




会社が終わって家に帰ってご飯を食べながら




彼女の声を聞くことが何よりの楽しみだった





No.29 12/03/06 12:25
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 28 その頃彼女の子供が長期の連休に入った




だから彼女はいつも子供に付きっ切りの毎日になり




私とも逢う時間は一気に少なくなった





そんな事は初めから分かりきっている事であり




私もそこまで餓鬼ではない




寂しくはあったが、辛さはなかった






彼女と電話やメールで繋がっていれるだけでも 幸せだった




贅沢は言わないつもりだった




しかしやはりメールや電話をしてても




詠美「逢いたいね・・」




などの会話になってしまう




逢いたいが、子供がいる・・・





彼女の子供に私は好かれている為、問題はないが





どうしてもご主人に繋がってしまう事を恐れてしまう





しかし逢いたい・・・





私はまた暴走してしまう






ユウ「なら会社のイベントってことで遊びに行く??」




詠美「え??大丈夫なの??」





ユウ「他の社員も家族も子供も来ているってことにしてみんなで遊びに行くっていうことにしたらやばいかな??」




詠美「それいいかも!!一回旦那に話してみるね!!」




彼女はすんなり作戦に乗ってきた




こうして初めて彼女と彼女の子供と私で遊びに行く事になった











No.31 12/03/15 13:24
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 30 優さんレスありがとうございます。

その独身男性には片思いですか?

どちらにしても優さんの苦しみ分かります。

私も気付いたら彼女を好きになっていました。

No.33 12/03/15 21:25
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 32 憂さん


年下には、年下の想いがあります。

独身には、独身の想いがあります。

彼も彼で色々考えていると思います。


立場は逆ですけども、私も苦しんでいます・・・

No.34 12/03/15 22:07
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 33 彼女と彼女の子供と遊びに行く日




少し遠くの公園へ行くことにした




彼女は豪華なお弁当を作ってくれた




きっと朝早く起きたのだろう



そんなことも言わず普通に用意してくれている



それがまた嬉しい



公園について私はずっと子供と遊んでいた



子供の元気は凄まじい(笑)


私は体力には自信があるほうだったが、結構バテた



でも楽しかった




彼女もずっと笑顔だった




そんな彼女を見ているだけで幸せだった




お昼も一緒に食べた




絶対考えてはいけないことと分かっているのに



自分の家族の様に思ってしまっていた。




この時間がもっともっと続けばいいのに・・・











しかし午後になって事件は起きた



彼女の子供が階段から転んで角に頭をぶつけた



額から出血  それもかなりの量


私の完全な不注意だった



彼女は混乱していた



何をどうしたらいいか分かっていない状況



子供は泣いている


血は止まらない




私は知っている限りの応急処置を施した



なかなか血が止まらない



私の服やズボンは血まみれになるくらいだ


そんな事はどうだってよかった


ただ焦りと罪悪感でいっぱいだった


あまりにも出血がひどいのでギャラリーも集まってきた



それでも何とか15分くらいで血は止まった



彼女はずっと私に「ありがとう」「本当にごめんね」



と言ってくれた



しかしその言葉が痛くてたまらなかった



自分で勝手に誘って


子供まで連れ出して


自分だけ楽しい思いをして


夫になった気になって


父親になった気になって



全員を傷つけた



その時、私は必要のない存在だと思った



彼女の人生に存在してはいけなかったのだ








その後何もなかったかのように彼女達は楽しんでくれていた



私も彼女達を楽しませるために誘ったのだから



必死に気持ちを隠して盛り上げた






その反面、






私は彼女から離れる決意をした







別れようと



No.36 12/03/18 04:57
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 35 みいきちさんレスありがとうございます。



優しいメッセージありがとうございます。

私もいけないことと分かっています。


ゆっくり更新していければと思ってますので
お付き合いいただければと・・・


No.37 12/03/23 02:55
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 36 その帰り道、彼女の子供にスニーカーをプレゼントした。


懺悔の気持ちなどではなく、ただ買ってあげたかった。


最初で最後のプレゼントのつもりだった



その時車から降りるとき彼女が思い切りドアを急に閉めたので


私の指と爪にドアが強打した



ユウ「いって~!!!!」



詠美「えっ!?ごめんなさい!!全然見てなくて!!
   ユウ君大丈夫!?」


ユウ「うん。大丈夫気にしないで!!
   じゃあ靴買いに行こうか!!」


実はこの後爪が根元から割れて一週間程激痛と戦ってたことなど

彼女は知らない(笑)


もちろんそんな彼女を悲しませることなど言うつもりもないのだが






子供「ユウさん靴買ってくれてありがとう!!」



子供は無邪気な笑顔で私にお礼を言ってくれた



その笑顔が私をきゅんとさせる・・・



夕方前



彼女と子供を家に送る



詠美「今日は本当にありがとうね!!今日は旦那の帰り早いかもだから
   電話は厳しいかも・・・
   でもメールはいっぱいしようね!!すぐ送るね!!」


ユウ「そっか・・・了解」



彼女も私も笑顔だった


が、笑顔の中に隠された想いは間逆だったと思う




私はその時、もはや作り笑顔でしかなかった・・・



この人の幸せに私はいらない



そう思うと笑顔でなんかいられるはずもなかった



そのまま自分の家に帰る途中、車の中で少し涙したのを覚えている



好きなのに別れを切り出すということが人生で初めてだった



お互い好きなのに終わるんだ・・・



そう思うとただただ、悲しかったのを今でも覚えている



でもそれが彼女の幸せ



そこに私はいらないのだから












その夜



私は彼女に別れを切り出した


No.38 12/03/23 21:53
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 37 彼女からすぐメールがきた




詠美「今日はありがとう!!
 忙しいのに私や子供の面倒見てくれてありがとうね!
 子供もすごく喜んでたよ!!
 また一緒にお出かけ出来たらいいな。ユウ君大好き!!」





いつもなら飛び上がるくらい喜ぶメール


しかし今回は辛かった



どんな返事をしようか悩みに悩んだ



ユウ「今日はありがとうございました。
   しかしあなたの子供に傷を負わせてしまったことは全て私の責任です。
   本当に申し訳ありませんでした。
   元の関係に戻りましょう。」




送ったメールはもっと長文だが、このようなメールを彼女に送った





これが私なりの「責任」の取り方だった




すぐに彼女から電話がかかってきた





出たい・・・声が聞きたい・・・





けど出ちゃだめだ・・・




出たら彼女をもっと傷つける





彼女にこれ以上罪を犯せたくない





詠美からのメールもくる




詠美「なんで!?あれはユウ君のせいじゃないよ!!
   私が見れていなかっただけ・・・
   そんな事いわないで・・・」




返せない







こんな感情がかつてあっただろうか






こんなに好きなのに・・・



綺麗ごとかもしれない





でもどんな形であれ彼女を誰よりも愛している



電話もメールも何度もきた



気づいたら涙が止まらなかった・・・



No.39 12/03/24 01:21
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 38 ただ好きになっただけ


でも苦しいそれは彼女も同じであろう



これでいいのだと思うほかなかった



しかし私はまた罪を犯した



彼女のメールや電話が鳴り止まなかったことなど言い訳にしかならないが



ふと、無視して終わるのは失礼かなと思ってしまった



電話にしろちゃんと別れを言うべきなのかなと
(今思えばこの時点で己に負けている)



彼女に別れのメールをいれて連絡を無視してから3時間後くらいかな



彼女に電話をした



彼女はすぐに電話に出た



今にも泣きそうな声だった


でも、なんでかけてきたの??

というかびっくりした態度だった
(この態度の理由は最後に知った)




ユウ「詠美・・・ごめんね」





詠美「ううん・・・だってしょうがないじゃん」



しょうがない?




え??なにこいつ納得してんだ??




私が馬鹿なのはもちろんなのだが・・・




もっと彼女に泣きつかれると思っていた




これでは電話した意味がないというか
(私が女心を理解していないだけなのだが)




無性にイライラした




仮にもこっちは死ぬほど苦しんでの答えだったのに



なんでこんなにあっさりしてるんだと



ユウ「それで本当にいいんだ??」



別れを切り出したほうからするとありえない言葉である



本当にそれでいいんだって・・・(笑)



いまでに笑える
自分から言い出しておいて、女々しすぎる



すると



詠美「だってしょうがないじゃない!!!!!!」



彼女は泣きながら電話越しに叫んだ



号泣だ・・・



No.40 12/03/24 01:54
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 39 女の涙はずるい




どれだけ突き放そうと思っても




一瞬で好きな気持ちが蘇ってしまう




彼女をまたどんどん好きになる




泣いている声や鼻をすする声も全てが愛しい




つい彼女に優しくなってしまう




ユウ「泣かないで・・・??」




詠美「うん・・・ユウ君好き・」





ユウ「うん・・・俺も好き・・」




一番言ってはいけないことを言ってしまった




でもそれが私の本音





もう別れる気は彼女の涙ひとつでどこかに行ってしまった


そんなものだ  私の覚悟なんて


もう嘘はつけないかな




ユウ「愛してるよ」





詠美「うん・・・私も・・ユウ君大好き」




完全に負の螺旋階段を登ってしまった





私は彼女を切ることが出来なかった





愛している・・・この気持ちは変わらなかった





彼女と電話を切った後2通の彼女の未読メールを見た




同じ内容ばかりだったし、私も見ては苦しんでいたし



どちらにしても電話すると決めていたので




彼女のメールの最後の2通は見ないまま彼女に電話をかけていた




一通は別れないでというメール




そして少し時間が経ってからの彼女の最後のメール




詠美「いままでありがとうね。ユウさんと出会えて本当に幸せでした
   これからはまたお仕事のお付き合いで仲良くしてくださいね。」




彼女は最後に別れを受け入れていた


それをメールで私に送っていた





だから最初にしょうがないと電話で私に言ったのか




そんな彼女の覚悟も知らずに、私は彼女に電話していた



もしこのメールを見ていたら





私は彼女に電話していたのだろうか




いや、そんなことはもうどうでもいい




もう彼女なしでは考えられない





ただそれだけが分かった














そしてこれから私はこの螺旋階段をどんどん登っていく










もう自分で降りるのが怖くなるくらい





高く、高く

No.41 12/03/24 20:56
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 40 世間ではお花見シーズンの頃





彼女もママ友ととあるスポットにお花見に出かけていた



今日○○へ行くんだとか一日の予定を教えてくれるのは嬉しい




気持ちだけでも彼女のパートナーになった気でいれる





その日ちょうど私も仕事で近くまで来ていた




思い切って彼女に電話してみる




ユウ「もしもし~忙しいのにごめんね」




詠美「もしもし!?ううん今子供は子供達で遊んでいるから全然大丈夫!」





ユウ「そうなんだ!!今ね~近くを通ったから電話してみた」



詠美「えっ!?なんか近くにいるって分かっただけでも嬉しい!」



お世辞でも嬉しい




詠美「でも逢えそうにないね・・・みんなといるし・・
   また今度ゆっくり逢おうね!!
   いつかお花見二人でいけたらいいね!!」






ユウ「そうだね~」




そんな感じで一時間以上電話してしまった(笑)







実は彼女をその時私は見つけていた
(一目見たくて仕方なかった感じかな)



人ごみの中一瞬で見つける事が出来た






彼女には言わなかったが
(というか他のママもいて見つかりそうだった・・)



何気ない日に彼女を見れるだけで幸せになれる




もはや彼女の存在は麻薬に近いものとなっていた




この病気が治るときなんてこの先訪れるのだろうか


No.42 12/03/29 01:11
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 41 それから彼女とは頻繁に逢うようになった



逢うたびに身体を求め合った



週二回のペースくらいで彼女と身体を重ねた



私の休日は彼女でいっぱいだ



彼女も逢うたびに暴走しているようにみえた



それだけお互いが好きで、お互いがもがきあっているのであろう



朝起きたら詠美からメールが来ていて彼女の家の近くまで迎えに行く


彼女が来てくれることもあった


子供は幼稚園に通っているからその間のわずかな時間



逢えばあっという間に過ぎていく



でもそんな時間が惜しい・・・


足りない


もっと逢いたい


もっと一緒にいたい



ここから私と彼女のの暴走は誰にも止められなくなってくる

No.43 12/03/29 01:26
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 42 大型連休が近づいてきた




連休になれば彼女とは逢えなくなる



彼女はご主人と彼女の実家に帰ることが決まっていた



寂しい・・・


でもそれを彼女に言ったらそれが重荷になる




私は笑顔で送ることしか出来ない



無力



夫という特権がもし売っているのなら、全財産出しても欲しい



でも彼女はそんな私の気持ちを察してか



出発の前に私に逢いにきてくれた



地元の友達の出産祝いを買いに雑貨屋へ行くということで



出てきてくれた



しかもその雑貨屋が遠くにあるため



二人でドライブの時間が出来た



その日は朝から夕方まで彼女は私といてくれた



お昼も一緒に食べた




あまりにも興奮して高級なランチを食べた(笑)
(二人で8千円のランチ)
ランチでは久しぶりの奮発




そして少しだけ私の部屋で愛しあった



別にセックスなんてしなくてもよかった



一緒にいるだけでいつも幸せだ


だけど求めてくる彼女が愛おしくてたまらなかった



そのまま彼女は実家へ帰った




  • << 45 連休の間、彼女は常に旦那といるから あまりメールがこない それがより私の不安を大きくさせる 分かっていても これはなかなかしんどい・・・ 基本夜の少しの時間だけ彼女からメールがくる それが嬉しいようで悔しい こんなに好きなのに一緒にいれない でも仕方ない 私は所詮一人

No.45 12/04/16 00:41
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 43 大型連休が近づいてきた 連休になれば彼女とは逢えなくなる 彼女はご主人と彼女の実家に帰ることが決まっていた … 連休の間、彼女は常に旦那といるから


あまりメールがこない


それがより私の不安を大きくさせる




分かっていても



これはなかなかしんどい・・・



基本夜の少しの時間だけ彼女からメールがくる



それが嬉しいようで悔しい



こんなに好きなのに一緒にいれない



でも仕方ない




私は所詮一人



No.46 12/04/16 00:45
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 45 それでも彼女は私に愛を注いでくれた



それだけで幸せになれる



早く帰ってきてほしい



早く逢いたい



そんなことばかり考えていて一週間近く経った



もうすぐ彼女が帰ってくる



待ち遠しくてたまらない



そんな日の夕方、詠美から突然のメール



この時の寒気ときたら、恐らく人生のベスト5に入ると思う














詠美「ばれたかも・・・また連絡します」













私の寒気と反比例するかのように




その日の夕方はありえないくらい暑かった

No.47 12/05/20 23:40
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 46 それからというものの


彼女から嘘のように連絡が途絶えた


こちらから連絡することは絶対に出来ない


もどかしい・・・



それでも彼女からの連絡を待つしかなかった



毎日連絡していた



だから急に連絡が途絶えると、思ったより堪える



精神的に不安になってきた



詠美・・・なんでもいいから連絡をくれ・・・



そう思って三日が過ぎようとしていた

No.48 12/05/21 22:15
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 47 彼女からの連絡は唐突にきた



詠美「ごめんなさい。バレルのが怖くて全然連絡できなかったの」



私と彼女は全く同じタイプのスマートフォンだ


以前彼女の携帯に音楽を取り込んであげようと



私のパソコンからデータを取り込ませたことがある


音楽だけでなく



ブックマークみたいなものまで彼女の携帯に同期されていた


そのなかには私の個人情報に近いものまでのっていた
(大学や会社など)



さすがにそんなものが嫁の携帯に入っていたら可笑しい


どうもその日旦那に携帯を貸していたらしく、見られたかもしれないのだと



その日から旦那の口数が少ない気がするそうだ



さすがにそれは怖いと私も感じたので次に彼女と逢う日までメールは
控えめだった



それでも彼女はわたしをずっと好きでいてくれる



私もその気持ちは



彼女の旦那は細かい(少し変わっている?)


変なとこに勘が働くかんじかな







後にこの旦那も私達の物語に大きく関わってくることは



今の私は考えもしていなかった










  • << 50 日に日に彼女を好きになっていく でも実はあまり彼女の事を理解できていない 彼女が何が好物で 何を聞いて 誰が好きな芸能人で 今までの恋愛だとそんなところばかり聞いていた それが恋愛のステータスだと思っていたからだ だが彼女は違う 好きという気持ちだけで何もいらないくらい だから彼女に好かれていれば、何でもいいかなって(笑) 彼女に対して恋愛馬鹿なのか、恋愛の考え方が大人なのか 詠美、 俺はどっちかな? 君の好きなほうで   いいよ

No.50 12/05/26 01:03
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 48 彼女からの連絡は唐突にきた 詠美「ごめんなさい。バレルのが怖くて全然連絡できなかったの」 私と彼女は全く同じタイ…
日に日に彼女を好きになっていく


でも実はあまり彼女の事を理解できていない



彼女が何が好物で


何を聞いて


誰が好きな芸能人で




今までの恋愛だとそんなところばかり聞いていた


それが恋愛のステータスだと思っていたからだ




だが彼女は違う



好きという気持ちだけで何もいらないくらい




だから彼女に好かれていれば、何でもいいかなって(笑)



彼女に対して恋愛馬鹿なのか、恋愛の考え方が大人なのか




詠美、 俺はどっちかな?



君の好きなほうで   いいよ

No.51 12/05/26 01:19
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 50
彼女と付き合って何ヶ月が過ぎた



連休の旦那にバレかけた件もなんとかそのまま状況が


変わってないので大丈夫だろう


このあたりから割りと頻繁に彼女と子供と


遊ぶようになってきた



私の車に彼女と子供を乗せて



どこに行くわけでもない時がある



ただ買い物に出かけたり



ただ隣町に出かけたり


今思うと



危険極まりない行為だが



幸せだった



その時間、その空間だけ私は夫であり父親になれる



あくまで私の気分だけだが



その時間は何よりもかけがたい時間である





本当に彼女の旦那になれたらなあ  と思う毎日



この気持ちが大きくなるにつれて



私のなかの悪魔が



すくすくと大きく育っていく




No.52 12/05/31 23:42
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 51
私は彼女を


「好き」


を超えて


「奪いたい」


という気持ちに変わっていった



絶対に一緒にはなれない関係



そんなこと最初から知っていた



だが好きという麻薬が私の脳内を麻痺させ




一緒になれないのかは分からない



旦那と離婚して、俺と再婚してほしい




その気持ちでいっぱいだった





ある日、私の部屋でイチャイチャしていた時




もう好きすぎてどうにもならなくなってたのか







私は彼女に正直に気持ちを話した






ユウ「愛している。結婚したい」





重い言葉だが、実際はもっとラフに言った



楽しい空気のなかサラッと言った感じかな?








すると思いもよらない解答






詠美「うん・・私もユウ君大好き・・・結婚したい・・・・・・ほんとうにもらってくれるの??」





・・・・・へ?




そのときの気持ちはこんな感じ(笑)



No.55 12/06/03 12:59
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 53 初めまして。 初めは不倫なんて…って感じでしたが主さんは真面目なんですね。 普通は不倫なんて応援しないのですが主さんの場合は頑張って欲しい… N.恵理子さんレスありがとうございます。

正直、私はその覚悟はいつだってできてます。


慰謝料も払ってもいいかなと思ってます。



いい加減な覚悟ではありません。


ただ、私一人の気持ちではなかなか決めることが出来ない
という事が難しいですね。


彼女はまだにしろ、子供に何の罪もないですからね。


子供にとっては私は産みの父親になることは、できないので
色々考えてます。


やっぱりこの立場って難しいですね…(笑)

No.56 12/06/03 13:05
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 54 私は不倫経験者です。 どんな理由あっても不倫は良くない事… 主さんの気持ち理解できるけど応援する気にはなれない。 人を傷つけて得… 匿名さんレスありがとうございます。


不倫経験者の方のご意見非常に感謝しています。


確かにどんな結末になっても、誰かが不幸になる事は決まってますよね…



それを分かっていて、最後まで彼女と一緒にいたいと思う私は



卑怯だと自覚しています。


それでも彼女を好きになってしまいました。


悪い事とは分かっています。
それでも気持ちだけが進んでいきます…。


今後ともまた貴重なご意見頂けたらと思います。


丁寧なレスありがとうございました。

No.57 12/06/04 00:26
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 56


詠美「私も旦那と別れて結婚したい。」




そう彼女に言われたことは死ぬほど嬉しい



だけどこの言葉だけは難しい




愛想やその場の感情なのか、彼女の本心なのか




私は覚悟は出来ている



それもそうだ



失うものなんてない



強いて言うのなら、職くらいだ




しかし、彼女は違う



彼女は多くのものを失う




必ず誰かを悲しませる




その覚悟が彼女にないかぎり




その言葉は「本気」ではない



でも彼女は本気で私のところに来たいと言う




でもやはり子供のことが、不安だという



それでも旦那と別れて、私と再婚したいと彼女は言った



すうっと、美しい瞳でまっすぐ私を見つめながら




その時私も決意した




どんなことをしてでも今の環境、立場を変えようと






離婚させようと








何よりも愛するこの人達と一緒になるために









そんな頃、世間は暑い暑い夏に入ろうとしていた







No.58 12/06/05 00:24
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 57



私の経歴は少しだけ変わっている




学生時代多くのアルバイトや派遣の仕事をした



引越しから警備員や飲食店





10代終わりの頃はバーテンダーからホストにもなった





人脈も意外にあった





その中で人脈紹介から危険なバイトを何度かしたことがある




本当に危険なバイトばかりだった





内容は何かの形でばれて本人達から怒られたくないので書きません(笑)




その分給料も普段のバイトじゃ考えられないくらいもらっていた
(当時は怖いもの知らずでお金だけがほしかった感じかな)





その仕事で多くのいわゆる「裏」の世界に生きる人たちに出会った






なんていうか・・・プロというか(笑)
(ヤ○ザではないです。ある意味それより危険かも)





その中のある人物に今回の相談をした




のちにこの相談が吉とでるか   凶とでるか





この時は何にも考えてなかったなあ・・・




No.60 12/06/05 01:05
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 59 匿名さんレスありがとうございます。


そうですね。
今なら相談はまずしてないと思います。





ただ、当時はただ彼女を愛しすぎていました。


どうしたら、彼女が私のモノになるのかで
頭が一杯でした。


離婚してほしいで頭一色だったと思います。

後悔も含めての独り言です。


最後までお付き合い頂けたらと思っています。



貴重なご意見ありがとうございます。

No.61 12/06/06 22:33
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 60

彼とは仕事上の関係で出会った




というか、何度か彼の仕事の手伝いというか





アルバイトという形でなかなか危険なことをしていた





何度か彼の仕事を手伝ったなかに



かれの命を救ったことがどうもあるらしい・・・
(何かを時間内に届けたり、ある場所に立ってるだけなど
簡単なことしかしてないが、それがどうも役に立ったのだとか)






「お礼にユウちゃんが困ったことがあればいつでも力になってあげるよ」





彼と別れるとき、そう言われ続けていた





今がその困ったときなのかな??





それすらもよくわからないまま、私は携帯を握った

No.62 12/06/09 00:12
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 61
「もしもしゆうちゃん!?
久しぶりじゃん!!なにかあったの!?」



まあ私が電話かける時なんてろくな時じゃないから



向こうも何かある前提で電話に出た




ユウ「ちょっと・・手伝ってほしいというか・・・
    とりあえず話聞いてほしい・・・」




本当はただ誰かに話したかっただけかもしれない





そりゃこんな恋愛なかなか人に言えるわけがない





抱え込めば込むほど、マイナス思考になる







私は大体の概要を一気に話した






「ふーん。ゆうちゃんがねえ・・(笑)不倫ねえ・・・(笑)
 なんか以外ー。とりあえず話聞くよ
 そのうちこっち来れる!?
 いい人(女ではない)紹介してあげるよ。」



ユウ「そんな本気で相談のってくれるの!?」




「当然じゃん!!!!ユウちゃんは命の恩人だからね(笑)」




間違っても助けた覚えはないが私はこの人の恩人らしい・・・




ユウ「そうだね・・・なら一回休みにそっちにいこうかな!?」



「全然いいよん。それまであんまり暴走しちゃだめだよ。。
 ユウちゃんその辺猪みたいに突っ走っちゃうんだから(笑)」



ユウ「了解(笑) おとなしくしてるね」




私はこうして後日、逢うことになった(あくまで相談として)














それはそれは・・・まあまた後日(笑)






No.63 12/06/09 00:30
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 62

季節が暑い暑い時



私は仕事も順調に忙しく、そして休みは彼女で頭が一杯になるほど充実していた



世間一般的には充実しているわけないのでが、



それでも私は幸せだった。




世界中のだれよりも彼女が好き



一日も早く一緒になりたい



でもこの数少ない二人の時間のために彼女と過ごす事も



嫌いじゃない




子供が休みになると、再び彼女と子供と遊ぶようになった



もうこのとき



私に罪悪感という鎧は



完全に剥がれていた




No.64 12/06/10 00:33
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 63
ある夏の日



彼女と子供とプールに言った



普通ならありえないシチュエーション(笑)




平日だったのでがらがら(笑)




私の車で二つほど離れた街のプールへ




初めて見た彼女の水着姿



とにかく興奮した(笑)



好きな女の水着はいつ見てもいいもんだ



とにかく楽しかった




彼女はずっと私にくっついていた(子供もね)




幸せ



というか幸せな思い出って書ききれない(笑)



本当は、この日もっとディープな一日なんだけれど



控えます(笑)

No.66 12/06/12 22:54
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 65 レスありがとうございます。

おっしゃる通りだと思います。

恐らくどう頑張ってもみんなが幸せになる事は

不可能だと思います。

私が諦めたらいいことなんです。


それが出来ない私は


世界一の卑怯者です。


丁寧なご意見ありがとうございます。

これからも呼んで頂けたらと思います。

  • << 78 再レス失礼します。 主さんの言うように何事においても皆が幸せになることはないと思います。 誰かが幸せになるために誰かが不幸になってしまった。 ということはあります。 しかし、それは故意的に不幸にしたわけではありません。 でも、不倫は故意的に人を不幸にしています。 妻や夫と折り合いが悪いから不倫していいのですか? 折り合いが悪いのは全て不倫された側のせいですか? 不倫した側に折り合いが悪くなった原因はありませんか? 折り合いが悪いと思っているのは不倫した側だけが感じているか、不倫相手に言っている言葉だけか不倫した言い訳ではありませんか? 自ら家庭を壊す行為をしていることは分かっていますか? 壊れたものを戻すのは簡単にはできませんよ 罪悪感はありますか? あるなら誰にどんな罪悪感を感じていますか? ドラマのようなキレイな不倫なんてありませんよ‼ 不倫している人はお互いに不倫するために沢山の嘘をついているのに その嘘つきを信じられるのですか? 不倫相手と一緒になって今度は不倫される側になるかもと考えませんか? 私だけは違うと思っているのではないですか? 私は愛して信じていた妻に裏切られ死をも考えました。 しかし 妻の 深い反省 やり直したいという気持ち と それでも私は妻を愛しているので現在やり直し中です。 主さん、読んでいる方 不倫している側とされた側では、こんなにも違うことを理解してください。 主さん レス失礼しました。

No.67 12/06/15 02:35
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 66
彼女と有名な占いに行った事がある




彼女がどうしても行きたかったみたいだ



私と彼女の恋愛を聞きたいとのこと




占いは基本よく分からないが、多少の興味はあった



内容も内容だけにかな・・・



なかなか人気の占師みたいで、その情報も彼女から聞いた



何ヶ月も待たなくてはいけないということは聞いていたが



本当に何ヶ月も待った(笑)






詠美「予約も難しいんだよ~」



と彼女から言われていたが




何か意地でも取りたくて



色々人脈を使って一番いい時間に取ってやった(笑)




彼女はとても喜んでくれた




その笑顔が何より嬉しい



彼女が笑えば何にもいらない



だが占いとは面白いようで怖いものかな




この占いが無ければまた何か違ったのかな??




詠美、どう思う??


No.68 12/06/16 01:09
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 67
占い当日





運悪く彼女の子供が前日に熱を出してしまった





占いの場所は隣の県





高速を使えば、一時間程で行けるのだが、




さすがに子供も連れて行くわけにはいかない






だが、彼女は初めてワガママを言った





詠美「お願い。ずっとこの日を待っていたの。
   行こ?? 子供ももう元気だから」





今までおとなしかった彼女が初めて言ったワガママだった




私が何度また今度にしよう
また予約したらいいじゃん



と言っても彼女は引かなかった



彼女がこの時何を思っていたのか



その本当の意図を私は知らない
(恐らくただ純粋に行きたかっただけだと思う)



でも正直私も占いには興味があった




迷いに迷った挙句、私は彼女と子供と行くことに決めた





そのときの電話での彼女での嬉しそうな声は




今も覚えている



やっぱりいけない事をしてるのに



気持ちだけがどんどん進んでいく・・・




No.69 12/06/17 00:54
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 68

占いの場所に着いた




隣の県の大きなショッピングモール



その中にこじんまりした感じで



占いの場所はあった



占師は年配の女性



テレビや雑誌でも取り上げられるくらい有名なのだとか





占いは彼女だけが行った



私はその間子供と別の場所で遊んでいた




占いの内容には興味があった



でも、何か聞いてはいけない気がした




聞きたくなかったのかな



その時の私に聞かないと分からない




ただ、その時私は必死で他のことを考えようとしていた




不倫を反対され、彼女の気持ちが変わることが




何よりも怖かった








そう、何よりも怖かったんだ



No.70 12/06/18 01:59
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 69
占いは15分ほどで終わった






彼女は満足そうな顔で出てきた





あまり内容は聞かない





質問するより彼女の口から聞きたかった





彼女曰く不倫のことよりも




他の話題に話が逸れてしまったのでという
(実際その話も私の仕事に関係しているからある意味怖いものだ)




でも不倫はあせっちゃ駄目というのが簡潔な占師の結論だ




ゆっくり関係を続けたらと、

相性はとてもいいのだとか



彼女は何か悟ったように私に話す



詠美「ごめんね? 怒ってる?」



どうやらすぐ一緒になりたいから、私が占師が応援してくれなかったことに
不満を抱いているように感じたらしい



不満だったわけではない




そんな事も言われるのではと考えていた




何ともいえない感情とはまさにこのことなのだろう




自分で今何を考えているのかよく分からなかった





それでも彼女を大好きな気持ちは変わらない



というか恐らく一生死ぬまで好きだと思う



たとえどんな結末になろうと
彼女が私を嫌いになろうと


私は彼女を嫌うことはないだろう





恋は盲目なんて言われるが



私は冷静に彼女を愛していると思う



だから今すぐにという感情とは別の感情もあった
(それはまた後ほど・・・)



その後は彼女と子供と呑気にハンバーガーを食べて帰ってきた











この三ヵ月後、

私は一人でこの占い師のところに再び来ることなど


知る由も無かった





No.71 12/06/19 23:24
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 70
結局占いに行ったことは





考えも何もかも、私や彼女の心の何かを





別のものに変えてしまったのかな





いや、実際は何も変わっていないんだけどね





それはともあれ、もうすぐしばらくのお別れがやってくる





長期の休みに彼女は実家に帰ってしまう






その日が近づいてくるたびに不安と寂しさに駆られる





当然だ



会えない距離は心の距離と認識してしまうほど




私は幼かった




帰ってしまう前にいっぱいあっておかないと





そんなことばかり考えている自分に




少しいらだちと虚しさが募った





本当に不倫って難しい(笑)




道徳、非道徳に関係なしに




この恋愛はお勧めできません(笑)









No.72 12/06/22 00:36
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 71

と、いいつつも





そんな恋愛から抜け出せなくなったのは私自信




こうやって書いてるだけで



彼女への想いは強くなる




その日どんなに嫌なことがあっても



彼女と喧嘩しても



彼女を怒らせても



彼女を、一時的に冷めさせても




彼女のことが大好きだった



といってもそこまで私達は喧嘩はしない




私は彼女に対して怒りという感情は



この時は全く存在しなかった




同時に彼女が怒るときは 人一倍臆病かもしれない



この恋愛は一度終わったら、



もうそれが本当の終わりだ




彼女を失いたくない



だから今、彼女と揉めたくないし喧嘩したくない




そんなもの、彼女を手に入れたら



どんだけでもしてやるさ(笑)


No.73 12/06/22 00:49
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 72

ある夏の終わり




彼女と子供と夜 花火大会に出かけた



その時旦那はたまたま仕事だったらしく




私はボランティアで花火大会の清掃に参加予定だったので





偶然を装って現地で逢うことになった




といっても全然偶然じゃなかったが(笑)




大通りが大混雑していたため




すこし外れたスーパーの駐車場で一緒に見た





そこでお弁当と子供にお菓子を買ってあげた





正直花火なんて全く見ていなかった





花火を見ている彼女の横顔の方が





何倍も綺麗で、美しかった


花火を見ているフリをして




横目でずっと彼女を見ていた










ああ・・・なんでもっと早く出逢えなかったのだろう・・・



もっと前に出逢えていれば




彼女の旦那は私で
今よりもっと彼女を幸せに出来るはず・・・


こんなこそこそせずに堂々と手を繋いで
歩きたい・・・


人目なんか関係なく抱きしめたい




その私の想いは儚く


花火の様に



夜空にけたたましく上がっては







消えた

No.74 12/06/22 01:10
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 73

季節は本格的に暑くなってきた



そんななか彼女と私は



相変わらず良好な関係を続けている



しかし、もうすぐ彼女としばらく逢えなくなる




逢えなくなるというか、連絡もほぼ取れなくなる



実家に帰るからね



分かっているのだが、考えるだけで少し凹んでしまう自分がいる





彼女もそれを感じているのか




詠美「大丈夫。メールや電話も出来るときにするから!」



詠美「ユウ君のことだけかんがえてるからね?愛してるよ」



詠美「絶対に他の娘と遊んじゃ駄目だからね!」



等、優しい言葉をいっぱいかけてくれる



こんなにあなたが好きなのに浮気なんてするわけないのに




そんな事を言ってくれる彼女が



世界中のだれよりも愛おしい





そんな時、一本の電話が私の携帯に来た







「ゆうちゃ~ん☆元気してる~??」

No.75 12/06/23 01:28
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 74


前、相談した彼からだった



ユウ「ああ、元気だよ。どうしたの??」



「どうしたのじゃないよ~☆笑
 ユウちゃんがこの前相談したんじゃ~ん☆
 あれからどう??」




ユウ「う~ん特に何も変わってないよ」



「と、いうことはやっぱ好き??☆」




ユウ「当然!!」





「そうなんだ~☆やっぱりゆうちゃん本気なの~???」





ユウ「本気も本気だよ。
   じゃなきゃこんな危険な恋愛しないって(笑)」









「そっか~☆ 覚悟は出来てるの???」




覚悟って何の覚悟・・・??





携帯を持つ手がぐっと強くなる






ユウ「うん。覚悟は出来てる。
   彼女が欲しい。その気持ちは全く変わっていないよ」



私はその「覚悟」の意味も知らずに



そう答えた






No.76 12/06/24 23:53
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 75


「・・・・了解☆今度はこっちがゆうちゃんの力になる番だね☆
 ○月○日から○月○日まで、暇な日ある??」




ユウ「う~ん○日と○日はまず仕事は無いと思うから大丈夫かな??」





「了解~☆なら○日の○時くらい空けといて☆
 場所はこちらが指定するから必ずそこに来て」





ユウ「了解。動けるようにしておくね」





「わかった☆
 一週間後のこの時間にこの携帯に電話してくれる??」




といって彼は携帯番号を教えてくれた



なんかややこしいな・・・



だがここは深く聞いては聞けない






そんな気がした




彼はそういう人なんだから




「ひとついっておくけど、ユウちゃんの覚悟だけでは
 どうにもならない事ってあるから☆
 言ってる意味分かる??
 不倫ってそういうことだよ??
 それが分かったら電話しておいで」





「よく分かんないけど、分かった(笑)」





正直全く分かっていなかった







詠美が好き 世界で一番愛してる



他に何もいらない




その気持ちだけで常に頭の中はお花畑の私に




彼とのこれからが地獄だってことに




気付く余裕なんて全くなかった




No.77 12/06/27 00:46
キャベツ ( ♂ gRYcye )

この辺りから少しずつ仕事が忙しくなってきた



まぁ私の仕事は忙しい時は本当に忙しくて休む暇もない


そうなると彼女に逢えない時もあったりする



基本的に週二回は彼女と逢っているから
恐らく幸せな方だと思う



多分月に一回逢えたら幸せという方も
いらっしゃると思う



しかし、月に一回でも週一回でも週二回でも三回でも

逢えば次が恋しくなり、寂しくなる


逢えば逢うほど、足りない


毎日一緒にいないと満たされない



ワガママなのかな?



こんな事詠美に言えない



彼女に迷惑だけはかけたくない



そんな葛藤を仕事中考えるようになってきた



そろそろ病気かな(笑)

No.85 12/06/28 01:29
キャベツ ( ♂ gRYcye )

N.恵利子さん 匿名さん エルモさん
あやさん アリスさん ゆーたさん

皆様レスありがとうございます。


本当は一人一人に返信させていただきたいのですが、アリスさんや皆様の意見もありますので、まとめてレスさせて頂きます。


私はどなたのご意見も全く不快に思ってはおりません。
皆様のご意見間違っているものなどないと思います。



綺麗に不倫なんて全く考えてないですよ
(それはこれからを読んで頂ければ分かります。)


そんなものあるわけないですもん。
略奪愛なんですから


ここで不倫仲間を求めているわけでもないし、
ましてや賛成されたい訳でもありません。


私がこの「last regret」を立ち上げたのは私の様々な感情も含めた想いと
詠美の存在が非常に大きく関係しています。
(それも話の中でゆっくり書かせてください。
 結構複雑なんです。笑)



匿名さんのレスには本当に感謝しております。
そうですね・・・
匿名様のおっしゃっている通り、私は悲劇のヒロインぶってますね。
された側はたまったものじゃないですから
みんな恋してるときは自分がヒロインになってしまいますよね・・


だからこそ
匿名さんに、私の話を読んで頂きたいです。
最後まで読んで、どうか私を許さないで頂きたい



匿名さんの
立場の方にに意見されること大変嬉しく思っております。



N.恵利子さん  エルモさん
あやさん アリスさん ゆーたさん
も最後までお付き合いください


そんなに早く更新はできませんが、必ず書きます


書くことに意味があると思っています。

No.87 12/06/29 00:27
キャベツ ( ♂ gRYcye )

匿名さんレスありがとうございます。


私は全く気分は害してないですよ。


匿名さんのような真っ直ぐな方に見てもらえると


自分のしている愚かさにいつも気付かされます。


見ていただいて本当にありがとうございます。


感想スレは一つの区切りとして100程いったら作ろうかと思います。

その時にまだ読んでる方がいらっしゃいましたら

是非お声がけください。



今始めても誰にも書いてもらえないかなと(笑)
それじゃ寂しいですよね(笑)

すみません。
本文いきますね。

No.88 12/06/29 00:36
キャベツ ( ♂ gRYcye )

この頃から


詠美は旦那と不仲というか

喧嘩が多くなってきた


些細な事が勿論多いが、

その度彼女は私にメールなどで愚痴をこぼす



詠美「旦那本当に嫌い。別れたい。」


詠美「子供と一緒にユウくんのとこ、
行っていい??」

そう彼女がダンナを嫌いになっていくことが


私は嬉しかった


旦那への嫌悪と私への愛が比例しているように感じた



彼女は喧嘩すると私を求めてくる


私はそれを受け入れる

どんな事でも詠美の心の支えになってあがたい


詠美が旦那を嫌いになる程


私は彼女を好きになる



詠美の心に手が届く気がして

No.89 12/06/29 01:12
キャベツ ( ♂ gRYcye )



もうすぐ彼女が実家に帰ってしまう頃




私は以前聞いた彼への連絡先に電話した





「・・・・」




電話に出たが応答なし



ユウ「もしもし~」



「・・・あっユウちゃん☆??
 いきなり知らない番号だったから出るの躊躇っちゃったよ~」



そりゃあんたが教えたんだからかけるしかないだろう




「ユウちゃん、覚悟はできたかい??」



再度この前と同じ事を聞かれた



ユウ「ああ。彼女が欲しい。愛してる。
 他には何もいらない。」



「・・・分かった☆
 ○日の○時 ○○ってとこにこれる??」


ん??どこだそこ・・・??


かなり今の場所から遠い



というか、彼女の実家に限りなく近い気がした


彼女の住所は知らないが都道府県くらい覚えている



まあ彼の活動の拠点もそのエリア近くだから驚くことは無かったかな





ユウ「分かった。それまでに何かやっていくことある??」




「ないよ~☆ 愛と勇気だけ持っておいで」



こんな変な人だが、頼りになる



時には本当に怖いくらいに


No.90 12/06/29 01:15
キャベツ ( ♂ gRYcye )




「そういえば、彼女名前なんていうの??」



相談したのはこっちだし
ここで偽名なんか言っても仕方ないか


ユウ「詠美。○○詠美さんだよ」




「詠美さんね。なんか可愛い名前だね。年上??」





ユウ「うん。四歳差だよ」






「ぎゃーーーー☆!!!この変態野郎!!!☆年上の女たらしこむ変態に
 なっちゃって・・・笑  」





ユウ「うるせえよ!!!笑」





「詠美さん可哀想・・こんな変態豚野郎に毎日食べられてるんだ・・・笑
 なんか彼女の味方になってあげたくなるよ・・・笑」





ユウ「あいつの味方ってことは俺の味方ってことだよ。笑
   そういうことでよろしくね。」





「はいな~☆ちゃんと来てね~」



能天気な電話だったな・・・

まあいつもあんな感じか





というか実家に帰ったら一週間以上詠美に逢えないのかあ・・・



耐えられないな・・


でも彼との待ち合わせは彼女の実家から割と近いと思う





ひょっとしたら彼女に逢えるかな??


なんか同窓会とか嘘言ってもらって逢いにきてくれないかな・・



そんな事を妄想しながら携帯片手に


ニヤニヤしっぱなしだった




No.91 12/06/30 00:29
キャベツ ( ♂ gRYcye )

彼女が実家に帰る少し前に



彼女と2人きりで逢った



彼女も寂しいといってくれた



私も寂しくて仕方なかった



私達は激しくお互いを求めた



いつも激しいけどね(笑)



詠美「私がいない間浮気しないでね・・・」



詠美「遊んでたら許さないからね(笑)」




なんて可愛いこと言ってくれる始末(笑)



詠美は以外に束縛してくれる



それが、本心なのか私を喜ばす為に言ってるのかは分からないが



その束縛が本当に嬉しかった 愛おしかった



詠美の一部になりたいという気持ちがある



常に私のことを考えてほしい




恋人なら当然の気持ちだ






そんな気持ちを抱きながら私達は別れた





さて、仕事仕事!!



詠美がいてくれるだけで全てのモチベーションがあがる



そして彼女のいない日が始まった






No.92 12/07/02 22:39
キャベツ ( ♂ gRYcye )


彼女がいなければいなかったで



仕事に没頭した



少しでも暇になれば彼女のことを考えてしまって


寂しくなる




だから普段より仕事に集中して打ち込んだ



幸い私の連休前に仕事も一段落した







そんなこんなであっという間に私も連休に入った





私も今回の連休は違う意味で詠美一色だ



どうしたら彼女を自分のモノにできるのだろう



そう考えるといつも寂しさと虚しさがやってくる




それでも彼女を愛している



分かっているけど気持ちはどうにもならない



そんなモヤモヤをもって私は彼女の故郷の近くに向かって





車を走らせた




彼に会いに行くために

No.93 12/07/03 04:30
キャベツ ( ♂ gRYcye )


まずは大学の同窓会に行く予定になっている




車を走らせること数時間


途中サービスエリア等にも寄った




彼女の実家と私の大学のある都道府県は隣同士だった



それも何気に嬉しかった



なんでもいいから彼女の近くにいたいから







集合予定の居酒屋に入るとそこには懐かしい顔が多く揃っている



ユウ「よっ!!ご無沙汰で~す」



「おぉ~!!!ユウおせえぞ!! ほら乾杯すっぞ!!」



「ユウ久しぶりじゃん!!ちょっと太ったなあ(笑)
 とりあえずビールでいいか!?」



ユウ「おう!!今日は飲むぞ~!!」




久しぶりに朝まで飲み明かした



私も詠美のことばかり考えていたので



激しく酔いたい気分だった




たまには、詠美のことを忘れて楽しもう!!
そんな日もあっていいだろう



大学の友人や後輩、みんな仕事やプライベートの話で盛り上がった


なかには結婚する奴もいてみんなからいじられていた




俺も詠美と結婚するときはこいつらに報告しなきゃな・・・


こいつらなんて言うんだろ(笑)


全員いい奴だから何も聞かずに応援してくれるんだろうな





逆に詠美が少し恥ずかしいかな 

年下の男ばっかりだしな(笑)


そこは我慢してもらわないとな(笑)







「ユウ聞いてる!?さっきからぼーっとして」



ユウ「えっ!?ああ悪い(笑)
   他の事考えてたよ」



「それより最近ユウは調子どう?! どうせ仕事人間だからたんまり稼いでるんだろ!?」






「マジすか!? ユウ先輩ボーナスどのくらいありました!?」




ユウ「全然ねーよ(笑)まあたいして使ってもないけどね!?」



「なにお前貯金なんかしてんの?!(笑)あのお前が!!??(笑)
 今しか遊べねーんだからいっぱい遊んどけって!!」



ユウ「うるせ~よ(笑)
  まっ、俺にはでっかい野望があるから軍資金がいるのよ」



詠美がいつ自分のところにきてもいいように最低限の貯金はしなきゃと思って
ボーナス等は一円も手をつけずに貯金していこうと決めていたのだ



もともと貯金はそこそこあるつもりだが、彼女を幸せにするためには
否応なしにも「経済力」はある程度必要だろう



もし明日おれのところに来ても迎えてあげれる準備をしなきゃ
彼女を幸せにすることなんか出来ないから・・・



彼女と子供が一緒に来ても私は彼女達を必ず幸せにする義務があるのだから



ここまでくると私の愛も病的だな(笑)


No.94 12/07/03 23:29
キャベツ ( ♂ gRYcye )




そんな感じで朝まで昔の仲間と飲み明かし
みんなほぼ泥酔状態(笑)


もう起きているのは私を含めて数名





ユウ「こいつら、全く変わらねえな(笑)」





煙草に火をつけ
みんなを見ていて私はそう思った




いや、変わったのは恐らく自分だけなのだろう





だって



あんなに詠美のことは忘れるつもりだったのに



結婚の話やボーナスの話になると



真っ先に私の頭には大好きな彼女の笑顔が出てきていた


ユウ「はは、俺結局あいつのことばかり考えてるじゃん(笑)」





もう、彼女は私の全てなんだなって



この時初めて実感した




こんな本気な一途な恋をしたのは初めてだった


まるで今までの恋愛が練習であるかのように



彼女への「好き」という気持ちは別格だった





なんて考えていたら、無性に詠美に逢いたくなった



逢いたくて逢いたくて仕方なかった



「好きすぎて苦しい」



この表現がこのときの私に一番合うと思う










詠美・・・今何してるかな・・・





そんな事を考えながら、おいてあったビールを一気に飲んだ

No.95 12/07/04 22:14
キャベツ ( ♂ gRYcye )


翌朝


後輩の家に大勢で雑魚寝していた私は



珍しくもスッキリと目覚めた



二日酔いも何も無い




不思議なものだ




ぼーっとスマートフォンを一時間程触っていたら



みんな起き始めた




みんなでご飯を食べながら終わることの無い昔話を
楽しんだ




ユウ「いっそのこと相談しようかな・・・」




そう考えたがやはり言えなかった



みんなからしたら難しい話題だもんな(笑)



そのまま彼らと別れ私はまた車を走らせた


また一年後逢う約束をした



いつになっても仲間ってのはいいもんだ













彼との場所はひとつ県をまたがなくてはいけない



ここから大体一時間と少し



時間にも余裕があった為ゆっくり車を走らせた




詠美はここ知ってるかな??



いつか一緒にこの辺りも来てくれるかな??



そんな幸せな妄想を走らせながら




彼の待つ飲食店に向かった

No.96 12/07/06 02:06
キャベツ ( ♂ gRYcye )



彼との待ち合わせ場所は意外にも普通の何処にでもある


飲食店だった



入ると奥に彼が座っているのが一瞬で分かった



それほど彼の放つオーラは特別なものがあった





「ユウちゃ~~~ん☆☆ こっちこっち~~☆」




大きな声で彼は私を見つけた





ユウ「久しぶりだね」



と言いながら私は席に着いた




「超久しぶりぶりじゃ~ん☆
 ちょっと太ったね(笑)」



ユウ「みんなに言われるよ(笑)」


「そかそか~☆何食べる??何でも好きなもの頼んでいいよ~☆」





食事をしながら


つい思い出話を30分程




といっても、あまり公に出来る話は無い(笑)



そんな思い出に浸って話しているとき、



急に何かを待っていたかのように彼は話し始めた




「さて、本題といきますか☆」

No.97 12/07/07 00:05
キャベツ ( ♂ gRYcye )



「ところでユウちゃん☆
 詠美さんはユウちゃんに本気なの??」




ユウ「えっ・・・??」




予想外の言葉から始まった




「ごめんね☆客観的に言わせてもらっていい??
 話聞いてるかぎり正直どうなんだろって☆」



彼はコーヒーのスプーンを回しながら言った



ユウ「どうなんだろってどういうこと??」



「いや、ユウちゃんだけが真剣に結婚したいって思ってない??
 向こうは本気でユウちゃんと結婚したいって思ってる??」



考えたこともなかった・・・




「悪いけど、彼女がユウちゃんに本気だったらもっと動いてもいいと思うよ?? 正直ユウちゃんに対して良いことだけ言って自分は離婚する気ないんじゃな  い??」




ユウ「ちょっと待ってくれ!!彼女は彼女の事情がある!
   子供だっているんだし、そんな簡単には動けないだろ!!」




「誰だってそういうしその気持ちはあるよ☆
 でもね・・・本気で好きで一緒になりたかったら、遅かれ早かれ覚悟できてるんだよ☆??
 今までそうやって不倫から結婚した人は本気だったから☆
 話しを聞いてるかぎり、詠美さんには本気さがいまひとつ感じられない
 つまり覚悟がないってこと」




 彼は冷静だった




「詠美さん、今を楽しんでるだけなんじゃないの?そう考えたこと無い??
 たまたま旦那さんと上手くいってないからユウちゃんのとこにきてるんじゃな い??」





とてつもない怒りがこみ上げてきた



ユウ「なんでだよ!!詠美にも逢ったことないのになんでそんな事が言えるんだ   よ!!」




「なら逢わせてよ☆いつでも逢ってあげる~☆」



イライラがとまらない・・・



「ユウちゃんムキにならないで☆
 この話で言いたいこと分かる???」




分かるわけがない




完全に冷静じゃなくなっている自分が分かる



No.98 12/07/08 01:47
キャベツ ( ♂ gRYcye )


彼はそのまま私を攻撃する




「詠美さんは、ユウちゃんの思ってるほど旦那さんと険悪じゃないよ☆
 もしかしたら普通に夫婦として仲良くしてるんじゃない??
 まして旦那さんと離婚してユウちゃんの所に行こうなんて
 考えてもいないと思うよ☆」


心がズキズキする・・・・


「いやいや、不倫じゃよくあることだよ~☆
 独身の方が勘違いしたり本気になりすぎることね☆
 女性が独身の方が、割合は少し多いけど同じこと☆
 既婚者は失うものがあるからね☆
 独身者よりも保守的なところはどうしてもあるんだよ~☆」




確かに言われて「違う!!」と強く言えない


立場があきらかに違うことは仕方が無い



確かに本当は旦那の事も私のことも器用に両立してるだけかもしれない




でも、詠美の話を聞いてるだけだが、私は彼女が嘘をついているように
思えなかった




彼女は本心で私に接しているように見えた



だから彼女を信じているしこのときも詠美を信じた


でも・・・これがもし本当だったら・・・



ユウ「ホント腹立つ事いうよな~(笑)」



落ち着こう・・・一回落ち着いて話を聞かないと
私の気持ちが落ちてしまう



「いや・・・むしろ腹が立っているのはこっち・・」



ほんの少しだけ、彼の表情が変わった

No.99 12/07/09 02:26
キャベツ ( ♂ gRYcye )



「そりゃそうでしょ☆
 こっちはいつだってユウちゃんの味方なんだよ??
 ユウちゃんがこの詠美さんにメロメロなことがショックだよ・・
 だから詠美さんに逢ってガツンと言いたい気分だよ・・・」



ユウ「しょうがないじゃん。愛してるんだし・・・」



私は惜しみも無く「愛している」と表現した



彼にどんなことを言われようが



詠美を愛し続ける


これは本音でもあり私の覚悟でもある





「本当に?!☆
 騙されてる可能性の方が高いんだよ?!
 それでも彼女を信じるの?!



「当然!!本当に一緒になりたいんだ!!」


その瞬間彼の表情が変わった



ああ・・この顔は懐かしい




「仕事」の顔だ




「分かった・・・その代わり約束して
 ユウちゃんが不幸にさせられたときは許さない。
 詠美さんって人もユウちゃんも許さない。
 無駄な仕事はしたくない。
 するからには2人には絶対に幸せになってもらいたいしね。
 それが条件。こっちは忠告してるんだから。
 うちも利益の無いタダ働きはごめんだ。
 それでよければ何でも力になる」



ユウ「約束する。僕は彼女と一緒になりたいからあんたにこうやって
   相談したんだ。
   彼女が僕のところにくるならそれでいい。」


それでいいなんて考え自体おかしいのだが、

それでいいのだ




私はそういう悪い男だから・・・





その瞬間彼の表情がまた柔らかくなった




「もお本当にユウちゃんってばかだね☆笑
 まあせいぜいいくとこまでいけばいいさっ☆笑」



ユウ「ありがとう。最大級の褒め言葉だ。
   こっちも最初からそのつもり」



真剣な彼の表情は本当に怖いからゾッとする時がある




でもそれ以上に詠美が好きで好きでたまらない



今こうやって話している時も彼女のことを考えてしまう





彼はくるくると回していたスプーンを止めて再びニッコリと笑った




「じゃあ、本題に入ろうか~☆」

No.100 12/07/13 22:50
キャベツ ( ♂ gRYcye )


「率直にいうと離婚してほしいんでしょ??
 それも今すぐ☆ しかも自分の手を汚さずに」



本当にストレートに聞かれた



でもそれは私の本心だ



ユウ「そうだね・・・離婚して俺と結婚してほしいかな」



ふ~んといいながら彼はスプーンを眺めていた







「結論からいうとそれは可能☆
 プロにはプロのやり方がある☆
 かつユウちゃんに非がいかないようにすることも可能☆」



ユウ「そんなに簡単なの??だって離婚だよ??」


私は困惑した



私なりに色々考えたつもりだったのだが、この人はそれを「簡単」と
あっさり言う事が出来てしまう





「旦那に原因を無理矢理作ってしまえばいいじゃん☆
 そうしたら慰謝料も逆請求できて離婚も出来るよ☆」




ユウ「いや・・そんな簡単に言うけど旦那は恐らく詠美と別れるつもりなんて
 ないし、ましてや・」



「だから言ったじゃん。無理矢理作るって」




彼の目が明らかにいつもの目じゃなかった



そう、「犯罪者」の目だ


「ユウちゃんが今考えている事はそういうこと。
 旦那を地獄に突き落とす行為になるんだよ??
 気が引けた??だから並大抵の気持ちじゃ略奪なんてできっこないよ?
 これはみんなが幸せになることは絶対に不可能な恋愛なんだから
 だからユウちゃんが鬼になるしかないんだよ」



そうだ・・・これは誰もが幸せになることは不可能な恋愛なのだ



痛いほどそれを分かっているのは私自身だ



でもそんなことをして詠美は私のところに来てくれるのだろうか?

それとも彼女にばれなきゃいいのだろうか・・・




私は何の覚悟もないままこの場所にいる



私は何も話せないままその場に座っていた





詠美・・あなたはこの場にいたら私になんて言っていますか??


恐らく私を許すことはないでしょう



そしてどうかこんな私を許さないで欲しい

No.101 12/07/17 00:40
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 100

奇妙だ





それは実に奇妙な光景だった





しばらくひとつのテーブルに向かい合っている二人が何も話さずに
数十分経過してるのだから






おそらく周りの客は私たちがゲイか何かに見えただろう





答えなんてだせるのだろうか






いや・・・答え・・・??




答えって何だ??




そもそも何をやっても答えなんて、正解なんてあるはずもないのに





詠美とただ一緒になりたい




その純粋な想いが私の歪んだ悪魔のような感情を生み出した




いや・・・私には一生純粋なんて言葉を使う権利なんて、ない






ユウ「分かった。二人を離婚させてくれ。
   方法は問わない。僕に被害が来なければなんだっていい。」








私は悪魔だ 



この罪の意識をたとえ一生引きずったとしても




私は詠美を手に入れる







必ず







必ず


No.102 12/07/19 01:13
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 101

「ちょっと待って☆助っ人呼んであるからもう少し待って☆」



助っ人???


そんなこと言いながら彼は陽気なテンションで話し続けた





彼からは具体的に何をしろとは言われなかった





だが必要以上に旦那に会うなとは言われた



まあ逢う理由も無いからこれはとくに問題が無い





そもそも彼女の旦那となんて恐ろしくてとても接するなんて出来ない




だから彼女とはコレまで通り



私は「ある一定の秘密」を持って接したらいいということだ



だが、いずれこのことは彼女に言うつもりである




もし、彼女を手にしたとしてもこんな重いもの背負いたくは無い



ワガママかもしれないが、彼女には理解してもらおうと思う





それが唯一の私なりの「罪滅ぼし」であり私達の「罪の共有」であると思った




今詠美は何してるんだろう・・・


早く逢いたい・・・話したい・・・




気が付けば、彼と話し始めて5時間程時間が経っていた

No.104 12/08/02 23:50
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 103
更新がおくれてすみません。


仕事とプライベートと色々あったもので・・・



匿名さんありがとうございます。


キリのいいところで立ち上げますね。



ゆっくり更新ですがお付き合いください。

No.105 12/08/03 01:38
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 104
しばらくしたら



別の男性が入ってきた



夏なのに地味なスーツを羽織っている



身なりは非常によくなんというか・・・胡散臭い感じ
というよりも男女問わず人気がありそうな爽やかな男性だ




特別イケメンではないが、嫌味の無い顔立ちと髪型と服装といった感じか





男「遅れてすみません。」




「いいよ~☆こっちもさっき来たところだから☆」




おいおい・・・さっきって(笑)




男「君がユウ君??はじめましてですね」




彼はそういうと私に握手を求めてきた




ユウ「どうも・・・」




なぜだろう・・・私はこの人が怖い・・・直感的なものか




「彼はプロの別れさせ屋さんだよ☆」



・・・・・!!!???



ユウ「別れさせ屋?!そんな職業あるのかよ!!」





しかもプロって事は人と人を別れさせることで飯食ってるんだよな??





男「まっ、そんなところです」




男は私の心を読むかのようにそう答えた





「でも彼は代表だから彼が動くわけではないよ☆
 彼の優秀な女性スタッフ達が動く形☆」




ユウ「まっそりゃそうだよね・・・」




そりゃこの人だったらゲイだもんな・・・





男「大体の話は彼から聞いております。
  彼女の旦那様に主に仕掛けます。
  期間はユウさんがお決めください。
  ただし最低半年間は頂きます。
  慎重に最善を尽くすために完璧な準備期間が必要です。
  そのかわり我々の指示通りユウさんと詠美さんに動いていただければ
  高い確率で結果を出せます。」


No.106 12/08/03 22:40
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 105

男「本来は○○○万円ほどかかるかと思いますが、お金は結構です。
  彼のお願いは断れませんから」




「まさに俺の人望のおかげだね~☆」



ユウ「・・・」



というか話が急すぎる


というか質問だらけだ



ユウ「そんな簡単にいくものなの??
   だって彼女は喧嘩すらしていないんだよ??



そう、疑問だらけ



上手くいくわけがない



私が言うのもなんだが彼女の旦那は彼女に少し執着しているところがある
私とは少し違う感じかな・・・
少し恐怖すら感じる
この話は後ほど
(後に旦那と色々話すが恐ろしい執着っぷりだった)




彼女の旦那がそう簡単に彼女を手放したり浮気することは
考えられにくい






でも旦那を殺したいほど憎い訳ではないし、かといって好きでもない





だからといって彼の不幸を願うわけではない・・・



それは甘い考えなのだろうか・・・



それでも彼女と結婚できるなら私は悪魔になれる





「いやそもそもこの話の本質はそこではありません。
 要は離婚できる武器が出来たらそれで十分です。」




ユウ「武器??」




「はい。旦那様には無理に他の女性を好きにならなくても結構です。
 既成事実だけいくつか無理矢理作ります。
 もしユウさんと詠美さんの関係がバレても慰謝料を請求されずに
 逆に旦那様を追い詰めます。
 少なくともお勤め先に匿名で提出したら旦那様は解雇されるくらいの資料は
 お作りするつもりです。
 場合によっては詠美さんが慰謝料を逆請求できる可能性もあるかと
 思います。」




何を言っているんだこの人は・・・

No.107 12/08/06 00:46
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 106
「そういうこと☆
 追い詰めるとはこういうこと☆
 そしてユウちゃんがやろうとしていることは追い詰めること☆」



・・・・



正解だ。私は旦那を追い詰めて彼女を奪おうとしている







ユウ「俺はどうしたらいい??」




「それは覚悟が決まったということで受け取るけど??☆」





ユウ「勝手に受け取ってくれ。詠美が好きという気持ちは俺が悪魔になっても変わらない。」




男「分かりました。今からしばらく準備期間に入ります。
  なお、彼女と彼女の旦那様のある程度の個人情報はお調べさせていただきます。心配はいりません。彼女達にばれることはまずありません。
 ある程度の異性関係や恋愛パターンは把握いたします。」



ユウ「そこまでするんだ・・・」



プロって・・怖いな

恐らく「別れさせ屋」が本職じゃないんだろうな



なんとなくそんな気がした




男「あと・・・」


彼はコーヒーを飲みながら落ち着いて話す



おそらく相当頭が切れる




男「この話はある程度詠美さんに話してください。
  私や彼の存在もです。」



ユウ「??!!」



ちょっと待て・・・絶対に言えないだろ
こんなこと言ったらまず嫌われるじゃん・・



男「旦那様をクビにする等は言わなくていいです。
  あくまで詠美さんと結婚するためにプロを雇ったということ。
  旦那様に社会的危害を加える危険があることは言わなくて結構です。
  彼女はその時点であなたから離れていく危険があります。」




ユウ「そこまでして言わなきゃいけないものなの??」




男「ご安心ください。そのうち分かります。」







この男は天才的に何手も用意していることが後に分かった



確かにこのアドバイスは大きな心理的作戦が隠されていた




それはまた後ほど


  • << 114 キャベツさん(;_;) キャベツさんの実話物語を見て、自分と同じな所がいくつもあり思い出してしまいました。彼も私の事をこんなに想ってくれていたら…。 私たちはwでした。私は旦那にバレてしまい、旦那は私に執着!!私は気持ち悪くなり逃げてしまいました。 家庭円満のままの彼に今度は私が執着してしまい嫉妬で彼を責めてしまった。そんな私に彼は耐えきれなくなり自ら奥さんに不倫の事実を告白して私から離れていきました。最後の電話の彼の泣きじゃくった声は今でも忘れられません。何に泣いてるのかも聞けないまま…ただ家の中の大変さが辛いのが良く伝わってきました。 そこまでして私から離れたかったのかと思うと自業自得ですが辛い日々でした。 私も不倫は絶対にお勧めは出来ません。

No.108 12/08/08 22:24
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 107

ユウ「分かった。とりあえず半年は何もしないってことでいいのかな??」




男「そうです。何もしなくて結構です。むしろ下手な行動には出ないでくださ   い。
  それと、あくまで半年間というのは最低ラインです。それ以上かかる
  場合もあります。まあ一年もあればほぼ準備は整います。」



ユウ「そちらが準備が出来たら俺はどうしたらいい??」



男「こちらから連絡させていただきます。そこで最終的なするしないはユウ
  さんがお決めください。ただ、する気が無いなら初めにおっしゃってくださ  い。こちらも無駄な仕事はしたくありません。」




そりゃごもっとも



男「こちらから何も連絡が無くてもとりあえず一年後にお会いしましょう。   そこで最終的な方向性を決めます。
  彼女の旦那様をどう落とすか、をです。」



ユウ「というと来年の夏またここで会うってことか・・・」





「ここじゃなくてもいいよ☆一年後には劇的に状況が変化してそうだね☆
 勝手に離婚してたりして☆
 だったら理想だね☆」




恐らくそれは無い



旦那がそう詠美を手放すわけが無い・・・



私だったらあんなに可愛くて正確のいい嫁など死んでも話さない




まあ不倫してる時点で正確悪いのだが(笑)




それでも私にとっては世界一可愛くて美しい女性だ




なんてわがまま極まりない自論だろうか





ユウ「はは・・・」



くだらない





でも、それでいい

No.109 12/08/12 01:12
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 108

「とりあえず今回はこんな感じ☆
 これからなにかあればとりあえず僕から連絡するね~☆」


男「連絡は彼に任せます。そのほうがユウさんも色々言いやすいのかなと
  思いますので」



ユウ「まあどちらでもいいよ。基本的には指示通り動くよ。」


私は煙草を吸いながら答えた



男「ふふ。来年の今頃にはユウさんはどんな顔をして私の前に
  いるでしょうかね」



なんとも爽やか過ぎて不気味な笑みだった



見た目は本当にお洒落で仕事が出来そうなサラリーマンだ。




世の中は広い




色々な人間がいるもんだ





もうここで何を食べたのか全く覚えていなかった。



それだけ彼達と話したこの時間は濃く、そして重かった

でも不思議と罪悪感は無かった





「ユウちゃんなんか嬉しそうな顔してるよ??」




ユウ「いや・・・決して嬉しくはないよ」




でもなんだこの胸のざわめきというか高鳴りは



当時はこの感じは味わったことがなかったので、よく分からなかった
(まあそれはゆくゆく分かったが)









そんな感じで私達は別れた



煙草に火をつけて空を見上げたら、もう夜だった

「さて・・・帰るか・・・」




不思議と外に出た瞬間、真っ先に詠美の顔が思い浮かんだ




その時の思い出した彼女の顔は笑っていただろうか??



悲しんでいただろうか??



ふと吸っていた煙草が急に不味くなったことはだけはよく覚えていた

No.110 12/08/15 11:37
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 109 なんというか・・・阿呆というか・・・



帰り道ずっと詠美のことを考えていた



彼女が好きで好きで仕方ない



もともと恋愛下手ではなかったと思うし



童貞でもなければ、恋愛初心者でもない




でも詠美だけは全てが違った



遠くから彼女を見つけるだけで、心臓が苦しくなる





早く逢いたい・・・・・



でも彼が最初のほうに言っていた言葉がずっと引っかかっていた

「詠美さん、今を楽しんでるだけなんじゃないの?そう考えたこと無い??
 たまたま旦那さんと上手くいってないからユウちゃんのとこにきてるんじゃな い??」


「いやいや、不倫じゃよくあることだよ〜☆
 独身の方が勘違いしたり本気になりすぎることね☆
 女性が独身の方が、割合は少し多いけど同じこと☆
 既婚者は失うものがあるからね☆
 独身者よりも保守的なところはどうしてもあるんだよ〜☆」




言い返す言葉はなかった



否定する証拠も根拠も私達には存在しない

もともと存在することを禁じられた恋愛なのだから




それでも私は存在していたい



この世で、たったひとり愛する人が出来たことを



詠美と一緒にいれることを



矛盾の上にあるこの想い





でもそもそもこんな恋愛なんて全て矛盾しているのかな





もし彼女が遊びだったら・・・・??


詠美も心のどこかでは、結婚するつもりなんてないんじゃないのか?









だったらどうする??



諦める??  復讐する??  逃げる??  受け入れる??





そんなことをずっと考えていたら私達の街に着いていた




私の休暇がそろそろ終わろうとしていた

No.112 12/08/18 00:10
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 111
通行人さんレスありがとうございます。



残念ながら、違います。


お力になれなくて申し訳ありません。

でも折角書き込みして頂きましたので「彼」の名前を「K」にしようと思います。今まで名前がなかったですから通行人さんがよろしければこのまま使わせて頂けたらと思います。

暖かいお言葉ありがとうございます。
私はこれからどんなことがあっても彼女が全てですので、お付き合い頂けたらと思います。

更新が遅れても必ず書いていこうと思っておりますのでよろしくお願い致します。

わたしの物語のKは本当に恐ろしい人物です(笑)


No.119 12/08/25 01:02
キャベツ ( ♂ gRYcye )

皆様、レスが遅れて大変申し訳ありません。

今まで私と詠美に色々あったものでして・・・(笑)

今日で一つの何かが終わりました・・・・


気持ちは永遠に好きです

何かはまたこれから書いていきますね☆


遊び人さんレスありがとうございます。
私も彼女に逢えたことに何の後悔ももっておりません。

彼女に出逢えたことに常に感謝しています。
綺麗ごとの世界じゃないですものね・・・

少しでもこの物語で遊び人さんが前を向いて頂けたらと思います。
今後とも応援よろしくお願い致します。


たかさん 匿名さんレスありがとうございます。

お2人の意見非常に対照的ですが、立場が違うのでなかなか難しいテーマかもしれませんねこの話は・・・
でも私の持論ですが不倫に成功はありません。
誰かが何かを失う恋愛ですから・・・

それでも抑えられない気持ちがあるのも事実です
だって人間ですから・・・

すみません。
感想スレ作りました。
「last regret ~感想スレ~」
にてみなさんよろしくお願いします。

この感想スレって私も入っていいのかな??

色んな意見お待ちしております。

No.120 12/08/25 01:14
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 119
Kと逢った次の日・・・・



いきなりKから電話が来た



K「ユウちゃ~ん☆」



ユウ「うわっ!!昨日の今日に連絡って・・・・(笑)
   どうしたの??」



K「ううん☆なんでもない☆(笑)
  ただ言い忘れてた事があって・・・」



ユウ「言い忘れてたこと・・・??」



K「ユウちゃんの味方であって、決してこちらは詠美さんの味方ではないってこ  と☆まだ彼女を信用したわけではないからね☆」



まあそりゃそうだ・・・彼らからしたら私が本気なのは伝わったと思うが
詠美が私に本気なのか遊びなのか伝わっていないからだ


ユウ「だからと言って彼女に八つ当たりは絶対にするなよ??」



K「基本彼女がいい子なら絶対にしないから安心して~☆」



このKの何か意味深な言い回しが私は本当に嫌いだ

ゾッとする・・・


K「ユウちゃんは好きだから☆詠美さんも好きになれるといいな☆」



ユウ「誰かが勘違いしそうな言い方はやめてくれ・・・」



何が言いたいんだこの人は・・・・




K「は~い☆今日はそんなユウちゃんにたくさんの情報をお持ちしました~☆
  聞きたい人~☆」



ユウ「・・・は~い・・・☆」













聞かなきゃよかった



彼は本当に恐ろしい

No.121 12/08/27 00:54
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 120
K「色々彼女と旦那さんの事調べたよ☆
  まあ特に犯罪的なことはしてないからいいんじゃない☆??」






ユウ「ちょっと待て・・・調べたって何を??
   ってか何で??」










K「いや~☆基本的に詠美さん信用していないからさ☆
  弄ばれて、騙されてないかなって☆」






彼曰く、彼女と旦那の経歴から恋愛した人の名前、住所、写真
なんとプリクラまで調べたという



寒気と吐き気がする・・・



ユウ「やりすぎだろ・・・そんなの知りたくないよ」





K「まあ何かあったときのためにね☆詠美さんが犯罪者じゃなくて良かったよ☆  そうだったら・・・ね☆」



彼は多分真剣じゃない




興味半分面白半分でこの件に関わろうとしている



そして彼は詠美を全く信頼していない




彼女がそんな私を騙すはずがない



K「それともう一つ☆詠美さんの過去を調べたことを必ず彼女に報告すること☆  特に過去の恋愛や旦那さんの過去も調べたって事を頭だけでいいから伝えて  ね☆」



ユウ「ってなんでだよ!!言っていいことなんてひとつもないぞ!!
   絶対に嫌われて終わるよ!!」



K「絶対に終わらない☆絶対に☆
  まっ、言えば分かるさ☆
  騙されたと思って言ってごら~ん☆」



もう既に騙されてるよ・・・色んな意味で・・・

No.122 12/08/31 01:00
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 121 彼との電話はいつもヒヤヒヤする


とてもじゃないがまともな神経では聞けない



とりあえず一通り話を聞いて彼との電話は終わった



はあ・・・なんか一気に疲れがたまった



もうその日は何をしたのかあまり覚えていない



とにかくいっぱい寝たと思う



もうすぐ詠美が帰ってくる


それだけが楽しみだ


やっぱり逢えていないと毎日が不安になる



早く逢いたい・・・待ちきれない・・・


毎日詠美のことを考えているだけで頭が幸せになる



詠美はどうだろうか・・・



私のことなんて、忘れているだろうか・・・



あえて考えないようにしているのかもしれない




恐らく旦那と子供と楽しく過ごしているかも


それでもいい


こんな恋愛を選んだのは他でもない私自身なのだから・・・



私は、彼女を手に入れる。





必ず、きっと



No.123 12/08/31 01:21
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 122 Kと話してから一週間近く経った頃



詠美が帰ってくる



しかしその日は帰ってきて片付けや子供の面倒を見なければ
いけないので逢えなかった



仕方ない



詠美は彼女である前に「母親」だ



その仕事は優先してほしい



だが「人妻」という概念はこのころの私にはあまり無かった




だから彼女の旦那に対しての罪悪感などとうになかった



まあ、あったのならそもそも手は出さない



むしろこんな顔も身体も性格もいい女を幸せに出来ないくせに
いつまでも彼女に執着している旦那に憎悪を抱くときが増えてきた



まあ、不倫なんて所詮こうなるのだなって、思うたび実感していた



醜い恋愛だ



でもその醜さの向こうに彼女が待っているなら関係ない





詠美と明日逢えそうだ



それだけで興奮して眠れない



このピュアな新鮮な気持ちを他に向けれたら向けたいものだ


No.124 12/08/31 23:48
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 123

今日は詠美と久しぶりに逢う



嬉しい


もう逢う前から嬉しくて死にそうだ



彼女もあまり時間が無かったので



買い物に行くふりをしてスーパーの


地下駐車場で逢うことになった



私が早く着いて彼女を待つ形になった



この時間が本当に長く感じた



来ないんじゃないかと思ってしまうほどだった



待つこと十分ほど


彼女が来た



私の車の隣につけるかたちで彼女も車を停めた



広い地下駐車場の一番端のため、滅多に人も通らないし

思い切り死角なので安心して彼女と話せる




久しぶりに見た彼女は一瞬で私の脳を麻薬漬けにした



また可愛くなったかな??

No.125 12/09/09 01:23
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 124

詠美「久しぶり・・・」



そういって彼女は私の車の助手席に乗った



少し恥ずかしそうな表情が愛しくて仕方ない





お互いのことはそのときはあまり話さなかった


特に何を話したわけではないが



もう私の想いは爆発しそうだった






思いきり彼女を抱きしめてキスをした




とにかくこうしたかった



No.126 12/09/11 11:02
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 125
もう色んな意味で、我慢の限界だった



彼女のフェロモンというか、匂いというか

抱きしめた途端に私の持っている「理性」はすぐにどこかに行ってしまう



無性にしたくなった


もう身体が言うことを聞かない


ユウ「詠美・・・して・・・?」


彼女も私の言おうとしていることを理解しているようだった



詠美「うん・・・」




キスしながら彼女の手は私の下半身へ伸びた



ここは地下駐車場である



死角になっている隅とはいえ、危険だ
誰が通るかも分からない



そんな中私はもう下着から硬くなった下半身が、暴れそうだ。




何度もキスを交わしながら、



次第に



下半身に伸びた詠美の手は、口へと変わって行く・・・



もう緊張とかそんな気持ちは忘れてしまっていた



何度も何度も詠美の口が上下するたび、


私の意識は飛びそうになる・・



どうして好きな女の愛撫はこんなにも気持ちいいのだろう


恐らく一分くらいで私はもう限界にきていた



ユウ「いきそう・・・」



詠美「・・いいよ」



私のモノを咥えながらの彼女の「いいよ」が
また私を一層興奮させる






愛を囁きながら、私の下半身は詠美の口の中で





果ててしまった・・・・・・。




快感と共に、私の分身が一気に出る。。




詠美は、それを飲み干した。



No.127 12/09/12 12:29
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 126

まさか飲むとは思わなかったため私はその場で固まってしまった



詠美は車の中に置いてあった私のお茶を一口飲んでから
ニコッと笑った



頭がくらくらするほど可愛かった



私の汚い遺伝子を飲み込む彼女に狂うような愛おしさを覚えた



詠美「大好き・・・」




彼女はそういって私に抱きついてきた




私も思いっきり彼女を抱きしめた




愛している・・・・結婚したい



そう願った




そんな時間も一瞬で過ぎてしまい



彼女が家に帰る時間になった




詠美「ごめんね・・・もういつでもメールできるからね!!」





そういって彼女は車を走らせた




私はしばらく心と身体の幸せの余韻に浸っていた




彼女となら何を失ってもいい



詠美がいてくれるなら、もう何もいらない




そんなことを考えながら私も車を走らせた




二週間後、


地獄が待っているとも知らずに

No.128 12/09/20 09:38
キャベツ ( ♂ gRYcye )

それから彼女とはいつも通り仲の良い関係だ


ただ

少し逢えなかった分、お互い暴走気味になってしまっている。



子供がいても気にせず逢うようになってしまった。


子供が少しでも外へ遊びに行ってしまったら、キスしたりお互いを愛し合った


前はその辺りの一定の節度を保っていたつもりだったが、もうお互い混乱していた。



時間がある度に、お互いがお互いを激しく求める様になってきた

No.129 12/09/22 00:15
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 128

彼女と遊んでいるとき、何気なくKの話をした



ただそういう相談をしたということを客観的に伝えた



本当にこんなこと話していいのかな・・・




普通だったらドン引きだろ・・・・




ところが詠美は以外に素直に聞いてくれた


というかむしろ


詠美「私も地元の友達に少しだけ話しちゃった。笑」





ユウ「え!!!!!?????」





私が誰かに相談することは簡単だが、詠美は立場的に厳しいと思っていた。
何しろ彼女には「世間体」がある。
子供もいる。


詠美「大丈夫!親友といえる子にしか話していないから!」




ユウ「そう・・・やっぱり反対してるでしょ・・・」





詠美「ううん。そんなこと言わなかったよ!
   以外に真剣に聞いてくれたし、真剣にメール返してくれた子もいたよ!
   ただ勢いとか焦っちゃだめとか!」




ユウ「そっか!!なんだか嬉しいや!!」



詠美「だから気にしないで!!そのKって人のこともっと教えてよ!」



そう、嬉しかった。



私は何よりも「共感者」が欲しくて



「理解者」が欲しい。



一人でもそういってくれる人がいるなら
それだけで彼女を愛していける



ユウ「例え嘘でも嬉しいよ・・・」









まあ、後々になってだが



嘘だったらやっぱり嬉しくはなかったな

No.130 12/09/24 00:50
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 129
詠美が実家から帰ってきて二週間ほど



相変わらずラブラブなままだった




平日気が付けば電話して、夜も彼女の旦那が帰ってくる時間の
ぎりぎりまで電話していた




詠美がすぐに手に入らなくても
この時間はこの時間でしばらく続いても幸せだなって思っていた



彼女とどんな形であれ少しでも繋がっていたらと思っていた



決して遊びでも都合の良い体の関係でもない



ただ、愛している



不倫の独身側って貪欲のようで臆病なのだ








詠美に捨てられるのがなによりも怖かった





なんと「自分勝手な臆病」であろうか。。。




狂っている自分を感じる






そんな私の「自分勝手な幸せ」はあまり続かない現実を知る




少し季節も涼しくなってきた頃の週末




私は仕事を終わって携帯を見たら


詠美から大量のメール





その時点で嫌な予感がした







週末、旦那がいるときに彼女が大量のメールを送ることなど

まずなかった。








一通目


詠美「ごめん。旦那にばれた。子供が色々喋っちゃった。」













その後の大量メールを読むまでにどれだけの時間がかかっただろう






どれだけ煙草を吸っただろう







どれだけ心を落ち着かせようとしただろう






読む勇気が出ない
















どうしても、出ない












長い夜が始まった




No.131 12/09/25 14:10
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 130
どれくらいの時間が経っただろう


恐る恐る私は詠美のメールを読み始めた


どうやら彼女の子供が週末旦那とお風呂に入っていたときに
いろいろ話してしまったらしい



いわゆるポロリだ


おおまかに話すと



一緒に花火を見たこと



幼稚園のお迎えに一緒に行った事
(ここが、よく分からなかったが後に分かることになる)



一緒に買い物等に遊びに出かけたこと



普段からよく遊んでいること
(彼女の子供と私がという意味で)



そしてこれらのことをパパには内緒ねと彼女が子供に伝えていること










子供に何の罪も無い


悪いのは詠美と私だ



彼女の子供に悪意のこもった感情はいっさい生まれなかった




どうやら彼女の旦那は相当怒っているらしい

そりゃそうだ


私が彼女の旦那だったら相手の男を社会的に抹殺してやろうとさえ
思ってしまうだろう。



今、メールで旦那が不倫女出て行け!!
と叫んでいると彼女からの着信








このとき、私の良心と悪魔が生まれた




良心は子供に迷惑をかけてしまったところ
   罪のない子供に嘘を今までつかせてしまったところ



そして悪魔そのまま彼女が不倫女として出て行ってくれないかなと考えてしまうと思わず、笑みがこぼれてしまった私











私はメールを一通り読み終わると


煙草に火をつけた

No.132 12/09/26 10:09
キャベツ ( ♂ gRYcye )

>> 131
どれだけ煙草を吸っても落ち着かない




なぜだろう。。。




落ち着かないの中には、罪悪感と高揚感が混ざっている




私は落ち着いたふりをしていただけけもしれない






そんななか、続けて詠美からメールがきた




詠美「もう寝室きたからメール大丈夫!
   旦那は居間でダ〇ンタウンDX見てるから(笑)」





詠美「子供に辛い想いさせてしまったこと、めっちゃ後悔・・・
   悪いのは私達なのにね・・・」





詠美「でも大丈夫!!ユウ君には絶対に被害がいかないようにしたつもりだから!!愛してるよ」




こんな中でも彼女は私を好きだといってくれる



嬉しい・・・



もう私達の考えは既に失楽しはじめている



こんな状況でも彼女は私を嫌いにならない



狂っている



私も彼女も狂っている




詠美「じゃあそろそろ寝るね!!また色々話そうね!!」




彼女は恐らくメールでは冷静を保っていたが、
相当焦っていたに違いない









さて。。。これからどうしたものか




私から別れる気は今のところあまりないが




しばらく詠美には逢えなさそうだ


















そんな時、私の仕事用の携帯が鳴った







静かな空間に甲高く黒電話が












知らない番号だ






しかし、直感的になんとなくそれがだれか分かった






「ダ〇ンタウンDXも、もう終わってる時間だもんな・・・」






まだまだ夜は
終わらない

No.154 13/02/12 23:39
キャベツ ( ♂ gRYcye )



ああ……



何故こんな事を思い出している


あぁ…


悲しい

  • << 157 お待ちしておりました。 気の向くままに 更新していただけたら幸いです。

No.159 13/02/21 14:51
キャベツ ( ♂ gRYcye )


旦那「あ、もしもし夜分にすみません。」




普通の、ごく普通のテンションだった




あまりにも普通すぎて逆に恐怖だった






ユウ「いつもお世話になっております。
   どうなさいました??」



最初は普通の会話だった




主には仕事というか、まあ詠美には全く関係ない内容だった



こんな時は私もただただ普通に過ごす


なぜかぎこちない会話だった


まるでこの後来る本題を隠しているようにも感じた




ただその時をじっと待っているかのような気の抜けた会話ばかり




旦那「この間は妻と子どもがお世話になりまして・・・」




きた



この間とは??

いつ??




これは怒りの電話はないと咄嗟に私は感じた


恐らく旦那は確実に私を疑っている



それは間違いない



だが、確信を突いていない


そりゃそうである  証拠なんて一切残してないのだから



おそらく私の「ボロ」が出るのを待っているのだろう



これは「心を摘む」戦いなのだろうか


私は即座に答えた




こんな時だけ人間の頭の回転は凄まじい

  • << 197 こんにちは👋😃時間がだいぶ経ちましたが引き込まれるように読ませて頂きましたが更新がなかったので気になってしまって💦 その後どうされたんでしょうか❔ よければ教えて頂きたいです😅
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