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まいままい( 20代 ♀ wd78h )
12/08/19 18:22(更新日時)

25歳。懸命に生きています。気持ちの整理をつける為に書きます

No.1445421 10/10/18 14:51(スレ作成日時)

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No.1 10/10/18 14:55
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

当時、私は23歳。
短大を卒業し 病院の事務を勤めていた。

彼氏(てる)は一つ下の22。

家族のないてるは結婚願望がとても強かった

No.2 10/10/18 15:05
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てるは昼間は大学。夜は毎日バイト。

毎日毎日、一生懸命な人だったな

私は働いてるのに、てるは自分はどんなにガマンしても、デート代など絶対に私にお金を出させたりはしなかった。

てるは毎日毎日
『まい(私)俺、必ず公務員になるよ。一生苦労させない。試験受かったら結婚しよう』

そんな一つ下の彼が愛しくて仕方なかった

顔もいい顔。
男気もある。
彼の欠点なんて、ヤキモチやきくらいだ

No.3 10/10/18 15:07
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

甘えていた私。

どんなにキツくても、弱音一つはかなかったね。

私、彼女なのに甘えてばかり。

てるに何をしてあげただろう?

てるは私のどこが良かったんだろう?

No.4 10/10/18 15:16
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

彼が22の秋。

公務員試験に受かった。

お祝いをしようと私の家族もやってきた。

私の母『本当におめでとう。本当に本当にまいには勿体無い。てるくん、こんな娘ですが仲良くしてあげてね』


てる『まいさんのお父さん、お母さん。話があります。僕が試験を受けようと思ったのも、まいさんと結婚する為です。大切にします。絶対にお金では不自由させません。一つ下で頼りないですが、就職先が決まったら、大学も辞めます。就職先が決まったら結婚したいと思っています。お願いします。結婚させて下さい』

試験が受かったら結婚しよう。

確かにてるは普段から言っていた

でも突然の事に驚いた

No.5 10/10/18 15:25
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

父『わかった。ありがとう。娘をこんなにも大切に思ってくれて、てる君以外に婿は考えられない。けれど大学は最後まで出なさい。お金は心配するな。私が出そう。君もまだ22だ。あと1年と少し、大学生活を楽しみなさい』

とても驚いた。

父はてると会うのは2度目。

No.6 10/10/18 18:13
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

初対面の時は軽く話をしたが、ほとんど黙っていて、あまり彼を好んでいないのかと不安だったから。てるは泣いていた。

『僕には父親がいません。その言葉や気持ちだけで、本当に嬉しいです。ありがとうございます。大学に行ったのも遊びにじゃない。まいさんに苦労をかける事のないように。だから就職先が決まったら結婚させて下さい』

私は幸せすぎる。

そう思った

父は『わかった。ただ遠慮だけはするな。君はもう私の息子になるのだから。どうしても就職するというのなら、私の所で働けるように所長に話してみるから』


ありがたい事に父は課長で、市長など交流がある。

てるは『よろしくお願いします。頑張ります。絶対にお父さんの顔を潰す事はしません』

そうなると話は早い。

No.7 10/10/18 18:22
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

そして、23の春。

てるは大学を辞めた。

それと同時に消防で働き始めた。


てるは高校を卒業してからは、大学資金を貯める為に働き、やっと行けても、又授業料を稼ぐ為にバイト。

夢だった公務員になって又働く。

私は心配だった。

私『どうして、そんなに働く事、結婚を望むの?』

No.8 10/10/18 18:27
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てる『俺は親がいない事でバカにだってされた。大学だって、親がいない奴らは行く事は難しい。俺、いつか親に会いたいんだよ。寂しいからじゃない。お前らがいなくたって俺は生きていけるんだってさ。お前らと違って幸せな家族もいるって見返したい』

普段、優しい目のてるは怒ったよう語っていて、正直怖かった。

No.9 10/10/18 18:32
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てるが仕事をして半年。

てる『まい。結婚して下さい』

プロポーズされた。

私には断る理由がない。仕事に生きがいを感じている訳でもない。

しいて言えば
もう少し遊びたい。
そう思った。

だけど毎日毎日、ずっと働いている彼わ見てきた。

遊びは二の次。
そんな彼に、遊びたいと言ったら きっと嫌われるって思った。

No.10 10/10/19 16:25
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

早速、私の両親に報告。

とんとん拍子に進む結婚話。

何故、私は複雑な気持ちなのだろう‥

マリッジブルーってやつなのかな?

自分がイヤになる。

父『早速、結婚式の日取りを決めよう。忙しくなるなぁ。式の費用は私が出そう。これだけは譲らん。』


てる『いえ。ありがたいですが式の費用はちゃんと用意しています。式は来年を考えています』

父『いやいや。今年中に挙げなさい。費用は私に出させてくれ。』

そんな会話を、私は第三者の目線で聞いていた

No.11 10/10/19 16:28
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

何故、笑顔になれないの?

てるが大切だよ。

てる意外に結婚なんて考えられない。

なのにどうして?


元気のない私の顔を見て、母は

『まい。少し手伝って』とその場から私を離した。

No.12 10/10/19 16:33
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

キッチンへ向かった。

母『この煮物、まい大好きだったよね。作り方、覚えてきなさい。てる君喜ぶよ』

私『うん。24にもなって料理も家事も苦手だもんね。教えて?』

母は父とてるのいるリビングに戻り『てる君、今日は夕飯食べていきなさい。まいが作るから』

そんな会話と笑い声が聞こえていた

No.13 10/10/19 16:40
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

母が戻ってきた。

大根の皮をむきながら『まいは人参を切ってね』

と優しく微笑む。

そして続けた。

母『どうしたの?結婚嬉しくないの?』

私は何故だか涙が出た。


私『分からない。何故涙が出るのかも、何で今すぐ結婚するのかも分からない。マリッジブルーってやつなのかな?』

母は『う~ん。マリッジブルーなのかもね。まいは結婚は考えてなかったの?』


私『考えるっていうか、あんまりとんとん拍子に話が進んで、気持ちが追いつかないよ』

No.14 10/10/19 16:46
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

母『そっか。その事、てる君には話した?』

私『‥まだ』

リビングからは笑い声が耐えない。

母『てる君の事、すっかり気にいってるわね。若いのにあんなにシッカリしている子なかなかいないものね。』

私『うん。』

母『まいは本当に幸せ過ぎだね。お母さんもてる君は大好きだし頭が上がらない』

私『うん。幸せ過ぎだよ』

下を向きながら答える

No.15 10/10/19 16:58
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

全ての材料を切り終えて母は

『みりん、砂糖に醤油、だし汁、こんな昆布に~まぁ意外に簡単よ。今日は見えおいて、また次の機会に覚えにおいで』と泣く私に優しく言う。

煮込んでる間、また母はリビングに戻り『すっかり仲良しね。まいは悪戦苦闘してるわ。お父さんビールでも飲みながら話しましょ。ビール少ないから少し、まいと買ってくるから煮物あと15分したら、火を止めてね』

父『全く本当にうちの娘には勿体無いよ。てる君は。ありがとう』と深々頭を下げるのが見えた。

てる『いえ。そんな。こちらこそ、まいさんには助けられています』

No.16 10/10/19 17:02
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

そんな会話を聞くと又涙が出る。

キッチンに戻った母は目が赤い私を見て、わざと大きな声で『あははは。まい目が真っ赤じゃない。玉ねぎが染みるのね。あははは』

わざとらしいくらいだった。

そして財布と車の鍵をもち一緒にリビングに向かった。

No.17 10/10/19 17:11
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てると父親はゴルフの話で盛り上がっていた。
てるはゴルフ経験がない。

父『うちには息子がいない。可愛い可愛い息子にゴルフを教えてあげられるなんて幸せだ』

上機嫌だ。

てる『僕もお父さんがまいさんのお父さんで良かったです』

と満面の笑みで笑った。

私『てる。ビール買ってくるけど、お父さんに何か言われたら、ちゃんと私に言ってね。お父さん、てるをイジメちゃダメよ。行ってきます』

父『てる君は息子だ。イジメる訳がないだろ。私は本当にてる君に感謝している。お前と同じくらい可愛いからな。』

てるは父親がいない。
涙ぐんでるようにも見えた。

てる『まい。俺、本当に幸せだ。お父さん、お母さん、ありがとうございます』

No.18 10/10/19 17:23
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

母『こちらこそ。ありがとう。さっ、ビールでも飲みながらゆっくり話ましょうね。行ってきます』


母と車に乗り
遠回りの道を運転。
母はその事に触れない。

そして又ゆっくり話し出した

母『結婚はお母さんもお父さんも嬉しいわ。でも、まいが笑顔じゃないと意味がないのよ。』

また涙が出る。
返事が出来ない。

母は続けた。
『お母さん。あなたの味方よ。どうしたい?』

私『分か‥らない』

母『ゆっくりでいいから』

私『てるもお母さんもお父さんも、みんな大切。結婚喜んでくれてるのに、意味もなく泣く自分がイヤ』

母『うん』

No.19 10/10/19 17:31
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

私『今すぐ結婚しなきゃ、てるもお母さんもお父さんも悲しい?』

母は少し驚いたように見えた。

それを隠すように『そんな事はないよ。まだ結婚は考えられない?』

私『分からない。少し落ち着いてから、又考えたいの』

母の返事はなかった。

私『ごめんなさい。早く元気になって式の日取り決めるね』

母は優しく微笑みながら『まい。まいの結婚よ?親の結婚じゃないわ。結婚は5年後でもいつでも構わないわよ』

私『ごめんなさい。本当にごめんなさい。』

母『次に謝ったら怒るよ。何も結婚だけが幸せじゃない。ゆっくりてる君と話をしなさい。お父さんもわかってくれるよ』

No.20 10/10/19 17:37
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

その日、夕飯を食べて帰宅した。

また日々の日常が始まった。

てるは救急救命士の資格をとる為に頑張っていた。
父に必ずとると約束していた。

その為に猛勉強していた。

No.21 10/10/19 17:40
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

最初に学生の時に結婚の話をしてから半年が経っていた。

試験は来週。


これが受かれば、すぐに籍を入れるだろうという予感がした。
試験が終わるまでは、会うのを控えていたから助かった。

会いたくなかった

No.22 10/10/19 17:47
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

私もゆっくり考えてみた。

優柔不断。
1週間考えても気持ちが分からない。
自分の事なのに



週末、飲み会の誘いがあった。いわゆる合コン。

女友達(あさみ)『まいももうすぐ結婚じゃん?最後にパーっと飲もう?』

息抜きしたかったし合コンという響きはよくないけど、友人と飲むんだし、その中に男がいても そのうちの何人が恋人がいないなんて分からないし。
てるに罪悪感はなかった

No.23 10/10/19 17:53
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

居酒屋に着くと既に集まっていた。ほろ酔いのあさみが気づいて『遅~い。早く早く。はい。注目。イチオシのまいちゃんで~す。もうすぐ愛する旦那さまができます。だから手は出さないでねぇ。』

私が苦笑いしていると

一人の男(たつき)が『ハイハ―イ。まいちゃん俺の隣。』と私の近くにやってきて隣に座らせた。

No.24 10/10/19 17:58
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

メニューを差し出し『何飲む?何食べる?も~まいちゃん可愛いわ~』

喋りっぱなしの軽~いノリに引いた。

あさみ『たっちゃん、まい狙いなのバレバレ。まいはダメだからね』

たつき『ドタイプなんだよ。大丈夫。見てるだけで幸せだから』

周りがドっと笑う。
ムードメーカー。

私も笑った。

No.25 10/10/19 18:03
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

たつき『やっと笑った。良かった』と満面の笑み。

たつきは2下らしい。
たつき『まいは10代に見えるね。可愛い。年下だと思った』

ガキっぽく見られるのがトラウマな私は少し傷ついた。

たつきは私のわずかな表情も見逃さない。
たつき『可愛い可愛い可愛い。誉め言葉だよ。』

可愛いって言われて最初は照れていたけど、いい加減ウザくなってきた。

No.26 10/10/19 18:10
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

たつきは周りと会話は殆どしない。私の横にずっと座り、『可愛い。ビール飲む?カクテル?おかわり?』
まるで接待。

周りは盛り上がっていて、たまに『たつき~まいちゃん独り占めすんなよ。俺、人妻タイプ。席変わって?(笑)』とからかう。

たつきは『先輩ムリっす。俺本当にまいちゃんタイプなんすよ。見てるだけだから許して?』

と私の顔を見て『やっぱり可愛い』

周りも大爆笑。

No.27 10/10/19 18:17
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

盛り上がってるからいいけど、若干疲れてきた。

そろそろ二次会に移ろうか?って空気。


私は『抜けるね』ってあさみにメール。
あさみも承諾した。
男女はすっかり意気投合。
私は居酒屋でずっと端っこのたつきの横
だったし、たつきがずっと話し掛けてくるから、殆ど話もできなかった。

居酒屋の精算。
男が割り勘で出すってなった。

No.28 10/10/19 18:25
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

たつき『まいは二次会行くでしょ?』
大きな声で聞かれた。
最悪。

私『あ~。う~ん‥』
あさみ『まいマスカラ落ちてるよ。ちょっと来て』ってトイレに。

勿論ウソで
あさみ『どうする?さっき、メール見たけど帰れる雰囲気?(笑)』

私『はぁ。帰ったらダメかなぁ。』

あさみ『ん~。たっちゃんはムードメーカーだし‥あいつしつこそうだしね(笑)少しだけ行って、一緒に抜けよう?あんた、たっちゃんに襲われそうだし(笑)』

私『(笑)わかった』

No.29 10/10/19 18:30
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

あさみと戻った。

あさみ『ごめん。ご馳走さまです。さぁ二次会行くぞ~』

みんな又盛り上がる。あさみもムードメーカーだ。

すかさずたつきが近寄ってきた。

たつき『まい。行こうね?』と甘える。

つ~か何でいつから呼び捨て?
チャラ男丸出しのたつき。
なのに不思議と悪い奴には見えなかった。

No.30 10/10/19 18:34
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

二次会でもたつきは変わらず、私を端っこに座らせる。そして隣に座る。

そして『まい可愛い可愛い』と相変わらず。

私も酔ってきた。
誉められてイヤな女はいない。

気がつくと4時。
明日は日曜日。
けど、さすがに来週試験のてるが気になった。

No.31 10/10/19 19:11
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

そろそろ解散って雰囲気だったし。

二次会の会計の精算をお願いすると、たつきが『いいよ。こっちは俺が持つ』と言って、周りは出来上がって『たつきカッコイ~』と笑う。

私『いいよ。全員のだと高いし、一時も男子が出してるから割ろ?』

すると、たつき『俺、まいより2つ下。だけどまいの彼氏に年収とか男としても絶対に負けてないから』

私はちょっとガキくさって思って『年収とか年齢とかそんなんの話じゃないよ。これ私の分』

そういって1万を差し出すと『女の子がそんな事しちゃダメ』って返された

No.32 10/10/19 19:17
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

私『要らない』

たつき『取らないと襲う(笑)』

私『どっちもイヤ』

そう言って
会計に電話した。

『お会計、4万‥~になります。』

たつき『割ったら1万も要らない。つかお願い。出すから』

とシュンとする。

本当にズルい。
つか先輩や友達は全くこの会話すら気がついてない。

No.33 10/10/19 19:25
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

私『明日、カッコつけた事後悔しても知らないから』

たつき『まいにカッコイ~って思われるくらい4万なんか痛くない』とあっかんベ~された。


21の社会人のやつがベ~って‥

思わずキュンとした。

たつき『はい。解散~。お休みなさい。俺達帰ります』

するとあさみが来て『たっちゃんは女好きだからダメ』

そういうと
たつきは『はいはい。お休みなさい。まい~可愛い可愛いまい~お休みのチュ~は?』

私『ないよ』

たつき『わかった』

またシュンとする。
上手いなぁ。

さすが女好き。

No.34 10/10/20 06:07
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

私『ありがとう。ご馳走さまです。お休みなさい。あさみと帰るね』

たつき『お休み』

そう言って別れた

No.35 10/10/20 13:51
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

あさみと少し歩いた。

あさみ『ムリ言ってごめんね。たっちゃんウザかったね(笑)』

私『(笑)けど楽しめたよ。誉められて嬉しかった(笑)』

あさみ『そっか。てるさんとは上手くいってる?』

私『‥うん』

あさみ『幸せになれよ~』

私『ありがとう。そろそろタクシー捕まえよう。』

あさみに結婚は、少し後にする事、迷ってること言えなかった。

No.36 10/10/20 13:57
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

あさみは私とは逆のタイプ。

キャリアウーマンて感じなのに美人で、性格もサッパリしていて 誰からも好かれる。

もしも言ったらどうなるだろう‥

随分前に、てると喧嘩した時、あさみは『まい。あんたには、てるさんと意外にいないよ。まいみたいな箱入り娘、今時、生きていけない。』

とか言われたなぁ

No.37 10/10/20 14:09
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

否定できない。

カチンときたけど当たってる。

私、てる意外は絶対に誰も私の事 拾ってくれない(笑)

あさみ『はいよ。まい先に乗りな。』

タクシーを捕まえてくれた。

私『え。いいよ。あさみ先に帰って』

あさみ『いいの。あんたは一人にしたら又すぐ、絡まれたりするんだから(笑)まい、ど―せ優柔不断なアンタだから又悩んでんでしょ?けど、結婚は自分で決めなよ。悩んでも悩んでも答えでない時は相談にのる』


私『あ、う、うん』

あさみ『じゃ。運転手さんお願いしま―す。お休み』

私『あ、ありがとう。お休み』

見透かされてる?
それとも、すぐ顔に出るのかな?

No.38 10/10/20 14:12
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

本当に情けないなぁ。
私は自分の事ばっかり心配してる。

心配かけてばっかり。
もう、いい加減、ちゃんと大人にならなきゃ。

落ち込みながら帰宅した。

No.39 10/10/20 14:20
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

自宅前に着くと、部屋の明かりが着いていた。

ヤバい。

慌てて携帯を見ると朝5:30。メール2件。
てるだった。
1件目《今から行くね》
2件目《いないみたいだから、勝手に入るぞ~》

てるには合い鍵を渡していた。

会いたくない。

てか今までは私が行くばかりで、てるが合い鍵を使って入る事なんてなかった。

なのに、よりによって何で今。。

足取りが重い。

恐る恐る、そ~っと玄関を開けた。

No.40 10/10/20 14:26
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てるは起きていた。

てる『おかえりー。朝帰り?』

はぁ。
嫌みタップリだ。
当たり前だよね。

私『ただいま。あさみ達と飲んでた。』

てる『まぁ、たまにはいいけど。俺、メール入れたの8時だよ?いくら何でも電話ね一本くらい出来るじゃん。電話しても繋がらないし。』

地下で飲んでたから電波は確かに入らない。

No.41 10/10/20 14:33
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

私『ごめん。地下で飲んでたから』

てる『‥。はぁ』

深くため息をつく。

重い空気。

てる『俺さ、来週試験じゃん?一応、俺が受けるんだけどさ‥2人の問題として考えてほしいし、まいは奥さんになるんだからさ。もう少し自覚もって?結婚決まってるのに朝帰りも普通ならしないよ』

当たってる。
婚約者は猛勉強。
私は合コン朝帰り。

幾ら優しいてるでも怒る。

私『本当にごめん』

てる『もう、いいからシッカリしてな』

No.42 10/10/20 14:47
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

結婚で悩んでる事は試験が終わってから伝えてみよう。

てる『もう寝よう。風呂入ってきたら?』

私『うん』


お風呂をサッと済ます。

てるはいつも先に寝たりしない。待ってくれて一緒にねるから。

お風呂から上がるとてるは起きていた。

No.43 10/10/20 15:10
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

今日は誘われそうな予感がしたから、私は『てる先に寝て。化粧水とか色々しなきゃ』

てる『待ってる』

間違いない。
今日はしたくないなぁ。。

ベッドに入ると。

てるがジッと見つめてくる。

てる『幸せになろう』
そういってキス。

拒んだら絶対に怪しまれる。
そう思って早く終わる事を願いながら身を任せた。

No.44 10/10/20 15:19
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

ただただ罪悪感。

別に浮気した訳じゃない。ただ飲んだだけ。
結婚を悩んでいるだけ。
てるの気持ちが重たく伝わる。
親の喜ぶ顔。

いろんな事が頭をグルグル回る。

涙が止まらない。

てる『ま、、い』

息が荒い。

黙って泣いているのを必死で隠す。

私『うぅ、、』

思わず声が出た。

No.45 10/10/20 15:22
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てるの動きが止まる。
顔を必死で隠す。

バレバレだよね。

てるは『痛い?』

首を横に振る。

てる『イヤだった?』
何も言えなかった。

てるはすぐに私の上が降りた。

そしてギュッと抱きしめる。

てる『大丈夫か?』

私は首を横に振る。

No.46 10/10/20 15:30
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てるが、ハァ―とため息をついた。

てる『俺、まいの気持ち分からないや。何かあった?それとも俺がイヤ?』


私はただ泣く。
最低だ。

てる『なぁ。俺さゴメン余裕ないんだわ。ほっといてゴメンな』

私『ちが、、てるは悪く、ない。ゴメ、』
てる『もう泣かんで。何思ってるかゆって?話せる?』

No.47 10/10/20 15:39
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

しばらく続く沈黙。

何も言わないで泣く私の横にいてくれる。
10分くらい経って私も落ちてきた。

てるが切り出す。

『話せる?』

私『ゴメン。今は言いたくない』

てる『‥。フ―。』

またため息。

てる『じゃあ今日はもうすぐ夫婦になるんだし俺の気持ち聞いてな。あと、まいに確認したい事もあるし』

私『う、うん。』

No.48 10/10/20 17:43
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てる『今日あさみちゃんと他に男いたか?』

慌てた。
びっくりした。

私『え?急に何?』

てる『いたかって聞いてる』

てるは束縛とか、浮気追求、とにかく普段あまり私の行動にアレコレゆった事はない。
隠すべき?

でも浮気していないし、聞くって事は何か知ってる。
そう思った。

私『いたよ。でも何もないよ。』

空気が重たい

No.49 10/10/20 17:51
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てるが抱きしめていた手を離す。

てる『帰ってきた時に、男もんの香水キツかったんだよなぁ。お前、香水キツいの苦手だから、絶対に相手じゃん。密着しないと、臭いうつらなくないか?』

確かに肩がずっと当たるくらいの距離だった。

私『会場狭かったから。』

てる『幾ら狭いっておかしいだろ?』

私『疑ってんの?信用しなきゃそれでいいよ』

逃げるような答え方。

No.50 10/10/20 17:59
まいままい ( 20代 ♀ wd78h )

てる『は?男と飲んで、連絡もつかん。男もんの香水の臭い付けて朝帰ってきて、逆だったらどうよ?』

口調が強くなる。

私『でも何もないし、私にも予定あるんだから事前に予定聞いたら良かったじゃん』


てる『お前何なんだよ。お前はいつも連絡なしで家くるだろ?俺は飲んでくるとか一応、毎回、連絡入れてるよ。俺が初めて急に来てみたら、こんなんでさ。お前いつも、こうだったわけ?俺、結婚の為に試験勉強してんだぞ?遊ぶなじゃないよ。結婚決まってんのに男と朝帰りなんか、お前本当におかしいよ』

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