一夜限りの恋人
25歳。懸命に生きています。気持ちの整理をつける為に書きます
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てるは昼間は大学。夜は毎日バイト。
毎日毎日、一生懸命な人だったな
私は働いてるのに、てるは自分はどんなにガマンしても、デート代など絶対に私にお金を出させたりはしなかった。
てるは毎日毎日
『まい(私)俺、必ず公務員になるよ。一生苦労させない。試験受かったら結婚しよう』
そんな一つ下の彼が愛しくて仕方なかった
顔もいい顔。
男気もある。
彼の欠点なんて、ヤキモチやきくらいだ
彼が22の秋。
公務員試験に受かった。
お祝いをしようと私の家族もやってきた。
私の母『本当におめでとう。本当に本当にまいには勿体無い。てるくん、こんな娘ですが仲良くしてあげてね』
てる『まいさんのお父さん、お母さん。話があります。僕が試験を受けようと思ったのも、まいさんと結婚する為です。大切にします。絶対にお金では不自由させません。一つ下で頼りないですが、就職先が決まったら、大学も辞めます。就職先が決まったら結婚したいと思っています。お願いします。結婚させて下さい』
試験が受かったら結婚しよう。
確かにてるは普段から言っていた
でも突然の事に驚いた
父『わかった。ありがとう。娘をこんなにも大切に思ってくれて、てる君以外に婿は考えられない。けれど大学は最後まで出なさい。お金は心配するな。私が出そう。君もまだ22だ。あと1年と少し、大学生活を楽しみなさい』
とても驚いた。
父はてると会うのは2度目。
初対面の時は軽く話をしたが、ほとんど黙っていて、あまり彼を好んでいないのかと不安だったから。てるは泣いていた。
『僕には父親がいません。その言葉や気持ちだけで、本当に嬉しいです。ありがとうございます。大学に行ったのも遊びにじゃない。まいさんに苦労をかける事のないように。だから就職先が決まったら結婚させて下さい』
私は幸せすぎる。
そう思った
父は『わかった。ただ遠慮だけはするな。君はもう私の息子になるのだから。どうしても就職するというのなら、私の所で働けるように所長に話してみるから』
ありがたい事に父は課長で、市長など交流がある。
てるは『よろしくお願いします。頑張ります。絶対にお父さんの顔を潰す事はしません』
そうなると話は早い。
そして、23の春。
てるは大学を辞めた。
それと同時に消防で働き始めた。
てるは高校を卒業してからは、大学資金を貯める為に働き、やっと行けても、又授業料を稼ぐ為にバイト。
夢だった公務員になって又働く。
私は心配だった。
私『どうして、そんなに働く事、結婚を望むの?』
てる『俺は親がいない事でバカにだってされた。大学だって、親がいない奴らは行く事は難しい。俺、いつか親に会いたいんだよ。寂しいからじゃない。お前らがいなくたって俺は生きていけるんだってさ。お前らと違って幸せな家族もいるって見返したい』
普段、優しい目のてるは怒ったよう語っていて、正直怖かった。
てるが仕事をして半年。
てる『まい。結婚して下さい』
プロポーズされた。
私には断る理由がない。仕事に生きがいを感じている訳でもない。
しいて言えば
もう少し遊びたい。
そう思った。
だけど毎日毎日、ずっと働いている彼わ見てきた。
遊びは二の次。
そんな彼に、遊びたいと言ったら きっと嫌われるって思った。
早速、私の両親に報告。
とんとん拍子に進む結婚話。
何故、私は複雑な気持ちなのだろう‥
マリッジブルーってやつなのかな?
自分がイヤになる。
父『早速、結婚式の日取りを決めよう。忙しくなるなぁ。式の費用は私が出そう。これだけは譲らん。』
てる『いえ。ありがたいですが式の費用はちゃんと用意しています。式は来年を考えています』
父『いやいや。今年中に挙げなさい。費用は私に出させてくれ。』
そんな会話を、私は第三者の目線で聞いていた
キッチンへ向かった。
母『この煮物、まい大好きだったよね。作り方、覚えてきなさい。てる君喜ぶよ』
私『うん。24にもなって料理も家事も苦手だもんね。教えて?』
母は父とてるのいるリビングに戻り『てる君、今日は夕飯食べていきなさい。まいが作るから』
そんな会話と笑い声が聞こえていた
母が戻ってきた。
大根の皮をむきながら『まいは人参を切ってね』
と優しく微笑む。
そして続けた。
母『どうしたの?結婚嬉しくないの?』
私は何故だか涙が出た。
私『分からない。何故涙が出るのかも、何で今すぐ結婚するのかも分からない。マリッジブルーってやつなのかな?』
母は『う~ん。マリッジブルーなのかもね。まいは結婚は考えてなかったの?』
私『考えるっていうか、あんまりとんとん拍子に話が進んで、気持ちが追いつかないよ』
母『そっか。その事、てる君には話した?』
私『‥まだ』
リビングからは笑い声が耐えない。
母『てる君の事、すっかり気にいってるわね。若いのにあんなにシッカリしている子なかなかいないものね。』
私『うん。』
母『まいは本当に幸せ過ぎだね。お母さんもてる君は大好きだし頭が上がらない』
私『うん。幸せ過ぎだよ』
下を向きながら答える
全ての材料を切り終えて母は
『みりん、砂糖に醤油、だし汁、こんな昆布に~まぁ意外に簡単よ。今日は見えおいて、また次の機会に覚えにおいで』と泣く私に優しく言う。
煮込んでる間、また母はリビングに戻り『すっかり仲良しね。まいは悪戦苦闘してるわ。お父さんビールでも飲みながら話しましょ。ビール少ないから少し、まいと買ってくるから煮物あと15分したら、火を止めてね』
父『全く本当にうちの娘には勿体無いよ。てる君は。ありがとう』と深々頭を下げるのが見えた。
てる『いえ。そんな。こちらこそ、まいさんには助けられています』
そんな会話を聞くと又涙が出る。
キッチンに戻った母は目が赤い私を見て、わざと大きな声で『あははは。まい目が真っ赤じゃない。玉ねぎが染みるのね。あははは』
わざとらしいくらいだった。
そして財布と車の鍵をもち一緒にリビングに向かった。
てると父親はゴルフの話で盛り上がっていた。
てるはゴルフ経験がない。
父『うちには息子がいない。可愛い可愛い息子にゴルフを教えてあげられるなんて幸せだ』
上機嫌だ。
てる『僕もお父さんがまいさんのお父さんで良かったです』
と満面の笑みで笑った。
私『てる。ビール買ってくるけど、お父さんに何か言われたら、ちゃんと私に言ってね。お父さん、てるをイジメちゃダメよ。行ってきます』
父『てる君は息子だ。イジメる訳がないだろ。私は本当にてる君に感謝している。お前と同じくらい可愛いからな。』
てるは父親がいない。
涙ぐんでるようにも見えた。
てる『まい。俺、本当に幸せだ。お父さん、お母さん、ありがとうございます』
母『こちらこそ。ありがとう。さっ、ビールでも飲みながらゆっくり話ましょうね。行ってきます』
母と車に乗り
遠回りの道を運転。
母はその事に触れない。
そして又ゆっくり話し出した
母『結婚はお母さんもお父さんも嬉しいわ。でも、まいが笑顔じゃないと意味がないのよ。』
また涙が出る。
返事が出来ない。
母は続けた。
『お母さん。あなたの味方よ。どうしたい?』
私『分か‥らない』
母『ゆっくりでいいから』
私『てるもお母さんもお父さんも、みんな大切。結婚喜んでくれてるのに、意味もなく泣く自分がイヤ』
母『うん』
私『今すぐ結婚しなきゃ、てるもお母さんもお父さんも悲しい?』
母は少し驚いたように見えた。
それを隠すように『そんな事はないよ。まだ結婚は考えられない?』
私『分からない。少し落ち着いてから、又考えたいの』
母の返事はなかった。
私『ごめんなさい。早く元気になって式の日取り決めるね』
母は優しく微笑みながら『まい。まいの結婚よ?親の結婚じゃないわ。結婚は5年後でもいつでも構わないわよ』
私『ごめんなさい。本当にごめんなさい。』
母『次に謝ったら怒るよ。何も結婚だけが幸せじゃない。ゆっくりてる君と話をしなさい。お父さんもわかってくれるよ』
最初に学生の時に結婚の話をしてから半年が経っていた。
試験は来週。
これが受かれば、すぐに籍を入れるだろうという予感がした。
試験が終わるまでは、会うのを控えていたから助かった。
会いたくなかった
私もゆっくり考えてみた。
優柔不断。
1週間考えても気持ちが分からない。
自分の事なのに
週末、飲み会の誘いがあった。いわゆる合コン。
女友達(あさみ)『まいももうすぐ結婚じゃん?最後にパーっと飲もう?』
息抜きしたかったし合コンという響きはよくないけど、友人と飲むんだし、その中に男がいても そのうちの何人が恋人がいないなんて分からないし。
てるに罪悪感はなかった
居酒屋に着くと既に集まっていた。ほろ酔いのあさみが気づいて『遅~い。早く早く。はい。注目。イチオシのまいちゃんで~す。もうすぐ愛する旦那さまができます。だから手は出さないでねぇ。』
私が苦笑いしていると
一人の男(たつき)が『ハイハ―イ。まいちゃん俺の隣。』と私の近くにやってきて隣に座らせた。
メニューを差し出し『何飲む?何食べる?も~まいちゃん可愛いわ~』
喋りっぱなしの軽~いノリに引いた。
あさみ『たっちゃん、まい狙いなのバレバレ。まいはダメだからね』
たつき『ドタイプなんだよ。大丈夫。見てるだけで幸せだから』
周りがドっと笑う。
ムードメーカー。
私も笑った。
たつき『やっと笑った。良かった』と満面の笑み。
たつきは2下らしい。
たつき『まいは10代に見えるね。可愛い。年下だと思った』
ガキっぽく見られるのがトラウマな私は少し傷ついた。
たつきは私のわずかな表情も見逃さない。
たつき『可愛い可愛い可愛い。誉め言葉だよ。』
可愛いって言われて最初は照れていたけど、いい加減ウザくなってきた。
たつきは周りと会話は殆どしない。私の横にずっと座り、『可愛い。ビール飲む?カクテル?おかわり?』
まるで接待。
周りは盛り上がっていて、たまに『たつき~まいちゃん独り占めすんなよ。俺、人妻タイプ。席変わって?(笑)』とからかう。
たつきは『先輩ムリっす。俺本当にまいちゃんタイプなんすよ。見てるだけだから許して?』
と私の顔を見て『やっぱり可愛い』
周りも大爆笑。
盛り上がってるからいいけど、若干疲れてきた。
そろそろ二次会に移ろうか?って空気。
私は『抜けるね』ってあさみにメール。
あさみも承諾した。
男女はすっかり意気投合。
私は居酒屋でずっと端っこのたつきの横
だったし、たつきがずっと話し掛けてくるから、殆ど話もできなかった。
居酒屋の精算。
男が割り勘で出すってなった。
たつき『まいは二次会行くでしょ?』
大きな声で聞かれた。
最悪。
私『あ~。う~ん‥』
あさみ『まいマスカラ落ちてるよ。ちょっと来て』ってトイレに。
勿論ウソで
あさみ『どうする?さっき、メール見たけど帰れる雰囲気?(笑)』
私『はぁ。帰ったらダメかなぁ。』
あさみ『ん~。たっちゃんはムードメーカーだし‥あいつしつこそうだしね(笑)少しだけ行って、一緒に抜けよう?あんた、たっちゃんに襲われそうだし(笑)』
私『(笑)わかった』
あさみと戻った。
あさみ『ごめん。ご馳走さまです。さぁ二次会行くぞ~』
みんな又盛り上がる。あさみもムードメーカーだ。
すかさずたつきが近寄ってきた。
たつき『まい。行こうね?』と甘える。
つ~か何でいつから呼び捨て?
チャラ男丸出しのたつき。
なのに不思議と悪い奴には見えなかった。
二次会でもたつきは変わらず、私を端っこに座らせる。そして隣に座る。
そして『まい可愛い可愛い』と相変わらず。
私も酔ってきた。
誉められてイヤな女はいない。
気がつくと4時。
明日は日曜日。
けど、さすがに来週試験のてるが気になった。
そろそろ解散って雰囲気だったし。
二次会の会計の精算をお願いすると、たつきが『いいよ。こっちは俺が持つ』と言って、周りは出来上がって『たつきカッコイ~』と笑う。
私『いいよ。全員のだと高いし、一時も男子が出してるから割ろ?』
すると、たつき『俺、まいより2つ下。だけどまいの彼氏に年収とか男としても絶対に負けてないから』
私はちょっとガキくさって思って『年収とか年齢とかそんなんの話じゃないよ。これ私の分』
そういって1万を差し出すと『女の子がそんな事しちゃダメ』って返された
私『要らない』
たつき『取らないと襲う(笑)』
私『どっちもイヤ』
そう言って
会計に電話した。
『お会計、4万‥~になります。』
たつき『割ったら1万も要らない。つかお願い。出すから』
とシュンとする。
本当にズルい。
つか先輩や友達は全くこの会話すら気がついてない。
私『明日、カッコつけた事後悔しても知らないから』
たつき『まいにカッコイ~って思われるくらい4万なんか痛くない』とあっかんベ~された。
21の社会人のやつがベ~って‥
思わずキュンとした。
たつき『はい。解散~。お休みなさい。俺達帰ります』
するとあさみが来て『たっちゃんは女好きだからダメ』
そういうと
たつきは『はいはい。お休みなさい。まい~可愛い可愛いまい~お休みのチュ~は?』
私『ないよ』
たつき『わかった』
またシュンとする。
上手いなぁ。
さすが女好き。
あさみと少し歩いた。
あさみ『ムリ言ってごめんね。たっちゃんウザかったね(笑)』
私『(笑)けど楽しめたよ。誉められて嬉しかった(笑)』
あさみ『そっか。てるさんとは上手くいってる?』
私『‥うん』
あさみ『幸せになれよ~』
私『ありがとう。そろそろタクシー捕まえよう。』
あさみに結婚は、少し後にする事、迷ってること言えなかった。
あさみは私とは逆のタイプ。
キャリアウーマンて感じなのに美人で、性格もサッパリしていて 誰からも好かれる。
もしも言ったらどうなるだろう‥
随分前に、てると喧嘩した時、あさみは『まい。あんたには、てるさんと意外にいないよ。まいみたいな箱入り娘、今時、生きていけない。』
とか言われたなぁ
否定できない。
カチンときたけど当たってる。
私、てる意外は絶対に誰も私の事 拾ってくれない(笑)
あさみ『はいよ。まい先に乗りな。』
タクシーを捕まえてくれた。
私『え。いいよ。あさみ先に帰って』
あさみ『いいの。あんたは一人にしたら又すぐ、絡まれたりするんだから(笑)まい、ど―せ優柔不断なアンタだから又悩んでんでしょ?けど、結婚は自分で決めなよ。悩んでも悩んでも答えでない時は相談にのる』
私『あ、う、うん』
あさみ『じゃ。運転手さんお願いしま―す。お休み』
私『あ、ありがとう。お休み』
見透かされてる?
それとも、すぐ顔に出るのかな?
自宅前に着くと、部屋の明かりが着いていた。
ヤバい。
慌てて携帯を見ると朝5:30。メール2件。
てるだった。
1件目《今から行くね》
2件目《いないみたいだから、勝手に入るぞ~》
てるには合い鍵を渡していた。
会いたくない。
てか今までは私が行くばかりで、てるが合い鍵を使って入る事なんてなかった。
なのに、よりによって何で今。。
足取りが重い。
恐る恐る、そ~っと玄関を開けた。
てるは起きていた。
てる『おかえりー。朝帰り?』
はぁ。
嫌みタップリだ。
当たり前だよね。
私『ただいま。あさみ達と飲んでた。』
てる『まぁ、たまにはいいけど。俺、メール入れたの8時だよ?いくら何でも電話ね一本くらい出来るじゃん。電話しても繋がらないし。』
地下で飲んでたから電波は確かに入らない。
私『ごめん。地下で飲んでたから』
てる『‥。はぁ』
深くため息をつく。
重い空気。
てる『俺さ、来週試験じゃん?一応、俺が受けるんだけどさ‥2人の問題として考えてほしいし、まいは奥さんになるんだからさ。もう少し自覚もって?結婚決まってるのに朝帰りも普通ならしないよ』
当たってる。
婚約者は猛勉強。
私は合コン朝帰り。
幾ら優しいてるでも怒る。
私『本当にごめん』
てる『もう、いいからシッカリしてな』
結婚で悩んでる事は試験が終わってから伝えてみよう。
てる『もう寝よう。風呂入ってきたら?』
私『うん』
お風呂をサッと済ます。
てるはいつも先に寝たりしない。待ってくれて一緒にねるから。
お風呂から上がるとてるは起きていた。
今日は誘われそうな予感がしたから、私は『てる先に寝て。化粧水とか色々しなきゃ』
てる『待ってる』
間違いない。
今日はしたくないなぁ。。
ベッドに入ると。
てるがジッと見つめてくる。
てる『幸せになろう』
そういってキス。
拒んだら絶対に怪しまれる。
そう思って早く終わる事を願いながら身を任せた。
ただただ罪悪感。
別に浮気した訳じゃない。ただ飲んだだけ。
結婚を悩んでいるだけ。
てるの気持ちが重たく伝わる。
親の喜ぶ顔。
いろんな事が頭をグルグル回る。
涙が止まらない。
てる『ま、、い』
息が荒い。
黙って泣いているのを必死で隠す。
私『うぅ、、』
思わず声が出た。
てるの動きが止まる。
顔を必死で隠す。
バレバレだよね。
てるは『痛い?』
首を横に振る。
てる『イヤだった?』
何も言えなかった。
てるはすぐに私の上が降りた。
そしてギュッと抱きしめる。
てる『大丈夫か?』
私は首を横に振る。
てるが、ハァ―とため息をついた。
てる『俺、まいの気持ち分からないや。何かあった?それとも俺がイヤ?』
私はただ泣く。
最低だ。
てる『なぁ。俺さゴメン余裕ないんだわ。ほっといてゴメンな』
私『ちが、、てるは悪く、ない。ゴメ、』
てる『もう泣かんで。何思ってるかゆって?話せる?』
しばらく続く沈黙。
何も言わないで泣く私の横にいてくれる。
10分くらい経って私も落ちてきた。
てるが切り出す。
『話せる?』
私『ゴメン。今は言いたくない』
てる『‥。フ―。』
またため息。
てる『じゃあ今日はもうすぐ夫婦になるんだし俺の気持ち聞いてな。あと、まいに確認したい事もあるし』
私『う、うん。』
てる『今日あさみちゃんと他に男いたか?』
慌てた。
びっくりした。
私『え?急に何?』
てる『いたかって聞いてる』
てるは束縛とか、浮気追求、とにかく普段あまり私の行動にアレコレゆった事はない。
隠すべき?
でも浮気していないし、聞くって事は何か知ってる。
そう思った。
私『いたよ。でも何もないよ。』
空気が重たい
てるが抱きしめていた手を離す。
てる『帰ってきた時に、男もんの香水キツかったんだよなぁ。お前、香水キツいの苦手だから、絶対に相手じゃん。密着しないと、臭いうつらなくないか?』
確かに肩がずっと当たるくらいの距離だった。
私『会場狭かったから。』
てる『幾ら狭いっておかしいだろ?』
私『疑ってんの?信用しなきゃそれでいいよ』
逃げるような答え方。
てる『は?男と飲んで、連絡もつかん。男もんの香水の臭い付けて朝帰ってきて、逆だったらどうよ?』
口調が強くなる。
私『でも何もないし、私にも予定あるんだから事前に予定聞いたら良かったじゃん』
てる『お前何なんだよ。お前はいつも連絡なしで家くるだろ?俺は飲んでくるとか一応、毎回、連絡入れてるよ。俺が初めて急に来てみたら、こんなんでさ。お前いつも、こうだったわけ?俺、結婚の為に試験勉強してんだぞ?遊ぶなじゃないよ。結婚決まってんのに男と朝帰りなんか、お前本当におかしいよ』
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