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機動警察パトレイバーvs踊る大捜査線

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作家
18/04/15 20:02(更新日時)

あらすじ
レイバーが実用化され特車二課が東京某所埋め立て地にあり野明や遊馬たちは今日も愚痴り時にふざけながらも一警官として隊長後藤のもとで任務に就いていた。第一小隊南雲もまた独立愚連隊のような第二小隊に呆れながら自らの第一小隊を指揮し見守っていた。
同じ頃東京湾岸署の青島たちも日々の事件や難題を解決しながらサラリーマン警察としてキャリアとノンキャリアの時にぶつかり時に協力しながら過ごしていた。
しかし車二課と湾岸署、このふたつを襲う未曾有の事件が発生する!
謎の黒いレイバーが暗躍し交渉人真下に挑戦する謎の人物!
いがみあい互いを主張する野明と青島、似た者同士の南雲と室井!
事件は深く静かに始まっていた……。

No.2626050 18/04/04 17:56(スレ作成日時)

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No.1 18/04/13 15:02
作家0 

序章

時に199X年から2000年初頭。
東京湾岸防波堤プロジェクトはきたるべき地球温暖化にそなえ巨大堤防は地下空洞、地下深下などの建設にレイバーたちが忙しなく動いていた。
レイバー。
篠原重工が二脚式走歩行レイバー90を開発し後にレイバーの商標名を放棄、後に日本をはじめ世界では“レイバー”がかつてのロボットの代名詞として広まることになる。
レイバーの普及と共にレイバーを使った犯罪、レイバー犯罪が帝都の治安を悪化させ警視庁は特車二課通称レイバー隊を創設。
第一小隊、第二小隊とふたつの小隊で都内および場合によれば都外に出て活動することもある。
第二小隊には98式イングラムが篠原重工により開発され多くのデータ提供をもとに運用されることになるが、第二小隊そのもの活躍は芳しくなかった。
出動すれば周囲に被害を及ぼす、銃をやたら撃ちたがる二号機などなど。いちおう“正義の味方”の警察官であるが活躍は少々いや市民にとっては時と場合により迷惑を被るがいまやレイバー犯罪にとって特車二課レイバー隊はなくてはならない存在だった。
時は少し経過する。
いまやお台場は観光や繁華街の中心である。
ここ湾岸署もまたかつては“空き地署”と呼ばれ知る者によっては問題のある所轄であった。
なにかと熱い青島俊作、亡き都知事青島幸男と同じ名前であることから本庁に知らぬ者もいないと言われるのはなにかと問題を起こすから。
すみれはめずらしく暇にしてる青島がアニメの雑誌を読んでいることに気づく。
「なにアニメ」
「そ、オトコはアニメが好きなの」
「鉄腕アトム、鉄人28号、マジンガーZ、ゲッターロボだっけ?」
恩田すみれ。みかけによらずオトコ向けアニメをよく知っている。
「ロボット三等兵か」
「古すぎです!和久さん」
「なにそれ」
会話に茶々を入れたのは老兵の和久平八郎、つっこみしたのはキャリアの真下、あきれたのは雪乃。袴田課長はなにそれ?な顔だ。
青島はコーヒーを片手に言う。
「オトコはガンダムっしょ」
その時に通報が入りみな顔を引き締めた。
『お台場フジテレビ前に暴走レイバー出現!特車二課および湾岸署に出動を要す!繰り返す……』
特車二課と湾岸署に同じ報が入ったのはほぼ同時だった。
これが両者の出逢いの始まりであり帝都を巻き込む序章とは知らなかった。

No.2 18/04/15 20:02
作家 

お台場フジテレビ前。
かつての湾岸署同様にさら地に建てられたテレビ局前の大通りはいまや湾岸署同様に観光の中枢をほんとの観光の意味で担う場所であり交通機関、飲食店、会社など、アミューズメント施設などが無数にあるまさに施設のど真ん中である。レイバーが暴れた跡らしいビルの様子に青島が言う。
「ゴジラが来たみたい」
「不謹慎よ」
すみれにたしなめられながらすでに来ていた本庁の警備部は野次馬たちに避難を促すが都民以外に観光客もいてなかなかスピーカーが届かない。
『市民の皆様は安全のために避難を!避難してください』
むなしく響くなか真下がレイバーの機種を得意のパソコンで検索し特定した。
「機種はタイラント2000、四菱製のパワーのどデカイやつです」
「二課はなにやってんだ」
和久がさすがに叱るように言う。二課とはレイバーを持つ特車二課、噂をすれば影。
ベイブリッジの向こうからパトライトとサイレンを鳴らしながら先頭にミニパト、指揮車、レイバーキャリアの五台がようやく姿を現した。
ミニパトの後藤は警備部の隊長に問い酔っぱらい運転らしいことが伝わる。
「相手は酔っぱらい運転だ。お手柔らかにやるかな」
「やるかなて隊長……」
若い篠原遊馬は二課第二小隊以来後藤隊長のやる気のあるなさが相変わらずわからなく野明やひろみたちもあきれる。憤慨してるのは太田くらいだ。
「隊長ぅぅぅ〜!!」
焦りなさんな、と後藤は相変わらずぼんやりした声でなだめる。
とりあえず作戦としてはタイラント2000を被害の少ない湾岸地域におびき寄せてイングラム二台で抑えレイバーおよび酔っぱらい犯を捕まえて停止させるのだ。
「来たわよガンダム」
「よくてジェガンかな」
じぇがん?と和久たちはあきれるなかレイバーキャリアからイングラム二台がパトライトの音ともに立ち上がり野明の1号機、太田の2号機が動きだし市民から歓声が上がる。
「あれがパトレイバーか」
「正義のロボットです」
和久もレイバーは見慣れているが雪乃は付け加えるように言った。
後藤は指揮する。
「篠原」
「わかってます。野明に抑えさせるんですね。聞いたな?」
「ええ〜!?あたしまた貧乏くじ〜!?」
1号機のパイロットは湾岸署に勤務する篠原夏美に似てるなと湾岸署の面々が思うなかタイラント2000が現れた。

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