華子の婚活
いつになったら白馬の王子様は、わたくしをさらいに来るのかしら?
あらっ(((・・;)
前から大きな白い犬を散歩させてる若いハンサムな青年が歩いてますわ!
近代ではお馬さんもミニサイズになり
あの犬は馬かしら?
「すみません、大変大胆なご質問で
ございますが、あなた、わたくしの王子様でございますかしら?」
「そうだよ(^-^)」
まぁ巡り合いましたわ(///∇///)
次の瞬間彼は髪をかきあげましたの。するとわたくしの足にカツラが落ちましたわ(((・・;)
顔をあげるとツルッパゲの彼がいましたの(泣)
「よろしくね(^-^ゞキミ、名前は?」
「結構でございますわ!!!」
今の若者は悪ふざけが過ぎますわ!!!
わたくしの王子様は誠実の塊のような方ですわよ!!!
14/06/03 22:41 追記
http://mikle.jp/thread/2101658/
感想スレです
よろしくお願いします
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ピンポ―ン♪
「華子さん!お母様、夕食のスペアリブを
焼いてますわ!
インターホンとってくださる?」
お母様にインターホンをとるように
依頼を受けました。
「はい、相模でございます。
わたくし長女の華子と申しますが
どちら様でございますでしょうか?」
『アナタハ、カミヲ、シンジマスカ?』
神様?
「ええ(´∇`)
信じてますわ! 神様と仏様と守護霊様には
毎晩一時間かけて、感謝の気持ちを伝えて
ますわ!」
『ソウデスカ!ワタシ、シュウキョウ〇〇ノモリ
ノモノデス!
キョウミハアリマスカ?』
「あら、ごめんなさいm(._.)m
事情があり、わたくし宗教ははいれませんの。
お仕事お疲れ様でございます。
失礼致します」
宗教の勧誘でしたわ┐(-。ー;)┌
「華子さん!」
「何ですの? お母様?」
「あなたのお言葉に ミステイクがござい
ましたわ!
お仕事ではなく、ご活動よ!
以後気を付けなさいね」
「わたくしったら(>_<)
恥ずかしいですわね!」
お母様とのやりとりが長くなりましたが
わたくし相模華子(さがみはなこ)
と申します。
29歳でございます。
わたくしは努力派の秀才でK大卒で
ございますの(´∇`)
父はK大の教授でございますわ。
母は、今日まで素敵な奥様、専業主婦で
ございます。
そんな二人の一人娘のわたくしです(´∇`)
わたくし今どきのことには
関心はなく、音楽もジャズやピアノが中心ですわ。
AKBさんでしたっけ?
人気を博しているみたいですが
わたくしはあまり…
あっ…けど安室さんは好きなんですよ☆
だって…
わたくし斜め45℃が安室さんに似ていると
14回ほど言われてますの(/-\*)
お父様もお母様も、安室さんに似ている
なんて親として鼻高々ですって☆
あと、大学を卒業後は家事手伝いで
ございました。
なぜなら、両親が白馬の王子様が迎えにくる
から仕事はしないほうがいいと…
わたくしは来る日も来る日も
王子様を待ちましたわ。
でも25歳の春に気付いたのです。
周りを見ても車しか走ってないことに。
白馬はどこを見ても走っていませんでした。
私は迷信ではないかと疑惑を抱き、お母様に
真実を教えてと迫りました。
するとお母様、、、
「大変失礼しました(;つД`)
お母様…華子さんが可愛すぎて
独占致したく嘘を申し上げました…」
お母様はそう言い涙を流したのです。
わたくしは、お母様の愛情を感じ怒る気分には
とても馴れず、シャネルのハンカチで
お母様の涙を拭いましたわ。
すると
「華子さん、お母様は罪を犯したの
です。
シャネルのハンカチなど今の
お母様に似合わないわ。
トイレットペーパ―で拭いて頂戴」
・・・
こんなエピソ―ドがございました。
それからわたくしは、白馬の王子様が
存在しないことに気が付き
仕事を始めたのです。
仕事と言っても
アルバイトですの(´∇`)
結婚が決まるとサッとアルバイトの方が
退職しやすいでしょうし
アルバイトを選びました。
どんなアルバイトかと申しますと
おにぎり屋でございます。
おにぎりほど日本人に愛され
魅力的な食べ物はございませんわ(´∇`)
・値段が手頃 ・種類が豊富 ・場所を問わず頂ける
納得でございませんか?
わたくしもおにぎりが大好きでございます!
中でも梅が好きですわ♪
勤務先には、愛里沙さんという主婦の方と
由奈さんという現代っ子、八木沢さんと言う悪口大好きのオバサンと店長がいますの。
わたくし由奈さんのお話には憤りを隠せませんわ(*`Д´)ノ!!!
だって結婚もしてないのに
彼氏様とせ、せ、接吻をしたり
体の関係をもっておりまして
下品なことに、昨日もしたからスッキリ
したぜ!
なんて言いますの(`へ´*)ノ
なんて!はしたないのでしょう。
そのような行為は結婚をした初夜に行うべきことでございますわ!
わたくし少し由奈さんのことを考えると
腹が立ちますのでこれから親友の
佐和子さんとランチをしに行きますわ♪
佐和子さんとは高校時代からのご友人ですの。
向日葵柄のロングスカ―トに、水色のカ―デを羽織り出掛け待ち合わせ場所に到着致しました。
佐和子さんは、まだいらしてないわ。
わたくしは日本の文化をこよなく愛して
おりますが
佐和子さんはアメリカンな女性ですの(((^_^;)
あっ…来た、今日もアメリカンですわ…
「ハロー♪華子さん!ランチにゴ~(゜∇^d)!!」
今日はいつもより激しい
ホットパンツはいてるわ!
黒の皮でお尻が半分出てますわ(>_<)
サングラスもいつもより高い頭の場所で
目立ってますし…
けれどわたくし人の趣味や好みに文句は
言いませんわ(´∇`)
その人の個性ですもの!
「佐和子さん、こんにちは♪
さあ、いつもの場所へ参りましょう!」
「オッケ~♪ レッツゴ~♪」
何故いつもの場所かって?
それは佐和子さんがアメリカンスタイル
なあまりハンバ―ガ―SHOPにしか行かないからです。
佐和子さんはダブルチ―ズバ―ガ―
わたくしはライスバーガ―を
注文いたします。
さて、着きましたわ。
「佐和子さん…今日のお化粧も奇抜ね(- -;)」
「あら~マツエクにトライして
カラコンをブルーからヘ―ゼルにチェンジ
しただけよ~!
華子さんこそ、また日焼け止めだけぇ?」
「当然ですわ( ̄^ ̄)
わたくしの本当のお顔を皆さんに見て
いただきたいわ!
特にこれから恋をする男性にはありのまま
のわたくしを見せたいの!
額のふきでもの、小鼻の毛穴、うっすらある
頬のシミ、隠しませんわ!」
「フィヤ~(>_<)
それは間違ってるわ!スタ―トは良くルックミ―してほしいじゃない?
華子さん、プリティなのにもったいないわ!」
ああ…(- -;)
佐和子さんの意見も尊重致しますが
わたくしにはわたくしの信念がございます
ので、話がぶつかりますわ。
けれどお互いに何故か憎めない相性なので
ございます。
「それにしても華子さん、25歳からの4年間、一年にワンディしか婚活してないんでしょ?
それもスタ―占いでディを決めて(^_^;)
もっとアクティブに盛んに婚活しましょ?」
「それについては、わたくしも同感ですわ!
早く運命のお方と出逢わないと三十路に突入してしまいますわ(;つД`)
改める次第でございます…佐和子さん予定をあわせてお見合いパーティへ行きましょう!」
「そうそう!ベリ―グットよ☆ 私はジ―ンズSHOPの仕事が…来週のマンディがホリディだわ!華子さんは?」
「あっ( ´△`) わたくしは仕事…でも夕方で終わりますわ!月曜日に行きましょう!」
わたくしたちは来週の月曜日に、お見合いパーティに伺う次第でございます。
これからは、盛んにパーティに参加致しますわ
(´∇`)
これまでに二度、パーティで巡りあいました男性と食事へ行きましたが、お二方とも女性には
パスタとアボガドとスイ―ツを召し上がってもらえば良いと思ってる思い込みの激しさにわたくしがっかり致しまして、今後のお付きあいをお断りいたしました。
今後は視野の広い方がいいですわ(´∇`)
わたくしのことをよく理解してくださり全てを受け止めてくれる方がいいですわ☆
ですから、、、毛穴もシミも隠しませんわ!
「華子さん、それじゃあ今日はこの辺でお開きにしましょうか?」
「ですわね☆ そう致しましょう」
お店を出て佐和子さんと途中まで一緒に歩きました。
あら?あら?あら?
「じゃ~私はポニーに乗って帰るわ(^-^)/
グッパイ華子さん!シ―ユ―アゲイン♪」
「あ…ええ、さようなら。またね☆」
佐和子さん、また馬に乗ってきたのね…
多分馬に乗って行動するのは佐和子さんだけですわ。
わたくし白馬を待ち続けよく周りを見てましたからわかりますのよ。
わたくしの自宅までに帰りますには
バスに乗る必要がございますの。
あっ!丁度バスが来ましたわ(´∇`)
「乗らせていただきますわね~」
わたくしは真ん中くらいの一人掛けの席に座った次第でございます。
バスが動き始めました。
ピッピッピッピッ♪
うん?わたくしはピッピッとの音に後ろに振り向きました。
(*`Д´)ノ!!!
なんと高校生の男子生徒が携帯電話をいじってるではありませんか!!!
「あなた、ここはバス中ですわ!!! 携帯の電源を落としなさい!!! 」
ぷぅ~ぷぅ~ぷぅ~ぷっ
「なんだよ!!! 自分だって、こんな場所で、屁こいてんじゃんか(`Δ´)!!!」
「わたくしは、異様にオナラが出てしまう体質ですの!!! それにバスの中でオナラはしてはいけませんなんてお決まりはないでしょう?ι(`ロ´)ノ
でも携帯電話は禁止ですわ!!!」
ぷぅ~ぷっぷっぷっぷっぶ~~ぶっ!
「くせぇなぁ(`Δ´)どんだけ屁をするつもりだよ! 臭くて迷惑かけてんじゃねぇか!
大人のくせに恥ずかしい奴だな!」
ぷっぷっぷぅぅ!
「では鼻を摘まめばいいではありませんか!!!
自然現象に罪はございませんわι(`ロ´)ノ」
「変な奴だな!!!
安室に似てるのに性格はわやだな(`Δ´)
じゃあオレここで降りるわ!!」
15回目だわ♪安室さんに似てると言われたの!
はっ!だめですわ!わたくしとしたことが安室さんに似てることで浮かれてしまうなんて…
本当に今の若者はろくでもないですわ(>_<)
わたくしがっかりしてしまいます…
がっかりすることの多い日常ですが、残念ながら世界はわたくしのために回っているわけではございません( ´△`)
わたくしは家に帰宅し、食事を済ませ明日は早番ですので早目にベッドに入った次第でございます。
なかなか眠れなかったので、佐和子さんを数えてながら目を閉じておりました。
佐和子さんが一匹…(カモ~ン♪)
佐和子さんが二匹…(ワンダフル♪)
佐和子さんが三匹…(ナイスショット♪)
佐和子さんが四匹…(アイラブユ~♪)
佐和子さんが五匹…(グットナイト♪)
佐和子さんの…声が…聴こえてきましたわ…
…グオ~~~グオ~~o(__*)Zzz
わたくしは眠りについたようでございます。
朝になり、出勤の準備をし、わたくしが務めるおにぎり屋が入っているス―パーに到着
致しました。
今日は、由奈さんと一緒に勤務でございます…
「由奈さんおはようございます」
「あ~い」
まっ!(`Δ´)今日も態度がよろしくないこと。
苦痛ですわ!苦痛ですわ!苦痛ですわ!
「はぁ~~あ!華子さん最近良いことありましたぁ?」
「えっ?普通ですわよ」
「そうですかぁ!ユナ、彼氏と別れちゃいました
(>_<)」
「まぁ…ユナさん不埒なことをするから、大切にされないんじゃありません?」
「不埒って?」
「か、体の関係もったりしてるじゃないですか!」
「くっあっはっはっ♪
そんなのみんなそうでしょ♪
セックスも愛情のコミュニケ―ションだもん!
華子さんも経験したらわかりますよ(*^^*)」
なっ!年下の娘に上から目線をうけましたわ!
「…まぁユナさん、出逢いもあれば別れもあるわ…別れたってことは、他にあなたを待っている人がいるっとことですわ …お見合いパーティにでもいけば良いと思いますわ!」
「華子さんたまには良いこといいますね♪
お見合いパーティ次の月曜日に行くんです(^-^)」
えっ?月曜?わたくしと同じ日?
まっ別に構いませんわ(ーー;)
わたくし悪い行いをするわけじゃありませんもの!
それにしても由奈さん、この純朴なおにぎり達の前で、セ、セ、セックスなんて発言をするなんてやっぱり下品なお方ですわね(- -;)
その日もわたくしは精一杯おにぎりを販売致しました。
時は流れ、月曜日を迎え勤務が終わり、わたくしは自宅に戻りパーティへ行く準備を致しました。
佐和子さんと待ち合わせをして会場へ向かいますの。
バスに乗っていると…
(ヒソヒソ……ちょっと見てあの人…気づいてないのかな?)
わたくしを見てひそひそ話をする方たちがおりました。
わたくしは心を鉄のように強くもち、佐和子さんとの待ち合わせ先へ。
あら!珍しい佐和子さん、もう到着していらっしゃるわ!
「佐和子さん!お待たせ致しました♪」
「は、華子さん?ナゼ、頭にカ―ラ―を巻いてるの?それにサマ―も近づいてるのに、ナゼ
ロングコ―トなの?(○_○)」
「うふ(/-\*)
わたくしネコ毛で髪の量が少ないので毎晩、ドップにカ―ラ―を巻いて寝てボリュ―ム出してますの♪ ロングコ―トの下はシルク生地で桃色のネグリジェですわ♪」
「なんでパーティにそんな格好を?」
「わたくし本気でこれからは婚活致しますの!
あるがままのわたくしを男性軍に見ていただきたいのよ(/-\*) 佐和子さんは…カ―ボウイファッションで今日もアメリカンね…
中のTシャツのプリントはコカ・コーラかしら?」
「イエス♪そうよ!私のお気に入りファッションなのよ(^-^) でも華子さん行き過ぎじゃない?
まぁ華子さんがいいならグットだけど…」
わたくしは正しいと思いますわ(  ̄▽ ̄)
結婚相手には素のわたくしを見ていただきたいですもの。
そしてわたくし達は会場へ向かった次第でございます。
会場に到着致しましたら、予想通り由奈さんと待遇した次第でございます。
「由奈さん!おばんでございます」
「はっ\(◎o◎)/華子さん?寝起きのまま?」
「違いわすわ(´∇`) わたくしの素の姿を見て欲しくこのような格好に至りましたのよ♪」
「…やっぱり華子さんって変な人すぎる(>_<)」
ふっ…わかってないのでございますね。
ありのままの姿を受け入れられてこそ女の幸せですわ!!!
それに…由奈さん露出の激しい格好で、また不埒な相手にされるだけねm(._.)m
「華子さん!カモ~ン♪こっちにフリ―ドリンクあるよ~」
わたくしはフリ―ドリンクの場所に向い赤ワインを選んだ次第でございます。
(ちょっと…あの女の子入院中なのかな?コソコソ…)
わたくしの姿を見てこそこそ話をする方たちがおりましたが、わたくしは凜とし赤ワインをグラスに注いだ次第でございます。
そして席につき、プロフィ―ルカ―ドに佐和子さんと共に記入を行い始めました。
***
〈華子のプロフィ―ル〉
名前→相模華子と申します。年齢29
血液型→A型 身長→158cm
趣味→読書、盆栽、和菓子作り、お習字
好きな映画・ドラマ→奇跡の人、赤毛のアン
好きな食べ物→たくあん、納豆、梅おにぎり
好きな芸能人→高倉健
好きな言葉→待てば海路の日和あり
好きな男性のタイプ→真面目、誠実、努力家
***
〈佐和子のプロフィ―ル〉
名前→安倍佐和子 年齢29
血液型→O型 身長→163cm
趣味→乗馬、輪投げ
好きな映画・ドラマ→大草原の小さな家、セックスアンドザシティ
好きな食べ物→ハンバ―ガ―、ポップコ―ン、ホットドック
好きな芸能人→ジョン・ウェイン
好きな言葉→イエス ウィ キャン
好きな男性のタイプ→英語で愛を語れる人
***
「本日パーティにご参加の皆様お待たせ致しました~(^^)/ ただ今より開始致します!
一人につき3分お話し、男性が右の椅子に移動して行ってください!
それでは開始で~す!初めましてで始めてください♪」
いよいよ開始ですわ!v(^o^)
今日は8対8ですわね!甘露のど飴もそんなに必要がない次第でございますわ!
①「は…はじめまして」
ん?何か暗そうな男性ですわ…
「はじ…」
「ハロ~♪ナイストゥシ~ユ~!!!!!!!」
うっ(◎-◎;)
佐和子さんのテンションがMAXですわ!!!
負けていられませんわね!
「はじまして!相模華子と申します♪」
「…何で寝る格好…してるの…?ボソボソ」
「わたくしの全て知ってほしく、このような格好に至りましたの…あなた大人しい方ですわね」
「ああ…僕は…暗い男さ…毎日蟻を鉛筆で刺して殺すのが趣味だよ…でも、音楽はロックが好きさぁぁ!!フッ危ない男に見えるかい?」
(-_-;)…論外ですわ!わたくしにスポットライトを当てず、奇妙な自己紹介、ありえませんわ!
「…」
「…」
「は~い!男性の方隣の席へ移動してください!」
② 「ども!なにぃ?その格好?」
ん?…何て軽そうな方!チ―タ―のプンリトのトレ―ナ―に、スキンヘットにサングラス…
苦手ですわ!
「初めまして!大変申し訳ございませんがわたくし、あなたのようなタイプは苦手でございますの。
残り時間は沈黙でお願い致します」
ぶ~~ぶぶぶぶぶ!
「何だよ(`Δ´)このアマ!!屁までこきやがって!こっちだってテメェみたいな奴は冗談じゃぁねぇわ!」
・・・・・
「は~い!時間です!男性隣の席へ!」
③「はずめますて」
ん?なまってる?
「初めまして♪相模華子と申します」
「かあったかっかっかっこうでふね」
ん?あっ!プロフィ―ルカ―ドに25歳なのに
総入れ歯(口にあってません)で、異常なあがり症で女性とは話ができないとありますわ!
申し訳ないけど無言でパス致しますm(._.)m
※主のゆったんです!またまた、ずぅずぅしくも感想スレを立てました
(/o\)
寂しがり屋なもので…
感想や要望などよければ書き込んでください☆
交流や雑談なども☆
でも、批判はご遠慮願います(^∧^)
http://mikle.jp/thread/2101658/
それでは次のページからは物語が続きます!!
「は~い!時間です♪男性は右の席に移動です
(^_^)/」
④「初めまして!」
あら?あら?
いそうでいない普通な感じですわ!!
「初めまして♪わたくし相模華子と申します(/o\)」
「何で頭にカ―ラ―巻いたりパジャマみたいな服なの?」
「素のわたくしを見ていただきたく、このような格好に至りましたのよ(/o\) どう思われますかしら?」
「引く」
まぁ!!!
何て器の小さな方でしょうι(`ロ´)ノ
…ん?この人の眉毛…
「あなた、眉毛いじってらっしゃるわね!ご両親から頂いた眉をいじるなんて人間失格ですし、わたくしもあなたに多いに引きますわ!!!」
「鼻毛でてるよ」
「そうですわ!人間ですもの!鼻毛もございますわ!」
「…」
「は~い!時間です!男性は右に移動してくださいね(^_^)/」
⑤ 「初めまして!」
まぁ( 〃▽〃) 何て爽やかな好青年ですの♪
端正なお顔立ちに優しさ滲みでる雰囲気ですわ!!
「初めまして♪相模華子と申します!!」
「…どうしたの? 寝起きだった?」
「いいえ(^-^) 素のわたくしを知っていただきたくこの格好にいたりましたの。ありのままの姿ですわよ♪」
「…そ、そうか!何だっけ?映画の主題歌で今ヒットしてる歌の歌詞にも、♪ありのままの~姿みせるのよ~♪ってあるもんね!映画のタイトルなんだっけ?」
「ハナコスキナ女王ですわよ(^-^)」
「えっ(○_○)違わない?え~と、、アナと雪の女王だ!」
(@ ̄□ ̄@;)!!
ど、どうしましょう…
わたくし、王子様を待ち続けただけあって都合の良い読み間違いをしましたわ!
華子好きな女王でしたら、女王には王子様がいらっしゃいますから、わたくしに紹介なさってもらえるかと(-_-;)
「恥ずかしいですわ!わたくし穴があったら隠れたいほど恥ずかしいですわ!(>_<)」
「あはは(笑) ご愛敬ってことにしよっ!」
( 〃▽〃)まぁ…
何て素敵な方!もしかして、わたくしを気に入ってるのかしら?(/-\*)
わたくしは⑤番の方、気に入りましたわ(^-^)
けどあと三人の男性がおりますので、しっかりと吟味致します。
⑥「初めまして!何で髪の毛にカ―ラ―巻いてるの?」
地味だけど気さくな雰囲気の方ですわ!
あっ!口元をぼりぼりかいた!
キャア(◎-◎;)!!! 爪が伸びていて中に黒いゴミがつまってますわ!!!
「わたくしの…ありのままの姿を見ていただきたく…と言いますか、あなた爪にゴミがたまってますわ!非常に不潔ですわι(`ロ´)ノ」
ぶぶぶぶぶ~~~~~~ぷぅぅ~ぶっ!
「ははは(≡^∇^≡)君だって、ありのままの姿だし極めつけに屁までこいたじゃないか♪君だって不潔だよ!仲間だね!よろしくっ♪」
はっ(・┰・) 握手しようと手を差し伸べてきますし、笑うと歯にご飯粒や食べかすがたくさん!!!
ありえませんわ!!!
「わたくしの場合はありのままでも美しいですしオナラも清潔なオナラですわ!!! わたくしはわたくし、あなたはあなたよι(`ロ´)ノ
それに歯に食べかすがたくさんついていらっしゃるわよっ!!!」
「ほんと? しっつれい♪ 今から歯磨きするね♪」
⑥番は、指を横にし歯にあて、左右に動かしてますわ…
「終わったよ(^-^)」
「何が終わったのかしら?」
「オレ流歯磨き!毎日こうさ!」
不潔ですわ!不潔ですわ!不潔ですわ!
「は~い!時間です♪ 男性は右に異動です(^^)/」
⑦「初めまして!」
まぁ(´∇`) これまた、いそうでいない普通なお方ですわ♪
「初めまして♪ 相模華子と申します♪」
「あっボ―ルペン後ろに落ちた!」
⑦番は後ろの床に落ちたボ―ルペンを拾っております。
あっ(・┰・) 服に値札がついていますわ!!!
ん…? 500円?500円ですって?
「すいません(´∇`) とれました」
「(-_-;)…あなたお洋服に値札ついてますわ…500円のポロシャツなのね」
「はい(´∇`) こうゆうとこに参加なんで、今日いい服を奮発して買いました!」
「500円で奮発ですの?(◎-◎;)」
「うん(´∇`) 年に二回、BOOK・OFFの500円で詰め放題の古着を買いだめするくらいだから、一枚で500円は大奮発だよ! 似合ってるかな?」
と、とんでもない貧乏かケチですわ!!!
ビックダディ…ではないわ!別人よ(-_-;)
「…ゴホン…大変お似合いですわよ…あっわたくし…お腹が痛いですわ!残り時間は無言でお願い致します」
「大丈夫…?」
「(-_-;)…」
「は~い!時間ですよ♪男性は右に移動してください!ラストで~す(^^)/」
⑧「はじめま・し・て!」
!Σ( ̄□ ̄;)何この方!枕を抱いてますわ!
ちなみに喋り方は女の子っぽいですわ!
「初めまして…その枕は何でございますの?」
「美少女がプリントされた枕さ~☆可愛いでしょ?僕ちんの宝物さぁ~☆この枕が僕ちんの一番だから、君が僕ちんの彼女になれても二番目の存在なのさ~☆」
ま~~!オタクさんですわね?
論外ですわ!わたくしには理解不能でございます。完全無視をする次第でございます。
「君~☆アムロに似てるね~☆」
はっ( 〃▽〃)
安室さん似、16回目いただきました~!
いやっだめですわ!ここは冷静沈着でいきますわ。
「は~い!これで全ての方とのお話が終わりました。カップリングカ―ドに良いなって思った異性を三人まで書いてくださいね(^^)/」
⑤番の方ですわ( 〃▽〃) 相手の方も楽しそうでしたし、カップル成立の予感でございます。
「佐和子さん良い方いらっしゃいました?」
隣の席の佐和子さんに聞いた次第でございます。
「ノ~!グッドルッキングガイ!ディスアポイントメント~┐(-。ー;)┌」
まぁ!…確かにアメリカンな方はいらっしゃらなかったわ…
わたくしだけカップル成立なんて申し訳ない限りでございます(>_<)
「皆さん、お待たせ致しました(^^)/
本日、一組のカップルが成立しています!」
一組(・┰・) わたくしだけ?
ああ、皆様に注目を受けますわ!
番号が呼ばれましたら、深々とおじぎをする次第でございますm(__)m
わたくしは①番、お相手は⑤番…
「では、発表します!男性⑤番、」
ほら(´∇`) あの方ですわね!! 立ち上がりましたわ!!
次はわたくしが呼ばれますわ☆
「女性⑥番の方です!カップル成立おめでとうございます!」
ガーン((((;゜Д゜))) ガタッ!
「華子さん?大丈夫?オ~ノ~!!!」
わたくしはショックで後ろに倒れ椅子ごと後ろにひっくり返った次第でございます。
・・・・・・
まるで最後の力を振り絞るように起き上がり、この現実が夢であってほしいと願いながら、佐和子さんに手を引かれ会場を後にした次第でございます。
なんと、⑤番の方のお相手は由奈さんでございましたの。
そりゃ由奈さんは23歳でお若いですし肌もピチピチでございます。
私は一抹の寂しさを覚えた次第でございます。
「華子さ~ん!一喜一憂しちゃNGよ^_^; 婚活トライアゲインしましょ?Ne?」
佐和子さんに励まされ、わたくしは飛べない鳥のように小枝にたたずんでいる状態でございましたが、また翼を広げ、広い空へ飛んで行くと寂れた心を切り替えた次第でございます。
その日は佐和子さんと、別れたあと自宅へ戻りお風呂に入り、敗北の涙を存分に流しきったあとベッドに入り眠りについた次第でございました。
翌日は、仕事でございます。
今日は悪口大好きの55歳のおばさま、八木沢さんと共に勤務でございますの…
「華子さ~んおはよっ!今日も暑いね(;´д`)あたしゃ太陽に吠えたよ!バカヤロ!乗りに乗ってんじゃねぇよ!今のお前は嫌われもんだよ!ってね!今日も平日だし暇そうだね┐( ̄ヘ ̄)┌
たくさんお話しましょうね♪」
「え、ええ(- -;)」
うるさいですわ!うるさいですわ!うるさいですわ!
八木沢さんはお喋りガラスさんですから、彼女の独壇場ですわ(- -;)
わたくしは、一方的なお喋りさんは得意ではございませんので、八木沢さんのお話に付き合うのもほとほと疲れる次第でございますので、今日はユンケルゴ―ルドを摂取してきました次第でございます(;>_<;)
「あのね~ウチのバカ旦那、またパチンコで10万もまけたの(`Δ´)そのくせ金よこせ酒買ってくるって、松竹梅の一番デカイの買ってきてあたしのワイングラスで飲むの!ワンコのラブちゃんに絡んでラブちゃんも尻尾まいてたわ(`Δ´)」
「…御愁傷様でございます…」
「もう一日も早く、死んでほしいわ!出世はしないわ大酒飲みで毎晩暴れるわギャンブル中毒だわ、一度女子高生のお尻触って訴えられてるし
三ヶ月に一度しかお風呂には入らないし、すぐグンゼのパンツにウンコつけて、あたしが怒ったら俺の糞だぞって逆ギレするし(`Δ´)」
「はあ…(- -;)」
「でねっ!早く死んでほしいから、最近は旦那の食事だけ塩分チョ~濃い目にしてるの!
酒でくちんなかおかしいから、おいしいだって!
あとス―パーで無料で牛脂があるじゃない?
それを大量にもらってきて、炒めて食べさせてるの!旨くてたまらんわだって!
ヒ素も少量ずつ、お米に混ぜてるの(^o^)v 今のとこ効果ないけど地道にがんばるわぁo(`^´*)」
「…頑張ってください(- -;)」
まったく、まだ未婚のわたくしに夢を壊すような発言ばかりよくできるものですわね!!
「あとね~近所の斉藤さんって言う、自慢好きなあたしが嫌いなタイプの女がいるの!
何か、煮玉子を大量に煮たの、お店で出す煮玉子より絶品なのよ♪って自慢だけしておすそわけがないのよ(`Δ´)でも玉子って一日に一個以上は体に悪いって言うじゃない?
だから、あたし玉子60個煮て、バカ旦那に食べさせたら全部食べたのよ!嬉しかったわ!」
「卵代がかかりますわね…(- -;)」
「なんもなんも!△△ス―パーで、月に一度激安セ―ルしてて卵1パック48円なんだから(^-^)v
買いだめするのよ!旦那の分をね♪賞味期限切れても、むしろ嬉しいから!醤油や砂糖も買いだめよ(^-^)v 旦那に長生きできるサプリだからって砂糖を30g毎日飲ませてるのよ!
そしたら甘くて喉が渇くってごねるからラブちゃんが嫌いみたいでごってり余ってた、ペットの牛乳飲ませたらうまいだって!どこの牛乳って聞かれたからそこら辺の牛の乳しぼってきたって言ったら、お前やるな☆だって!バッッカみたいじゃない?
それにね腰が重くて、デ―ブィデ―屋に行ってポルノ映画借りてこいってあたしをパシリにするのよ(`Δ´)行くわけないじゃない!…ハァハァ」
…(- -;)
「ああ、喋りすぎて喉が痛くなっちゃった!
華子さん聞いてくれてありがとう(^^)/…華子さんはイイ人できたのぉ?」
やっと八木沢さんの話が落ち着いた次第でございます(>_<)
「…できませんわ」
「まぁ…!華子さん、聖子ちゃんに似て可愛いのに…」
八木沢さんは女性ア―ティストをみんな聖子ちゃんと言う次第でございます(- -;)
おそらく安室さんのことを言っていられるのでしょう。
「あっ!あたしの近所に、独身の男がいるよ!
ちょっとヘヤ―スタイルがイマイチだけど、顔も悪くないし話したことあるけど、ハキハキしてるし腰も低いのよ☆」
ヘヤ―はヘア―と思われますわ。
でも八木沢さんの紹介って…
「その子の母親もね、上品で知的な素敵な人だよ!どう?聞いてあげようか?」
…母親が素敵?
ならばきっと大丈夫ですわ(´∇`)
「えっ?いいのですか?(/-\*)
わたくしは、会ってみたいと思いました次第ですわ♪」
「なら、話は早い方がいいから今日仕事が終わったらその人の家に言って聞いてくる(^-^)v
まとまるといいねぇ♪」
「八木沢さん、ありがとうございます(/-\*)」
聞きたくない話を我慢して聞いたご褒美ですわね~( ̄ー ̄)☆
その日の晩に八木沢さんから電話がございました。
何と明日の19時に、八木沢さんと紹介していただく男性とその母親が、大正時代からある古風な喫茶店で顔合わせをすることが決まったそうなのでございますo(T△T=T△T)o
八木沢さんがせっかちな方だとは承知しておりましたがまさかここまで…
わたくしは明日休日ですので、夜更かしして明日のお洋服を検討しておりました。
相手の男性は40歳で家庭的な女性が好きとのことでございます。
わたくし、40代も歓迎ですわ(´∇`)
包容力も優れてるでしょうし収入面の安定も期待できますわ☆
あっ!! 家庭的な女性が好きなら、かっぽう着が良いですわね(´∇`) 祖母が亡くなるまで同居でしたのでわたくしは亡き祖母の部屋へ行き、タンスから白いかっぽう着を見つけた次第です。
お婆様!! 天国から見守っていてくださいね(/-\*)
―当日―
待ち合わせの喫茶店〈オ―ルドタイム〉に到着でございます。ドアを開けるとチ~ンと鈴の音が致しました。
「あっ華子さんこっちこっち!」
八木沢さん達が到着されており、わたくしに手を振っております。
ギシッ…ギシッ…
今にも壊れそうなお店ですわ(- -;)
カウンタ―の周りはコケシで埋め尽くされ、大きな古時計や武久夢路の絵が幾つかございます。
「初めまして♪ 相模華子と申します」
「初めまして!泉小太郎と申します!」
(@ ̄□ ̄@;)!!
わたくしが挨拶した相手の髪型を見て、わたくしは驚きました。
「華子さんですか?小太郎の母親の律子でございます(^◇^)かっぽう着に三角布なんてお料理のあとかしら?」
「いえ(´∇`) わたくし、家庭的な雰囲気が好きですのでこのような格好に至りました」
「まぁ(^◇^)私も家庭的な場所や古めかしい場所が好きですの♪奇遇ね!」
お母様は感じがいいですわ…
わたくしたちはコ―ヒ―を飲みしばらく雑談した次第でございます。
「じゃあ華子さん!あたし達はこの辺で失礼するから小太郎さんと飲みにでもいっといで(^-^)v」
「あ…えぇ」
八木沢さんと小太郎さんの母親は、退席致しました。
わたくしは複雑な心境でございました。
何故なら小太郎さんの髪型が逆モヒカンだったからでございます(- -;)
「華子さん!近くの居酒屋にでも行きましょうか
(^.^)」
「…えぇ(- -;)」
本音は嫌でしたが、八木沢さんの顔に泥を塗るわけには行かない次第でございます。
わたくしは居酒屋へ小太郎さんと向かいました。
居酒屋へ着き、小太郎さんはビ―ル、わたくしはカル―アミルク、オツマミにほっけ、牛肉の鉄板焼、キムチ、はつの串を頼んだ次第でございます。
「お酒、遅いですわね…」
「くまったもんだ☆☆」
くまった?( ̄▽ ̄;) まさか困ったのダジャレですの?面白くないにも程がありますわね…
「ふふ…あっ来ましたわお酒!」
お酒が運ばれ乾杯致しました。
料理も続々運ばれてきた次第でございます。
「小太郎さんのご職業はなんですの?」
「大工だよ(^.^)」
だから逆モヒカンでも問題がないのでございますね(- -;)
「あっ!!!」
小太郎さんは眼鏡をかけておりまして、何故か突然外した次第でございます。
「めがぬ外して目がねぇ(/_;)」
まさか…めがねに対するダジャレ?(-_-;)
「ふふ…」
「あっ肉食べようよ(^.^)」
「ですわね~いただきましょう!」
「肉を一緒に食べて君にミ~ト♪♪」
今度は肉のダジャレですの?…苦痛ですわ(-_-;)
「ねぇねぇ華子さん( ̄□||||!!」
「な、なんですの?何かございましたの?」
小太郎さんが魚のほっけを指差し驚愕しております!一体どうしたのでしょう!!!
「これ魚?? まさかな……」
(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)
何かと思いましたら今度は魚のダジャレですの?
苦痛ですわ!!!!
「ふふ…(苦笑い)それにしても先程の大正時代からありますお店本当に古かったですわね。
武久夢路さんの絵や古時計も大昔のですわね!」
わたくしはダジャレがしんどく話を反らした次第でございます(-_-;)
「時計はほっとけい!!!(`へ´*)ノ」
ま、まだ続きますの?( ̄▽ ̄;)
「ふふ、あっキムチいただきますわ♪」
「あっ俺も(^.^)」
そして小太郎さんはキムチをお口にした後、何故か鼻の穴を大きく膨らました次第でございます…
「キムチ悪い??」
まだ続きますの?わたくし苛立ちを感じて参りましたわι(`ロ´)ノ
でもここは我慢ですわ…八木沢さんの紹介ですしこの場だけでも耐え忍ばないと…
「ふふ…(苦笑い)あっハツ串をいただきますわ♪ハツ心臓ですわね~!」
「俺も食べる……、ハツを食べて君にラブラブハート(〃ω〃)!!」
( ̄▽ ̄;)今度は胸に両手でハートを作って見せてきましたわ…
話を変えませんと、止まりませんわね…
「…小太郎さん、何故そのような個性的な髪型ですの?」
「占い師にこの髪型にすればモテるって強く言われたんだ(^.^)
けど占いの本は君にはうらないよ!」
( ̄▽ ̄;)…ダジャレはつきものですのね…
それにしても、インチキ占い師ですわ!この髪型でモテるわけがございませんわ!
「あのさっ♪華子さんの趣味は?(^.^)」
あっ(´∇`)やっとまともな会話ですわね~!
「読書やお習字ですわよ、お父様と盆栽も大切にしてますわ(´∇`)小太郎さんのご趣味はなんですの?」
「華子さんインドア派かぁ!俺と合うかも(^.^)
俺の趣味はヤフオクだよ!ひたすらやってる☆」
ヤフオク?ヤフーオ―クション?
「…何を売買されてるのかしら?」
「AKB(〃ω〃)!!俺はマユユとパルル推しだから二人のグッツヤフオクで買ってる(〃ω〃)部屋中マユユ&パルル(/-\*)あっもうすぐ総選挙だね(≧∇≦)燃える萌える燃える萌えるぅ♪」
(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)
その後、小太郎さんに連絡先を訪ねられましたが、携帯電話は所持しておりませんし家の電話もございませんと嘘を貫き通した次第でございますm(__)m
苦痛に耐えながら、小太郎さんと別れの時を迎えた次第でございます。
「じゃね~!また機会があればヨロピク(^.^) バイビ~☆」
「バ、バイビ―でございます(-_-;)」
やっと解散でございます!
「ママ起きてるかな~?起きてたら、ママとAKB
DEしりとり遊びしよ~っと(≧∇≦)」
別れて歩き出しても小太郎さんの声がわたくしの耳に届きましたわ(-_-;)
極めつけにママ?しりとり?
ああ…無駄な時間でしたわ…
そしと何気なくわたくしは周りを見渡した次第でございます。
仲の良さそうなカップルさん達がたくさん…
一方わたくしは一人…
この世で、わたくしを愛してくれている男性は一人もいないのでございます…
孤独感でいっぱいでございます…
うまく行かない婚活…
とんでもない逆モヒカン男との出逢い…
我慢をしたり悔しい思いをしたり、何もいいことはございません…
もうすぐ三十路…未来予想図では24歳で第一子を出産し26歳で第二子を出産する予定でございました…
優しい旦那様がいて笑顔溢れる家庭を築いている予定でございました…
しかし現実はわたくしは一人なのです
苦笑いをするばかりなのです…
そんなことで?悩むの?世間の方はきっと言うでしょう…
けど、わたくしにとっては切実な悩みなのです…
ただ、恋人ができて楽しく会話をしたり食事をするだけでいいのです…
そんなささやかな夢さえも叶わない…
わたくしの心はもう渇ききってしまった次第です…
潤してくれる優しい彼がほしかった…
けど居ないのです…
何だか一生一人のような気がしてなりませんわ…
孤独に苦しみ続けるくらいなら…
いっそこのまま若いうちに死んでしまいたい…
わたくしは鞄にカッターがあることに気づきました…
そしてわたくしは左手首を思いきり切りました…
あ…か…い血が………………
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後わたくしの前に美しい黄金色の光が射しまた。
わたくしが光を見つめると、瞬く間に光に吸い込まれた次第でございます。
しばらくすると、白い霧で包まれた場所に到着した次第でございます。
一体…ここは何処なのでしょう…?
すると亡くなったお婆様がわたくしの前に現れたではございませんか(◎-◎;)!!!
「お、お婆様?なぜ?…一体どうゆうことですの?」
「華ちゃん……久しぶりね。お婆ちゃんのかっぽう着なんか着て……これがあなたの最期の服装で最初にココで会うのもお婆ちゃんなんて…皮肉ね…」
「…最期って、まさか…」
わたくしは手首を切ったことを思い出した次第でございます…
「そうよ、華ちゃん死んだのよ」
……死んだ?………
「…そんな、わたくし一時の気の迷いで…」
「自殺者はそうゆう人多いのよ…でもね、運命だったのよ。短い人生だったわね…。29年間お疲れ様…」
わたくしは死んでしまったようでございます…
ああ…お父様、お母様…佐和子さん、おにぎり屋の皆さん…もう会うことができないなんて…
悲しい…とても悲しい…
あれ?涙が出ない…
「お婆様、涙がでませんわ…」
「そうよ、涙も出ないし声だって今はお互いの魂で語っていて出てないわ。お腹も空かないし疲れることも何もないわ。だって死んだのだから…」
わたくしは、後悔の念の塊でした。
結婚もしないまま、自ら人生を終えてしまった。
わたくしが生まれる前日は、大雨だったようです。
しかし、わたくしが誕生した翌朝は前日の雨が嘘だったかのように、澄んだ青空が広がったようです。
お母様はわたくしの誕生の感動と、美しい青空に幸せで満ち溢れたと仰ってました。
きっと、この子は幸多い華やかな人生を送ると信じ、華子と名付けてくれました。
その華子は、今日29年間の人生を終えました。
〔相模華子 ・・・ 29歳 永眠 〕
わたくし…本当に自殺をしてしまったことを心の底から悔やんでますわ!
思えば、わたくしこの物語の主人公でございました。
しかしながら、無念…!( ´△`) わたくしが死んでしまった事実は否めませんわね…
主人公のわたくしが死亡した今、この物語はここで終了でございますのかしら?
まさかι(`ロ´)ノ
由奈の婚活に変更? でも…由奈さんのご年齢だと焦って婚活するご年齢ではございませんわ!
では、佐和子の婚活? でも…佐和子さんはアメリカンな方ですから、台詞があやふやになりますし…
もしかしてι(`ロ´)ノ
八木沢の離活? この可能性は濃厚ですわ(-_-;)
思えば八木沢さんの紹介で、逆モヒカン男に会いわたくしは心のバランスを崩してしまった次第でございます…
なので八木沢さんに主役を譲るなんて悔しいですわ!!!
死ぬんじゃなかった!!!
ア―…
ア―…
ア―ユ―
ア―ユ―オッケー!?
華子さん…?
ア―ユ―オッケー!?
華子さん?
ウェイクアップ!!!
さ…わこ…さん?
「…佐和子さん?」
「オ~華子さん!!! (>_<) やっとウェイクアップしたのね!!!」
周りを見ると、人が群がっておりました。
わたくしは街並みの歩道におりました。
霊界にも場所移動がございますの('_'?)
あっ!!!
「佐和子さん!!! まさか佐和子さんも死んだのでございますか??」
「何を言ってるのよ(>_<) ドリーミングしてたのね? 華子さんここで爆睡してたのよ!それも凄いイビキで!」
夢? 爆睡? わたくし…助かりたましたのね!!!
嬉しいですわ♪嬉しいですわ♪嬉しいですわ♪
「でも何故、佐和子さんがここに?」
「だって華子さん、マイショップの前で爆睡してたんですもの(>_<) 私今日、アフターファイブワ―キングで、いつもより遅かったのよ!一体何故、かっぽう着なんてウェアしてるの?
何があったの~?(>_<)」
「わたくし…生きるのがしんどくなり自殺未遂致しました…手首をザクリと切った次第でございます…」
「ええ?!Σ( ̄□ ̄;)ど、どこ?ショウミ―!!!」
わたくしは左手首を佐和子さんにお見せした次第でございます…
「オ~マイゴッド!!! 血がついてる…………痛いでしょ?…………あら?」
「どう致しましたの? ちなみに痛くありませんわ(´∇`) わたくし特殊体質かしら?ホホッ♪」
「随分、平らなキズ………これ?マジックじゃないの?華子さん…」
「いいえι(`ロ´)ノわたくしはカッターでグサリと切りましたわ!これですわ!」
わたくしはカッターを佐和子さんにお見せ致しました。
「ほらぁ(。-∀-) やっぱりぃ…マッキ―の油性マジック極太じゃない…」
「えっ(◎-◎;) まさか…はっ!ほんとですわ!よく見たらマッキ―さんの赤いマジックですわ…!わたくし憂鬱な気分で見間違えてしまいましたわ…。では、マッキ―さんのキャップを取りグサリと手首に線を書いたのですわね…」
「ホワイ、マジックを持ってたの?」
「わたくしの口紅ですわ(´∇`) 絶対落ちないんですもの(´∇`)」
「は、華子さん、リップが荒れますわよ(。-∀-) それより…どうして死のうとなんて…?」
わたくしは、悲しい胸の内を佐和子さんにお伝え致しました。この世でわたくしを愛してくれている男性は一人もいない…未来予想図も覆され、何だか一生一人のような気がする…一生孤独に苦しむのなら、いっそ若いうちに死んでしまいたいと思った次第でございますと…
逆モヒカン男のこともお伝え致しました。
「…華子さん…私悲しいわ…」
「何故?佐和子さんが(゜〇゜;)?????」
佐和子さんの頬に大粒の涙がつたいました…
「華子さん…?私、華子さんが好きよ。あっ!レズビアンではないわ…一人の人間として好きなのよ…私…華子さんが白馬の王子様を信じてる時も
喜ばせたくて、ブラウンの愛馬をホワイトに染めようとしたのよ…けど、嘘はよくないからやめたけれど…」
「…佐和子さん……」
「それに逆モヒカン男にしても、こないだのパーティの男にしても、あなたに悪意はなかったはずよ…昔から華子さん、結論を急ぐじゃない…でも……そんなおっちょこちょいな所も好きよ、変わってる所も好きよ、おにぎりをデリシャスに食べる所も好きよ、お店のポイントカ―ドはいつ死ぬかわからないと受け取らない所も好きよ、間違って男子トイレットに入って、痴漢ですわ~!って110番した所も好きよ、私にあわせていつもハンバ―ガ―SHOPで食事してくれるところも好きよ、真面目すぎて不満を抱きやすい所も好きよ、、大好きよ、、私……華子さんに愛がたくさん、た~くさんあるのよ…」
「佐和子さん……わたくしも、佐和子さんが大好きですわ…佐和子さんのいない人生なんて耐えられませんわ…!」
「私だってセイムよ…!アイ…ミスユ―…華子さん…あなたがいなくなったら私はどうしたらいいか…恋愛の愛じゃなくて私の愛じゃだめ?友愛じゃだめ? たくさんの愛を華子さんに注ぐわ…だからもう死にたいなんて思わないで……」
佐和子さん……
わたくしも鼻がツンと熱くなり涙が溢れ流れ落ちた次第でございます……
「佐和子さん…ありがとう、ありがとう(>_<)嬉しいですわ…わたくしも佐和子さんが大好きで、家でもお父様やお母様に、佐和子さんのお話をしていた次第ですわ…こんなに素敵な親友がいますのにわたくしったら…何てことを…」
わたくしはもう涙が止まりませんでした。
「華子さん…プロミスしてね…自分を大切にして。自殺とコックリさんは絶対にNGよ!」
そしてわたくし達は、熱い友情に互いに涙を流した後、抱きしめあった次第でございます。
(わ~~パチパチ!わ~~パチパチ!!)
あら?なんですの?この盛大な拍手(・┰・)
野次馬A「よかったねぇ(^-^)お姉ちゃん。良いお友達がいて!てっきり浮浪者かと思っておじさん達、募金箱を作ったんだよ!」
野次馬B「そうだよ!ほら♪愛がこの子を救うって書いてあるでしょ?おばさんも百円募金したんだよ!」
野次馬C「お友達もいるし、もう大丈夫だね?この集まったお金は被災地の方の募金にするよ?」
「ええ(´∇`)そうしてくださいますかしら♪わたくしは、命も無事でしたし、もう大丈夫ですわ!皆様お騒がせ致しました…」
そしてわたくしは深々とおじぎをした次第でございます。
佐和子さんと顔を合わせ微笑みあいながら、帰路を歩き出した次第でございます。
この世は悪くありませんわね(´∇`) どこに愛があるかわかりませんわ♪
なのにわたくしは、結論を急ぎ自殺未遂を…
わたくしは自宅に到着し浴室で弱さという鎧を脱ぎ、今日と言う日の愚かな汚れを洗い落とした次第でございます。
そして部屋で正座をし背筋をピンと伸ばし、書をしたためたいと思った次第でございます。
強くなれる言葉が良いですわね…
はっ!!!
決まりましたわ!わたくしの魂の男性、高倉健様のお名前に致します(´∇`)
高
倉
健
(´∇`)見事な出来ですわ!
何だか一回り強くなれたような気が致します。
高倉さん…ありがとうございます!!!
少し強くなれた翌日は仕事でございます。
今日は愛里沙さんと一緒の勤務の予定でしたが、風邪で欠勤、代わりに由奈さんが出勤と由奈さんからラインに連絡があった次第でございます(-_-;)
きっとこの間のパーティの素敵な男性と交際をスタ―トさせたか、デ―トを重ねお互いに吟味中かどちらかでしょうね~(-_-;)
はっ!!!(・┰・) わたくしは強くなったのです!!!
動揺なんて致しませんわ!
やがて勤務先に着き由奈さんの姿が見えた次第でございます。
「由奈さん(´∇`)おはようございます!」
「あ~い!」
まっ(`Δ´)幸せを掴んでも態度の悪さは変わらないのでございますね!
わたくし達は、制服に着替え店頭に立ちましたが暇な時間もございます…
「由奈さん…この間の男性とは仲良くされてますの?(´∇`)」
「…あぁ、もしかしてパーティの人?別に!あの日以来会ってないよ~!でもやった!」
「?会ってない?何故?それに、やったとは喜びの言葉なのに何でそんな投げやりに言いますの?」
「あはは~!やったってのは~エッチはしたってこと!もうパーティ終わってちょっと飲みに行って、その後、君も20歳過ぎてるからわかるよね?この先のことは。さぁホテルへ行こうって誘われて~!めっちゃSM好きで~!でもエッチうまくて~!聞いたらAV男優なんだって!
あの人人当たりいいのは女馴れしてんだね~!」
まぁ(;´д`)優しそうなあの方が…人ってわかりませんわね…怖いですわ…
「由奈さんは、傷ついてらっしゃらないのですか…?」
「別に(笑) 減るもんじゃないしね―!」
「まぁι(`ロ´)ノ由奈さん、もっと自分を大切にしなきゃ駄目ですわ!自分を大切にしないと他人を大切にしても苦しくなりますわよ!
まだ由奈さんお若いですし、ご自身を改めるべきですわ!!!」
「…華子さん………、ですよね、ユナ汚れてますよね………変わりたいです(>_<)」
「まぁ由奈さん(´∇`) 変わりたいと思った時点で、もう由奈さんは変化し始めてますわ!」
「え…? そう? …本音は自分でも何やってんだろって思ってたんだ(>_<) まともになれるかな?」
「ええ(´∇`) 君子は豹変すって言葉があるではございませんか!わたくし由奈さんを応援致しますわ♪」
「……何その君子……?よくわかんない!( ̄^ ̄)」
「…由奈さん、本を読むのもいいわよ(´∇`) 自然と言葉の意味が頭にも入りますし」
「い・や・だ!!! 本、だいっきらい( ̄^ ̄) 何度か読んだことあるけど、ただ字を見ることしかできないもん!!! それにね♪ 女は頭が良くない方がいいの!
男ってプライド高いでしょ?
だからバカな女を好むのよ!!! 女はバカな方がい~の♪」
えっ(・┰・)バカ?おバカさんですか?そちらの方が幸せになれるのですか?
ばか、バカ、馬鹿…わたくしにまた悩みが発生致しましたわι(`ロ´)ノ
「そうだ♪華子さん!明後日、友達がコンパ開催するんだけど、華子さんも行きましょ♪二人足りないからぁ…ほら、パーティでいたあの華子さんの変な友達…顔は純和風なのに茶髪で髪が長くて、外人ぽい格好でショ―パンの横におもちゃのピストルつけてた人(>_<)」
「ι(`ロ´)ノ佐和子さんはわたくしの大切な親友ですわ!!!
変な人だなんて言わないでくださるかしら!!!」
「…んもう┐( ̄ヘ ̄)┌ハイハイ!で?コンパ来てくれる? 大手印刷会社勤務でまともな人達っぽいよ(^-^)」
まぁ(´∇`) 大手?まとも? いいですわね~♪
「ええ(/-\*)喜んで参列させて頂きますわ♪佐和子さんにも予定を伺ってみますわね♪」
ふふっ♪新たな出逢いの予感ですわ( ̄ー ̄)
で、でもバカがいいのならわたくし…どう振る舞えば…
「すいません!梅とチ―ズおかかください」
「は~い♪ありがとうございま~す!………華子さん(小声)華子さんの近くに梅があるからとって!」
「いただきます……バカの方がバカ…」
「華子さん(>_<)何食べてるのよ!」
はっ(・┰・) わ、わたくしお客様の前でうっかり商品のおにぎりを食べてしま……いま……した!
「もっもっ申し訳ございません!!! 大変失礼致しました(>_<) 他の商品とお取り替え致します!!! 一番もっこりしたおにぎりがいいですわね!!!」
わたくしは焦りを隠せず、一番もっこりした梅おにぎりを探した次第でございます!
「これが他のおにぎり達より、もっこりですわ(´∇`) ご確認お願い致します!」
お客様のお若い青年も笑顔になりましたわ!
「…クスッ君、おバカさんでウケる…うん、もっこりなおにぎりだね♪ありがとう(^-^)」
こうして前代未聞の失態は、わたくしの精一杯の誠意により無事解決でございますm(._.)m
あっ!!!(・┰・) でもおバカさんで面白い?失敗したからですか?
……やっぱりおバカさんの方が受けが良いのかもしれませんわ(´∇`)
「由奈さん、わたくしおバカさんになりますわ!
教えてくれてありがとう♪」
「で、でもあんまり変なことしないでくださいよ(^_^;)」
その日は、モテるためのヒントを得て帰宅した次第でございます♪
わたくしは自宅のお部屋で、勇気を振り絞り思いっきり壁に頭突きした次第でございます。
「…痛いですわ(。´Д⊂)それに脳内は変わった気がしませんわ…」
どうしたらいいのでしょう?
・・・・・・・・
・・・・・・・・
はっ!!!(・┰・)由奈さんの真似をすればいいんですわ♪それですわ!!!
まず、由奈さんは出勤したばかりの時は髪が爆発してますわ!
〔髪の毛爆発〕
あとジャ―ジの上下で出勤ですわね!
〔服装ジャージ上下〕
あと喋り方は気だるい感じですわ!
〔あ~い!〕
そして軽いですわね?・・・ここはまた書をしたためましょうか。
どの言葉に致しましょう?・・はっ!!!(・┰・)
この言葉ですわ(´∇`)
お
持
ち
帰
り
(≧∇≦)あぁ!!!少し軽くなれた気が致しますわ♪
あと、わたくしは髪の量が少ないので、アフロヘアーのカツラを用意しますわ♪
パパイヤ鈴木さんみたいな感じがいいですわね!
―コンパ当日―
いよいよ当日ですわ(´∇`)
佐和子さんの予定を伺いましたら『オッケ~♪♪
フライディはワ―クが早番なの!参加するわ♪エンジョイしましょっ♪』と無事、好都合でしたしアフロヘアーのカツラも用意致しました次第でございます。
ジャ―ジは高校時代の体育で着用しておりました紺色に横に三本線の物がございましたので、そちらで身を包みますわ(´∇`)
化粧も由奈さん風で、アイラインは太く長く、ブラウンのシャド―をのせましたの。
アイラインはクレヨン、シャド―は片栗粉にステ―キソ―スを混ぜて作りましたわ!ホホッ♪
はっ!!!(・┰・) そろそろ時間ですわね!カツラをかぶりましょうか!地毛はまとめて包帯を巻いた次第でございます。ヨイショ!ヨイショ!
「う~~~~くっくっくっくっ(≧∇≦)!!!」
わたくしバカみたいですわ!!
笑ってしまう程、バカみたいですわ!!
完璧でございます(´∇`)ああ…今日は、色恋事が発生な予感でございます♪
そして、集合場所はお店だそうなので、その前に佐和子さんと待ち合わせをしましたので、そちらへ向かった次第です。
あっ!!!佐和子さんが到着してますわ♪
「佐和子さ~ん(´∇`)お待たせ致しました!」
「オ~ノ~(>_<)!華子さん…何?その格好にそのヘッドは?」
「ホホッ(〃ω〃)ご存知でないのかしら?女はバカの方がモテますし幸せになれるのでございますわ♪…佐和子さんはホットパンツに…そのニットシャツの胸のプリントはポップコ―ンね…?」
「え、ええ…それより華子さん行き過ぎな格好よ!
笑い者になるわ(>_<)どこかで服を買いましょ?」
「い~んですι(`ロ´)ノこの格好がモテるのでございます!!!心配しなくて結構ですわ!!!」
「┐(-。ー;)┌ハイハイ…。じゃあレッツゴ~!集合場所へ行きましょ!」
「ええ(´∇`)お店は和風ダイニング、納豆革命ですわ…佐和子さんアメリカンじゃないけど平気?」
「オッケ~よ♪カバンにポップコ~ンあるしコ―ラはあるでしょっ(^_-)≡★」
お店に到着し、予約名をお聞きしておりましたので店員に告げた次第でございます。
「こんばんは♪初めて貴店で飲食を楽しみます、相模華子と申します(´ー`)ノ〔ササキ〕で予約してますの。ご案内お願い致します」
若い男性店員が笑いをこらえてますわ?やっぱりわたくし人を楽しませてますわね~!ホホッ♪
店員の後を歩き、個室に着きました。
ここからは、気だるくいきますわ!!!
「着いたしぃ~( ロ_ロ)ゞ」
「は、華子さん?何その格好?ユナ、変なことしないでっていったじゃん(>_<)」
(ザワザワ…何? お笑い芸人?…いっちゃてる人?…ウケる…クスクス…)
「あ~い( ロ_ロ)ゞ」
「もぅ!(>_<)とにかく座って!華子さん!お友達はこっちこっち!」
わたくしは無事キャラ変にも成功しコンパがスタ―トでございます!
男性4名女性4名で乾杯致しました(´∇`)
…まぁ、由奈さんもそのお友達も夜のお姉さんみたいな感じ…お煙草までお吸いになって…!
でも、わたくしの方がずっとバカみたいなはずですわι(`ロ´)ノ負けませんわ!
…由奈さんの隣の男性はバリバリヤンキーですわね…黒の革ジャンに胸には竜の刺繍がございますし半分前髪が長く片目は見えませんわ(>_<)
本当に大手企業なのかしら?
「あの……」
ん?隣の男性が声をかけてきましたわ!
まあ!髪の毛は七三わけですが真面目そうですわ!
「なにぃ?」気だるく気だるく…
「その頭どうしたの?」
「ハナコの地毛ぇ」
「へぇ…君、個性的で何かいいねっ!」
やっぱり♪ (#^ー°)v
「料理来たよ、納豆の天ぷらに納豆イングラタン食べよ」
七三と料理をいただきながらお話を致しました。
「いつもそんな格好なの?お笑いキャラなんだね」
あら?あら?この方……物凄い口臭ですわ……納豆と生ゴミが混ざったような………
「どうしたの?」
「あなた!非常に口臭がきついですわよι(`ロ´)ノ」
「は~~~~~~~~は~~~~~~~~は~~~は~~~~~~は~~~~~!!」
な、何この方!わたくしに息をかけてきましたわ!!!
「何をするんですかι(`ロ´)ノ臭すぎて、息を止めましたから苦しいですわ!!!」
とんでもない激臭でしたわ…その衝撃でキャラが戻ってしまいましたわ!
「は~は~~~は~~~は~~~~は~!」
んまぁ!またですの(-_-;)
「お・や・め・な・さ・いι(`ロ´)ノ!!!」
「なんだよ!この縁がどう転がるかわかんないしもし俺と君が、結婚したら毎日この臭いに耐えなきゃなんないから、特訓してやったのに(`Δ´)!」
特訓ですって?(-_-;)
「結構ですわ!!! わたくし、あなたの口臭にはとても耐えられませんわ!!!」
「…俺、年収一千万だぜぇ( ̄ー ̄) い~の?」
い、一千万!けど、この激臭…
「お断り申し上げますわ(-_-;)!」
「ふっ!何だよ(`Δ´)急に丁寧語になるわ、超絶天パだわ、わけわかんねぇわ!!!」
フンッ!!! もう無視ですわ!!! 右隣の方に話かけますわ!
・・・
「どもっ( ロ_ロ)ゞ楽しんでるぅ~?」
「あっハイ(^-^)自分は、サトルと言いますがお名前聞いても良いですか?」
まあ(´∇`)言葉使いも良く笑顔が眩しい好青年ですわ~♪
「あ~い!名前はハナコだしぃ~♪」
「そうですか(^-^)ホッとするお名前ですね!今、よくわからない名前が多いので…あっ突然ですが、連絡先交換していただけませんか?」
もちろんですわよ(´∇`)素敵な方…♪
「い~よ~!あ~い!ハナコのスマホ☆勝手に交換しといてぇ~!」
ふふ(/-\*)キャラもばっちりですわ~!
「ありがとうございます(^-^)
交換させていただきました♪ここの食事は納豆ばかりですが、ハナコさんは納豆好きですか?」
「好きぃ~めっちゃ好きぃ~( ロ_ロ)ゞ」
本当に感じの良い方ですわ(´∇`)
♪♪♪
あら?ラインに連絡が……
サトル
〔今日ブスばっかだな!
ブスのくせによぉ笑って
んじゃねぇよ!!!
ドイツもコイツもよ!!!
黙って納豆くってりゃいんだよ!
そう思わね?ハナコ!〕
既読
えっ?(・┰・) サトルって…このサトルさん?けど喋り方が別人ですわ?
「なにぃ~?このラインの~?よくわかんな~い?」
♪♪♪
サトル
〔既読なのに無視かよ?
パッパパラパ♪ピ~ヒャラ
ピ~ヒャラパッパパラパ♪
ハナコが無視だよ~♪
…てめぇに歌作ってやったぜ!
無視してんじゃねぇよ(怒)
クソバカヤロウ!!〕
既読
な、な、何ですの?この方?
「あなた、クソバカヤロウとは何よι(`ロ´)ノ」
「既読になってますよ?返事頂けますか?」
「ラインじゃなくて普通に話せばいいではないですか!」
「既読ですよ?」
わけがわかりませんわ…(-_-;)
♪♪♪
サトル
〔今日はブスしかいねぇし
~てめぇも気色わりぃけどよ!
まぁとりあえず、てめぇで
いいわ!このあと一発やらせろ!
今日のパンティ何色?〕
既読
何ですの?下品な言葉にも程がありますわι(`ロ´)ノ
「固くお断り申し上げますわよ!わたくし結婚するまではヴァ―ジンを守りますし、あなたの言動意味不明ですわ!!!」
「あの…既読になってますよね?」
「もう関わらないでくださる!?わたくしお手洗いに行きますわ!」
ああ…何てことでしょう(-_-;)
変な方ばかりですわ…
男性ってこんなものなのですか?
男性不信になりま………いいえι(`ロ´)ノ
あんな低レベルな方達のために男性不信になんてなりませんわ!!!
わたくし負けませんわ!!!
わたくしは葛藤しながらお手洗いから出てきました。
「あれ?今日のコンパの子だね♪」
あら?ああ、男性メンバーの一人ですわ!背が高くて、お顔も整ってますし柔らかい雰囲気ですわ~
(´∇`)
「そだよ!ハナコ、コンパ初めてだしぃ~」
「へぇそうなんだ!でも凄い髪だね?ウケ狙いでしょ?」
「違うしぃ~寝癖だしぃ~」
あら?あら?この方、随分と首もとがつまったTシャツね?あら?後ろ前じゃないかしら?
「あなたTシャツ後ろ前だしぃ~」
「あっほんと?直すよ!……ハイこれでいいかな?」
えっ!後ろ向きになりましたわ…
「どう?服が表になったでしょ?」
「(-_-;)…服は表だけど顔が後ろ前だしぃ…」
「この方がいいよ!だって君の顔を見なくて済むんだもん!変人の顔なんて見たくないよ!」
まっι(`ロ´)ノ変人ですって?
「わたくしは変人じゃございませんわ!!! そう言った発言をする、あなたの方が断然醜いですわよ!!!
サヨウナラ!わたくし個室へ戻りますわι(`ロ´)ノ」
もう何ですの?
わたくし…心が折れかかってますわ…
チャンスを掴むためにココヘ来たのに、嫌なことばかり…
個室へ戻る気にもなれませんわ…
…
あっ(・┰・)
読みかけの小説「桜の木の下で」を読んで気持ちを切り替えましょうか。カバンに入れ持ち歩いていてよかった!
素敵なお話なんですもの…
***
〔桜の木の下で〕
花子は、龍に聞いた。
「龍さん…お国からの赤札に何て書いてましたの?」
龍は口をつぐんだ。
「…お願い教えて!私、事実を受け入れるから!」
花子は、どの様な形で戦場へ向かうのか龍に強く問いただした。
「………神風特攻隊だよ」
神風特攻隊…?花子は何もかも受け入れるつもりではあったが激しく動揺した。
胸がつまり、かつて味わったことのない絶望感を覚えた。
皮肉にも、その悲しい事実を知った日は桜が満開に開花している。二人は桜の木の下にいた。
花びらが二人の僅かな距離に舞い降ちる。
花子はその花びらを見て、やりきれない程切なくなった。
心から愛し合い、結婚の約束をした龍が、生存はまず期待できない特攻隊として戦場へ行く。
涙が溢れ、花子は嗚咽を漏らしながら泣いてしまった。
男が女の涙に弱いのは知っている。
一番辛いのは龍なのに、きっと優しい龍は強がってしまう。
花子はそれをわかっていても、悲しみが込み上げて抑えきることが出来ずにいた。
「花ちゃん……」
龍は穏やかな微笑みを浮かべ、花子の頭を撫でた。
「必ず生きて戻るから。花ちゃんを残して死ねないよ。花ちゃんと永遠に別れるなんてできないよ。俺は奇跡を起こすから待っててくれ」
龍は真心を込めて花子にそう伝えた。
「龍さん…私、龍さんを心から愛しています…だから…奇跡を信じます…毎日、龍さんの無事を祈ります…」
花子は泣きながら精一杯の想いを龍に伝えた。
龍は、花子の泣き顔を見て胸が締め付けられた。
愛する人には笑っていてほしい。
花子を笑顔に変えてあげたい。花子を守ってあげたい。
それをできるのは自分しかいない。
花子を愛する気持ちが龍に希望を与えた。
必ず奇跡を起こすと強く念じた。
「花ちゃん、俺も花ちゃんを愛してる。だから必ず生きて戻る。この桜の木の下で再会しよう…」
二人は愛の再会を約束し、龍は戦場に旅立った。
花子は毎日、龍の無事を祈った。奇跡を願った。
ある日、母のヨシ子が言った。
「花子!もう龍さんのことを待つのはやめなさい…悲しいけど特攻隊なんて生存できるわけがないのよ。皆、死を覚悟してお国のために滅びるのよ。あなたも、22にもなるし、もうお見合いでもしなさい…!」
「いやよ!…龍さんは戻ってくるわ!奇跡はきっと起きるわ!」
花子は母の心配を振り払い自分の部屋に足早に入った。
そして机代わりの段ボールの上で、桜柄の便箋に万年筆でこう綴った。
“龍さん、生きて帰ってきてくれてありがとう。私は今でも変わらずあなたを愛しています”
それから一年後の朝、花子は窓辺から空を眺めていた。とても優しい色の青空が広がっていた。
そして桜が満開の今日、花子は龍への恋文を持ち桜の木の下へ向かった。
着いた先の桜の木の下に、龍の姿はなかった。
ただただ、桜が美しく咲き誇っていた。
どれだけ待っても龍の姿はない。花子は瞳を強く閉じた。悲しみや寂しさや絶望が入り交じった涙がこぼれ落ちた。
そして目を開けると遥か彼方に一人の男が歩いてくる。まさか……
だんだん花子に近づいてくる……花子の胸は人生で一番強く高鳴った。龍が現れたのだ。
「花ちゃん、奇跡起こしたよ…」
「龍さん……」
「飛行機のエンジンの調子が悪く、俺、工科学校出てるだろ?機械の修理に回って助かったんだ」
次の瞬間、龍は花子を抱き締めた。何度も会いたかったと囁き、やがて二人は唇を重ねた。
花子は愛する龍との接吻を欲しがるように受け入れた。
もう二度と離れない、離さない。桜の木の下で二人は再度変わらぬ愛を誓った。
***
ああ…(。´Д⊂)龍さん生きて戻られたのですね!!
特攻隊と言うこともあり、永遠に会えないのかと予想してましたから、本当によかったですわ!!
花子さんも、辛抱強く奇跡を信じ待ち続け、その揺るがない愛は本物ですわね…
それに比べてわたくし…コンパで落ち込んだり、由奈さんの真似をしておバカになり自分を偽ったり…
わたくし、カツラをとって化粧も落としますわ♪
わたくしはお手洗いで普段のわたくしに戻り、個室へ入った次第でございます。
あらっ(・┰・) わたくしの席の隣にヤンキーがいますわ!!
「トイレ行ってたの?その間に席替えしたんだよ♪あっ!髪と化粧が変わった!キミ可愛いんだね!びっくり!」
「そんな…(/-\*)」
褒めてくださるけどヤンキーは嫌ですわ!
竜の刺繍の皮じゃんに、すだれ…嫌ですわ…
「名前なんて言うの?」
「ハナコでございます。あなたは?」
「リュウだよ(^ー^)」
えっ(・┰・) リ、リュウ?では先程の「桜の木の下で」と同じくハナコとリュウ?
「そ、そうなのでございますね…でもリュウさんヤンキーなのですね…」
「あはは(笑) 昔はね!ゾッキ―の特攻隊長だったくらいだけど今はまるくなったよ(^ー^)」
と、と、特攻隊(◎-◎;)??
「俺さ…捨て子だったんだぁ。産みの親が桜の木の下に俺を捨てたみたいで…今の育ての親が拾ってくれたんだけど、一時期荒れてさぁ…」
さ、さ、桜の木の下で(◎-◎;)??
「そ、そうなのでございますか。辛い過去ですわね…。」
「いやぁ、育ての親は優しいし、工科大も出させてもらって今は印刷会社の工場で働けてるし、恵まれてるよ」
こ、こ、工科(◎-◎;)??
何ですの?何ですの?何ですの?
偶然にも程かありますわ!まさか………
運命のお方?この元ヤンが?
「どうしたの?硬い表情して…よし!俺が笑顔に変えてあげる(^ー^)」
笑顔に変えてあげる…?やっぱり、わたくしが読んだ小説と同じですわ(・_・;
この元ヤンが小説を読むわけがないですし、桜の木の下では女性向けですわ……
「あぃ~~~~~~ん!」
まっ(・┰・) 変顔をなさってる!!!
でもお鼻の穴も広がりバカみたいな顔で面白いですわ(´∇`)
「うふふふ~♪」
「よかった(^ー^)笑ってくれて。ハナコってふわふわしてて守ってあげたい感じだな!」
ま、守ってあげたい?
やっぱり小説と同じですわ!
わたくしが、先程あの小説を読んだのは、運命の人に気付かせるためのシグナルだったんですわ!!
元ヤンが運命の人なんて、わたくしの好みとも反しますし願ってもいませんでしたが、運命には逆らえませんわ!!
「ハナコってこの後どうするの?」
「えっ(・┰・) 自宅へ帰りますわ」
「一人暮らし?」
「いいえ、実家でございます」
「コンパ終わったあとも、ハナコといたいな…何かさ、ハナコとは今日初めて会った気がしないし、これからもずっと一緒な気がするよ…」
まっ( 〃▽〃)運命の二人だけありますわね~♪
「わたくし達は運命の二人なのでございますのよ
(/-\*)」
「はっ?……ああ、俺もそう思う!…このあとホテル行かないか?」
ホテル~ι(`ロ´)ノ?ホテルですって?
それは駄目ですわ!ABCは結婚してからですわ!!!
………けど、桜の木の下での花子は、結婚前なのに龍さんと接吻してましたわ!
では…接吻だけならいいのかしら?
運命の二人ですし(/-\*)
「口づけだけなら良いでございますわ♪」
「くっ口づけ(笑)随分古い言い方だね☆…キスだけでも抱き合うだけでもいい…ハナコと一緒にいたい…あっお開きみたいだよ。
このあと、二人でラブホに行こう……」
「ええ(〃ω〃)喜んで!」
ああ(/-\*)…わたくし出逢いましたわ!
運命のお方に!
思えばわたくしこの物語の主人公でございます。
読んで下さっている方がいるならば、華子さんの婚活は長引きそう…長編になりそうと思った方もいるでしょう。
しかしながらわたくしの婚活は本日を持ちまして終了でございます♪
応援ありがとうございました(´∇`)
早すぎる結末でしたので、おそらく八木沢の離活にバトンタッチすることでしょう!
ホホッ…ホホホホホッ♪♪
華子カップル成立にて〔華子の婚活〕終了
****************
本日より
〔八木沢の離活〕スタ―ト
・・・・・・・・・・・・・・・・
華子さん結婚前提の恋人ができたらしいねぇ!
まさか、こんなに早く華子の婚活が終わるなんて(^^;
でも、良いことなんじゃない?(^_^)幸せになってほしいねぇ♪
あっ!今日からヒロインになりました、あたし八木沢光子55歳で~す(^-^)v
よろしくね!あたしはさ、婚活どころか今の夢は離婚すること!結婚に大失敗したからねぇ…
クソバカ旦那と離婚してまた恋がしたいよ(〃ω〃) あたしだってまだ聖子ちゃんと年齢変わんないんだから!今度はまともな人が良いなぁ~☆
うちのバカ旦那はさっ!ギャンブル依存にアルコ―ル依存、協調性の欠片もないから仕事は転々とし、59歳で初任給だよ(>_<)
性格もわがままの自分中心で、煮物はいまだにスト―ブの上でグツグツ音を立てて煮ろとか、秋刀魚が好きで焼きたて後3秒オ―バ―だったら暴言吐くしさ、クソババァはよ死ね!ってね…
夜のお酒のツマミはスペアリブって決まっててコンガリじっくり焼かないとまた文句ばかりだし毎晩スペアリブだとお金もかかるでしょ?
ちなみにカレ―はシ―フ―ドって決まってるし毎日お弁当仕事に持っていくんだけどフル―ツ3種類もデザ―トにって決められてるの。
あと自分がリビングにいて目の前のテ―ブルにテッシュあるのに、二階にいるあたしを呼んでティシュとってくれ~って呼ばれたり(>_<)
もう嫌になって家から追い出したらコンビニ強盗やらかしてさ!刑務所に入ったこともあるの。
それも寝場所がほしくて、刑務所に入りたかったんだって。息子が二人いるけどもう家を出てるし毎日、バカ旦那の世話ばかりやってらんないわ!
超不潔でGUNZEのパンツは前、後ろ、裏返して前、後ろって4日間もはくしその汚ないパンツを愛犬プードルのラブちゃんのカミカミにさせるの!
お風呂入りなさい!臭いよ!っと怒っても男の体臭を舐めんじゃねぇよ!ババァ!だって(`Δ´)昔は、みっこって呼んでくれたのにな…、ああ早く別れたい!もしくは死んでほしい!あたし頑張るわ!
さて夕飯の支度にしましょうか!
今日はね~!鍋焼うどんとマカロニサラダと、いんげんのごま和え(^_-)
いんげんはバカ旦那の分は家の前ですくってきた小虫入りの砂であえて塩をドバドバ入れるでしょ~!マカロニサラダはツナの代わりに旦那の分はラブちゃんの缶詰混ぜて動物性油をドバドバかけちゃう(≧∇≦)
鍋焼うどんのツユは濃縮3倍のめんつゆを原液で!
ほうれん草の代わりにそこら辺で摘んだ草を入れるわ!サプリに見せかけた砂糖も用意しなきゃねっ♪
酒の飲みすぎで味覚障害起こしてるから、今日もうまいうまいって食べるはず~☆高血圧に高脂血症めざすわよo(`^´*)
「すいません、八木沢さん、この辺でもう黙ってください」
「はっ(`Δ´)あんた誰よ!」
「秘密です。八木沢の離活は見送りになりました。大変申し訳ありませんが、また脇役に回ってもらいます」
「はぁ~~(`Δ´)?冗談じゃないわよ!あたしがヒロインよ!」
「では、お疲れ様でしたm(._.)m」
「ちょっと!ちょっと!待ってよ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…わたくし、リュウさんとタクシ―でラブホテルさんに移動中は、華子の婚活は―完―だと確信致しましたので、八木沢さんに物語の延長をバトンタッチ致しました。
ですが…
ラブホテルに着いてから…
わたくし、またしても…
試練の時を迎えた次第でございます…
ややこしくて申し訳ございません……
華子の婚活は終らない次第でございます…
~コンパ後の華子とリュウ(回想)~
わたくしはタクシ―に乗りまして、運命のお方のリュウさんとラブホテルへ向かった次第でございます。
「ハナコ…可愛いなぁ…」
「そんな…(/-\*)」
リュウさんは、わたくしを愛おしそうに時折見つめておりました。
…この方と、わたくしは口づけをする次第……
わたくしの純情な心は締め付けられるような切ない痛みがあった次第でございます。
窓からは街のネオンが輝き、わたくしの胸の高まりをより一層ときめかせた次第でございました。
ホテルにつきフロントでお部屋を選びたい所でしたが、金曜日で混雑しておりまして1階お部屋になった次第です。
「ハナコと一緒なら俺はどんな部屋でもお花畑に思えるよ(^ー^)」
「まぁ…(/-\*)」
リュウさんはとても優しく紳士に、わたくしを部屋にエスコート致しました。
そして。
お部屋に入ると。
「あ~やっと着いたな!一緒に風呂入るか!」
まっ(・┰・)お風呂?口づけだけの約束ですのにお風呂ですって?
「何を仰るのι(`ロ´)ノ口づけだけの約束ですわ!!」
「うん、口づけだけだよ(^ー^)」
「だ、だってお風呂なら裸じゃありませんか!!!」
「だ~いじょうぶ!俺、かなり目が悪いから♪」
「それでも絶対に嫌ですわι(`ロ´)ノ」
「チッ(-_-)ま、ハナコこっちこいよ!」
リュウさんはわたくしに抱きついてきた次第です!
わたくしはカレを突飛ばしましたわ!
「なんだよ(`Δ´)いてぇな!」
そしてまたわたくしに抱きつき………
「ハナコ…」
(@ ̄□ ̄@;)!!
何と!わたくしのジャ―ジのチャックを下げてわたくしの乳当ての上に手を!!!
もうひとつの手は、な、な、何とわたくしの排尿を致します場所に下履きの上から指を当て揉むではないですか!!!
「おやめなさい!!!ι(`ロ´)ノこれってBではございませんの?」
「え~!ハナコ知らないの?これも口づけだよ?」
「そんなわけはございませんわι(`ロ´)ノわたくし国語辞典を持ち歩いてますから、お調べ致しますわ!!!」
く―ち―づ―け…あっありましたわ!!!
やっぱり…唇を重ね合わすこととありますわ!!!
リュウさん嘘つきな次第でございます(-_-;)
「わたくし、調べましたわよι(`ロ´)ノ口づけは唇を重ねることですわ!!! さっきのはやはりBではございませんの? 卑怯ですわ!!!」
「その辞書古いんだよ(^ー^) 今は全部しちゃうことをまとめて口づけって言うんだよ!ハナコ恥ずかしいよ?ちゃんと覚えておいてね(^_-)」
まっまさか!そうなのですか…?
「まっ、そんなに口づけ口づけって言うならキスしようぜぇ(^∇^)」
ぎょっ(◎-◎;)
リュウさん今、(^∇^)←こう歯を出して笑いましたら前歯がありませんわ!!!
「リュウさん…何故、前歯がないんですの?」
「シンナ―やってるから溶けた(^∇^)」
「…シンナ―ですって?ヤンキー時代にですか?」
「いや、今もやってるよ。煙草みたいなもんさ(-.-)y-゜゜゜ハナコもやる?」
「けっこうですわι(`ロ´)ノシンナ―なんてとんでもございませんし、歯がないのなら差し歯にすべきですわι(`ロ´)ノ」
「なんだよ(`Δ´)シンナ―は俺のサプリみたいなもんだし、歯がなくたって愛があれば十分だろ~がよ(`Δ´)」
ああ…(-_-;) もうこの方嫌ですわ…わたくしとんでもない失敗を致しました(八木沢の離活、回想終了)
「ハナコこいよ( ̄ー ̄)キスしようぜぇ~~~!」
ああ…(>_<) わたくしに近づいてきましたわ……うっ!
「ガソリン臭いですわ!!!」
「これがシンナ―の臭いだよ( ̄ー ̄) さぁキスして今日は三発くらいやらせてもらうぜぇ!」
わたくしは、とんでもないと思い焦りながら入り口に鞄をもって逃げた次第です。
「チッ何、逃げてんだよ(`Δ´)逃がさないぜ!」
リュウさんはすぐにわたくしを捕まえた次第でございます。
わたくし、どうしたらいいの(;つД`)
…わたくしは決めました。窓ガラスに頭から突っ込み逃げると…いきますわよ!!!
バッッリ~~~~~ン!!!
ガ………ラス…が…………
「ヒ~~~ヒヒヒ~~~!!ヒヒヒ~~~!」
わ、わたくしが開かない設定の窓ガラスに頭から激突しようとしたその時…!( ; ゜Д゜)
「華子さん、カモン!! シルバ―に乗りなさい!!バットボ―イから逃げるのよ!」
「…なんだよ(○_○)!!この馬!!」
なんと、佐和子さんと佐和子さんの愛馬のシルバーさんが窓ガラスを割り現れた次第でございます!!!
「佐和子さん………」
「早く乗るのよ!!私のしがみつくのよ!!…じゃあね(^_-)バットボーイ!」
「チクショ~!!Σ( ̄皿 ̄;;てめぇら普通じゃないぜ!」
わたくしは佐和子さんとシルバ―さんに二人乗りをしホテルを後にした次第でございます。
「シルバ―!ハイヨ~~!」
人生初の乗馬がこの様な形で訪れるとは、予想もできなかったわたくしでございます。
「で~も~なんでここが~わかった~~のですか~~?」
シルバーさんがパカパカ走りますから声に抑揚がありすぎですわ(>_<)
「シルバーが待ってる場所に行ったら、あなた達がホテルにインするのをルックしたのよ!どこの部屋かはシルバーの予知能力にまかせたわ!
この子不思議な能力と、あと鉄なみに頭が硬いのよ!ガラスを割るのは余裕だったわ!」
まぁ…それにしても佐和子さん馬乗りになれてらっしゃるからお話もうまいわ…
「ありが~とう…佐~和子さん~てっきりあの~方が運~命の方だと…」
「桜の木の下でを読んだからでしょ?あのブックを華子さんが個室の入り口の前で読んでる時、あのバットボーイ華子さんの後ろでそのブック読んでたのよ!!私、トイレットの帰りにルックしたのよ!」
ええ(◎-◎;)そうだったのですか?
本に夢中で気づかなかった次第ですわ!ああ…でもあの方が運命の方じゃなくてよかったですわ…
そして…
「佐和~子さん、い~つも助けてく~れて何~とお礼を言え~ば良いの~か…全て~はわ~たくしの失敗が~元ですし…ああ」
わたくしは、死を覚悟で頭から硝子に突っ込む気でいましたから、助かった今、恩人の佐和子さんに感謝の気持ちがいっぱいで涙がこぼれた次第です…
「佐~和子さんにお礼を~致しま~すわ~!コカ・コーラ一年~分を用~意致し~ます!!!」
「…ノ~!私は、華子さんが無事だっただけでオッケーなのよ…だって大好きな大切なベストフレンドだもの!」
「佐和~子さん…(;つД`) 嬉~しい…嬉し~いですわ…こ~ん~なに迷~惑ばか~りかけて~いる未~熟なわたく~しなのに…」
「…前にも言ったけど、私、華子さんのオールが好きよ!アカデミー賞のことを赤いデミグラスソース賞の略かと思っていたことも、映画の予告で一万人が泣いたと聞いたら、どこで人数数えたのかしら(-_-;)と本気で悩むところも、トントロを鶏肉だと思ってたところも、パンティを下履きって言うところも、動物におへそがないと知って大騒ぎするところも、ピュアなスマイルも全部好きよ!
華子さんが無事なのが一番のお礼なのよ!だから…もう出逢ったその日にホテルにゴ~なんてしないで…あんなチンピラと(泣)」
「佐和~子さん…(;つД`)約束~致します…わ~たくし二度~とこ~んな失~敗は致しませ~ん…大切な~親友の~佐和~子さんのため~にも、自分を大切~に致し~ます。ああ佐~和子さんあり~がとうがいっぱ~いでござい~ます…」
わたくし達は、相手を思いやる言葉や感謝の言葉を伝えあいました次第です。
わたくし…今日は色々ございましたが、素敵な親友がいて幸せですわ(´∇`)
そしてシルバーさんに自宅まで送っていただき、無事わたくしのお部屋に到着でございます。
佐和子さんにも言えなかった…
ヤンキーに乳当ての上から手を当てられ、排尿を致します場所を下履きの上から指で揉まれたことを…
わたくし…好きでもない人とBをしてしまいました(;つД`)
もう二度と同じ過ちは繰り返さないために、正座をし背筋を伸ばし書をしたためた次第でございます。
鉄
の
下
履
き
ああ(´∇`)
少し気分が落ち着きましたわ!
今日したためましたこの言葉を忘れずに婚活を続ける次第です!!!
―後日―
今日は月曜日ですが、水曜日に佐和子さんからのお誘いで自宅コンパに誘われた次第でございます。
佐和子さんの同僚さんが主催なんですって。
婚活を本格的に始めてから、地味にお盛んに行動しているわたくしでございます(´∇`)
どんな出逢いがあるのか…悪いことの次には良いことがあると言いますから、きっと良い出逢いですわね(〃ω〃)
「華子さん、もうお仕事に行きますの?」
出勤前に、お母様に話し掛けられた次第でございます。
「もうすぐ出発致しますわ♪」
「そう(´∇`)ほら…お母様、昨夜、筑前煮を作り過ぎたでしょ?華子さんの職場の方におすそわけしてくださいな♪」
お母様に筑前煮が入ったタッパ―を渡された次第でございます。
ええと(・┰・)今日は……あっ愛里沙さんと一緒の勤務ですわ(´∇`)
愛里沙さんなら快く受け取ってくださるわ♪
「お母様、ありがとう♪職場の方もお喜びになりますわ!!」
……由奈さんだったら、『ユナ、洋食しか食べないしぃ~いらな~い』と言いそうですし、八木沢さんは受けとるにしても、料理がきっかけで、また旦那殺害計画を延々と聞かされそうですわ(-_-;)
最近は、家中にサラダ油をまいているとか(-_-;)
旦那さんが、滑って転んで頭を強打するのを待っていられるようで、そのお話から『まさに旦那とあたしは水と油だわ(`Δ´)』とお話が止まなかった次第でしたわ(-_-;)
なので愛里沙さんでよかった♪♪
そして、わたくしは職場に到着した次第でございます。
あっ!愛里沙さんが更衣室でお着替えしてますわ♪
「愛里沙さん、おはようございます!!!」
「あっ( ^∀^)華子さん、おはようございます!」
わたくし達は挨拶をお互いにしたあと、わたくしは筑前煮を愛里沙さんに渡した次第でございます。
「ご迷惑でなければ、召し上がってくださいな♪わたくしの母がたくさん作り過ぎたので(´∇`)筑前煮ですの♪」
「え~♪いいんですか?嬉しい!有り難くいただきます( ^∀^)」
やっぱり快く受け取ってくださったわ♪
…わたくしはその時、タッパ―を持った愛里沙さんの左指に目が行った次第でございます…
「愛里沙さんの…左手の中指の爪、他の指の爪より、うんと短いですわね…」
「あっ…そうなの(^_^;)それにね、小指の爪だけ妙に長いの(^_^;)」
わたくしと同じですわ…
「実はわたくしもなのですわよ!!!ほらっ?左手の中指の爪が妙に短くて小指の爪が長いのですわよ!!
始めてですわ…同じような爪の方に出逢ったの…」
「…私も(((・・;)ちょっぴりびっくり!」
わたくし達は、しばし沈黙の時を迎えましたが、偶然よね!とすぐに話題を変え、売り場に立った次第でございます。
月曜日でしたので昼時以外はお店は空いておりました。
「でも華子さんのお母さんって華子さんが大事なんですね♪娘の職場の人にお料理くれるなんて、やっぱり華子さんが大事だからですよね( ^∀^)」
「えっええ…たまに、うっとうしい位わたくしを溺愛してますのよ(-_-;)愛里沙さんのお母様は、どこに住んでらっしゃるんですか?」
「…母は、私が19の時に亡くなりました。だから華子さんが羨ましいですよ♪」
まっまあ…(;つД`)
19歳で…
「そうなのですね…では、お父様とその後は暮らしたのですか?」
「………ううん、母は未婚で私を産んだから父はいないの。あっ!ごめんなさい(>_<)重たい話になっちゃいましたね!」
愛里沙さん、苦労されたのですね(;つД`)
それに比べて、わたくしはお母様の愛がうっとうしいだなんて罰当たりですわね!
「でも愛里沙さんには、優しい旦那様がいるではないですか(´∇`)人生を総合で考えると、なんと言っても最後は伴侶ですわ!!
…差し支えなければ、どんな出会いでしたの?」
愛里沙さんは、旦那様のことを伺うと本当に幸せ溢れた表情になった次第でございます♪
「図書館で知り合ったんです」
「図書館?」
「はい、私、司馬遼太郎の本を借りに図書館へ行ったら同じ本の上で手が重なって…お互いに譲合いで(笑)それが初めての出会いでした( ^∀^)」
まっまあ(・┰・)何かいいですわね?
図書館にいらっしゃる方に悪い方はいなさそうですし!!!
これですわ!!!
わたくし図書館に向かいますわ!!!
「愛里沙さんありがとう(´∇`)図書館ですわね!!
わたくしも図書館で運命の出逢いを果たしますわ♪」
「えっ((((;゜Д゜))) それは、あくまでも私がそうだっただけで…」
「いいえ(´∇`) 賛成ですわよ♪図書館に向かいますわよ!!」
「華子さん(((・・;)? …もぅ自分だけの世界かな…」
その夜、わたくしは図書館へ行く服装を検討した次第でございます。
明日、遅番ですから午前中に向かいますわ♪
歴史好きならば…
はっ(・┰・) お着物なのは当然ですわね?
成人式で着ました、淡い水色の着物がございますわ!
では鞄ではなく、風呂敷がいいですわ!
髪形は丸髷ですわ!
あ~パニック(;つД`) 着物は良いですが丸髷や風呂敷はもって…な……
あっ(・┰・) 亡きお婆様が丸髷のかつらや風呂敷を持っておりましたわ!!!
わたくしはお婆様のお部屋にダッシュ致しました。
そして無事、丸髷のかつらと風呂敷を見つけた次第でございます♪
小箱におサイフなどを入れ、風呂敷に包みましょうか(´∇`)
赤い素敵な風呂敷ですわ!!
「くっ~ぅくくくくくくくっくく(≧∇≦)」
完璧ですわ!笑ってしまう位完璧ですわ!
明日はいつもより早起きしてお着物をきましょうか♪
ー翌朝ー
わたくしは四苦八苦し、汗をかきながら着物を着用し髪の毛に包帯を巻いてその上に丸髷をかぶった次第でございます!
鏡に写るわたくしは、江戸時代の装いですわ♪
いかに歴女なのかが伝わるでございますわね!
やがてわたくしは自宅から一番近い図書館に到着でございます。
(ザワザワ…何あの子…?時代劇にまつわる宗教ってあったっけ?何か一人で笑ってるし怖くない?コソコソ…)
わたくしに対する陰口が耳に入りましても、運命の人に出逢うためなら何と言われても耐えますわよ( ̄ー ̄)
歴史…司馬遼太郎…歴史…司馬遼太郎…
あ、あ、あ、ありましたわ!!!
それも中肉中背で横顔は鼻筋が通り、目が切れ長の男性が、その本に手を伸ばした次第です!!!
(ちょっとまった~~!( ☆∀☆))わたくしは心の中で叫びながら、本に手を当てた彼の手の上に、わたくしの手を重ねた次第です(/-\*)
「ん…?」
青年は手が重なったので左隣にいる、わたくしに視線を向けた次第でございます(/-\*)
「…な、何?歴史ショーでもやってる人?」
「いいえ(/-\*) わたくし日本の歴史をこよなく愛しておりますので、このような格好をしてますの♪」
「ふーん…」
まっ正面から見ますと韓流スターさんの様にキリッとした美男子ですわ(/-\*)
この方が運命の方かもしれないなんて♪
ええと、譲り合いでございましたわね?
「わたくしも、こちらの本をお目当てに来ましたがお先にどうぞ(/-\*)」
「うん」
えっ(・┰・)そんな…譲り合いは致しませんの?それともお話をしたいのですか?
「歴史の本が好きなのですか(´∇`)?」
「うん。好きだから、この本借りるわけだし。君も相当好きそうだね…」
会話が成り立ちましたわ♪
「ええ(´∇`)好きですわ!!大好きですわ!!日本の歴史があってこそ今わたくしが生かされてるんですもの!!」
「じゃあさ、織田信長の生年月日言ってみて?」
「えっ……知りませんわ(>_<)」
「はあ(`Δ´)まじかよ!!
1534年!!!6月23日!!! 歴史好きで信長様の生年月日も言えないのかよ? じゃあ上杉謙信の生年月日は?」
「知りませんわ……けど生年月日はそんなに必要ですか?」
「あたりめぇだろうよ(`Δ´)生まれた日だぜ?
上杉謙信は1530年!!!2月18日!!! 覚えとけよ?坂本龍馬の生年月日は言えるだろうな?」
「いいえ……(-_-;)」
「1836年!!!1月3日!!!…ったく、こんなことも知らないでよく歴史大好きなんて言えるよな!丸髷まで結ってよ!」
「かつらでございます……(-_-;)」
「うるせぇわ(`Δ´)とにかく君は歴史を好きになる以前の問題だ!!こっちへこい!!」
わたくしは生年月日マニアの青年の後ろをついて歩いた次第です…
「ほら♪百科辞典だよ!!
これ読んで勉強してからの問題だな!!あばよ!!!」
「こんなもの読まないですわι(`ロ´)ノ」
青年はそそくさとわたくしから去った次第でございます(-_-;)
わたくしはがっくりと肩を落とし、自宅へ着いた次第でございます…
運命の方どころか一癖も二癖もありそうな、生年月日マニアに絡まれただけでございました…
本当に呆れてしまう程に良いことがございませんわ(;つД`)
わたくしは着物を脱ぎ捨て乳当てと下履きだけの姿でソファに座り落ち込んだ次第でございます。
…こんな時は癒しのメロディでも聴きましょうか。
10年前からあるコンポにヒーリングのCDをセット致しました。
♪♪♪
あらっ?スマホが鳴ってますわ?
わたくしは再生ボタンを押す前に風呂敷からスマホを出した次第でございます。
サトル
〔今日生理?生理じゃ
なかったら会わない?〕
既読
まぁι(`ロ´)ノなんて卑猥な!この間の外れコンパのライン男からですわ!
♪♪♪
〔既読になってるぞ!
早く返事すれや!!
やっぱりクソバカヤロウだな!〕
既読
もう………なんですの?(-_-;)この現実悲しすぎますわ…(-_-;)
わたくしは、苛立ちと悲しみ狭間におりました。
そして癒しのメロディの再生ボタンを押した次第です。
癒されて、今日のことは忘れ……
♪ジャジャジャジャーーン…ジャジャジャジャーーン…
( ; ゜Д゜)??
ベートーベンさんの運命?
わたくし…間違ったのかしら…
ああ、もういいですわ!!!(;つД`)
「う…ううぅ…じゅる……うっうう…(涙)」
わたくしは、悲しみと苛立ちから来ました涙を存分に流しきった次第です。
その日は八木沢さんと勤務が一緒で、家中にサラダ油をまいたので旦那さんがしりもちついて転んだものの、その振動で食器棚のお皿が崩れ落ち、大変なことになったと延々と聞かされた次第でした(-_-;)
けど、そのことで尚更、殺害計画に火がついたと…
それを聞いて、わたくしも今回のことをバネに婚活に力を入れたいと気合いが入った次第でございます!
明日は、佐和子さんからお声がかかりました自宅コンパですわ~( ☆∀☆)
明日こそきっと良いことがありますわ!ホホッ♪
翌日、午後7時から佐和子さんの友人宅でコンパが開始予定でございます。
わたくしは、どの様な服装に致しますか5時間16分悩んだ次第でございます(-_-;)
振り返れば、凝った服装をした時に良いことはございませんでした。
ですので普通の格好で参りますわ(´∇`)
(やっと気づいたの…?でもよかったぁ♪華子さん結構可愛いみたいだし今日は期待大だね!)
えっ?今の声誰ですの?
(・д・ = ・д・) 誰もいませんのに…神の声ですか?
それならば………今日こそ(/-\*)!!!
わたくしは、ウキウキしながら黒地に向日葵柄のロングスカートに白のレースのキャミソール、その上には水色のカーデを羽織った次第でございます。
この服装お気に入りですの(〃ω〃)
セミロングの髪の毛は片耳にだけ髪をかけて清楚なお嬢様仕立てが完成でございます。
そして佐和子さんと待ち合わせをしておりますから待ち合わせ先に…まだ来てませんね。
「華子さん!!グットイブニング♪」
すぐに佐和子さんが現れました。
「華子さん!!トゥデイはグットな感じじゃない♪とてもプリティーよ(^-^)」
「ありがとう(/-\*) 佐和子さんは…ゴールドのホットパンツに青いTシャツには赤い大きな星…下にはUSAと小さくあるわね」
「イエス♪これもお気に入りよ(^-^) さあレッツゴー!! あっ…ワーキングフレンドがクッキングしてくれて飲み物も用意してくれるみたいだから、差し入れはいいみたい♪それも一人1500円でいいみたいよ♪」
「そうなのですか(´∇`) 気が聞くお友達ですわね。お料理も楽しみですわ♪」
わたくし達はお話をしながら、佐和子さんの職場のお友達のお家へ向かった次第でございます。
小さなアパートでしたが、新築で壁紙も黄色で可愛らしいお家に到着でございます。
「えっと茜さんのルームは…203号室!ここよ!」
佐和子さんが嬉しそうにチャイムを押した次第でございます。
「は~~~い♪ようこそ茜ル~ムへ♪カモ~~ン♪」
えっ(・┰・) この方もアメリカンなのですか?
「あっわたくし佐和子さんの高校時代からの友人で相模華子と申します。本日はよろしくお願い致します」
「サワサワから話きいてるよ~マイネ~ムイズ・アカネ・トダ♪よろしくね(^o^ゞもうメンズも来てるよ~!さっ入って!」
間違いなくアメリカンですわね!!!
部屋に入ると…( ; ゜Д゜)…
ベースボールとバスケットボール柄の絨毯に、ハンバーガーの大きなクッション、壁には歴代大統領の写真が星柄の額で飾られておりますわ…
ん?クリントン大統領だけ大きなハートマークが!お気に入りなのかしら…
それに星条旗も幾つもありますわ( ̄▽ ̄;)
「あれぇ?ハナっペ靴脱いだ?ウチは靴のままでお願い♪ごめんね(^o^ゞ」
ハナッペ…お部屋でも靴…フランクなアメリカ人の性質も意識されて、お部屋でのスタイルもアメリカ式なのですね(-_-;)
わたくしは唖然としたまま靴を履き、茜さんのお部屋に戻った次第でございます。
「みんな~紹介するね!茜のワーキングフレンドのサワサワとサワサワのハイスクール時代からのフレンドのハナッペ♪」
「佐和子ことサワサワよ☆テンキュ~(^_-)」
「華子ですわ…よろしくお願い致します(-_-;)」
「メンズのトリオを紹介するね♪アメリカの黒人のデビッド!かずおくんことトム、はるきくんことマイケルよ!」
「デビットデス…ドウゾ、ヨロシク♪」
「かずおと言いますがトムって呼んでください!ナイストゥミ~トゥ!」
「ミーもはるきが本名だけどマイケルってよんでね!よろしく!」
まさかの、わたくし以外全員アメリカン(-_-;)
一人は本当にアメリカ人…
一体どうなることでしょう…
とりあえず、テーブルを皆で囲いました次第です。
わたくしの隣にはアメリカ人のデビットがいらっしゃいます。
「ねぇ!!ガールズ!料理運んで~ハンバーガーにミートローフ♪フライドポテトにチリビーンズ♪ベジタリアンチリスープ♪キャラメルポップコ~ン!飲み物はコーラとバドワイザー♪」
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