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記憶か記録か…ドラマ日記

No.24 19/11/17 13:48
匿名
あ+あ-

≫13

【シーズン枠外ドラマ】

「少年寅次郎」全5話終了。

昭和24年、寅次郎12歳の秋。
父親を突き飛ばした後家出をした寅ちゃんは啖呵売の政吉の話芸に夢中。防空壕跡で寝泊まりし、食事はおいちゃんの手引きでさくらが届けていた。
皆の様子で察知していた光子は頃合いを見て迎えに行き、寅ちゃんは腰を痛がる母をおんぶして帰る。いつの間にか逞しくなっていた寅ちゃんに嬉しそうな光子。

病院を嫌がる光子に皆で一計を案じ、つねが痛がり付き添いを光子に頼むという小芝居を打って強引に受診させ、膵臓癌の末期と分かりそのまま入院。
酔って来て、現実を認めない平造とそれを見て悟る光子。勝手な父親に腹を立てる寅ちゃん。
「大事な話をしようとすると逃げて行く寅ちゃんは平造さんそっくり。似た者同士だと思うんだけど、これって上手く行かないのかねぇ」と光子。やっぱり二人は同族嫌悪なんだね。
今度は素面で見舞いに来て、そっと光子の手を握る平造。その手にゆっくりと頬を寄せる光子。この夫婦にしか分からない感情の機微に落涙。井上真央の痩けた頬からゆっくりとカメラを動かして行く演出も、二人の演技も素晴らしかった。

それなのに、いやだからこそなのか平造は妻の葬式にも帰らず、寅次郎が喪主代理を立派に務めた事を知ると、仏壇の前の寅次郎に散々悪態をつく。仏壇に「母ちゃんごめん」と言ってから、寅次郎は平造を突き飛ばし馬乗りで殴る。今回は少し殴らせてから止めるおいちゃん。切ない。

俺と父ちゃんは一緒に居ない方がいいんだと悟った寅次郎は「おいちゃん、おばちゃん、さくらを頼みます」と言って家を出て行く。
だいぶ経ってからやっと追い掛ける平造だが後の祭り。
あの時…夏子に頼まれて鯉を釣ろうとするが上手く行かない寅次郎を影から手助けしていた様に、平造は寅次郎が憎い訳では無いのだ。愛情も持っている、でも顔を合わせると針の様な言葉を投げ付けてしまうのだ。このどうにも焦れったい平造と寅次郎の同族嫌悪が、後のフーテンの寅さんを生む原因だったとはね。

最後は政吉に見守られ啖呵売をする寅次郎の姿で終わる。その口上は当然だがまだ拙い。でも生き生きとした表情と笑顔は、後の寅さんそのものだった。

井上真央の丁寧な演技と存在感、二人の子役寅ちゃんの純朴な演技と奇跡の顔面相似。唯一の不満が「5話なんて短過ぎる!」だった。

演出=岡崎栄

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