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Moonlight in Vermont

No.116　19/10/15 12:14
作家あ+あ-

新横浜駅そばで聖子と讃岐うどんでお昼ご飯にして新幹線のぞみに乗った
聖子も昨夜はミスターと過ごしたそうだ

ミスターが故郷に帰るのが寂しいとずうっと言ってる

名古屋まではグリーンで行く

聖子も私もリクライニングして名古屋まで仮眠を取ることにした

聖子が言ってた

『うちの旦那はくたびれてるけどミスターはエネルギッシュでしかもテクニシャンなのよ。昨夜も今朝もミスターは情熱的に私を抱いてくれたのよ。ミスターが明日帰っちゃうなんて寂しい。涙涙涙。りっちゃんレイモンドが故郷に帰っちゃうの寂しくないの？』

私は答えた

『また２月末に日本に来るよ。２月末もミスターとレイモンドは同じ日にちに同じ飛行機だそうだよ。その時にまた空港に出迎えに来て欲しいとレイモンドが言ってたからその時に聖子ちゃんも一緒に行こう』

聖子は泣いてる

『ねえりっちゃん、レイモンドが明日国に帰っちゃうのに全然泣かないね、りっちゃんは強いね』

私は別に強いわけではない

『レイモンドとミスターがまた２月末に来るからその時に四人で会えるじゃない。また来月も楽しみあるじゃない。泣いてるとマスカラ取れちゃうよ。まばゆいばかりの美しい聖子ちゃんは主役なんだから輝いてないとね』

聖子はミスターに愛されてる
聖子はご主人と結婚してからずうっと主婦一筋の地味な女性だった
それがミスターと出会いみんなで会うようになってミスターと恋に落ちた
結婚して以来結婚うん十年ぶりの女の幸せ。遅咲きの青春

『りっちゃん、ミスター今何をしてるかなあ。レイモンドと移動中かなあ』

『そうだねえ～今は第二東名高速を走ってるあたりかなあ。レイモンド氏と二人話したり疲れて眠ってるかもね』

車で移動中のミスターとレイモンド氏を想像して聖子は笑った

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