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日本の中の悪質で有名なカルト教団

No.47　11/09/28 16:53
旅人47 あ+あ-

少し安易な意見ではないかな？スレのテーマは｢日本の中の危険な宗教｣で日本国内のキリスト教は普通、全く危険ではない！
またキリスト教(主導)による大戦争と大虐殺とは現代ではなく、世界史の大体11世紀(十字軍)から16世紀スペインの新大陸での殺戮や異端審問を経て、17世紀の三十年戦争までとされる。
実はこの点で｢キリスト教はユダヤ教から出た一神教だから排他的で攻撃的｣とか｢教祖イエスが殉教したから信徒の欲求不満が復讐心を煽った｣など社会学のセンセイ方の分析は余り的を得ていない。
イエスの教えなら仏陀に近く、ムハンマドなどより遥かに平和主義だ。信者は普通、教祖の教えを歪めても、正反対はやらない！
では何故キリスト教は大戦争の張本だったのか？
それは５世紀に西ローマ帝国が滅びた後、西ヨーロッパは長い混乱にあり、絶大な権力で統一する王や皇帝が無かった。代わりに最大の権力を肩代わりしたのはキリスト教(カトリック教会)。
つまり教会は宗教だけでなく、政治も主導せねばならなかった。で、政治とは国や地域の欲求を現世で満たす事。弱肉強食で国の発展の為には戦争をする。
実は十字軍から新大陸侵略の一連の事件は、混乱のヨーロッパが次第に実力を身に付け、必然的に拡大する時代に当たる。その指導は教会であり、当然キリストの名の下にが謳われた！
他の地域、例えばムハンマドとイスラムの拡大も統一されたアラブの拡張運動だった。
中国なども古来、大戦争と大量虐殺ばかりだが、皇帝権力が安定していた為、わざわざ儒教や仏教持ち出さなくとも、｢皇帝の名の下に｣で済んだ。
キリスト教も東ローマ帝国(ビザンツ)では西欧と違い皇帝権が絶大だったから、戦争は皇帝主導で、キリスト教はむしろ戦争反対を唱えていた。(戦場で敵を殺した者は罪人だ等)

最後にキリスト教が西欧史だった事の意味も大きい。
近代西欧は民主主義と言論の自由が発達したため、自国の過去の悪行を自由に暴く事が出来る！
仮に現代の西ヨーロッパ人に十字軍やインディオ虐殺を問えば、不幸な過去だったと認めるだろう。だがイスラム圏の人々に中世インドでの仏教僧侶大虐殺など問うてみたまえ！否定され下手すればイスラムを誹謗したとして無事には済まない！
中国だって過去三千年に渡る異民族大虐殺は認めんだろう。反日ばかり言って来る！
つまりキリスト教の殺戮は史実が簡単に把握出来るが、イスラムその他についてはまだまだ未知の部分が多いとも言える。

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