育児中、落ち着きがない子供との上手な向き合い方

落ち着きがない子供

同じ場所でじっとしていられない。遊びにすぐに飽きて色々な事を中途半端に散らかす。すぐに気が散って集中できない…。「うちの子、おちつきがないかも」そう思って悩んでいるお母さんは多いもの。

落ち着きがない子供とのつき合い方や対処の方法、病気の可能性などにスポットを当ててまとめてみました。

どうして落ち着きがないのか

大きく2つに分ける事ができます。ひとつ目はその子の個性。ふたつ目は発達障害の可能性です。

発達障害であると疑いが出て来るのがだいたい小学校へ上がった頃だと言われます。授業中にきちんと椅子に座っていられない。そんな特徴が出てくると、発達障害の可能性を指摘されるといいます。

ADHDという発達障害

落ち着きがないという個性を持つ子供に一番多い発達障害がADHDです。

注意力がない、人の話しを聞く事ができない、ある分野の勉強が苦手など、日常生活に困って病院へ行くと、そのように診断される場合が多いといいます。

発達障害のとらえかた

生まれつきの脳の構造の問題で起きる発達障害ですが、これは親の育て方が悪かったという事ではなく、その子の生まれ持ったものです。このタイプの人間にはできない事も多いですが、得意な分野になるとエキスパートになれる可能性を秘めています。

アインシュタインもADHDであったと言われており、芸能人の中にも多数存在しています。ですから悲観する事はなく、貴重な個性であるととらえても良いかもしれません。

判断基準

脳の構造といいますが、その診断基準は問診に頼る部分が大半です。必要があれば心理検査をし、確信を得るという方向で診断は進んで行きます。

現代の医学では、画像として問題をとらえる事ができないので、子供の普段の行動を書き留めたメモなどが重要となってきます。

発達障害の判断基準は「日常生活に困るかどうか」です。ある程度困る事があっても、日常生活は通常通り送る事ができている場合は、治療対象には入りません。発達障害の症状が原因でいじめにあっているだとか、勉強ができなくて困っているなど、現代社会で生き辛さを感じている場合のみ、治療の対象となるようです。

向き合い方・つき合い方

子供が他の子と違う。そう気付いた時、子供とどう向き合ったらいいのか分からなくなりますね。発達障害の可能性を考えた時も「障害」という言葉に圧倒されて、なんだか大変そうな印象を持たれる方も多いかと思います。

しかし、発達障害を持つ子供が、自分の好きな分野で天才的な力を発揮するという事も事実です。落ち着きがない子供に対して、悲観的な事を考え心配するだけではなく、これは「子供の個性」お腹から出て来る時に握りしめてきた宝物であるととらえ、子供の得意な事、好きな事を一緒に見つけて伸ばしてあげる楽しみを見つけてはいかがでしょう。

急速に進化した現代社会ですが、その分自由度も高くなっています。個人に合わせた活躍のフィールドが必ずあるはずです。

子供は好奇心旺盛なもの。幼少期に落ち着きがないという個性を持っていても、その特性全てが発達障害だとは言い切れません。落ち着きがない事を矯正しようとやっきになるのではなく、本当に危険な事以外暖かく見守ってあげる事が必要なようです。

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