正しい香水のつけかた
香水とは
香料をアルコールとまぜて、皮膚や洋服に付けて香りを持続させ、楽しむのが香水です。
昔は宗教的な儀式の時や、特別な催し物などに使うくらいで、一般の人に馴染みがなかった香水ですが、だんだんファッションやたしなみとして民衆に使われるようになりました。
16世紀から19世紀中頃までのヨーロッパ諸国ではお風呂に入るという事が衛生的にも一般的ではなかったため、人々は体臭を消すために香水を使用していたそうです。
香りをブレンドして作る香水の種類は、何千何万という種類があります。同じ配合でも1滴違うだけで香りが変わるといいますから驚きですよね。そんな神秘的な香水ですが、正しい付け方をおさらいしてみましょう。
香水のつけかた
香水は、きちんとつけないと本来の香りを潰してしまうどころか、香りすぎて「臭い」といわれてしまいます。
香水をこすらない
香水を手首にシュッとしてゴシゴシすり合わせ、耳の後ろや首筋にチョンとつける…。そんな手順を踏んでいる方をみかけますがこれはNGです。
実は香水はこすると、香りを形成している細かい粒子がつぶれてしまい、本来の香りを損なってしまうのです。香水はデリケートなのでこすらないようにきをつけましょう。
香水は上半身につけない
首筋や耳元など、上半身につけるより、できるだけ下半身につける方がほのかに香って良いのだそう。なぜなら上半身は鼻に近いため、その部分につけると、対面する人に香水の香りが漂いすぎてしまうのです。
ですから「キツイ香水つけてるな」なんて思われる危険があります。
香水をつけるのにベストな場所
下半身につけると、良い感じにふんわり香りますよ。足首や太ももの内側、ウエストまわりなど鼻から遠い場所がベストです。
そして静脈が通っている場所につけるようにしましょう。というのも香水にはトップノート・ミドルノート・ラストノートと、時間の経過により香りが3パターンに変わります。
そして香りは温める方が柔らかく香るので、静脈の部分につけた方が本来の香りを演出できます。なぜならば静脈は絶えず血液が流れている部分。ほのかな暖かさが持続している場所ですので、香水をつけるのに最適なのです。
日光があたるとシミの原因となるので、直接日光にあたる部分は避けましょう。
下着や洋服に香りをしたためるには
良い香りを下着や洋服、小物に含ませたいと思った時は、コットンなどにふくませて衣装ケースに忍ばせましょう。直接つけてしまうと香りすぎてしまうし生地を傷めてしまいますよ。1日〜2日おいて、十分香りがついたなと思う頃合いにケースから取り出すといいようです。
トピックス
いかがでしたか。香水は女性にとって魅力をプラスする素敵な化粧品。正しい使い方で香りを楽しみましょう。
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