肌健康に良いと聞くコラーゲンを徹底調査

若返りに効くコラーゲン

人は誰でも年を重ね、それと共に肌も潤いがだんだん少なって行きます。「少しでも潤いを保ちたい!」という願望は誰でも抱く感情でしょう。しかし「コラーゲンって、何? どういうもの?」と改めて聞かれて、きちんと答えられる人はまだ少ないです。そこで、今回「コラーゲンの基礎知識」について紹介したいと思います。

肌にはコラーゲンがいっぱい

人の体は大部分が水です。その割合は子供の場合約70%、成人は55%~60%。残りの40%の大半がタンパク質。そのタンパク質の3分の1がコラーゲンです。コラーゲンは臓器を支えたり、細胞同士をつないだり、また筋肉と骨を結ぶ腱など人の身体になくてはならないもの。つまり私たちの身体を維持していくために、非常に重要なたんぱく質です。体中のコラーゲンの約40%が肌に含まれています。 特に、肌の土台である真皮の約70%はコラーゲンです。まさに肌のハリや弾力は、見えない真皮で頑張っているコラーゲンが支えていると言えます。

コラーゲンとはどんなもの

鎖のように連なったアミノ酸が、3本束になって螺旋状にからまった線維組織です。、「コラーゲン線維」「膠原(こうげん)線維」といいます。コラーゲンは、ちょうどベッドのスプリングのようなもので、コラーゲンを随所で留めているのがエラスチンと言われるものです。さらに張り巡らされたコラーゲンの隙間を、ヒアルロン酸などが埋めています。このようにして水分を蓄えた弾力のある真皮ができあがります。

コラーゲンは日々変化する

良く知られたことで、表皮角層が新陳代謝によって日々生まれ変わり、垢として排出されていきますが、コラーゲンも新しいものが作られ、古いものは分解されていきます。新しいコラーゲンを作っているいわゆる「コラーゲン工場」が線維芽(せんいが)細胞です。一方でコラーゲンを分解しているのがコラゲナーゼという酵素。加齢により残念ながら、コラーゲン製造工場=線維芽細胞の生産ラインは、年々パワーダウンし、コラーゲンの生産量そのものが少なくなると同時に、その質も低下していきます。さらに、コラゲナーゼが異常にはたらき過ぎることで、必要なコラーゲンまで破壊され、ハリや弾力を失うことにもなります。

加齢に伴う老化架橋の発生

年齢によるコラーゲンの変化が「老化架橋」と言われるものです。もともとコラーゲンの線維組織は、互いに橋を架けあうように絡み合うことでスプリングのような弾力を生み出していますが、加齢により、この本来の橋とは別に、次々と余分な橋を作るようになります。これが「老化架橋」でさらに進むと、余分な橋によって水分の居場所が減り、コラーゲンの弾力性は奪われ、肌は柔らかさを失い、乾燥やシワへと進展します。これが血管で起こると血管壁が硬くなる動脈硬化の原因にもなります。

コラーゲンが作られにくくなっていくのを食い止めよう

そのための毎日のお手入れが重要です。その方法とはこれです。

  • コラーゲン工場(線維芽細胞)そのものを増やす
  • コラーゲン工場(線維芽細胞)のはたらき(生産性)をアップ
  • 良質なコラーゲンをつくれるようにする
  • いらなくなった分だけ適宜分解
  • 肌の深部まで送り届けるような気持ちで、お手入れする

逆にコラーゲンを破壊する行為、止めよう!

  • クレンジングが不十分
  • 栄養補給しない
  • 紫外線浴びっぱなし

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