『教えて❗何の為に~』の続編です
『教えて❗何の為に私は生まれてきたの?』
の、二作目です。
追伸
途中、グダグダしちゃってごめんなさい💦
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入院している間に、遼と会ったのは娘が生まれた時だけ。
だから、まさか遼がそんなプレゼントを用意してくれていただなんて夢みたいだった。
退院した夜に電話で、
四人で暮らせるように
別居の準備をしてくれていると言う。
娘と共に退院できただけでも幸運だったのに‥
幸せに不慣れな私は、ここで一生分の幸運を使い果たしたような気持ちにさえなった。
“自分勝手な真似ばかりして、親を振り回す困った娘だ"
それが両親の本音だったのだろう。
『お前はいつも親に後ろ足で砂をかけて行く
恩を仇で返す恥知らずな奴だ❗』と、突然怒鳴られた。
母も号泣する‥
どうして?
訳がわからないよ
だって、私にここに居られたら体裁が悪いって言ってたじゃない‥?
私が身勝手なのは認めるけど‥
親を翻弄するつもりなんて少しも無い
いつだって、幸せを追い求めて右往左往しているだけなの…
どちらにも良い顔をする
遼の態度に腹を立てたけど‥
電話で息子が「パパ、パパ」と呼んだ時、遼は後悔して泣いていた
その時に、後先考えずに家を出てきたことを私も後悔したから。
それに、迷っていた私に
半ば強制的で離婚届けを書かせたのは母だったでしょう‥?
端から見たら変な行動に思うだろうけど
私は耳元で罵倒されたり、『そうじゃない❗○○でしょ‼』
と言われると、逆らえなくなるの‥。
両親との仲が更にギクシャクした頃、私が乳腺炎になり熱を出して数日間寝込んでしまった。
家事や仕事、
私の看病に子供の面倒など母の負担が一気に増えた時、母の精神がまたパニックを起こした。
それは突然‥
私が病院から処方された抗生物質の薬を飲んでいた為に、娘に母乳をあげれなくて搾った母乳を捨てていた時のこと。
熱が下がらずに、子供を母に任せて布団に入ろうとしした時、突然息子のただならぬ泣き声がした。
それは泣き声というよりも、火がついたような叫び声の様だった‥
慌てて母のところに駆け寄った。
『どうしたの⁉』
母の姿を見て、
心臓がビクッとして足が止まった。
あの、気が狂った時のような母がそこにいる
一瞬、時が止まったかのように周りが静寂の世界に包み込まれたような気がした
しかし、すぐに息子の悲鳴にも似た声で現実に戻った
白目に黒い点がついただけの、大きく見開いた目をギョロギョロさせて息子の頭を撫でている。
ニタニタした口元からは、よだれがタラ~っと垂れている
ハッと我にかえり、急いで息子を母から引き離そうとした。
だが、こういう時の母の力は物凄く強い。
引き離そうとしているのがわかるのか、一層強く腕に力を込めて息子を抱きしめる
私は熱のせいで何度もフラフラしそうになったが、
力を振り絞って息子を母から引き離した。
深月さん
明けまして
おめでとう御座います。
私も、No.2探し当てました🙌
これからも、読ませて頂きます。
今年、深月さんとお子さん達が、幸せ多く過ごせることを
心から、願っています。
今年も、よろしくお願いします🙇
- << 25 はるいちさん、明けましておめでとうございます✨ 今年も宜しくお願い致します( '∇^*)^☆ 何の根拠も無いけれど、 今年はいつもと違う年に なりそうな気がしてます。 前向きな気分で 新年を迎えることが出来たからなのかな(^-^) これも、はるいちさんさんと皆様のお陰です。 私も この一年が、はるいちさんや皆様にとって素晴らしい年になりますよう、心から願っています😌
娘を片手で抱き、息子を
もう片方の腕で脇に抱え
パジャマ姿のまま、靴も履かず家を飛び出した。
向かうは、隣の家
なりふりなんて、
かまっていられなかった。
『助けて下さい❗』
隣の家に駆け込むと、
二人の夫婦が出てきた。
『あら?
お隣の深月ちゃん…
だよね?
どうしたの?』
『母が‥
母がおかしくなったんです❗
今すぐ、救急車を呼んで下さい
お願いします‼』
喉に詰まったように
うまく出てこない言葉を
振り絞って叫んだ。
ただならぬ雰囲気を感じたのだろう…
それ以上は何も聞かず
隣の奥様は、私の肩をポンポンと軽く叩き
『もう大丈夫だからね。
おばさんと一緒に、深月ちゃんの家に行ってみようね』と言ってくれた。
しかし
自分の家なのに、玄関前に立つと足がすくんだ。
その様子を見て
『大丈夫、大丈夫だからね』
そう言って肩を抱いてくれた
家に入ると、母は台所で包丁を握って立っていた。
まな板の上には何も無いが「トントントン」と、音を立てて何かを刻む素振りをしている。
明らかに、普通の様子じゃない
『お母さん⁉』
『ちょっと、奥さん❗
あなた大丈夫なの⁉』
私と隣の奥様の声で
母は、こちらを向いた。
『深月に、隣の○○さん?なぁに?
私は夕ご飯の支度をしてるだけですよ』
呂律の回らない言い方で
大きな目を見開いたままの母が言う。
隣の奥様は、その姿に凍りついた。
それ以上、私達に関わりたくなかったのか
『なぁんだ。
お母さん、無事だったじゃない?
深月ちゃんの勘違いだったのね』
と言ってきた。
愛想笑いを浮かべる奥様の後ろで、母が目を吊り上げて包丁の刃先をこちらに向けていた。
“違う!
お母さんは普通じゃない‼どうしてそんなことを言うの⁉"
そう言おうとした時、
ようやく救急車が到着した
サイレンの音が家の前で止まり玄関に行くと、
近所の野次馬根性旺盛な
人達が集まって来ていた。
『○○さんですね?
○○さん(母の名)は、今
どちらに?』
『私の母です!
母は、家の中にいます』
そう言うと、救急隊員三人が担架を持って入ってきた。
『なんですか?あなた達。人の家に勝手に入ってきてさぁ
やらしい』
と言い、クックックと気持ち悪い笑い方をした。
母は、ニタニタ笑いながら首を左右に振っている
その様子を見た救急隊員が『つかぬ事をお聞きしますが、いつもお母さんは
あのような話し方を‥
しませんよね』
と、自問自答するように
言った。
『違います!
あれは‥
あんなのは、いつもの母じゃありません‼
実は、以前にもこんなことがあって救急車を呼んだことがあったんです‥』
と、隊員にすべてを語った。
私が一人の隊員と話していると、名前や年齢を母から聞いていた二人の隊員に
突然、母が胸ぐらを掴んで襲いかかった
『○○さん…
どうか落ち着いて、話しを聞いて下さい』
居間に戻った私に、静かに語り始めた。
『このような状況下で
実に申し上げ辛いのですが…
○○さんの場合、病院に行く事を拒否なさっていますよね?
我々はこれ以上、介入することが出来ないのです』
『えっ⁉』
パニックっていた私は、
一瞬理解が出来なかった。
『また、緊急を要する場合でなければ‥』
と、話が続いた。
要は、無理強いは出来ないので撤収すると言うことであった。
信じられないし、納得がいかない
何よりも、また母と一緒にいるのが恐怖だった。
『あの母を見て、何とも
思わないんですか⁉
まともじゃないでしょう⁉怖いです❗
お願いだから、母と二人きりにしないで‼』
私は無茶苦茶なことを泣きながら叫んで、隊員の一人にしがみついて懇願した。
隊員も困り果てていた。
端から見れば、私も精神異常者ですよね…
救急隊員の方々が、
時間をかけて母を説得してくれた。
その言葉が母に届いているかわからないけれど、
時間が経過した為からか 母の様子も落ち着いてきた
つり上がっていた目も、徐々に戻ってゆく…
『これで随分と落ち着きを取り戻されたと思いますが、近いうちに必ず病院で受診して下さい』
と言い残し、救急車は帰ってしまった。
残ったのは、野次馬と恥と脱力感だけ‥
夜になり
帰ってきた父と相談して、翌日に母を病院に連れて行くことにする。
翌日の診察の結果、
脳の血管の異常と更年期障害とヒステリーと診断され、母はそのまま一週間ほど入院することとなった。
その後、母は退院したが体調は良くない様子。
私も、あの日以来
強烈な頭痛に悩まされ、
起き上がることさえ出来なくなっていた。
そんなある日‥
突然、一本の電話が入る。
それは、嫁ぎ先の集落の
人達からであった。
彼女達とは、年齢もそんなに変わらない
子供同士も、ほとんど同級生ばかりだ。
(農家には、何故か子作りを競う風習(?)がある)
私は結婚式もしていないので、彼女達とはあまり面識が無い。
一度嫁ぎ先に遊びに来たことがあるが、その時も
『これから行くから!』
って調子だった。
私の都合も何もお構い無しの彼女らの行動に、嫌悪感を抱いていた。
そんな彼女達が、今度は
実家にまで多勢でやって来るという…
>> 43
『出産おめでとう!
お見舞い持って行きたいんだけど、深月ちゃんの家ってどこら辺?
近くまで来ているはずなんだけど、こっからがわからなくてさぁ。
何か目立つ建物ある?』
相変わらずのマシンガン・トークである。
『ごめんなさい…
本当に申し訳ないんだけど、ちょっと体調が悪くて‥家に帰ったら、私から連絡しますので‥』
『ええ~⁉
せっかく来たのにさぁ‥
みんなだっているし、フルーツとかもあるから今日中に渡したいんだよね。
渡したらすぐに帰るから、家を教えてくれない?』
私としては、長引く頭痛のせいか髪もボサボサで顔の血色も悪い
こんな姿の私をみんなの前にさらしたくなかったのに…
一つ言えば倍になって返る言葉に疲れ、押しに負けた
『ひょっとして、迷惑?』
“さっきから、遠回しに断ってるだろ!"
って思ったけど、まさか
“その通り!!"だなんて 言えなかった
『常識の無い連中だね!
あんたが非常識な女になったのもわかるわ。
私までその菌をもらいたくないから外に出るよ』
母は、私を皮肉って車で買い物に出掛けた。
その十数分後、彼女達がやって来た
車二台からゾロゾロと子供連れて、総勢十人近く降りて来る。
お見舞いを受け取り、
帰ってくれるのかと思いきや、なかなか帰らない。
やっぱり、帰るつもりなんて最初から無かったのね‥
家の中を散策して満足したのか、やっと帰って行った
彼女達は、いつもそうだ。家の中の造りを知るまでは、決して動かない
一時間ぐらいの出来事が
苦痛で堪らなかった
疲労困憊
心の支えは、
“いつか四人で暮らせる" ことだけだった。
長引く頭痛と心労からなのか、1ヶ月検診時には
髪の毛の半分が真っ白になっていた。
産後の経過が悪く、うつ病とノイローゼになっていたらしい‥
私は二十代半ばにして、
髪の毛を染めなければならないほどの白髪になってしまった
“住む家を決めたいので
一緒に見て決めてほしい"と言う遼からの電話を、
具合が悪いという理由で
断っていたが、やっと行ける日がやってきた。
三軒あったのだが、
○平屋の元教員住宅で、床が抜けているなどの問題箇所が多々ある
○比較的新しい家で格安だが、曰く付きの家
○離農した人の古い二階建ての家
この三軒が候補に上がった。
検討した結果、三番目の離農した人の家を借りることにした。
家主の方に会ってみると、とても気さくなご夫婦で
好印象
でも‥
なかなかの曲者であったことを、この時はまだ知りもしなかった
掃除は清掃会社に委託して、遼は時間を見つけては
ボイラーや水道やストーブなどの関係をやってくれた。
なんだかんだと言いながらも、母が使わなくなった食器などをくれる。
“終わり良ければすべて良し"
じゃないけれど、実家暮らしで初めて本当に未来に夢をもてた瞬間です。
出産してからかなりの日数が過ぎても、自宅に帰らない私に噂好きな集落の連中は有りもしない噂を立てた。
“遼に離婚を言い渡され
それを苦にして子供を道連れに自殺未遂をした"とか、“事故を起こして重症を負った"などの噂が流れていると嫁連(嫁連合会(?))から確めの電話が実家にいる私に入った。
後で知ったことだが、
別居することを恥だと感じた義父母が在らぬ話を作っていたらしい。
その義父母の話の上に、
噂好きな連中の作り話によって話がメチャクチャになっていたみたいだ。
すごい人達が暮らす
この集落に戻るということを、私はあまりにも軽く考えていた‥
少しずつ荷物を運び、すぐに住めるようにしておいた。
そして、やっと待ちわびたその日がやってきた。
義父母に挨拶をし、その足で新居に向かった。
遼の実家から、車を15分ぐらい走らせると見えてくる新しい我が家。
この家から私達の一歩を踏み出せると思うと、胸がドキドキワクワクし心が躍った
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