♒ LЁGЁЙD Ⅵ♒
未だ続ける
📓伝説・神話etc・・・
暇に任せて続けるジョ~!
(。・・。)ノ゙
⚠ 前回同様
①人での~んびり
遣りたいので 横レスは
ご遠慮下さいますよう
お願い致します🙇
(。・・。)ノ゙ ヨロチク~🎵
新しいレスの受付は終了しました
(。・・。)💬 前スレが
ゾロアスター教の神々の
途中になっているので
続きのシヴァから…😊
関係なぃけど…
シヴァと言えば
やっぱ 🎮のFFだょね~
☺
FF ⅩⅡ 未だにエンディング
見て無ぃけど😂
📝 概 要 📝
ヴェーダ神話に登場する暴風雨神ルドラを前身とし、『リグ・ヴェーダ』では、「シヴァ」はルドラの別名として現れている。
暴風雨は、破壊的な風水害も齎すが、同時に土地に水を齎して植物を育てると言う二面性がある。
この様な災いと恩恵を共に齎す性格は、後のシヴァ
にも受け継がれている。
ヒンドゥー教の三神一体(トリムールティ)論では、3つの重要な神の1人として扱われ、世界の寿命が尽きた時、世界を破壊して次の世界創造に備える役目をしている。
シヴァの妻はパールヴァティーで
、その間の子供がガネーシャ
(歓喜天)である。
軍神スカンダ(韋駄天)は、シヴァの精をアグニやガンガー
に媒介させて儲けた子である。
又、シヴァ神の乗物はナンディンも神として崇拝されている。
通常、シヴァの寺院の前にはナンディンが祭られている。
📝 概要:姿 📝
シヴァの姿が人間的に描かれる時には、皮膚の色は青黒い色で、髪の毛は長く頭の上に巻いてあり、裸に短い腰巻だけを纏い、片手に先が3つに分かれた「トリシューラ」と呼ばれる鉾を持っている。
「ピナーカ」と呼ばれる♐を持つ場合もあるが、しばしばトリシューラと混同されている。
別の腕には、タムルーと呼ばれるワンハンドサイズの両面太鼓を持つ。
首に🐍を巻いている姿でも描かれる。
両目の間には第3の👀が開いており、彼が怒る時には激しい🔥(パスパタと言う投げ槍として現す事も)が出て来て全てを焼き尽くすとされる。
額には白く横に3本の線が描かれる。
腰巻は多くの場合🐯の皮で描かれる。
頭頂部からは小さな⛲の様に水が吹き出しており、これはヒマラヤ山脈に於けるガンジス川の始まりの水を示す。
又、首を持上げたコブラと共に描かれる。
ヒマラヤのカイラーサ🌋がシヴァが住いで、瞑想に励んでいるとも言われる。
サドゥと呼ばれるヒンドゥー教の修行者の一部、特にヒマラヤ周辺の修行者は、上のシヴァの姿に良く似た姿をしている。
📛 異 名 📛
シヴァは教学上は破壊神であるが、民間信仰ではそれに留まらない様々な性格を持ち、それに従って様々な異名を持つ。
マハーカーラ(大いなる暗黒)とも呼ばれ、世界を破壊する時に恐ろしい黒い姿で現れると言う。
マハーカーラは漢訳仏典では大黒天と意訳される。
🇯では神道の大国主の「大国」が「ダイコク」とも読める事から同一視され、七福神の1人として、シヴァの名前を使っていないが🇯では馴染み深い神である。
ピナーカを保持している事から「ピナーカパーニ」(ピナーカ
を持ちし者)と言う呼び名を持つ。
又、マヘーシュヴァラとも呼ばれ、漢訳仏典では大自在天と訳される。
大自在天とは、シヴァをヒンドゥー教から仏教へ改宗させようとする大日如来の命を受けた降三世明王によって倒され、妻のウマーと共に仏教へ改心した後のシヴァを指すと言われており、降三世明王の仏像は足下にシヴァとウマー
を踏みつけた姿で刻まれるのが一般的である。
─ 続 く ─
>> 5
─ 続 き ─
ナタラージャ(踊りの王)とも呼ばれ、丸い🔥の中で片足を上げて踊っている姿の彫像で描かれる。
乳海撹拌の折にマンダラ🌋を回す網となった大蛇ヴァースキが、苦しむあまり猛毒(ハラーハラー)を吐き出して世界が滅び掛かった為、シヴァ神が毒を飲み干し、その際に喉が青くなった為、ニーラカンタ(青い喉)とも呼ばれる。
又、「金で出来た都市」、
「銀で出来た都市」、
「鉄で出来た都市」の3つの👿の都市をトリシューラで焼き尽くしたので、三都破壊者とも呼ばれる。
ハラとも呼ばれ、ハリと呼ばれるヴィシュヌに対応する。
その他、
バイラヴァ(恐怖すべき者)、
ガンガーダラ(ガンジスを支える神)、シャルベーシャ(有翼の獅子)、パシュパティ(獣の王)、マハーデーヴァ(偉大なる神)、シャンカラ、等などと呼ばれ、その名は1,000を超える。
🏯 シヴァの寺院、
シヴァリンガ 🏯
ヒンドゥー教のシヴァの寺院では、上の姿ではなく神体としてシヴァリンガがシンボル
として安置されており、それが礼拝の対象になっている。
シヴァリンガは、リンガとヨーニ
の2つの部分からなり、内側が受け皿状の円形または方形のテーブルの横に油が流れ出る腕が付いているヨーニの中心部に、リンガと呼ばれる先の丸い円柱が立っている。
ヨーニは女性器の象徴で、リンガは男性器の象徴であり、性交した状態で示す。
但し、我々は性交をしているシヴァを女性器の内側から見ている形になっている。
これは、シヴァ神が女性と性交をして現れたのがこの世界で、それが我々の住んでいる世界と言う意味になっている。
リンガは半貴石を使って作られる事が多い。
新しい寺院では黒い石を使う事が多いが、古い寺院では赤黒い石を使ったり、白い石を使ったものもある。
ヨーニは普通の岩である事が多い。
❤ スカンダ ❤
スカンダ(Skanda)は、ヒンドゥー教の軍神。
最高神シヴァの次男とされる。
父はシヴァ、
母はデーヴァセーナ
(パールヴァティー)もしくは
ガンガー(パールヴァティーの妹)
で、代理父がアグニ、代理母がスヴァーハー。
軍神インドラに替わって新たな神軍の最高指揮官となる。
📖 歴 史 📖
スカンダと言う名はイスカンダル
(アレクサンダー大王)から転じたとする説が最も有力である。
6つの顔と12本の腕を備え、孔雀に乗り槍を持つ若い青少年の姿で現される。
インド直前まで遠征したアレクサンダー大王が土着の神ムルガンと融合して発展したと言われる。
カルティケーヤ(すばる星団と関係を持つ者、もしくは6人の子供の集合体から6)、クマーラ(少年)、マハーセーナ(偉大なる戦士)、セーナーパティ(戦士の王)、グハ(神秘的な者)、シャクティダラ(槍を持つ者)、ターラカジット(ターラカの征服者)
等と64の名を持つ。
📓 神 話 📓
叙事詩『マハーバーラタ』によれば、アグニが7人の聖仙の妻達に恋をしたが、彼女達との不倫を自制していたとかころ、アグニを恋慕するスヴァーハーが6人の聖仙の妻の姿に順次化けてアグニを誘惑して6回の性交を果たし、その度にアグニの精液をアシュベータ🌋の黄金の穴に落とした。
スヴァーハーは非常に貞操の堅い7人目の聖仙の妻に化ける事は失敗したが、6人の聖仙の妻に化けて実施したアグニとの6回の性交でアシュベータ🌋の黄金の穴から6面12臂の神であるスカンダが誕生した。
スカンダは生後4日で非常に強くなり、インドラ率いる神々の軍勢も打ち破る事は出来なかった為、インドラは神軍の最高指揮官をスカンダに譲った。
やがてスカンダがシヴァ派のヒンドゥー教に吸収されると、アグニとスヴァーハーと性交している時にシヴァがアグニに乗り移り、同様にパールヴァティーがスヴァーハーに乗り移っていたので、スカンダはシヴァの息子であると解釈された。
💛 スーリヤ 💛
スーリヤ(Surya)は、インド神話に伝わる☀神。
一般的に、金髪に三つの👀、そして四本の腕を持つ姿で現される。7頭の🐎が引く戦車に乗り、天を翔ると言う。
仏教では日天とされる。
💙 ソーマ 💙
ソーマは、ヴェーダ等のインド
神話上で、神々の飲料とされるある植物の液汁である。
又、その植物を神格化した、インドの神で、🌙の神でもある。
ソマとも言い、サンスクリットの原音は此方に近い。
漢訳音写は蘇摩(そま)。
ゾロアスター教の神酒ハオマと同源である。
飲み物のソーマは、ヴェーダ
の祭祀で用いられる一種の興奮飲料であり、原料の植物を指す事もある。
ゾロアスター教でも同じ飲料
(ハオマ)を用いる事から、起源は古い。
神々はこれを飲用して英気を養い、詩人は天啓を得る為に使った。
高揚感や幻覚作用を伴う事から、🍶ではなく、麻薬の一種ではないかとも言われる。
ソーマは神々と人間に栄養と活力を与え、寿命を延ばし、霊感を齎すと霊薬と言う。
『リグ・ヴェーダ』第9巻全体がソーマ賛歌であり、その重要性が知られるが、植物学上の同定は困難である。
ヒンドゥー教では🌙が神々の酒盃とみなされた為、ソーマは🌙の神でもある。
更に、✨と🌙の神であるナヴァグラハの1つチャンドラと同一視される。
🙏 ヒンドゥー教 🙏
「荼枳尼」と言う名は梵語のダーキニー(英字:Dakini)
を音訳したものである。
又、「荼枳尼天」とも漢字表記する。
ヒンドゥー教に於いては、最初は農業神であったが、後に性や愛欲を司る神とされる様になった。
現在のヒンドゥー教ではカーリー
の眷属とされ、人肉、もしくは生きた人間の心臓を食らう夜叉神となっている。
🙏 インド仏教 🙏
荼枳尼天は後に仏教に取り入れられる。
大日如来が化身した大黒天によって調伏され、死者の心臓であれば食べる事を許可されたとされた。
自由自在の通力を有し、六月前に人の心臓をとってこれを食べると言われる。
インドの後期密教に於いては、タントラやシャクティ信仰の影響で、裸体でシャレコウベ
等を持つ女神の姿で描かれる様になっていった。
ダーキニーは修行では中心的な護法神であり、秘密集会タントラではダーキニーとの性交を瞑想する性的なヨーガ
が詳細に描かれている。
🙏 日 本 🙏
真原密教では、胎蔵界の外金剛院・南方に配せられ、形像は小天狗の白狐に跨がる形をしている為、辰狐王菩薩(しんこおうぼさつ)とも呼ばれる。
又、天皇の即位灌頂儀礼に於いて荼枳尼天を祀っていたと言う記録も存在し、平清盛や後醍醐天皇等が荼枳尼天の修法を行っていた事でも知られ、『源平盛衰記』には平清盛はこの修法を途中で止めた旨が記されている。
しかし、この尊天は祀るのが非常に難しく、一度祀ると自分の命と引き換えに最後までその信仰を受持する事が必須とされ、もしその約束を破ると、その修法を止めた途端に没落する、或いは災禍がもたらされるとも考えられている。
従って、これは外法として考えられ忌まれる信仰でもあった。
─ 続 く ─
>> 17
─ 続 き ─
元々インドに於いてダーキニー
はジャッカルに跨がるとされていたが、🇨や🇯に伝わった時(🇨や🇯にはジャッカルはいない為)代わりに狐を当てたとも言われている。
即ち、狐(夜干)に乗る荼枳尼天の像と言うのは、中世の🇯等で生み出された姿であり、胎蔵曼荼羅や正当な密教経典・儀記には存在しない(元々ヒンドゥー教では、ダーキニーは狐と関係しない)。
それによって🇯では、神道の稲荷と習合する切っ掛けとなった、とされている『古今著聞集』にも霊狐信仰との関わりが記されている。
🇯では豊川稲荷(荼枳尼天)の様に開運出生の福徳神として信仰される。
俗に荼枳尼天は人を選ばないと言われ、誰でも願望を成就させると信じられた為、博徒や遊女、被差別階級等にも広く信仰を集めた。
📝 立川流(密教) 📝
荼枳尼天は後々に性愛を司る神と解釈された為、🇯では鎌倉時代から南北朝時代に掛けて、真言密教立川流と言う密教の一派が次第に形成され興隆を極めたが、これは荼枳尼天を祀り髑髏を本尊とし性交の儀式を以って即身成仏を体現したとされている。
立川流はこれを理由として邪教視され、江戸時代にはついに途絶えたと言う。
しかし、これは全て立川流を邪教視して弾圧した側の文献に依るもので、肝心の立川流の文献はほぼ焚書扱いになっており、又、南朝側と北朝側の政治背景から権力闘争に巻き込まれ邪教扱いされたと言う背景もある為、それらの教義や儀式等が事実であったかどうかは現在でも議論されるところとなっている。
💜 ディヤウス 💜
ディヤウス(Dyaus、ディアウス、
発音上はデャウスが正しいが日本語としてはあたり使わない)は、インド神話の古き天空神。
その名は「空」を意味し、他の印欧語族の天空神、例えばギリシア神話のゼウス
、ローマ神話のユピテル、北欧神話のティール等と、起源、語源を共有する。
別名「父なるデャウス」を意味するデャウス・ピター(Dyaus Pita)。
妻のプリティヴィーと合わせて、「デャーヴァ・プリティヴィー
(Dyava Prithivi)」と言う天地両神とされる事も多い。
プリティヴィーとの間にインドラ
やアグニ等の息子を儲ける。
初めは主神であったが、インドラ等にその地位を奪われて行く。
❤ ドゥルガー ❤
ドゥルガー(Durga)は、ヒンドゥー教の女神。
外見は優美で美しいが、実際は恐るべき戦いの女神である。
10本或いは18本の腕に各々神授の武器を持つ。
神々の要請によって魔族と戦った。
シヴァ神の神妃とされ、パールヴァティーと同一視された。
神話によると、アスラの王マヒシャがアスラ族軍勢を率いて天界を攻め、神々を追放してしまった。
神々は怒り、💋から✨を放射して一点に集中させた。
その✨の中からドゥルガー
は生まれたとされる。
ドゥルガーは魔神討伐の為神々から武器を授かり、又ヒマラヤの神ヒマヴァットからは🐯(ドゥン)を乗り物として授かった。
ドゥルガーは次々とアスラの軍勢を滅ぼし、最後に水牛の姿をしたマヒシャを討ち取った。
ドゥルガーがシヴァ神の三叉戟でマヒシャに留目を刺す図マヒシャマルディニーはこの話に由来する。
─ 続 く ─
>> 21
─ 続 き ─
又、ドゥルガーは、魔神ドゥルガーを大戦争の末に滅ぼした時、記念してその魔神の名を自らの名前にした。
更に、シュムバ、ニシュムバととの戦いでは、怒りによって黒くなったドゥルガー
の額から女神カーリーを生み出した。
この女神はドゥルガー以上に純粋に戦闘を楽しむ女神とされる。
又、ドゥルガーは逆立った髪から7人(或いは8人)の戦いの女神を生み出した。
10月頃に行われるドゥルガー・プージャーはドゥルガーを祝う祭であり、とりわけベンガル地方では盛大に執り行われた。
又、ドゥルガーは別名をヴィカラーラ(恐るべき者の意)と言い、仏教では興福寺八部衆や二十八部衆の畢婆迦羅、十二神将の毘羯羅となっている。
💙 ナンディン 💙
ナンディン
(ナンディ、Nandi、Nandhi)
は、ヒンドゥー教に伝わる、シヴァの乗り物とされる乳白色の♉。
全ての四足動物の守護神でもある。
シヴァが踊りを舞う時、その為の音楽を奏でる役を担う。
乳海撹拌の時に生まれた♉スラビと聖仙カシュヤパとの子と言われる。
シヴァの寺院の前にはナンディンが祭られているが、ナンディンのみを祭っている寺院もあると言う。
💚 ハヌマーン 💚
ハヌマーン(Hanum〓n)は、インド神話に於けるヴァナラ
(猿族)の1人。
風神ヴァーユの化身であり、
ヴァーユが猿王ケーシャーリーの妻アンジャナーとの間に儲けた子とされる。
ハヌマット(Hanumat)、ハヌマン、
アンジャネーヤ(アンジャナーの息子)とも。
📝 ラーマーヤナでの
記述 📝
ヒンドゥー教の聖典ともなっている叙事詩『ラーマーヤナ』では、ハヌマーンは猿王スグリーヴァが兄ヴァーリンによって王都キシュキンダーを追われた際、スグリーヴァに付き従い、後にヴィシュヌ神の化身であるラーマ王子とラクシュマナに助けを請う。
ラーマが約束通りにヴァーリン
を倒してスグリーヴァの王位を回復した後、今度はラーマ王子の願いでその妃シータの捜索に参加する。
そして羅刹王ラーヴァナの居城、🌊を越えたランカー島にシータを見出し、ラーマに知らせる。
それ以外にも単身或いは猿族を率いて幾度もラーマ
を助けたとされており、その中でも最も優れた戦士、弁舌家とされている。
📝 現在の民間信仰 📝
今でも民間信仰の対象として人気が高く、インドの人里に広く見られる🐵の一種、ハヌマンラングールはこのハヌマーン神の眷属とされてヒンドゥー教寺院に於いて手厚く保護されている。
🇨に伝わり、『西遊記』の登場人物である斉天大聖孫悟空のモデルになったとの説もある。
💜 パールヴァティー 💜
パールヴァティー(Parvathi)は、ヒンドゥー教の女神の一柱で、その名は「🌋の娘」を意味する。
シヴァ神の神妃。
ヒマラヤ山脈の🌋神ヒマヴァット
の娘で、ガンジス川の女神であるガンガーとは姉妹。
軍神スカンダや、学問の神ガネーシャの母。
シヴァの最初の妻サティーの転生とされ、穏やかで心優しい、美しい女神と言われる。
ウマー(烏摩妃)、ガウリー、チャンディー、アンビカー等別名が多い。
後にドゥルガーやカーリーとも同一視され、パールヴァティー
の変身した姿、或いは一側面とされた。
タントラ教に於いては、シヴァ
のシャクティでもあるとされ、シヴァと共にアルダーナリシュヴァラを形成する。
❤ ハリハラ ❤
ハリハラ(Harihara)は、カンボジアに伝えられている、シヴァとヴィシュヌの合体神。
別名アイヤッパン。
右半身がシヴァで、左半身がヴィシュヌ。
ハリがヴィシュヌを意味し、ハラ
がシヴァを意味する。
つまり、創造と破壊を象徴しているのである。
神々とアスラ達が、乳海を撹拌した時に、アスラ達がアムリタを神々に飲まれる前に全てを飲み干そうとした。
その事に気付いたヴィシュヌ
は、アスラ達を惑わす為に、モーヒニーと言う美女の姿になって彼等を魅力し、その間に神々にアムリタを飲み干させた。
その後、シヴァに一目惚れされ、一夜を共にする事になる。
そうしてハリハラが生まれたとされる。
因みにモーヒニーは、ヴィシュヌ
の化身の一つに数えられていない。
アンコール・ワットにも、ハリハラの彫像がある。
❤ パルジャニヤ ❤
ハルジャニヤ(Parjanya)は、インド神話に登場する☔の神である。
マルト神群やインドラ神とよく似た性格を持つ。
パルジャニヤは
『リグ・ヴェーダ』では3篇の独立讃歌を持つ。
しばしば♉と呼ばれ、雨雲を作り出し、⚡を伴う☔を降らせ、大地を潤す。
又、パルジャニヤは植物の保護者とされ、草木に種子を授け、芽生えさせると言う。
しかし、その反面、樹木を裂き、ラークシャサを殺す荒々しい一面を持つ。
神秘的な讃歌に於いては、パルジャニヤは「自律の王者」と呼ばれ、彼の中に生物、無生物を問わず、一切万物の生気が存すると詠われている。
又、別の讃歌では、1度だけだがアスラと呼ばれている。
後の叙事詩『ラーマーヤナ』ではヴァナラ(🐵)の1人、シャラバの父とされている。
💛 プーシャン 💛
プーシャン(P san)は、インド
神話に於ける☀神の1つ。
道祖神、家畜や動物の守護神。
☀神スーリヤの娘スーリヤーを妃とし、♑の引く🚗に乗り、粥を主食とする。
『リグ・ヴェーダ』では8篇の独立讃歌を持ち、インドラ神やソーマと1篇ずつ讃歌を共有している。
プーシャンは陽光の持つ万物を生育する力、一切を見渡す力を神格化したもので、その性質はプーシャンの道祖神的、牧畜神的性格に顕著である。
☀神スーリヤの使者であるプーシャンはあらゆる道に精通し、人間の良き案内者である。
又、一切を監視するプーシャンは人間や家畜の保護者であり、失われた財産や家畜を回復してくれる。
プーシャンは結婚とも関係付けられているが、これはプーシャンが人々から良き指導者に巡り合う事が出来るよう祈願される事からもうなずれる。
更に死者を天の祖霊のもとに導くともされる。
この様なプーシャンは、又カーストに於いては、非アーリア
系であるシュードラとも結び付けられている。
─ 続 く ─
💙 ブラフマー 💙
ブラフマー(brahmad)は、インド神話、ヒンドゥー教の神。
三神一体論(トリムールティ)では、三最高神の一人で、世界の創造と次の破壊の後の再創造を担当している。
ヒンドゥー教の教典に則って苦行を行った者にはブラフマーが恩恵を与える。
4つのヴェーダを象徴する4つの顔と4本の腕を持ち、水鳥ハンサに乗った男性(多くの場合老人)の姿で表される。
手には各々「数珠」、「聖典ヴェーダ」、「小壷」、「笏(しゃく)」を持つ。
配偶神は知恵と学問の女神サラスヴァティー(弁材天)である。
ブラーフマナ文献やウパニシャッド
に説かれる宇宙の根本原理であるブラフマンを人格神として神格化したのがブラフマーである。
尚、ブラフマーと言うのは「ブラフマン」の男性・単数・主格形で、非人格的な宇宙の根本原理としての中性名詞「ブラフマン」と人格神ブラフマンを区別したい時に用いられる。
─ 続 く ─
>> 32
─ 続 き ─
インド北部のアブー🌋に暮らしていたとされ、ここにはブラフマーを祭る大きな寺院がある。
その為、一部にはアブー🌋に実在していた人物をモデルにしていると言う説を唱える者もある。
ヴェーダの時代(仏教以前:紀元前5世紀以前)、即ちバラモン教(ブラフマー教❓)
の時代は大きな力を持っていた。
紀元前15から紀元前10世紀に、ブラフマンの神格として現れ、バラモン教では神々の上に立つ最高神とされ、「自らを創造したもの(スヴァヤンブー)」「生類の王(プラジャーパティ)」と呼ばれた。
ヒンドゥー教の時代(5世紀から10世紀以降)になり、シヴァやヴィシュヌが力を持って来るにつれて、ブラフマー
はこれら二神何れかの下請けで世界を作ったに過ぎないとされ、注目度が低くなって行った。
─ 続 く ─
>> 33
─ 続 き ─
叙事詩やプラーナ文献の中では、ブラフマーの物語も数多く記されている。
しかし、他の神の様に、自分を中心とした独自の神話もなく、観念的な為に一般大衆の人気が得られなかった。
現在ブラフマーを祭っている寺院は少ない。
元々ブラフマーに纏わる話もある。
これはブラフマー信仰がヴィシュヌ信仰に取り込まれて行った結果だと思われる。
ヒンドゥーの三つの重要な神は、他にシヴァとヴィシュヌであり、ブラフマーは宇宙の創造を、ヴィシュヌは宇宙の保持を、シヴァは宇宙の破壊を各々担当するが、同じ存在の三つの現れであるとされる。
ヴィシュヌ派によると、ブラフマーは、ヴィシュヌのへそから生えた蓮の🌼の中から生まれたとされ、ブラフマーの額からシヴァが生まれたとされる。
ブラフマーは元々5つの顔であったが、シヴァに1つ切り落とされ4つになったと言う説がある。
ブラフマーストラ(brahmaastra)
と言う、どんな敵をも必ず滅ぼす投擲武器を持つとされる。
📝 仏教に於ける位置 📝
経典の説くところでは、釈迦牟尼仏が悟りを開いた時に、その悟りを人々に語る様に説得したのが梵天であり、この事を梵天勧請と呼ぶ。
後に梵天は釈迦牟尼に帰依し仏法守護の天神となる。
三界の中位である色界の第一階梯である初禅天に住むとされ、更に下位から梵衆天(ぼんしゅてん)
、梵輔天(ぼんぽてん)、大梵天(だいぼんてん)に細分化されている。
この世界を階層化するスタイルはカーストを反映したものと考えられる。
🇯では梵天は、天部尊の一つに数えられ、善男善女の参詣を集めている。
💚 プリティヴィー 💚
プリティヴィー(Prthivi,
Prthvi、プリティヴィ)は、インド神話の古き地母神。
「広き者」と言う意味。
ディヤウスの妻とされる。
別名プリティヴィー・マータ
(Prithivi Mata)。
インドラやアグニを生み出したと言われる。
『リグ・ヴェーダ』ではディヤウスと共に天地両神として6篇の独立讃歌を持つが、単体としては1篇3詩篇の独立讃歌に留まる。
それによれば、プリティヴィーは堅固で、山岳に富み、大地に活気を齎すとされる。
又『ヴィシュヌ・プラーナ』によると、農耕のなかった時代に、プリトゥと言う王が初めて大地を開墾し、豊穣を齎したので、大地の女神はプリトゥに因んでプリティヴィーと呼ばれる様になったと伝えられている。
後に仏教に取り入れられ、地天(ぢてん、じてん)
とされる。
💜 ラクシュミ 💜
ラクシュミー(Lakshmi,Laxmi)
は、ヒンドゥー教の女神の一柱で、美と豊穣と幸運を司る。
乳海撹拌の際に誕生した。
ヒンドゥー教の最高神の1人ヴィシュヌの妻とされており、数多くあるヴィシュヌの化身と共に、ラクシュミも対応する姿・別名を持っている。
幸運を司る為、移り気な性格であるとも言われる。
10月末から11月初めの
インド歴の第七番目の月の初めの日「ディーワーリー」
(Diwali,Deepawali)は
ラクシュミ神を祝うお祭りである。
尚、ラクシュミーはアラクシュミーと言う不幸を司る女神を姉に持つともされ、ヴィシュヌ
の妻になる際に「私があたまの妻になる条件として姉にも配偶者を付ける様に」とヴィシュヌに請願し、ある聖仙(リシ)とアラクシュミーを結婚させ、晴れてヴィシュヌとラクシュミーを結婚させ、晴れてヴィシュヌとラクシュミーは一緒になったと言う神話も一方で残っている。
仏教にも取り込まれて吉祥天と呼ばれている。
福徳安楽を恵み仏法を護持する天女とされる。
又、弁才天(サラスヴァティー)
と混同される場合がある。
❤ ラートリー ❤
ラートリーは、🌠の意で、インド神話に於ける🌠の女神。
天空神ディヤウスの娘で、暁の女神ウシャスの姉。
『リグ・ヴェーダ』に於ける数少ない女神の1つであるが、ウシャスと共に称えられる事が多く、独立讃歌は僅か1詩篇に留まる。
☀の母であり、夜間の安全と安息が祈願される。
❤ ローカパーラ ❤
ローカパーラ(Lokapala)は、インド神話・ヒンドゥー教の神である。
「世界を守るもの」の意で、護世神の総称である。
八方位に各々一柱のローカパーラが居るとされる。
仏教に取り入れられ帝釈天と漢訳されたインドラ、毘沙門天と漢訳されたクベーラ等はローカパーラの一柱である。
ローカパーラは仏教に於ける護世八方天、十二天の原型とされている。
但し、ヴェーダ文献の成立年代によってその内容は多様に変化する為必ずしも仏教の八方天・十二天と一致しない場合がある。
🔍アタルヴァ・ヴェーダ
🌱東:アグニ
🌱南:インドラ
🌱西:ヴァルナ
🌱北:ソーマ
🔍ブルハドアーラニヤカ
・ウパニシャッド
🌱東:スーリヤ
🌱南:ヤマ
🌱西:ヴァルナ
🌱北:ソーマ
🌱上:アグニ
─ 続 く ─
>> 40
─ 続 き ─
🔍マハーバーラタ、又はその他プラーナ文献
🌱東:インドラ➡帝釈天
🌱南東:アグニ➡火天
🌱南:ヤマ➡閻魔(焔魔)
🌱西南:ニルリティ
(ニルティ)又はスーリア
➡羅刹天(捏哩底王)、
スーリヤは☀神なので日輪と解釈
🌱西:ヴァルナ➡水天
🌱西北:ヴァーユ又は
マルト➡風天
🌱北:クヴェーラ
(クベーラ)又はソーマ
➡毘沙門(多聞天)、
ソーマは🌙(チャンドラ)と解釈
🌱東北:イーシャーナ
(シヴァ)又はソーマ➡
伊舎那天
以上の様にマハーバータラのローカパーラになると仏教の八方天とほぼ一致する。
又、スーリヤ・ソーマは日月として十二天にも取り入れられたと解釈されている。
💛 ルドラ神群 💛
マルト神群は、インド神話に登場する暴風雨を神格化した神々の1群である。
別名ルドラ神群(或いはルドリア神群)。
インドラ神の従者とされ、みな兄弟であり、一様に美しく若々しい好戦的な青年神の集団とされる。
マルト神群の親に付いては諸説あるが、
『リグ・ヴェーダ』はルドラ神と♉プリシュニーの子供達とし、プラーナ文献ではカシュヤパ仙とディティの子供達としている。
彼等の数に付いても7、11、27、33或いは49とも言われる。
『リグ・ヴェーダ』では独立の讃歌、他の神と共有する讃歌を合わせると約40篇に及ぶ。
それによると彼等は双生児の様にそっくりで、まるで女の様に黄金製の武具や装身具で着飾る。
又、腕力に優れ、高山に住み、武器を携え、良馬を保有している。
彼等が乗る黄金の🚗はカモシカが牽き、神群共通の愛人ローダシーがそれに同乗する。
そして🚗が走り出すと轍に沿って☔が降る。
─ 続 く ─
💙 ヤ マ 💙
閻魔(えんま)は、仏教・ヒンドゥー教等で地獄の主。
又、神とも。
冥界の王・総司として死者の生前の罪を裁くと考えられる。
🇯では地蔵菩薩と同一の存在と解かれ、これは地蔵菩薩の化身ともされている。
📛 名 称 📛
閻魔は、サンスクリット語及びパーリ語のヤマ(Yama)の音訳。
ヤマラージャ(Yama-rja、ラージャは王の意味)とも。
音訳は閻魔羅闍(えんまらじゃ)、意訳は閻魔大王(えんまだいおう)。
略して閻羅(えんら)、閻羅王(えんらおう)、閻王(えんおう)、閻(えん)とも。
Yama(閻魔)は、縛、雙世、雙王、静息、遮正、平等等と和訳される。
“縛”は罪人を捕縛する意、“雙世”は彼が世中、常に苦楽の2つの報いを受ける意、“雙王”は兄妹一対で2人並びたる王の意、又、“平等”は罪人を平等に裁くとの意から、これ等の和訳がある。
🙏各地の信仰:インド🙏
本来はインド・イラン共通時代にまで遡る古い神格で、アヴェスターの聖王イマと同起源である。
『リグ・ヴェーダ』では人間の祖ともされ、ヤマとのその妹ヤミーとの間に最初の人類が生まれ、人間で最初の死者となった故に死者の国の王となった。
虚空の遥か奥に住むと言う。
インドでは、古くは生前に良い行いをした人は天界にあるヤマの国に行くとされた。
彼は時として“死”と同一視される向きもあったが、死者の楽園の王、死んで天界にある祖先を支配する神と考えられていた。
しかし後に黄色い衣を着て頭に👑を被り、手に捕縄を持ち、そろによって死者の霊魂を縛り、自らの住処・国に連行されると考えられた。
又、更に下界を支配して死者を裁き、地獄に落とす恐るべき神と考えられる様になり、遂には単なる死神としても描かれる様になった。
─ 続 く ─
>> 46
─ 続 き ─
骸骨の姿をした死の病魔「トゥルダク」を従える。
現在のインドでは、青い肌で水牛に乗った姿で描かれる(本来は黒い肌だが美術上の様式として青く描かれる)。
後に仏教に混入されて地獄の主と位置付けられる様になった、と一般的には考えられている。
但し、一説には、本来はヴェーダのYamaと言う同一尊から二途に分かれていった、とも考えられている。
その二途とは
🔍1つに、下界の暗黒世界、即ち地獄界の王となった。つまり本項の閻魔。
🔍2つに、上界の光明世界、即ち六欲天の第3天である夜摩天、或いは焔摩天。
しかし、閻魔はYama(ヤマ)
であるが、夜摩・焔摩は
Yaama或いはYaamaa(ヤーマ、
ヤーマー)なので、本来は関係ないが混同されたと考える向きもある。
🙏 各地の信仰:中国 🙏
🇨に伝わると、道教の冥界思想と関連付けられていた泰山府君と習合した。
やがて晩唐に撰述された偽経である『閻羅王授記四衆逆修生七往生浄土経』(略して『預修十王生七経』)により十王信仰と結び付けられ、地獄の裁判所の一人として「人が死ぬと裁く」と言う役割を担い、信仰の対象となった。
現在良く知られるあの唐の官人風の衣を纏った姿はここで成立した。
🙏 各地の信仰:日本 🙏
🇯仏教に於いては後に閻魔の本地とされる地蔵菩薩が奈良時代には『地蔵十輪経』によって伝来していた。
しかし、現世利益優先の当時の世相の元では普及しなかった。
平安時代になって末法思想が蔓延するに従い源信等によって平安初期には貴族、平安後期には一般民衆と広く布教される様になり、鎌倉初期には預修十王生七経から更なる偽経の『地蔵菩薩発心因縁十王経』(略して『地蔵十王経』)が生み出された。
これにより閻魔の本地が地蔵菩薩であると言われ(ここから、一部で言われている閻魔と地蔵とを同一人物と見る説が派生したと考えられるが、詳細は不明)、地蔵のみならず十王信仰も普及する様になった。
閻魔は地獄と浄土を往来出来るとされる。
─ 続 く ─
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