不倫の果てに去って行ったキミヘ

初めて出会ったのは3年前の夏

あの頃は私がこんなに誰かを愛するなんて思わなかった

私には家庭があって子供もいて、夫の借金を返すのに必死になって、生活を立て直そうとして、

朝から夕方まで昼職で働いて、夜の世界でも働いてた

そんな毎日に疲れ果ててたのかもしれないね。

自分の時間なんてある訳なくて、夫が家事や育児を手伝ってくれる訳もなくて、

一日中誰かのために自分を犠牲にする。

それが私の日常だった。

毎日を生きるのに必死で少しずつ私の心は壊れ始めていたのかもしれない。


あの頃はまだ、私が不倫するなんて思ってなかったんだ。

不倫するヤツが１００%悪い、そうも思ってた。


私と貴方の出会い。

それは夜の町だった。

ただのキャストとお客さん。

ただそれだけの関係、、、のハズだった。

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貴方は周りの人とは違った

連絡先を交換しても決して自分から連絡するような人じゃなかった

それでいて、私から連絡すれば必ず返す

お店に来れば私の話を聞いてくれる

都合の良いお客さんのハズだったんだ


ある時貴方は言ったんだ

悲しい顔して笑うなよ

そっと頭を撫でてくれた


私は涙を堪えるのに必死だった

どうして？私は笑ってるハズなのに、、、

この瞬間から私は貴方に溺れ初めていたのかもしれないね


貴方に送る営業メールはいつしか、貴方をもっと知りたくて、毎日メールしたり電話してたりした

私が夜の仕事が終わるの待っててくれてデートしたりもしたね。

体の関係もなく、ただドライブ行ったり私がお腹すいたと言えば御馳走してくれる。


この時引き返すべきだったんだ

この時ならまだ戻れたんだ

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いつしか私は貴方の事ばかり考えてた

いつしか私は貴方に恋をしていた


たまにデートするするくらいがいい
たまに手を繋ぐくらいがいい
たまに声を聞くくらいがいい

でもね、私に欲が出て来た

もっと貴方に触れていたい、、、と。

いつものデートの帰り道伝えた

貴方が好き。

でもね、私結婚してるし、子供もいるんだ。


貴方は何も言わずに運転をして

またな、と一言。


あぁ、終わったな、当たり前か

私はもう貴方に会う事は二度とないと思ってた。

連絡が来る事も無いと思ってた。


また、貴方に出会うまえの日常に戻るだけ、、、そう思ってた

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夜の仕事帰り、それは突然だった

もう会う事はないだろうと思ってた貴方がいた

何時に終わるかも分からない私を、何の連絡もしないまま貴方は待っててくれてた

1週間ぶりに会えて私は思わず笑顔を隠しきれずにいた


あぁ、やっぱり好きなんだって思った


俺さ、色々考えたんだ
頭では分かってるんだけど、、、
俺も、大好きだよ

そっと抱きしめてくれた

私は何故か涙が止まらなかった


私と貴方は初めてキスを交わしたね

初めて肌に触れ合ったね

初めて寄り添いながら眠ったね


私は貴方にどんどん溺れていってたよ

例えそれが罪になろうとも、

許されないと知りながらも、

いつかは終わりを迎える事を知りながらも、

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貴方と過ごした日々は2年で終わりを迎えた

あの日交わした、またね、は2人には来る事は二度となかった


私は不倫した事を夫に毎日のように、なじられながら今まで以上に仕事を詰め込んだ


仕事をしていないと、私の心は持たなかった

ふと貴方を思い出し、涙が止まらないから。


でもね、最初から分かってたんだよ

こうなる事、、、。

それでも私は貴方に恋をしてしまった。

それでも私は貴方を求めてしまった。


いつか、貴方は俺の前で無理して笑わなくていいんだよ

優しくそう言ってくれたよね


私はもう心から笑う事はないだろう

貴方を失った今は、生きる理由さえない

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不倫するヤツが悪い

今もそう思ってる

不倫を正当化するワケじゃない

ただね、物事には必ず理由がある
不倫も例外ではないと言うこと


家事仕事、育児の全てが私にのし掛かって
心が疲れた時

夜の仕事で常にNo.入りするように努力して結果を出したって

夫に言えば、私が全てこなすのが当たり前の態度

隣に座ってれば稼げるんだから楽だろの一言


もう少し寄り添ってくれれば

もう少し私の話を聞いてくれれば

もう少し違った道だったのかなと思う


誰にも話を真剣に聞いてもらえず

日々が1人じゃないのにずっと孤独で

心が悲鳴をあげた時

誰かの胸で涙を流す事は罪ですか？


私は貴方以外の前で泣く事も許されなかった


私だけが責められる事ですか？

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時間が忘れさせてくれる

私にとってその時は何年後だろう？

何十年後だろう？


私は今でも貴方の全てを覚えてる

その鋭い眼差しも、低く落ち着く声も、並ぶと見上げなきゃいけない高い背も、いつもの香水の匂いも、

優しくて、時に小さな意地悪をする事も、貴方のたまに見せる笑顔も、力強く何もかも忘れさせるキスも、貴方の温もりも、、、

２人は終わっているのに私は今でも貴方の全てを覚えてる


いつか、１つ2つと貴方の事を忘れ、2人過ごした日々が霞んでいくのだろうか？

いつか、そんな恋もあったねと、思い出に変わる日が来るのだろうか？


私は今でも、雑踏の中貴方の面影を探している

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私はいつからか、感情を失いつつある

どんな時も私の心に何も湧かない

嬉しい、悲しい、怒り、、、

どんな時も私の心にあるものは　無


心が動かないから、いつも無表情


貴方と今の私がリンクする

そう、貴方はいつも無表情だった

感情を顔に出す事もなかった

だから、たまに笑顔になると、本当に嬉しかった


貴方も深い闇を抱えて生きてきたのかな


貴方の闇の深さを私はまだ知らないけど

貴方が私の全てと言わないけど

貴方は私の生きる糧でした

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貴方にもう一度会いたいなら

全てを捨てて貴方に飛び込めばいい

口で言うのは簡単だけど現実は難しい


今の私に全てを失う覚悟はない

家族を捨てる勇気なんてない

それでも貴方を想う気持ちに蓋を出来ずにいる

私はズルイ、自分がよく分かってる


私はまだ貴方への恋の終わらせ方を知らない、、、


貴方に会いたい

貴方に触れたい

貴方に触れられたい

覚悟も勇気もないのに心は貴方を求めてる

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大好き、何度叫べば報われるだろう

愛してる、何度叫べば結ばれるだろう


辛い、苦しい、痛い、
何度叫べば平和になるだろう


たった1度だけ貴方は

愛してると言ってくれたよね

結婚した相手にしか言わないと言っていたのに、、、

その言葉が貴方の温もりが、

私は今でも忘れられない


今の私にお金も地位も、何も要らない

ただ幸せが欲しい

ただ貴方の愛が欲しい


たった１つだけなのに

たったそれだけなのに、、、


私に幸せを感じる事は

これから先二度とないだろう

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日々増えていく

リストカット　根性焼き

心の傷だけまた左腕に刻まれていく


死にたい訳じゃない

生きたい訳でもない

同情して欲しい訳でもない


私はただ本当の私に寄り添って欲しいだけ

私はただ言葉をちゃんと聞いて欲しいだけ


それすら叶わないと知ってるから

また新しい傷が増えていく


どれだけ傷だらけになろうが

夫さえ何も言わない

見て見ぬフリをする


そう、私はただ稼げば良い

家族が快適に過ごせるように家事をすれば良い

子供をちゃんと育てればいい


私はどうでもいい存在でしかない

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不倫なんてするものじゃない

家族を大事にしなさい

現状で幸せを見つけなさい


そんな綺麗事聞き飽きた

そんな事自分でよく分かってるよ

分かってるけど心が悲鳴を上げてる


そんな綺麗事ばかり言うなら

私の心を殺してよ、、、

そうすれば綺麗事と理屈だけの人生になるでしょ？


誰からも大事にされない

誰からも必要とされない

誰からも愛されてない

私は家族を大事にしてきたし、精一杯愛してたはず、、、


なのに、私は家事育児仕事をこなすのが当たり前、ただそれだけの存在でしかなかった。

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いつもの暗い空

いつもの色のない景色

ただ生かされてるだけの毎日

何にも変わらないはずだった、、、


運命って時に残酷なのかもしれない

偶然ほど時に残酷なものは無いのかもしれない


偶然なのか、必然なのか、

私と貴方は再び出会った。


大好きな懐かしい貴方の声に振り向くと

そこには、やっぱり大好きな貴方がいた


私は涙が止まらなかった

そんな私をあの頃のように

大きくて優しい腕で力強く抱きしめてくれたね


会いたかった大好きだよ、、、

そう貴方は私の耳元で囁く

あの頃と何も変わらずに、、、


でもね、貴方はすぐに私の左腕の傷に気づいた

貴方が初めて泣いた

唇を噛みしめ、

俺だったら絶対こんなに苦しませたりしないのに、、、

守ってやれなくてごめんな、、、

そう言って腕の力を更に強めた


ごめんね、やっぱり大好きだよ

私の言葉に貴方は優しい目で少し微笑んだ


2人は結ばれない運命なのだとしたら、

この偶然は余りにも残酷すぎる。


どうしてまた、2人を引き合わせたの？

どうしてまだ、貴方は私の事を好きと言ってくれるの？

どうしてまだ、私は貴方を求めてしまうの？


2人は終わらせるべきじゃなかったの？

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私と貴方は決して交わる事はないのかもしれない

私と貴方は決して結ばれる事はないのかもしれない


でもね、あの頃と何も変わらないんだ

2人はまだ恋を終わらせずにいる。

例えあの時突然に引き裂かれても

例えあの頃もう2度と会う事はないと悟っても、、、。



何もかもが幸せを感じたあの頃に戻っていく

貴方の温もり、力強いキス、熱い吐息

戻ってはいけないと頭では分かってはいても

心は貴方を求めあの頃に戻りたいと強く叫ぶ


そして、分かってるんだ

きっとまた２人はいつか、引き裂かれる事を、、、

その時私はもう、立ち上がれない事も

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何もかもあの頃に戻っていく2人

でもね、１つだけ変わった事がある


貴方は私の左腕の傷１つ１つに優しく口づけをするようになった

そして、唇にはいつもの力強いキス


俺にはちあきが必要なんだよ

ちあきじゃなきゃダメなんだよ、、、


どうして貴方はいつも

必要な時に必要な言葉をくれるのだろう？


口数は少ないのに

私の望んだ言葉をくれる


私はもう貴方じゃなきゃダメだ

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貴方に会えるのは1ヶ月のうちのほんの数時間

それでも私は、たったそれだけで毎日が色づいて見える


あんなにも凍てついた暗い景色も、

あんなにも冷たかった雨でさえも、

今の私には眩しくて、暖かくて、


貴方を想うと幸せで、楽しくて、少し悲しくなったり、心が痛んだり、

あぁ、私生きてるなぁって実感する。

こんなにも大切にされて
こんなにも心配されて
こんなにも愛されて

絶望に埋もれた私に生きる理由を教えてくれたのは貴方だけだった


それでもきっと貴方とは結ばれる事はないのかな？

誰かを傷つけてまで感じる幸せは、幸せと呼ばないのかな？

傷つけるくらいなら、この先何十年と続くかもしれない人生、私が1人死ぬまで傷を負っていけばいいのかな？


ただ幸せを望んだだけなのに、

ただ誰も傷つけたくないだけなのに、

私は間違いだらけの道を選んできたのかもしれない

どこでどう間違えたのかなんて分からない


これから先の道を選ぶ事も怖くて立ちすくんでる。

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全て読ませて頂きました。

気持ちをぶつける先がないから、ここに辿り着くんですよね。
私もそのうちの1人です。

つい最近、お別れしました。
あなたとは逆の立場で私が独身ですが、本当に辛いです。悔しいです。

叩かれる事は分かっていますが、好きになってしまった事は理屈じゃありません。だから、人間として生きている以上、痛みや辛さは代償として仕方ありませんが、少しだけ自分を許してあげて下さい。

そして1番は自分に向き合って欲しいです。自分は何が大事なのか。あなたの場合はあなたが決意すれば彼は待っているのでは無いですか？
リストカットしてまで自分を追い込まず、自分の幸せも考えて良いのではないでしょうか。
勿論…お子さんの問題もあると思いますが、親が心から笑っていないのはお子さんも察知しているはずですよ。

1つだけ。不倫はよくありません。
でも、不倫がダメというのは人間が作ったルールです。
私は彼に出会ってたくさん学ぶ事がありました。それは彼から貰った大事な宝物ですし、彼に出会わなければ得られなかった事です。
良い悪いは置いておいて、宇宙からの壮大な視点で見ると ソウルメイトと呼ばれるような必ず繋がりを持つ必然的な関係の人がいるようです。その人と出会う事に意味があり、私は彼がそうだったと思っています。
そのくらい、強い繋がりを感じていました。腹をくくり強く生き、離婚するのもありですよ！

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貴方からラインが来る事も少なくなった

電話する事も気づけば少なくなってた


このまま、自然消滅になるのかな、、、

心のどこかで、そう思ってた


だって、貴方と私は不倫の関係だから、、、


貴方に沢山の我慢させてる事知ってるから、、、


私じゃ貴方を幸せには出来ない

だから他の誰かと幸せになって欲しい

そんな強がりを並べても


心を貴方だけを求めてる

貴方を1人占めしたいと、、、


でも、これで良かったのかもしれない。


私に覚悟も勇気もないから、貴方との未来は不確かで、約束も出来ず、貴方を苦しめるくらいなら、

終わりにした方が貴方のためなのかもしれない

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もう、疲れたな

毎日仕事と家事と育児に、時間に追われる日々

ふと、一息つく暇さえない


睡眠時間も毎日たった3、4時間


子供が寝静まってからの夜の仕事の帰り

家に帰ると、私の中の何かが切れた

いつもの変わらない日常なのに、、、


もう、朝が来る事に嫌気がさした

数時間もすればまた時間に追われる日々


気づけば大量の薬を集め酒で流し込んでた

ただ私は現実から逃げたかった

もう、どうでも良かった


どうせいつか人間は死ぬのだから、

それが早まった所で構わない

希望も幸せも、未来も見えない私の人生なんか、早く楽に終わりにしたい


でもさ、人間って死にたいと願ってる人程簡単に死ねないんだね


吐いて吐いて吐いて、、、


トイレに起きた夫が大量の薬の空き箱と空き缶を見て放った言葉は、、、


バカじゃねーの？


また、布団に潜り込んで眠ってた


うん、分かってたよ

私の存在なんてその程度

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私は昼職も辞め水商売も辞め


風俗で働いてる



給料が保証されている訳ではないけど


ずっと効率が良い


よく体を売れば心がすり減っていく

気づいた時には遅い

そう聞くけど


今の私に失う心なんて持っていない


とっくに私の心は死んでる


知らない男に体を預けても

何も感じない



現状を変えるまでは

これからも続くだろう



風俗を選んだ私

後悔なんかしてない


結局お金なきゃ食べて行けない


子供に惨めな思いもさせなくて済む

寂しい思いもさせなくて済む


夜は子供と一緒に布団に入れる



もっと早くこうして

あげれば良かったのかな


まだまだ一緒にいる時間が

必要なのだから

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もう何もかも疲れた

何もかも投げ出したい

何もかもから逃げ出したい


そう思う事は母親失格なのだろうか？

そう思う事は冷酷と呼ぶのだろうか？


毎日のように消えてなくなりたいと願う

毎日のように腕に傷が増える


そもそも私が生きてる事が

間違いなのだろうか？


どんなに頑張ったって

どんなに足掻いたって


母親なのだから

主婦なのだから


その一言で片付けられてしまう


私が生きてる理由ってなんなんだろ？


母親だから、主婦だから

こうあるべき


私はもう疲れた

だったら母親やめたい

主婦やめたい

人間やめたい、、、

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友人とランチ行った時

夫から言われた一言


また浮気か？


私は仕事と家の往復しかしてはいけないの？


お洒落してたまに遊び行く事も許されないの？



私に無関心なくせに

そうゆう事には敏感だよね


私がどれだけ傷だらけになろうが

ボロボロになろうが


見て見ぬふりをするくせに、、、

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