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記憶か記録か…ドラマ日記

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匿名さん
21/06/14 19:20(更新日時)

【スレ主のみの投稿制限スレ】

連ドラの感想、まとめ等

シーズン毎に記録して行くスレです。


基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。

No.3168871 20/10/25 16:40(スレ作成日時)

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No.301 21/03/19 23:05
匿名さん0 

>> 282 【2021冬ドラマ】 「知ってるワイフ」10話まで終了。 支店長が裏切るんじゃなくて、元春を騙して裏切ったのは義父だった。投資に… 【2021冬ドラマ】

「知ってるワイフ」全11話終了。

まあ元春と澪はこうなるだろうなという、収まる所に収まった最終回。元春が傷付けた津山は結婚していて双子の子供がいるし、沙也佳はNYでオーケストラに入ったけど帰国し、上原と知り合って恋に落ちた。木田となぎさはデキ婚をするらしい。取り敢えず皆が幸せそうで良かった。

さてサブタイトルに「三度目の人生」と有ったので、元春から見た一、二、三で分けさせて貰うと、元春には全ての人生の記憶が有って、澪には一度目の人生の記憶だけが無い。小池には何度も戻った過去の全ての記憶が有って、久恵は二度目の時は一度目の記憶が有ったけど、今は今の記憶しか無い様だし認知症でもない。という事はおそらく500円玉を使って自分の意思で戻った場合は記憶がそのまま残るという設定なのだろう。
ただ何故小池は無尽蔵に500円玉を持てたのか、久恵の500円玉はどうやって手に入れたのかの説明はなく残念だった。

他にも、元春は過去を選択し直してから未来に飛んだ時、二度目の人生は沙也佳との結婚で職場も同じだったから、まあまあ話しも合わせ易かったと思うが、今回は全く知らない五木商事の大阪支社勤務に飛んで、どうやって知らない同僚と話を合わせ、知らない仕事をそつなくこなす事が出来るのか。それも人の気持ちを読むのが苦手な元春が。その辺の設定が緩いのも残念だった。
(続く)

No.302 21/03/20 00:02
匿名さん0 

>> 301 (続き)
中盤辺りで銀行の支店長や同僚の、本筋とは関係のない話を緩めに盛り込んで中弛みした部分が有ったけど、ああいうのをもっと短く要点を整理してテンポ良く入れ込み、空いた時間で“小池の謎”や“久恵の何故”を想像しやすくなる様なエピソードを入れておいてくれれば、最終回でもう少しスッキリ出来たのかなとは思う。

人生において人は意識無意識はあれど常に選択を繰り返している。であれば少しでも後悔を減らす為に、上手く行かない時は無意識の部分を意識する事から始めよう、特に元はと言えば他人同士の夫婦においては、というメッセージはきちんと描かれていたし受け取る事も出来た。

夫婦となった二人は、会話のキャッチボールと感謝の言葉を口にする事で、一度目とはまるで違う家庭を築いている。あの時消えた二人の子供も授かって。(←これが一番ホッとした)

※フィクション感の強いドラマだったから広瀬アリスの濃い顔が邪魔する事なく馴染み、彼女の役者としてのターニングポイントになるであろう作品だったのは間違いないと思う。

※あと毎回いい所で流れる関ジャニ∞の歌う「キミトミタイセカイ」はホントいい曲だった。作詞作曲アレンジまでしたのが倖田來未のダンナさん(結婚した当時は世間的一般的には無名のミュージシャンだった記憶)だと知って、二度びっくり。センスがいいわあ。

演出=土方政人

No.303 21/03/20 22:10
匿名さん0 

>> 285 (続き) 二人だけの朝食時、末広さんのグループホームに空きが出たから、体験入居してみないか?と、納豆をかき混ぜながら話す寿一に意外にも「行… 【2021冬ドラマ】

「俺の家の話」9話まで終了。

2021年12月…広い観山家には寿一とさくらだけ。寿一は新春能楽会の事で頭が一杯でさくらの事は放置気味。

数日後、寿限無が半年振りに帰還するが、既にさくらは出て行った後だった。と言ってもホームで寿三郎の世話はしているので、顔は合わせるし関係が切れた訳でも無さそう。

寿一が隅田川の稽古をしていると寿三郎が徘徊で帰宅してしまう。末広とさくらが迎えに来るが、呂律が回らなくなっているのに気付き直ぐに掛かり付け医を呼んだので事なきを得た。
寿三郎は家で死にたいと望み、そのまま自宅療養に。
脳梗塞も三度目で容態は悪く皆が集まって来る。

ここで親族の声掛け合戦が始まり、ガールズバーの話をすると心拍数が上がるという如何にもなエピソードを挟み、寿一は世阿弥マシーンの姿で現れマスクを取って正体を明かし、プロレスを続けていた事を謝罪(寿限無以外は皆が知ってた(笑))、父に向かって何度も「肝っ玉!しこったま!」と声を掛け、何とか最後の「さんたま!」を言わせようとすると、何度目かで遂に弱々しく「さんたま~」と反応する。

プロレスは寿三郎と寿一が唯一心から繋がれるアイテム。宗家が唯一心から楽しめるアイテム。だから寿一はこれしかないと思ったんだろうね。そして奇跡は起こった。
(続く)

No.304 21/03/20 22:31
匿名さん0 

>> 303 (続き)
「信じて貰えないかもしれないけど、一度だけ奇跡は起こったんだ。これが俺の家の話だ」
そして大晦日、寿一は父の好きなスーパー世阿弥マシーンとして、さんたまプロレスの試合に臨む。

「奇跡は一度しか起こらなかった」
この最後の寿一のナレーションが何を意味するのか。普通に受け取れば宗家の死なのだが。

能楽の教養が有れば、出て来る演目を観山家の何に重ねているのか迄推測出来て、より楽しめるのかもしれないが、そういう読みが出来なくても、一人一人のキャラが立っていて、その思考回路や言動が無理なく想像出来るので楽しいし、家族の物語として本当に良く出来ていると思う。

※さくらが寿一の頭の中で私の事はたった2ギガとユカに愚痴ると、「ごめん」と反射的にユカが謝るのがツボった。
でもユカの旦那が一年間育児休暇を取り、ずっと家に居て家事育児をやっている事を知ると「えっ!?無理」「やっぱり2ギガでいい」と切って捨てるさくらもツボ(笑)

演出=福田亮介


  • << 316 【2021冬ドラマ】 「俺の家の話」全10話終了。(最終回は15分拡大) 前回の「奇跡は一度しか起こらなかった」のナレーションは、宗家の死ではなく寿一のプロレスでの事故死を意味していた。 そしてその死を受け入れられず、まだそこに寿一が居るが如く振る舞う寿三郎と、確かにそこに存在する寿一の魂。 凄いねクドカン。それしか言葉が出て来ない。 終わってみればこのドラマには、息子を拐われた母親が捜し続けた果てにその死を知り、受け入れられずに幻を見て更に嘆き苦しむという能の「隅田川」をベースに、家出をした観山流宗家の長男が25年振りに帰って来て、父を内心では喜ばせたと思ったら、たったの1年でこの世から旅立ってしまい、父に受け入れ難い苦しみを与えてしまったという話と、寿一を演じた長瀬智也が本作を以て芸能界の表舞台から去る事が決まっており、それはファンにとっても仕事の関係者にとっても受け入れ難い事実だけど、長い年月に渡り数々の作品を長瀬と共に作り上げて来たクドカンが、敢えてそういう惜別の感情に引導を渡して長瀬への餞とするという、二つの意味が有ったんだなと気付かされた。 だから凄いなあクドカン…に尽きる。 こんなずっと心に残るだろう名作が引退作品とは、幸せな男だ長瀬は。それだけ彼はスタッフにも愛されていたという証拠でもあるね、これは。 演出=金子文紀

No.305 21/03/20 23:00
匿名さん0 

>> 286 【2021冬ドラマ】 「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」10話まで終了。 今回はスタジオの撮影話を離れて、映画「アウ… 【2021冬ドラマ】

「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」11話まで終了。

今回は「アウトローの森」の原作(田口達が映画を撮る為に原作小説を出版していた)の権利が、3年前に配信大手のアメリカのアマゾネックスに買い取られていた事が発覚。

小さいおじさんのブレイクで、これは行けると踏んだアマゾネックスが映像化する事になり、「アウトローの森」はお蔵入りに。
クラファンの出資者はどうする?という話から、ラストの大抗争シーンだけを総出演でグリーンバック(クロマキー)で撮って出資者に配り、合成は個々でやって貰えば著作権には引っ掛からないのでは?という話に(かなり強引)

ここで懐かしい寺島進が登場して抗争シーンに加わる事に。
この再会のシーンも含めて、今回はこれアドリブなんだろうなというシーンが多過ぎて、私は全然楽しめなかった。

きちんと台詞が構築された上でちょろっとアドリブを利かすとより面白くなる、というのがアドリブの醍醐味だと思っているので。西田敏行さんみたいにそれが上手い役者もいれば、やれない役者も当然いる訳で。

出資者が合成して上げた動画が、森を背景にした物はなく、皆、俳優を小さいおじさん扱いにして、ドールハウスの中とかで戦わせている様な物ばかりだったというオチは面白かった。

脚本=宮本武史 演出=松居大悟

  • << 317 【2021冬ドラマ】 「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」全12話終了。 考えてみればこのドラマ、第1シリーズからずっとレギュラー出演しているのは、今の主演のバイプレ4人とジャスミン役の北香那だけなんだよね。 今回はそのジャスミンが主役の回。 大杉漣さんの中国人のマネージャー役で登場し、大杉漣さん亡き後の今シリーズでは、バイプレウッドの食堂のアルバイトとして数々の出演者と関わって来た訳だが、実はその裏では大杉さんや他の役者の皆さんの演技に魅了され、自分もやってみたいとオーディションを受けて、エキストラに近い仕事から始めていたという事が明かされる。 今回初めて台詞の有る役(テレ東57周年記念SPドラマ「冤罪」宮沢りえ主演の法廷場面に出演)を勝ち取り撮影に臨むが、緊張が取れず何度やっても上手く行かずに、監督から降ろされてしまうという屈辱を味わう。 おまけにそれが宮沢りえのパワハラで降ろされたというウソ記事(何故か表紙が週刊文春の実名(笑))になってしまい、申し訳なさと自信喪失から、ジャスミンはバイプレウッドから去る事を選ぶのだが、バスで流されている「小さいおじさん」の演技にケチを付けている二人の役者(何と玉置玲央と尾上寛之!)にキレて「お前ら!一度でも共演した事は有るのか?何を知ってるのか!」と説教を始める。 (続く)

No.306 21/03/21 01:34
匿名さん0 

>> 287 【2021冬ドラマ】 「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」7話まで終了。 「いいお兄ちゃんの役は降板させて頂きま~す」と言って出… 【2021冬ドラマ】

「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」8話まで終了。

モコミにとってはトミーは勿論、ソファーもベッドも壁のドライフラワーも会話をしてくれて当然の存在だったのが、今は帰宅しても自室はシーンとしていて落ち着かない、これは本当に恐怖だと思う。

両親、特に母親は普通に戻ったんだから気に病む事はないというスタンスだが、祖父が何度も繰り返していた「普通って何だ?」の問い掛け通りで、母親が言う普通はモコミにとっては異常で有り不安で有り、前回も書いたがアイデンティティーの喪失に繋がる様な一大事なんだよね。
でも両親も兄もそれが理解出来ない、寄り添う事すら思い付かない。

大変な事だと理解して何とか寄り添おうとする佑矢の存在と、様々なパスを家族に出し続ける祖父の存在が救いだし、最悪の事態は避けられるのではと思わせてくれる。

今回、父・伸寛が事務所を畳んだ理由が明らかになった。信頼していた部下が独立して相当数の顧客を連れて行ってしまったから。優秀な男だけに手放したくなく、ただ縛り付けていただけだったから裏切られたのだと気付き、もう、一人でのんびりやろう、ついでに昔からの夢だった田舎で税理士をやりながら暮らしたいと言い始めた。

千華子は反対だし、一人で行けとか言いそうだけど…。

演出=鎌田敏明

  • << 319 【2021冬ドラマ】 「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」9話まで終了。 佑矢が役者になりたいのは自分じゃない誰かになるのが楽しいから。 モコミは自分じゃない誰かになるのが苦しい。(←兄の花鋏で兄の様なアレンジを造った時の話ね) 「それからだよね、トミーや花と話せなくなったのは」「うん」 兄はモコミに店は暫く休む様に言い、モコミも素直に従う。 兄が祖父に「本当に不倫をしたの?」と聞くと「はい」「反省した?」「いえ」 「だって好きになったものは仕方ないだろ」聞いていた千華子は感情が爆発。 伸寛が止めるが言う事を聞かず、今度は伸寛が爆発「俺も好きにする、田舎で暮らす!」 祖父は自分が妻と暮らそうと下見に行った事のある田舎の話をして、行きたいと言ったモコミを連れて3人で下見に行く事に。 当日、結局千華子も俊祐もくっついて来た。 向こうの担当者が祖父を覚えていて、「奥様もここで暮らす事を楽しみにしていましたね」と言った事に衝撃を覚える千華子。 母は夫の不倫を許していたのか?「私の知らない所で仲良くしていたなんて」 トミーが犬に連れ去られ(モコミ達はそれを見ていない)動揺するモコミ。全員で捜すが見付からず、モコミがすがる思いで木に手を当てると(何と言う事でしょう!)、光が降り注ぎ森の木々が一斉に話し出す(超常現象かよ)。 (続く)

No.307 21/03/21 16:00
匿名さん0 

>> 160 【2021冬ドラマ】 【ここまでの短評】 「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」2話まで終了。 思ったよ… 【2021冬ドラマ】

「ここは今から倫理です。」全8話終了。

クラスのチャットを退会したらハブられた逢沢。仲良しクラスの空気も悪くなった。
高柳はこれを最後の授業の題材として、逢沢はどうすべきなのかをディスカッションさせる。

本人はハブられてもそれ程深刻には受け止めていなくて、そもそも退会した理由は大学受験を決めて勉強に集中しているのに、四六時中くだらない事でピコピコうるさくて耳障りだからというもの。

初回に高柳から「貴女には教養がない」と言われ、気になって倫理の授業を一番前で受けて、どんどん高柳に惹かれて遂にもっと学ぼうと受験する迄に至った逢沢。

問題児ばかりが集まった選択科目の倫理の時間。哲学を応用して人間関係や人生に起こり得る問題を説明し考えさせる授業を通して、少しずつ自分の抱える問題を直視する様になる生徒達。

逢沢の問題に結論は出ないのだが、逢沢自身は退会したままにしておく、クラスに友達は居なくてもここに友達は居るから大丈夫と結論を出す。
選択科目のクラスだからこその良さもそこには存在していた。

大学に合格し改めて高柳に付き合って下さいと告白する逢沢に対し、気持ちだけ受け取ります、逢沢さんならきっといい人が見つかりますよと定型文で応じる高柳。それに対する逢沢の言葉が実に哲学的で面白かった。
(続く)

No.308 21/03/21 16:28
匿名さん0 

>> 307 (続き)
「そういうのやめてよ。先生が私を振るのを、私の若さのせいにしないで!だってそれは私のせいじゃないもん」

その言葉が刺さったからなのか、高柳はプライベートな話をする。
「私は結婚には懲りたから、もうしません」何が有ったのかは分からないが、まさかのバツイチ!
高柳に関しては大学の恩師の影響を強く受けている事以外、どうしてあんな感じになったのかの描写は無かったが、授業だけでなく時間外にも生徒の抱えた問題に関与している姿を見るだけで十分だった。
ここぞという時以外は静かで平坦な口調で喋り、感情の起伏を見せない高柳を終始淡々と演じ続けて、倫理の時間そのものを浮き立たせた山田裕貴の演技プランと演出家にアッパレを差し上げたい。

演出=渡辺哲也

※「よるドラ」が4月から(月)22:45の枠に移動するので、(土)夜のドラマ渋滞が解消されると喜んだら、テレ東が今の「よるドラ」とほぼ同じ枠にドラマ枠を新設するので、やっぱり渋滞は続く事に…トホホ

No.309 21/03/21 17:18
匿名さん0 

【シーズン枠外ドラマ】

「リカ~リバース~」(共テレ・東海TV)脚本=本田隆朗 出演=高岡早紀、浅香航大、福田麻由子、山口まゆ、田辺桃子、阿部純子、峯村リエ、小田井涼平 他

五十嵐貴久の小説原作。《オトナの土ドラ・55分枠》(全3話予定)

以前この枠で放送した“笑えるストーカードラマ”「リカ」の主人公・雨宮リカの少女時代を描く。
リカの狂気は実母の麗美から受け継がれた物なのか?

麗美(高岡)の婿養子の夫・武士(小田井)は女癖が悪いらしく、麗美は敏感に察知し苛々を募らせる日々。その鬱憤が娘に向かうのか、はたまた自分自身が親にやられて育ったからなのかはまだ分からないが、二卵性双生児の娘達、梨花(田辺)と結花(山口)の成績に厳しく、100点以外は認めずに夕食抜きとか、挙げ句の果てに靴べらを高く持ち上げたから、娘を叩くのかと思ったら自分の二の腕を叩き続ける狂気。
「私達は完璧じゃないと駄目なの!」
麗美の二の腕には紫の痣←リカにも有ったね、だからそういう事なのかな。

娘の英会話の家庭教師・千尋(阿部)が夫とデキているのを知った麗美は…。本人が突然辞めると言って連絡が取れないと説明しているのだが、あれはどう見てもねえ…。

※結婚記念日の手作り料理がミートソーススパゲッティの一点物って(笑)誉めて食べる夫も大変だ。

演出=松本創

  • << 321 【シーズン枠外ドラマ】 「リカ~リバース~」2話まで終了。 家政婦の先輩・桑原清美から、麗美は先代の愛人の子で、先代夫婦に子供が出来なかった事から、医師の婿を取れば雨宮家を継がしてやると言われて、田舎の貧しい家の出の武士と結婚したという話を聞き、麗美から聞いていた話とは違う事に戸惑う幸子。 麗美が常に愛情に餓え極端に嫉妬深いのは、生い立ちのせいも有るのかな。 武士は女癖が悪く、娘達の英会話の家庭教師・千尋にも手を出しており、探偵に調べさせた麗美は二人の写真を入手、その直後に千尋は失踪。 武士が幸子をバックハグしている所を見た麗美は幸子の首を絞めようとするが、電話の音で手を止め、田舎の母が倒れたとの報せに幸子は急ぎ帰省し家政婦も辞める。 そして武士がクリニックで死んでいるのが見付かり、警察は自殺と断定する。 麗美の「死.ねばいいのに」の声がすると千尋も武士も怯えて顔がひきつり、失踪や自殺をしているので、これはもう麗美がやっちゃってるよね。 怖いのは麗美が今度は家庭教師の宗像にロックオンしていて、その宗像には梨花がずっとアタックをし続けている事。 武士が娘の梨花を溺愛する事さえ嫉妬の対象だった麗美が、このまま梨花を放置するとは思えないのだ。 もしそうだとすると、後の雨宮リカ28歳は誰なのか?妹の結花の可能性が高いのかな? (続く)

No.310 21/03/21 23:40
匿名さん0 

>> 292 【追記】 前回、東の犯行の場合、田所の動機だけ不明と書いたが、今回の東の台詞で「やっと入れた会社で田所にイビリ回されていた時は何してた… 【2021冬ドラマ】

「天国と地獄~サイコな2人~」全10話終了。(最終回は15分拡大)

終わってみれば種も仕掛けもない、9話迄に出て来た事実でほぼほぼ完結している話だった。警察内部に黒幕も居なかったし、田口浩正さんは本当に免許証の写真だけだったし。

それで思ったのは、昨今の傾向からSNSで考察合戦が始まる事を逆手に取って、深読みの根拠になり得る“エサ”を方々にばら蒔いていたのではないかという事。
八巻や陸には裏が有るのではないかに始まり、日高の中身は元々女に入れ替わっていたのではないか、だとしたら母親が生きているのか、いや五木も怪しい…とか、どんどん膨らんで行く視聴者の妄想。
それが当たるのか見届けたくて、益々罠にハマって行くシステム。

ただこのドラマが優秀なのは、何が真実なのか決定的な事は分からせないまま9話迄引っ張り、視聴者をドキドキワクワクさせ続けた事。やはり森下佳子氏の描く人間ドラマは面白い。

次に諸々の回収作業について。
日高のアメリカ時代のサイコパス疑惑については、反りが合わず足を引っ張りたかった九十九の流した偽情報という事でいいのだろうか。
“田口浩正写真だけ出演”は、明らかに“そんな筈はない”という視聴者の読みを煽る為のミスリード。
“日高の女性要素疑惑”も恐らくミスリードだったと思うのだが、これについては何らかの示唆が欲しかったなと思う。
(続く)

No.311 21/03/22 00:23
匿名さん0 

>> 310 (続き)
何故なら明らかに“陸が戻って来ているのが嬉しい!”という描写や、化粧をする事に何の迷いもない描写を入れ込んでいたのだから。

そして東の田所に対する恨みの中身が補足され、未成年だったので飲酒を断ったら田所のパワハラが始まり、うつ病を発症したら解雇されたというものだった。
何故東が3人共あの様な異様な殺し方をしたのか、どういう精神状態での犯行だったのかは明らかにされなかったので、十和田の漫画と犯行写真、3人に対する恨みの中身、15分の差による天国と地獄、父親の認知症、自分の末期癌と、明かされた東の事実を重ね合わせても、それがあの犯行形態に何故結び付くのかが、今一つ理解出来なかった。

最終回は、結果的に自分が巻き込んだ為に危うい立場に居る望月を守る為、全部の罪を被ろうとする日高と、日高の犯行ではないと確信していながらも、望月を守って揺らがない日高を追い詰める河原と、東の犯行を裏付ける自白録画を手に入れ、冤罪を生めば私は警察を辞めなければならない、私に私の正義を守らせてと日高に詰め寄り、自分の犯行ではないと認めさせた望月、この三人の攻防は見応えが有り、クライマックスに相応しい緊迫感が堪らなかった。

日高の為に必死になる望月を見て陸が男として嫉妬して、SDカードの件で一度は望月に嘘を付くが、何やってんだ俺と考え直して、望月のピンチを救う展開も胸熱だった。
(続く)

No.312 21/03/22 00:58
匿名さん0 

>> 311 (続き)
ラスト、出所した日高からやっと連絡が有り、例の歩道橋で会った二人。
日高の父が警察から返却して貰った凶器の丸石を、望月に見せる日高。それは綺麗に洗われ、花の様な模様入りだった事が分かる。
手に取った石を満月に重ねる望月。
日高は父と相談し、その石を東の墓に入れるつもりだと言う。日高の持つ紙袋にその石を入れると、紙袋が怪しく光る。
「じゃあお元気で」と言う望月の声がやけに低い。別れて歩き出すがふと立ち止まり振り向き、強く見つめ合う二人。

カメラは満月にパンして、どちらが喋ったのかが分からない綾瀬はるかの「取り敢えず今、お勤めどちらですか?」の台詞。

えっ!?また入れ替わっちゃったの?

洒落っ気は有ったけど、無い方が良かった様な…。

内容は完璧とまでは言わないが、とにかく次が観たい待ち遠しい、リアルタイムで観ようと思わせるパワーは完璧だったと思うし、満足度もかなり高く、傑作と言っていいドラマだったと思う。

※鑑識の新田(林泰文)の台詞回し、前回辺りからかなり「半沢直樹」の黒崎(片岡愛之助)に寄せてるよね(笑)

演出=平川雄一朗、青山貴洋

No.313 21/03/22 23:38
匿名さん0 

>> 293 【シーズン枠外ドラマ】 「監察医 朝顔」18話まで終了。 ✕印殺人事件は最終回まで引っ張って、今回は茶子先生の友人の松本教授(片… 【シーズン枠外ドラマ】

「監察医 朝顔」全19話終了。(最終回は30分拡大)

三田村一家殺人事件の犯人は海外にいて、今回森本を刺した犯人は海外でその男から犯行手口を聞いて、三田村家の風呂場で柴山さんを殺した模倣犯。森本は一命を取り留めたが、模倣犯はその後も二人を殺し、その現場で桑原達が確保。でも三田村一家殺人事件は未解決のままだった。三田村一家殺人事件で容疑者にされ、似た様な事件がある度に呼び出される市川の「俺の人生の責任は、誰が取ってくれるんだよ」という怒りの叫びの部分は良かったけど、それ以外は相変わらず雑。

事件の事は雑だけど、被害者の一人が心臓移植のレシピエントで、その両親はともかくドナーの両親迄出て来て、こういう話は丁寧に描く謎のスタンス。

まあ事件を描く力が弱いのに2クールにしたのが失敗だったね。枠を埋める為に制度を無視した忍の転職や桑原の異動、茶子の転身と復帰という無駄な動きを取り入れたり、平を移住させる事で登場した美幸に過剰な演出を付ける事で、どんどんリアリティーを失っていった。

あちこちに尺を取る事で監察医としての朝顔の存在意義も、薄れて行ってしまった様に思う。

2クールにするなら、事件部分と法医学教室の仕事部分をしっかりと書ける脚本家との、二人体制にした方が良かったと思う。一度シラケてしまうと、つぐみの可愛さだけではカバー出来ないわ。

演出=平野眞

No.314 21/03/25 18:17
匿名さん0 

>> 298 【2021冬ドラマ】 「おじさまと猫」11話まで終了。 あの窓の鍵は外れたんじゃなくて神田が掛け忘れていたのね。それじゃあ余計に… 【2021冬ドラマ】

「おじさまと猫」全12話終了。

神田に抱かれて甘えるふくまるの毛並みが真っ白になっていたので、家に帰ってシャンプーしたんだなって思ったら、そこは何と動物病院の待合室。ふくまるもぎょぎょ~ってびっくりして仰け反っていたけど私もびっくり!
病院から帰宅したらふくまるが「おうちにゃ~ん」って喜んで、臭いを嗅いで確認していたから、やっぱりまず病院に行ったんだよね。
先週“いやいや動物病院に直行した方がいいのでは?と思ってしまったよ。”なんて書いて申し訳ない(汗)
でもそうだとしたら、あの綺麗になってるふくまるの謎は…?とこで洗ったの?

あとライブ当日に仲間に裏切られ、ぼっちでステージに立ち声が出なくなってしまった森山の為に、ステージに上がった神田。日比野とその仲間も続いて、森山の為に演奏。打ち合わせ無しで初めての曲でも合わせられるものなのか?慣れてる日比野達はまだ分かるけど…と思ったら、神田はチラチラ楽譜台に目をやっていたから、あそこにだけ楽譜が有る設定なのか?
と言うか、皆の楽器はどうしてそこに有るのか、来なかった連中が楽器を放置している訳は無いし…とか、今回は謎演出が多過ぎ。

神田は、仲間の為に弾いているから私は弾けるのかと気付く。
そして1年後、神田はコンサートに復帰する。そのポスターにはふくまるも写っている。
(続く)

No.315 21/03/25 18:38
匿名さん0 

>> 314 (続き)
おうちに帰って安心したふくまるが、一人ぼっちでさ迷っていた時を思い出して「パパさーん!」って泣いてしまったり、神田の横で安心し切って、顔を更に不細工にして眠っていたり、森山のライブの打ち上げで皆が神田の家に来て、ふくまるの顔を触りだしたら小林の時だけ「小林はやめろ!」と拒否ったり(笑)今回もふくまるは可愛くて癒された。

もう観られないなんて。
何なら「ふくまるスペシャル」とか、30分ふくまるが出ずっぱりの番組を作ってくれないかな。絶対に観て永久保存するんだけどな。

人形劇の猫を使ってプロに操って貰い、VFXで綺麗に仕上げる方法を選択した制作陣に、最大限の拍手を送ります。
癒しの時間をありがとうございました。

演出=椿本慶次郎



No.316 21/03/27 16:17
匿名さん0 

>> 304 (続き) 「信じて貰えないかもしれないけど、一度だけ奇跡は起こったんだ。これが俺の家の話だ」 そして大晦日、寿一は父の好きなスーパー世阿… 【2021冬ドラマ】

「俺の家の話」全10話終了。(最終回は15分拡大)

前回の「奇跡は一度しか起こらなかった」のナレーションは、宗家の死ではなく寿一のプロレスでの事故死を意味していた。
そしてその死を受け入れられず、まだそこに寿一が居るが如く振る舞う寿三郎と、確かにそこに存在する寿一の魂。

凄いねクドカン。それしか言葉が出て来ない。

終わってみればこのドラマには、息子を拐われた母親が捜し続けた果てにその死を知り、受け入れられずに幻を見て更に嘆き苦しむという能の「隅田川」をベースに、家出をした観山流宗家の長男が25年振りに帰って来て、父を内心では喜ばせたと思ったら、たったの1年でこの世から旅立ってしまい、父に受け入れ難い苦しみを与えてしまったという話と、寿一を演じた長瀬智也が本作を以て芸能界の表舞台から去る事が決まっており、それはファンにとっても仕事の関係者にとっても受け入れ難い事実だけど、長い年月に渡り数々の作品を長瀬と共に作り上げて来たクドカンが、敢えてそういう惜別の感情に引導を渡して長瀬への餞とするという、二つの意味が有ったんだなと気付かされた。

だから凄いなあクドカン…に尽きる。

こんなずっと心に残るだろう名作が引退作品とは、幸せな男だ長瀬は。それだけ彼はスタッフにも愛されていたという証拠でもあるね、これは。

演出=金子文紀

No.317 21/03/28 11:38
匿名さん0 

>> 305 【2021冬ドラマ】 「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」11話まで終了。 今回は「アウトローの森」の原作(田口達が映… 【2021冬ドラマ】

「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」全12話終了。

考えてみればこのドラマ、第1シリーズからずっとレギュラー出演しているのは、今の主演のバイプレ4人とジャスミン役の北香那だけなんだよね。
今回はそのジャスミンが主役の回。

大杉漣さんの中国人のマネージャー役で登場し、大杉漣さん亡き後の今シリーズでは、バイプレウッドの食堂のアルバイトとして数々の出演者と関わって来た訳だが、実はその裏では大杉さんや他の役者の皆さんの演技に魅了され、自分もやってみたいとオーディションを受けて、エキストラに近い仕事から始めていたという事が明かされる。

今回初めて台詞の有る役(テレ東57周年記念SPドラマ「冤罪」宮沢りえ主演の法廷場面に出演)を勝ち取り撮影に臨むが、緊張が取れず何度やっても上手く行かずに、監督から降ろされてしまうという屈辱を味わう。
おまけにそれが宮沢りえのパワハラで降ろされたというウソ記事(何故か表紙が週刊文春の実名(笑))になってしまい、申し訳なさと自信喪失から、ジャスミンはバイプレウッドから去る事を選ぶのだが、バスで流されている「小さいおじさん」の演技にケチを付けている二人の役者(何と玉置玲央と尾上寛之!)にキレて「お前ら!一度でも共演した事は有るのか?何を知ってるのか!」と説教を始める。
(続く)

No.318 21/03/28 12:04
匿名さん0 

>> 317 (続き)
そこにこれ迄の懐かしいシーンの数々が流される。
怒れる自身の言葉でまだ芝居を続けたい自分の本音に気付き、バスを止めて貰いバイプレウッドまで走り続けるジャスミン。

「小さいおじさん」を撮影中のスタジオに駆け込み「お前ら!出てやってもいいぞ!」←自信喪失している時にウチの配信ドラマのオーディションを受けてみるか?と誘われていたが、断っていた。

エンケンさん達バイプレの重鎮に「お前ら!」と呼び掛けて笑顔で許されるのは、大杉漣さんが可愛がっていたマネージャーという設定だった事、中国人という設定だった事、そして長い期間関わって来た歴史が有るという設定だった事が絡み合った結果であり、最初から観ている者にとってはこの「お前ら!」は、このドラマには欠かせないフレーズなのだ。

第3シリーズは途中からネタ切れみたいになり、面白さは段々と失われて行った感があるが、最後にジャスミンと重鎮バイプレの歴史が観られて、愛情の籠った「お前ら!」も聞けたので良かったと思う。

演出=松居大悟

No.319 21/03/28 16:38
匿名さん0 

>> 306 【2021冬ドラマ】 「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」8話まで終了。 モコミにとってはトミーは勿論、ソファーもベッドも壁のド… 【2021冬ドラマ】

「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」9話まで終了。

佑矢が役者になりたいのは自分じゃない誰かになるのが楽しいから。
モコミは自分じゃない誰かになるのが苦しい。(←兄の花鋏で兄の様なアレンジを造った時の話ね)
「それからだよね、トミーや花と話せなくなったのは」「うん」

兄はモコミに店は暫く休む様に言い、モコミも素直に従う。

兄が祖父に「本当に不倫をしたの?」と聞くと「はい」「反省した?」「いえ」
「だって好きになったものは仕方ないだろ」聞いていた千華子は感情が爆発。
伸寛が止めるが言う事を聞かず、今度は伸寛が爆発「俺も好きにする、田舎で暮らす!」
祖父は自分が妻と暮らそうと下見に行った事のある田舎の話をして、行きたいと言ったモコミを連れて3人で下見に行く事に。
当日、結局千華子も俊祐もくっついて来た。

向こうの担当者が祖父を覚えていて、「奥様もここで暮らす事を楽しみにしていましたね」と言った事に衝撃を覚える千華子。
母は夫の不倫を許していたのか?「私の知らない所で仲良くしていたなんて」

トミーが犬に連れ去られ(モコミ達はそれを見ていない)動揺するモコミ。全員で捜すが見付からず、モコミがすがる思いで木に手を当てると(何と言う事でしょう!)、光が降り注ぎ森の木々が一斉に話し出す(超常現象かよ)。
(続く)

No.320 21/03/28 17:02
匿名さん0 

>> 319 (続き)
兄に成り済ましたら花や物の声が聞こえなくなり、自分の分身でもあるトミーの事を必死になって聞いたら木々が話し掛けて来てくれたって、どういう基準なんだろうか。

最終回は祖父からの問い掛け「モコミは物とまた話せる様になったら、その力を何に使いたいの?」に答えを出すみたいで。


祖父が不倫を否定しなかったのは意外だったな。相手が教え子だし勝手に何か深い理由が有って、不倫をした振りをしたのではないかと想像していたから。
父に対して同じく嫌悪を抱いていて許してはいないと信じていた母が、夫との田舎暮らしを楽しみにしていたという事実を知った千華子の「えっ!?何で?」という、裏切られた様な思いは分かる様な気がする。
それも踏まえて千華子がどういう結論を出すのかも興味を引く。

てか千華子のキャラ変が激し過ぎて、当初とは別人の様で戸惑う。
モコミの変貌については理由付けがされているので、納得はしているのだが。

演出=竹園元

  • << 325 【2021冬ドラマ】 「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」全10話終了。 いやあ30分で一気にあちこち畳んだから中身が薄っぺらくてびっくりした。 何事も周囲に振り回されず我が道を行く佑矢が、もう今の所で出番なんか待っていられないと、実家のある静岡に戻って自分の劇団を作る事にしたというのはまだ分かるけど、何で俊祐がそこに行ってまで役者の夢を追い掛けるのかが分からないし(1年も経たずにシラッと戻って来る甘さを、貫く佑矢との対比で描きたかったの?でも要らないわ、そんなの)、そもそも俊祐がストライキをした時に、残りの3人であれだけ右往左往していた花屋を、涼音と真由(それも身重)だけで回せるのかって話。 千華子のキャラぶれも酷かったし、家族に総スカンを食って弱々しくなった母親に独り暮らしを反対されたモコミが、「また直ぐに不安になる様な事を言う」「お母さん、今まで何かやった事ある?」「全部おじいちゃんのせいなの?」と、冷たく突き放すのも怖かった。(別れ際に感謝の気持ちは伝えていたけど。これを言わせないと「家事や子育ては“やった事”に含まれないのか!」と、大炎上してしまうから) モコミはトミーから卒業して樹木医の道へ進む事に。基礎から学ぶ事にしたのはいいけど、その内“能力”が原因でその道の先輩方と衝突しそうな気配が漂っている怖さ。 (続く)

No.321 21/03/28 17:58
匿名さん0 

>> 309 【シーズン枠外ドラマ】 「リカ~リバース~」(共テレ・東海TV)脚本=本田隆朗 出演=高岡早紀、浅香航大、福田麻由子、山口まゆ、田辺桃… 【シーズン枠外ドラマ】

「リカ~リバース~」2話まで終了。

家政婦の先輩・桑原清美から、麗美は先代の愛人の子で、先代夫婦に子供が出来なかった事から、医師の婿を取れば雨宮家を継がしてやると言われて、田舎の貧しい家の出の武士と結婚したという話を聞き、麗美から聞いていた話とは違う事に戸惑う幸子。
麗美が常に愛情に餓え極端に嫉妬深いのは、生い立ちのせいも有るのかな。

武士は女癖が悪く、娘達の英会話の家庭教師・千尋にも手を出しており、探偵に調べさせた麗美は二人の写真を入手、その直後に千尋は失踪。
武士が幸子をバックハグしている所を見た麗美は幸子の首を絞めようとするが、電話の音で手を止め、田舎の母が倒れたとの報せに幸子は急ぎ帰省し家政婦も辞める。

そして武士がクリニックで死んでいるのが見付かり、警察は自殺と断定する。

麗美の「死.ねばいいのに」の声がすると千尋も武士も怯えて顔がひきつり、失踪や自殺をしているので、これはもう麗美がやっちゃってるよね。

怖いのは麗美が今度は家庭教師の宗像にロックオンしていて、その宗像には梨花がずっとアタックをし続けている事。
武士が娘の梨花を溺愛する事さえ嫉妬の対象だった麗美が、このまま梨花を放置するとは思えないのだ。
もしそうだとすると、後の雨宮リカ28歳は誰なのか?妹の結花の可能性が高いのかな?
(続く)

No.322 21/03/28 18:15
匿名さん0 

>> 321 (続き)
暗い性格の結花は、頭が良くて華やかな梨花に憧れていて、「お姉さまの様になりたい」と常に願っているので、もし梨花が死ぬ様な事があれば、そして麗美も居なくなったとしたら、梨花に成り済ます可能性は高いかなと思う。(結花も姉に倣ってスケールで必死に左腕の内側を叩いて、同じ様な痣を創っていたし)

あと分からないのは幸子ね。麗美に殺されかけたのに、1年後にまた雨宮家に家政婦として舞い戻るなんて。何を考えているんだろう。ひょっとして幸子も宗像に惹かれていて、両思いになる展開とか有るのかな。
それだと二人まとめて始末されちゃうかも。

次回で終わるので話が進むのが早い。

予告で麗美がタクシーを追い掛けていて、これこれって思ったら、娘二人も一緒に走ってた(笑)
どうなるのか楽しみ。

演出=松本創

  • << 327 【シーズン枠外ドラマ】 「リカ~リバース~」全3話終了。 ああ、なるほど!麗美がやった麗美がやったと見せ掛けておいて、実は全部が結花の犯行。その動機は、美しく華やかな梨花の影に隠れてしまう自分は、誰からも注目されず愛されないから。(←これは偏に梨花だけを溺愛していた父親・武士の責任だし、それに嫉妬はすれど、ハブられた結花のフォローなど頭の片隅にさえ無かった麗美の責任でもある) 幸子の前の家政婦と千尋は父親の愛人だったから殺して庭に埋め、自分を愛してくれなかった父親も殺し、愛してくれないなら居ない方がいいとの梨花の言葉に感化されて宗像をアパート放火で(住人二人も巻き添えにして)殺し、ずっと憧れていて「なりたい!」と思っていた梨花の事も「お姉さまが居たら私は一生お姉さまにはなれない」と気付いて殺し、麗美の事も殺し、のこのこ荷物を取りに来た超鈍感な幸子も餌食に。凄い9人も! その後どうやって梨花達の殺人を隠蔽したのかは不明。 梨花に成り済ますと言っても二卵性で似ていないから、整形をするか、それまでの人間関係を一切断ち切って看護学校に進学しないと厳しいと思うんだけど、それも不明。 いきなり大谷亮平が出て来て、高岡早紀の“雨宮リカ28歳”に飛んでた(笑) まあ突っ込みドラマとして面白かったのでそれで良し。でも映画は観ないな(笑) ※田辺桃子はこれから伸びそう! 演出=松本創

No.323 21/03/31 18:57
匿名さん0 

>> 278 【2021冬ドラマ】 【ここまでの短評】 「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」9話まで終了。 やり直せないかと鈴に送った手紙… 【2021冬ドラマ】

「ホリミヤ」全7話終了。

夢で宮村に「お別れしよう」と言われて、現実にも冬休みを前に、放課後は一人でさっさと帰ってしまう宮村に不安が隠せない堀。
これはさあ、ちょっと考えれば宮村の家はケーキ屋で、クリスマスも間近なんだから準備で忙しいんだなって分かるし、てか何で宮村もそう言ってあげないのかなって。

堀の為にオリジナルケーキを作っているのは内緒にして、母親を手伝ってるって言えば納得して貰える話なのに。不安にさせるのが一番ダメよ。
堀のおかげでたいぶ人付き合いも出来る様になった宮村だけど、まだまだ不器用なのね。そこが可愛くも有るんだけど。

卒業して別々の道に進む事になっても「私、宮村と一緒にいたい!…何か言って下さい…」「じゃあ結婚して下さい」自分で言って熱ーッと照れる宮村。

自分の感情をストレートに出して来るけどそれが可愛い堀と、閉じ籠っていた殻を破って出て来たら、優しくてとってもいいヤツだった宮村の、青春恋物語にキュンキュンさせて貰ったドラマだった。

※創太の描いた家族の絵に、父親が居なくて宮村が居るのには笑ってしまった。
ショックは受けても深刻にはならない堀家の父・京介の破天荒キャラも中々良かったね。

演出=松本花奈

No.324 21/03/31 21:10
匿名さん0 

【2021春ドラマ】
取り敢えず初回は視聴予定のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演

「イチケイのカラス」竹野内豊
「きれいのくに」吉田羊
「珈琲いかがでしょう」中村倫也
「大豆田とわ子と三人の元夫」松たか子
「着飾る恋には理由があって」川口春奈
★「ガールガンレディ」白石聖
「恋はDeepに」石原さとみ、綾野剛
★「理想のオトコ」蓮佛美沙子
★「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」栗山千明
「桜の塔」玉木宏
「レンアイ漫画家」鈴木亮平
「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています~」吉川愛
「半径5メートル」芳根京子
「リコカツ」北川景子
「あのときキスしておけば」松坂桃李
★「生きるとか死ぬとか父親とか」吉田羊
「今ここにある危機とぼくの好感度について」松坂桃李
「コントが始まる」菅田将暉
「泣くな研修医」白濱亜嵐
「コタローは1人暮らし」横山裕
「最高のオバハン中島ハルコ」大地真央
「ドラゴン桜2」阿部寛
「ネメシス」広瀬すず、櫻井翔

★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)

  • << 331 【追記】 【2021春ドラマ】 取り敢えず初回は視聴予定のドラマ 吉川愛と板垣李光人主演の「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています~」の初回は、観始めて約28分で離脱したので、リストからは外す事にする。 土曜夜のドラマ渋滞中の時間帯に新枠として始まる本仮屋ユイカ主演の「私の夫は冷凍庫で眠っている」が、2話迄は録画被りをしないので、一応観てみようと思う。
  • << 366 【2021春ドラマ】 視聴中のドラマの初期評価1️⃣(曜日順) ※放送回数が1話~3話とバラ付き有り ※☆5がハマってる、☆4が面白い、☆3がまあまあ、☆2がイマイチ、☆1が離脱するかも ※☆の後ろに↗️を付けた物は今後もっと面白くなるかも、期待出来そう 「イチケイのカラス」☆☆☆☆☆ 「きれいのくに」☆☆☆↗️ 「珈琲いかがでしょう」☆☆☆☆ 「大豆田とわ子と三人の元夫」☆☆☆ ★「ガールガンレディ」☆ 「恋はDeepに」☆ ★「理想のオトコ」☆☆ ★「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」☆☆☆ 「桜の塔」☆☆☆☆☆ 「レンアイ漫画家」☆☆☆ 「リコカツ」☆☆☆↗️ ★「生きるとか死ぬとか父親とか」☆☆☆☆☆ 「コントが始まる」☆☆☆↗️ 「私の夫は冷凍庫で眠っている」☆☆☆☆ 「最高のオバハン中島ハルコ」☆☆ 「ネメシス」☆☆☆ ★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ (関東の番組表より) ※まだ放送されていない作品については2️⃣で評価予定

No.325 21/04/04 11:32
匿名さん0 

>> 320 (続き) 兄に成り済ましたら花や物の声が聞こえなくなり、自分の分身でもあるトミーの事を必死になって聞いたら木々が話し掛けて来てくれたって、… 【2021冬ドラマ】

「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」全10話終了。

いやあ30分で一気にあちこち畳んだから中身が薄っぺらくてびっくりした。

何事も周囲に振り回されず我が道を行く佑矢が、もう今の所で出番なんか待っていられないと、実家のある静岡に戻って自分の劇団を作る事にしたというのはまだ分かるけど、何で俊祐がそこに行ってまで役者の夢を追い掛けるのかが分からないし(1年も経たずにシラッと戻って来る甘さを、貫く佑矢との対比で描きたかったの?でも要らないわ、そんなの)、そもそも俊祐がストライキをした時に、残りの3人であれだけ右往左往していた花屋を、涼音と真由(それも身重)だけで回せるのかって話。

千華子のキャラぶれも酷かったし、家族に総スカンを食って弱々しくなった母親に独り暮らしを反対されたモコミが、「また直ぐに不安になる様な事を言う」「お母さん、今まで何かやった事ある?」「全部おじいちゃんのせいなの?」と、冷たく突き放すのも怖かった。(別れ際に感謝の気持ちは伝えていたけど。これを言わせないと「家事や子育ては“やった事”に含まれないのか!」と、大炎上してしまうから)

モコミはトミーから卒業して樹木医の道へ進む事に。基礎から学ぶ事にしたのはいいけど、その内“能力”が原因でその道の先輩方と衝突しそうな気配が漂っている怖さ。
(続く)

No.326 21/04/04 11:53
匿名さん0 

>> 325 (続き)
成長期に10年間、社会と隔絶した生活をしていた(させられていた)ツケは、そんなに簡単には払えないと思う。
そういう意味では千華子の片寄った思考は罪だし、それを許した伸寛も親としては同罪だ。

そして祖父の観。物事を大所高所から捉えられる人物の様に描きながらも、不倫は事実、女に目が無い様な描き方もしていて、何が真実なのかは曖昧なまま終わってしまったので、それもがっかりした大きな要因かな。
自分の不倫が原因で怪物にしてしまった娘を正し、犠牲者の孫娘の独り立ちをサポートする為に居候を決め込んだ祖父の物語、が裏テーマだったと思いたいのだが…。

演出=竹園元

No.327 21/04/04 12:47
匿名さん0 

>> 322 (続き) 暗い性格の結花は、頭が良くて華やかな梨花に憧れていて、「お姉さまの様になりたい」と常に願っているので、もし梨花が死ぬ様な事があれ… 【シーズン枠外ドラマ】

「リカ~リバース~」全3話終了。

ああ、なるほど!麗美がやった麗美がやったと見せ掛けておいて、実は全部が結花の犯行。その動機は、美しく華やかな梨花の影に隠れてしまう自分は、誰からも注目されず愛されないから。(←これは偏に梨花だけを溺愛していた父親・武士の責任だし、それに嫉妬はすれど、ハブられた結花のフォローなど頭の片隅にさえ無かった麗美の責任でもある)

幸子の前の家政婦と千尋は父親の愛人だったから殺して庭に埋め、自分を愛してくれなかった父親も殺し、愛してくれないなら居ない方がいいとの梨花の言葉に感化されて宗像をアパート放火で(住人二人も巻き添えにして)殺し、ずっと憧れていて「なりたい!」と思っていた梨花の事も「お姉さまが居たら私は一生お姉さまにはなれない」と気付いて殺し、麗美の事も殺し、のこのこ荷物を取りに来た超鈍感な幸子も餌食に。凄い9人も!

その後どうやって梨花達の殺人を隠蔽したのかは不明。
梨花に成り済ますと言っても二卵性で似ていないから、整形をするか、それまでの人間関係を一切断ち切って看護学校に進学しないと厳しいと思うんだけど、それも不明。
いきなり大谷亮平が出て来て、高岡早紀の“雨宮リカ28歳”に飛んでた(笑)

まあ突っ込みドラマとして面白かったのでそれで良し。でも映画は観ないな(笑)

※田辺桃子はこれから伸びそう!

演出=松本創

No.328 21/04/04 16:43
匿名さん0 

「2021冬ドラマのまとめ①」

1位「俺の家の話」
個別レス参照。
引退をする長瀬智也に「よく頑張った、今までありがとう」というエールと、「戻りたくなったら戻ってくればいいんだよ」というスタッフの気持ちを込めて作られたのかなと、見終わって初めて感じ取れる素敵過ぎるドラマだった。

2位「天国と地獄~サイコな2人~」
個別レス参照。
どうなる?次は?と夢中にさせてくれた、エンタメ性の高いドラマ。ただミスリードの放置が若干有ったり、犯行形態と動機の整合性に違和感が有ったりしたので、二番手評価にした。

3位「その女、ジルバ」
個別レス参照。
現実の水商売はそんなに仲良しこよしの甘い物では無いと思うが、今のこの御時世だからこそのBARのファンタジー仕立てが心地良かったし、ブラジル移民と戦争孤児と大震災被害者の苦悩を重ねた原作者の構成力にも感心した。

【他にハマった作品】
「知ってるワイフ」
途中から失速した感は否めないが、前半はかなり面白くてハマった。

「おじさまと猫」
これまた前期の「チェリまほ」と同様に、アイディア勝利プロデューサー勝利の様なドラマ。ふくまるの可愛さにハマった!


【今期の演技MIP】
「知ってるワイフ」で、振り幅の広い意外な演技力を見せ付けた広瀬アリス。そして「おじさまと猫」のふくまるの声優として、見事にドラマを支えた神木隆之介。
甲乙付け難いので両名に。

No.329 21/04/04 17:08
匿名さん0 

「2021冬ドラマのまとめ②」

全話観たドラマの平均視聴率(%)

「天国と地獄」15.3
「ボス恋」11.7
「にじいろカルテ」11.0
「俺の家の話」9.2
「警視庁強行犯係」8.9
「ウチ彼」8.7
「青のスクポリ」8.6
「知ってるワイフ」7.5
「アノニマス」5.5
「その女、ジルバ」4.4
以下平均視聴率不明
「ドリームチーム」
「モコミ」
「書けないッ!?」
「六畳間のピアノマン」
「ここは今から倫理です。」
「ホリミヤ」
「おじさまと猫」
「バイプレイヤーズ3」
「直ちゃんは小学三年生」
「神様のカルテ」

※1クールを越えるドラマ、3話以下のドラマは除く。

※視聴率は関東地区のリアルタイム世帯視聴率。単純平均。(注:加重平均視聴率とは、数字が異なる場合がある)

No.330 21/04/04 17:24
匿名さん0 

2021年冬ドラマ
【最終回の視聴率が前週より1ポイント以上上昇したドラマ】←最後がどうなるのか期待値が高かった?

番組名/+ポイント

天国と地獄/+3.6
俺の家の話/+2.5
にじいろカルテ/+1.9
知ってるワイフ/+1.3
ボス恋/+1.2
ウチ彼/+1.1

(注)自分が全話視聴済みのドラマで、ワンクール以内で4話以上のドラマが対象。視聴率不明のドラマは対象外。

No.331 21/04/04 18:55
匿名さん0 

>> 324 【2021春ドラマ】 取り敢えず初回は視聴予定のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演 「イチケイのカラス」竹野内豊 「きれいのく… 【追記】

【2021春ドラマ】
取り敢えず初回は視聴予定のドラマ

吉川愛と板垣李光人主演の「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています~」の初回は、観始めて約28分で離脱したので、リストからは外す事にする。

土曜夜のドラマ渋滞中の時間帯に新枠として始まる本仮屋ユイカ主演の「私の夫は冷凍庫で眠っている」が、2話迄は録画被りをしないので、一応観てみようと思う。

No.332 21/04/05 23:50
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「イチケイのカラス」(CX)脚本=浜田秀哉 出演=竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、中村梅雀、升毅、草刈民代、小日向文世 他 

浅見理都の漫画原作。《月9・54分枠》(全話数不明)初回30分拡大

裁判官に許された制度を目一杯使って、検察の導き出した真実に間違いは無いのかを徹底的に調べ上げ、確信を得てから判決を出す、組織としては面倒臭い裁判官(入間みちお=竹野内)を正す為に送り込まれたサイボーグの様な特例判事補(坂間千鶴=黒木)が、恐らく“ミイラ取りがミイラになってしまう”話。
入間のはみ出しが許されるのは、その上司である部長裁判官(駒沢=小日向)が支えているからであり、そもそも何かが有って(恐らく無実を主張する依頼人を無罪に出来ず…みたいな事と予想)弁護士を廃業しようとしていた入間を、「裁判官にならないか」と誘ったのは駒沢だった。

冒頭の中学生の裁判所見学の質疑応答を、赴任したばかりの坂間が担当し、中学生の引率を装った入間も質問を投げ掛ける事で、二人の仕事に対する捉え方の違いが自ずと分かる仕掛けがまず良かった。

事前情報を入れないで視聴しても、大まかな人物像や関係性は理解出来たので、初回の作りとしては良かったんじゃないかなと思う。

で、肝心の事件の方なんだけど、こっちはちょっと雑だったな。
(続く)

No.333 21/04/06 00:28
匿名さん0 

>> 332 (続き)
献金の不正流用を疑われた代議士秘書が死んだのは自殺と結論付けたのは、目撃者が居たからなのだが、一人だけの証言ならもっと慎重に裏が無いのか精査すべき案件の様に感じたし、そもそもの話として騒音がどうの以前に、踏み切り内に少女が居るのに何故電車の運転士は警報を鳴らさなかったのか(映像の感じでは直線の線路の様に見えたので)、そこがご都合主義で、入間もそこには踏み込んでいないので、雑な印象しか持てなかった。

ただ人間物語としては、就職で社会に出て行く息子に顔向け出来ないから、見て見ぬ振りをして来た代議士の不正を公表しようと決意した父親、自分を助けてくれた人が死に、ずっと苦しんでいる娘に顔向け出来ないから、嘘の証言を撤回しようと決意した母親、父親の自分に対する期待と深い愛情を知ったから、嘘の主張を裁判で撤回した息子、この三者の心境の変化を関連付けて畳み掛けて行った終盤の展開は良かったと思う。

まあ裁判官が事件の結論を覆すという事は、警察や検察の捜査が杜撰で弁護士もおざなりという前提が有って初めて成立する話なので、雑な部分には余り目くじらを立てずに、人間ドラマとして楽しむべきなのかなとは思う。
そういう意味では、竹野内豊と黒木華と小日向文世の組み合わせは悪くないし、この先も期待が持てそうな感じはしている。

演出=田中亮

  • << 346 【2021春ドラマ】 「イチケイのカラス」2話まで終了。(2話は15分拡大) 一歳半の幼児の急性硬膜下血腫は、母親・深瀬遥子(前田敦子)の虐待によるSBS(乳幼児揺さぶられ症候群)が原因なのか? 一審有罪の後深瀬は控訴。高裁は判断をせずに差し戻し入間が担当する事に。 一審の有罪判決を出したのが事務総長の息子で、周囲は忖度、本人は親の権力を笠に着る中で、入間の強権が発動される。 今回は展開に隙が無くイチケイのチームワークも発揮され、かなりいい仕上がりで面白かった。 遥子が送検の時に笑った瞬間の顔が拡散され、世間からは“鬼女”と言われて更なるバッシングを受けたが、本当はあの時誰かの携帯が鳴り、着信音が娘の大好きな♪ピッチピッチチャップチャップランランランだったから、思わず笑っただけなのにという話は、“現代独特の私刑”として胸に刺さる物があった。(但しこれは演出上の問題だけど、あれはどう見ても思わず笑った顔ではなく、誤解を生む様なニヤリとした顔だったよね) 遥子の夫が渋谷謙人、義母が松金よね子、医師が甲本雅裕と、どっちにも転ぶ可能性を感じさせる役者を配していたのも上手かったなと思う。 色々揺れ動いても最後は憲法第76条を遵守し拠り所としている坂間のキャラは、好感が持てる。 演出=田中亮

No.334 21/04/06 19:12
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「珈琲いかがでしょう」(TX・アスミックエース・製作委員会)脚本=荻上直子 出演=中村倫也、夏帆、磯村勇斗 他 初回ゲスト=足立梨花、井上肇、大石吾朗、貫地谷しほり 他

コナリミサトの漫画原作。《ドラマプレミアム・49分枠》(全話数不明)初回5分拡大

月曜22時からの枠が「アノニマス」で終了し、23:06~の枠が新設されたその第一弾ドラマ。
「凪のお暇」を描いた漫画家の作品が原作で主演が中村倫也なので、ああいう空気感が出ていたらいいなと思って観たら、時間を掛けて美味しいコーヒーを淹れてお客の話を聞き、必要なら短い言葉を掛けて気付きのきっかけを作る、そんな移動珈琲店店主・青山(中村)の、自然体の柔らかい物腰が癒しを与えてくれる様な、雰囲気のあるドラマだった。

基本1話で2本の話を放送するオムニバススタイルで、中村、夏帆、磯村がレギュラーという事らしいが、ep.1に出ていた夏帆はいいとして、磯村は不敵に飴玉を噛んでいるだけで、どこの誰なのかさっぱり分からない(笑)

微笑んでいる青山にしても、予告の、強面に凄まれても一歩も引かない感じから言って、何かとんでもない過去をお持ちの様な…。飲食業なのに右手だけ柄物のサポーターをしているのも気になるんだよね。
まっ、面白そうなので継続視聴決定だな。

演出=荻上直子

  • << 350 【2021春ドラマ】 「珈琲いかがでしょう」2話まで終了。(2話は5分拡大) 片田舎での商売を終えた青山は帰路につくが、途中で荷台に少女が隠れているのに気付く。屋台の顧客の娘・雅(山田杏奈)だった。田舎はうんざり、キラキラした東京で成功したい、このまま連れて行って欲しいと譲らない。インスタで知り合ったお姉さん(礼=臼田あさ美)のシェアハウスに泊めて貰えるからと言う雅に、父親に連絡を入れる事を条件に折れる青山。 礼自身、画家になる夢を抱えて上京するも、キラキラした時期はあっという間に終わり、今は売春斡旋紛いの事をして金を得る所迄落ちていた。 東京の現実を知らず、インスタにキラキラの自分をアップし続け、私なら絶対に成功すると信じている雅に、礼は以前の自分を重ねて嫉妬し、東京の怖さを思い知らせてやろうと思ったのかな。 雅の父親と連絡を取っていた青山は雅の後をつけていて、すんでの所で礼の部屋に入り男達から雅を守る。 半グレみたいな男が青山の目を見ただけで動きを止め腰が引けてしまう。この演出だけで十分だったけど、後から男に「人を殺した事のある目をしてた」と言わせ、それを聞き付けた磯村勇斗が礼に会いに行き、礼の描いた似顔絵で青山だと確認。(←この似顔絵が超似ていた。特に目がよく特徴を捉えていて上手かった) (続く)

No.335 21/04/08 14:27
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「ガールガンレディ」(MBS・BSP・製作委員会)脚本=宮本武史 他 出演=白石聖、石井杏奈、大原優乃、伊藤萌々香、出口夏希、井頭愛海、田辺桃子、和田雅成、朝比奈彩、濱田岳 他

オリジナル作品。《ドラマイズム・30分枠》(全話数不明)

クラスでは空気の様な存在の小春(白石)はプラモが大好きで、たまたま飛び込みで店主に勧められて買った“ガールガンレディ”と“アタックガールガン”を完成させると、そのまま転た寝してしまう。

誰かの声で起こされるとそこは自分の高校の教室で、目の前には人間の姿になった自分が組み立てたガールガンレディのアリス(大原)が居て、いきなり教室に弾丸が撃ち込まれる。「何これ、夢?夢?」「小春、ようこそガールガンファイトへ」とアリスに言われ、プラモで組み立てた筈のガンを渡される。

いくつかのチームの対抗戦で、撃たれて当たると血が流れ、学校の周囲は見えない“ビリビリネット”で覆われていて逃げられず、死んだら消える。

夢から覚める小春。翌朝登校すると昨日の戦いで倒れた筈の水野(井頭)がクラスに居て、やっぱり夢だったんだと一安心する小春。だが…消えた子の机と椅子が片付けられる現実は何?生徒会長(石井)が黒幕なの?

よく分からんがバカバカしいんだけどそこそこ面白い。でもレビューは今回のみにする。

演出=瀧悠輔

No.336 21/04/08 15:05
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「理想のオトコ」(TX・The icon・製作委員会)脚本=小松江里子 出演=蓮仏美沙子、藤井美菜、瀬戸利樹、味方良介、安藤政信 他

チカの漫画原作。《ドラマParavi・30分枠》(全話数不明)

クレジットタイトルのバックの映像が、カラオケで流れるみたいな安っぽさでまずひと笑い。(エンドクレジットの映像も何の捻りも無くてドイヒーw)

32歳の親友同士の女二人。美容師の燈子(蓮仏)は顧客から見合いを勧められ、編集者の茉莉沙(藤井)は既婚。
そんな二人の周囲に突然それなりの“いい男”が湧いて来て…。

茉莉沙が担当している漫画家のミツヤス(安藤)の授賞式の夜、燈子はアレンジへアコンクールに予選落ちしたショックで、その日が初対面のミツヤスと居酒屋で飲んで酔いつぶれ、茉莉沙は祝勝会をミツヤスにすっぽかされて表紙デザイナーの高田(瀬戸)と飲んで酔いつぶれ、翌朝それぞれ目覚めたら自宅ではなく、ベッドの隣にはそれぞれが飲んだ相手の男が寝ていて、やらかしちゃった?という展開。

燈子には高校時代の友人で卒業以来初めて再会した、今は茉莉沙の同僚になっている圭吾(味方)も惹かれ始めているみたいで、モテ期到来なのか?

深夜ドラマにしてはオーソドックス過ぎて面白味には欠けるのだが、役者は揃っているのでもう少し観てみるけど、レビューは書かないかな、多分。

演出=宮脇亮

  • << 374 【2021春ドラマ】 【ここまでの短評】 「理想のオトコ」3話まで終了。 初回のレビューで『役者は揃っているのでもう少し観てみるけど、レビューは書かないかな、多分』と書いたのだが、ミツヤスのアシスタント・最賀(平井亜門)のキャラ(アシスタントの領域を越えて、締め切り厳守と尻を叩き私服のコーディネートまでと、まるでマネージャーの様でミツヤスも頼り切っている)が独特で面白いし、ミツヤス自身も燈子と寝て居酒屋デートも楽しんで誠実そうに見えるのに、最賀に二人の関係を問い詰められると「付き合っていません」と言ってしまう謎キャラ(笑) で、少し面白くなって来たので初期評価の☆☆から☆☆↗️に若干変更。 演出=北川瞳 「ラブコメの掟…」3話まで終了。 こちらはやっと真宮の恋する相手は九条だと全面に押し出して来たけど、ここまでがちょっと長くて間延びしちゃった印象。 真宮がPonteVecchioのピアスを「工藤さんに貰って欲しいんです」と渡し、戸惑いながらも持ち帰った工藤が、鏡の前で耳に当ててみてうっとりするも「バカバカバカこういうのは本命の彼女に取っておけって言ってやんなきゃ」って、全く真宮の思いに気付いていないのが可愛い(笑) ※真宮はあの日、恋する工藤の干物部屋を見てどう思ったのか、そこは明らかにして欲しいかな。 演出=河原遥

No.337 21/04/08 15:51
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」(TX・テレパック・製作委員会)脚本=大江利江子 他 出演=栗山千明、小関裕太、草川拓弥、井筒しま、hibiki、菅野莉央、堀田茜(4話~)、吉沢悠(6話~) 他

オリジナル作品。《水ドラ25・30分枠》(全話数不明)

電子コミック編集部が舞台で、バリキャリタイプで美しい瑠璃(栗山)は、部員女子の憧れの的。恋愛相談等を持ち掛けると鮮やかに解決してくれて、皆は瑠璃は恋愛経験が豊富だと信じているが、実は瑠璃の知識は全部少女漫画から得た物。実際の瑠璃は退社後は真っ直ぐ帰宅、缶ビールを飲みながら壁一面の本棚の少女漫画を読み漁るのが至福の時という、完全なる干物女。

そんな瑠璃に編集部のイケメン・間宮(小関)が相談を持ち掛けて来る。いつも3ヵ月以内にフラれてしまうが、今好きな人とは上手く行きたい、俺に欠陥が有るとしたら何だと思います?と。
例によって漫画の台詞から答えると「やっぱり恋愛マスターですね!」

翌朝目覚めるとベッドの側に間宮が!一緒に飲んで酔い潰れた瑠璃を送って来て、自分も寝てしまったと言う。
昨日の約束?覚えてない。「1ヵ月付き合って俺に恋愛指南して下さい」
ムリムリムリーッと思いながらも「いいわ」(笑)
てか、間宮に干物部屋バレてるんですけど~(笑)
面白かったので次も観てみる。

演出=河原遥

  • << 354 【2021春ドラマ】 「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」2話まで終了。 初回を観た時に間宮(小関)が好きなのは九条(栗山)なのでは?とは思ったのだが、今回、相手は社内の人で自分から好きになったのは初めてというヒントが出た。 今迄は告白されて何となく付き合い始めると「本当は好きじゃないんでしょう!」などと言われて終わってしまう、その繰り返しだったが、初めて自分から好きになってみて、恋をするとこういう気持ちになるんだという事が分かったと言う間宮。 九条を恋愛マスターだと思い込んでいるから、懐に入るべくこういう作戦を取っているのかなあ。でもあの干物部屋を見て特に幻滅した様子もないし、九条に対して疑い出した感じもしないし、間宮の本音が何処に有るのかはまだ分からないな。 本当の九条は男に免疫が無いから、会社でも間宮の一挙手一投足が気になり始めたり、彼の前では必死に気取って取り繕ったり、その辺りの心を乱され変化して行く様も面白い。 ※朝、間宮を送り出しドアを閉めた瞬間、「パーフェクトメッキが剥がれちゃう~」と崩れ落ちる九条には笑ってしまった。 演出=河原遥

No.338 21/04/09 00:07
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「レンアイ漫画家」(CX・共同テレビ)脚本=松田裕子 出演=鈴木亮平、吉岡里帆、眞栄田郷敦、岩田琉聖、小西桜子、竜星涼、木南晴夏、片岡愛之助 他

山崎紗也夏の漫画原作。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大

主人公の俺様的漫画家(刈部清一郎=鈴木)と、彼のせいで葬儀社をクビになり、漫画のアイディアを捻り出す為に彼にいい様に使われてしまうヒロイン(久遠あいこ=吉岡)のキャラが分かりやすく、物語の中でしっかりと立っているのでとても観やすく、二人の演技も丁度いい塩梅(面白いけどやり過ぎない)をずっと保っていたので、最後まで楽しんで観る事が出来た。

吉岡さんは一時期のごり押しの後、少し退いたポジの役や様々なタイプの役をこなしている間に確実に演技力を付けて、とても魅力的な表現をする役者に成長したと思う。

亡くなった弟が高校時代、振っても振っても告白して来るから面白くて付き合う事にしたと、あいこの事を言っていたのを覚えていた清一郎。だから過酷な指令を出してもめげないだろうと思い、擬似恋愛のモデルとして雇ったのかな。その内自分もあいこに…って展開になりそう。引き取った弟の息子(レン=岩田)もポイントになりそうだな。

※“カピバラ似の不幸顔”には笑ってしまった。カラッとしてるあいこのキャラが魅力的なので継続視聴決定!

演出=石川淳一

  • << 356 【2021春ドラマ】 「レンアイ漫画家」2話まで終了。 本気になりかけていたのに「早瀬と別れろ」の無茶振り指令、抵抗していたあいこだが、清一郎の「銀河天使」を初めて読んでみて感動し、この作品の為なら(そしてやっぱり100万円の為なら)と決意して早瀬に別れを告げる。(←竜星さん、もう退場?ゲストではないのに?)でも期限切れで100万円は貰えず(笑) 清一郎の設定がバスの乗り方も分からない世間知らずで、必要な事は全てそれぞれのプロに任せているから別に困らないという事だったが、漫画家とか作家とかって、引きこもりの世間知らずじゃ人の心を動かす作品は描けない(書けない)のでは?と思うのだが。 レンが父のお気に入りだった場所(丸子橋)を清一郎に教えて貰い、そこで父が亡くなっても泣けなかった子が初めてさめざめと泣くシーンは良かった。 レン君ってかなりのイケメンなのよね。演技で上目遣いとかすると超可愛い。おっと脱線(笑) 次の疑似恋愛ターゲットは、レンの転校先の担任・大倉先生(稲葉友)で、またまたイケメン、しかも若い。 それにカフェの二階堂(真栄田)も、どうもあいこが気になっているみたいで、あいこ、全然ダメ男ホイホイじゃないじゃん! 演出=石川淳一

No.339 21/04/10 15:50
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「生きるとか死ぬとか父親とか」(TX・オフィスアッシュ・製作委員会)脚本=井上紀州 出演=吉田羊、國村隼、田中みな実、岩崎う大、DJ松永、オカモト“MOBY”タクヤ、森本晋太郎、ヒコロヒー、富田靖子、松岡茉優 他

ジェーン・スーのエッセイ原作。《ドラマ24・40分枠》(全12話予定)撮了済み

冒頭、子持ち女性と独立して開業した女性の友人同士、母から見合いを勧められるイラストレーター(かな?)、営業成績トップの女性と寿退社する同僚女性、それぞれの女性を対比するシーンの合間にアップでカットインする吉田羊と田中みな実。吉田羊がどこに居て何を添削(に見えた)しているのかが分からず、えっ何だろうと思っていたら、ラジオ番組のスタジオが映り、友達と別れた開業した女性がスマホで番組を聴き始めて、ああ吉田羊達はDJで、コーナー前のチェックをしていたのかと分かるという、何とも洒落た演出で始まったこのドラマ。

テーマとしては自由奔放に生きて来た“女に何かしてあげたいと思わせる能力が異常に発達している”父と、“同居すると衝突ばかりするので諦めて”別居している自立した独身の娘の日常を描いて、結婚とは、親子とは、仕事とは等、身近だけど普遍的な事を考えて行くといった所なのかな。

吉田さんと國村さんのやり取りを観るだけでも価値がある、それ位二人が素晴らしい。

演出=山戸結希

  • << 359 【2021春ドラマ】 「生きるとか死ぬとか父親とか」2話まで終了。 ラジオの相談コーナー。一人で生きて行くと決めた事務職の女性が自力でローンを組んでマンションを買ったのだが、最近年下の恋人が出来て、賃貸マンションだと思い込んでいる彼に、持ち家だと言うべきかという質問。 そこから、華道の師範で独身を貫き、自力でマンションを買い、終の住処であるケアハウスも自分で用意して入居しているトキコの叔母(亡き母の妹)に、父と一緒に会いに行く話になり、一人では外出の出来ない叔母にお洒落をさせて、近くのスーパーに買い物に連れて行くのをイベント仕立てにして喜ばせるという、素敵な話を挟んでからの直ぐの叔母のお葬式。 最後のお洒落で使った口紅とマニキュアを棺に入れてあげたいトキコ、いや今は規則で入れられないと拒む葬儀社、その対応に本気で怒り無理矢理入れてしまう父と、謝りながら取り出すトキコ。 そしてラジオの相談コーナー。大学に合格し通いやすい祖父の家で暮らす事になった女性。亡くなった叔母の部屋に住むのだが物が大量に残っている。私にとっては着られない服や履けない靴はゴミ。どうすれば祖父に断捨離を承諾して貰えるのか。 亡くなった叔母の記憶も新しいトキコは涙ぐみながら訴える。 「他人から見ればゴミに見えるけど、遺族にとってはゴミじゃないんです」「人間には捨てられない記憶が有るんです」 (続く)

No.340 21/04/11 19:25
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「私の夫は冷凍庫で眠っている」(TX・PROTX)脚本=大谷洋平、本山久美子、御法川修 出演=本仮屋ユイカ、白洲迅、青柳翔、おかやまはじめ、浅田美代子、斉藤由貴 他

八月美咲の小説原作。《サタドラ・30分枠》(全6話予定)

一緒に暮らして半年の婚約者・亮(白洲)が一週間前から豹変し、レイプまがいの事をされた夏奈(本仮屋)は、醒めた表情で酔っている亮の後頭部をワインの瓶で殴り、倒れた所で紐で首を絞めて殺してしまう。「埋めなきゃ」とスコップを探しに行った物置で古い冷凍ケースを発見。スイッチを入れると冷えたので、亮を寝袋で包みそこに入れる。
部屋に戻った夏奈は音楽をかけ踊り出す。
えっ、この子はメンタル的にちょっとヤバいのか?

冒頭からのシーンで夏奈が着ているシャツが、フワッとはしているのだが体の動きによっては生地が肌に張り付き、ラインが浮かび上がったりして何とも言えないセクシーさを出す。亮が発情したのも後ろ姿のあのラインを見たからなんじゃないかな。
品位を保ちながらもエロチックに見せる撮り方が中々上手かった。

朝、夏奈がキッチンにいると「おはよう」の声が…あらら殺した筈の亮が入って来た!首には痣もある。ヒェー!
隣に住む作家の孔雀(斉藤)に頼まれた事をやりに亮が出て行った隙に、冷凍庫を見に行く夏奈。
そこには昨日の姿のままの亮が入っていた。
(続く)

No.341 21/04/11 19:51
匿名さん0 

>> 340 (続き)
夏奈の母・木芽(浅田)はメンタルクリニックの開業医。夏奈を呼んで亮の身辺調査の結果を読み上げる。
佐藤亮28歳、夜間清掃の登録派遣、一週間前から無断欠勤をして音信不通、「これで当たってる?」「分からない、詳しく聞いた事無いから」
自分がされて嫌な事は相手にもしないと言う夏奈。結婚しようとしてた相手なのに?
何か変よね。

帰宅し恐る恐る部屋に入る夏奈。「亮?」居ない、良かった!…な訳ないじゃん。
「夏奈」と声を掛ける亮。

まあ間違いなく冷凍ケースに遺体は有るのだから、普通に考えれば亮には双子の兄弟が居て、一週間前に入れ替わっていたという事なんだろうけど、それは何故?そして今居る亮は何故それを隠している?って事よね。

お隣さんも何か意味深なんだけど、これはミスリード要員なのかなあ。
机に置かれていた人肉食の本。(まあミステリー作家だから商売道具だと思うけど)
次回予告を観ると、夏奈は遺体を砕き料理をして、今居る亮に食べさせるつもり?

エロの次はグロか~い😱

煽る恐怖物は苦手なんだけど、これはちょっと違う感じがするから次も観てみる。

演出=御法川修

  • << 363 【2021春ドラマ】 「私の夫は冷凍庫で眠っている」2話まで終了。 最初、あの解体~料理するシーンは夏奈の夢?妄想?と思ったんだけど、起きて来た亮が変な臭いがすると言ったので、本当に解体したんだと分かる。(←カチカチの冷凍肉はあの鉈包丁で、まして女の腕力では直ぐには割れないし、冷凍ストッカーに入れたまま上から振り下ろす荒っぽさにびっくり(笑)) 夏奈は亮が生き返ったゾンビみたいな物だと思ってるのね。 で、殺すだけじゃ足りないからひき肉にして、今居る亮に食べさせてやる!っていう発想が、ゾンビ以上に怖い(ガクブル) そのひき肉で作ったハンバーグ弁当、亮は食べずに中身をゴミ箱に投げ捨てた。分かってるのよね? 夜はひき肉で作ったソーセージ。亮が箸を刺した瞬間ピンポーンで夏奈の母が来た。 結局、食べたのかどうかは有耶無耶のまま。焦らすねえ(笑) で、夏奈が寝ているのを確認した亮は、物置を開けようとするが鍵が掛かっていて開かない。ガタガタ揺する音で目を覚ます夏奈。ストッカーの亮の顔は何故か剥き出しのまま。これの意味が分からん(汗) 双子前提として、亮はもう一人を誰かに殺して貰いたい位追い詰められていたのかなあ、それとも取り敢えずグルで財産目当てが、思わぬ反撃に遭ってしまって計算が狂った?うーん分からん、でも面白い! 演出=御法川修

No.342 21/04/12 01:18
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「最高のオバハン中島ハルコ」(東海TV・The icon)脚本=西荻弓絵 出演=大地真央、松本まりか、真魚、合田雅吏、蕨野友也、今野浩喜、高橋ひとみ 他

林真理子の小説原作。《オトナの土ドラ・55分枠》(全8話予定)

大人気の「美のスーパードクター」中島ハルコ(大地)が、悩みを相談して来た人に忖度無しの毒舌でぶった斬る話。

初回はこれから“ツレ”になりそうないづみ(松本)との出会いと、彼女の悩み(10年不倫をして来た男に200万円を貸したら音信不通になった)を解決し、自分の美容クリニックの顧客で、自分が株主である企業のオーナー大貫(袴田吉彦)と不倫している久美(大西礼芳)が、大貫が離婚するにはどうしたらいいかと相談して来たら、「愛人のくせに調子に乗るんじゃないわよ!愛人は愛人らしく、もっと謙虚でいたらどうなの!」と、世の奥様方が聞いたら拍手喝采の正論で喝破する、二つのエピソードを入れ込んだ為、肝心の主人公・ハルコの背景がぼやけていた気がする。

東京で美容クリニックを経営し治療もしているのに、名古屋に事務所が有って男二人(秘書?)と女一人が常駐している様なのだが、彼らの仕事は何なのか?久美がわざわざ東京まで治療を受けに来ていたので、名古屋にはクリニックは無いのだと思うのだが…。
(続く)

No.343 21/04/12 01:45
匿名さん0 

>> 342 (続き)
ハルコは自分がケチな事は認めた上で、「大阪人のケチは値切るのが好き、私の様な尾張の人間はお値打ちが好き」とか、はっきり大地真央に言わせる所は結構凄いなと、東京人はドギマギしてしまった。

「伝説のお母さん」の魔王役をやっていた大地真央を観ていたので、この役も面白がって受けたのだろうなというのは想像出来るし、台詞量が多く正論で喝破するには相応しい滑舌の良さは魅力的だ。

対する松本まりかは、これまでのエキセントリックとか憑依とかのイメージとは正反対の、地味で内気な感じの女性をそれなりに演じている。何が何だかよく分からないままにハルコに振り回される優柔不断さみたいなものが漂っているのは流石だなと思う。

今のところは期待以上でも以下でもないって感じかな?まあもう少し観てレビューを続けるかどうか判断しようと思う。

演出=大谷健太郎

  • << 364 【2021春ドラマ】 「最高のオバハン中島ハルコ」2話まで終了。 私はどうも勘違いをしていた様で、いづみ(松本まりか)の勤めるグルメ雑誌の会社は東京に有って、たまたまハルコと出会ったのがシャバーニ(イケメンゴリラ)の居る、名古屋の東山動植物園だったという事らしい。 ハルコが名古屋の出で地元の有名人という事で、クリニックのシーン以外はずっと名古屋に来ている時の事を描いているのだと思っていたのだが、2話目を観ていてそうではないらしいと気付いた。 なのでハルコに仕えている助さん格さんみたいなイケメン達が居た事務所みたいな部屋も、おそらく東京のクリニックの一部なのだろう。 初回を観た時に何で勘違いをしてしまったんだろう? 今回は名古屋のひつまぶし屋と老舗ういろう屋の抱えている問題を、一気に解決する秘策をハルコが繰り出すという展開。 まあ跡取り同士をくっ付けるのだろうというのは読めたが、理系の息子の知識と“絶対味覚”をフル活用して、コラボ新商品「ひつまぶしの虹色あんかけ」を開発するという展開には笑ってしまった。 但しあれは映えないよ。流石に組み合わせとして気持ち悪い(笑) という事で、この先も観るかもとは思っているが、毎度レビューを書く程の中身でも無いので、ここに取り上げるのは今回迄にしようと思う。 演出=大谷健太郎

No.344 21/04/12 19:14
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「ネメシス」(NTV)脚本=入江悠、片岡翔 出演=広瀬すず、櫻井翔、勝地涼、中村蒼、富田望生、石黒賢、仲村トオル、江口洋介 他 初回ゲスト=大島優子、伊武雅刀 他

オリジナル作品。《日曜ドラマ・55分枠》(全10話予定)

栗田(江口)は長年探偵として働いて来た事務所を(助手だった?)風真(櫻井)に譲り、自分はCEOとして裏方に回り、新たに助手として、失踪した親友(美神始=仲村)の娘・アンナ(広瀬)を迎え入れる。

この素人と思われたアンナが探偵としては超優秀で、出来そうな見た目に反してポンコツな風真を助けて、彼が事件関係者の前で真犯人を指摘する場では、部屋の隅に隠れながらフリップでヒントを出し続け、何とか風真に手柄を立てさせるという斬新な(笑)スタイル。(何故事前に擦り合わせておかないのか(笑))

事件というかトリックというか…は、極々単純で(というか初回から登場人物が多くて、そっちの紹介が忙しくて込み入ったトリックを使う余裕が無かった感じ?)、まあ観やすいっちゃ観やすかったけど、ずっとこれだと飽きるし、このドラマには脚本家の他にトリックを担当する作家陣が付いているので、次回以降はもっと面白くなるのかもしれない。

そして“恒例の縦軸”は何故アンナの父は突然失踪したのか、それを栗田が探り始を捜し出す話になる模様。
(続く)

No.345 21/04/12 19:35
匿名さん0 

>> 344 (続き)
番組紹介には縦軸に関して『最終回まで伏線だらけ…』と有るので、今回も何かが仕込まれていた筈なのだが、さっぱり分からなかった(本当に有ったのか?)

この枠とは余り相性が良くなくて離脱する事が多いのだが、初回を観た限りではこのドラマに関しては完走出来そうな感じはする。

神奈川県警の刑事三人(勝地、中村、富田)がレギュラーなんだけど、特に捜査をしている風には見えないし、かと言って探偵の邪魔をする風でもないし、どういう使い方をするのかが初回は見えなかった。
(今の使い方では勿体ない)
相関図によると今後、橋本環奈や真木よう子もレギュラーとして出る様なので、人物の交通整理(捌き方)が成否の一つのポイントになりそう。

広瀬と櫻井の組合せは悪くないので、脚本がしっかりしてくれれば楽しめそうなドラマではある。

演出=入江悠

  • << 365 【2021春ドラマ】 「ネメシス」2話まで終了。 今回は行方不明の兄(樹=窪塚愛流=雰囲気が有るね)を捜してという妹の依頼を受けて捜し出したら、彼は詐偽集団の受け子をした挙げ句、仲間を殺した犯人に仕立て上げられていたのをネメシスが解決するという話で、初回同様トリックはあっさり目だった。 樹がラップにハマって出入りしていたライブハウスのオーナーが詐偽の黒幕&殺人の真犯人という事で、このライブハウスや兄妹が暮らす養護施設で、アンナや樹、風真が繰り出す即興ラップに結構な時間を割くという謎演出(笑) スピード狂の黄衣子(大島優子)がネメシスから(暴走する)アッシーに使われたり、今のところカッコつけてるだけみたいな刑事タカ&ユージのタカが、犯人が金庫の鍵を開けないからって、いきなり何発も発砲して金庫を壊したり、そうか、そういう法律を無視したエンタメ性を楽しめばいいのかと目から鱗(笑) そして栗田の追う“アンナの父(始)失踪の件”は、シリアスなミステリーとして描いて行くという、一つのドラマで二度美味しいみたいなのを目指しているのかしら。 19年前の4月、始が運転した車が事故り、車外で血だらけだった女性が美馬芽衣子で、身重みたいだったし誕生日が同じ日だから、アンナの実母なのかも。←(録画を止めて確認しないと分からない様な作り込み) まあ、初回よりは良くなってるかな。 演出=入江悠

No.346 21/04/12 22:57
匿名さん0 

>> 333 (続き) 献金の不正流用を疑われた代議士秘書が死んだのは自殺と結論付けたのは、目撃者が居たからなのだが、一人だけの証言ならもっと慎重に裏が… 【2021春ドラマ】

「イチケイのカラス」2話まで終了。(2話は15分拡大)

一歳半の幼児の急性硬膜下血腫は、母親・深瀬遥子(前田敦子)の虐待によるSBS(乳幼児揺さぶられ症候群)が原因なのか?
一審有罪の後深瀬は控訴。高裁は判断をせずに差し戻し入間が担当する事に。
一審の有罪判決を出したのが事務総長の息子で、周囲は忖度、本人は親の権力を笠に着る中で、入間の強権が発動される。

今回は展開に隙が無くイチケイのチームワークも発揮され、かなりいい仕上がりで面白かった。
遥子が送検の時に笑った瞬間の顔が拡散され、世間からは“鬼女”と言われて更なるバッシングを受けたが、本当はあの時誰かの携帯が鳴り、着信音が娘の大好きな♪ピッチピッチチャップチャップランランランだったから、思わず笑っただけなのにという話は、“現代独特の私刑”として胸に刺さる物があった。(但しこれは演出上の問題だけど、あれはどう見ても思わず笑った顔ではなく、誤解を生む様なニヤリとした顔だったよね)

遥子の夫が渋谷謙人、義母が松金よね子、医師が甲本雅裕と、どっちにも転ぶ可能性を感じさせる役者を配していたのも上手かったなと思う。

色々揺れ動いても最後は憲法第76条を遵守し拠り所としている坂間のキャラは、好感が持てる。

演出=田中亮

  • << 367 【2021春ドラマ】 「イチケイのカラス」3話まで終了。 今回は駒沢が以前、情状酌量をして減刑判決を出した藤代(岡田義徳)が再び罪を犯してイチケイが担当する事になり、駒沢が自分の判断は間違っていたのか?それとも藤代は何かを隠しているのか?気持ちが揺れ動く中で、徹底調査を部下に命じる。 事件の予想(あの碧って子は藤代の実子で、義父の野上はDV野郎なんだろうな、それ絡み(性的暴行の方を予想してた)で野上を殺した犯人(母親か碧のどっちかだけど、まあ娘の方だろうと)の身代わりに藤代はなっているんだろうなって事)は、早い段階で付いていたので、後はどうやって真実を見付けて藤代を落とすのかが見所だったんだけど、今回は警察の不検討(藤代の自白の裏取りをしていない)が問題に。 駒沢が不検討じゃない、見当たらないと書いて不見当です!と抗議していたが。 初回のレビューで『まあ裁判官が事件の結論を覆すという事は、警察や検察の捜査が杜撰で弁護士もおざなりという前提が有って初めて成立する話』と書いたのだが、今回はそれの最たる物。 シリアスな話に終始するとこの点がネックになり、ドラマの評価が割れてしまう要因になるのだろうね。 次回は坂間がメイン。どんな話にするのか楽しみ。 演出=星野和成

No.347 21/04/13 19:11
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「きれいのくに」(NHK)脚本=加藤拓也 出演=吉田羊、蓮佛美沙子、平原テツ、橋本淳、稲垣吾郎、村川絵梨、徳永えり 他

オリジナル作品。《よるドラ・30分枠》(全8話予定)※よるドラの曜日枠を移動しての第一弾。

橋本と名乗る40代の夫婦(吉田と平原)と、佐川と名乗る30代の夫婦(蓮佛と橋本)の話がランダムに出て来て、その後、佐川(蓮佛)と橋本(平原)が出会い関係を持つ話に変わり、また妻(吉田)の誕生日の翌朝と思われる3/8の朝7時の話になり、夫が「絵理、ちょっと起きて」と隣で寝ている妻を起こすと、そこに居たのは蓮佛で驚く橋本。
そしてちょこちょこ挟み込まれていたインタビュアー(稲垣)が、「出会った頃の奥さんが居たんですね?朝起きたら」と質問し、橋本が「はい」と答える。

ずっと何なんだろう、これは?と思いながら観ていた謎が、最後に解ける。蓮佛と吉田は同一人物だったんだと。
念を押す様にエンドクレジットには絵理(43)吉田羊、絵理(33)蓮佛美沙子と出る。

それは分かったが、じゃあ何で妻だけ若返った?は謎のまま。
我慢出来なくなってある記事を読んだら、絵理は更に若返って小野花梨が演じるらしい。なるほど、いい線を突いて来るなあ。

結局全部観ないと分からない仕掛けみたい。着いて行けるのかはまだ分からないけど。

演出=西村武五郎

  • << 368 【2021春ドラマ】 「きれいのくに」2話まで終了。 吉田羊から蓮佛美沙子に10歳も若返っているのに、宏之(平原テツ)に鏡を見る様に言われても「何も変わって無いけど」と言う恵理。「何で本人が分かんないんだろ」と宏之の心の声。 恵理だけでなく美容師の太田(徳永えり)や、恵理の妹の由香里(村川絵梨)も全く変だとは感じていず、視聴者と同じ感覚なのは宏之だけという不思議な世界観。 それだけでなく、20代で健司(須賀健太)の子を妊娠し彼の希望で中絶した苦い過去の自分(小野花梨)を恵理が思い出すシーンが挟まれた翌朝、飼い始めた子犬の世話をする恵理が振り返ると小野花梨に変化していた。 「恵理か?恵理なんだな?お前はもう俺の知らない恵理だ」そりゃそうだ。 うーん、まだ何だかよく分からん。 今回、演出家が変わったのだが、今時民放すら避けている男が体を揺らす(オブラートに包んでます)ベッドシーンとか、自慰の後のティッシュとか、リアルな演出が続きちょっと驚いた。(演じた蓮佛さんは流石) 流石と言えば吉田羊から変わった直後の蓮佛さんの台詞の声が、吉田さんのトーンにかなり寄せていてびっくりした。最初アフレコなのかなと思った位似てたんだけど、でもどう見ても本人が喋っている様に見えるんだよなあ。 演出=鹿島悠 ※「透明なゆりかご」の問題作、第9話「透明な子」を担当した若手女性ディレクター

No.348 21/04/13 22:57
匿名さん0 

【2021春ドラマ】

「大豆田とわ子と三人の元夫」(関テレ)脚本=坂元裕二 出演=松たか子、岡田将生、角田晃広、高橋メアリージュン、豊島花、石橋静河、瀧内公美、近藤芳正、若松了、松田龍平 他 ナレーション=伊藤沙莉

オリジナル作品。《火曜21時・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大

練りに練られたテンポの良い5分のアバンで、大豆田→田中→佐藤→中村→大豆田と変遷したとわ子の歴史が語られグッと惹き付けられたのだが、タイトル明けにすぐさま始まった坂元裕二お得意の速射砲の様な台詞の数々に、一気に萎えてしまった。好きだよなあ坂元氏、ああいうパターン(苦笑)リアタイで観ているだけでは(それも字幕付きでも)絶対に消化出来ない膨大な台詞量と回りくどい言い方(苦笑)苦行だわ。

母の死で建設会社の社長を引き継いだとわ子(御飾りではなくて有能みたいな設定は良き)は、母が生前に自分の墓のデザインを業者とやり取りしたメールを見たいのだが、PCのパスワードが分からず、娘の唄がパパの誰かが設定した筈と言うので、仕方なく元夫達に会いに行く羽目に…という事で三人との交流が始まる感じなのかな。

唄が思惑が有ってパスワードを設定したのだろうと思っていたのだが、『後日パスワードは解除され』とナレベースで処理されただけで、“誰がどうやって”も分からず完全なる消化不良。
(続く)

No.349 21/04/13 23:17
匿名さん0 

>> 348 (続き)
最初の夫・八作(松田)だけは口数が少なくテンション低めで安定しているので、彼とのシーンだけは観ていて落ち着く。

二番目の鹿太郎(角田)と三番目の慎森(岡田)は、離婚したくて離婚した訳ではないらしい。
ただとわ子は四回目も有るかもしれないけど、その相手は絶対に貴方達の誰かではないと力強く宣言。

男達にはそれぞれ新しい女性との出会いが有る様なカットもちょこっとだけ挟み込まれており、登場人物がもっと増えるのかと思うと逆に憂鬱になってしまう。

初回を観ただけでは何を描きたいのかは見えて来ず、“速射砲”の件も有り、積極的に観て行きたいとは思えなかったが、取り敢えずしばらくは様子見という事にしておこう。

※娘役が注目している演技派の豊島花さんなので、そこは観る動機の一つにはなっている。

演出=中江和仁

  • << 370 【2021春ドラマ】 「大豆田とわ子と三人の元夫」2話まで終了。 圧倒的な分量だった伊藤沙莉のナレーションがグッと減り、屁理屈も正論もごちゃ混ぜの“速射砲慎森”の喋りが中盤辺りから減り、どうして二人は離婚したのか、何故慎森は未だにとわ子に執着しているのかが少し見えて来た事で、初回よりは見易くなった様に思う。 ただ何を楽しめばいいのかが未だに見えて来ない。自分にとってのフックが見付からないのよねえ。 坂元作品を受け付けない訳ではない。寧ろ好きな作品の方が多い。世間的には大爆死した広瀬すず主演の「anone」は、田中裕子が演じた亜乃音さんがフックとなってハマったし、「カルテット」も中盤からはドハマりしたし、「Mother」も「それでも、生きてゆく」も忘れられない傑作だ。 途中で視聴離脱したのは「最高の離婚」位だったと思う。離脱した位だからどんな内容だったか殆ど覚えていないけど(笑) で、このドラマ、少しだけど見易くなったのでもう少し様子見してみる。でもレビューは書かないかな。 ※最後に訂正。前回のレビューでとわ子が母親の死で社長を引き継いだと書いたのは事実誤認で、オーナー社長の指名で引き継いだというのが正しい。何で勘違いしたのかももう分からないや。 演出=中江和仁

No.350 21/04/14 18:51
匿名さん0 

>> 334 【2021春ドラマ】 「珈琲いかがでしょう」(TX・アスミックエース・製作委員会)脚本=荻上直子 出演=中村倫也、夏帆、磯村勇斗 他 … 【2021春ドラマ】

「珈琲いかがでしょう」2話まで終了。(2話は5分拡大)

片田舎での商売を終えた青山は帰路につくが、途中で荷台に少女が隠れているのに気付く。屋台の顧客の娘・雅(山田杏奈)だった。田舎はうんざり、キラキラした東京で成功したい、このまま連れて行って欲しいと譲らない。インスタで知り合ったお姉さん(礼=臼田あさ美)のシェアハウスに泊めて貰えるからと言う雅に、父親に連絡を入れる事を条件に折れる青山。

礼自身、画家になる夢を抱えて上京するも、キラキラした時期はあっという間に終わり、今は売春斡旋紛いの事をして金を得る所迄落ちていた。
東京の現実を知らず、インスタにキラキラの自分をアップし続け、私なら絶対に成功すると信じている雅に、礼は以前の自分を重ねて嫉妬し、東京の怖さを思い知らせてやろうと思ったのかな。

雅の父親と連絡を取っていた青山は雅の後をつけていて、すんでの所で礼の部屋に入り男達から雅を守る。
半グレみたいな男が青山の目を見ただけで動きを止め腰が引けてしまう。この演出だけで十分だったけど、後から男に「人を殺した事のある目をしてた」と言わせ、それを聞き付けた磯村勇斗が礼に会いに行き、礼の描いた似顔絵で青山だと確認。(←この似顔絵が超似ていた。特に目がよく特徴を捉えていて上手かった)
(続く)

  • << 351 (続き) 「その人、あんたみたいなのに追われる様には見えなかったけど、一体何をしたの?」蛇の様な目付きの磯村勇斗のドアップからの「人殺し」 やっぱりそうなのか…でも何か事情は有るんだろうね。 今回は落ちぶれてしまた礼が、壊れていると思い込んでいたエスプレッソマシーン(キラキラの時に勢いで買ってしまった物)を青山が復活させてくれた事で彼に心を開き、今迄の事を一人語りする部分が特に良かった。(途中で止まったマシーンを叩きながら感情を爆発させる部分だけは、臼田さんの演技力が今一つ足りなくて残念だったが) 東京に着いた朝、青山が雅のイメージに合った可愛いコーヒーを作ってくれて、それが美味しかったのはそもそも基本のコーヒーが美味しいからなのだと、帰りの車の中で淹れたてのスタンダードコーヒーを飲んで気付いた雅。「根っこからちゃんとしてなきゃダメなんだ」と。 このシーンも良かったな。 今、上手くいっていない人の気付きに繋がる様な台詞が、所々にさりげなく散りばめられているのもこのドラマの魅力の一つだなと思う。 次回ゲストは滝藤賢一、戸次重幸、小手伸也という豪華布陣で、特に滝藤さんはオネエになるみたいで楽しみ。 演出=森義隆
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