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とあるバレンタインとひな祭り物語

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青木あかね( 30代 ♀ sEoWnb )
20/01/13 04:14(更新日時)


「死ぬなー!あおい!」

「頼むから目を開けてくれー!」

「俺が、俺が全部悪かった!。謝るから」

「頼むから目を開けてくれ。お願いだから・・・・」



何があったのか?



時計の針を数十分ほど巻き戻してみよう。





お部屋に差し込む暖かい朝日の中、目覚めた真鍋はパジャマのまま、いつものようにベッドのフレームに引っ掛けてあるジャンパーを羽織り、ダイニングのテーブルにあるタバコを小銭を掴んで部屋を出る。

外気に触れた真鍋の息は白い。今は真冬。思わず

「寒っ!」

と小さな声も出てしまうが、共用廊下を階段へと歩く真鍋。

アパートと言っても、デザイナーズマンションと呼べるくらいに家賃の高そうなアパートだがの階段を降る。途中で軽やかな足音の駈け足の少女とすれ違う。

目覚めたばかりで、メガネもコンタクトもまだしていない真鍋は、その小さな少女の顔は判別出来ないものの

『アパート住人ではないはずだけど、単身赴任のパパか大学生の兄にでも会いに来たのかな』

そう思いつつ、軽く会釈はする真鍋。寒いのだろう、帽子を目深に被りマフラーを口元まで巻いた、ほとんど顔の隠れた少女も会釈してくれた。



「さむー!寒ー!寒ー!」

カッコ悪いから小さな声でだが、そう呟きながらポケットをまさぐり、アパート前の自販機で温かい缶コーヒーを買う真鍋。そして唇に缶を傾けつつタバコを出し、火をつける。

寒いなら、お目覚めのコーヒーとタバコは自分の部屋ですればいいのに、空き缶は溜めたくない、部屋にタバコ臭はつけたくない、朝はインスタントコーヒーの湯を沸かすのもメンドクサイ。

料理大好きでお洒落な男の真鍋だが、そんな一面もある真鍋の、これは毎朝の日課である。



20/01/13 04:14 追記
別物語ですけど
https://otonach.com/viewthread/2957373/
も、よろしくね😊😊😊😊😉

No.2985557 20/01/13 03:41(スレ作成日時)

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