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ストレス発散!のために書く小説

レス6 HIT数 526 あ+ あ-

アルグレ( gEpaob )
19/10/12 22:07(更新日時)

つらいなぁ。
どう辛いか、書くのもメンドウ
やる気が出ない。うつじゃないかな。
もう、適当に文章かいて、ストレス発散します。
誰か助けてくれ。この腐った世界から。





『鍵っ子ノンナ』

ノンナは鍵っ子だ。小学2年生。

今日の夕方も今日の夕方とて、ガチャリと鍵を回し、家に入る。

いつもはシンとしたうちのなか。
しかし今日はなんだかおかしい。
カリカリ、カリカリと、小さな音がする。
その上、

「異音がするねぇ」

玄関の靴箱から、ひとの声がした。

No.2932856 19/10/12 21:10(スレ作成日時)

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No.1 19/10/12 21:18
アルグレ ( gEpaob )

ひっ
と、ノンナの喉の奥から音がなる。
悲鳴をあげれないほどに驚いてしまったのだ。

「異音、っていうのは」
声は続いていく。
「AEONとは違うからね」
声も出せず、その場からも動けなくなってしまったノンナを置いて、異声の主は姿を現す。
「変な音ってことだよ」

No.2 19/10/12 21:29
アルグレ ( gEpaob )

何か細くて薄いものが、勝手に開いた靴箱から、風のようにすり抜けて出てきた。

靴べらだ…

ノンナは思わず呟いた。
呟いたあと、あ、声が出せた、と思った。

ノンナの声に
「靴べらだよ」
と靴べらは答える。そして、
「さぁ、僕を握って」
そう指示してきた。
「柄の部分を持って」

No.3 19/10/12 21:35
アルグレ ( gEpaob )

言われるがままにノンナは動く。
両手で靴べらを持つ。
靴べらは普通の靴べらのさわり心地だ。生物の熱さもなく、化物の冷たさもなかった。ただ、
「よし…じゃあ、リビングへ進んで」
と、促すように喋り続ける以外は、普通の靴べらなのだった。


私はこれからどうなるんだ。
リビングまできたノンナは不安で不安で仕方ない。
靴も脱がずにリビングまで来てしまった。その違和感にもムズムズするし、あとでお母さんに怒られる、という脳もかすめる。

No.4 19/10/12 21:44
アルグレ ( gEpaob )

「大丈夫だよ、僕がついてる」
靴べらに励まされる。靴べらに励まされるなんて実績を齢小2で解除することとなるとは。

「異音のオバケも退治してあげるし」
「お母さんにも一緒に謝ってあげる」
「なんにも心配しないで」

カリカリと音をたてていたのは、リビングのテーブルを埋め尽くすほどの大きさの、オルゴールだった。

No.5 19/10/12 21:53
アルグレ ( gEpaob )

「オルゴールが泣いてる」
靴べらは言った。ノンナは分からない。なにもかも分からない。

朝、学校に行く前は、こんな大きな、陶磁器のオルゴールなんてなかった。
つやつやとした白鳥と、片足立ちのピンクの踊り子が、
ゆっくり、ゆっくり、回転している。
巻かれたネジは動いているが、メロディは聴こえない。カリカリ、カリカリといった音が聞こえてくるだけだ。

No.6 19/10/12 22:07
アルグレ ( gEpaob )

「よくできたオルゴールだ」
ほう、とため息を吐くように、靴べらは言う。
「化物じゃなかった。とんでもない。ごらん、踊り子さんのお洋服のレースを。こんなに細かく…」

どうして泣いているの?
ノンナは靴べらに聞いた。
「そうだった、まずは泣き止ませないとね」

確かに、泣いているなら泣き止ませた方がいい。
このオルゴールは何?どうしてカリカリという音を出しているの?どうしてそれが'泣いている'になるの?

色んな不思議は尽きなかったが、ノンナはこの大きく美しいオルゴールを泣き止ませたいと思った。

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