Ｄデッ！フォー４安田くん✨

🌃✨真夜中に起きた………………世界

日野の期間工の
派遣の契約が 切れて明日から
縛られず⁉
自由だ

明日から、中東に久し振りに
取材に行こうと想う
俺にしか出来ない、際どい⁉

潜入取材が在る

隣の部屋では、二歳上、姉さん女房の妻のマサゴが
壊れたトランペット🎺の様な……
大きな
鼾をかいでいる

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>> 1 俺の名は…………我が名は……安田

安田 エロウ……55才

本業はフリーの国際ジャーナリストだ

今、窓からの月明かりに照らされている
商売道具、我が武器❗
ローンで買った
高額な取材機材を眺めている

「ミッションを終えて、帰国したら、ビッグマネーで、一括で、返済しょう……成果が、出なかったら…………仕方ないな

近所のすき家で
ワンオペして、地道に返済するか……いやッ！

俺は……」

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>> 2 「俺は……俺はッ、
D4安田エロウ
新しい日本男児ッ！
不屈の日本男児ッ！

必ず、必ずミッションを成功させ、帰国して

最高の成果……成果をビッグニュースを世界中に叩き付けてやるッ！」

なぜ⁉……何故に、D4……それは、壁に習字で、カタカナ語で
デカク書き込みしている

己れ自身に、刻む ように……

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>> 3 ディープ

デンジャラス

ダイブ ウィズ

ダイナソウ

D 4
安田エロウ！
俺の……我が心の魂の墓碑ゅうだ！

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>> 4 「あっ、なにブツブツ呟いているの
もう、起きたのエロウちゃん⁉

もうちょい寝たら⁉
うん⁉
もう中東に、出掛けるの……
……
万が一も、あるから……取り敢えず……最後のセックスする⁉」

「スマン！ゴメン、起こしたかい⁉
マサーゴッ！……心配しなくて、
よいよ👍✨
俺は、不屈の日本男児
……だから、必ず我が日本に
帰ってくるよ

ビッグニュースを携えて、俺を終わったと、馬鹿にしている奴らに……見返してやるッ！

俺にしか出来ない仕事が在るッ！」

壁に貼ってある 尾崎豊

人生の先輩、尾崎豊の東京ドームのライブ時のポスターに、
エロウは

叫ぶように誓った

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>> 5 我が妻のマサゴ

マサーゴッとは

雑誌記者をしていた
２７歳の時、
偶々とれた連休に、

新宿のタワーレコードの
最上階のクラッシックの階で
知り合った

良いボディ……だな
と思って、

彼女が試聴を終えたタイミングで声を掛けて
行き着けのルノアールにお茶に誘い口説いた

彼女は、
保険のセールスガールでトップの成績で忙しい毎日で偶々とれた連休に
口説いていただいて、とても嬉しいと、俺に笑った

南口の
地下のCoCo壱で一緒に
カレー🍛を食べて

その日の夜に、彼女に誘われ
マサーゴの部屋で激しい
若い深海サメの様な

セックスをした

今まで生きてきた中

最高に気持ち良かった！

この女しかいない❗と想った

三回戦を終えて、
直ぐに勢いで、プロポーズしたら
マサーゴは、

「こちらこそよろしくお願いします🙇⤵❗」

と言って抱き付き

俺の唇を深く奪った！

今もたが、マサーゴは最高の女

ウォーマンだ

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>> 6 「そうだな、
マサーゴの言うとおり……また、少し寝ようかな……ハッ
マサーゴ……帰って来たら、
あの日の様な……深海サメの様な……セックスをしょう❗
それまで、キスも止めておこう
」

「ぐふっ✨💓エロウちゃん✨💓
私、寝るわ🎵お休みなさいませ❤」

マサゴは、部屋へ戻り

俺は、ブランケットを手に取り
ソファーに横に成って

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>> 7 眼を瞑り、物思いに耽りながら
睡魔を待った

３０分ぐらい経った……頃だろうか……ポケットのガラホが震えて

開けて電話に出ると、同い年の友人だった

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>> 8 「よう！エロウ！契約切れて、今暇だろ⁉
一緒に、麻雀しようよ！久し振りにサッ⁉」

電話の主は、河野ダグ

同い年で俺と
誕生日が４日しか違わない、

大手出版社で編集者をしている、

河野ダグだった

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>> 9 自称 ジャンリック ゴダールの
極東一番弟子

ダグの酔った時の口癖だった

麻雀🀄も強い、思考が早くて
絶えず頭が冴えていて
きれる
河野ダグは、
仕事も出来る、正真正銘の
エリート編集者だった

「ダグ！悪いけど……俺は、明日の便で、中東に向かうから……

今度こそ、必ず

最大の組織

アイスルに潜入して

奴らの正体とアジトを…………アジトを暴いてやるッ！❗」

「何だって⁉………本当かい⁉……
エロウ⁉……また…中東に」

• << 12 「あぁ、当然だろう！ 俺が遣らなくて、誰が遣るッ！ 俺は、不屈‼不屈の日本男児、新しい、夜明けの様な……」 ダグが遮り 「いい加減にしろよ！エロウッ！ 何回テロリストに捕まり拘束されたら、解るんだッ！ 眼を覚ませよ！エロウッ！💢 世界中の潜入取材中の 国際ジャーナリスト達から 爆笑されてるぜ、安田エロウまた拘束されたってさ、 世界中でネタにされるんだぜ、俺、友達として毎回、毎回、エロウが捕まり拘束される度に 心配すると同じぐらい はっきり言って、恥ずかしいよ！エロウッ！ ネットでも、拘束プレー安田、とか、Ｍエロウ、亀甲縛り……」 「フザケんなッ！💢ゴラッ ダグッ💢」 エロウは、ガラホを切って ソファーに叩き付けた

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>> 10 自称 ジャンリック ゴダールの 極東一番弟子 ダグの酔った時の口癖だった 麻雀🀄も強い、思考が早くて 絶えず頭が冴えていて … 「あぁ、当然だろう！

俺が遣らなくて、誰が遣るッ！

俺は、不屈‼不屈の日本男児、新しい、夜明けの様な……」

ダグが遮り

「いい加減にしろよ！エロウッ！
何回テロリストに捕まり拘束されたら、解るんだッ！
眼を覚ませよ！エロウッ！💢

世界中の潜入取材中の
国際ジャーナリスト達から
爆笑されてるぜ、安田エロウまた拘束されたってさ、
世界中でネタにされるんだぜ、俺、友達として毎回、毎回、エロウが捕まり拘束される度に
心配すると同じぐらい
はっきり言って、恥ずかしいよ！エロウッ！
ネットでも、拘束プレー安田、とか、Ｍエロウ、亀甲縛り……」

「フザケんなッ！💢ゴラッ
ダグッ💢」

エロウは、ガラホを切って
ソファーに叩き付けた

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>> 12 「だらしねぇ～ナッ！
温室育ちの肥えたブタどもッ！

成ってネェ！成っちゃ意ねぇ‼
だから、だから戦争に負けたんだッ！」

「エロウちゃん、五月蝿いよ！
また、近所の誰かが、警察に通報するかも知れない……」

「黙れ！マサーゴ！💢」

「あぁ～ん❤エロウちゃん❤
怒ったエロウちゃんの顔面ステキ❗あたし、濡れて来ちゃッた❤エロウちゃん❤抱いてッ！」

「黙れ！メスブタ🐷‼💢
ダアッ❗💢」

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>> 13 エロウはマサゴにダイビングヘッドするみたいに、頭突きして
派手にマサゴを倒し、マサゴは、そのまま、熟睡する様に、深く気絶した
エロウは、深くため息を一つ
ついて
「ヤレヤレ……だぜ……」

マサゴにブランケットを掛けようとして

「マサーゴ……ちょっと、
ウェスト……
肥えたな、ハァ😞💨仕方無い……か、年も年だし、毎日吉野家か
天家で

油濃いの食べているしな……仕方無いか……」

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>> 14 エロウは、笑った顔のまま、深く気絶して熟睡している
マサゴを見ながら
リモコンの暖房を点けて、
室温を２３度に設定し風向きを上に固定した

テレビを点けて、番組表を見て

確実に起きる時間帯の番組をクリックし
オンタイマー設定し

ソファーの背もたれを倒し
ベッドにして
大の字に横に成り

エロウは、直ぐに眠りに落ちた

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>> 15 オンタイマーが点き
起き
顔を洗い、髭は当然剃らずに
服を着て、機材を背負い家を出た

移動の電車の車内で
ダグの言っていた

ネットの俺への
書き込みが気になり……

酷祭、と極祭、と言う
巨大掲示板にログインし

試しに、安田エロウ、で検索してみたら…………沢山のスレがヒットして……俺は、恐る恐るクリックして一読した

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>> 16 亀甲縛りジャンキーエロウ！(笑)

中田氏安エロウ！五反田ピンサロ制覇中

エロウ氏
拘束されにオーバーシー

酷祭国際
Ｍエロウ

ウンコ💩国際ジャーナリスト
拘束プロマゾエロウ氏

「…………酷い……な……酷祭だけに酷いな、スレのタイトルだけで、
ハァ💨
ヤレヤレ……だぜ、コイツら全員
指しか使ってネェ！💢

仕方無いな、
捕まり拘束されていた事は本当だし、縛られた写真がネットに溢れている事実は、否定できない❗
しかし……しかし、今度こそ

今度こそ
俺が本物の日本男児
本当の不屈を…………咬ましてやるッ！💢」

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>> 17 成田空港に着き、搭乗の手すづきを、全て済ませて
あとは、飛行機✈に乗り込むまで

数十分をロビーで待つ、だけだった
ポケットのガラホが震えて

見たら、河野ダグ、だった

ダグと話のも
ひょっとしたら

最後、かもと、一瞬思い
電話に出た

「ダグ！」

「もしもし、安田エロウさん？

ですか？……わたくしは……」

「はっ💢誰だぁ！テメーはぁッ！💢」

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>> 18 「落ち着いてくださいね、
落ち着いて❗
今、河野ダグ氏から、電話を借りて、貴方に電話しました

私は、内閣官房長官から
命ざれ
貴方に伝えたくしました

外務省……」

「外務省？(・＿・;⁉」

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>> 19 「外務大臣

ガース・寿賀山です！

少し、少しばかり、今から聞き役に撤して、頂けないでしょうか？
是非、我々外務省の話を聞いて頂きたい、よろしくお願いします
安田エロウさん⁉」

「えっ！💧ガース寿賀山外務大臣


外務省？本物か？(・＿・;⁉

１フリージャーナリストの俺……」

「エロウ！本物の外務大臣

ガース・寿賀山さんだよ！」

「ダグ！本物？かい？……確かに、テレビの国会議事堂で、話されている、声と喋っているトーンが同じだが、ダグ！本物の
ガース外務大臣かい⁉」

「あぁ、本物さ！本物の外務大臣ガース寿賀山さんだよ！

エロウしっかり聞いてくれ

外務省のお前さんに対する、願いを」

「お電話、変わりました

わたくし、内閣官房長官から、命されました
外務省、外務大臣のガース・寿賀山です！ではお話しますから

聞き役に撤してくださいませ

安田エロウさん」

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>> 20 「……はい……どうぞ……お願いします大臣」

「安田さん、貴方今回も、
アイスルないしは
それ相当の組織に潜入するか
近ずき、取材しに中東に向かう
らしいですね！
安田さん、貴方また捕まり、
拘束されますよ
貴方今回で５回目ですよ！

いい加減に、およしに成って

よして中止にしてください！安田さん

恥ずかしくないのですか？

毎回、行く度に捕まり拘束されて」

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>> 21 「日本人間ならば、人間ならば、恥ずかしく
羞恥心が、腫れ上がり、とても
とても
恥ずかしくて、何回も、４回もでしょう⁉
とても日本人間には、真似出来ない諸行ですよ！
安田エロウさん💢

はっきり言いますよ！
安田エロウさん💢

私達、外務省は、安田エロウさん、貴方に、二度と国外には、出て欲しくないのですよ！

貴方が亀甲縛りジャンキー……ですか？

五反田ピンサロ制覇エロウ！とか

拘束されにマゾエロウ⁉
とか、
ネット内で、
笑われるだけならば、良いけど、

国際ジャーナリスト
メディアに、取り上げられ
ニュースに成り

世界中から、笑い者に、
ネタに、オモチャに……安田エロウさん⁉

され、散々笑い者にされるのですよ！💢
解ってますか！安田エロウさん💢
だから、貴方は、二度と
海外には、出ては行けません❗💢からね！安田エロウさん💢」

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>> 22 「解りやすく、優しく易くね！
例えて話すとね⁉
エロウさん、
貴方は、捕まる格好悪いキャラで、ヒーローには、決して
絶対に為れない人間なのです！

今回、奇跡的に希少な
ソースをゲットしたとしても

貴方は、過去４回も捕まり拘束されている事実は、仰せませよ！

いい加減、お辞めなさい、

バカ番組で、インチキな
ヒーローに笑い者に仕立て上げられ、俗物バカから
集金する為の、ネタにされるのが落ち、ですよ、安田エロウくん⁉
エロウくん⁉

うえぃくアップ♪エロウくん⁉

眼を覚ませッ！君は、
✨走れメロスではない❗
✨走れメロスは、
毎回訪走する

名もなき外交官達ですよ！💢

貴方の様な捕まり拘束された者の為に……駆けずりまわる
外交官達が✨ヒーローで
メロスですからッ！💢」

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>> 23 「…………解っりまったッ！！

ガース寿賀山大臣、お話を聞けて
嬉しいです
感謝します

お陰様で……お陰様で私の中の

成功本能❗野心に火が点きました！必ず❗必ず希少なソース情報を日本に持ち帰って来ます‼」

エロウは、ガラホを閉じて

飛行機✈に乗り込み、空の人と成った

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>> 24 エロウは
スチュワーデスのけつを
眺めながら、自分の席から
遠ざかる
スチュワーデスのお尻に
呟いた

「ガースさん、解ってないな…………きっと、一生解らないだろうなぁ…………✨メロスは、一話完結だろう！
俺は、不屈‼‼💢

何度でも立ち上がり、立ち向かう、不屈の新しい日本男児だッ！」

✨ハスラーや✨ハスラー２
その他の名画で
不屈の男❗男子の不変を、演じた
レジェンド❗

ポール・ニューマンが、俺の先生さぁ！

そして、この新しい日本男児

安田エロウが、不屈を魂見せちゃるけん‼

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>> 25 ﾊｯ！とし
スチュワーデスは、振り返り、
またエロウのもとに戻り尋ねた

「何か？……御座いましたか⁉……
ドラマ、映画……など」

「✨２４✨‼２４一択だっ！

私は、今、猛烈に
✨ジャックバゥワーが観たいッ！」

「💧では💧こちらで……」

スチュワーデスは素早く操作し
説明し
エロウから逃げる様に、立ち去った

✨２４✨を観ながら、エロウは呟いた……

「✨ジャック……バゥワー……
主演、主役❗
俺と、俺と、同種の男だな

キーファーサザーランド……か……
ﾌｯ！
俺が本物さぁ！俺が✨２４✨の実写版さッ！

俺がリアルだッ！」

エロウは、✨２４✨に、熱く成りながら、 時折
スチュワーデスのお尻

去りゆく、けつをガン見し

呟いた

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>> 26 エロウは、いつの間にか、眠りに落ち
気が付くと、ブランケットが掛けてありその上から
シートベルトがされていた

着陸のタイミングで起きた様だった

サマワに着いた

どうやら、一番最後の客らしい

スチュワーデスが駆け寄り

シートベルトを外すのを手伝い

「サンキュー、マイ、プレジャー」
と、エロウは、カタカナ英語で
礼を述べ

スチュワーデスは、恐怖を感じたようにエロウから、席から

たじろいだ

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>> 27 タラップを降りながら
エロウは、


「あのスチュワーデス、おなごは
完璧に、俺に、惚れたな(ﾆｬ)

確実さぁ……あれは、おなご

男のフェロモンに触れた
女としての
正しいリアクションさぁ🎵」

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>> 28 サマワの空港を出ると

懐かしい顔が見えた

「ミスターッ！ミスターッ！
ヘイッ！！

ブァァァァオゥッ！

マイ、フレンドッ！
ミスターエロウ！

ミスターエロウッ！こっちコッチ！」

「アジジ！アジジッ！！

元気？❗

相変わらず、元気だな、アジジは、今回も、よろしく頼むよ！」

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>> 29 アジジは、小柄で機敏
頭の回転早い
明るい笑顔を絶やさない男だった

アジジは、エロウの御得意様
現地の全てに通じる
右腕の様な……ガイドだ

アジジとエロウは、ほぼ同時に

右手の掌を、シャツで拭い

同時に差し出し、握手を交わした

「久し振り、今回も頼むよ、
アジジ」

「分かったよ！

ミスターエロウ！」

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>> 30 「アジジ！
先ずは、ホテルへ向かうから手配してくれたホテルへ連れて行ってくれ

そして、そこでプランのおさらいを、綿密にしょう」

「分かったよ！ミスターエロウッ！

あのぅ💧その前に、トイレ🚾へ(笑)

ずっと、我慢していたから💧

７分くらいください、

ミスターエロウ！💧」

………………


「分かった、１０分休憩してから

ホテルへ向かおう

アジジ」

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>> 31 エロウは トイレ🚾へ向かうアジジの背中を見ながら

ウェストポーチの中から
ボーズの新発売された
イヤホンを取り出し
両耳に装着し

学生時代から使い続けている

ソニーのウォークマンの再生を押した

尾崎豊の

スクランブル ロックン ロールが大音量で脳内へ
流れだした

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>> 32 「自由って🎵一体何だい？

どうすりゃ自由に成るかい？

自由って一体何だい？

君は、想うように、生きて、
いるかいッ！？♪」

自由⁉……

命懸け、だと
尾崎の歌詞を聴いて

エロウは、想った

根拠の無い自信と激しい自己陶酔と
客観からの吟味した上での実践、

そうだ、行動……行動しなければ
始まらない

大胆と慎重、上手く立ち回らないと

何回も、以前の俺の様に…………拘束されて……捕らえられてしまう

エロウは、空を見上げ、呟いた

「あの俺は、死んだ❗

そうだ❗ニーチェの言った、あれだッ！

神は、死んだ❗

次に、ミッシェル・フーコが言った……人間は、死んだ❗


そして、この安田エロウが言った………………

俺は、…………
…………俺は、死んだ❗」

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>> 33 「ミスター🎵(笑)

ミスターエロウッ！

ﾊｯ💢」

アジジは
少し、斜め後ろからエロウに
近ずいた時

白人の教養が全く無い顔面をした、チンピラ風情の金持ちのガキが

「ヘイ🎵ジャップ🎵ジャップ🎵

イエロージャップ🎵」と

ミスターエロウをからかい侮辱し

ヘイトを連呼していた

どうやら、チンピラの囃し立てる挑発は、イヤホンで音楽を聴いている、ミスターエロウには
幸か不幸か
届いて、いない様だった

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>> 34 「そこまでダァ❗💢
ホワイトワン❗💢
ゴラァァァッ！❗💢」

アジジは、ガキ二人との距離を

素早く距離を詰め

白人の教養の無い顔面のガキは
目付きを鋭くし
瞬間
反射的に、アジジに殴りかかった

アジジは、冷静に大振りのパンチをかわして、
手前の
ガキの股間に蹴りを入れ

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>> 35 左利きか⁉……と冷静に呟き

左パンチをかわして、深くかがみ
長身のガキの顎に

発射された、ミサイル
ロケット🚀の様に、登頂部を派手に、ブチ咬ましたッ！❗

完全に気絶した長身のガキをアジジは、見下ろし

股間を抑えて、呻き踞るガキの後頭部に、高速で

回転しながら、
ローリングソバットをブチ込んだ❗

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>> 36 「神は、偉大❗既に
当たり前に、偉大ッ！❗💢

授業料ダァ❗💢当然貰うぞ❗💢

糞ガキがッ！💢アッラーはアッラー❗💢」

唸り口走りながら、アジジは白人のガキのポケットを全てまさぐり

財布👛
スマフォを没収し

腕時計⌚も外しポケットに素早く入れた

「糞ガキがッ！イギリスに帰れヤッ❗💢」

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>> 37 「ァッ！アジジ💧ソイツら⁉……」

さすがに、騒がしくエロウは振り返ったが、既に終わっていて

「ミスターエロウッ！
心配しないで、身体……教育して……もう……ボランティア
授業終わったから」

アジジは、少し上擦りながら話、
汗を拭い、笑顔をエロウに振り返った

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>> 38 「ミスターエロウッ！

この辺も、物騒だから……」

「アジジ💧君も物騒にしているのに、逆に、貢献しているだろう⁉……」

「いや💧、ミスターエロウ

あれは、危機回避の為の
先手必勝、防衛、ほら⁉

ミスターエロウの国の自衛隊、自衛隊と全く同じさぁ🎵(笑)

自衛ね自衛……💧」

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>> 39 「…………取り敢えず、あの手配した、三菱のバンで
ホテルへ向かおう！」

アジジは、長く為るから、と
だけ言って運転手に何やら話して、助手席に深く凭れ
直ぐに、寝てしまった

私は、機材とバックを
自分で、積んで
バンの後ろの席に
乗り込み運転手からホテルまでの地図を見せてもらい

アクセスを確認しながら
幾つか質問し

ある程度納得しバンに揺られながら
眼を瞑った

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>> 40 「うんっ⁉…暗い、夜か、…あれ……此処は⁉

時間は💧三時間も過ぎ……えっ💧

此所はない❗ルートに
ルートに無かったぞアジジッ！アジジッ！アジジッ！💢

運転手！ルートを外れているぞ！大丈夫なのか？……此所は……」

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>> 41 エロウは、英語で
ＬとＲの発音に気を付けて、丁寧に確りと
焦りを抑えて
運転手に訪ねた

運転手は、「NO～problem‼」と
吠えて、黙ってしまった

アジジは、一瞬起きて

「インシャラァァッ！

ミスターエロウッ！(笑)」と

寝ぼける様に、呻いて、直ぐにまた寝てしまった😵💧

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>> 42 ヤバイな……エロウは、直感で思った、恐らく４回
捕まり拘束されている自分が一番誰よりも、解っている

だいたい、ルートから外れて
NOーproblem 一言で済ます⁉……って、無いだろう⁉💧

説明はないなんて💧

安全の為⁉なのか？……

時計を見た……更に、３０分過ぎ……

トータル、３時間半‼

エロウは、さすがに、苛立ちと煮立ちを同時に、覚えた……
なぜ、何故ホテルに到着しない❗
💢？( -_💢)?


アジジッ！💢と、怒鳴りながら
助手席のシートを後ろから
おもいっきり蹴り飛ばしたかった❗

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>> 43 眼を瞑った処で、眠れない❗

我慢の限界を超えていた、

決めた❗エロウは、後２分経って、ホテルが見えるか、

または、運転手かアジジのどちらか、からか具体的な到着する説明がなければ、車内で叫びながら暴れ倒す、と誓い準備した❗

そう思うだけで、精神衛生上
頗る快適にワクワクし出した(笑)

久し振りに、ワクワクする気持ちに成れた

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>> 44 「１分……経過……(笑)」

( -_・)?運転手が一瞬左頬を後ろの俺に、見せて直った

「発散すっつぉっとッ！」日本語で、不敵に独り言を吐いた❗

悪態、殆んど悪態に近い、しかし
そっちが、インシャラァァならば

こっちも、無礼講だ❗金はたっぷり払っているのだから……後……１５秒❗

エロウは、笑いを堪えきれなかった、声に出し漏らし……

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>> 45 「はい❗後……７秒、６‼５ッ！💢」

「💢タヤハサカナヤマカハヤタカハナヤッダァー❗💢！」

運転手が 現地の言葉で呻き叫びながら、急ブレーキをきつく踏んで
三菱のバンは、つんのめりながら車体を大きく揺らし止まった‼

「何だダァ❗💢アジジ⁉💧アジジ⁉……大丈夫か⁉……運転手何が、在った⁉💧💢」

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>> 46 運転手が、ライトを消すと、同時に、バンの四方、３００度

円に近く光り

ライト🔦で俺達の乗ったバンを

一斉に照らした❗

光りの隙間から、旗と武装した
銃器、装甲車数台、荷台の長い
ジープか⁉……が見えた

「アジジッ！💧……もしかしたら？……あの旗って……」

「アイスル🎵(笑)」

アジジは、なぜか……嬉しそうに俺に答えた

運転手は、緊張し固まっていた、自然なリアクション
実に普通の反応だと、思った

そして、俺は、アイスルの旗と銃器、武装した装甲車を観ながら
俺は……
全身の細胞が死ぬのを感じた

「五度目……終わった……」

死が……来た

アジジは嬉しそうに笑い続けていた

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>> 47 「バンコラン❤

マライヒ❤

バンコラン❤

マライヒ❤

バンコラ～～ン❤

グワッ❗💢ナンダァ～ッ‼❗💢」

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>> 48 金属と金属がぶつかる激しい金属音が部屋に響いてきて

浅い眠りから安田は覚めて

勢いよく上半身を起こした

「ハッ」として気付いて安田は直ぐに
赤面した、浅い眠りの中

悠長に夢を見てしまっていた

しかも寝言まで……💧……

✨パタリロ

のバンコランとマライヒの情事を

寝言で 一人二役 アフレコをしてしまった💧

もしも都会の壁の薄い
レオパレスみたいな部屋でやって
隣人に、聴かれたら

アパート中は、勿論
近所中、ネット中に書き込まれ
伝説に成ってしまうかも知れない程に、恥ずかしい失態だった

「この💧……俺と、したことがァッ‼」

自尊心の男🚹

誇り高い安田は、己れの失態を激しく

恥じた！

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>> 49 「はっ💧……」

金属と金属がぶつかる金属音の隙間から
間に
微かに外国人の哀願する様な

悲鳴が聞こえる

悪い予感が過った、

悲鳴は、捕まった白人の

拷問？からの悲鳴

かも知れない

と安田エロウは汗を拭いながら
思った

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