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セミの一声 2話目

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小説家
18/10/06 00:00(更新日時)

そこには鬼のような顔をした爺さんが胡坐をかいて座っている。
「このお面を買えば3日間だけ大切な人一人だけと通じ合える。
 ただし、3日過ぎたらお前は死ぬぞ。」
(つまり、これを買わなければ今すぐ死ぬんだな。)
私は目を閉じる。あゆみ、なな、かおり…いろいろな友達が出てくる。
けどやっぱり好きな人に一番会いたい。
(買おう。)
私は白黒のこのお面を買って被った。

「はい、「X=2a分の-b±√bの二乗-4ac」これテストに出すから覚えておくように。」
(懐かしいなあ。今数学の授業か。)
なんか知らないが嫌いな数学を無性に受けたくなった。
『先生!私!受けていい!?』
「はいじゃあ、教科書123ぺージのここチェックねー。」
おかしい。見るどころか完全無視されている。と、
「!?…まちこ!?」
『あゆみー!』
「あゆみー!うるさーい。」
あゆみが気付いた。けど、委員長に叱られる。
「先生!まちこが来ましたー!」
「何言ってるんだ。まちこなら今棺桶の中だぞ?顔洗って来い。」
「っ!?で、でも!後ろにいますうっ!」
『あゆみ!もういいから!』
クラスが爆笑する。あゆみの紅潮した頬に思わず惹かれそうになる。
(よし。こうなったら。)

                                          続く。

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No.2721456 18/10/06 00:00(スレ作成日時)

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