私は臆病者でした

Question

父親が合気道と剣道の道場をやっており、幼少期から私も練習をしていました。父親には筋が良いと褒められ、一人息子だったからなのか、過度に期待されておりました。
私自身、日々真面目に取り組み、それなりの自信がありました。勉強は苦手でしたが、合気道と剣道の技術だけは上達していったので、将来は道場を継ごうと思っておりました。

父には相手が刃物を持っていた時の戦い方も学んでいました。それが包丁なら片手を犠牲にして包丁自体を掴んでしまいます。勿論手は切れますが、刃物を何とかすれば命は落としません。相手が素人であれば刃物を対処したら、他の凶器を隠し持っていたとしても倒せるのです。

合気道4段と剣道2段。自惚れてました。自分は強い、何かあっても自分の身を守れるし、誰かを助けることができる。そう思っていましたが、現実は違いました。

新幹線の中で私は寝ていたのですが、突然後方の車両から「きゃー」というつんざくような悲鳴が聞こえてきました。私は反射的に声とは反対方向に逃げてしまいました。そのあとに「男がノコギリみたいなのを振り回してる」と聞こえてきて、パニック状態でした。
戦おう、何とかしようという気さえなく、どうするかばかり考えてました。

自分はもっと勇敢だと思ってました。通り魔事件があったら犯人を倒せると思ってましたが、違いました。露見したのは死に怯える弱々しい私でした。

匿名1 · Answer

いえ、どんな武術の達人だってあれは怖いと思いますよ。

普段の練習で、刃物振り回してる人相手にするとか模擬訓練あれば違うでしょうけど。

習う・取得しても、実戦の経験がないと怖いですよ。
異様な雰囲気でしょうし。

私は臆病者でした

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