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眠り姫紗良と不良くん

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シバトラ( bvoXnb )
18-06-17 14:01(更新日時)

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風が青葉を揺らし、さらさらと音を奏でる。

まるで子守唄のように、紗良を深い眠りへと誘う。


18/05/27 20:39 追記
スレ書けなくなってしまい移動しました。

No.2652000 18/05/27 20:39(作成日時)
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No.1 18-05-27 20:53
シバトラ ( bvoXnb )

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毎日毎日同じ光景、同じ事の繰り返し。朝起きたかと思えばもう夜で、またすぐに朝を迎える。

時間に追われてなんの為に生きているかわからなくなる。

勉強すると良い大学に入れて、お金を沢山稼げる。

そう信じて勉強頑張ってる。

人生一度っきり。

お金を沢山稼がなきゃ損。

今の世の中金が無きゃなんにも出来ない。


若いんだから遊ばなきゃ損だよ?
なんてただの負け犬の遠吠え。

彼氏なんか今作んなくても別に良いじゃん。

適齢期が来たら自然に出来るから。

No.2 18-05-27 21:33
シバトラ ( bvoXnb )

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なんて思っていた。

数日前までは。

父は医者、母は大手上場企業の役員。

そんな二人の間に生まれたのが私、

一条 紗良

小さい私に父と母は、お金は裏切らない。最低でも年収1000万は稼げるようにならないとただの屑。屑になりたくなかったら、勉強しろ。

と毎日のように私に言っていた。

お金は裏切らない。確かにそうだ。と思った。だから私は期待に答えようと勉強を頑張った。

だから何時も成績は一番。

でも父も母も一度だって誉めてくれなかった。

なんでかって?そんなの一条家では当たり前だからだそうだ。

No.3 18-05-27 21:42
シバトラ ( bvoXnb )

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今日は月曜日で、多分2限目だろう時間。

だろうだって?

時計なんて今日は見てない。
スマホも捨てた。

いや、お腹減ったからもうそろそろ昼休み?

どうでもいいか。

どうでもいいじゃんね。

だってこんなに空は青いのに、部屋にパンパンに詰められて、見慣れた顔ぶれ、見慣れた教科書に囲まれながら勉強しなきゃなの?

お金稼ぎまくって死んだらどうするの?意味なくない?

No.4 18-05-27 22:08
シバトラ ( bvoXnb )

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何時も通り起きて、カーテンを開け、青く澄み渡った空を見ただけなのに。
そうほんと何時も通りに。

自分でも驚いた。こんなにも自分に行動力があったことを。

あの澄み割った青空の下で、一日中昼寝なんかできたら…なんて何時もは思わないのに、ふと思ってしまった、その瞬間から。

着なれた制服を身に纏い、何時も通り1人分用意された食卓につき、残さず食べ終え、片付けたあと、少し重い玄関のドアを開けた。までは何時も通りだった。

でも今日は何時もとは真逆の方向に歩き始めた。

最初は両親を裏切ってる罪悪感か、何時もと違う行動に不安になったのか、よく分からないけど、少し胸が重たかった。でも足は、軽やかで変な気分。

No.5 18-05-28 19:06
シバトラ ( bvoXnb )

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当てもなく歩いていると、鞄に入っていたスマホを鳴った。

画面を見ると、親友の恵梨香からの着信だ。


鳴り終わるのを見届けると、紗良はまた元の場所に戻しかと思うと、取り出し何を思ったのか、側溝の隙間に落とした。

No.6 18-05-29 17:51
シバトラ ( bvoXnb )

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紗良は落としたあと、なんとなく覗いて見た。

暗くてなにも見えない。


紗良は、前から人が向かって来たのに気づくと、立ち上がり、また歩き始めた。


後悔?後悔はしていない。

だって、スマホって便利な用で便利じゃない。

四六時中人の顔色伺わなきゃいけなくて、逆に1人の時間を奪われていくから。


まぁ、対して弄ってる時間なんて、他の人と比べたら全然だとおもうけど。

いや、本当は友達少ないから、ワイワイしてる人が羨ましいだけかな。

わからない。めんどい。

ぐずぐず考えるのはやめよう。

No.7 18-05-29 20:59
シバトラ ( bvoXnb )

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てな感じで、私は、電車に乗って知らない町の、来たときのない公園の木陰で横になっている。

ここだけ時間が止まっているみたい…。

草の匂いがする。

青臭いけど凄く懐かしい…。


いつの間にか紗良は深い眠りについて数時間が経っていた。


グシュ

?!

えっなに?!

紗良は突然耳元で聞こえた音で飛び起きた。

No.8 18-05-29 21:29
シバトラ ( bvoXnb )

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「いっ犬?!それも二匹も?!」

黒い犬と白い犬がちょこんと座っていた。

「可愛いぃ。ほらっおいで?」

紗良が起きたのを知ると、しっぽがちぎれそうなくらい振りながら、ペロペロと紗良の顔を舐め始めた。

「いゃ…あははは!!」


遠くから男の人が、犬を呼ぶ声が聞こえてきた。

犬達は紗良を、押し倒したまま少し止まると、飼い主だろう人に駆け寄っていった。


「びっびっくりしたぁ…。けど、可愛いかったなぁ。」


飼い主はリードをつけると、紗良の方に向かってきた。

「大丈夫か?」


「あっ…。」

紗良は、首を縦に振った。

犬の飼い主は、紗良があまり関わったときのない、俗にいう不良だったからだ。

ほっほんとうにこういう人っているんだ…。本の中だけかと…。

と心で思いながら目をそらした。

さっと見ただけでも確認出来たのは、耳には、いかついピアスと、髪の色はシルバー。それに、ガタイもよく喧嘩も強そうな見た目ということが分かり瞬時に関わってはいけない分類の人間だということが分かった。


「大丈夫?」

No.9 18-05-29 21:49
シバトラ ( bvoXnb )

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紗良はさっきよりも、もっと力強く首を縦に振った。

「葉っぱついてる。」

男は、紗良の頭についていた、葉っぱをとった。

「ふぇっ?!」

突然のことに紗良は驚いて変な声が出てしまった。

「ん?」

男は心配そうに見ている。

きっキスされるかと…あんな距離初めて…。でもこの人…イケメン?かも…。

ってそんな場合じゃ…ない。


No.10 18-05-30 09:00
シバトラ ( bvoXnb )

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「大丈夫です。」


「あれ?今日学校は?サボり?」


「えっ?あっまぁ…そんな感じです。」

「あっそうなん?俺と一緒だな。まぁ、俺はコイツらが学校サボって散歩連れてけって言われてよ、渋々休んだんだよね。」


うん。多分それは言い訳だよね。

「そっそうなんですね。」


「可愛いだろ?黒い方が、ハヤテで、白い方が小雪ちゃん。」


ハヤテと小雪ちゃんはお座りしながら、紗良を見ている。

「ん?犬嫌い?」

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