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沙耶香の女装官能小説(女装モデル編)

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作家
17/12/06 08:18(更新日時)

物語

わたし水越沙耶香(仮名)はある時に街を歩いていると女装雑誌『クロスドレッシングボーイ→ガール』の担当編集矢口麗奈にスカウトされる。
始まる彼女との女装生活やモデルとしての日々。
日々交わる麗奈や彼女のライバル早紀、彼女たちの社長である双星出版社社長の神無月舞、現れる謎の痴女性。
近所に住むランジェリーショップを経営する美人三姉妹……。

女装小説でありますが同性愛やLGBTなどではありません。
あくまで筆者が女性や女性的なものに外面や内面またフェチ的なものに憧れる女装官能小説です。
くれぐれも誤解なきよう願います。
ちなみに更新は遅め。

17/08/04 15:53 追記
感想スレにスレを作りました。
共感ボタンを押してくれた方や作品に興味ある女性の方よかったら書き込みください📝。
男性は感想スレ禁止とさせていただきます×。

17/12/06 06:19 追記
とりあえず今回の物語はここまでですが続編のスレは作りました。
感想共々再びそちらもごらんください。
ここまでお読みいただき読者の皆々様ありがとうございます。
そしてまたよろしくお願いします。

No.2484188 17/06/12 08:31(スレ作成日時)

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No.51 17/09/07 09:06
作家 

お尻を掴まれ撫でるようにしショーツの内にあるアヌスに指が這い少し腰が動く。
「ん……痛くしないわ」
「ずるいです……」
泪が下半身にいてフェラをしてる限り身動きが取れない。人気のない林でも林道はありいつ人が通るかわからない。
野外であることやいつ人に見られるかわからない恐怖と快感が脳内で交ざりながらも股間はギンギンに堅い。
「ン……ふしぎ、れろれろ、目の前にショーツが…あるのにくわえてるのはオチン×……」
「ああ……イキそう」
「タマタマのところ……膨らみ…れろ…ンちゅ…スゴいわ……」
じゅるじゅると下半身から淫らな舌音に吸い込まれそうになりお尻へ指が這い爪の感触がアヌスへ来た。
「あ……イク……」
ほんの少し指が挿入されただけなのにこの数日の性交で敏感になりすぎたのか射精感はあっという間だった。
泪は戸惑いは一瞬あったものの指をアヌスに挿入し前立腺よりはアナルそのものを刺激しながら前へ前へ腰を掴んだ。
「ああ……まだ射精……出る……」
私はまるで処女が初めてイッたみたいに口許を指で押さえ羞恥心と快楽に蕩けそうになる。その間も彼女はどろどろの精液を鈴口からゆっくりゆっくり吸い込むように口内に飲む。精液の残りさえも幹や睾丸に残すまいと舌で濡らす。
私のぺニスは舌で濡れたままスカートの内の外気に触れ少し萎えた。
「満足した?ンン」
「ンン……」
フレンチなキスで唇が重なる。萎えたはずのぺニスは再びわずかに上を向き撫でる泪。
「今度は私にして……」
大胆に彼女は私にお尻を向けながらスーツの下を脱ぎ扇情的なショーツが露になる。そこはやらしい沁みが雫のように濡れている。
「沙耶香さんに……犯されたい……」
ね、とちいさく腰を振るのが魅力的に映る。スカートをゆっくり腰まであげてショーツから出た男根をお尻につける。
「ふしぎ、女装の沙耶香さんに犯されるなんて……」
まわりを見ると、昼前だからか人気はふしぎといない……。昼食を買いにでもいったか……。
「早く……して。あっ……」
「ローターがあるの忘れないで」
ローターが彼女の淫部を刺激し抜くとすでに愛液でもとの色が褪せていた。腰を私が掴みショーツの内に忍ばせくちゅくちゅと淫唇や淫豆を奏でた。
ああ……ン、ずるい
ほんとは男根が欲しいのを指でやられながら男装の美人は悶える。

No.52 17/09/07 16:01
作家 

白いお尻に紫色の扇情的なショーツが鮮やかに初夏の林に輝く。
思わず私は挿入しない欲情よりもお尻や太股に頬や顔をつけた。
「ああ……ン、おちん×がほしいのに」
男性モノのスーツのなかにあった淫らな花唇に顔をつけ舌を出してじゅるじゅると音を奏で舐めていき陰毛からクリトリスを濡らしそのままアヌスへ鼻と唇をあてた。
「んんん、き…きたないのに。ああ……」
「そんなことないわ……、泪さんきれい……ン、れろれろ」
「あ…ン、お尻…ン」
淫部から愛液がとろとろと滴らせアヌスは呼吸してるみたいに閉じたり開いたりして収縮していく。
「お尻……感じちゃう……」
男装の彼女は宝塚の女優のように格好いい人目を引く姿なのに女性として感じ腰を振る。男装のアンバランス感やセクシーさがありながら束ねた髪がうなじに汗を濡らす。
「泪さん、おま×ことお尻……どっちがいい」
アヌスに舌を入れ指でクリトリスや花唇をくちゅくちゅ入れたり出したりサディスティックな快感に溺れていく。
「いや……ン」
「言わないと、これもらいますよ?」
ズボンを足首から離し紫色のショーツを手にして見せる。
彼女の脳裏には下着なしで自宅までに帰るの?、と男装してるにも関わらず卑猥な妄想が脳内にあった……。
「ああ……返して」
「なら言いなさい。それかここに置いていくわ……」
「ああ……いや」
女言葉で責めていく私に彼女は頬を羞恥心で真っ赤にしながら初夏の汗がより色っぽく彩る。ショーツを鼻にあてる……。
「媚薬ね、このショーツ」
「あ……」
後ろにいる私の男性器がよりスカートを持ち上げていることに彼女は潤んだ瞳で見つめより欲しがるような牝の瞳になっていく。
「どっちがいい?おまん×、お尻?」
「ああ……ん、堪忍して……」
「なら帰りますよ」
数歩離れようとすると彼女は恥ずかしげもなく言い出した。
「り、両方!おまん×!お尻……」
「それだけ」
「む、胸もいじめて……沙耶香さん」
数歩歩いた道を戻り三姉妹でもっとも大きな胸をスーツからはだけさせ揉む。相変わらず大きく形がよい。
私の男性器は勃起したまま立場が変わったことでより性欲が内に高まっているようだ。
「ブラも紫なのね」
「ええ……」
「男装してるのにオチ×チ×がない変態女ね」
乳首を摘まみながらさらに責める。

No.53 17/09/07 18:12
作家 

ああ、と泪は哀願するようなにいつもは潤んだ瞳がさらに潤む。
「早くおち×ち×を……」
羞恥心と性的興奮があり花唇から愛液を滴らせお尻のアヌスが呼吸するようにしながら入れてほしいと願う。
「だめ……。ショッピングモールでからかったバツ……。これをこうして」
スーツの下からブラのホックを外してショーツと共に手にした。
「いや……、ひどい」
「そう?私だってコーフンしたコレを見られるかもしれなかったのよ」
「ああ、いや……」
彼女は掌を木につけながら三姉妹の長女の威厳がないようにいつまでこうされるのか思う。もっとも私にいまは公園や林道にひとがいないだけで男性器を露出してるから恥ずかしさはある。
だけど普段は眠っているサディストの精神がここ数日の出来事で目覚めていた。眼鏡を外している瞳は獣のようかもしれない。
「入れて……沙耶香さん……」
そっと私は彼女の濡れた林のような陰毛に肉棒を近づけ触れさせる。
「ああ……おち×ち×……」
「ほしい?」
「おち×ち×……入れて……」
ふと手にはショーツとブラ以外にもローターがあることを思い出し舌でローターを濡らし彼女のアヌスに躊躇いなく挿入した。
「ッ……!?ああ……お尻が…!?」
ローターのスイッチを入れると動力部の小さなモーターが動くと共に彼女はお尻を振りだした。
「いや…いや…やめて……」
「ショッピングモールのことは?」
「あ、あやまり…ますから…だから…」
焦らしに焦らせてるせいもあり男装の麗人の泪は腰から力が抜けそうで支えないと草むらに尻がついてしまう。そっと支える。
「ああ……」
「入れてほしいならわかるわね?」
「ご、ごめんなさい……、だからおちん×を……入れて、ください……」
「どこに」
わずかに初夏の林に沈黙が宿り小鳥や公園外のさえずりや人の声が聞こえてくる。
「お、おま×こ……に」
「もうからかうのはよしてね、泪さん」
「は、はい……」
もちろんプレイの一環であるが野外プレイのシチュエーションにふたりして興奮し性的快楽があるからできると思う。そっと花唇を開くように腰をゆっくり子宮を貫くようにする。
「ッ……!う゛……ああ……」
「ああ……すご…い」
挿入した途端に射精感はないものの男根そのものが膨らみ襞に絡む感じが腰から感じた。

No.54 17/09/08 06:07
作家 

互いの肌と肌が初夏の外気に触れながら私の肉棒は彼女の淫唇に吸い込まれるのを繰り返しながら少しずつ肥大して感覚に襲われる。
淫唇の内部の襞が肉棒を絡めとりながらアナルのローターの強弱と共に収縮をアヌスと共に繰り返していく。
「あ……あン、さ、沙耶香さんが……ここまでするなんて……」
「ン……泪さん、コーフンしてる」
彼女の表現は品定めしてるようにも聞こえたが、サディスティックな感覚の私は後ろ髪にある清楚なリボンを外して獣のようになっていた。
女装の私が男装のノーパンノーブラの泪を襲いレイプしてるかのようだ。
「あ……ン、スゴい。……ンンん、あたま…まっしろ……蕩ける…ちゃう…」
「ン……はあ…」
彼女の膣内の襞は麗奈や早紀とはちがいくわえたペニスをイカせようとしあやうく射精感が身体に感じる。
名器、というモノだろうかと過る。麗奈や早紀の女性器が悪いとは思わない。
「ああ……ン、はあ…はあ…」
さいわいここで私が興奮に呑まれなかったのは思考に溺れなかったりサディストが持つ冷静さかもしれない。
性的興奮に呑まれていたら男性のあるがままの本能に腰を振ったにちがいない。ローターのスイッチの堅さというのもあり私の目は冷静に彼女の肢体を見つめていた。
「ああ……ン」
ふと気づくと林の向こう側に昼食の買い出しに出ていくサラリーマンやOL、主婦や学生などが見えてきた。
「見られちゃう……
え、と泪は私のちいさな声林の向こう側を見つめた。瞬間、私は子宮の奥を突くように腰を動かした。
「ッ……!?」
だけど膣内は私の肉棒を襞で絡めとる。再びの感覚にイキそうになる。
「スゴい……」
「な、何が……ああン…」
早くイカさないと思うがふたりとも林のなかで汗や体液、カウパー液に愛液にまみれていてやらしい匂いが身体を襲う。
パンパンと肌が触れ合い乳首をきつく堅く虐めたりお尻を撫でたり愛撫する。
「ああン……スゴ…スゴすぎ……」
「……イカないと」
「んふ……わかったわ……」
明らかに私が女装し経験した異性のなかで泪はかなりの上手に見え妖しい笑みがそれを物語る。
また私の肉棒も挿入を繰り返すたびに普段より肥大しながらもぎりぎりのとこで射精感に達するようで達しない。
コントロールされているようだった。
性的興奮が高まりつつあった……。

No.55 17/09/08 12:22
作家 

瞬間、射精感が声を漏らす間もなく襞にきゅうと挟まれ襲われる。イクというよりイカされた感覚に睾丸から根本、幹、亀頭、鈴口まで締まり下半身がいつも以上に痙攣しかたのように襲われた。
「ああ……す…ご…イ」
「ああ……きてる……」
「ッ……ハア…ハア…うう…ハア…」
「ン…ン…ハア」
泪の背中に倒れそうになりわずかに身体を預けている間も私の射精は止まることはなかった。
どくどくとまるで火山から噴火するマグマのように絶え間ない形で白濁とした液体が子宮や襞に流れていく。
まだ…出てる……。
意識はなんとかそう感じるものの萎えることがない。抜きたいと理性が判断しても性的本能や快楽は下半身は離れようとしない。
「ああ……沙耶香さん……」
潤んだ瞳で私を後ろに見つめる彼女はまるで私を支配するようだった。
麗奈や早紀さんとはちがう魔性の魅力でもあるのか。
そう思ったのも束の間。
公園や林道に人が戻ってきたらしく私たちの淫らな行為に好奇な瞳や声が近づいてきた。
セックス?やだ?なんかヘンじゃない。
男装?女性が男性を襲ってるのかしら。
そんな声にようやく私のぺニスはいつもの大きさを取り戻し慌て身なりん整えて泪の下着をバッグに入れ企画書を忘れない。
泪も身なりを下着のないまま整えるなかさながら王子様のように手を引いた。
林道にある草むらに残ったのは性交の残り香のティッシュだけ。
向かったのは公園にある障害者用の男女兼用トイレ。さいわい奥にあったのでここまでは公園内の人たちもしばらくは来ないだろう。
「ここまでは来ないみたいね」
「はあはあ、疲れちゃった」
泪は笑みを浮かべながらも鍵を閉め便座に座り言う。
「下着返してくれないかしら」
「これはイカされた仕返しだから返しません」
「あら?気づいてたのね」
「泪さん名器?」
私の問いに彼女はさあと誤魔化すようなそうでないような表情を見せた。代わりに私は自らのブラとショーツを脱いで見せ彼女に渡した。
イカされたことで男性か性的本能かはわからないがプライドに少し傷ができたようだ。ノーパンノーブラでは男装でも恥ずかしいだろう。
「沙耶香さんの下着。これウチの商品ね」
「ええ、とにかく着替えてください。買い物すませて帰りましょう」
淫らな行為に浸りすぎていたと自分に反省も内心していた。

No.56 17/09/08 15:39
作家 

泪と買い物を終え麗奈のマンションに帰った時には半ば茫然自失に近く脱力していた。
昼食は彼女と共にしたが何を食べたか覚えていない。買い物はしたのだが昨日のハンバーグの残りがあったことを忘れていた。
「失敗した……」
泪とのデート(?)で浮かれセックスで精力と共に気力などを搾りとられたのから要らぬモノまで買って帰ってきていた。
少なくとも私には要らないはずの生理用品が買い物袋に入っていたのは羞恥心もあり麗奈に言い訳が思い浮かぶ余裕もない。
とりあえず味噌汁や野菜サラダくらいはつくっていたがぼんやりとやっていた。
泪の魔性の魅力にやられたみたいだった。
ぼんやりしていると「ただいま」と麗奈が戻ってきた。
おかえり、と言いながらも生理用品や要らないモノまで買ってきたことを早めに頭に下げた。すると彼女は怪訝に聞いた。
「今度は誰?」
「泪さん、EYEの」
「彼女か、近所で評判の美人三姉妹だものね」
同性ゆえのライバル心か意識あるのかちょっと外を見る瞳がしていた。
ごはんにしましょう、と機嫌はそんなに損ねてなく見えたが泪から話題を逸らしたかったかもしれない。
昨夜のハンバーグはレンジで暖め他の食材は麗奈が後日別なモノを作るという。
だけど彼女は私を見て言う。
「沙耶香モテてるわね」
「ん……」
肯定否定ともつかない返事しかできない。
「あれ、その下着は」
「ああ、調子乗って彼女から下着奪ちゃった……」
「下着好きにしてもほどありすぎ」
シャツ越しの下着が紫なのに気づいて麗奈は苦笑したがこうも言う。
「使用済みの下着だからコーフンしてる?」
「う、うん……」
「サドなところは魅力的だけどやりすぎ」
釘を刺されながらもコーフンはあった。吐息混じりに彼女は言う。
「明日、愛ちゃんの家庭教師でしょう?」
「あ、金曜日」
「企画書のことですっぽり忘れてるわね。こまったひと」
カレンダーには二週ごとの家庭教師の日が記されている。
「女装やめたい?」
不意にそんな質問が投げかけられた。
「……わからない」
「沙耶香が誰とでもセックスするのはいいとは思わない、だけど一方でいまのあなたに魅力あるのも理解してくれる?」
彼女は私のことがわかってるように目を見つめていた。

No.57 17/09/08 17:32
作家 

湯船に浸かっていた。
あたたかい湯が身体を浄めていく感じとは裏腹にこの数日のことは目まぐるしい。
姿形は女性でも身体はオトコ。
「意外に女性でいるのもラクじゃないのかな……」
そんな言葉がこぼれた時に風呂場の扉が開いて麗奈がタオルで胸や秘部を隠しながら入ってきた。
「また悩んでる、気にするなとは言わないけど身を慎むと言った方がわかりやすいかな」
彼女は湯船から桶ですくい身体をニ、三回洗うと私の向かい側に入りじっと見つめる。
「いつ以来、いっしょに入ったの」
「え……と全身脱毛した時からかな」
「けどここは残してるのよね」
「ん……うん」
湯船の下から指を使い濡れた私の陰毛を子ども相手に悪戯するように撫でる。
「洗いものくらいいっしょにしたのに」
「たまには自分でしないと、いつも家のことはやってもらってるもの」
「うん……」
「あらあら、眼鏡を外してるのに私には欲情しないのね。浴場なだけに」
場が暫し沈黙した。
美人な麗奈がオヤジなダジャレを言うのは初めて聞いたと思う。
しかし、自然と笑みがこぼれもした。
「もう」
「笑った」
ねえ、と彼女は恥じらいも湯船から立ち上がり湯に濡れて輝く肢体を見せた。
「こうなりたい?」
「ううん、それはない……と思う」
「だよね、生理もあるし子どもは産むことあるし女性もキツいの」
「うん……」
冗談混じりに言いながらも女性が女性であることは男性とはちがう苦しさつらさがある。
そう彼女は言葉短いが伝えようとしてる。
だけど、と彼女は言う。
「私は沙耶香が好きよ……」
「ン……」
頬に少女みたいに唇が触れられた。時折、少女ぽい一面を見せる。そんな表情のまま呟く。
「私を責めてみる?」
「え」
「ここで」
「そんな裸だよ」
裸でいるということは私は男性のありのままあるいは本能のなすがままにサディストの一面が出てしまう。
「なら私が沙耶香を少しいじめてあげる」
湯船から上がるように言われあったまったまま風呂場で向き合う。
「ウフフ、コーフンしてる」
「ン……ンン」
彼女は向き合いながら私の男性器が勃起してるのを見つめて爪先でぺニスを触れていく。
「ン……ちょっと」
「いつもやられてるから仕返し」
ツンデレみたいな表情を垣間見せながらぺニスの先は濡れていた。

No.58 17/09/08 18:22
作家 

脚をM字にして思い出したように麗奈は付け加える。
「明日わたしが仕事に出るまでは射精はダメよ」
「なにそれ!」
「いつもの沙耶香に戻った」
単純と言わないがそんなニュアンスが表情や声に含まれていた。
彼女の美脚は私のぺニスを上へ下へとしゅっしゅっぬるぬると扱いていく。
「んンン、ああ……」
「本当に感じてるかしら。本当はこっちかな……」
爪先を膨らみある睾丸に下ろし撫でてゆく。ランジェリーを着けてなくても性感帯はこちらのようなことに少し驚いた。
「オトコでもいいじゃない、ね」
慰めとも優しさとも取れるように見つめ返す。股間への刺激はたしかに男性のそれである。
「だけど」
「んンン……!?」
足コキをやめたと思ったら彼女は濡れた淫部を頭に押し付けた。微かに汗や愛液の匂いが熱気ある風呂場にわずかに混ざり息ができない。
「んンン、もう……レロレロぴちゃぴちゃ」
「ああん……元気じゃない」
「もう、わけわかんないわ」
まるで女性同士の戯れのように風呂場で淫部を犬のように舐めながら射精を許されないままお尻を掴む。
「え!?お尻は……やだってば」
指でお尻の肉を掴みながらアヌスに指を這わす。
「ンンン、いたくしちゃ……ダメ〜!」
「見えないし……ングング」
「ずるい……ああン」
指をアナルのなかに入れ肉を感じる。一本二本と左右の指を挿入していく。
「ああ……力抜けちゃう……」
「へんたいね」
「ち、ちがうわ……」
前の秘唇を舌や口で、お尻は左右二本ずつの指が肉を支配してゆく。前後の性的感覚に腰を揺らしてゆく。
「うぷ……」
「ああ……ン。堪忍して……」
「イキたいのでしょう?イカせてあげる」
秘唇の陰毛やクリトリスが興奮していき指にある肉は抵抗するかのように収縮していく。
「ほら、イキなさい。麗奈さん……」
「ああン。いやいや……前も…後ろも…」
「なら明日までガマンする?」
さっきの仕返しだった。見下ろす彼女はやはり少女のように見えていた。
「イカして、イカして……」
「うん……」
「ああ……ン。すごいわ……レズしてる…みたい」
彼女の脳内でレズのイメージがあるのかもしれない。まだ知らないことがあるのを肌に実感した。
彼女は前の花唇から愛液を滴らせお尻を責められイッてしまった。

No.59 17/09/08 20:22
作家 

翌朝までオナニーや射精は許されなかった。
朝には何事もなかったように麗奈は仕事に向かっていった。今朝作った朝ごはんは私が作り彼女はたいらげていった。
いってきます、の声がいつものようであるのは女性は芯や中身が強いからかとも思う。
今日は金曜日。
泪たち三姉妹の末っ子愛の家庭教師の日。買い物はせずに夕方まで高校の教科書や参考書を開く。
教えているのは国語全般、社会、英語。物理や理数系はあいにく苦手。
テレビをつけずに初夏の日差しがリビングにあたるなか以前まで教えた内容や小テストなどのチェック、学校との内容に相違がないか比べる。
家庭教師を始めたきっかけは一ヶ月、麗奈のマンションにいて何もしないのは少々心苦しかったのもある。
なにもしなくていい。
そう彼女は言ったが後押しをしてくれた。保育士の免許は持っているがいまの時代は免許はあっても雇ってくれる保育所などは少ない。
社会に出た頃は保育士でそれなりに前向きだったが挫折したように思えた。
麗奈に声をかけられたのはそれから三ヶ月経ってないくらいで住んでたアパートを引き払い沙耶香としていまいる。
「あつい……」
扇風機の風が肌に当たるなか気づくと昼前になっていた。教える教科書やテキストを簡単に整理してとりあえず終える。
「ん〜……」
伸びをすると昨日私が脱ぎ散らかしたスーツや泪から奪った下着があった。
捨てよう思えば捨てれんたんじゃない?
泪の使用済みのランジェリーは昨夜彼女は目にしてたはず。なぜ捨てようとしないのか。スーツは洗濯機の側の籠に入れて泪のランジェリーは畳んで自分の部屋のタンスにしまう。
「お昼は……と」
手間がかかるものは作るつもりはなくカップ麺、袋麺から適当に選び冷蔵庫からもやしや野菜をトッピングした。
「オトコじゃない、これじゃ」
意味ないひとりごとがラーメンをすする口から出た。
昨日は射精は泪とのプレイの一回だけだったがとてつもない女性に思えた。ちゅるちゅると麺をすすりながら企画書を見た。
「なんでこんな企画を出せるのか」
また神無月社長もなぜ認めるのか。女性ばかりの双星出版。
女の園ではあるが麗奈と早紀のように時に意気投合し時にぶつかりあう。それが女性の生き方か。
月曜には結論を出さないといけないか……。
モデルはラクではないと実感した。

No.60 17/09/09 05:44
作家 

それでもひとりでいてもムラムラはある。
今日の服はスーツではなく花柄のワンピース、ストッキングはなし。
タンスにしまったはずの泪の下着が気になってテレビには集中できない。
「ん……」
ショーツにおさめられたぺニスはこんもり半勃ちしながら引き寄せられるようにタンスのなかから紫の下着を出していた。
ゴクッ、と喉が鳴る音がしながらショーツのクロッチやブラの内側の匂いを鼻にあてていた。香水や女性特有の匂いに混ざりながらクロッチにはやらしい愛液の沁み、ブラの内側の女性らしく母性溢れる匂いに興奮していた。
はあはあ、と息遣いを少しずつ荒くしながら自分のスカートを捲りショーツの上から堅いぺニスを指でなぞる。
「ンんん、凄い……」
ショーツの内側のぺニスにはカウパー液が濡れ湿らせる。キツいと思いながら例によりショーツの脇から肉棒と化したぺニスを出して指で撫でたり扱いていく。
泪の下着を嗅ぎたい身につけたいふたつの欲望が交錯しながらランジェリーの魅力にとらわれる。
「はあはあ、はあはあ……んんん」
下着の内の睾丸はここ数日の射精さえものともしなくすでに膨れてもいた。
「あ……」
正気にハッと戻る。オトコであることを意識したからだ。
部屋にある姿見に自分の姿が映る。眼鏡をかけ髪を肩まで伸ばしワンピースからブラ、スカートからショーツ、ショーツの横からは男性の象徴たるぺニスがはみ出ているアンドロギュノスの姿。
手には泪のランジェリー。
なにをしてるのか。
ふとタンスの上に目をやるとそこにはファンレターがしまわれた小箱があった。なんで気づかなかったのか。
半裸に近いまま小箱を開けファンレターを見てみる。一度麗奈と見た以来かもしれない。
そこには励まし、憧れ、女装者との交流や恋愛、性同一性障害とはちがう女装や男の娘(こ)を持つ保護者や親御さんからの内容があった。
“はじめまして、紗耶香さんのような方が世間にいるのは世間は知らなさすぎます”
“沙耶香さんのような人が世間にいて伝わります。女装の彼氏との恋愛は大変だけど頑張ります”
“息子が男の娘になっているようですが、同性愛者とはちがうのですか。雑誌の発売待っています”
以前は麗奈と笑いながら見たがファンレターひとつひとつには女装について多くのことが書かれていた。
目を通すのに二時間はあった。

No.61 17/09/09 17:36
作家 

くしゅん!とくしゃみが出たことに気づく。
半裸のままファンレターを読んで少しかきながら扇風機の前にいたから。
こんな私でも役に立てるのかな、と。
ファンレターを小箱にしまいちいさく頭を下げた。
それでも男の性かオナニーは続けてしまい紫のランジェリーにある泪の魅力的な姿に惹かれるように射精をしてしまう。
「ああ、……イク、イッちゃう……」
吐息を交えながら肩で息をし姿見に映る自らの姿を見る。
「オンナの子、女性の姿のままもたいへん」
だけど受け入れるのがいまの道のように思えた。『クロスドレッシングボーイ→ガール』がアダルト雑誌である限りはなかなか女装のよさは伝わらないかもしれない。
麗奈の言う私の魅力は大半はわからない、変態なのは変わらないし。
シャワーを浴びてワンピースはそのままに下着は新しいのに取り替えた。泪たち三姉妹に誘惑されるおそれはあった。
貞操帯でもあれば、とも思うがS気質な私に自分にMをするのは自虐すぎた。麗奈にメールをしてもよかったがリビングの上に“ありがとう。元気出た”とだけ書き置きを残しておく。
気づくと夕方、泪たちのいる“EYE”に向かわないとならない。マンションからも少しだけ町中にあるランジェリーショップが見える。
身だしなみを整えできる限り気持ちを引き締めようと思う。鍵を閉めてマンションを降りてゆく。
「まだみたい……」
てっきり麗奈とすれ違うと思ったがそれはなかった。金曜ということもあり仕事や取材、付き合いもあるだろう。
歩いて商店街や住宅地を抜けて“EYE”が見えてきた。
いらっしゃい、と明るい笑みを見せたのは次女の瞳。
「おじゃまします」
「センセ、泪姉ぇとセックスしたんだって」
「はい」
「ずるい、私としてよ」
「瞳、先生を困らせない」
店先の私と瞳の様子に奥から泪の咎める声がした。ぬけぬけと言うものだ。
店内のお客さんは何事かと訝しげて見つめる。
「先生、こちらへ」
「はあ」
玄関側へ案内されさっそく面をくらう。女性は強いもの。
まだ三女の愛は帰ってないらしくリビングへお茶へ招かれた。
「先生たら泪姉ぇのおま×こにやられたてホント?」
「ん、今日はそんな話はやめましょう」
股間が興奮に熱くなるなか冷静さを保つようにした。
だが自信があるかは疑問だった。

No.62 17/09/10 14:22
作家 

ヒトミは愛らしい瞳でじっと私を見つめ口を尖らす。
「だって私のカレ、ちっとも女装してくれないんだもの」
目鼻立ちのはっきりした美人の言うことではなく呆れた。ファンレターのなかには“カレがなかなか女装してオンナの子ゴッコにに付き合ってくれない”とかは何通か見かけた。
麗奈たちは手紙、メールに関わらず相談に乗るのも仕事らしかった。
「フツウのオトコは女装に興味持たないから」
「ミもフタもないんだから」
女装したいしようするというのは勇気がいること。ヒトミは肩まである長い髪が魅力的な女性。姉のルイとはまたちがい主に女子高生のお客さんから近所のお姉さんらしい親しみがある。
「しましょう、セックス……」
背中に回れ耳元で色っぽく囁かれ下着のなかで男性器が膨らむがややいたい。
「見ちゃおう……」
するすると背後からスカートが捲られ両の脚があらわになるが彼女は少しぎょっとした。
「今日はガードル付きなの。お尻の形が歪むから」
「ずるい。なんで私の時だけ」
「……ん、いちおうは麗奈のところのモデルだし女装してるならお尻の形も気にするでしょう」
半分は本当、半分は冗談。だけど麗奈に三ヶ月、女装を教わり何日かに一度二度はガードルは着ける習慣はしている。
ただガードルには可愛らしいデザインが少ないからそこはちょっと不便。スタイルを気にし食生活も配慮がいる。
あ、と両の手を鳴らしてヒトミは腰に手をやる。
「脱がしちゃえばいいんだ!」
「や、やだ……」
消極的な選択とわかりながらガードルでは守りにさえならないことに慌てた。
「だ、ダメ。ヒトミさん……」
「ルイ姉さんとはしたんでしょう」
そこへ店先から明るい快活な少女が跳んでくるように入ってきた。
「ただいま〜!センセ!こんにちは!こんばんはかな?」
「アイ!店先から入らないで」
「こ、こんばんは。相変わらず元気そうね……」
ヒトミが淹れたコーヒーが溢れそうな勢いで入ってきたのは三女のアイ。ショートカットでオトコの子みたいだがれっきとした女の子。
制服がよく似合うが毎回驚かされる。
「ヒトミ姉ぇ!これからセンセはあたしの家庭教師なんだから」
「フェラだけでもだめ?」
姉妹が言い合うなかするするとガードルを戻しそそくさと立ち上がる。
「アイちゃん部屋いい?」
「あ、ちょっと待って」

No.63 17/09/10 19:19
作家 

少し部屋の前で待たされるなかヒトミがこちらをうかがうのが見える。
「センセ……」
「ヒトミ、こっちを手伝って」
「ハ〜イ」
とぼとぼと階段を下りていく姿があることに安堵もあれば複雑な気持ちもある。
軽く呼吸をしショーツのなかの性器を落ち着かせた時に扉の向こうから声がした。
「センセ、どうぞ」
「気を使わなくてもいいのに」
「だけどセンセはお店の常連さんだしセンセでしょう。あ、お茶淹れてくるね」
部屋に招かれたと思ったら今度はお茶を淹れるという。慌ただしい娘。
部屋はなんというか男の子と女の子らしさが混じった感じ。少女漫画もあればカメラ、スポーツ用品などもあって男の子ぽさもある。
お待たせ、とアイが入ってくる背後で「ルイ姉ぇとアイばかりずるい……」みたいなヒトミの声がかき消えていた。
「失礼しちゃうねヒトミ姉ぇは。あたしは沙耶香センセに家庭教師をしてもらってるのに」
「家庭教師はちゃんとするよ」
「わかってる」
一教科あたり四十五分、休憩に十分程度で六時から三時間弱。バイト代は微々たる程度だ。
「まずは国語ね。現代文から」
「お茶は?」
「あとで、その都度休む時間はつくるから」
ボーイッシュなアイは何かと集中力に欠けるので休憩は先ほどのように思うようにいかない。
「国語は人物の心情を読み取ること、古文は現代語に訳すのはたいへんだけど……」
「もう」
制服姿のアイは伸びをしたり足を落ち着きないながらもペンを片手にノートに走らさせる。髪やうなじから若い柑橘類みたいな匂いがしないでもない。
「やればできるんだから、ね」
「は〜い」
背中から見つめると高校生らしい成長期の胸が見え、いったん距離を取ったのだが。
「センセわからな〜い」
「自分で考えなさい」
「わからないから呼んでるの」
「ハイハイ」
異性に甘いなと思う。ちらっとケータイを見れば麗奈からはなし、早紀は仕事か飲み会かわからないがメールが二、三あった。
“返事はあとでします”
とだけ簡潔に送ったら来なくなった。
「ハイ、センセ。これでどう?」
「ん〜、解答文は面倒でも主語から内容がわかるようにしないと。先生にわからないと減点かもよ」
いったん休憩しお茶にした。その間にアイはシャワー浴び着替えや下着を持っていった。
女の園だ、ここは。

No.64 17/09/11 06:36
作家 

休憩中なのにシャワーとは。
汗のまま家庭教師をされるのはいやなのだろうと年頃の少女を思う。
そう思った時だった。
センセ、と姿を見せたアイの姿に思わず引いてしまった。
目の前にいたのは女子高生の若々しい瑞々しい姿をはち切れんばかりに見せるオレンジ色のレオタードに身を包んだ彼女がいた。
「センセ、えっちしよ」
思わず絶句してしまう。が慌て声を出す。
「ダメダメ!今日は授業!」
「え〜、いつもしてるのに」
遮るように甘える声で抱きついてくる。
実はこれまでの家庭教師の合間にアイやヒトミとも密かに交わりはあった。ルイだけではない。
アイは口を尖らす。
「センセにフェラチオやクンニ、セックス教わったのに」
「そうだけど……ん」
「あ〜!アイずるい!」
「!?」
お茶を淹れにきたのを装うつもりのヒトミもやってきて彼女も衣服を脱ぎ出しこちらにもぎょっとした。
目の前には青いレオタードに身を包むヒトミがアイと共に迫ってきた。
片やシャワーを浴びたばかりの瑞々しい若い身体、片や黒髪を靡かせ色っぽい香水や清潔そうな肢体で迫られ両の腕から離れない。
「ガードルで守ろうなんてあまいわ」
「そうだそうだ」
あ、という間もなくガードルを脱がされてしまい花柄のショーツが露になる。
「ダメダメ!」
「センセ、ンンン!」
「ん!?」
アイが頬を掴み強引にキスをしてきた、瞬間にヒトミは下半身を掴み頬擦りを股間にしてきた。
「ああ、いい匂い。オトコの臭いとショーツの匂いが混ざるわ」
「んんん!?」
少しばかり強引に振り払おうとするが、そのままベッドに押し倒され軋む音がした。
「センセ、見て」
押し倒された私の前にはアイのレオタードに包まれた肢体が顔に淫部をくっつける。シャワーで濡れたのとはちがう沁みが見える。
「ひ、ヒトミさん!?」
「ああ、ガマンしてたの。センセ?」
こちらも膨らみある淫部を股間に触れさせながら誘惑してきた。女性ふたりに顔や股間に乗っかられたことで力が出ない。
ンンン!、とアイはテクニックはないが若々しい唇の重ねを求め舌を絡める。
ヒトミは花柄のショーツの膨らみから愛撫していく。
ああ、感じながらもこの時わたしは自分がどうなるのか想像できなかった。
麗奈の顔が浮かび消えてゆく……。

No.65 17/09/12 05:16
作家 

頭にはシャワーを浴びたばかりのアイのオレンジ色のレオタードの淫部、下半身には次女のヒトミもまた青い鮮やかなレオタードに乗り防御のためのガードルを脱がし花柄のショーツの上から男性器を唇や指で愛撫していく。
「センセ、舐めて。あたしのおま○こ」
「ンンン、れろ…れろ…」
「アイばかりズルい、私も。センセは睾丸のところがいいのよね……」
「ッ……!?はあ……ンンン」
ヒトミはショーツのクロッチにある睾丸に吐息をかけながら下や指を這わしてゆく。
力を本来のオトコとして出せばふたりははねのけられるが、三ヶ月間の沙耶香としての人格あるいは快感を求める性的本能があった。
「ンンン、はあはあ、……はあ…ン」
身体は理性とは別に快感を求めてしまう。アイのレオタードに隠れた秘唇はシャワーを浴び清潔なはずなのに淫臭を放ちながら刺激し股間をより熱く堅くしていく。
「うわ、センセ。スゴいわ」
「どれどれ見せて。スゴい……」
花柄のショーツの脇から睾丸以外を出したぺニスは肉棒と化していく。
「レロレロ……アイ…ちゃん。保健の授業をしましょうか」
「え……いや…ン」
「いや、じゃないでしょう?ここがクリトリス」
私は反撃とばかりにレオタードの隙間から指を入れ熱く膨れた豆を刺激し摘まむ。
「い、いたい……んんん」
「あ、あたしだって息ができなかったんだから」
プレイの一環の顔面騎乗は構わないが同意ない顔面騎乗は好まない。レオタードを破らない程度にしながらクリトリスを刺激し花唇を舌で刺激する。
「…んんん、ここが大陰唇……」
「いや……恥ずかしいよ」
「学生でしょう?勉強しなさい……。こっちが小陰唇……」
ヒトミによる下半身の刺激を感じながら学生であるアイはオトコまさりながら少女の面影がある。あまり強引にサディスティックにはしたくない。
「ほら、自分で見るの」
「いや……ン」
「乳首も勃ってるじゃない……」
「いやいや…ン」
両の手でレオタード腰の胸や乳首を鷲掴みにし秘唇を舐めていく。
「ほら、えっちな愛液が出てる……。おクチがべとべと……」
「ああ……」
彼女は自分の胸を掴み腰を揺らす。
一心不乱に秘唇を舐めていく。息が時おり詰まりかけながら必死だった。下半身を責めるヒトミが迫る。
「あ、ああん……イッちゃう…」
アイの声が切ない。

No.66 17/09/12 14:34
作家 

アイの秘部を責め舐めながら経験が浅い彼女はいくぶん性的快感に到達するには間があった。
だけど若い肢体は敏感なのは彼女自身の自慰経験だろうか。花唇を舌と指で責めるとしだいに下半身から痙攣していく。
「あ…ン、いくイクイッちゃう……」
「イキなさい……はあ、ヒトミさん。ッ……!?はあ……」
ようやくアイが下半身からイッたらしくゆっくりベッドから下ろしていく。イッた瞬間にベッドから落ちたのではあぶない。
ハアハア、とアイはレオタードを汗や体液で湿らせたまま半ば目が虚ろなよう……。
「ッ……ヒトミさん!?いやっ……」
「あら、こんなに勃てといて……?」
クロッチの内にある睾丸を舌や指でなぞるようにしながら足の筋肉が上へ下へとなる。
「レロレロ、んんん……おいしい……」
幹を愛撫し亀頭をくわえ鈴口を吸われイカされそうになり膨らむ睾丸が震える。
次女のヒトミは私の性感帯を心得ている。
「ヒトミさんの……見せて……」
「あら、素直になった。いいわ」
69の状態になりながら青い鮮やかなレオタードのお尻が見えた途端に掌で軽くパチン!と叩いた。
「あう……」
「さんざんひとの大事なところをいたぶってくれてとんでもないひと」
「な、なによ。私は純粋に女装の沙耶香さんに……」
「生意気」
さっきまで封じていたサディストの力を加減をしながらも掌で叩いていく。
「あう……きゃあ……」
「反省した?」
「ま、まだまだよ。オチ×チ×ほしいもの……ンぐンぐ」
「ッ……」
イクわけにはいかなかった。
私事ではあったが、今日はイカされる射精することは避けたかった。男として今日は、いや今夜はセックスするわけにはいかない。
麗奈への思いとはいちがいに言えないが彼女への想いがあったのは事実かもしれない。
眼鏡の奥の瞳をいつになくサディスティックに輝かせながら両足を拒むように閉じ膝を立てた。その様子に彼女は驚いた。
「ああ!?なにするの」
「イカされるわけにはいかないの。ッ……!」
勃起してるがために膝を立てても肉棒はへそに近づくように肌に近づく。そこをヒトミは指や舌で責めていく。
「あまいわ沙耶香さん」
「ン……」
こういう時膨らみある男性器が忌々しい、異性のようになにもない美しい下半身ではないから。
ヒトミの花唇は青の布地を湿らせている。

No.67 17/09/12 15:24
作家 

いやらしくヒトミは笑みする。
「あら、わたしの得意技を忘れたの。センセの好きなフ・ェ・ラ・チ・オ」
唇が色っぽく艶のあるルージュの輝きを見せながら彼女は肉棒に口をつける。
しまった、忘れていたわけではないが私の性感帯を理解していたと思った時には下半身から淫音が奏でられた。
じゅるじゅるンぐンれろれろぺろぺろ……と表現にならない淫らに奏でる音に下半身から快感が波のようにやってくる。
「ンンンン……」
「フェラチオが好きよね、沙耶香さん」
否定はしない。
しかし、ふとあることを思いついて提案する。
「ヒトミさん、私のオチ×チ×に頬を……つけてくれない?」
「え、なんで」
「いいから。しないとこのまま帰るわ」
帰るの言葉に少し躊躇った後に頬にぺニスが触れたのを感じる。
瞬間、ぺニスを軽く腰を振り頬にあてた。
ペチッ。
「きゃ……」
「なにがきゃよ、変態」
「な、なにを」
瞬間だった。69の姿勢から離れて濡れた下半身のまま立ち上がり勃起したぺニスを彼女に向け頬にあててゆく。
「きゃ……いや」
「フェラチオしたいなら掴まえなさい」
仁王立ちしながらフェラチオをさせるかさせまいかと挑んだはずだったが、異性の性癖は私の想像力を上回る。
唖然としていた黒髪のヒトミは目が虚ろになりながらぽつり呟く。
「ああ、チ×ポビンタ……いい。もっとして……!」
「わ、わかったわよ!……もう」
変態という概念を理解してる私だが理解を超えていた。仁王立ちになってる私が間抜けじゃないと思いながらも勃起した男性器で頬や髪を叩いていく。
ペチッ!ペチッ!
はじめは撫でるようだったがしだいに竹刀やムチのようにしなる。リアルにいえばショーツ越しとはいえ風邪を引きそうと思う。
「ああ……ン、チ×ポに叩かれるなんていいわ……」
いくら私がサディストでも少々、ヒトミの性癖に呆れながらもチ×ポビンタをしてしまう自分がいた。
「イキなさい。自分で……」
「いや……ン、チ×ポビンタもいいけど、ここでして……」
懲りない彼女は青いレオタードの秘部を指で晒し濡れ湿っていた花弁が青く濡れていた。
「淫乱ね」
「いいじゃない、したいんだから……」
フェラチオが得意でも淫部でイキたいのが女性らしいところは好感。
いけないいけない。
ヒトミは強敵なのだ。

No.68 17/09/12 20:35
作家 

少し待ってて、とアイの部屋を後にしたヒトミが手にしていたのはいくつかのレオタードと専用のショーツだった。
「着けて♪」
思わず目を見張り喉が鳴ってしまう。レオタードそのものもだが、レオタード専用のショーツを見て知識としては知っていたが、直に見るのは初めてだった。
レオタード専用のショーツ。
ほぼTフロントTバックのほとんど八割九割はヒモ、かろうじてフロント部分に申し訳程度の布地がある。
「こ、これは……ちょっと……」
「レオタードはちゃんと沙耶香さんが着けても大丈夫な仕様にしてあるわ」
「レオタードじゃなくてショーツ……」
こんなのを着けたらレオタード着用に関係なく男性器が浮き出る。もちろんレオタード用のショーツなくても似たようなものだけど。
「ん〜、着て!さもないと怒るわよ!」
「わ、わかったわよ……」
いそいそと私はヒトミやアイの視線を背中にし全裸になった数秒から一分前後は躊躇いがありながらほとんどヒモだけのショーツに脚を通しレオタードが身体に張りつく感じがしよけい勃起してしまった……。
「センセ、鏡!」
うわ……、そこにはいつもの私らしくない純白のレオタードに身を包み胸はパッドだが、明らかに股間は男性のそのままに膨らみがあった。
「スゴい……」
自分でも初めて見る卑猥でやらしい姿だった。
「あ……ン」
「レオタードの感触にコーフンした……」
「ああ……」
姿見のなかで私はヒトミに膨らみある淫部を触られ悶え眼鏡を外された。それをアイは部屋にあるビデオカメラで撮影していた。
「な、なにするのアイちゃん……」
「ん〜、いいでしょう。秘密」
「いや……」
同意なくカメラに撮られることに抵抗を覚えた。脱いだ衣服や下着はカメラ片手にアイは取っていく。
「や、やめて!」
思わず階下に聞こえるくらいの声を上げていた。沸々と三ヶ月ほど眠っていた男性の本能が静かに微かに鼓動のように囁くようだ。
逃げればいい、と。
「うふふ、アイしっかり撮ってね」
まかせて、とウインクするアイ。その間にも股間を指で愛撫し耳元も舌で濡らされる。
「ああ……ン」
助けて麗奈、早紀さん、社長……。
女装し慣れた生活に男性としての本能はたやすく性的快楽に負けていく。
かろうじて指や脚が愛撫を拒みながら愛撫として抵抗していくようだ。

No.69 17/09/13 06:11
作家 

ヒトミに覆いかぶさり唇を重ねながらも純白のレオタードの布地にはカウパー液でしっとり沁みができていた。
「ンンん、ああン……」
「沙耶香さん、ガマンしちゃダメ……よ」
「ンんん……」
髪やうなじを責めながら淫部に擦りつけていく。奇妙な構図だ。
純粋な女性のヒトミと女装した私の身体がレオタードを着けて交わりあう。私は眼鏡を外して瞳がギラギラと獣のような本だろう。
指は彼女の花唇を求めるようにしてレオタードのクロッチにあたる部分を刺激しクリトリスを撫でる。
「ほんと……女の人に責められ……ううン…」
「ち、ちゃんと勉強はするからね……あ、アイちゃん……」
カメラで撮影し続けるアイにも抵抗しながらヒトミを悶えさせる。ヒトミは責められることで涎を垂らし額やうなじには汗が見えた。
「ン……」
「スゴい……」
ふたりの姉妹の声が私がレオタードから男性器を出したことで驚きを含む声がした。
ほぼ垂直に勃起し睾丸は膨らみ肉棒と化した男性器は先端から湿り濡れている。
「ハアハア……射精はしないままイカせてあげる……」
「そんな……」
バッグには実はガードル以外に麗奈から黙って拝借したぺニスバンドがあったが、この時の私は半ば忘れていた。自分への決意か麗奈への気持ちかはわからないが、射精しないで相手をイカせるのは至難に思えた。
ヒトミの腰を掴み布地から淫唇を指と舌で責め舐める。
じゅるじゅるぐちゅぐちゅれろれろペロペロ、とヒトミのフェラに劣らないクンニをしていく。私自身もレオタードを身に付け犬のように腰を上げていた。
麗奈が以前に言っていた。
“○○○(本名)は女装し沙耶香になることで生活しセックスすることで沙耶香の人格になっているのね。生活することで昇華してるかもしれない”
そうかもしれない。
オトコとしてのサディズムな部分は沙耶香が吸収し昇華していた。
沸々とあった怒りは性欲や本能になるが女性として相手を責めていく。
「ああン……スゴい……」
クリトリスが勃ち剥れているのを指で弄る。だけど私は自分の男性器に触れない。腰が揺れるたびにちいさく揺れ卑猥かもしれない。
アイが触れるのもいまは許さない。
しかし私はこの時気づかなかった。
ランジェリー三姉妹の誘惑と術中という罠にハマっていたのを……。

No.70 17/09/13 07:45
作家 

なんとも卑猥な姿だった。
純白のレオタードから男性器が肉棒として出ているのだからヒトミは負けじとパッドのある胸に触れて女性的な快感を私に与える。
頭の中が真っ白になりそうになりながらも必死に責めていた。
「ずるい……ああン……」
「挿入(い)れてあげるからガマンして……」
「ああ…ン…んん」
自分に言い聞かせるようにしながら互いのレオタードが重なりあいさらに私は言葉で責めてゆく。
「自分のおま×こを指で広げて……」
「いや……」
「いやなら帰るわよ……んん」
肉棒と化したぺニスを淫部にあてがい焦らしてゆく。自分の本能のなかでギリギリオトコの自分と沙耶香が戦いせめぎ合う。
「ああ……、わたしのおま×こに…、沙耶香さんのオチ×ポを挿入(い)、いれて……」
「言わなくてもいいのに……」
「はやく……」
「く……う、ンんん」
女性の性欲はおそろしい。だけど淫美かつ甘いなおかつ肢体が放つフェロモンを鼻腔だけでなく肌全体で感じる。
「くっ……んん。はあはあ……」
射精したい本能が彼女の青いレオタードと対になる赤く成熟した桃肉の感触にオトコの本能が優ってくる。
「はやく……」
「ン……わかってる…わ」
女言葉を使いサディズムをコントロールしながら肉棒を指で掴み焦らすようにしながらゆっくり挿入してゆく。レオタードが重なり擦れる音が睾丸を刺激する。
ぐちゅぐちゅずぶずぶと挿入する音が身体全体に感じる。
「ン……はあ」
「す、凄い。センセの……お姉ぇに挿入(はい)っていくよ……」
まだ若いアイは生々しい女装レズを見ることに興奮を隠せない。頬が紅潮しオレンジ色のレオタードにはイッた沁みとは違う新しい沁みがあった。
「あ……ン…、あたしも感じてる?」
そんな声が耳に聞こえながらヒトミの唇に唇を重ね舌を絡める。唾液が扇情的な糸をくっつける。
「ン……はあ……」
「っ……!?」
ヒトミが静かに笑みしいきなり腰を動かしレオタードや睾丸に触れ射精感がキタ感じに驚く。
「イキそうになった?ハアハア」
「……いや…まだまだ…」
「あら、先が膨れた……」
「そんなことない……」
シーツを掴みながらイカないと口に出した以上は自分や待っている麗奈への思いがあった。だけどゆっくりとベッドは揺れ軋む……。

No.71 17/09/13 14:05
作家 

女装の私とヒトミのレオタードの秘部がベッドの上で布地と共に淫らが擦れあう音がする。
シュッシュッグチュグチュ……。
「ああ……ン…スゴい」
「早くイキなさい。私は家庭教師にきてるんだから」
マジメ、とぼやくアイの声を無視する。
しかしそんな声とは裏腹に彼氏がいるヒトミだけありその彼につかい込まれているのか経験かわからないが淫肉が締まる。
「ンンン……はあ」
気を上手に使わないと亀頭にまで射精感が到達しそう。未成熟と成熟の間の若さを肌を重ねることで感じてしまう。ルイほどに名器ではない……と思う。
「あはぁ……ン」
「う……ヒトミ…さん?」
「冷静ね……、姉さんでも考えてたかしら?麗奈さんがいるのに」
桃肉が締める感触と共に彼女は顎に色っぽく指をやりベッドの上から見つめ返した。
「そんなわけないでしょう……、ッ……!」
声にならない声と共にレオタードの布地が幹や睾丸に快感をもたらし淫肉に挟まれる。シーツを持つ手がちいさく震えた。
「イキそう……イッていいのよ」
「誰が……今日はイカないの。イカないで帰るの……」
意地のようなものが私に憑依していた。咄嗟に私はヒトミのお尻を掴み普段は出さない力を出して向き合っていた肢体を一旦、離して吐息と呼吸を繰り返して彼女を犬のように四つん這いにさせた。
「え……!?いや」
「身体を求めてるだけなら、これでいいでしょう……ンっ」
再び半ば強引に花肉に挿入し刺すようにした。
「ッ……!?痛い……ああ、スゴ……」
「ハアハア、イカないなんて……」
もちろん一度の再挿入でヒトミがイクとは思わない。が、指を舌で濡らしやや強引にアヌスにこちら問答無用に突き刺した。
「ッ……ああ…」
「こっちは使ってないまち……ね。私とおなじ……」
「お、お尻だなん………きたないわ……いや!」
「あら、フェラするところもきたないの……」
少し調子を取り戻した私は牝犬のように四つん這いにさせた彼女の腰とアヌスに入れた指を離さないように本気の力を入れていた。
スゴい、とアイは美姉が四つん這いになりお尻に指がある姿に息を呑んだよう。
「ああ……ああン」
「ど、どっちが感じてるの……お尻?おま×こ?」
アヌスに指があるせいか喘ぎと同時にアヌスと淫肉がほぼ同時に開いては閉じる。快感はこちらも増えてしまう……。

No.72 17/09/13 17:20
作家 

「アイちゃん、私のバッグ取って」
バッグにあるぺニスバンドを渡すようにお願いしたが彼女もまた返事を渋る。
「今度デートしてあげるから」
ハイ、とあっさり渡され腰をゆっくり揺らし焦らしたりしバッグからぺニスを出したことにふたりは驚く。
「な、なにするつもりよ」
「うわ……。オトナ」
ぺニスバンドから人造ぺニスのパーツを外しさらにバッグから普段は使わないリモコンローターを出して人造ぺニスの内側に仕込む。
「ま、まさか……お尻に入れるなんてことは…あん…」
本来はアナル用ではないがヒトミにはここ数日の性欲の犠牲(?、半分程度は同意あったにせよ)のストレスを晴らさせてもらいたかった。彼氏持ちで私に手を出したことも含め。
彼女の言う通り人造ぺニスをお尻の穴にやや強引に挿入してゆく。
「う゛あああ……ひ、ひどい」
ローターを仕込んでいるので人造ぺニスの形は若干歪むがローターの振動と共に挿入されていく。
「彼氏がいるのに私に手を出したから……はあ」
吐息をつきながら彼女のお尻の穴が広がりもしかしたら少々傷や血は出てるかもしれない。
「ひどいわ……沙耶香さん。沙耶香さんにとって……女性は憧れでしょう……」
少々これまた胸の内が痛むことを四つん這いになり下半身を突き刺す私を睨むように見つめ水滴らしいのが見えた。
たしかに女性を私的な意味でのサディズムからしたらやり過ぎかもしれない。
「そうね」
同意したように言葉が出た。安堵したように彼女はするりと下半身を脱出させようとしたが、それは甘かった。
頑とするように肉棒から抜け出た淫唇に子宮に突くようにした。
「う゛……」
「懐柔しようたってダメ。ヒトミさんは近所ではやさしいお姉さんで有名だけど、淫乱だもの。淫乱なメス猫にはお仕置きが必要」
膣内がやや締まったようだが、ぺニスバンドに細工をしてた間に私の身体は彼女に多少慣れ余裕らしいのが内にあった。
「ああ……ン、ひどいわ」
「イカそうとして無駄よ。ヒトミさんの身体に慣れたみたい。ッ……」
「そ、そうかしら」
三姉妹のなかでは人気者なだけに一筋縄ではいかなく人気だけではなく男性との経験を伺わす。
失礼、と青いレオタードの胸に触れてみた。すると彼女はさらに悶えた。
「ああ…ン…」
「胸が本当の性感帯、だまされたわ……」

No.73 17/09/13 18:25
作家 

「だまされたもなにも触らなかっただけでしょう?」
「私はコスチュームを着けた女性の美を見て愉しんでるの」
「変態」
そう、と頷きながら子宮を突くようにそれまで以上に腰を揺らし胸をレオタードの上から揉んだり乳首を探し摘まむ。
「う゛あああ……ンン、スゴい……」
「はあはあ、イキなさい。彼氏持ちのヒトミさん」
「オトコの嫉妬みたい」
挑戦的な表情や笑みに内に眠る男の感情がちいさく燃える。
「淫乱なメス猫はまだ足りないのね」
アナルに挿入した人造ぺニスを〈強〉にし私にしてはめずらしく容赦なかった。
アイもさすがに声が出ないまま見つめている。
「う゛あああ……お尻が…汚されちゃう……」
「汚れちゃいなさい」
パンパンと腰を振りイキそうになるたびに堪えるのでどうしても最後の力ある腰振りを躊躇う。ヒトミも気づく。
「イカしたいのに自分がイッてしまうから……ハア…ン…」
「気づいてたの」
「ルイ姉さんから聞いてるもの。沙耶香さんのオチ×チ×」
「……」
成熟に成長ある女性器は花のよう。美しく育つことで花唇がひとつひとつ重なり内にある淫肉がより魅力的に魅惑的に牡の肉棒をくわえていく。
キュッ……と彼女の花唇が締まる。
「っ……ああ」
ルイほどに完成されていないが、いかなる経験を積めばそんな自在に花唇を操るのか。
「はあはあ……」
「イッて沙耶香さん……」
かれこれ一時間近く淫らな結合を繰り返しているかもしれない、レオタードの布地にある睾丸は堅い球がふたつあるのが見えるくらいに膨らんでいた。同時に肉棒も幹から亀頭まで限界なくらいに膨張の兆しがある。
「ハアハア……んん」
「イッてもいいのよ」
「……」
黒髪がベッドの上で艶やかに輝くなかヒトミの瞳は誘うようでたまらない。
女装してることで男性の本能が封じられてることで女装レズを堪能しているが、この戯れは少々どころかかなりつらい。
セックスがスポーツのように思える。
ヒトミにはスポーツのようなものかもしれない。
「はあはあ……」
「体調を整えたり私の性感帯がわかってもむだ……くわえてるんだから」
……。
おかしい、性感帯がわかってるのイカないということはさらに別に性感帯がある……?
再び彼女の身体をまわし向き合うなかアナルにあるバイブが刺さる。
「ッ……ああ!?」

No.74 17/09/13 20:30
作家 

「お尻が割けちゃうわ……ンン」
「もとからふたつでしょう」
これを言ったのは私ではなく三女のアイ。お尻にある人造ぺニスがローターが付いたまま刺激を与えたらしい。
ためらいなく胸を触り確かめるが時間をかけていたら肉棒と化した男性器は彼女の淫唇の内で膨張し射精してしまう。
射精したい欲求はある、しかし意地もここまでいけば結果はどうあれかまわない。
「ああ……ン、でも…む、胸は二番……ふふふ」
胸を舌や掌で責めながらお尻を掴んだり脚を舐めてみる。
「んぅ〜、沙耶香さん。オンナの人の身体……フェチなくらい…好き……なのね」
秘部はすでに花唇にくわえられながらカウパー液や愛液がベッドにシーツをお漏らししたように濡らす。射精したい快感に耐える理性が蜘蛛の糸みたいに心をつないでいた。
締める感触の肉襞が肉棒を麻痺させるかのように理性の糸を断とうとしている。
「脚じゃない……、ンンン」
「ああン、強引」
「……口や唇、舌……んん」
ちがう、と本能が聞こえるように囁く。誰の言葉か……。
私?おれ……?いや自分の声ではない。性的本能がただちがうとだけ囁く……。
男の本能ならもう少し野性的だし私自身がつくった“沙耶香”でもない。ただ“沙耶香”まだ生まれたばかりだし私自身さえもコントロールの範疇をまれに超える。
ルイとの性交がそれかもしれない。
「ああ…ン、惜しいわ」
しまった、と言わんばかりのヒトミの表情に首や肩を責めながら腰を振る。
限界のタイムリミットが身体がセックスの快感と疲労感と共に脳内にある理性を射精感を襲う。
射精したい。
その願望に真っ白になりながら腰を押さえ膨らむ男性器をぐっと堪える。
「ああ……い、イキそう……」
キュッと肉襞に挟まれてしまい息を呑む。瞬間、身体が汗や体液に輝くなか腰が止まる。
「……イッた」
暫く室内の時間が止まったかのようだ……。
「……はあ」
「まさか」
「イッ、イッ……てないから……」
危うく亀頭の先端にキタ熱い快感を腰を少し引いて戻した。
しかし気を使い過ぎたのか私は青のレオタードのヒトミの肢体に倒れ吐息をこぼした。
「ああ……ん。いや」
意識が薄れるなか顔を動かし囁く声のまま髪の下にあるうなじを使った……。
甘い飴を求めるように艶やかに輝くうなじを舐めていく。
甘い声がする。

No.75 17/09/13 21:10
作家 

意識が薄れるなか吐息を交え舌を動かし愛撫してゆく……。
甘い声が少し耳に伝わる。
ああ…ン
「はあ……」
ゆっくりゆっくり腰を動かしそれまでは本能のままに動かそうとしていた私は愛情を持って腰を動かしていた。
髪の下にあるうなじにキスをし舐め吸うように理性的な瞳を戻し慈しむようにしていく。そのまま肉棒を子宮に刺すようにしながらも腰を抱いてゆっくり優しく動かす。
「ああ……なに。これ……」
「愛情……みたいなもの…かな」
「愛だなんて……」
否定しながらも呟きは甘く蕩けるような表情をしながらヒトミは私の唇を求めていく。舌を絡め唾液が糸のようになる。アヌスから人造ぺニスとローターが静かに落ちていく。
「……はあ、さっきとちがう。ヒトミさんのおま×こ」
「なにを言って…るの…」
「はあ…ン、むりやり…イカさなく…なった…」
吐息に優しい声を含みながらアイよりは膨らみありまたルイよりは艶はないが形のよい胸を愛撫する。
いまならイッてもいいかもしれないが、ヒトミがむりやりセックスを求めてる理由はわからない。
意地よりもいまは彼女自身を心からイカせることに気持ちを注いだ方がいいかもしれない。
「ンンン、なんであたしのでイカないの」
「また意地を張る……彼氏とどんなセックスしてるの」
「わ、私は女装、をを…ン、さ、させたいの……」
「それじゃ彼は……お人形さんじゃない……」
襞に包まれた肉棒が限界に近い。一時間近く挿入したことは麗奈やルイでさえない。
「じ、女装は……オンナの…子になりたい…オトコの…願いなの…」
「だ、だから…なによ」
「じ、自分で考え…なさい…」
「う゛っ……ず、ズルいわ…」
子宮の方にまでずんずんと突きながらうなじを撫で舌で愛情を持って濡らす。
「あ、ああ…ン、い、イキそう……」
「イッて……イクの……」
「っ……い、イク……」
膣内が締まり思わず私もイキそうになるが堪えシーツを握り歯を食いしばる。
ここで愛情あるセックスを知ることはいいかもしれない。だけど根が頑固な私はそれを自分に許さなかった……。
襞が熱く柔らかく締めるなか彼女が満足にイクまで離れなかった。
睾丸はレオタードの内で膨らみ充血したみたいに男性器は熱を発していた。
「……はあ…ン、ンン、ズルい…」
ヒトミの声が耳に残る。

No.76 17/09/14 05:01
作家 

どこまで理性か本能かわからないが後になってわかるが、この時の私は気を失うまで正気でなかったらしい。
肉襞がぴくぴく動きヒトミがその淫らな挙動を止めない限り私は肉棒を離さず花唇から分泌液が止まる頃にようやく身体を離したらしい。
「ハアハア……」
センセ?とアイの声に振り向いた私はさらに意外な行動に出た。純白のレオタードを放心したように床に脱ぎ捨てほとんど布地のないショーツのままアイにチ×コビンタをいきなりした。
「きゃっ」
「さあ……、勉強するわよ……」
「え」
理性と性的本能が交錯してるまま彼女に教科書やノートを開かせながら遅れた時間を戻すように全裸に近いまま家庭教師をしたらしい。
もっとも若いアイにしたらチ×コビンタとお堅い家庭教師の授業が妙な快感のまま意外なくらいに勉強になったという。階下からルイが「勉強しなさい」という声が私に聞こえていたかもしれない……。
時間はいつもよりやや遅れ十時近い頃に意識は帰らないとあったみたい。
「帰らないと、下着と服を返して……」
「返してあげなさい」
ハイ、とアイもまた性的な家庭教師の授業を受けた後でヒトミ同様に虚ろな感じであった。
しかし私の股間はヒトミとの性交を終えてなお一、二時間ほど過ぎても勃起したままだった。
自分の下着やワンピースを着けた時に射精感に襲われ理性のどこかがまだ我慢していた。ショーツやブラ、キャミソール、ワンピースに身体が襲われているようなままアイに言葉を向けた。
「さようなら、……また今度ね」
「う、うん」
いまにして思えばルイがなぜ二階に上がってこなかったか疑問に思うべきだった。だが理性をより本能が上回りなにかに支配されていたから。
パンプスを履き玄関の扉を開けようと出ようとした時だった。
身につけていた下着やワンピースなどが麗奈や早紀、神無月、痴女性、ルイたち三姉妹に見え勃起したままの肉棒がカウパー液を垂らしそのままだらしなく大股を開き花柄のショーツの正面から勢いよきいままで我慢し耐えた精液が布地を越えて射精していた。
ああ……ン、い、イク…イク…イッちゃう……。ああ…ンン……。
いままでにない射精や女装の快楽に溺れるなか三姉妹の家の玄関のなかでゆっくり倒れていく……。薄れる意識のなかルイらしい女性が私を見つめていた。
「家庭教師、ご苦労さまセンセ……」

No.77 17/09/14 05:26
作家 

遅い。
私が意識を失いかけた頃にすでにマンションに帰っていた麗奈は頬杖をしていたらしい。
いつもは十時前にはほぼ帰ってきてた。実をいえばアイに性の手ほどきを短いながらしてたもあったが、短いのはまだ彼女が若いからでもあり私もまた彼女への手ほどきは時間をかけたい思いだった。
薄々と彼女は気づいていたらしいがこの時はさすがにおかしいことに気づいたようだ。
まず彼女がしたことは早紀に電話した。
「もしもし」
『なんですか、麗奈さん』
「……沙耶香をどこにやったの」
押し殺す重い声に早紀はめずらしく一瞬驚きはしたがライバルな彼女は物怖じはしなかった。
『なんで沙耶香さんをあたしがどこかにやるんですか』
「あなたには前科があるでしょう。取材とウソついてしたくせに」
『あ、あれは……しごとの一環です……』
「とにかくどこにやったの」
「なにもしてませんよ」
ムキになる彼女はスマホを耳にあて彼女がどこにいるか考えた。
「あなたどこにいるの」
わかってなかった。
「女装バーです!取材です!切りますよ」
そのまま切った音が聞こえ麗奈は早紀が犯人ではないととりあえず結論した。
「とりあえずだけど」
前科があるだけに油断はできないが、社長に電話してみた。
「社長、お忙しいところ申し訳ありませんが沙耶香はそちらにいません?」
『どうしたの?あいにく私が寝たのは一度きりよ』
あっさり言われて麗奈は言葉を失ったのを自覚しながらつとめて冷静に話をした。
「その沙耶香が帰ってこないんです。家庭教師から」
『まだ十時でしょう?』
「ですけど、なにか胸騒ぎみたいなのが」
キュンと彼女は見た目に合わない女性らしさを言い胸元を掌で掴み足を内股にしていた。
『わかったわ。明日早紀と共ににうかがうわ』
「彼女はいりませんが」
しかし神無月は社長としてはっきり言う。
『彼女も沙耶香さん企画の一員でしょう?わがまま言わない』
「……はい、わかりました」
再び電話が切れる音がむなしく部屋に伝わるなか麗奈はランジェリー姿の淫部に手を置いた。
マンションから見える町の明かりにランジェリーショップ“EYE”の輝きも見える。
そこに私がまだいることに彼女は気づくことはまだなかった。
私が意識を取り戻したのは陽が上がる頃だった……。

No.78 17/09/14 09:03
作家 

朦朧とする意識で私は目が開き瞳を心持ち動かせた……。
ここは?どこ……、わたしは……。
裸か下着姿か洋服があるのか朦朧とする意識は身体の感覚をはっきりさせなかった……。
昨夜、どこかで射精をいままでにない快感のもとでしたことは頭のどこかでおぼえていた。
なんでこんなことになったのか……。
ふと振り返る。
麗奈のもとに沙耶香としての生活が始まりはしたが、モデル収入だけではスカウトし女性として居場所を与えてくれた彼女に悪いという男性かシェアしてる者として何かしら負い目、プライドが内にあったことは否定はしない……。
『保育士さんだったんでしょう?だったら近所で家庭教師してみない』
保育士と家庭教師は別なのに少々飛躍はしていたが誰かを教えることや年下や子どもなどは嫌いではなかった。
募集をしたものの女性として女装した男性が働くのはなかなかうまくいくわけはなかった。
『そういえば“EYE”のアイちゃんが高校生ね。ちょうどよくない』
そのままランジェリーショップ“EYE”に向かいルイやヒトミに私は改めて紹介された。
三姉妹は麗奈の雑誌の講読者でもありそんな話をしてた頃に学校からアイが戻り家庭教師として私を紹介した。
『センセになってくれるの!?』
『ええ、よろしくね』
アイは女装の私を先生として憧憬の眼差しが見てたように思い出す。お給金は微々たる程度で構わないと伝えた。そこは麗奈ははじめは譲らなかったが最後は承諾した。
二週に一度の割合で家庭教師として教えるなかアイとの肉体の交わりは早かった。
キス、クンニ、フェラなど女装の私と交わるのに彼女はふしぎと抵抗なかった。
学校では男の娘(こ)の話題は女子同士ではあるがこの町や学校ではいないらしかった。
次女のヒトミには彼氏がいるらしいが彼女が女装させたいけど彼がしないという話題も耳にした。
ルイはお給金とは別にプライベートでの付き合いが自然とできていた。いまにすれば誘惑だったかもしれない。
イイ気になってたのかな……。
カーテンの隙間からの陽射しで朦朧とした意識から少しずつ覚めていた。股間の男性器は昨日とてつもない射精をしたのにいまはちいさく萎えている感覚があった。
ようやくベッドに拘束されていることに意識が気づいた……。
三姉妹は廊下からその様子を見つめていた。

No.79 17/09/14 15:37
作家 

私の意識が目覚めかけた頃に麗奈のマンションに早紀、神無月社長が集まっていた。
「早紀、あなたが犯人なんじゃないの」
「ちがいます、あたしは堂々と沙耶香さんに交際や肉体関係を求めています。意思なき拉致監禁なんかは趣味ではありません」
凄い発言に麗奈と社長は少しひく。
「とにかく家庭教師から戻ってきてないならその三姉妹のところに行きましょう」
「でも沙耶香のバイト先だから悪くて」
「いいも悪いもないでしょう。家庭教師に行ったのだから行き帰りの前後に何かあったと考えるべき」
でも……、と麗奈が渋ったのは近所付き合いやランジェリー購入やアンケートなどの付き合いがあり皮肉にも人間関係から目を曇らせていた。
ここです、と社長付きのメイドふたりがリムジンを止め神無月社長、麗奈、早紀の三人が向かう。
この時、私はインターホンの音をベッドで聞いていた……。
軽やかな音がしたと同時にルイが言う。
「お客さまかしら、予定にないはずだけど。沙耶香さんを離しちゃダメよふたりとも」
「ん……」
「ハ〜イ」
ヒトミの表情はわからないが声に躊躇いがあったように聞こえた。
「あら、麗奈さん。おはようございます、どうかした」
「おはよう、実は……」
私が行方不明云々のことを私は声を出したかったが、ヒトミに青いレオタードのまま顔面騎乗され下半身はアイに弄られていた。
「ンンン……や、やめ…」
「ゴメンね、沙耶香さん……」
「朝勃ちしてる。昨夜にオチ×チ×きれいにしたのに……大きい」
ヒトミの秘部のやらしい匂いやアイの拙いぺニスの扱い、なにより拘束されていて動けないのに性的快感があった。
「そうですか、わかりました。あら玄関がよごれてますね」
神無月社長は昨夜、私が射精した痕跡らしい液体を指に取り見つめていた。ルイはごまかす。
「犬でも迷いこんだかしら」
「そう、なら沙耶香さんを見かけたら私どもに連絡してください」
強引な家捜しをしないまま神無月社長たちが帰る声や足取りは聞こえていま。
んん……麗奈、早紀さん、社長……。
「麗奈さんには悪いけど私たちにはあなたが必要なの」
玄関から戻ったルイが拘束され悶える私にそう言った。リムジンが去る音がむなしく響く。
「な、なんなの。あなたたち……」

No.80 17/09/14 17:30
作家 

あ、花嫁衣装といまさら私は気づいた。
簡易的な花嫁衣装に下着はスリーインワンに着替えさせられたことに気づくなか彼女たちは深い紫、鮮やかな青、明るいオレンジのレオタードを身に纏い名乗る。
「私たちは女装娘専門の怪盗、ジェンダーアイ。長女のルイ」
「沙耶香さんのように女装でも異性を愛することができるひとたちを世間や世界に増やすためにザーメン、いえ精子を盗む。次女のヒトミ」
「街から街へ渡り歩き下はショタから上は……二十代後半までの女装っ子をいただくの!三女のアイ」
『我ら怪盗ジェンダーアイシスターズ』
「……」
色っぽいポーズや名乗りに股間は意識に関係なく勃起するもののあまりに飛び抜けた目的に私の意識の男女は沈黙いや絶句していた。
ルイは側にきてレオタードの秘部を挑発的に見せる。
「驚いて声が出ないみたいね」
まあ、いろいろと。美人な人たちは少しいやかなり世間と考えがズレている……変態の域を超えてるの自覚して、ルイさん。
彼女はさらに付け加える。
「○○○(本名)、いえ沙耶香さんの精子には女装に関心がありながら異性を愛する男性としてノーマルの精神を持つ子どもが生まれる可能性が高いの、長石さんの調べよ」
ほめてるの?けなしてるの?
ヒトミは言う。
「つまり世の女性たちに沙耶香さんの精子を受精させたらいつかは世の中は女装子どもが自然と生まれるはずなの」
どうやって受精させるの?いつかはいつよ!?
アイが笑みする。
「本当はあたしたち三姉妹を沙耶香さんの子どもがほしいけど、それをしてたら怪盗ができなくなるんだ」
処女のアイが言っても説得力がまったく伝わらない。
私は意を決して質問する。
「ひとつ聞いていい、なぜ花嫁衣装なの?」
「そっち!?」
「あ、もうひとつ。なんで昨日の私は見失ったように本能のまま射精してたの」
ルイは後者の質問に答えた。
「センセには昨日、ヒトミが淹れたコーヒーには媚薬と睡眠薬が入ってたの。並の男性ならそれこそ本能のままにオナニーやセックスしたけど沙耶香さんは意図して“沙耶香”の人格があったみたいだからヒトミが相手でも射精を堪えぎりぎりまで踏ん張れたのよ」
媚薬に睡眠薬、どうりで昨日の自分が異常だったのを理解した。
私は私の内にある“沙耶香”に感謝と礼を伝えた。
脱出は少し先になるかもしれない。

No.81 17/09/14 20:24
作家 

拘束されてると言っても右の手足のいずれかひとつだけ手錠で動けない。それ以外はあんがい動けるようだ。
それにしても花嫁衣装とは……、どういうつもり。眼鏡はさいわい手元にあるがスマホは奪われている。
連絡手段はない、か。
階段を上がる音がして現れたのヒトミ、昨夜の性交で私がイカなかったことも気まずいような安堵もある複雑な顔をしながら食事を運んできた。
「食べる沙耶香さん?」
「ええ……」
手錠で右手は動かしづらいがトーストや目玉焼き、サラダを口にしてから気づく。
「まさか、媚薬は入って……」
「お察しの通り少量だけ、少ししたら効き目が現れるけど許して……」
しまった、と思うがもう遅い。空腹と疲労から油断してしまった。
早紀との一件で学ぶべきだが、やむなく食後の紅茶にも一服盛られていると覚悟し口にした。
「ここは、三階の部屋?」
「ええ」
アイの部屋よりはむしろ広い、屋根裏部屋感があるが脱出は窓か階段しかない。
「ルイさんやアイちゃんは?」
「姉さんはお店、アイは学校よ」
「ん……」
「効き目があるの?」
ウェディングドレスと純白のスリーインワンの内から男性器が媚薬の効果か熱く燃えるように堅く天を向く。足元が自然と内股になる……。
「はあ。ねえ、やめてヒトミさん」
「……私は昨日あなたに負けた。だから精子は搾り取るほどに欲しい」
燃えるような瞳は憎しみよりは愛情を求めるように熱く感じた。まっすぐでけがれが以前のようにない……。
「またイカなかったら私……の…理性は崩壊し男に戻るかも。昨日媚薬に侵された時に…それを…感じた」
「すご……い」
「やめ…て。逃げさせて……」
ヒトミはウェディングドレスのスカートを撫で捲り純白のショーツを露にした。
「お願い……」
あの媚薬で理性がなくなることをおそれた。
ヒトミは黙る。何を考えているのか。少し時が止まったかのようだがカチカチと時計の針が時を刻む。
彼女の形いい唇が動いた。
「……なら私をイカせて。一緒にイッてくれない?」
「……ちゃんと愛のあるセックスしたいなら」
彼女の掌はショーツに包まれた私の男根を円を描くように撫でる。
「……彼とはそんなセックス知らなかった。わたしわがままで自分勝手だから……」
本音らしい言葉に女心が感じた。
唇を重ね身体が重なる。

No.82 17/09/15 06:43
作家 

キスを交わしただけなのにスカートの内のショーツの正面はカウパー液で濡れまるでお漏らしをしたみたいだった。
凄い、媚薬の効果に内心驚嘆しながらもこんなのを何度も使われては身体が壊れると素直に思いまた絶倫ではない私は恐怖を冷たく感じる。
「んんん……沙耶香さん」
少女のようなあどけなさがヒトミにあるのに気づきながら唇を交わし第二の性感帯とされる彼女の胸を愛撫した。
レオタードにはち切れんばかりの胸は瑞々しく柔らかくパイズリしたら気持ちいいのではと感じるくらい気持ちがそそられる。
「はあ……ん。いい」
脱出も大事だが、愛情ある交わりをしなくてはと意識するが二度目の媚薬は股間から必要以上に熱く感じ快感が意識から支配していきそう。
彼女の掌はショーツから私のぺニスを出して指先で鈴口や亀頭をぐちゅぐちゅと刺激し指先なのにフェラチオのような快感をもたらす。
「ああ……あまり弄らないで。イッちゃう」
「沙耶香さん。イカさないから……」
「いま一度イッたら気を失うわ……」
吐息が漏れ理性を支配せんとばかりの媚薬の効果は私の唇から糸引く唾液をベッドにもたらす。
「わたしのを…おま×こを…」
青のレオタードの股間はすでに湿りゴクッと喉が鳴り指を巧みに動かし淫豆や陰唇を撫でさらに強引に布地が破れんばかりに指をねじ込む。
「ッ……いたい。ああ…ん。はあ…ン」
「ゴメンなさい、媚薬のせいなの」
「そんな……ンン」
半分は本当、半分は偽りだった。眼鏡を外し媚薬の効果で理性が失われ男に戻りそうな恐怖が宿るが、反面その恐怖が冷静な“沙耶香”の人格をじわりじわりと表にあらわしていく。
やさしくサディスティックに……。
「寝て……」
「んん……はあ…ン」
ヒトミにフェラチオをされたらたぶんイッてしまう。ならばこちらから責めていくしかない。
レオタードの布地の内側の彼女の淫唇は一見するとルイほどに完成されてないが、異常なほどの持続力や襞をコントロールする意識など名器だろうか……。
「……指に絡みつくわ」
淫唇の内側にある襞は指をぺニスのように求め愛液が滴り舐めてみる。
「美味しい……」
さっき口にした紅茶とちがい甘く蕩ける、まるで甘美な媚薬のよう。
「ンンン、レロレロむちゅむちゅ」
勃起する下半身をよそに彼女の淫唇にムシャブリついていた。

No.83 17/09/15 08:17
作家 

彼女の花唇に挿入しすべてイッてしまっては意識を失うのはほぼ確実。
花唇にあるクリトリスや愛液を愛撫し舐めながら昨夜のあの強烈な射精に耐えられるだろうか。
「いい……ン、クンニがこんなにいいなんて」
「彼と愛情あるセックスしてないからまだ未発達なだけ……ン」
ウェディングドレスの下半身の私の性器はビクンビクンと熱く脈を打っている。なにも手を触れてないのにカウパー液が鈴口から花唇のように垂れて糸を引いている。
「ああ…ン」
「ヒトミさん、聞いて」
「な、なによ……」
「わ、私みたいなのは…性の世界では…特殊なの…レロ…レロ」
「知ってるわ……」
相手を責めてる時のいつもの私では余裕がないが、ヒトミとじっくり話をするにはいましかないと感じた。しかし思いに反して媚薬の効果は脳や下半身を支配し白いスカートが白馬のように揺れてしまう。
「ンちゅンちゅ……わたしみたいな人たちは……いずれ…」
「いずれ…?」
「せ、世間もわかって……くれる。んんん!?」
媚薬の効果に腰が派手に揺れ自我を見失いそうになる。まるで牝馬のよう。
ハアハア、と息遣いが荒く頭の内の意識に男の本能が覆い被さり沙耶香の人格を塗り変えようとどす黒い意識がきていた。
「く……」
「沙耶香さん?」
「だ、だいじょうぶ、たぶん……」
首をちいさく振りここを仮に脱出できた後でも男の本能が性的に支配されたら、と思うと道程が遠く思えた。
射精はヒトミにすべてしてはいけない、とだけまず自分を必死にコントロールすることだけ考えた。
「ひ、ヒトミさんはおま×こきれいね」
卑猥な言葉を口に出すだけでも身体が熱くなるが、堪えないといけない。
「あ、ありがとう。ンンン……」
「名器……かしら」
「え、ああ…イイ、わか、わからないわ……」
ルイほどに性知識がなく自覚もないようで羞恥で彼女の顔が赤かった。
経験はふつうの男性経験らしいと想像するだけにした。
「はあはあ、ッ!」
股間が何も触れてなく挿入さえしてないのに先から袋の睾丸まで男性器すべてで射精しようとする感覚に襲われた。
まるで女性が女性器の熱い感覚や子宮深くまで突かれる感覚はこれに近いのか。
とにかく下半身がむやみに熱い。
壁にある時計を見るとすでに一時間近く経っていた。
十時……。
媚薬のせいで狂っていた。

No.84 17/09/15 12:35
作家 

ためしに私はショーツがある股間に自分の手で触れようとした時だ。
ああ……!?
女性下着独特の感触と男性器の擦れた時に少しイッてしまいベッドに飛沫が迸った。
「沙耶香さん……?」
「ハアハア、イッちゃった……」
「媚薬のせいね」
媚薬のせいとわかりながらも自分の意識とは無関係にイッたことにちいさな葛藤が生まれていた。いつものように下着を着けたままか下着を脱いでヒトミの秘部に挿入するか……。
着けても脱いでも一度の射精はまぬがれない。早くすませたい思いと快感を持続させたい牡の本能があった……。これもまた葛藤だった。
だけどキス、クンニや前戯だけで一時間以上過ぎているのは媚薬による効果で自分の意思ではなかった……。
「沙耶香さん、挿入(い)れたいんじゃないの……」
優しさを含むヒトミの声に力ない自分がいたことに少し心が痛み涙に近いが気持ちあった。
媚薬と戦う自分を知られて目の前にいる彼女はどの程度かはわからないが感じていた。
「はあはあ、ん……んん」
眉間に皺ができたように私は媚薬に侵され悶えがちいさく深く身体が熱く性本能に支配されることにベッドに四つん這いになり苦しむ。
「だ、だいじょうぶ……」
目の前の淫唇を持つ彼女に愛情ある性交をしないとここから逃げられないと思う。
後で知ったことだが、この時ヒトミの心は自分から媚薬を私に仕込んだことを少なからず後悔の念があったらしい。
「私にはこれくらいしかできない、ちゅちゅ……んん」
「あ、ハアハア…ン」
唇の交わしあいで少し正気が戻るが反面、正気が戻り頭が冷静になったら下半身は本能のままに委ねられる。
びんびんとウェディングドレスの下の脈打つ男性器が熱い。
「ヒトミさん、挿入(い)れていい……?」
熱い吐息が出る私は男の“おれ”で抱いてはいけないと内に思いながら沙耶香の“私”がどこまで保つことができたか不安が胸の内にあった。
彼女は私の髪と自らの髪を撫でゆっくり抱いてきた。
互いの淫部が昨夜とはちがう愛情ある交わりに淫音が腰からしていた。
「っ……ン、はあはあ…イカせてあげるから」
彼女がイクより自分が果ててしまうことに怯えがあった。男の感性が媚薬によりよみがえり肌に感じた。
「う、うん……ンんん」
淫唇をゆっくりこじ開けるなか下半身が熱い睾丸が膨らみ下着からはみ出た…。

No.85 17/09/15 14:53
作家 

淫唇に鈴口のある先端が入っていくなかまたイッてしまった。
「あ……ううん」
「気にしないで」
うん……、と唸りに似た納得をさせるがまるで初体験を失敗した少年のようで気恥ずかしかった。媚薬のせいとわかっているのに。
淫口にゆっくりゆっくりとぐちゅぐちゅ音をさせながら肉棒が膨らみ痙攣しそうに下半身に神経を使う。額の汗が滴り流れる。
ヒトミは確かめるように恥部を見つめながら言う。もう少し……。
「う……ああ…ん」
媚薬の効果で必要以上の体温を持ち身体が熱くなりながら挿入する側の自分がまるで処女のように怯え怖がるのがあった。
セックスに慣れた身体なのにまるで挿入することが罪悪感に苛まれそうになり処女である若い女性の気持ちを想像し重なる……。
「もう少し……」
「はあ……ン…んん」
「あ、凄い……」
彼女の呟きは膨らんだ肉棒と睾丸である。これじゃ性欲のオバケみたい……。
睾丸の膨らみがベッドのシーツに触れようやく昨夜交わった身体は交わりに至る。
「挿入(は)いった……」
「はあ……ン」
まだ揺らさないで、とアイコンタクトをしヒトミは頷き軽く唇を重ねうなじを示した。
責めて、と愛らしい表情があり綺麗に思えた。
ゆっくりゆっくり腰を動かし子宮は昨日のように無理に責め立てないように心がけた。胸を優しく包み髪を撫でた。
「あ……ン、ふしぎ……男性とは…んん、思えない……」
「ふ、フツウにしてるだけ……っ!」
サディストな一面を表に出せばSMを理解してない馬鹿な同性と同じになりそうで“沙耶香”としての自分を必死にコントロールしようとした。
しかし媚薬の副作用か本来ある効果かわからないが頭に痛みがちいさくじわじわと伝わる。
「沙耶香さん……?」
「あ、あたしは……俺……は」
ハッとなった。この三ヶ月ほとんど姿を見せなかった男の意識が出てきた。
「い、いや……」
かぶりをちいさく振りながら腰を振る。だが男性器は熱く皮肉にも幾重もの襞に絡まるなか男の意識が囁く。
犯せ犯せ犯せ、と。
「はあ……ん。男に戻る時はじ、自分で決める…から……」
まじまじとヒトミは見つめていた。媚薬の効果が凄まじいばかりに沙耶香を襲っている。
こんな危険なモノを私たちは使っていたの。
「沙耶香さんゴメンなさい……」
唇が交わるなか意識のなか聞こえる。

No.86 17/09/15 20:39
作家 

淫唇の中の襞が絡みつくなか肉棒はさらに膨れ上がり睾丸から射精感が際立つ。
挿入したばかりなのに。
「ああ……ッ」
「無理しないでいいから」
「ダメ……」
ぐちゅぐちゅと腰を揺らし性的快感を頭から爪先まで感じながら肉襞から根本にいたるまで感じてしまう。
「う……っ」
「私のおま×このせい……?」
「はあはあ、気持ちいいから。少しでいいから…私の…お尻を責めて…やさしく」
ヒトミは頷きながらドレスのスカートを捲り丸いお尻に指をやり痛みが走った。
「く……わ…っ」
「ああ……」
瞬間、膣内の肉棒が膨らみ襞が絡むなか刺激が彼女にも伝わったよう。媚薬の効果で理性が失われそうになるのを堪えた。
射精してしまえ、イッてしまえばラクになる。
内にある男性の意識が肉体を支配してしまうようだ。
「ハアハア……ンっ」
唇を噛む私の表情にヒトミはまっすぐに見ていた。
「……こんなことはジェンダーアイ姉妹のひとりとして……やっては…いけないけど」
喘ぐ声の間に挟まるようにして彼女は自分の意思を伝えてきた。
「っ……ンン」
気をコントロールし膨れる肉棒や睾丸に耐えながら耳を傾ける。
「……に、逃がして…あげるから……だから」
「ん、はあ…だから?」
目を閉じたヒトミは私からの気持ちを受けとるようにちいさく呟いた。
「逃がして…あげるから、おもいっきり…ンン、はあ…イッて……」
「そんな…ことしたら…ヒトミさん…がっ…うう」
自分の気持ちがラクになる快感と同時に怪盗姉妹であるから彼女の身に何もないとは考えられない。わずかに理性がそう言っていた。
気にしないで、と言いながら自ら腰を揺らし襞がさらに絡みつく。
「ああ、イク…イキそう……」
腰を引こうとすれば彼女は自ら求めるように腰をひきつけた。さながら肉棒を離さないかのよう。
「っ……ハア…ン」
「感じてる沙耶香さん。あたしのおま×こ……ハア…ン」
媚薬の効果とはちがう感じで彼女は微笑み腰を動かし刺激を与えていた。彼女は自らの指で肉唇に触れクリトリスや陰毛に触れていた。
「っ……い……イキ…イキ…そう」
「イッて……」
媚薬に支配されながらヒトミからの刺激を受容と拒絶が混濁していた。
ただ肉棒は限界を越えているにも関わらず膨らみ睾丸も赤く膨らんでいた。

No.87 17/09/15 20:59
作家 

この時私の意識は一瞬とはいえ射精にしか向いてなかった。
イクイク……イキそう!イッちゃう!
それを繰り返しわずかに残る“沙耶香”より内に眠っていた“俺”の意識で彼女を抱いていた。
膣内に広がる膨らんだ睾丸から熱くマグマのような精液が亀頭にまわり鈴口から飛沫のように噴出し花弁に広がっていく。
どぴゅどぴゅではなくどくどくと無限に溢れる火山の火口のように思えた。
「ああ……、スゴい。イク……イッちゃう…」
だがヒトミは満足したように初めて見る恍惚とした表情で昨日とはちがいより女性らしい表情だった。
「沙耶香さん……スゴい……」
わずかにそう呼ばれたことで射精をし膣内の襞に挟まれることに愛情らしいあたたかさを感じながら吐息を繰り返す。
「はあはあ……、ヒトミさん……ン」
倒れそうになる意識のなか唇を交わし何かしら安堵するモノがあった。
だけど意識のなかでは麗奈、早紀、神無月社長の姿があり帰らないという思いもまたあった。
「まだ出てる、射精って……スゴい。これさえ……あれば」
まだ私のような女装者を世に増やそうというのか……。
「だけど、沙耶香さんの……子…でも…あるんだ」
腰から垂れる白い精子を掌にしイッた彼女はぼんやり見つめながら呟く。
「……お、オトコだもん……」
媚薬の効果が切れはじめたのか意識が薄れてゆくのを感じた。同時にあれほど熱を帯びていた身体が醒めていく。
肥大化していたぺニスや睾丸はいつもの大きさに縮んでいき冷たさを感じた……。
「あたしは、……俺は……」
脳内には媚薬の効果があったのか男の意識がまだ伝わる。
「ああ……」
この媚薬の効果は後に私に残り苦しめることになるのを知らなかった。
おやすみなさい……。
どれほどの射精をしたかわからない私はヒトミのやさしく呟く声に眠りに身を委ねた。
だが、脱出のチャンスは一度しかなかったのを知らない。
わずか十五分ほどの道程が遠くなるのさえ知らなかった……。
媚薬はこの後もまた私を苦しめる。
純白のウェディングドレスのまま静かに寝息を立てていた。シーツにはやらしい沁みと射精に堪えたシワが残痕のようにあった。
再び私が目覚めるには時間が必要だった。
麗奈、早紀さん、神無月社長の顔が浮かんでは夢の中で消える。

No.88 17/09/16 05:51
作家 

起きて起きて沙耶香さん……。
意識を失っていた私の耳にそんな声が聞こえ鼻には淫臭がつき再び股間が勃起し射精の感覚を覚えていた。
うっ……ああ。
気づくとヒトミがレオタード姿のまま顔面騎乗し桃色の若々しい淫唇が目の前にあり瞬間、夢精のように射精していた。
「気づいた、よかった」
「あ……」
「いまなら姉さんは席を外していないわ。逃げて」
そうだ、逃げないと。
くちゅくちゅレロレロ。
「あ……やめて」
フェラチオされさっき射精した男性器を愛撫され媚薬の効果がまだ残っているのか性的快感が襲う。
「ヒトミ、店番をよろしくね」
階下からのルイの声にハ〜イと返事しヒトミはシャツにズボンをレオタードの上から着る。
「私のでよかったら着替えて」
シャツにズボンを渡され手錠がちいさく音をして外された。
「姉さんが出かけるのは一時間ほど。それまでに麗奈さんのところに」
ウェディングドレスを脱いでガーターベルトとストッキングを外しわずかに意識が朦朧とする。
ふと彼女を気にする。
「ヒトミさんも逃げましょう……」
「……ありがとう、ひどいことしたのに。私はジェンダーアイの姉妹だもの。姉さんにはさっき沙耶香さんとセックスした精子を見せないと」
「ヒトミ、沙耶香さんの精液を」
わかってるわ、と彼女は「私が姉さんをお店側に引き付けるから裏口から出て」とちいさく合図した。
「あと、なんでウェディングドレス?誰が」
ヒトミは寂しく笑みした。
「私の嗜好よ。花嫁さんとセックスしたかった。初夜みたいでよかった」
じゃあね、と階段を下りていき階下からルイとの声がした。
「沙耶香さんは眠ってるわ。これが精液、いえ精子よ」
「まだまだ足りないわね。沙耶香さんみたいな人を増やさないと」
試験管に入っていた精液を見ながら満足ではないルイの声が聞こえた。
とたとたとふたりがお店側に向かう足音が聞こえた。
いまのうち。
足音を立てずに階段を下りていくが意識がわずかに頭から揺れている。自分の足が左右に出すだけでもショーツと媚薬からか勃起し始めそう。
「私は長石さんにこれを届けるわ」
「ええ」
ヒトミの声に不安そうな声を感じ振り向くが、裏口の扉を静かに開けなんとか外に出れた。
麗奈のマンションが見えていたが遠くに思えた間。

No.89 17/09/16 06:27
作家 

この時私が逃げ始めていた頃、麗奈たちはマンションにいた。
早紀は私の部屋に入り目を輝かせていた。
「うわ、沙耶香さんの男の時の部屋だ」
「勝手に入らないで」
「まあまあムキにならないで」
「フィギュアとか、あ、バイクにクルマの本もある」
ふん、と麗奈は鼻息をする。早紀に私のプライベートな部分を見せたくなかったらしい。
「たまには男に戻してあげないと沙耶香もしんどいと思うから」
「ま、性同一性障害やLGBTとはちがうから。女性を愛する女装者は」
「こっちの部屋ではオナニーしないのかな」
無邪気な早紀の呟きに麗奈は肩を掴む。
「あなたね、つまみ食いみたいな真似してぬけぬけと言うわね」
「だって私が付き合う人はなぜか男に戻っちゃうし麗奈さんだって取っ替えひっかえじゃないですか」
むかしのことでしょう、と口を尖らす。
「あれ……気のせいか」
「なに」
「いえ沙耶香さんらしいのが見えた気が」
「え!?どこよ」
ベランダに出る麗奈だが見失ってしまう。
「見えなくなっちゃいました?」
他人事みたいな早紀に呆れるふたり。神無月社長は言う。
「さっき理沙に三姉妹のところで採取した精液の分析をしてるから」
「踏み込めばよかったのに」
勝ち気な麗奈は社長に意見した。
「もし仮に沙耶香さんがいたとして事を荒立てたらどうするの」
「そんなこと関係ないわ」
さっきは三姉妹を疑う余地さえなかったが時間が経つにすれ心配は本心だったようで声が高い。
「こっちが沙耶香さんの女の子のお部屋❤」
「早紀」
「うわ、可愛いランジェリーにソックスも❤一枚もらっていいですか」
「あげないから」
ケチ、と早紀はとにかく私もろともに嗜好を向ける嗜好がある。
「理沙?ええ、男性の精液とわかった。沙耶香さんの可能性は……七割八割というところ」
スマホを手にした神無月社長は一応の確信を得たらしい。
「彼女たちが沙耶香を拉致誘拐した可能性はあるわね」
「踏み込みましょう」
ダメ、と社長は言う。
「私たちは警察ではないし万が一、沙耶香さんに危険があったらどうするわけ」
「ただの雑誌編集ですものね」
「あんたはいちいち一言多いの」
結局、三人は警察に伝えるかどうかはしばらく待つことにした。
この時私は町のなかを朦朧と歩いていた。

No.90 17/09/16 08:14
作家 

媚薬の効果は薄れているらしいが、それでも下半身は熱く頭に痛みが走り性的本能は刺激されていた。
「ああ……はあ」
服の下のブラやショーツの感触が気持ちよく下半身が熱い。乳首もブラの下で勃起していた。
マンションは目の前に見えているが足取りはおぼつかない。媚薬の効果とヒトミとのセックスで体力は失っているはずなのに、頭は性欲に支配されそうになる。
射精したい射精したい。
私の下着姿を見てもらいたい。
後でこれもわかるが媚薬は潜在的に秘めた性癖を刺激するのだった。
「んんん……」
道端で私は道いく人たちの視線がありながら女装のまま秘部を押さえちいさく悶えていた。
「だいじょうぶですか」
「あ、は……い。はい」
さいわい私に事情を聞いた人はすぐさま去ってくれたが、額から汗が滴り落ちる。
「はあはあ……麗奈」
気を失いそうになりながらふらふらと進む。そこへ声がした。
「せ、センセ!?」
「……あ、アイちゃん……」
「逃げてきたの?どうやって……」
アイが学生の制服のまま駆けてきて近所の公園まで肩を貸してくれた。ベンチで私はもたれながら股間を押さえた。
ああ……ん。
もじもじさせているとアイは缶ジュースを差し出した。
「センセ、身体が。媚薬のせい……」
「そ、それで…身体が……」
缶ジュースのプルトップをアイが開け一口ほど含むと強引なキスをして飲ませてくれた。
冷たく甘い味が理性を戻すが股間の熱いのは戻らない。
「戻ろうセンセ」
「……い、いやヒトミさんが…逃がし…てくれ…たのに」
「お姉ぇが」
ああっ……と私は股間を押さえ淫らに悶える姿に公園にいる人たちがこちらを見つめた。
「センセ」
「アイちゃん……お願いしていい?」
「え……」
彼女と一緒に向かったのは公園にある女子トイレだった。
「見て……」
ズボンを脱ぐとショーツの内で男性器が脈々と脈打ち獣のような肉棒だった……。
「ああ、センセ」
「手でかまわないから……触って扱いて…」
「そんな……」
やれ!と自分ではないような声がしてハッと気がついた。
「せ、センセ……」
「あの媚薬には私の…オトコを甦らさせようとしてる……」
「男に?」
彼女もまた媚薬の持つ危険性に気づいたようだ。
「まだ私が沙耶香でいられる間に……」

No.91 17/09/16 12:12
作家 

しゅっしゅっと気づかない間に私は自らのぺニスを握り扱いていた。
媚薬は頭の内を支配し性欲で私を動かそうとし自我を覆う。
「っ……はあ。見て……」
「ああ……センセ」
「ヘンタイなのわかってるのに、ヘンタイなこと……媚薬…ううん、私がしてる…」
女性用トイレの一番奥の個室にアイを連れ込み女装オナニーの鑑賞をさせていた。
「見て、カウパー液が、ガマン汁が……止まらない……」
まるで女性器の花唇から出る淫汁のように扱いても扱いても出てきては淫音を奏でる。
「センセ……、つらいの?いたいの……」
「あ、はあ……気持ちが生のオトコになるのは……いや」
「オトコに」
「り、理性がなくなったら……男として、アイちゃんを襲うケダモノになる……だから」
嘘ではなかった。肉棒を扱きヒトミの衣服や下着に包まれていることでまだ“沙耶香”の人格は保たれていた。
だけど、全裸や男性の衣服下着ならそれこそ性欲まま目の前の彼女をレイプのように犯そうとする“男の俺”がいた。
「センセ……うまくないかもしれないけど。待ってスマホを切っとく、姉貴たちから電話きたらマズイから」
制服にいれてあるスマホを切り彼女は私の熱く堅い肉棒にそっと手にし座るように促す。
呟くアイは大きさや堅さに目を見張る。
「スゴい……タマタマも大きい」
「あ、アイちゃん。……理性のあるうちに聞いておくね。この媚薬からはどう解放されるの」
彼女の答えは残酷だったことに愕然とする。
「知らないの。この媚薬を使った人たち女装の人たちがどうなったか……」
「そんな……」
便座にもたれながらも肉棒の快感はあった。慣れない手つきでアイは上下に撫でたり睾丸を見つめ触れる。
「っ……」
「気持ちいい?」
「う、うん……」
ダメ、と私の心の内で呟きのような叫びがあった。男の意識の俺が脳内で囁く。
“犯せ犯せ犯してしまえ……”
アイの十代の若く青春している表情を見ながら理性で男の俺を押さえこむ。媚薬は確実に精神を支配し私の色を塗り替えようとしている。
「ハアハア、気持ちいい……」
「センセ、オチ×チ×すごい……」
「ゴメン、こんなことをさせて……」
「あたしたちのせいだから……」
意を決しおそるおそるとアイは口許が震えながらカウパー液のある鈴口にキスをした。
ッ……、とのけ反った。

No.92 17/09/16 15:24
作家 

ちろちろつつ……。
「……っ、あ」
「おクチで…するの慣れてなくて……」
アイのフェラチオは麗奈やルイたちにテクニックでは遥かに劣るがそれでも桃色の下や唇が健気に動きゆっくり丁寧に舐めておりヒトミよりは愛情らしい健気さが伝わる。
「ん……あ、臭いでしょう……」
気を失ってた私にヒトミはぺニスを綺麗に拭いたらしいが媚薬の効果が清潔にしたはずの男性器を汚してゆく。
カウパー液の匂いやもともと男性器は女装してから陰毛や睾丸、性器そのものは手を加えていない。
「本当は、センセのコレにバージンあげるつもりで…たのしみだった」
「っ……ん、そうなの?」
「う……ン、女装したオトコの人とせ、セックスしたかった……」
「だ、だけど…この…媚薬は…使っちゃ…ダメよ…」
彼女の髪を撫でながら慈しむようにブレザーの制服の上から若く成長期の胸をやさしく揉む。
まだ成長期なのかちいさな張りが感触が制服の上からでも伝わり汗から柑橘類の匂いがした。
「っ……ああ」
性的快感と脳内からの男性的本能が痛みと共に苦しみを呼びそうだった。
「センセ……」
「い、一回、イッたら平気……」
「うん……イッていいよ。いつでも」
頷きながら一度射精に達すれば体力は減衰するが、気持ちはある程度ふつうに戻るようだった。
反面、射精を繰り返せば繰り返すほど知らない副作用らしいものに恐怖もあった。
だけどいまは射精に達することでふつうの感覚に戻りたかった。
「タマタマも……」
「っ……オバケみたいでしょう」
「そ、そんなことない」
射精に達するまでは媚薬はどういうわけか精液が溜まる睾丸に作用が向かうようだ。射精に達しないまでは膨らみ続けそうに思えた。
あと何回射精したらちゃんと戻るのか……。
ちろちろつつー……。ぺろぺろ…もみもみ。
「っ……!ああ、イキそう……」
純白のショーツの内から睾丸が揉まれ膨らみ根本から熱さがマグマのように噴出していくようだ。
「ハアハア……ンンん」
シュッシュッと彼女は懸命に健気に幹を扱きショーツの内の睾丸を揉む。
「おクチでイッていいから……あ…はむ」
「そんな……」
まだ若いアイに口内射精は願望としてあったがそれはまだ早く思えた。
ちろちろと舌がちいさな口の中で動き鈴口を刺激する。

No.93 17/09/16 17:29
作家 

アッ、…はあはあ…、
ちろちろと舌で責められながらヒトミそしてアイとの口戯を経て少しずつ“沙耶香”の人格が戻っているのを感じる。
だけどこの娘に迸る射精をすれば口内射精どころではなく制服や下着さえ汚しそうなくらい暴発する射精もありえた。
息をついて彼女に言う。
「し、射精しそうに……ンン、……避けて。アイちゃん……」
「ンン、どうして……」
「い、いま射精が……コントロールできないの……ヒトミさん…とした時も意識を…なくすくらいで」
上目遣いに私を見るアイは理解しようと必死だったが私との経験がクンニや前戯で終わっていたからフェラチオによる射精の勢いはわからないかもしれない。
「だ、だけど?……センセはつらいんでしょう?」
「ん…うん……」
膨らむ睾丸は美しいショーツの内で膨らみ射精感を促し始める。媚薬の効果が薄れてはいるが一定してない?
理屈より身体で感じることが正しい、ヒトミとの二度のセックスでスポーツ的感覚が備わったのか。わからない。
「い、いま射精したら……アイちゃんがよごれちゃうから…」
自分の迸る精液で十代の少女が汚されるのはあまり見たくない。合意ない顔射や衣服をよごすのは好ましくない。
“犯せ犯せ犯してしまえ……”
意識の内でまた男の本能がどす黒いように塗り替える。媚薬の効果は薄れているはずだが脳内を侵している。
「っ……ああ」
「センセ、……射精して。つらいんでしょう」
「う……ん」
脳内のコントロールさえどこまで正常なままでいられるか不安を襲う。理性をなくすとたぶん麗奈のもとに帰れない。
アイはそれを察したかわからないが口内に肉棒をくわえてイカせようとしていた。あまりの勢いに悶えた。
「ああ……ンン、す、スゴい……!?」
声が女性用トイレの個室から漏れそうだった。
「す、スゴい。イッて……センセ」
「っ……あ」
射精したい快感を求めるのとそれを抑える理性が私の内でまた戦う。人格崩壊しそうなくらいに身体が熱く脳内が熱く痛く混乱が迫った。
「ああ……っ」
「せ、センセ…?」
この時の私は目を充血させ彼女の肩を掴み襲いたい一心に支配されていた……。
媚薬の薄れているはずの効果が脳内を沙耶香から男の意識にわずかな間塗り変わっていた。
「セックスしようか」
え、と彼女は驚いたように固まるのが見えた。

No.94 17/09/16 20:11
作家 

「ち、ちがう!?いまのあ、あたしじゃないから」
硬直してしまったアイに慌て取り繕うように言ってしまう。
だが、明らかにいま眠っていた男性の意識にわずかとはいえ支配されていて青ざめた。
「き、気にしないでせ、センセ……」
「……軽蔑した」
「……いまそれを答えたら、センセいえ沙耶香さんを傷つけるから言わない……」
「ん……ンン」
献身的に彼女は私の肉棒をくわえたり扱いたりしイカせようとする。
このまま麗奈のもとへ行きたかったがそれをするとアイの献身的な行為を無駄にしてしまう。
「沙耶香さん、いまイッてしまったら精液が……たくさん出ちゃうんですよね?」
たぶん、と答えるとおもむろに彼女はブレザーの制服を脱ぎブラジャーを取って射精した時の飛沫がつかないように私の背後に預けた。
全裸に近い肢体の彼女はちいさく呟く。
「あ、あまり見ないで……ください…」
「ん…うん」
「え、遠慮なくイッてくださいね……んちゅ」
「うああ……」
若く成長期の身体を見ることが少ない私には肢体から放たれる柑橘系の匂いが個室トイレに甘美に漂うように感じた。
若い肢体を包むのは活発なアイらしくスポーティーなランジェリー、アダルトな魅力はないが健康的だった。
「んちゅんちゅくちゅくちゅ…れろれろ…」
「ああ……」
「くさいけどおいしい……」
「いや、言わないで」
責める専門の私が年下の少女に恥ずかしいことを言われることに抵抗をおぼえた。
「はあ……出してくだ…さい」
「う…うん…」
瞬間だった。
熱く迸る精液が睾丸から幹に至り亀頭にそして鈴口から天井へ向かうかのように射精した。
アイから何か性的刺激を受けたのか白濁液は前左右の壁に発射され飛沫は若い彼女の顔に飛び白いメイクを作った。
「!?ああ……!?」
うううう……!?と呻く私は下半身を押さえながら悶えていた。どぴゅどぴゅっと絶え間なく射精する感覚があった。
彼女や三方の壁には白濁液が汚すように迸った。アイの髪や頬、口内を汚すようにしていたのが見えた。
「ああ……スゴい」
「はあはあ……こ、こんなのわたしが求めてない……!」
媚薬に支配されている性行為に理性が叫んだ。だが射精はまだ止まらない。壁をちいさく鳴らすように飛沫が飛ぶ。
ああ……早くおわって……!

No.95 17/09/17 04:58
作家 

センセ…先生、沙耶香さん……。
ちいさく肩を揺らすアイの声に再び気を失った私はようやく目を開いた。
「あ、アイちゃん……」
「よかった、気がついて……」
「あ、先生。声を出さないで」
シッと彼女は人差し指を立てながら外の様子をうかがうようにした。
「ヒトミ、あなたが沙耶香さんを逃がすなんて。なに考えてるの」
「……悪かったと思ってるわ。だけどあんなあの人を私は見たくなかった」
「甘いわ。沙耶香さんみたいな人は貴重なサンプルなの。それにあの精子、精子があれば女装者の町、いえ国を作れるわ」
ぞっとした。女装者の国があればたしかに私たちみたいな人たちは差別や中傷を受けないかもしれない。
だけどそれがしあわせなのか。
麗奈たちの作る雑誌にも少しだが誹謗中傷や嫌がらせの投書やメールはあるらしい。
ルイやヒトミは私を探しているらしい。アイは……?
「アイも早く学校終わるらしいから探すのを手伝ってもらわないと」
「ええ……」
公園の側をふたりが駆けていくらしいのが耳に聞こえた。
アイは小声で言う。
「もう少ししたら、センセを逃がしてあげるから」
「う、うん……」
だけど彼女はあることに気づく。
「センセがお姉ぇから借りた服びちょびちょ、……あたしの制服と下着でいい?」
「でも」
「それじゃ目立つでしょう」
ヒトミのシャツやズボンは肌に垂直に近く勃起してた男性器からの飛沫をまともに受け異臭を放つほどだった。さいわいこのトイレは利用者が少ない。
「あたしのサイズでキツいけど」
「ん、んん……アイちゃんはどうするの?」
二十代の私に十代の彼女の下着や制服は少々キツい。
「あ、あたしは時間を見てから姉貴たちに……沙耶香さんのことバレちゃうかもだけど時間は稼ぐから、ダイジョウブ!」
「一緒に逃げない?」
ううん、と首を横に振る。私を逃がすことはできても姉妹の絆はあるようだ。
「センセ、いまなら逃げれるから」
扉を開ける全裸のアイは促す。
「なにもできないけど、これでいまは許してね」
そっと扉越しにキスを交わしトイレを出ようとした時にルイたちの姿がある。通りすぎた瞬間に足早に公園を出た。
時計を見たら午後三時。三時間近く気を失っていた。
麗奈のマンションが近かった。
アイちゃん、彼女が気がかりだった。

No.96 17/09/17 08:31
作家 

はあはあ。
私が麗奈のマンションロビーにたどり着いたのはあれから一時間が過ぎた四時頃。初夏なために日が高くまだ昼間なよう。
時間がかかったのは媚薬が再び脳内や身体に刺激を与えたこと、また女装が人の目に触れないために股間を手で押さえ足元がゆっくりだった。
「四時すぎ……」
ロビーにそなえつけの椅子に座り虚ろな瞳で確認する意思はある。
「ん……なんなの」
媚薬である。媚薬の効果が私には曖昧かつはっきりしない。が、元来のランジェリーフェチはアイの制服や下着は心地いい。
早く麗奈のもとに帰らないと理性があるのはヒトミ、アイとの性交や前戯で保たれていた。
「っ……」
「まさか沙耶香さん帰ってるんじゃ」
女性の声がロビーにしこの時すぐさまロビーの隣にある来客用のトイレに入った。
ルイたちかと思ったが後で気づいたらいてもたってもいられない麗奈や早紀だったらしい。
だけど逃げなければ、と思う意思がトイレに逃げ込ませまたアイの制服や下着と共にいたい密やかな願望が理性より性的本能があった。
「……はあはあ、ルイさんたちかしら」
足音がするなか私は女性用トイレの個室に入り座り下半身が熱く悶える。スポーティーなブラやパンティが気持ちいい。スカート越しにクロッチ越しの睾丸を押さえた。
「っ……」
声が漏れちゃう、と感じながら私はやむなくいや半分以上は性欲にまかせ自慰をはじめていた。
アイの制服や下着から発せられる若い柑橘系の匂いが身につけた時から刺激をし本能が身体を動かす。
「……はあ」
安堵とも性欲に身をまかせてしまうことに身体が慣れた吐息が口許から出る。眼鏡を外し便座の上で股を広げ胸元のボタンを外しアイの下着を見つめ堪能した。
「あ……湿ってる」
いまさら気づいたがアイのスポーツパンティのクロッチには愛液で湿った跡にに気づいた。指をクロッチの内に入れ睾丸の間から湿りを指につけた。
ねちょ……。
指に絡みつく愛液が再び股間を刺激した。
「っ……!」
異性に関わるモノすべてが自分に性的な刺激を与えてるのではと錯覚する。
これじゃ性欲のオバケじゃない……。
しゅっしゅっ…クチュクチュ……。
そう思いながらも媚薬の効果に苛まれた私は自慰をひとり続けた。
はあはあ、とマンションのお客さま用トイレの一室から吐息と共にあった……。

No.97 17/09/17 10:48
作家 

夜九時を回り麗奈がしびれを切らした時だった。
「もう我慢ができないわ……!」
瞬間、インターホンがちいさくなり扉の向こうから何か音がした。
「なに?」
「沙耶香さんかしら……?」
その言葉に麗奈は扉を開けて倒れている私を見つけ完全に私は気を失っていたらしい。
運びましょう、と神無月社長の指示のもとにベッドに運ばれた私は寝息をしスカートとパンティから淫部から愛液が垂れていた。
「すごっ……い」
「なにがあったの」
「待って、理沙に奈々。風吹先生を呼んで。採血と採精を……」
寝息を立てる私の前に神無月社長のメイド理沙と奈々そして呼ばれた風吹先生なる女医が現れた。
「なんなの、舞。夜分に呼び出して」
「彼女、いえ彼から採精はしたけど採血をお願いしたいの」
風吹先生なる彼女は面倒そうにしながら女装と気づいた私から救急箱から注射器や他医療器具を出しながら血を採った。
「っ……いたっ…」
「沙耶香……」
「ああ……」
「まだ気を失ってるから無理に起こしてはいけないわ。それにしてもとてつもないくらいに下半身に熱があるわね」
風吹先生は私の症状を語り安静にするように命じ神無月社長からはすでに私が個室トイレで射精した精液の残った液を鈴口から少し出したモノを容器に移しており渡した。
「採血はともかく精液て」
「分析を頼むわ」
わかったわ、と風吹先生はメイド理沙に送られ帰っていったらしい。
…………。
私が目覚めたのは丸一日が過ぎた十時を過ぎた頃だった。
「っ……」
「さ、沙耶香……?」
「沙耶香さんわかります」
ゆっくり目を開けた私は見慣れた天井にふと胸の内が安心するのをおぼえ股間の性器はもとの大きさのように思えた。
「……麗奈、早紀さん。神無月社長」
天井と私の間にある彼女たちの顔を見つめながら意識がようやく正気に戻ったらしい。
「水をちょうだい……」
麗奈と早紀が競うようにし水を差し出す。二杯の水をいただき落ち着いた。
「沙耶香さんわかる?事情をかんたんでいいから話してくれる」
「……」
ためらいがあったのは私が“沙耶香”の人格に戻ったのを自覚したから。
だけど言わないわけにはいかない。
昨日の家庭教師から現在にいたるまでを話している間は麗奈や早紀は複雑な表情、神無月社長はむしろ冷静に見えた。

No.98 17/09/17 12:30
作家 

許せない、と事情を聞いて立ち上がった麗奈と早紀慌て私は麗奈の腕を普段はほとんど使わない男の力で握ってしまい止めた。
「いたっ……なにするの。私はあなたを思って……」
「ま、待って。いまはことをを大事にしたくないの……」
「沙耶香さん?」
早紀は私から何かを感じたのかほんの少し怪訝な顔をした。神無月社長は言う。
「沙耶香さん、あなたでも媚薬を仕込まれたのでしょう?それで身体がおかしくなって何度もセックスをして……ここまで帰るのだって半日も時間をかけて身体が将来おかしくなるかもしれないのに」
彼女は私に採血と採精をしたことを伝え納得させるようだった。言い分はわかる、また私自身も媚薬が体内に残っている可能性は否めない。
「だけど、うまく言えないけど一日待ってくれませんか」
「待てないわ!警察にでもいって逮捕してもらいたい」
ムキになる麗奈に私自身わからない怒りがあり思わず思ってもいないことを口に出した。
それがいかに彼女たちを傷つけることと半分程度は知りながら。
「だったら私は“沙耶香”をやめるわ!女装をやめてふつうの男として生きていく!!出ていくし今後女装もしないし雑誌にも出ない!」
あまりの発言に彼女たちはしばし沈黙し言い過ぎたことに気づいてちいさく頭を下げた。
すまない、と。
「ひどい目に遭わされたのは沙耶香でしょう!?なんで」
「わからない。だけど罪に陥れるのはかんたん。許せないところも私にもある。だけど彼女たち……ヒトミさんなりの方法もほんの少しだけ理解する……できると思う」
女装というだけでホモやゲイ、性同一性障害、LGBTを世間の“性の世界”を知らない人たちはひとつにまとめて無闇に批判し誹謗中傷する。
また私みたいに“女性を愛する女装者”は彼らより少ないかもしれない。
神無月社長は怜悧な目を向ける。
「一日だけ待つわ。私は風吹から沙耶香さんの結果を待たないとならないし企画AVについては時間が必要……でしょうね」
「すみません……」
頭を下げる私に神無月社長は「構わないから」とだけ簡潔だった。
「今夜はゆっくり眠りなさい。早紀、帰りましょう」
早紀は遠慮がちに口を動かす。
「あの泊まってもいいですか?」
「あなたね」
神無月社長は場をとりなす。
「いいじゃない、ね。沙耶香さん」
社長は静かに去っていった。

No.99 17/09/17 14:16
作家 

む、と少しの間早紀を睨んでいた麗奈だが無事を確認した私の前でケンカをするのをみっともないと悟ったのか「今夜は泊まっていきなさい」と言う。
仲がいいのか悪いのか女心のなぞなところ。
「麗奈、悪いけど私の着替え、下着とあたたかい濡れタオル持ってきてくれない」
「ん……わかった」
「早紀さんもつかれたでしょう。シャワーいいよね?麗奈」
「早紀、シャワーしてきていいわ」
私の言うことに一方では納得し早紀さんには少々ぞんざいな接し方、だが早紀は私に接する。
「着替えや身体をきれいにするのは見てはダメですか」
少し私は考えてあらためて言う。
「男の部屋でするから、駄目」
少しふらつきを感じながら麗奈がチョイスしたのはオーソドックスな下着にパジャマだった。ありがとう、と言い男の部屋に入り躊躇いがありながら鍵を閉めた。
しばし黙る女性ふたり。が、麗奈の声が聞こえた。
「シャワー浴びてきなさい」
「麗奈さんは」
「私も浴びるわ」
しばらくしてシャワーの音が聞こえ私はアイの制服をハンガーにかけ下着は畳みほぼ使われてない男性用の引き出しにしまう。
少し部屋を出るのを躊躇いながらリビングにいる麗奈と接した。
「お茶する」
「緑茶で……」
背を向ける彼女には仕事とはちがう疲れが見えた。私の知らない彼女がいた。お茶を出されて顔を見る。
なんと言えばいいのか。
「早紀がいるのに落ち着いている?」
「どうかな。わからない」
昨夜から昼すぎまで一日中とまで表現しないが明らかに身体は一日分のセックスをした感じだ。ここに戻る時のロビー付近のトイレでの自慰も含め。
罪悪感という表現が心を黒く覆いそうだった。ちいさく吐息を悟られない程度にして口に出す。
「心配してくれてありがとう……」
「っ……私は別に」
「シャワー浴びてきて」
「麗奈さ〜ん、あたしの着替え」
早紀の明るい声に苦笑する私に対し彼女は足早に着替えを用意しては戻ってきた。
「わがままなんだから」
「……でも仕事仲間でしょう。友だちかは知らないけど」
「シャワー浴びてくる」
入れ違いに麗奈と早紀はすれ違うが着替えを忘れた麗奈は自分の部屋に入ってはまたお風呂場に向かう。
大人びてるわりにはうっかりさん。
「身体の具合はいいですか?」
「わからない」
急須から湯飲みに淹れる。

No.100 17/09/17 16:19
作家 

いっしょに寝ていいですか?
早紀は甘え上手に思えるがあえてこう言う。
「えっちはなし。身体がおかしくなるから」
「ん〜」
「あのね、私はついさっきまで監禁に近い状態だったの……それに」
膨れっ面をする愛らしい彼女の背後に目線とついで指を差して示す。
「それに?」
「こわいおねえさんが後ろにいてたぶん彼女も早紀さんと同じことを言うと思うから」
背後をそっと振り向いた早紀はぎょっとしてしまう。麗奈はバスタオルで髪を拭きながら威圧するかのよう。笑顔で。
「私もいっしょに寝ていいかしら」
「は、はい……」
しばしお茶やジュース、アルコールを口にするも彼女たちは酔うまでは飲まなかった。そんな気分ではないのだろう。
「心配かけてすまなかった……」
再度頭を下げた私の言葉にふたりは何も言えないままだった。
寝ましょうか、と促したのは麗奈。
ベッドに川の字になる。麗奈が一画目、私が真ん中、早紀が最後の画数目。私が暑がりなので本来は冷房をまだ使わない時期らしいが麗奈に入れてもらう。
「暑いのは苦手ですか」
「うん」
「初夏でも汗をかきたがりだもの」
ひとつ言っておかないことがある。媚薬の副作用を気にしてだ。
「あ、あの、言っておきたいの。媚薬の作用で私が男に戻ったらいびきが出るかもしれない」
「いびき?私は少しは知ってるから平気と思う」
「いびきですか?」
「あのうるさいと思ったら避難してね」
麗奈はいびきを体質として理解してくれているが、媚薬の作用はわからない。いつものいびきでも麗奈に悪いのに。
「平気です」
可愛らしく早紀は言うがこれは翌朝ウソと明らかになる。麗奈は……。
「寝たい?」
「うん。寝れないかもだけど」
「おやすみなさいですね」
明かりを麗奈が消してくれて町の明かりがカーテン越しに見えた。
ヒトミやアイの様子が気がかりだった。ヒトミはまだいいにしてもアイはちゃんと帰れたのか気にかかる。
だが、時はすでに十一時をまわっている。ここに乗り込んでこない様子から察するに今夜はなにもない。
一日分とも思える射精やセックス行為に疑問が知らないところで芽生えていたのを知らない。
ふたりの温もりと冷房の涼しさを感じ深い眠りについていた。
“EYE”の三階の明かりが点いていたことを知らないまま……。

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