感情消化 夫婦再生
夫婦再生
スタート地点にやっとたてた
過去をここに置いていこう
今日から、またここから主人と歩いて行くために。
しっかり前を向くために書き留めていこうと思います
17/03/21 07:22 追記
思いのままにつぶやきのような日記のような感じで書こうと思います
感情表現が下手な文ですが、覗いて見て下さい
一年なんてあっという間
彼女の噂が流れてきた
再婚するらしい
奴となら幸せになれるだろう
今度は上手く行くだろう
夫も胸をなで下ろした
親友の幸せを祈っていた
だが、いつになっても一緒にならない
何が起きた？
彼女に聞いた
根も葉も無いことだと
再婚話は風の噂でしかなかった
彼女がやってくる。
午後5時半を過ぎた頃だ
お茶飲みに寄ったといいながら仕事帰りにふらっと
夫は仕事の手を止めて快く迎える
私はコーヒーを入れる
フフフ…スミマセン
軽く笑ってペコリと頭を下げる
またか…
彼女と夫の２人の時間が始まる
大した話ではないが、会話ははずむ
気になる…
気にすることはない
友達なんだから
私は残りの仕事を片づけ夕食の準備にキッチン向かう
子供達と夕食を食べ始める
彼女はまだ帰らない
時間にルーズな人だ
2時間、3時間…時計は9時をまわっていた
夫が食卓に付いたのは10時近かった
休みなのに彼女が来た
いつもの席に座る
今日は何を話すのだろう
気になる
お茶をだして、試しに話に混ざってみる
いつもと同じ会社の話や社長の愚痴
平然を装うも気まずい
席を外す
夫と２人で会話は弾む
今日も長い
いい加減帰って欲しい
せっかくの日曜日が彼女のせいで潰れる
もう夕方になる
３人で夕飯食べに行こう！
夫が言った
気乗りしないが仕方ないがついて行く
近所のイタリアンへ行った
味気なかった
彼女が帰ったあと夫に確認してみた
彼女はあなたに気があるの？
離婚してから頻繁に来るよね？
お茶飲みするのは構わないけど、時間長いよね
それともあなたが誘ってるの？
いつも3時間以上って常識外れでしょ
って
そんなんじゃないよ。
彼女離婚してから色々大変なんだよ！
俺の親友！恋愛感情なんかない。
なんていうのかな同士のような間柄だな。
浮気とか疑うなよ。心配なし!!
嘘じゃない
気になるなら彼女に聞いてみなよ！
夫はキッパリ言い切った
わかった。信じる。
夫は嘘つかない。
気持ちを落ち着かせる。
今日は娘の学校行事で外出中
夫からメールが来た
お前が昔、手術した病気について今すぐ詳しく教えて欲しい
なんで今すぐ？
帰ってからじゃダメ？
返信した
了解
簡単な返信
結婚前に手術した病気についてだ
今すぐ教えてって何でだろう
疑問を持ちつつ家に帰った
どうしたの？
彼女が教えて欲しいって
どんな症状があったのか
同じ病気らしい
直接私に聞けばいいのに…
まあいいか
夫に病気について話した
簡単にメモしながら聞いていた
1週間は経っていただろう
買い物から帰ると彼女が来ていた
書類をだして、夫が署名していた
入院の手続きやらなんやら
家族がすべきものだろうに
何故夫が保証人なのか
説明もない
私に相談なしで勝手な事してるのに
彼女の前では言えなかった
しばらく車に乗れないから車を置かせて欲しい
なんで？
わざわざ我が家に彼女の車を置く？
彼女の自宅で良くない？
入院当日我が家に彼女がひとりでやってきた
家族がやるべきことでしよ！
夫が彼女を病院に送る
おかしいでしょ
友達だから当たり前？
訳が分からない
初めて夫が仕事を休んだ
彼女のために
私や娘の入院にさえ仕事を休まなかった夫が、他人である彼女のために
私はひとり仕事場に残された
モヤモヤする
- << 22 〉初めて夫が仕事を休んだ 彼女のために 私や娘の入院にさえ仕事を休まなかった夫が、他人である彼女のために どうして旦那さんに この部分を追及しなかったんですか？ 「家族より親友(彼女?)の方が、そんなに大事なの？」って... 完全に不倫してる状態丸出しじゃないですか!?
師走の寒い朝
早起きした夫が身支度をしている
今日は彼女の手術日だ
仕事は休むけどいいよね
心配だから病院で見守りたい
あなたは彼女の家族じゃないのに…
でも仕方ないか
私も心配だからいいよ
いってらっしゃい
私が昔、かかった病気と同じ
不安や怖さはよくわかる
だからいってらっしゃい
良性でありますように…
祈ることしかできない
手術開始から5時間は過ぎてる
夫から連絡はない
ひとりの仕事場は広く感じる
悪い予感がする
夫から電話がきた
まだ手術は終わらない
ゴメン。
帰ろうかとも考えたか、帰れない雰囲気
大丈夫だから
夫が病院から帰ってきたのは午後10時を過ぎていた
ずいぶんかかったね。大変だったの？
最悪だった
腫瘍が散らばりすぎて取りきれなかった
悪性腫瘍。ステージ4…
女としての機能も総て摘出したなんて、麻酔から覚めて突きつけられる現実を彼女はどう受け止めるのだろう
計り知れない虚無感が体を駆け巡った
夫も言葉少なく肩を落としていた
彼女からメールが来たらしい
もう病室を歩けるようになったと
術後2日しか経っていない
大丈夫なのかな？
間を見てお見舞いに行こうね
夫が言った
12月は仕事の追い込みがキツイ
なかなか病室に顔を出せないでいた
あっという間に2週間が過ぎていた
明日、退院だって
迎えに行ってくるよ
まただ
彼女の姉が迎えに行くと連絡があったのに、わざわざ夫が行く必要があるのか？
モヤモヤするけど、行かせてしまう
夫を信用するしかないから
2時間位して退院した彼女が夫と一緒に戻ってきた
彼女の車を取りに来た
後から姉が車でやってきた
彼女がゆっくりとお腹を押さえて
大変でしたね
ゆっくり休んでね
声をかけたがニッコリしただけ
初めて彼女の姉と挨拶した
いつもお世話になってる彼の奥様です
彼女が姉に紹介した
夫の事を彼と言った
聞き流して、姉に挨拶した
いつでも夫を頼ってください
ありがとうございます
ご迷惑おかけします
彼女と姉は帰って行った
なんとなくモヤモヤする
でも今は早く元気になって欲しいと思った
大雪が降った日
娘がバイトに送って欲しいと言ってきた
俺が送っていくよ
お昼を食べ終えると夫と娘が出かけていった
バイト先まで往復しても40分あれば足りるはず
1時間経っても帰ってこない
寄り道することはよくあること
私は気にせず仕事をこなしていた
3時間は経っていた
遅かったね
何処行っちゃったのかと思ったよ
彼女を送って来たと言った
新たな治療が始まり辛いと通院した彼女からメールがあったらしい
ひとりで病院にいるっていうから迎えに行ってきたと言った
事後報告
わざわざ病院まで行ったんだ
モヤモヤするけど何にも言えない
見守しかないのか
彼女の病状を？
夫の行動を？
不安は募るが我慢、我慢
今日もバタバタしている
午後の休憩時間を過ぎた頃電話が鳴った
彼女の容態がヤバい
すぐに出かける準備をしている
病院に行ってくるよ
まだ仕事終わってないよ
わかってるけど行ってくる
(私も連れて行って）
心の声は届かない
急いで出て行った
間に合うのかな
モヤモヤする
2時間後、夫が帰宅した
どうだった？
かなりヤバい
意識もはっきりしてないし痛みが酷いみたい
痛み止めの注射を何本も打っていた
行ってみたけど何もしてやれないのが悔しいな
話もできなかった
他に誰か来てたの？
俺と彼女の家族だけだったよ
友達の急変時に駆けつけられる友人なんてそうそういないよ
そうだよね
夫は特別な友達
彼女の親友だから
仕方ないか
命は儚い
翌朝、彼女は旅立ってしまった
最後まで痛みと戦った
病気になって半年余り、前向きな人だった
辛くても笑顔でいたという
早すぎるよ
彼女が一番悔しかったろう
子供を残して先に逝ってしまったことも
諦めずに治療して復帰を願っていた事も…
夫は全て知っていた
私は何も知らずモヤモヤした気持ちだけ抱えて彼女の訃報を悲しんだ
こんなときに不謹慎だけど夫の気持ちが知りたかった
一度も見舞いさせてくれなかったのは何故かとただそれだけ引っかかっていた
でも今聞いていいものか？
悩む…
葬儀に誘われなかったら聞こう
そう決めてみた
明日の通夜には行くだろう？
行っていいの？
当たり前だろ!一緒に行こう
行っていいんだ
なら聞くのは辞めよう
翌日の通夜に2人で行った
遺影の写真は私の知ってるいつもの彼女だった
時間が彼女を忘れさせていく
7月に入りゲリラ豪雨が続く
早めに仕事が終わり夫はサウナに出かけて行った
いつもと変わらない日常
私は夕食の後片付けをしていた
テーブルの上のライターを引き出しにしまう
夫の古い携帯が無造作にいくつも入っている
なんとなく気になる
機種変交したものか壊れているのかはわからない
一番最近のものを手に取ってみた
わからないついでにとりあえず充電してみた
正常に動く
悪いと思いながらアルバムを開く
自撮りの写真が目に付く
子供達やペット、趣味の写真が懐かしい
その中で見つけた彼女の写真
笑顔で映っている
いつ？どこで？疑問が湧く
記憶をたどるがわからない
夫とのツーショットもある
なんで？
二人で出かけた事など聞いたことも無い
心がざわつく
隠していたの？
嘘ついていたの？
真相はわからない
どうしよう
メール…
見てもいいよね
何かわかるかもしれない
夫にごめんなさいと心で誤り受信boxを開いた
何これ？
受信boxには彼女からのメールばかり
いつから？
受信boxの1ページ目を探す
2012年3月…
この携帯を持ち始めた時からだ
友達メールだよね
内容を確かめる
これって…
誘ってる
それも私の誕生日に
デートの約束
有り得ない
何かの間違いであって欲しい
夫の送信ＢＯＸを開いて同じ日時を探した
愕然とした
夫が嘘をついた
しかもアリバイをつくって…
嫁の誕生日に女と約束するなんて
恋愛感情のない同士のような親友だって言ったよね
だから信じていたのに
嘘だったんだ
浮気なの？
不倫なの？
わからない わからない
何を信じていいのか
誰を信じていいのか
この日から寝られない日々が始まった
人間は嘘をつく生き物
夫婦間でも嘘はつく
私だって嘘はつく
可愛い嘘ならいいかもしれない
夫の嘘は…
一回、二回なら許せる？
十回、二十回でも許せる?
一年、二年でも許せる？
結婚する前からでも許せる？
いつからなら許せるの？
こんな事考えて寝られない
夫が浮気するなんて今の今まで考えたことなかった
どんなにモヤモヤしても浮気なんてしてないって思っていた
有り得ない
夫に限って有り得ない
私は信じたくない
夫は家庭を壊したわけではない
私が夫の古い携帯を見てしまったために私が幸せを壊してしまったのかも
ごめんなさい
ごめんなさい
でも今は夫を信じられない
貴方は彼女を愛していたの？
私よりも家族よりも彼女を大切にしたの？
教えてよ
答えを探してまたメールに眼を落とす
嘘がいっぱい…
仕事仲間と行ったバーベキュー
誰が参加したのって聞いたら彼女の名前はでなかったよね
でも貴方は彼女を誘っていた
もう呑んでるよ
待ってるよ！って
私が参加できなかったから彼女を呼んだの？
夢の中で彼女を抱いて
続きは現実でって
友達メールじゃないよね？
毎朝のおはようメール
毎晩のおやすみメール
彼女を名前で呼んでたメール
私は貴方に名前で呼ばれたことなどない
オイ、ネェ、お母さん、ママ…
私は名前で呼んでくれない
深夜2時3時のメール
眠れないから電話して
面白い話をしてって…
午前5時の早朝メール
仕事中のメール
常識外れな時間でも平気にメールして電話してそれでもただの友達なんですか？
海外旅行は南仏に連れてって
宝くじの当選番号の新聞一緒に見ようよ
って
桜が咲いたらデートしよう
お祭りは浴衣と甚平で出かけよう
美味しいお店見つけたよ
ドライブがてら温泉でも…
天気が良いからランチにいかない？
次の作戦会議はいつにする？
暇、暇、遊んでー
疲れてるならマッサージしましょうか
愛犬が腹を見せてベッドを占領してる！
俺も腹を見せたら君のベッドにあがれるかな？
こんなメールが毎日毎晩…
それでもただの友達というの？
何事もない顔で私と生活していたの？
何も知らないで私は幸せな家庭と思っていたのに…
気が狂いそう!!
眠れない、眠れない
もう限界!!
夜が明けた
一睡もできなかった
叫びたい！
身も心もボロボロだー
彼女にはおはようメールをしていたのに、私におはようは言わない
いつものことだ腹は立たない
いつものように朝食を用意して一緒にたべる
いただきますもごちそうさまも言わない夫
いつものことだ
何を考えているのだろう
様子を伺ってしまう
時間になれば仕事を始める
いつもと同じ、二人で始める
昼食も一緒
勝手に先に食べ始める
いただきますはない
いったことかない
私は食欲などとうていない
味噌汁だけを口にする
夫に聞きたい
今すぐにでもいい
でも聞けない
もし最悪の答えが返ってきたらと思うと躊躇してしまう
イライラする
自分が情けない
仕事中なのにぼーっとしてしまう
集中出来ない。手が止まる
夫が私の異変に気づいた
どうした？調子悪いか？
今しかない。
覚悟を決めて夫に聞いてみた
貴方は私を愛してますか？
家族を愛してますか？
えっ!!
どうした？
私は貴方だけを愛してきました
貴方は私を愛してますか？
突然の私の問いかけに夫は驚いていた
答えてください
愛してるに決まってるだろう
お前も子供達も一番大事だ。大切な宝物だよ!!
私は違う答えが返って来ると思っていたから、構えていた
動揺する心を整えながら静かに聞いてみた
ずっとモヤモヤしていたの
どうして一度も彼女のお見舞いをさせてくれなかったのかって
どれほど心配して気にかけていたのに
お見舞いも一緒に選んだよね
それなのにいつもひとりで行って来ての事後報告
私は待っていたのに、連れてってくれることを待っていたのになんで？
ただ一度でいいから、彼女の見舞いがしたかったのに叶わなかった
私に会わせたくなかったから？
彼女が会いたくないって言ったの？
私も同じ病気の経験してるから、凄い心配してたのわかるよね！
ごめん。気がつかなかった。
ごめん。気が回らなかった。
先に謝っておくね
私、古い携帯を見てしまったの。ごめんなさい。
毎日毎日、朝でも夜でもお構いなしのメールをみて、常識外れだと思った
彼女を恋愛対象じゃないといったのに、私に嘘ついで外で会っていたなんて思いもしなかった
一度や二度じゃない。何年も何年も、私にバレなければ私が知らなければいいと思っていたの？
私の誕生日にデートの約束するなんて酷い!!
外で密会、家では私の前で公認デート？私の結婚生活はなんだったの？
彼女が生きていたら、この関係は続いていたの？
堰を切ったように泣きわめき、夫を責め立ててしまった
夫は頭をかかえてその場に膝をついた
何か答えようとしているのかしばらく沈黙が続く
そして一呼吸ついてゆっくりと話し始めた
俺は今まで一度もお前と離婚したいとか別居したいなんて考えた事などないよ
ましてや彼女と一緒になろうと思ったこともない
私はずっと不安で不安で仕方なかった
あんなにたくさんのメールのやりとり、まして彼女とこんなに外で密会してたなんて知らなかった
仲間とちょい飲みしてくるから夕食はいらないって飲み屋に私に送らせて、本当は彼女とデートって
それも私の誕生日に約束してたなんて、浮気されてたって思うのは普通でしょ？
それも何度も何年も…
彼女が病気だから貴方の親友だからって我慢して、見舞いもさせないで死んじゃった
死んでからこんな事実を知って、知った時から地獄が始まったのに、貴方は何も変わらず今日間で隠し続けて知らん顔してた
私が命がけの出産した時も、娘の手術にも病院に居なかったくせに、
赤の他人の彼女には入院の手続きから2回の手術、退院も通院も付き添ってひとりでお見舞いも行っていた
家族よりも家族らしく振る舞う貴方に、それでも余命がないと思うから我慢した
貴方は何も考えてなかったかも知れない
親友が心配だから当然のことだと思ったかも知れない
でも端から見てどう思う？
家族でも夫でもない男がひとりで、何度も婦人科病棟に足を運ぶ姿を…考えたらわかるよね
おかしくない？
急変したから駆けつけて苦しい顔も亡くなって棺の中の顔も納骨までもつきあった
それでもただの親友だと貴方は言った
私には笑顔の彼女だけ見せて…
私は私はって自分しか見えていない私は最低だ
どんなに夫を責めたって、過去の記憶を消せない
知らなければ良かったのに
見なければ幸せでいられたのに
馬鹿なことをした
自業自得だ
夫はごめんと謝るばかり
俺の軽率な行動がお前をこんなに苦しませ悲しませていたなんて気がつかなかった
ごめんね、ごめんね…
彼女の事は記憶から消すから、忘れるよう努力するから
俺はお前と別れないよ
許せないならそれでいい
お前の気が済むようにしてくれ
彼女の形見や写真、メール全て処分してもらった
これからの人生、今までの分もとり戻すために一緒に前を向いて欲しい
ひとつでも多く、お前が笑顔を見られるように頑張るから
許して欲しい
ごめんね
夫が言った
本心なのかわからないけど、やはり信じたい
あれから夫はとても優しい
まるで腫れ物にさわるように壊れた私に寄り添ってくれる
懺悔なのか、義務なのかわからないけど、痒いところに手が届くように接してくれる
努力してくれているのがわかる
一日中一緒にいる夫婦
食事も仕事も常に一緒
今までより言葉を選んだ会話
けして居心地が良いわけではない
なんとなくお互い手探り状態
普通にしててもぎこちなさを感じる
突然勝手に涙が溢れてしまう
私の苦しみは彼女と比べてしまうこと
あの日以来ずっと、比較が止まらない
思い出してしまう
２人のメールの内容を
名前で呼び合う２人の姿を
フラッシュバックが起きてしまう
ごめん、ごめんと慌てて謝りなだめる夫
落ち着くまで時間がかかる
精神的に不安定な私
何度も繰り返してしまう
お互い疲れる
早く忘れてしまいたい
夫は忘れてくれるのだろうか
また疑ってしまう
夫の中に残っている彼女の姿を探してしまう
庭に目をやるとグランドカバーに植えた小さな白い花が一面に広がっている
いつか彼女に株分けして貰った花だ
私を忘れないでと言わんばかりに咲いている
すべて刈り取ってしまいたい
嫌な私、また思い出してしまう
落ち込みが激しい
8月…
藍色のあさがお柄の浴衣と銀灰色の甚平
着付けを終えて夫に見せる
似合ってるよ
夫が買ってくれた浴衣が素直にうれしい
子供達から手が放れてはじめての花火大会に夫婦だけで出かけた
デートなんて何時ぶりだろう
一瞬の大輪花火に心も弾んだ
帰り道思い出してしまう
浴衣に甚平
メールのキーワード
夫は忘れているだろう
彼女と行くはずだった夏祭り
もう叶えることはできない
だから私は身代わりなんだ
こんな気持ちに落ちる
泣きたい
でも泣かない
お盆が来る
彼女の新盆だ
お墓参り
どうする？
私は行けない。絶対に嫌だ。
夫はどうする？
仲間に誘われている土曜日
みんなで行くの？
そのつもりだ。
出来ればお前にも行って貰いたい
心残りは嫌なんだ
勝手に行けばいい
ひとりで行けばいい
仲間と行けばいい
喧嘩ごしになる
冷静になれ！自分に言い聞かせる
貴方はお墓に行けばいい
どうぞみんなと行って下さい
私はお墓は絶対行かない
自宅にお線香をあげに行くから、それで家族に話してくる
嫌な私、夫を追いつめてしまう
そんな事して誰も幸せにならない
みんなが悲しむことはやめてくれ
わかったよ
墓参りは行かないよ
気持ちに区切りをつけたかっただけだから、悪かった
本当に区切りがつくなら私も区切りをつける
引きずり続けるのはきつい
お墓じゃなくて、自宅に一緒にお線香をあげて終わりにしよう
先に進むための一歩、条件をのんだ
土曜日がきた
気持ちは戦闘体制
行けるかい？
大丈夫！
黙って助手席に座った
通り道にあるケーキ屋に寄る
彼女は甘いものが好きだった
私、知ってるよ
去年のクリスマスに売り切れで買えなかったオリジナルシュークリーム
食べさせたかったよね
夫は覚えてないだろう
来年ねって
もう食べられないね
心の声は聞こえない
菓子折りを持って彼女の実家に着いた
初めて来た
夫は何度も来たであろう場所
緊張する
新盆の飾りが目に飛び込む
遺影は笑顔
お線香をあげて手を合わせた
夫につきまとわないで
きちんと忘れさせて下さいって
ご両親と姉妹に囲まれて麦茶をいただき、夫と思い出話を始める
私には思い出などない
隣で彼女の娘はテレビを見ている
夫が声をかけた
SMAP解散だって
えーっウソだぁ
馴れている気がした
気まずい
私が来ては行けない場所
もう二度と来ない場所
２人の関係などとうてい聞けない
お身体お大事にしてください
頑張って笑顔を作った
ありがとう
気が済んだ
もう来ないから、大丈夫切り替える
私も切り替える
今度は信じていいよね
もう大丈夫だから
そういいながら、心の引っかかりを探している
結婚記念日が近い
今年はお前の好きなところに行こう
初めてだ
いつもなら自分の予定を入れてしまうのに、私のために使ってくれる
それだけでうれしい
彼女との約束を守リ続けてるのだろうか
疑問が湧いてくる
自分勝手な人だけど家庭を壊したわけじゃない
仕事も子育ても常に一緒にやってきて、家庭を大切にしてきた方だと思う
ただ、彼女の事だけ私に隠してた
それだけなのに
彼女は家庭を大切にしてきたのか
私の知ってる彼女はそう見えなかった
家事も育児も親に任せて、ひとりで夫に会いに来ていた
時間にルーズで何時間でも居座ってた
深夜にもかかわらず子供を置いて夫に会っていた
そんな女に家庭を大切になんて言われる筋合いはない
私の鉾先は夫より彼女のほうに向いたままだ
私の心の中から追い出せない彼女
いないとわかっているから辛い
何に固執しているのか、何を許せないのかすらわからない
また思い出してしまう
親友だったからいいじゃないか
親友だから隠して欲しくなかった
それも彼女のことだけ隠し続けたことが
だから余計に腹が立つ
俺は浮気も不倫もしてないのになぜ決めつける？
俺がしたことが悪いかどうかわからない
わからないって何？
わからないって逃げだと思う
なら聞きたい
貴方の身近な人と私が二人きりで深夜に会っていても気にならないの？
毎日おはようおやすみメールをして、貴方と一緒にいるときも平気で電話やメールして次に会う約束なんかしてたとしても何も感じないの？
キスマーク付のメールをみつけたとしても浮気を疑わないの？
嫁が勝手にしてることだから無関係って思えるの？
そんな事今までないじゃないか
そうなったときに思うことだからわからないな
一般常識や普通って何だ？
それはお前の考え方であって、正解かどうかなんてわからないだろう
メールなんだから何時に送ろうが勝手だろ、相手が必ずその時間に見てるとは限らないからいいんだよ！
俺は後先考えないでその時その時が楽しければいいと思っていた
常識なんてないんだよ
お前に言われなければ気付かないような男だよ
過去の事を掘り返してグダグダ言うな！
彼女の事も口にするな！
この先ずっとお前にただあやまり続けて、泣かれるたびにビクビクして、ただ仕事していくだけの人生は嫌だ!!
信用を取り戻そうと頑張ってみても、信じて貰えないなら一緒にいる意味がない
一度離れて考えた方がいいかもな
これが夫の本音なのだろうか？
もし夫と同じ状況が私に起きたとしても何も感じてはくれない
愛してるなんて言葉だけだった
ガッカリした
嘘付いて陰でこそこそ彼女と会ってて、家では私の目の前でエンドレスデート
親友だからって病気だからって目をつぶって我慢したのは私が勝手に嫉妬しただけのことだったのか、私との結婚生活は無駄だったの？
子供のため夫のために頑張って、ずっと幸せな家庭だって思っていたのも私だけだったの？
愛していたのも私だけ
貴方の心は私に向いてなかったんだね
彼女の代わりに私が死ねばよかったね
気が付かなかったのは私のほうなんだね
気持ちが整わない
訳わからい
最低な私
自業自得だ
一度離れた方がいい？
離れる？
一度も離れたことがないのに離れる？
考えた事もなかった
結婚してから喧嘩らしい喧嘩もしたことがないから、実家に帰ったこともない
離れるって、実家に帰れってこと？
今の状況を知らない母に説明なんかできないから、帰れない
どうしていいかわからない
私はいてはいけないの
家族の意味もわからない
20年以上も連れ添った夫に言われた言葉
こんな夫のことが大好きな私はおかしいのか？
心と体がついていかない
咄嗟にハサミを自分に向けて傷つけた
夫は慌ててハサミを私から取り上げた
俺が悪かった。言い過ぎた。
常識外れな奴なんだよ。ごめん
自分を傷つけないで、ごめん
また謝らせてしまった
もう収拾がつかない
私は何がしたいのか
この先どうしていきたいのか
だけど離れることはしたくない
私は夫に依存している
依存し過ぎている
似た者夫婦とは
いい意味で使われることが多い
私達夫婦は偽者夫婦かもしれない
お互いの信用が回復しきれていない
常に手元にスマホを置く夫
こんどは誰と連絡を取っているの
気になる
でもロックがかかってる
いつも一緒にいることが裏目にでた夫
ロック解除
覚えてしまった
ごめんなさい。
まだまだ信用できてない
だから偽者夫婦
スマホの履歴を確認する
2年前から使っている
ラインに彼女のものはない
怪しい名前も見当たらない
メールを開く
送受信とも彼女の名前しかない
亡くなる直前まで続いた
やっぱり続いていたんだ
見なかったことにして平然を装う
嘘はもうつかないなんて嘘なんだ
私もそう
信じるよなんて言って信じてない
やっぱり偽者夫婦なんだ
気持ちが過去に戻ってしまう
何か他にも隠してる
きっと隠してる
女の感なのか、わからない
夫の留守に探してしまう
でも怪しいものが見つからない
絶対なにか出てくるはず
その後も留守に探してしまう
何してるのだろう
駄目な私
また落ち込む
見つけた…
私が探していたもの
やっぱり夫が隠していた
それもお財布の中に
そんなに彼女のこと忘れられないの…
証拠品は写真におさめた
そんなに大切なら、たくさんコピーとっておこう
1枚？2枚？ぜんぜん足りない？
10枚これだけあればいいよね
無くしてもまたお財布に入れられるように
嫌なことしてる私
振り出しに戻る
いつ問い詰めようか考える
男のくせにあきらめが悪い
男のくせに女々しい
悔しさに泣けてくる
夫が私の異変を察知した
また泣いてるって…
どうした？
調子悪いか？
大丈夫。何でもない
心配なんかしてないくせに心配してるふりをする夫
他人の目を、体裁ばかり気にする夫
それでも他人から見たら、家庭思いの
優しい夫
年頃の娘達にも格好いい優しい父親
妻にも優しい。にせものの優しさでも
私はなぜこんな人が好きなんだろう
意地だけで一緒にいたいのか
気持ちが整わない
泣いちゃ駄目！我慢しなくちゃ
明日映画でも見に行くか？
また優しくする
大ヒットしてからもう半年も経っている
「君の名は」を見た
アニメなんて絶対興味もないくせに無理してみたと思う
それでも私と一緒に居てくれるのは、やはり彼女との約束を守っているからなの？
意外と良かったね
そうだね
あの事が気になって、映像だけを眺めていた。別に感動して涙がでたわけじゃない
帰り道、せっかくの映画デートを私がぶち壊す
今日は映画楽しかったよ。ありがとう
でもね、貴方は嘘つきだよね
貴方はいつまで嘘を付けば気が済むの？
なにが？嘘なんかついてないよ！
彼女の写真、隠してるよね
新盆の時に貰った写真。ずっとテレビの脇にあったやつ。私が捨てたのって聞いた時知らないっていったの覚えてない？
そんな昔のこと知らないな
半年前のことは昔なんだ。
私、カマかけてみたんだよ。
あの日を一区切りにするって言って、一緒にお線香上げて終わりにしたわけだよね。でも終わってなかったんだね
わざと貴方の目に付くところにあの写真置いてみたらどうするのかってね。
いつの間にかなくなってた
だから私は探したの
貴方が隠し持っていた
わざわざ切り抜きにして
お財布の中のお守りの中にしまって、肌身離さずもってたんだ
貴方に何かあって、持ち物確認した時に彼女の写真なんか出てきたら、どう思うか考えたことなかったの？
子供達が見たらどう思う？
私が見たらって思わなかったんだ
がっかりだよ
明日彼女の家に行ってくる
彼女の両親と子供と話ししてくる
あなたがたの娘の不倫のせいで、私が何年もだまされ辛い思いをしていたこと
あなたのお母さんはいつも娘のあなたを留守番させて、私の夫に会っていたことも
不倫が立証出来れば亡くなった家族に慰謝料も請求できるんだって、いいよね話して
怖い。怖い。お前が怖い
今すぐ捨てるよ！捨てればいいんだろ！
お財布からお守りを取り出してコンビニのゴミ箱に捨てた
お墓参りができなかったから、せめて写真くらい持っていてもいいかと思っただけだ。俺の安易な考えで悪かった
俺は自分勝手な男だ
彼女のことは忘れたいけど忘れられないんだよ
多分、一生忘れられない
お前とは違う意味で、大切な人だったから
頼むから、彼女の家に行かないでくれ
俺が全て悪い！俺だけを責めてくれ！
気が済むまで責めてくれ！
- << 67 悲しい展開。そして『やっぱりな…』と落胆するしかなかった。願いが裏切られ時に仕方なしに思う『やっぱりな』は、予想してたよの意味ではなく、傷ついた多くの女性を慰める鎮魂の意 主さん夫婦はうちとは違う。きっと持ち直す！と願いながら読んできた。 しかし同じ流れに心を焼かれる妻は、昔も今も 数えきれない程いるのだろうな。 >お墓参りができなかったから、せめて写真くらい持っていてもいいかと思っただけだ。俺の安易な考えで悪かった 自己中で、未だに何もわかっちゃいない… 人の気持ちを殺す程傷つけているのに“安易”って簡単な。自覚ないんだな 「彼女のことは忘れたいけど忘れられないんだよ 多分、一生忘れられない」 自己中の人は直ぐに音を上げる。自分には無理なんだ、忘れられないんだ、だから妻よ、お前が忘れるか我慢するかのどっちかで頼むよ。無理難題を押し付ける。 自分のしなくてはいけない尻拭いを よりによって傷つけた相手にさせる。なぜなんだろう 「お前とは違う意味で、大切な人だったから」 そこ違くない？ 妻が一番大切なんだよ普通は… 家族が一番大切、守るべき、という基本が何故か抜けている… なんででしょうね。男性ってそんなものなのかな。それとも一部の男性だけなのか 頼むから、彼女の家に行かないでくれ 俺が全て悪い！俺だけを責めてくれ！ 気が済むまで責めてくれ！ あくまで彼女を庇い続け、更には自分が最も楽でカッコ悪くないポジションを保ちつつ、、、苦しむ役回りは妻に？！ なぜ妻なんだ？？！ 最後は妻に全てを押し付ける身勝手さ。 呆れるのは私だけ？ 見かねていろいろ書いてしまった
彼女の誕生日から3日過ぎた
何も言ってこない
忘れているはずがない
イライラする
お昼休みに夫が口を開いた
墓参りどうする？
行くよ
どっちの墓？
俺の両親とお前のお父さんのどっちが先？
なんで？
彼女のお墓が先でしょうが！
あぁ…そうだね
お前が何も言ってこないから誕生日じゃなくてもいいのかと思ってた
お前が？
あの日行かなかったのは私のせい？
貴方の親友の墓参りでしょうが！
それをお前が何も言わなかったからって行かなかった？
私が悪いの？
声をかけなかった私のせい？
完全にブチ切れた
最後の最後まで私のせいにする
封じ込めていた記憶と感情を最大限にぶちまける
もう手が着かないほどに
夫も初めて怒鳴った
お互いに限界を越えた喧嘩になる
お前のせいだ。お前が悪い。
俺のメールを勝手に見なければ、こんなにこじれなかったはず
親友と毎日メールするのが悪いのか？
メールだから深夜でも早朝でも関係ないんだよ！
親友と出掛けるのに、いちいち嫁に報告しなくちゃいけないのか？
もう彼女はいないのにグズグズ言いやがって過去を掘り返してばかりで、うざい！
この半年近く俺なりに努力したつもりだけど、お前が泣くたびにどうしていいかわからなくて、悩んだよ。でも何かにつけて彼女に結びつけて許してくれない。
浮気だ不倫だと疑って、今の俺を信じてくれない
お前を殴りたい！
殴りたければ殴ればいい！ついでに殴り殺せばいい！どんなに彼女に気持ちが向こうが私は貴方が好きなんだなもん
愛する人に殺されるなら私は本望だ！
殴りなさいよ！
売り言葉に買い言葉、心にないことまで言葉になる
俺はいつまで謝ればいい？
俺が老衰するまで許さなければいい！
夫は大声で言い放った
私は無言でそのまま家を出た
夫にはじめて怒鳴られた
咄嗟に家を出てしまった
色々思いながら歩く
いつまで我慢すればいいのか
俺だって我慢してきた
お前が悪いと言われ、親友と何しようが勝手だと…
親友か…
この言葉に苦しめられてきた
親友だからこそ隠し事はないと信じていたのに
都合のいい言葉
きっと同性の親友なら何も気にならなかったかもしれないでも、夫の親友は女性だった
たとえ同性だったとしても毎日早朝から深夜までメールを送り、内緒で遊びや飲みに行かれてたら、それもいい気持ちがしないかっただろう
夫の非常識な考えや行動
彼女の常識のなさが私を苦しめたことを２人は気が付かなかっただけなんだ
いつまで我慢すればいいのか
笑わせる
まだ半年しか我慢してないのに文句を言う夫は、私を騙していたことが我慢だったのかもしれない
優しく取り繕えばいい
上辺だけの優しさは、不満に変わりたった半年しか我慢できなかったんだ
私が悪いだけでは足らず、彼女のせいにもした
俺は彼女に言ったことがある
家に来ないで欲しいと何度か言ったけど彼女はその時だけわかったと言ってまたやってきた
彼女が勝手に来たんだと
私を思いやるような言い訳
貴方の送信メールを知ってる
たまには家に顔出して
君の顔を見ないと元気がでないんだよ
いつもきれいな君だから、笑顔をみるだけて頑張れるんだ
貴方が来て欲しいって言ってたよね
夫はずるい。
私や家族や彼女よりも自分を守る
夫は自分勝手な人だ
遊歩道のベンチでひとり時間を過ごした
何度も夫から電話があった
着信拒否
私の無言の抵抗だ
ずいぶん遠くまで歩いて来てしまった
風が冷たい
ポケットに280円、宅急便のお釣りがあった
コンビニでホットコーヒーとブラックサンダーを2個買った
いい大人が駄菓子を2個って可笑しい
それも夫の好きなお菓子って
やっぱり笑える
家が見えてきた
足が止まる
夫の顔が浮かぶ。怒っているのか？
帰っていいのか？
風が強い
寒さに勝てない
散歩のようなブチ家出から帰る
どこまで行ってたんだ
電話しても着信拒否されるし
帰って来ないかと思った
はい
ブラックサンダーを渡す
こんな事で空気がかわる
少し楽になった
ごめんなさい
俺が悪かった
怒鳴ってごめん
俺は自分勝手で駄目な男なんだよ
人にいい顔して周りを巻き込んで嫌な気持ちにさせて、全くいいとこないんだよ
そんな俺に黙ってついて来てくれたのに、傷つけるだけ傷つけてほんといやな奴だよな
自分でもわかってるけど、プライドっていうか周りの目を気にして自己中な態度ばかりとっていたごめん
こんなろくでもない人間でごめんな
明日のお墓参りで最後にするから一緒に行ってください
お願いします
わかりました
お墓の前で全てはきだしてくる
私もそれでいい
おはよう
昨日のことは何もなかったように起きてきて、挨拶をした
どんなに喧嘩しても次の朝まで引きずらない、気まずくても無視しない
暗黙の了解なんだろう
朝食を取り庭で洗車をする
私は洗濯物を干している
出掛けられるか？
一緒に行っていいの？
どんな気持ちでも行くと誘ったのは俺だから、先延ばしにしてもいいことないよな
行きたくなければ俺も行かないけど
どうする？
行く！行かなきゃまたモヤモヤするでしょ!
きちんとしようよ！
わかったよ。外で待ってる！
子供達は予定があるから付いてこない
準備できた。助手席に乗り込む
お花屋さんに寄って
近所の花屋に寄ってもらった
俺も見てみると車を降りてきた
仏花を求める客で混んでる店内
夫の両親のお墓用に仏花を3束選んだ
彼女のお墓用はどうするの？
同じ仏花でいい？
いや、きっと家族や友達の花でいっぱいだろうから、花瓶を使わなくてもいいものがいいな
ショーウィンドウに飾られた小さめな赤とピンクの可愛いアレンジフラワーを選んだ
私は黄色一色の花を選びたかったが、
時間がかかると店員に言われ断念した
お寺の場所を私は知らない
30分位で着くとおもう
花も線香も用意して車を走らせているが、気持ちにまだ迷いがある
冷静でいられる自信がなかった
パニックにならないだろうか
行ってみなければわからない
車内は無口になる
緊張状態ＭＡＸだ
気分悪いか？
気になったのか隣から声をかけてくれる夫
大丈夫、軽く車酔いだから
途中のコンビニで飲み物を買ってくれた
少し飲んで気持ちを整える
お寺の入り口がわかりにくい
この辺で左折なんだけど信号の先かな
お寺の名前はうろ覚えなんだけど、ここ曲がる、道が狭いすごい場所だ
駐車場に着いた
山の斜面にあるお寺だ
小さなお地蔵様が沢山並んでる坂道を登り、水桶を持って夫の後ろをついて行く
高台の日当たりが良い場所に彼女は眠っている
どうして？なんでだ！
夫の顔色が変わる
花屋で交わした会話が嘘のように、誰も訪れていないお墓が目にとまる
普通、こんなもんだろう
家族でさえまだ訪れていない荒れた墓石
友達ならなおさら足が遠のく
あんなに仲間と盛り上がっていても、亡くなってからも墓参りする友達などそういないだろう
私は思っていた
枯れた花や蜘蛛の巣、倒れた塔婆にゴミが詰まった灯籠を見て愕然とする夫
飾りきれないほどの花や供物にかこまれた墓石を想像していた夫には耐えられなかったのだろう
ひどい！ひどすぎる！
誰も来てないなんて！
家族さえも来てないなんて有り得ない
小声で怒りを口走った
枯れた花や蜘蛛の巣を片付け、塔婆を直す。持ってきたアレンジフラワーを置いてみたがしっくりこない
ちょっと待ってて
ひとり墓石の前に残される
先祖の名前が刻まれた墓誌の左側に新しく刻まれた名前は彼女のもの
離婚しても旧姓に戻さなかったため、別れた旦那の姓で刻まれていた
先祖代々に違和感がある
夫が花を持って戻ってきた
両親のお墓用に用意した花だ
やっぱり花立てに花がないのは可哀想だから、そう言って花を飾る
よし、なんとか形になった。
満足そうな夫
彼女のためにしてあげる最後だからかも
線香をあげ、手を合わせ、何を祈っているのだろう。
何を語りかけたのだろう
水をかけながら、何度も何度も墓石をさわる夫を黙って見てた
なんとなくわかった気がする
線香の半分を受け取り、私も手を合わせた
貴女は家庭を大切にしていたの？
胸張って娘に誇れる母親だったと言えますか？
そんな貴女の最後の言葉が
家庭を大切にしてね
このことばに私の心が壊れた
夫が親友だと紹介してから20年の間で、貴女が娘を連れてきたのは、結婚出産報告にきたときだけ。
まるで子供など存在しないように、いつも独身のようにひとりで夫に会いにやってきたよね
ママ友と言いつつ子供の話はしない、夫の前では常に女だった貴女
我が家でのデートを妻に見せつけ、楽しんでたの？
死んでから２人の関係を知るとは思わなかった
世の中常識のない人間が多い中、貴女ほどの常識知らずを私は知らない
何年も前から、一日中メールを交わし、陰でコソコソ会い、呆れるほど我が家にやってきた
それも夫の親友という言葉を武器に、居直りにも見える態度で
嫌な女
私は貴女に心を殺された
知ってからの苦しみは夫以上に貴女への嫉妬にかわり、何をしても貴女とくらべてしまう
毎日が地獄のようで２人の過去を思いだし、夫を責め続けた
幸せだった頃の夫婦に戻りたくても戻れないもどかしさに何度も挫折した
私は貴女の笑顔しか知らない
最後まで写真の貴女は笑っていた
病気の貴女を心配したのは、夫の親友だからでしょ！それなのに見舞いさえもさせず、死に顔もみせずこの世からいなくなった
神様は見てたんだ。
貴女の人の道をはずれた行為を…
悪いことすればバチが当たる
だから貴女の命を削った
私はそう思ってる
生きてる時に知っていたら、文句の一つも言えたよね
でも叶わなかった
私は貴女を許すことはできない
殺したいくらい大嫌いだった
でもね、今日ここに来てわかったことがある
夫がどれほど貴女を大切に思っていたか、それが親友といてなのか女としてなのかはどっちでもいい
ただ、夫の本当の姿を見た気がする
ここでしっかり感情消化、夫婦再生できるよう
貴女以上に幸せを感じて２人で生きていけるよう、ケジメをつけにきました
もう二度とここには来ません
悩み拒み続けたこの場所に来て、思いを吐き出した。
必要以上に持ち続けた彼女への嫉妬や恨みつらみ、全てを許すつもりはないけど、気持ちが少しだけ楽になった
一緒に来た意味があったと思えたのは、夫の素の部分を見て、本当に大切にしていたんだなぁって、身体で感じることができたからかな
夫は気が付いていなかったけど、無意識に取った行動が私にはそう見えたから、なんかもういいやって思えてしまった
もう十分です。行こう
夫はもう一度墓石に触り、お寺を後にした
ありがとう。やっと墓参りできたよ。
もう心残りもない。
ごめんね、もう来ないよ
夫はそう言って車に戻った
もういいよ
その後はふたりとも黙ったままだった
いつものように夫の両親のお墓参りをすませた
感情消化できたかな？
よくわからないけど本当にもういいとと思えた
今日で終わりだ
ケジメをつけた
今日からまたはじめよう
次はないからね。
もしこの先、同じことを繰り返したら、私は死んでしまうからね。覚悟してね！
怖いこと言うなよ。わかったよ！
色々迷惑をかけたよね
たくさん傷つけてごめんね。
残りの人生かけて幸せにするよ
再出発。よろしくお願いします
嘘ついたら切腹してね
また怖いこと言うなよ
やっと終わりが見えました
その日の仲間とのラインには
お墓が荒れ放題だったことを怒り、心配したと報告していた
懲りない夫だけど仕方ないのかも
あれから穏やかな日々を過ごしている
彼女のことを思い出さないことはないけど、モヤモヤしなくなった
喧嘩もない
フラッシュバックもおきない
涙もでない
我慢して押さえているわけでもない
何も知らなかった頃のように時間が流れている
普通に会話して、仕事して、食事している。心の内はわからないが、彼女のことは口にしない
彼女への怒り苦しみ嫉妬に壊れたことは忘れないが、今は心が整ってきた
前を向けている
週末は桜が満開になりそうだ
二人で花見に行く予定
やっと再出発できるときが来た
そう感じてる
>> 84
とてつもなく冷酷な質問で悪いのですが…
主さんの御主人は《親友》という言葉に逃げながらも そこまで大切にしてきた彼女を何故生涯の伴…
常識からすれば、そんなに大切なら結婚すれば良かったのにと思うのは普通の考えだと思います
大切だけど、それは大切な親友だからで恋愛対象ではなかったということです
彼女も夫は友達として元同僚として仲間としてた見ていただけで、恋愛対象の男としては対象外だったのです
二人がとった行動は世間一般からは、理解出来ないことでも二人には理解できていた
だから、私が知ってしまったときに非常識だと、理解できないと訴えましたが、本人ルールに非常識という認識がないから、私の訴えなど響かなかった
浮気している人間の言い訳で世間では通用しないかもしれませんが、これをしたら浮気、これは不倫という認識がなく、親友の延長線上の行動
という感じでした。
彼女が離婚してから行動がエスカレートしていたことも、真剣に親友の相談にのってあげているのに、わざわざ嫁に理由を言って出かけるほどのことでなない
尋常じゃない数のメールや電話の内容も、浮気や不倫をにおわす文面だったかもしれないが、過去のことであって今更言われても困る、身体の関係などない、全て親友のための行為だとしか考えてなかった。それが常識はずれならそれでいい我が道をいくみたいな
恋愛感情がないといいつつも、常に女として意識していたのは夫の方、
彼女も多少はあったかもしれないが、夫の話しに合わせていたような気もします。
私の想像ですけど
彼女が別れた旦那の姓を名乗っていたのも、復縁したい気持ちがあったからだと言われました
私の夫に対しての気持ちなんて、これっぽっちもなかったのでしょう
ただ病気になり、余命宣告された親友を見放せなかったというところでしよう
私に指摘されてはじめて気が付いたようなことをいわれました
- << 91 〉尋常じゃない数のメールや電話の内容も、浮気や不倫をにおわす文面だったかもしれないが、過去のことであって今更言われても困る、身体の関係などない、全て親友のための行為だとしか考えてなかった。それが常識はずれならそれでいい我が道をいくみたいな う〜ん... 『過去の事を今更言われても困る』と言われても、主さんにしてみれば『その時に知ってたら、その時点で忠告してた！』って訳で... 隠すように繋がれられてた事を後で知ってしまったから、知った時から苦しみが始まってしまった訳なんですけどね…。 どちらにせよ、二人共《親友》という大義名分を振りかざし、それがどれだけ妻である主さんを傷つける行為なのかを考えもしなかった自己中な愚か者だったわけですよ。 (※人様の御主人に対して失礼ですが...) 私も同じ妻の立場として主さんの気持ちを考えると、二人のしてきた事はやはり忘れることも消し去る事も出来ないと思います。 だから私としては、無理に忘れようとしたり消化しようとしても逆にその焦りから常に思い出して負のスパイラルに陥りそうなので、無理矢理忘れようとする必要はないんじゃないかなと思うわけです。 忘れるのは時間薬。 御主人に対して『こういう人だもんな〜』という、半場諦めに近い感情で暫くは見て行くしかないのではないでしょうか？ 『自分が惚れてしまった人は何の悪気もなく行動し、いちいち注意してあげなきゃ気付かないほどお子ちゃまだったのね…(苦笑)』的に捉えた方が、幾分気持ちが楽になりませんかね？ そして御主人には『散々傷つけたんだから、これからは彼女にした以上に私を甘えさせてよね！』って宣言し、思いっ切り甘えてみるのも良いんじゃないでしょうか？ 子供さんが自立したら嫌でも夫婦二人だけの生活になりますよね。 その時には またお互いが自然と笑顔で寄り添える夫婦に戻れている事を強く願っております。 まだまだ完全には心が癒せていないと思いますが、どうか自分に嘘はつかず、無理に頑張ろうともせず、ゆっくり自分の気持ちの落とし所を探してみて下さい。
>> 88
ごめんなさい
解っているのに貴女の言葉に戸惑いを感じてしまいました
魂レベルの繋がり？
２人にしか解らない関係？
それをそっと見守ってあげるのも愛情？
私には見守れるほどの愛情も許容量も持ち合わせていない
彼女の死に意味があることなら、夫との関係が途切れてしまったはずなのに、亡くなっても魂が繋がっている
死んでから私を苦しめる、私の存在を知りながらも何も言わず親友という立場を最大限に振りかざした相手。
死んでしまったから、逢えないのだからいい加減憎しみを解放し、目を覚ましなさいと言われた気がしました
こんなこと考えてしまうのは、感情が消化不良しているのかも
気持ちを切り替えたはずなのに、何も変わっていないのかと考えてしまいました。
貴女のように優しくなれない
せっかくの助言も今はまだプラスに考えられないでいます
>> 96
主さん お疲れ様です。
私も再構築中です。
主さんのスレや返レスを読みながら「自分だったら許せない」とか「自分だったらこんな行動とるのに」…
素敵ですね
旦那さんが大好きだから、再構築をえらび以前より良い関係を築けてるって
私も夫が大好きです
四六時中一緒にいるのに私の知らない夫がいたことに驚きが隠せなかった
そこに気が付かなかった自分にも驚き、苛立った
もういない彼女に向いた気持ちがいまでも押さえられない
２人を許す許さないよりも、こんな事ばかり考えている自分が許せない
周りに再構築をした人がいなくて、離婚や別居を薦めてくる、好きなのにその選択はかんがえられない
自分の心の居場所がなく、ここに吐き出したくなった
こんな気持ちを理解してくれる人がいるかも、いなくてもいい
でもちゃんと見てくれて意見してくれる人がいて、救われ始めています
- << 102 私が再構築を選んだのは 旦那が不倫中も 家での態度が変わらなかった事から 家庭を壊してまでの気持ちはなく 遊びだな というのが分かった事と 私が盗み見たメールから 不倫相手も遊びと割り切っていたのが分かったからです。 あと 旦那と話し合いした時に誠意が感じられたからです。 それからは 旦那は何事も無かった様に過ごしていますが 私はしばらくは旦那の行動が気になるし ちょっとの事でも「また浮気してるかも」と悪い方へ考えがちでした。 それにしても 再構築を選んだ場合、なぜ裏切られた方が我慢したり相手の顔色を伺ったりしなきゃいけないのか と 思ったりしましたが もし２度目があったら 気がついてない振りしてお金を貯め 自分が離婚したいと思ったタイミングで離婚すると決めたので(旦那にも言ってあります)主導権は私よ❗と心の中で思う事にしました。 私は話し合いの際 不倫相手に気持ちをぶつけたので(旦那の携帯からメールしました)区切りをつける事が出来ましたが 主さんはそれすらできないので まだ消化できないのではと思います。 私は相手に対して「早く死ね」と思っていますが 主さんの場合 もう亡くなっているし… 私だったら相手の家族に事実を話しちゃうかもしれません。 主さんは悪くないです。 ドロドロした黒い感情があってあたりまえです。 やはり時の流れが黒をグレーに そしてやがて白に近づいていくのではないかと思います。 過去は変えられないけれど、未来は自分の気持ちの持ちようでいくらでも変えられる と思うので、お互いに新しい夫婦の歴史を作っていけたらいいですね。
>> 102
私が再構築を選んだのは 旦那が不倫中も 家での態度が変わらなかった事から 家庭を壊してまでの気持ちはなく 遊びだな というのが分かった事と …
私の気持ちを代弁して貰ったように読ませてもらいました
我が家には無関係の事だと思っていた。夫が浮気なんて絶対ないとおもっていた
絶対ってないんだって気が付いた時には彼女は亡くなっていた
どうして生きているときに解らなかったのだろう、モヤモヤしたときに聞けばよかったのに聞けなかった
夫に何か変化はあったか、何もかわってない
家庭を壊していない、家族を私を邪険にしていない、二人は親友、本当に親友？解らないことばかりでした
過去メールなんか覚えていない
やましいことなど書いてない、彼女を女として接した訳じゃない、嘘をついていたわけでもない、親友としての付き合いだ、それの何が悪い
そこまで言うなら彼女の家族に確認するよ。
私の思い込みだというならそれでもいいけど、家族が彼女の携帯に残されたメールを見て、友達の会話だと思うかな？履歴には尋常じゃない数の二人のやりとりが残っているはず
好きや愛してるの言葉はなくても、淋しい、眠れない、会いたいなんて内容をみればただの親友だなんて思わないと思う
自分さえよければなんて、常識がない二人だったなんて通用しない。
知らなかったのは私だけじゃない、彼女の家族も知らなかった事実を死んだ娘の仏壇前で知ることになるよ。
その上であなたがた娘に私がどれだけ苦しみ、我慢し、壊されたこと、許せないことも話すつもりだけどいいですか？
解ったからそれは止めてくれ。
そんな事して誰も幸せになれないじゃないか。誰も得しない。
俺が悪い、悪かった
そんなに深根く考えてると思わなかった。お前の気持ちを全部受け止めるから
全部受け止める
この言葉を信じようと思い今に至っています
私の再生はまだ始まったばかりです。消化不良をおこしながら、一日一日過ごしています。
未来は自分で変えていかなければかわらない。お互い幸せになりましょうね
>> 108
貴女から貰った沢山の言葉は、とても響いています。私とは形はちがえど夫婦関係を構築された妻の言葉と思います。ありがとうございます。
愛されるほうが幸せなんでしょうが、それ以上に私が愛していたい。自分が夫の事を好きで大好きでいたいのです。重たいと思えば離れていくだろうが、夫は他人より非常識で酷い男かもしれないが私を家族を愛してくれている。
その気持ちがぶれないからお互い離れられない。
夫の親友と信じていた人の裏切りを知ってからまだ一年もたっていない
きっと夫のことはもう許せている、ただ彼女は許せない。無くなっているのに許せない。
夫に対して許すというのは傷つけられてもそれを根に持たない、今はまだ信用度が欠けているけど
彼女に対して許せないのは奪われた気持ちや時間を返して貰ってないと思うからなのかもしれない
貴女から時間薬と気持ちの落とし所が必要と言われ、私には時間という薬も足りてないし、落とし所も見つけられてないと思います
まだまだ始まったばかりで気持ちが整わないのだと感じています
>> 110
最後まで見てくださった事には感謝します
現状を作ったのは私自身。
自業自得なのも承知してます。
知らなければただの嫉妬だけで済んだかもしれないけど、知ってしまったから気持ちに収まりがつかなくなりました。
生きてるうちに回避できたはず、あえて黙認したくせに、亡くなってからいつまでもグチグチとっていいますが、亡くなってから知ってしまったのに、夫以外に責める相手もいない。それでも四十九日が終わるまで我慢した。
家にあげたのも私達夫婦。仕事仲間で親友で、仕事での取引もある関係なのに作業所兼の自宅に来ないでくれなんて言えなかった。
本物の愛が全面にでていたら、こんな日々の日記は書けない？
我慢、不安、嫉妬の念で愛ではないからこんな執念深いことが書けるといわれるなら、それで構わないです
亡くなってから知ってしまったことをあれこれ思い出したときに、点と点だったことが線になり幾つも繋がった
あの時もこの時も嘘をつかれていた。
恋愛感情はない親友です！何度も夫に言われればモヤモヤしたって夫に従わざる負えなかった。親友だからと言うなら二人がきちんと一線引くのがルール。何も無かったような顔した二人の態度を我慢できなかった。
やっと納得出来る気持ちになり、夫婦再生を決めたけど過去は思い出す。
それなら日々書き留めていたわけでもなく、ひとつひとつ思い出しながら書き、吐き出したかっただけなのにそれも駄目ですか
黙って心の中にしまって最後まで親友の二人を見守れば良かったというなら私は生きていられない
浮気相手と思えば憎悪の念が強くなるのもわかるでしょ。人一倍強いかもしれない。
全てを許せばと簡単に言うけど、たとえもういない相手にさえ簡単には許せません
テレビや週刊誌は浮気や不倫のネタが大好物だ。
それを目にするたびに動悸がするのは、他人事と思えなくなったからかも。
一緒に見ている夫はどう感じているのだろう。
こんな話題ばかりよく飽きないなくだらないという。
そのくだらない事を、同じ様なことを貴方はしていたでしょって言いたいけど言わない。
ＮＹニュースで州知事と元ニュースキャスターのW不倫を報じていた。
人望が厚く市民からの評判いい州知事が墓穴を掘った。
不倫相手に送ったはずの名前入りのI love you のメールを妻に送った。
すぐにそれに気付き、取って付けたようにI love you奥さんと送り直したが後の祭りだ。
70才を過ぎたファーストレディでも浮気は許せない事だった。
証拠を集め、事実を突きつければ夫が戻ってくれることを願っていたが、浮気を辞めなかった。
妻は金婚式の当日離婚を突き付けた。
50年連れ添った妻でも許せなかった浮気。
結果、州知事のもとから浮気相手は離れていき、妻も子供達も職も市民からの信用も全てを失った。
浮気や不倫は許されないことなのに、してる時は気が付かない、気づけない事なんだと思ってしまった。
指摘され後になって後悔するものなんだな。
半袖でも暑いくらいの日曜日。
仕事が一段落したので久々に夫とガーデニング
ローズマリー・ラベンダー・マリーゴールド、ミニトマト・ピーマン・ナス…
土いじりは無心になれる
今の私には落ち着ける時間だ
ちょっと遅めの昼食を庭のベンチでとっていた
一周忌、断ったから
彼女の一周忌…気にはなっていた
いつやるのだろう
夫は出席するのだろうか
それともお墓参りで約束したとおり、二度と行かない家族にも会わないだろうか
不安な気持ちが常にあった
もう声がかかってたんだ
行かない選択をした夫
本心じゃないのは顔色でわかる
元気がない
行ってもよかったのに
私も本心じゃないのに言ってみた
泣きそうになる
なんだかイライラする
庭のグランドカバーの緑…
いつか彼女に株分けしてもらった草
夏になれば可愛い白い花が沢山咲く
全部抜きたい！抜かなきゃダメだ
彼女の匂いや思い出が我が家にあるのはどうしても許せない
庭の3分の1ほど敷き詰めたように生えている。見るたびに思い出すのは耐えられない。抜いて、抜いて、抜きまくる
除草剤撒けばいいだろう！
夫が言った
抜ききらなくちゃ、しぶといからまた生えてくる！
彼女を思い出す物は要らない
気持ちがおさまらない！
異常なほどの繁殖力、彼女の執念なのか根は深い
二時間位かけて抜き切った
私も執念深い
昨夜の雨はひどかった。春の嵐の嵐のように。
私の気持ちも乱れている。また眠れない
彼女の一周忌の連絡は一週間前に入っていたのに、何故昨日まで黙っていたのだろうか。やはり彼女に関係する事は黙っていたかったと勘ぐってしまう
「行かないよ。断ったから」夫の顔は曇っていた「行きたいのにお前のせいで行けない。どうしても行きたいのに」そう言われているようで考えてしまう
墓参りでの約束を守ってくれたから、断った。二度と来ないって言ったから断った。だけどしっくりこない。
夫にとっての親友
私にとって最悪な相手
交わる事が出来ない
仲間も集まる一周忌
一番の中心人物だった夫を行かせないのはどうなのか
あんなに親身になった人物が線香ひとつあげに来ない事を彼女の家族は不審に思ってるのではないか
たとえ断ったとしても体裁上行かせてあげた方がいいのか
ひとりで葛藤している
行かせるべき
行って欲しくはない
せめてお線香だけでも
二度と行かないって行ったくせに
行くならはっきり言って欲しい
行くなら黙って行って欲しい
私に絶対気付かれないようにして
どっちにしてもその時期がくれば私は苦しい、悩んでる段階で気が狂いそう
その時までこんな気持ちでいるのもしんどい
どんどん落ち込んでいく気持ちがおさえられない
ますます彼女が許せない
どうしたらいいの
婚姻共同生活の平和の維持を侵害
彼女の存在は正にこれだ！
でも気が付いたときには、彼女は亡くなっていた
死んでるからもういいじゃない
いつまでこだわってるのって言われても納得出来ない
ならば家族に復讐してもいいの？
慰謝料請求できるの？
浮気、不倫の決定的証拠なんかない
夫のメールのやり取りだけ
それも今は削除された
こんな執着心だけで弁護士に相談できるの？
色々渦巻く
ネットで調べているうちに出てきた
セカンドパートナー
不倫とは違う？既婚者でありながら、妻以外の第二の存在をいうらしい
夫と彼女はこの関係だったのかも…
体の関係はないもののデートや会話を重ねる事でお互いの愛を確かめ合う、心でつながっていると思いがち、本人達からすると不倫とは違う感覚
ただの友達とも違い、異性の友達であるが故に恋愛感情がある
夫はこれが言いたかったのかも
また悩みが増えてしまった
不倫を正当化する者の都合の良い新語なのか
ますます闇が深くなってしまった
気持ちが整わない
どうして振り返ってしまう
忘れたくても忘れられなくて、あっという間に思い出してしまうのに
過去を思い出して怒らないでといわれても私には過去しかない
また言い争いになる
あの頃の俺はおかしかった
一家の大黒柱の重圧から逃げたかった
すべてから逃げたかったのかもしれない
俺が一番悪い
あの頃？
確かに一番大変な時期だったけど、協力して乗り切っていると思っていたのは私だけ？
夫は一時の気の迷いのようにあの頃といったがそれは違うと思う
あの頃からずっと、こっちだろ？
彼女が亡くなるまでずっと続いていたメールのやり取り、あの頃はって言われても納得出来ない
私達夫婦は感情を押さえることでバランスをとっていたのかも
言いたい事を全て呑み込んで自分だけで解決しようとしていた
それが積もり積もって爆発した
無意味な喧嘩はしたくない
不安な事も危機的状況でも、我慢すれば何とかなると考えていた
でも何とかならない状態になっていた
きちんと言いたいことは伝えなくてはいけない。我慢には限界があることに気が付くのが遅かったのかも、それをあらためて今感じている
私には彼女の事を忘れる、考えないでいようとする気持ちが無かった。言葉では大丈夫と言ってみても、あの日から毎日スイッチがON状態だった。
そのせいでお互いが苦しくだけで一緒にいるのに他人のようでならなかった
スイッチをOFFにすること
きちんと亡くなった事を受け止めよう。
夫と同じ方向を向くスイッチをONにしよう。
決意をするのに実行が難しいのは、私の心が弱いせいなんだ
笑顔が作れない
心から笑えない
心の棘が刺さりっぱなしで抜けない
それでも毎日顔を会わせ仕事をする
俺には仕事をするしかないから
家族のために頑張るしかないから
私には言ったけどどこまで本心なのかわからない
彼女の友達に話してた
納期に追われてすごくハードでも彼女の事思い出すと頑張れるよ
ぜんぜん彼女の事忘れてくれない
忘れられないっていってたもんね
どんなに優しくされても
何度謝られても満足出来ない
彼女はいい人だったね
夫は面倒見のいい人だったね
友達も彼女の家族も二人のことを知らないから良い方に捉えてることも気に入らない
誰も私の辛さ苦しさを知らない
我慢して心を押し殺していることなんか気づいてもらえない
亡くなってもうすぐ1年の相手に嫉妬がやめられない
今もこんな気持ちでいる私はおかしいのだろう
自分で原因を作る
淋しさなのか
虚しさなのか
嫉妬からなのか
情けないからなのか
恨みなのか
怒りなのかわからない
全部受けとめると言った夫が全部受け止めきれてないからなのか
忘れることが出来ないといった夫が忘れてくれるまで待ちたいから
そうじやない
忘れてしまいたいのに、私が忘れない努力をしているからだろう
行き場のない気持ちを許してしまう悔しさがあるから
今までの我慢や辛さを夫以外は理解してくれなかったと、自分が認めざるおえない事が許せないからだろう
誰も気にとめてくれなくても自分の気持ちがおさまるまで足掻きたいだけ
みっともなくても無駄な事でも私の気持ちの匙加減ひとつなんだよね
つるんでいたと思えば恋愛感情より仲間という意識が強く感じられる
だけど夫は最後まで女扱いしていた
それを説明出来ないのは、夫の意識の中に何度も私に言い放った「恋愛感情は無かった」いという言葉が嘘になる
見栄っ張りで人一倍世間体を気にするくせに私が常識だと口にするとそれが都合よく通用しなくなる夫
私に説明する意味すら解らないから説明出来ないのです
彼女を悪者扱い出来ない夫が、どうがんばってもそこは譲れないのでしょう
私が済んだ過去の事を口にさえしなければ、思い出さないでくれさえすればそのうち忘れてくれると思っているのです
だから過去を思い出して怒るなに繋がるのでしょう
もう言わないよ
この言葉が全てなんだと思います
そこをつついてしまう私は、納得いく答えにこだわってしまっている
私が思っているような答えは返ってこないのもわかっています
いつまでも堂々巡りな感じでどうしても消化不良になっています
連休になっていつもよりもっとそばにいるのも、私の「もう大丈夫だよ」という言葉ほど怖いものはないと思って縛られているからかもしれません
社会人35さん、いつも気にかけてくださりありがとうございます
連休は思ったよりも穏やかに過ごすことが出来ました
おはようの声を聞くたびに私より早く彼女にかけていた言葉よねって思いから感情のスイッチは入ってしまいますが、それも解ってくれてようになりました
仕事抜き、子供抜きで夫婦だけの時間ももてました
感情的になることも泣くこともなく過ごせたのも、夫が最大限に私に寄り添ってくれ、わがままも沢山きいてもらえたからなのかも。今までにない大切にされてる感覚を実感できました
お互い色々思いはありますが、やはり夫といる時間はとても意味がありこの人でなくては私は駄目なんだと再確認できました
忘れなくてもいいから、私の前では思い出さないでくれればいいかとも思います。かといって私は毎日スイッチを入れてしまうのを仕方ないと思って欲しいというのも自分勝手だと思っています
意地になっている部分もありますが、スイッチをオフにできるまではまだまだ先になりそうです
夫の身内では結婚後に母、父と他界しています
その後私の父が亡くなって、去年、問題の彼女が亡くなりました
奇跡的な光景
ダブルレインボー
きれいな半円形の2重にかかった虹を自宅の窓から見た
ＧＷの初日になんか良いことあるかもしれないね
夫と二人でしばらく虹を眺めていた
その夜夫は彼女の同僚だった仲間の飲み会に出掛けた
事実上彼女の一周忌をしのぶ会といったところだろう
女の子達に誘われたなんて嘘ばっかり、集合かけたのは夫なのに笑える
お前が嫌なら断るし、付き合いも断ち切ってもいいよ
お前が嫌だということも全てやらないようにしてもいいよ
本心だなんて思っていないけど、それなりの覚悟を私に見せたいのだろう
そこまで私は望んでいない
彼女の事だけでいい
彼女以外の事や付き合いまで制限する権利なんかない。
私の知らない人達だから、勝手にどうぞ、思う存分彼女の思い出話に花を咲かせてください。
帰ってきても彼女の話はしないで欲しい
。私の目に耳に入らなければ何も気に病む事もないから…
いつもより飲み過ぎたといってご機嫌で帰ってきた
私も親友と食事をした
お互い必要な息抜きの時間だ
夫が彼女とデートの約束をしていた日
忘れたいことなのに自分の誕生日が来れば嫌でも思い出す
これから毎年…
それでも浮気じゃないと言い張ったから余計に辛い
穏やかな日々なんて長く続かない
独りにされるとなおさら落ち込む
今日は独りで仕事をしてる
夫は得意先に出張だから
今までなら帰る直前まで連絡がなかった
私より先に彼女にメールするのが当たり前だった
でも今日はどうだろう。
メールする相手はこの世にいないのだからしたくてもできない
私の様子を気にして何度も電話をしてくる。独りにするのが怖いから、夫も不安なんだ
だけど今日は彼女の命日だよ
出張と偽って墓参りにでも行ってるのかな？
気になるけどもう確かめない
確かめたところで気持ちが楽になるわけもないから
私の中から彼女が消える事なんか無い
眠れない夜あなたは何をしてますか？
あの日から熟睡なんてほど遠い夜を過ごしてることを夫は知らない
気がつけば明けていく夜空を見つめながらひとりで眠りにつく
一緒に寝ればいいと思っても、別々にしてきた寝室と時間をすぐに変えることはできない
薬に頼りたくないから眠くなるまで待ってから寝る
眠れない夜、夫は彼女とメールや電話で充実していたんだ
二人が決めた定時は午前2時
毎晩おやすみと締めて送っていたメールを思い出してしまう
私が眠れないなんて深夜にメールしたら、夫はすぐに返してくれるのかな
そばに来て落ち着かせてくれるのかな
電気の消えた部屋を確認してしまうと
気持ちも失せてしまう
朝が来ればまた、おはようのメールを思い出しスイッチが入る
失った時間の恩賞はいつになったら晴れるのか
一日中夫を縛り付けようといている私はやはり闇が深い
おかしいのだろう
明日カウンセリングを受けてみる
カウンセリングを受けた
過去は過去、今は今としてしっかり分けて考えてなさい
ご主人のとった行動は友人に対してっていうけれど、度を超していた
家庭をもったら第一に考えて大切にするのは家族なのに、親友だろうが、同性、異性であろうが関係ない、まずは自分の家庭をおろそかにしてはいけない
ご主人はそこの部分が欠けていたと思いなさい
相手にも家族がいるにもかかわらず、深く首をつっこんでしまったことはお節介しすぎで配慮がなさすぎたのね
それでもご主人はあなたに指摘されて懺悔し、あなたのために変わろと努力をしてるわね。
一周忌を断り行かなかったのは、あなたに配慮したからでしょう。そこは認めてあげてこれから前に進みなさい。時間をかけていいんじゃないかしらって、言われたままに夫にも伝えた
そうだね
俺がどうかしていたんだよ。
俺の都合の言いように親友と言い張ってお前を傷つけていた。
自分のことしか考えてなかった。本当にごめん。
お前には謝っても謝り足りないことをしたんだよ。ごめんなさい
謝って欲しい訳じゃなく、嘘をついていたことを反省して欲しいだけ
親友らしい態度じゃなくて疑われるようなことをしたのにしらを切って通そうとしてたのはなぜ？
そこだけきちんと説明して欲しかっただけなのにね
また怒りがこみ上げてくる
泣きたくなる
怒鳴りたくなる
責めたくなる
なのにどうしても夫を嫌う事ができない
嫌いだと思うのは彼女だけ
何も言わずに死んでしまった彼女が、笑顔だけ残していってしまった彼女の事が心の底から嫌いでたまらない
この気持ちも改めて夫に伝えた
春先に受けた町の癌検診の結果が送られてきた
異常なしならハガキ、異常ありなら封書
夫はハガキ、私は封書
すぐに検査を受けろと夫に強く言われ、
もらったその日に精密検査の予約を取った。
月曜日検査だよ。1時間足らずの検査だけど、１日がかりになるみたいなんで送り迎えだけお願いしていい？
最小限のお願いをしてみた
病院まで10分足らずで行ける。彼女の時に比べたら屁でもない時間だ
付き添うよ
8時30分までに送ってくれた
検査時間は14時から
今、病院にいる私の隣に夫はいない
検査が始まるまでには戻ってくると言って作業場に行った
検査前の準備で2リットルの腸内洗浄薬を2時間以上かけなから飲んでる
これだけでもけぅこうキツイ
大丈夫？とラインを送ってきた夫に検査時間が早まるみたいと返した
すぐに病院に向かうから頑張れ！応援スタンプが返ってきた
もうすぐ検査が始まる
何事もなく無事に終わりますように
大袈裟だけど覚悟をきめる
検査は1時間ほどで無難に終わった
待合室に夫の姿をみつけた
間に合わなくてごめん
申しわけなさそうに謝ってきた
急な時間変更だったから気にしないで、特別異常もポリープもなく綺麗だと褒められたよ
何でもなくてよかったな。心配だったよ
嘘ばっかり…
同意書にサインしたとき書面を読んだの？
心配だったらそばにいてくれればよかったのに、何かあったらきっと後悔したはずだよ
他人の彼女には仕事休んで何日も付き添ったくせに、家族のためにはたった半日だって仕事を休むことができないなんて、家族に厳しく他人に優しいどれだけ外面いい人なんだよ！
こんな時でも比べている自分も嫌い
そういう人だから仕方ないよね
間に合わなくても待っててくれたからよしとするよ
今日はゆっくり休みなよ
仕事は大丈夫だから
体調良かったら仕事させるつもりだったの？
どうしてもマイナスの方向にしか頭が回らないのは、空腹のせいなのかも
昨日からの検査食とプチ断食のような体は思考回路も狂わせたのかもしれない
自宅に着いて死んだように眠った
日々の睡眠不足を解消するように
私にはいい休息時間になった
スッキリした身体とともにリセットしよう
アルバムを開いた
結婚式、新婚旅行、子供達の誕生、家族旅行、いろんな思い出が蘇る
幸せだって感じて笑ってる写真に嘘はない
家族のためにどれだけ頑張ってきた
家族のためにと思えばなんだってできた
子供達も素直に育った
嬉しいことも辛いことも夫婦で乗り越えてきた
やっと自分の時間が使えるようになって気が付いた
そう思っていたのは私だけ？
夫婦で頑張ってきたことは間違いない
だけど、夫は誰のために頑張れたのだろう、そう思うと苦しくなる
早朝におはよう！今日もがんばろうと彼女とメールで活を入れ、仕事が終われば
おやすみ、明日もがんばろうと深夜2時までのメールデート
朝は静かに時間いっぱいまで寝かせておこう
夜もゆっくり休んで欲しいから安眠できるよう心がけした私の気持ちはただの大きなお世話だったんだね
何が親友だ、何が同士だ！こんな生活が私の知らない時間に彼女が死ぬまでエンドレスで繰り広げられていた
心が孤独になる
私は誰のために頑張っていたのだろう
目的が見つからない
声を殺して泣く、涙が止まらない
夫が気付いて肩をたたくが何も言わないのは、私の言いたいことをわかっているから
だからどうなるわけでもなく、気持ちが落ち着くまで泣き続ける
現実を受け入れられない
夫に黙って彼女の家に行こうと考えてしまう
私は重すぎる、最低な嫁なんだ
隣にいるのに孤独感に襲われる
何もなかったと思いたいのに思えないのは、どんな時でも夫の意識の中に彼女はいたから
夫はそんなことないっていったけど
仕事中でも
食事中でも
テレビを見てるときでも
寝てる時でも
家族と旅行中でも
私と二人でいる時も
夫の中には意識しなくても当たり前のように親友という名の彼女がいた
私の知らないところで密会して
私の参加しないイベントに連れまわし
深夜でも呼ばれれば駆けつける
運転手代わりに私に送迎させた先にはいつも彼女がいたなんて
外で会う時に彼女の影すら残さない
朝晩の挨拶メールは欠かさない
受信も送信履歴も彼女のアドレスばかり
私の家で親友面して何時間も居座って
子供達にも疑いの目で見られていた
懲りずに何度もやってきて
お茶を催促する
お邪魔しましたの一言もなく帰って行った
死ぬまで夫に面倒みさせた
夫も親友を武器に面倒みた
彼女の写真を肌身離さず持っていた夫
死んから私を苦しめている
ここに愛情はないと言える？
好きじゃなかったなんてどの口が言うの？
これを親友というの？
私にはやはり理解出来ない
学習しない私が悪い？
これが夫の常識なんだって気付けなかった私が悪い？
私が同じ事をしても親友にしたことだからって何とも思わないんだよね
ならやってみよう
こんなこと出来るはずもないのに実行してみようと考えてしまう
理解出来ない私が悪い
朝からイライラが止まらない
一週間前、もう駄目だというくらい気持ちが堕ちた
突然涙が止まらなく、どうしても気持ちがコントロールできなくて夫を責めてしまった
夫もいっぱいいっぱいで、言いたいこと吐き出した
お前は身近に亡くなった人がいないからわからないんだよ！写真くらいなんだっていうんだ！俺は親友が死んだんだよ！それくらい理解しろよ！
私の身近に死んだ人がいない?!
なんでそんなこと言えるのだろう…
仲の良かった従姉妹が自殺した
二年前父親が亡くなった
何より夫との間に授かった、臨月までもたなかった2つの小さな命は身近じゃないというんだ
お腹の中で刻んでいた命の音を私は忘れてないのに、それは身近じゃないというんだ
彼女の死が大きすぎて、こんな家族の小さな命があったことすらきっと忘れてるのだろう
言葉にできなかった
がっかりした
交わらない彼女に対する夫婦の気持ち
死んでる彼女に会わせてと言ってしまった
わかったよとだけ言って黙ってしまった夫
消えない情念
諦める気持ちにエネルギーを使う
絶対に言いたくない言葉を言わせてしまった
彼女が死んで精々した
もう会うことなんかできないんだよ！
言わせるつもりじゃなかった
だけど、謝るつもりはない
夫がまだ嘘をつくから
まだ彼女の形見を隠していたから
捨てたはずの形見の鋏を大切に何重にも新聞紙に包まれて、道具箱の底に隠してあった
気持ちが戻っていく
物には恨みがないだろう
そうだね
仕事道具は職人にとって大切なものだよね
恨みはないよ
彼女の物だから嫌なのに
他の女の形見、彼女の物なんか大切にして欲しくないだけだよ
夫に黙ってバラバラに分解して道具箱に戻した
その片方の刃先で傷をつけた
左腕の新しい傷跡に夫が気付いた
いつやった！何で傷をつけた！
腕を捕まれた途端パニックになった
泣き散らした
二度としないでくれ、夫も正気でいられなくなる
二度と嘘つかないで、私からもお願いした
それからはお互い何も言わない
いつもと同じ生活が続いている
現実を受け入れる
精神的にも肉体的にも疲れ果てた
毎日毎日、一年あまり
彼女を憎むこと
夫を責めて恨んで
泣いて過ごしてきた
鏡にやつれた自分が映る
バカバカしい
つまらない一年を過ごしてしまった
浮気だったりそうじゃなかったり
嘘つきで反省したりしなかったり
いい加減な態度の夫を好きになり、一緒になったのは私
一緒に居たいと思うのも私
これ以上夫を受け入れなかったら、私の人生そのものの価値を否定しなければならなくなる
この一年、夫も苦しんだ
私が苦しめた
ぎこちないけど初心に返ったようにやり直している
人生無駄があってもいいんだ
完璧を求めてすぎたのかもしれない
少し気を抜いて今を楽しもうと思う
久しぶりに髪を切った
平日の昼間に美容室に行くのは、結婚してから初めてだ
少し罪悪感を感じてしまう
いらっしゃいませ
今日もかわいいね
今日は旦那さんが惚れ直すくらいイメチェンさせちゃおうね
いつでも褒めてくれる
商売柄そうだろうけど、褒められるとやはりうれしい
唯一私達夫婦の事を知っている人
もっと早くここに来たかった
この人に話しを聞いて欲しかった
この人に相談したかった
でもそれをしてはいけないとも思ったのは、この場所から夫と彼女が繋がったから
だから今日まで来れなかった
何も知らない顔して対応してくれるけど、ちゃんとわかってくれている
それだけでいい気がした
隣でカラーリングしている若い女性が見てきた映画の話をしている
斎藤工と上戸彩の「昼顔」だ
途中まで話した時に、「勝手に内容話しちゃったけど、もしかしてこの映画みる予定ありますか？」って聞いてきた
見ませんよと答えると、また続きを話し始めた
「最後、死んじゃうんだよね。不倫するから罰があたるんだね」って
浮気や不倫を題材にした物は当分観る気になれない
私に配慮して、美容師さんが「俺観るつもりだったのになー」って笑いに変えてくれた
帰り際、駐車場間で見送ってくれて
「奴はいい男だよ。なんにも心配しないで、ついて行きなよ
独りで悩むなら、いつでも話にきなさい
またね～」って手を振ってくれた
今日、髪を切って良かった
夫もいい感じになったねって言ってくれた
頑張れる勇気をもらった
お中元を選びに、夫と買い物に行った
地元の物にこだわりたい夫、なかなか気に入る物が見つからない
「このゼリー、どこかに贈ったことあるよね～、誰に贈ったっけ？」と、覚えていない夫
「彼女のお見舞いに持って行ったでしょ！」って、覚えている私
思い出させないでって思って売り場から離れた。気まずい空気が流れ出していた
きつい…
日曜日の混んだショッピングモール
人酔いをしそうになり、息苦しい
めまいもしてきた
ちょっと休もうとカフェに入った
夫は気にしていないふりをする
きっと気にしてるのは私だけなんだ
そう思いながら、アイスティを飲み干した
気持ちを切り替えて歩き出した
この人と歩幅を合わせて生きていくこと
いつまでも変わらないでと祈った
芸能人の不倫疑惑、恋人繋ぎが話題にあがる
妻子があっても友人や友人知り合いなら、なにかの拍子で手を繋ぐことはあるかもしれないが、指を絡めて繋ぐのは普通あり得ないと思ってしまう
「好意は持っているが一線を越えてはいない」
都合のいい苦しい言い訳をする
「あなたも同じ言い訳を私にしたよね」って言いたい気持ちを押さえて夫の顔色を伺ってしまう
彼女のことを口にしない、思い出しても泣かない、パニックを起こさない
夫が全てを封印したのだから、私も我慢する
ここ1ヶ月あまり穏やかな時間が流れているのは、時間という薬が効き目をあらわしてきたせいなのかもしれない
夫婦再生に必要なエネルギーを最大限に消費しているからだろう
もうすぐお盆がやって来る
二度と関わらないと言わせてしまったけど、一線を越えなかったはずの彼女に線香くらいあげさせてあげてもいいのか迷う
私が決める事ではないけど
お盆が近づくにつれて気持ちが重たくなっていく
平静を装うがモヤモヤする
やはり落ち着かない
夫が何も言わないのは封印してるから
喉まででかかった言葉を飲み込み我慢する
彼女が亡くなってから頻繁に開催される前の会社の人達との飲み会に、夫は欠席したことがない
またお盆休みに予定してるらしい
私に気兼ねしないで酒の肴に彼女の思い出話に酔うのだ
その日にみんなで線香をあげにいくのだろうか、気になってしまう
結局夫も忘れたふりをしているだけ
封印したのは私の前だけ
どんなに時間が経っても、忘れる努力をしても忘れられない
記憶の引き出しを開ければすぐに甦ってしまう彼女の笑顔に、私はいつまでたっても忘れないように努力してしまう
引きずり方が半端ない
苦しくなるけどどうにもならない
心が殺されたまま、心を殺して今日をやり過ごす
気持ちが引き戻される
仕事中に女性が訪ねてきた
夫が対応し、立ち話をはじめた
機械音のせいで会話は聞こえない
お茶の用意をしているうちに女性は帰ってしまった
誰？
彼女の友達
一周忌のお返しを持ってきた
可笑しいよね
出席してないのにお返しって
包んでわたしてもらったの？
何もしてない
受けとる理由がない
それに何で今ごろ？
わざわざお盆の前に…
3ヶ月も前の事なのに
気持ちがかき乱される
行ってもいないのにうけとるなら、彼女の家族に連絡すればいい
ちょうどお盆だしお線香あげてくれば
私の言葉に黙ったままの夫
少ししてから、
明日仲間に会うからその時考えるよと言った
明日の飲み会は前に勤めていた会社の人達とだ
それも彼女が亡くなってから頻繁に集まるようになった
いわゆる彼女を忍ぶ会
幹事は女性陣だか仲間に声かけたのは夫だ
勝手に楽しめばいい
勝手に思い出に浸ればいい
私も勝手に思い出すから
隠れて二人がとった思い出を…
お盆休みが終わった
またいつもの忙しさに追われる
どんなにしんどくても、彼女の事を思い出せば頑張れると言った夫の言葉が消えない
今もそうなのだろうか？
隣で作業をしている夫は、何のために誰のために仕事をしているのだろうと考えてしまう
どんなに仕事に集中しても無になれない
夫は彼女のために、私は彼女を思い出してる夫のために？
消えない消せない感情に集中してしまう
私は何を目標にして頑張ったらいいのかわからない
処分すると言った一周忌のお返しの品は、まだ作業場に放置したままだ
目に入ることすら許せないと思ってしまう私の異常さに、夫は気付いているのだろうか
明日黙ってゴミと一緒に出してしまおうか
触ることすら拒んでしまう
やっぱり気にしているのは私
みっともない
彼女が乗っていた車種と同じ色の車が前を走っている
たまたま同じ進行方向に曲がっただけなのに我が家にどんどん近付いていた
この世にいない事くらいわかっているのに心臓が痛くなった
フラッシュバックだ
私の中で消えない彼女は一日中私を支配する。どんなに恨みや憎しみがこみ上げてきてもこの感情を彼女に伝える術がない
勝手に溢れる涙が止められない
だから夫に強く当たってしまう
またかという顔で対応する夫に、いつものように諭される
彼女のことに集中するな
他に目を向けて視野を広げてくれ
ポジティブになれ
まるで他人事のように…
親友だった女との長きにわたるプラトニック不倫を知ってから、蟻地獄のようにはまってしまった心が悲鳴をあげている
自分が脱け出さなければならないことも、過去を受け止めなければいけないことも解っているのに馬鹿みたいにもがいている
ならば別れればいいと言ってしまえば苦しくないのかもしれない
だけど、そんな気持ちの中でも夫が好きでしょうがない
呆れるくらい…
もういがみ合うのはやめようよ
この言葉を夫が発するたびに、
俺、黙って女と会ってたけど一線越えてないし(超えてたっていいじゃないか)、家庭も壊してないよね。子供も可愛がってるし、仕事だって頑張ってきたのになにをいつまで怒ってる？
仮に俺が悪いとしても過去の事だし、反省もしてるし謝ったじゃないか
と言われている気がしてた
これからは楽しく笑ってすごそうよ！
なんで平気な顔してられるの？
夫にとって、嘘をつくことは大したことじゃないんだ
私がこんなに病んでるのに、夫にとって浮気は何でもないこと、大したことじゃないんだ
こんな感情ばかりで恨みや妬みばかりわいてイライラしてた
いらっとする感情が沸いたとき一呼吸おいてみた
夫にとっては普通でなんでもないことなんだ
夫はこういう性格の人と決めつけていたこと、私の理想の夫像、思い込みに過ぎなかった、うぬぼれていたと思ったら苛立つ気持ちが鎮まった
もっと雑に生きていいんだよ
頑張りすぎてたね
思い込みや縛られている感情を手放してみる
なんか少しだけ楽になった
毎日、夫に感謝することを考えてみる
今日はごみ出しをしてくれた
明日はどうだろう
なんか言った？
私の独り言に過剰に反応する夫
耳障りな機械音とラジオ放送の中でも聞き分けるなんて、そんなに気になるものなのだろうか
私は時限爆弾なんだって
気にしないで大丈夫だよ。爆発しないから
そう言ってみても穏やかじゃないのは確かだ
何を目標に仕事しているのかわからなくなっている
今までどんなに辛くても忙しくても、仕事終わりに親友彼女とのメール、電話、密会デートというご褒美が待っていた夫
その親友彼女を失って今は何に光を求めているのかと考えてしまう
それが私の独り言となっている
同じ事を私がしても夫は何も感じないのだろう
仕返しするつもりもないけど、なんだかなと思ってしまう
時間は薬…
ようやく効き目があらわれてきたみたい
おはようとおやすみの挨拶は欠かさなくなった
会話もすごく増えた
三食一緒に食べて、仕事も一緒にする
外出も外食も夫婦ででることも増えた
相変わらず寝室は別だけど
スマホも以前のように手元には置かない
必要最小限、触らなくなった
私への配慮からなのかも
四六時中話したい会いたい女友達、親友はもう存在しない
それを一番痛感しているのは夫自身
断ち切ることなんかできないけど前を向いて努力してくれているから、私もそれに応えていきたい
俺たち仲良い夫婦だよな
ちょっとズッコケたけど…
口数少ない夫が言った
深い傷は負ったけど、それが今で良かったと思う
生きていれば治すことができるから…
雨の日は憂鬱になる
ましてや雨の休日となると、色々思い出してしまう
一進一退を繰り返す
夫は優しくなった
出掛けるか？
こんな日でも、夫は外に連れ出してくれる
選挙を済ませ、前から気になっていたカフェに立ち寄った
カウンター席でブレンドを注文した
美味しい
夫婦で過ごす、のんびりした休日
午後はミュージックフェスに顔を出した
雨なのに人でいっぱい…
フリマとステージをぶらぶらしながら見て回った
その一角でアーティストが絵を描いていた
目を惹いたネコの絵を買って帰った
充実した休日になった
私をひとりにしない
不安にさせまいと努力してる
信頼回復をはかる夫
しんどいと思う
ストレスも感じていると思う
一生懸命の誠意をみせる夫
素直にうれしい気持ちが増えていく
この掲示板で吐き出すことで随分楽になれた
毎日ゆれる気持ちを覗いてくれてありがとう
感情はなかなか消化不良をおこしているけど、ゆるやかに前進している
女は共感されたいだけ
話を聞いてほしいだけ
内容のない話でも聞いて欲しいの
それなのに男は話を聞いてるふりをして、「だから何が言いたい？」と言う
結論や結果なんか求めてないのに
「だから？」
といわれてしまうと、その先を話す気にならないから
「もういい」
と話すことをやめてしまう
どうしてわかってくれないのかと悩んでいたけど、今は男と女の根本的な部分の感じ方、考え方、捉え方が違うということをわかりはじめている
ひとりで腹を立てても仕方ない
だって考え方がちがうのだから
そこを踏まえて会話をすると、夫ってこうなんだと自然と納得できるようになった
我慢じゃない我慢と言うと可笑しいのかもしれないけど、嫌じゃない我慢にかわってきている
夫に2度目の恋をしよう
もう一度心をリセットして、夫を愛していこうと思う
11月なのにセミが鳴いていた
青空と青い海
レンタカーで島をドライブ
プライベートビーチでサンセット
リゾートホテルに宿泊
ルームサービスで食事をとり
スパでリラックス
こんな贅沢三昧…
いいのかなーと思いつつ
非日常の空間に心身共に癒された
子供のことも
仕事のことも忘れて
夫婦だけの時間がゆっくり流れた
この一年どれだけ夫とデートしただろう
いつも彼女の影を思い出して、彼女と比べて後味の悪さだけが残っていた
でもね
この旅で完全にリセットできたみたい
全く彼女を思い出さなかった
毎日夫と一緒にいるのが心地よくて、あらためて夫の良さに気付くことが出来た
夫に惚れ直す
私の気持ちが溢れてくる
ここに連れてきてくれてありがとう
私は今すごく幸せです
今度は家族で来たいね
必ずまた来ようねと約束した
処分したはずの彼女の形見のスタンドが、作業場の一番奥の死角になる機械につけられていたから
私が気がつかないと思っていたのだろう
リセットしたはずの気持ちが乱される
夫に何も言わなかったのは、納期が迫った仕事に集中していたから
そのスタンドの光に照らされて作業する夫を見ていた
忘れてない
忘れられない人
いつもお茶しに来ていた彼女と向かい合って見つめ合い楽しそうにしていた夫を思い出してしまった
夫は平気で嫁の前で浮気相手を抱ける人なんだな
そんな事を考えてしまった
吐き気がした
夫が得意先に納品に行ったので、黙ってスタンドを取り外し危険物の袋に捨てた
明日新しいスタンドを買ってこよう
12月が嫌いになったのは彼女のせい
イベントが多いから
思い出が多いから
過去は変えられない
わかっている
辛い思いも悲しい思いも薄れることなく鮮明に記憶に残っている
反対に嬉しいことは記憶の奥にかすかに覚えているくらいしか残らない
どんな色も黒には勝てない
今の気持ちはどんより澱んでいる
仕事終わりに夕飯の買い物に出掛けて気持ちを上げてみる
お気に入りのケーキ屋でタルトを買った
大好きなオリジナルシュークリームが食べられなくなった
夫が次のクリスマスに彼女に買ってあげると約束していたから
二度と果たせない約束…
ひどい嫉妬心だ
家族のために買ったことなどないくせに、あの女のためだったらどんな約束でもできたんだからね
ひどい妬みだ
私の気持ちが過去に縛られてどんどん黒に染まる
何一つ進歩していない
嫌いな12月の記憶のせいにしておこう
仕事中心に生活してきたせいで、1週間のリズムが狂っている
仕事があれば休まない
週休2日なんてあり得なかった
だけど先週から夫の体調が優れない
思いきって2日間休みにした
他人からみたらただの土日休み
風邪、腰痛、胃痛、仕事疲れ、ストレス、私…
さまざまな原因が重なった
心配だけど、私の気持ちは複雑だった
思い出してしまう夫のメール
調子が悪いとき決まって彼女に報告していたこと
一番に心配してほしかったのは私じゃない
熱が出たー辛いよ
風邪ぎみで病院にいる
鼻が止まらない何かいい薬ない？
ぎっくり腰やっちゃった
顔見ないと元気でないよ
また二人であの店行きたいね…
数えきれないメールの文面が、私の頭の中でめぐりだす。あの日もあの時もって
妻の心配なんて当たり前すぎてどうでもよかったんだ
気付いても貰えなかったんだって
疑うことなく信じていた自分が情けなく思えてくる
忘れられない怒りと悲しみに縛られているのは私自身
また寝られない
薬のせいでぐっすり寝ている夫は、こんな私を気にも止めていないのだろう
明日は元気になりますように
私もしっかり切り替えて、元気になれますように
>> 186
貴女も再構築されてらっしゃるのですにね
夫婦の数だけ思いもさまざまですね
いつの間にか我慢することに馴れすぎてしまい、なんでも心にしまってしまう
恋人から夫婦になり子供ができて母になった
子供か成長してまた夫婦だけの時間がふえる中、夫にはお母さん扱いされるまま
浮気や嘘に気付いたとたん、妻、嫁、母から女に返ってしまう
若い頃よりも深い嫉妬がいつまでも続いてしまう
いつまでも証拠探しが止められない
それを見つけたところでどうにもならないこともわかっているのに気がすまない
ただ無関心にならないこと
夫に話しかけててもすぐ結果を求めてくる
話の途中で夫が言う
「だからなに？」
私はこの言葉が嫌い
女はつまらない話でも話したい
聞き流してくれればいいから、最後まで聞いてほしいから、この言葉は言わないでとお願いしてみた
それから言わなくなった
優しいのかはわからないけど、あの日から向き合う努力はしてくれる
裏切られることも多いけど…
一番近くにいる他人が夫
いつまでも仲良く会話の絶えない夫婦、それが私の理想です
朝一番で夫宛ての宅配便が届いた
仕事じゃないのは確かだ
なんだろう
友達に頼まれた荷物
男同士の悪巧み
午後になって荷物を取りに来た友達が言う
「奥さん、うちの嫁さんには絶対いわないでね」と口止めされる
妻に言えない高額な秘密の買い物
それなりに稼いでいるのにこそこそと、なにやってるのかと呆れる
ふと思い、冗談半分に聞いてみた
「あなたも口止めしてることあるの？同じことしてるの？」
「そう言われる気がしたよ。俺もやってるって思いたくなるよな。だから頼まれたくないんだよな。ないから、今更何も隠すことないから」
「そうだよね」
笑って返した
知ってるよ
この友達使って彼女といたよね
ずっと解らなかったあの日の意味深な彼女からメール
「おはよう 起きられた？」
「おはよう 起きてるよ でも身体が重いな」
この日何があったか考えていた悩んでいた
答えが見つかったのは4年後
この日私が送った夫へのメールの返信だった
もう時効だから問い詰めたりはしない
だけど忘れない
鮮明に記憶から消えないから
>> 189
疑いの目すらもたなかった時期に交わされていたメール
何年も前のことだからどうしても思い出せない、でも気になって仕方ない
答えは私の古い携帯に残っていた
前日の出張…
季節毎に日帰り出張する夫
営業だったり商談だったり…
よほどの事がない限り泊まらない
必ず帰宅に使う電車時間を連絡してくれて、それに合わせて私が駅に迎えに行くのが普通だった
でもこの日は終電時間が過ぎても連絡がなかった
おまけに妻に内緒で買い物をする友人と一緒に出張してた
アリバイ作るため？
連絡がないことを心配になってメールを送った
「泊まりなの？」
私のメールに
「もう帰ってきてる。馴染みの店で飲んでるよ」
「お迎えは？」
「もう少し呑みたい気分だからタクシーで帰る」
夫がいつ帰宅したかは記憶してない
そこに翌日
「おはよう 起きられた？」と彼女からのメール
お察しの通り、二人が一緒に居たことを意味してる
それを理解したのは4年後の自分の送信メールだなんて、やりきれないです
- << 192 それを思い出して落ちてたんですね。 プラトニックな関係って、どうしても思えないご主人の行動... どちらが良いんでしょうね？ 私は後から次々と出てきて その都度傷付き落ち込むのが嫌なタイプなので、全部聞いてしまいたい衝動にかられるんですよね。 確かにその時に受ける衝撃は強烈過ぎるくらい強烈なんでしょうが、その方が全部更地に戻して何も無い所からもう一度築き上げて行くか、そこで決別するかの区切りが出来ると思うので...。 まぁ、私のとこは複雑な夫婦関係なので、家の夫は私が聞けば私の気持ちなどお構い無しに元カノの事を平気で話してくれてるんですけどね…。 私は相変わらず夫に片想いしてるので、結婚当初からつい数年前までは自分が辛くなるし聞く勇気もなかったので、どうしても気になる部分だけをちょこっと小出しで聞いてみたりもしてました。 今でも付き合い始めた当初から1度たりともブレずに夫だけを男として好きなので、聞いて色んな事を知る度に女としての自分が苦しくて悲しく、とても惨めにさえ感じます。 妻という自信も持てず、都合の良い女として生きてきた数十年間。 子供達もあと数年で巣立って行く年頃になり、余生は夫と二人きりになると最近は切に思うようになりました。 私自身の体にも変化が訪れ、もう女としての寿命も着き始めています...。 私達夫婦は、周りの人からも自分の子供達からも“仲の良い夫婦”と思われています。 たぶん夫もそう思っている。 狂おしいほどの嫉妬と狂気を秘めている私の心の内など、夫は気付きもしないし知ろうともしません。 元カノとは激しく情熱的な恋愛をしていたようなので、私は今でも元カノが羨ましいし憎いです。 夫に対する私の心も思考回路も元カノの呪縛で、すっかり壊れ果ててしまいました。 最近は突如何もかも壊してしまいたい衝動に駆られるようになり、平常心を保つのがしんどくなってきたのも事実。 今まで散々苦しい思いをしてきて麻痺状態になっているので、そろそろ全て知りたい衝動に駆られ、近頃は夫とゆっくり話す機会にストレートに聞くようにもなりました。 夫の答を要約すると、夫からの私は“家族としてはかけがえのない大切なパートナー”だそうです。 つまり逆を返せば、女としては不要な存在なのでしょうね…(笑) わかっていましたけど… ※長々と愚痴をすみませんでした。
>> 192
本当にどちらが良いのでしょうね
貴女と私の夫婦の関係性は異なるかもしれませんが、夫に片想いしている、愛してる点は共通してますね
貴女の強さに驚かされます
こんなに惚れられたご主人、何処を探してもいないでしょうね
かけがえのない大切なパートナーって貴女を必要としてる
私の夫は自分のことをあまり話さない人
結婚を約束していた元カノもいましたが、タイミングが遇わなかったとだけ聞きました
それは親友彼女とは別の人です
私も諦めが悪い女です
一度は夫にフラれてますから…
それでも好きで好きで、夫以外に考えられなくて、気持ちを押しきりました
「苦労はかけるけど必ず幸せにするから」この言葉を信じて努力してきたつもりです
「彼女のことは好きなわけじゃない！
女としてみたことはない、同士だ！
友達だから、親友だから相談にのったり助けたいって思うのは駄目なことなのか！」
メールに残された言葉とは程遠い矛盾点をどうしても納得できない
どれをとっても私の知らないところで起きていた事実
それを死んだあとに知った衝撃に耐えるだけの心を持ち合わせていなかった私
親友の死を静かに悲しむ間もなく妻の狂気をなだめなければならない夫
狂いそうなほど苦しいのは夫なのでしょうが、わかっていても優しくできない自分にも苛立ちを感じてしまいます
だから時効なんです
それを問い詰めたら夫が死んでしまいそうで聞けません
先日の夫の忘年会、上司のために企画したのに、その人はドタキャン
集まった男連中は家庭や仕事の愚痴大会、
女の子達のことは全く話にもでなかった
早々にお開きとなり、迎えに行った
人付き合いは大切だと思う、定期的に続いていた元同僚達の飲み会なら何も文句ないが、彼女が亡くなってから始まったこの会
20年以上も前に勤めていた同僚達と突然開かれるようになった
せめて音頭取りが夫じゃなかったら納得できたのかもしれない
クリスマスも散々だった
子供も育ってプレゼントもケーキもいらない年になった
そもそも子供達がない家に帰ってこない
夫婦ふたりならチキンとサラダでもあれば十分だった
すっかり忘れている夫が口にしたのはあのケーキ屋の名前
「すごい混んでだから寄らなかったよ」
「クリスマスにあの店のケーキなんて絶対にいらない！」
突然涙腺のスイッチの入った私に驚いた夫
彼女に食べさせたかったケーキのことなど思い出すはずもない
いつまでもその理由はわからないだろう
不機嫌なクリスマスになってしまった
初詣で願ったこと
家族の健康と夫婦円満
おみくじで大吉を引いた夫が気を良くして行きたい所に連れていくと言ってきた
突然で驚いたがなんだか嬉しい
時間的に行けるところが限られていたので、ショッピングモールでぶらぶらした
アジアン雑貨店でシルバーのバースデーリングをみつけた
婚約指輪はもらってない
結婚指輪は行方不明
誕生日も記念日もサプライズはなかった
無性に欲しくなってねだってみた
「こんなおもちゃみたいなのじゃなくて他で買えば」と言われた
「これがいい！これでいい」と言ってみた
「わかったよ」と買ってくれた
今日は嬉しいことが2つになった
ささやかなしあわせ
私のおみくじが小吉だったせいだろう
短い正月休みだったけど満足してる
明日からまた仕事が始まる
今年こそ感情消化が目標
できればダイエットも…
心に引っ掛かること
夫に黙って捨ててしまった彼女の形見
形見分けして貰ったときは、大事に使わせてもらうつもりだった
仕事で使える貴重なものだから重宝がすると思っていた
壊れない限り永久に使えるものだ思ってもいた
だけど、夫が大切に使うほど、触ることも出来なくなった
物にまで嫉妬した
形見より先に私が壊れた
どうにかしたい
使えなくしてしまえば気持ちは鎮まるだろうか
夫にとって宝物、仕事にも欠かせないもの
しばらく危険物の袋に放置してみた
もしかして夫が拾かもしれないと思ったから
気づかないはずはない1度は拾って使っていたから
だけど放置したまま時間は過ぎていった
もう気にならないのか、私に配慮してなのかわからなかった
私には目障り、使えなくしてしまえば諦めもつく
ネジをはずしバラバラにして、コードも切ってしまった
もう元には戻らない
燃えないゴミの日にまとめて捨てた
1ヶ月が過ぎる
モヤモヤしてる
黙って捨てたことに罪悪感を感じている
気にしているのは私だけかもしれないが、夫に話すべきか迷っている
謝まらなくてはと思いながら葛藤した
理由もなく涙が止まらない
そんな私を夫は見てみぬふりをする
黙っているのはもう限界
嫌な顔をされるのはわかっている
今日謝ろう
夫が分けて貰った彼女の形見
貰った時は大切に使わせてもらうはずだったのは、なにも知らなかったから
ただ漠然と仕事で使えるし、改めて買いそろえなくていいと喜んだ
だけど、大切な人の形見だとわかった
夫が大事にすればするほど腹が立った
無くなってしまえばいい
こわしてしまえばいい
使えなければただのゴミ
しばらくゴミ袋に放置した
夫は拾ってこない
バラバラに壊して捨てた
スッキリしない
私が貰ったわけじゃない
夫が譲り受けたものなのに
黙って捨ててしまったが気になって仕方ない
今日は必ず謝ろう
ごめんなさいと
黙って捨ててごめんなさい
夫に謝った
何が？
もういいんだよ
案の定嫌な顔をされた
しばらく怖い顔をして無言になった
言いたい事は山ほどあるけど、ひとこと口から出たら止まらなくなる
言ってしまったらまた壊れてしまう
かさぶたは剥がさないほうがいい
我慢する
感情のすれ違いは交わらないまま
何も言わないで仕事に戻った
夕飯時には元に戻っていた
初めから何もなかったものとすれば、気にすることではないのに
私の執着が強すぎるために、勝手にひとりで悩み、ひとりで怒り、ひとりで反省して納得する
馬鹿みたい…笑える
ある雑誌に「我慢するには目標が必要」と書いてあった
2種類の我慢があると
「やりたくなくても、我慢してやらなければならないことがある」
気持ちよく暮らすという目標のためにやらなければならないのは、掃除や洗濯
「やりたいけれど、我慢してやってはいけないことがある」
次々に欲しいものを買えば部屋がものであふれてしまう。気持ちよく暮らすためには、欲しくても我慢して買わないことも大切
我慢を「自分を押さえつける嫌なもの」と考えず、目標達成の覚悟を持てば我慢しているという意識やストレスがなくなり、気持ちよく生きられるようになると…
私は辛いと思う我慢しか考えていなかった
「この先も夫と仲良く暮らす」を目標に、気持ちいい我慢を心がけようと思う
>> 206
貴女の言葉を待ってしまう私がいます
嬉しく思います
衝動を逆手に取ってみるなんて考えつかなかったです
まだまだ落としどころが見つからなくてさまよってしまう
あの日からの二人のメールのやり取りを写メやコピーじゃなくすべてノートに書き留めて、毎日書き直すことが日課になった
日付、時間、くだらない話や恥ずかしくなる甘い言葉、秘密の話や絵文字に至るまですべて記憶してしまったこと
異常ですよね
今は書き直したりはしていませんがスイッチを入れたらすぐに呪文のように言えてしまう
知らなかったから迷惑かけてないと言われればそれまでだけど、こんなの親友でもなんでもない
思わず今日もやらかしそうになって、あわてて深呼吸しておさめました
この店にはもう来ないと思っていた
それは、平日に仕事以外で出かけるなんてなかった夫
私や子供達とは休日の午後以外出掛けないのに、男友達に誘われたクラブイベントに断りきれずにしぶしぶ出掛けたことがある
本当は彼女と仕事終わりに高速使ってこんな遠くのショッピングモールまで連れて来てたことを思い出した
カートを押す夫の膝を黙ってつねってやりました
とにかく彼女から解放されないでいます
音楽プロデューサーの不倫まがいの記者会見の内容が、夫の言い訳と重なり男のダメな面を存分に見た気がします
>> 208
ありがとうございます
少しずつでも変化を楽しめるよう頑張ってみます
どんなに好きでも麻痺が長引けば、ふとしたポケットに落ちてしまいそうになることはありますよね
正に負のループに足を浸けてしまっています
もがけばもがくほど抜けなくなるのもわかっているけど、もがきたくて仕方ない
ひとりでどつぼにはまってます
夫のすべてを知りたいなんて思わなければ済むことなんでしょうね
私の持つ理想像からかけ離れた部分が許せなくなっている
そんな型にはめ込むことなんて出来ないのに、こんなはずじゃなかった、こんな人じゃなかったって思い込んでしまった
本当はこんな人なのにね
もっと楽に考えれはいいけど、私の性格上それが出来ない
夫も私をそう感じていると思います
モヤモヤが解消することなんてないのかもしれない
そことどうにか上手く付き合っていく方法を探ってみます
先週夫がインフルエンザにかかり、昨日私に移った
12年ぶりの熱と痛みでフラフラの中、朝から雪かきをした
タミフルのせいかハイテンションでいる自分が気持ちいい
そんな時に飛び込んできたキョンキョンの不倫告白のニュース
相手の俳優とは同じ目標に向かう同士であり、恋愛関係でもある
同士なら恋愛感情はないと言って欲しかったのに、あるんだ…
妻子ある相手との恋愛関係を認めるんだ…ボーッとテレビを見ていた
よみがえってくる記憶を思い出してしまう
と、夫も彼女も確信犯だった
どこにでもいる普通の浮気夫で、自分達さえよければ周りの人間はどうでもいい、バレなければ何も問題ないという人種だったということ
信じたほうがバカをみる、そのバカの代表が私
熱のせい？押さえている気持ちが弾けてしまいそうになる、子供達にも話してしまいたくなる
でも出来ない
おかしな状態でささやかな抵抗を考える
残りの人生満足いくまで幸せにしてもらい、夫より一日でも早く逝こう
最期の私を夫に看取ってもらい、骨を拾って泣いて貰いたい
年齢から考えれば夫が先だけど、先に逝くなんて許さない
彼女を看取ったくせに妻はそれをしてもらえないなんて絶対に許せない
ここまで彼女と比べる私は可笑しい
先のことはわからないのに、なにも知らなかった頃の気持ちに戻れない私は理屈っぽく嫌な妻になった
>> 211
おはようございます
少しは落ち着かれたでしょうか？
心配しています
何気ない会話ほど身構えてないからしんどいのではないでしょうか
長いこと夫婦でいても、知らないことが多くて戸惑ったり、こちらが思っているほど夫に愛は伝わってなくて落胆したり
、悩みの種は尽きません
惚れた方の弱みと自分に言い聞かせて麻痺させ保たれていた感情がほどけた時に現実に向き合わざるおえない
どんなに好きな相手でも大嫌いな瞬間がある
あらためて考えるとわからなくなる
認める事にこんなにもエネルギーを消費するなんてわかっていてもわかりたくない
それでも惚れてることを諦めないから苦しくてしかたない
子供が成長して益々夫婦だけの時間が増えます
四六時中一緒にいるくせにもっと二人だけの時間が増えるのです
私は彼女に消された時間と思い出、夫が嘘を通しても彼女を守ったことがどうにも納得できてません
それを解ったうえで今一番わがままになっています
このわがままに夫はどこまで応えてくれるかわかりません
この先も納得できるまでもがき続けるでしょう
それが良いか悪いかわかりませんけどね
- << 214 こんにちは。 心配をさせてしまって申し訳ないです。 私はあれから... 意外と元気にやってます(*^^*) 夫に執着していた25年の歳月から開放され、今は嘘のように晴れ晴れした気持ちにもなっています。 長きに渡る片想いからの失恋をした相手が目の前に居る。 そして子供が巣立って行くと、その相手と二人きりの生活が始まる…。 今は複雑な気持ちですが、その時が来れば夫と同じ感覚になっているんでしょうね、きっと…(笑) 元々が《恋人→夫婦》という経緯がなく、どう考えても《友達→親友》という流れでここまで来ましたから、どちらにせよ隣に居て当たり前の存在には代わりないんですよね…(^^;) さて、私の近状を報告しますね。 最低!!と、誤解を生むかもしれませんが… 最近、ひょんな事からメル友が出来ました。 異性ではありますが、同い歳の方で趣味が同じ人です。 お互い恋愛感情があるわけでも、不倫するつもりでメル友になった訳でもないので、本当に良き友人という感じですかね。 何百kmも離れた所に住んでいる者同士なので、実際に会うこともありませんし...(^^;) 今はその人と何気無い会話や今日の出来事などを毎日1、2回送り合う事で救われています。 身近な人に話せない苦悩があるぶん、自分のことを全く知らない人と話すのは気持ちが楽ですね。 自分を偽ることなく、素直な気持ちで話せますから…。 これ、意外と凄い事だったんだって、この歳になって気付きました。 身近な人には自分自身のイメージみたいなものが出来上がってるし、家族の事も誤解を生んでしまうから話せないことって結構多かったんですよね…。 だから、何気無い会話ですら自然に身構えて肩肘張ってる状態だった…。 今、気持ちが軽くなって晴れ晴れしてもきているのは、このメル友との何気無い会話に癒されてるからだと思います。 勿論！ 顔も知らない、素性も知らない人なので、お互い個人情報に関する事は慎重になって話をしていますが…(笑) 主さんは、今日のバレンタインデーに自分の気持ちを旦那さんにぶつけてみるのですね！ かなり緊張するだろうし、不安に押し潰されそうになってる事と思いますが、ここで主さんが書いている旦那さんからの様子から感じた事は...
バレンタインデー
今更夫婦間で渡すチョコにドキドキ感などない
だけど今年は今の気持ちを伝えようと思っている
夫はどう感じてくれるかはわからない
自分勝手は百も承知
答えなんかなくてもいい、最後のあがきをしたいだけ
そしてここも閉じようと考えている
- << 215 きっと大丈夫！ 彼女との事を隠したのは彼女が大切なのではなく、彼女よりも妻である主さんの方が大切な人だからですよ(*ˊ˘ˋ*) 男の人って単純で純粋なんですよ。 強がってるけど女性より純真でメンタルが脆い(笑) だから嘘つくのも下手だし、相手を思いやってるようで実は傷つけてるって事も多いんだと思います。 うちの夫を長きに渡り見てきた私の経験談ですけどね。 うちの夫は彼女の存在を隠さなかった。 それは女としての私のプライドなど全く考えてもくれなかったし、傷つけることすら頭に無かったから... だって夫は女性として愛したのは彼女だけで、私は一番の理解者で親友という認識だから...。 まさかそんな事で根深く傷ついてるとは夢にも思わなかったようですよ！(笑) これが本命と浮気相手の差なのでしょうね(*^^*) 主さんは旦那さんにとっては間違いなく本命！ 相手ももうこの世に存在しないのだから、少しづつ許してあげて欲しいな、主さん自身のためにも。 私は相手がまだご健在のようなので、いつ再会して再熱されるかわからない状態です。 でも、もしそうなっても許して送り出すつもりです。 なんだかんだ有りつつも25年間は一番近くに居て、彼の子供達も授かったことには違いないですから。 その間もずーっと不幸だった訳ではないですし！ さて、私もその時が来る事の予防策として、今から自分の再婚相手になりそうな新しい彼氏でも探しましょうかね！(笑) こんなババァを相手にするモノ好きは居ないと思いますが...(笑) もう直ぐここも閉鎖されるのですね。 主さんと出会えて良かったです(*ˊ˘ˋ*)♪ では、御健闘を祈りますヾ(｡>﹏<｡)ﾉﾞ✧*。
>> 215
社会人さん、形はどうあれ心を開けるメル友さんができたなんて素敵です
気持ちを留めることも前進することも全て自分次第です
私はチョコだけ渡して気持ちは留めてしまいました
納得できないことを納得させるために言えなかった
夫が寄り添ってくれるのも嬉しいし、努力してる姿もわかってる
でも本心なのかといったら違う気がしてならない
誰にでもや優しい人だけど、その中途半端な優しさは人を傷付ける
以前夫が冷酷な人だと言われていた理由がそこなんじゃないかと思います
今はもう少し我が儘を聞いて貰おうと考えています
夫が耐えられるかどうかはわかりませんけどね
私も社会人さんとここで出会えた縁に感謝します
ありがとうございました
チョコと気持ちは別物
あの日から夫が封印した気持ちはいつどこで発散しているのか考えてしまう
口では悪かったといいながら彼女の友達と定期的に飲み会をしたり、写真を隠しもっていたり、納得できないことばかり
それでも寄り添ってくれたことで自分を麻痺させてきた
納得できないことを納得するって、ババ抜きでババを引くようなもの？
ババを引いたら負けを認めるゲーム
私のババはなんだろう？
わかっているけど認めたくない
夫もこの気持ちに気付いている
この先もこの部分を気にかけてしまうのだろう
今は新しい思い出作りで嫌な事を忘れようとしている
いつになるかはわからないけど、きちんと感情消化できれば…
彼女を受け入れることができる日まで
ここで出会えた方達にも感謝します
ありがとうございました
またいつかご嬉しい報告？ができたらいいなと思っています
ハナミズキが雨にぬれている
雨の日は憂うつになる
あれから夫婦関係は順調に修復しつつある
自分を騙しながら、夫に大事にされてると思い込みながら
それでも執着心から解放されない
自分の縛りを解くことができないでいる
昨日は些細なことで、大喧嘩になった
私が我慢すればすんだことを口にしてしまった
初めて夫が物に当たり怒鳴った
「何もわかってないな！」
仕事を放り出して出ていってしまった
ひとり残されて考える、冷静になれない
この喧嘩に関係ないのに始まってしまうあの人との比較
あの人ならこんな事どうするのだろう
あの人となら喧嘩なんかしないくせ
どうしようもなく止められない
手元にあったスパナで自分を傷つけた
痛みだけが残る
なんの解決にもならないのに
返って来ないかもしれない
不安になる
謝りたいのに、携帯はテーブルの上に転がっていた
2時間ほどして何事もなかったように夫が戻ってきた
仲直りの秘策はコンビニのシュークリーム
二人でコーヒーを飲んで、いつもの光景が広がると勝手に涙がこぼれた
お互い言葉はない反省の時間
気持ちを切り替えることはなかなか難しい
夕飯までそのまま時間は過ぎた
残業しながら「ごめんね」と謝った
「いいよ、俺も熱くなってたな」
喧嘩のあとはこんなものなのかとも思った
またいつもと変わらぬ平穏な朝が戻ってきた
夫の我慢を受け入れよう
結局病んでるのは私の心だけなんだろう
古い携帯、残された履歴、忘れられない記憶
見てしまったのはほんの好奇心だったのに、未だに引きずる見苦しさ
悔いても始まらない
好きになってはいけない人などいない
好きだと明かしてはいけない人がいるだけ
結婚という枠にはまった時、浮気ってこんな感じなのかな
一度や二度バレなかったら、慣れてしまうのかな
夫は妻に覚られてはいけないスリルを味わっていたのかな、なんて考えてしまった
夫にはどれほど信頼回復に精神を使わせているのだろう
そんなこと当然でしょと思いながらも、納得していないのはうやむやにされた答えの出し方なんだろう
一年たった今でもはっきりしたお答えが欲しい
蒸し返したい気持ちを押さえてる
いつになったらあの人への嫉妬がおさまるのだろうか
自分が情けない
ご主人の好きなところを10個あげてみてください
10個くらいはあるでしょう
カウンセラーが言う
夫の好きなところねぇ…
紙に書きだしてみる
柴犬のようなところ
物事をいろんな角度からみるところ
穏やかなところ
家族を大切にするところ
仕事が好きなところ
友達思いなところ
正義感が強いところ
おしゃれなところ
いろんな楽器を奏でることができるところ
やさしいところ…
10個どころじゃない
まだまだたくさんあることに気がついた
あげればきりがない
私は夫が大好きなんだって、あらためて気がつく
ならば夫は私のどこが好きなのか気になる
好きなところなどないかもしれない
今のところ怖くて聞けないけど、時がきたら後で書き出して貰おう
明日は嫌いなところをあげてみよう
感情消化…とても難しい
大嫌い…
あの人の命日に墓参りを申し出た
夫を一周忌に出席させなかったことも気になっていたし、いつになっても穏やかになれない私の心に、いい加減けじめもつけたかったから
夫は少し渋い顔をしたが、わかったよと言ってくれた
あの日と同じく夫はいとおしそうにするのだろうか
そんなことを考えながらお寺に着いた
あの人の家族以外訪れやしない墓石の前に立つ
友達なんて亡くなってしまえば、忘れ去られてしまうんだな
あの日と同じ、枯れた花がそのままになっていた
持参した花を手向ける
新しい塔婆に目をやる
三回忌の日付と彼女の父親の名前が刻まれていた
黙って線香と水をかけて手を合わせた
もう二度と来ない
私なりのけじめをつけたかった
気がすんだかい？
連れてきてくれてありがとう
一緒に来てくれてありがとう
スッキリした
夫に言った
俺も喉のつかえが取れたよ
正直お前に行こうと言われて驚いた
二度と来ないつもりでいた場所だ
誘ってくれてありがとう
夫が言った
私はあの日から、嫉妬し続けてきた
もう大丈夫なんて嘘ついて、本当は365日忘れたことなんかなくて、恨みっばなしで心がいっぱいになっていた
どんなに優しくされても、好き勝手させてくれても心が癒えなかった
あの人を忘れたいのに、忘れないように努力して憎むことでその日をやり過ごしてきた
でももう限界だった
信じたいのに信じられなくて苦しくなった
この感情から解放されたかった
だから、嫌だけどお墓参りに誘ったの
もう一度手を合わせたら変われるかもって
仕切り直せるかもって思ったから
俺は消化してるから、塞ぎ込んだり悲しい顔したり、不安にならないで欲しい
兎に角お前に泣かれることが一番辛い
消化してるから…
やった方のけじめなんだろうな
やられた方はどんなにがんばっても忘れることなどない消化不慮
今日までの夫の半端ない努力は認てる
過去は変えられないと理解していても、その過去を取り戻したいと考えてしまうゆえに、心がもの足りないと判断する
私のしょうもない感情
消化できない過去の記憶
私が変わらなければ何も始まらないのに…
少しだけ心に余裕ができたのか
馴れてきたのかわからない
思い出すけど、涙はこぼれなくなった
そんなときにまた同期会を開く夫
昔の仲間で呑むのは構わない
私の知らない頃の仲間だし、口を出すことではないから
だけどあの人が亡くなってから開かれるこの会には、納得がいかない
まるであの人を忍ぶ会になっているから
もう何回開かれたことだろう
発起人は夫のくせに、同期に誘われてるんだなんて、よく言えるものだ
消化したなんて嘘なんだ
忘れることなどできない人なんだよね
みんな仲良かった友達というなら、他の人のことも心配してよ
あの人にだけ特別扱いしたくせに
私の不安とはよそに、夫はいそいそと出かけていった
つかの間の秘めた楽しい時間を堪能してくるのだろう
それが夫の、唯一私に邪魔されることなくあの人の思い出に浸れる時間だから
ひとり家に残された私も、性懲りもなく嫉妬してしまう
こんな時間が毎年繰り返されるのかと思うと、また憂鬱になる
お盆前は仕事が忙しい
どんなにがんばっても手が足りない
時間を張るしかない
時間に追い詰められていく
体がしんどい
心がしんどい
気持ちに余裕が無くなると、決まって思い出してしまう
夫のメールの一コマを
シーズン到来
遅くまで頑張っているね
働き過ぎるのもよくないよ
忙しくてもほどほどに
一段落したら、二人で出かけよう
一段落したら、美味しいものを二人で食べに行こう
一段落したら、何かワクワクする計画を二人でたてよう
一段落したら、二人でドライブしよう
頑張ったあとのご褒美をいつもあの人は貰っていたんだ
私は働き手にすぎない
忙しければ忙しいほど、夫にパワーを注入していたのは、妻や子供達じゃなく親友というあの人だったことを思い知る
あの人のいない今、あなたが奮闘するエネルギーはどこから湧いてくるのでしょうか
私の中に繰り返されるこの気持ちの波をどうかしずめて
結婚記念日
特別なことはしたことない
したこともない
今年は何かあるかなぁ
少なからず期待していた
でも何も起こらなかった
「夕飯はなに？」
結婚記念日!！
洒落た店で食事でもって考えて欲しかった
記念日なのに覚えてない？
忘れてた？
そう思ったら、なんだか無性に虚しくて、泣いてしまった
「ごめん、わかってるよ
飯でも食べに行こう」
「行かない、もう寝る」
ふてくされてしまった
もっと早く外食でもしようって言ってくれてたら…
私はなんて勝手なんだ
つまらない意地を張った
ふて寝した私に謝罪のメール
「機嫌なおしてくれ
忘れてたわけじゃない
タイミングを間違っただけ
ごめん」
また夫に謝らせてしまった
翌日
昨日のお詫びと言って仕事を早く切り上げて外食した
博多もつ鍋
大衆居酒屋
ご機嫌とるならもう少しシャレた店を選んでよ
ましてやお会計は私の財布
夫はほろ酔い気分で満足してる
お詫びになってない
やっぱりなんかモヤモヤする
これは私のワガママなのかな…
令和に持ち越した感情
スッキリしない
だから眠れないのかもしれない
日記を読み返す
眠れないのはこれが原因
こんなに長い休みを過ごしたのは、結婚して初めての事
のんびりしながらの庭いじりは、無心になれるから好き
綿の芽、人参の葉、ミニトマトの花、苺の蕾、ルピナスの成長、狂い咲きのパンジー
どれもいとおしく思える
目を凝らして雑草を抜く私の態度を夫は嫌いなんだろう
あの人から貰ったグランドカバーの根っこの生き残りを探してしまうから
陰湿な私
でも探す事が止められない
天気と相談しながら、日帰りであちこち出掛けて、1つでも多く夫との思い出を増やす
端からみたら必死すぎる
思い出の上書き
馬鹿馬鹿しい
滑稽だ
惨めに映るかもしれない
有無を言わせない私の態度に、嫌な顔ひとつしないでいいよと言ってくれる夫
融通の利かない嫁に疲労困憊だろう
いい迷惑かもしれない
それでもいい
これが今の私
明日はどこに行こうかな
GWが長すぎる
夫とランチをするため出掛けた店は、めずらしく混んでいた
夫が席を探して私がカウンターでオーダーした
夫を確認して飲み物を手に席に戻る
ざわつく店内とBGMに私に気づかない夫は、スマホを弄っていた
誰かにメールを返信していた
「その日は無理だな」って
相手の名前が目に入ってしまった
元同僚達のグループLINE
心が騒ぐのは5月のせい
飲み会の誘いなのか？
あの人のお墓参りの誘いなのか？
私の予想は
飲み会からの墓参り
あの人の命日がやってくるから
また内緒で出掛けるつもりなのかな？
それともきちんと話してくれるのかな？
夫にとってはもう時効なのだろうが、私の時計は止まることなどない
3年経った今、また新たな時限爆弾が動きだす
モヤモヤする気持ちをもちなが過ごす
なんとも言えない
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情けないバカな私 Ｎｏ．５０下の子が明日から北海道にひとり旅に行きます。荷造りしてるけど、なかなか…(空)
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共感を調べて頂いたことと教えて頂いたこと ありがとうございます。 …(英司)
123レス 146HIT 名無し21 -
トド君の日記、その2
朝→食パン（バターと蜂蜜）、ゆで卵、コーンSOUP、湯がいたキャベツ、…(トド君)
220レス 2787HIT トド君 -
３月８日。
信じてみょ❓ (匿名さん0)
196レス 3482HIT 匿名さん (♀) -
昭和の安らぎ主婦安らぎ拠り所
今日は気付いたら久方ぶりな違うスーパー満喫良いばかり癒やされました。人…(匿名さん)
66レス 1573HIT 匿名さん (50代 ♀) 名必 年性必
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良い方法求む17レス 220HIT 匿名さん
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剣道8レス 177HIT 通りすがりさん
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心の拠り所が欲しい12レス 310HIT むる (♀)
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癒し専用ルーム ２８０500レス 547HIT 名無し21
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🔥🔥🔥🌸続き(41)🔥🔥🔥🌸500レス 3434HIT 匿名さん
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過去より現在 13最後の日記😊 この日記は二世帯住宅での愚痴や 出来事を聞いてもらいた…(主婦さん89)
500レス 19158HIT 主婦さん -
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癒し専用ルーム ２８０
とんでもないです。 (名無し21)
500レス 547HIT 名無し21 -
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良い方法求む
夫に相談。 とにかく重すぎる本をもう一冊購入して、便利にしてくれ…(匿名さん0)
17レス 220HIT 匿名さん -
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幸福喫茶３丁目２番地６６６階３７５６４号室
ちーちゃん １ ⑴(第三臓器)
38レス 594HIT 第三臓器 (30代 ♂) -
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ここでは…の〜んびり😊しよっか（笑）胃内視鏡検査終わったよぉ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ 怖かったよ｡ﾟ(ﾟ´…(匿名)
405レス 12015HIT しなの♪
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12レス 334HIT おしゃべり好きさん (30代 女性 ) -
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