ラブライブSS

ことり 「ﾊﾉｹﾁｪﾝ！！」

穂乃果 「穂乃果だよ」

海未 「穂乃果です」

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？？ 「むかしむかしあるところに音ノ木坂村という廃村にむかう村がありました」

穂乃果 「ああ〜、あたしたちの村がなくなっちゃうよ」

海未 「穂乃果！！」

ことり 「ﾊﾉｹﾁｪﾝ！！」

穂乃果 「穂乃果だよ！！」

雪穂 「村がなくなるんだ。隣町に吸収合併かな？」

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穂乃果 「はっ！！」(゜ロ゜)

？？ 「村の医療施設で目覚めた穂乃果。名字は高坂という」

穂乃果 「オッハヨー！！」ｽｷｯﾌﾟ♪ﾗﾝﾗﾝ♪

？？ 「元気だけが取り柄です」

穂乃果 「他にもあるよ！！」

？？ 「あるんだ」

穂乃果 「海未ちゃんことりちゃんオッハヨー！」

海未 「おはようございます」

ことり 「おはようﾊﾉｹﾁｪﾝ！じゃなくてほのかちゃん！」

？？ 「三人は幼い頃からの仲良しです。丁寧な言葉遣いをしてるのが園田海未。またの名をウーミン……」

海未 「誰がウーミンですか！！妖怪ですか！？お化けですか！？」

ことり 「ムーミンなら知ってるけど」

穂乃果 「ねえ♪ウーミンこっち向いて？恥ずかしがらないで〜♪」

海未 「なんですかっ！？」ｸﾜｯ！！

穂乃果 (/≧◇≦＼)

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穂乃果 「こわいよ〜」

海未 「なんであたしがこわいんですか！」

ことり 「まあまあまあまあまあまあ」

海未 「何回まあまあを言うんですか」

ことり 「海未ちゃんがつっこむまでかな」

穂乃果 「お笑いのきほんだね」

海未 「あたしたちは村に住む女子高生です。お笑いではありません」

？？ 「穂乃果と海未の仲をいつも和らげるのは南ことり。一説によると髪型がとさかがあるからつけられた名前とか」

ことり 「ﾁｭﾝ♪」

穂乃 「ことりちゃん自由だね」

海未 「……」

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海未 「つまるところこの音ノ木坂村はなくなるんです」

穂乃果 「ええ！？ほんとだったの。なんで？」

ことり 「今年の村民の人口が急に減ったから♪」

穂乃果 「な、なんで」

海未 「理由はわかりませんが音ノ木坂村に魅力が欠けてるからではないでしょうか」

穂乃果&ことり (¬_¬)(¬_¬)

海未 「な、なんであたしのムネを見るんですか！？はしたない」

穂乃果 「なんとなく」

ことり 「ﾝﾐﾁｬ！」

海未 「とにかくあたしのムネは村のこととは関係ありませんから」

雪穂 「村を出ていきたい……」

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？？ 「三人はとりあえず村をみてまわり村の魅力を考えることにしました」

海未 「長い歴史のある村ですから歴史は多くあります」

穂乃果&ことり 「おおっ！？どんなこと」

海未 「一説によると弥生時代には卑弥呼の支配下にあったとかなかったとか」

穂乃果 「」

ことり 「海未ちゃんは歴史家かなにか？」

海未 「ただの女子高生ですよ」

穂乃果 「」

？？ 「どうやら穂乃果は歴史のことがわからないようです」

穂乃果 「わかるよ！」

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穂乃果 「山あり谷あり古い民家や学校あるね♪公園も♪」

海未 「なにより空気が美味しいです」

ことり 「長い歴史や伝統ある村だから」

海未 「しかしそれはどの村や町にもありますから」

穂乃果 「むぅ〜)」(-_-;)

海未 「どうしました？」
穂乃果 「考えてるの。どうしたら廃村から救えるの」

ことり 「穂乃果ちゃんエライ！」

海未 「誰でも一度くらいは考えると思いますが」

穂乃果 「ひどいよ。海未ちゃん！」

穂乃果 「ねぇ〜、海は？」

海未 「わたくしですが」
穂乃果 「その海未じゃなくて海！！」

海未 「海はさすがにないです」

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？？ 「三人は村のはずれで巨大な古い神像をみつけました」

穂乃果 「まるで海未ちゃんみたい！」

海未 「あたしは巨大ロボットかなにかですか！？」

穂乃果 「だってだって弓と矢を持ってるみたいだよ」

？？ 「この巨大神像は実はラ○ディーンというかつて音ノ木坂村を守った存在であった」

ことり 「カッコイイ……」

穂乃果&海未 「え」

ことり 「ううん。なんでもない」

穂乃果 「ことりちゃんが神像に惚れちゃったかな」

海未 「」

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ことり 「アルパカさん♪」ﾓﾌﾓﾌ♪ﾓﾌﾓﾌ♪

穂乃果 「神像の次はアルパカ」

海未 「ことりの趣味がわかりません」

穂乃果 「かわいいけど」

海未 「かわいい動物は他にいますから」


ことり 「(///∇///)」

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海未 「今日は帰りましょう」

ことり 「ﾁｭﾝﾁｭﾝ♪」

穂乃果 「ことりちゃんが鳴くから帰ろ〜♪」

海未 「ことりはカラスかなにかですか」(゜o゜)＼(-_-)

穂乃果 (/≧◇≦＼)

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穂乃果 「ただいま〜♪」
雪穂 「おかえり」

穂乃果 「なんで雪穂も村を見に行かなかったの」

雪穂 「いつも見てるし」
穂乃果 「あ！チョコあるじゃん。ちょうだい！」はむっ

雪穂 「いいよ。あんこ味だけど」

穂乃果 「甘い！ていうかあんこじゃん！」

雪穂 「さっき言ったよ！」

穂乃果 「あ〜あ、村がなくなっちゃうのか」

雪穂 「あたし隣町のUTXタウンに行くから」

穂乃果 「出稼ぎに？」

雪穂 「いつの時代の話！隣町の高校に通うの！」

穂乃果 「ええ〜！？ウチは代々、音ノ木坂村高校学院なのに」

雪穂 「いまUTXタウンにはタウンアイドルがいるとかいないとか」

穂乃果 「どっち！？」

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？？ 「翌朝のこと。海未とことりがいつも待ち合わせしてる場所に穂乃果は来ませんでした」

ことり 「お待たせ、ﾝﾐﾁｬ！」

海未 「ﾝﾐﾁｬではありません。海未です。穂乃果は？」

ことり 「なんか用事があるから先に行っててだって」

海未 「用事ですか？どこに」

ことり 「山を越えて隣町にあるUTXなんとかに用事だよ」

海未 「山頂アタックですか！すぐに追いましょう！！」🗻💨

ことり 「」

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？？ 「穂乃果は隣町に向かうために山道を歩いてました」

穂乃果 「海未ちゃんに言うとイモトア○コみたいになっちゃうから言わないで来ちゃったよ」

穂乃果 「やっと隣町が見えたよ！UTXタウン！あれだね」

海未 「誰がイ×トアヤコですか！！」ｸﾜｯ！！

穂乃果 「海未ちゃん！？なんでいるの！！」(/≧◇≦＼)

海未 「山登りをするならこのあたし園田海未ですから」ﾄﾞﾔ

穂乃果 「ことりちゃんは？」

海未 「ことりならパラグライダーでほら、あそこを飛んでいます」

穂乃果 「ことりちゃんだけ自由すぎ！！」

ことり ⌒(ё)⌒

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？？ 「穂乃果はなんとかひとりでUTXタウン学園にたどり着きました」

穂乃果 「ここがUTXタウン学園か」

穂乃果 「大きい！近代的！ハイテク！モニターがある！！」

？？A 「あんた！うるさいわよ！この田舎者！！」

穂乃果 「サングラスにマスク！！もしかしてこのひと……」

穂乃果 「どこの〜♪誰かは知らないけれど〜♪誰もがみんな〜♪知っている〜♪ちっちゃいあやしい女の子！」

？？A 「月光○面じゃないし！」

穂乃果 「」

穂乃果 「アイドルを見に来たんだよね！ほ、穂乃果がんばるよ！」

？？A 「なにがんばるのよ？」

穂乃果 「海未ちゃんはまじめに隣町の観光施設を研究しに行ったしことりちゃんはまだ飛んでるし」

ことり ⌒(ё)⌒

？？ 「UTXタウン学園のアイドル、A-RISEのプロモーション映像を見てなにかに感激する高坂穂乃果」

穂乃果 「スゴい……」

？？B 「ﾊｱﾊｱ、A-RISE。いつも凄いﾃﾞｽ〜！！」

穂乃果 「あ、ライスっていうんだ」

？？B 「ごはんどこ！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

？？C 「かよちん！ごはんなんて言ってないよ！？」

穂乃果 「A-RISEなんだ。ライスかと思ったよ」

A-RISE 「」

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？？ 「翌朝、三人は教室で仲良く話し合いをしました」

海未 「UTXタウンはとてもお金をかけて観光施設をつくりまた地元の美味しいモノもたくさんありました。魅力的です」

穂乃果 「ことりちゃんそれ穂乃果の！」

ことり 「穂乃果ちゃんだって！」

海未 「ふたりともあたしが買った土産をどれだけ食べるんですか！！」

穂乃果&ことり (/≧◇≦＼)(;-;)

海未 「言い過ぎました」
ことり 「あたしたちの村にもUTXタウンのアンテナショップあるし」

穂乃果 「完全に乗っ取るつもりだよ！」

海未 「何しに隣町まで行ったんですか」

穂乃果 「考えてるよ。食べながら」

海未 「」

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穂乃果 (☆∀☆)「そうだ！いい考えがあるよ」

海未 。。。。゛(ノ‥)ノ
ことり 「ﾝﾐﾁｬがいないよ！」

穂乃果 「海未ちゃん！なんでいなくなるの？」

海未 「（○_○）！！穂乃果のことだからろくでもないことに決まってます！！」

穂乃果 「ガン○ムファイトに出るとか？」

海未 「村が破壊されます！」

穂乃果 「みんな戦いをやめるんだ！戦っちゃいけないんだよ！戦いを止める穂乃果だよ」

海未 「仮×ライダー龍騎ですか」

ことり「へんしん！」

海未 「変身しないでください！」

穂乃果 「アイドルだよ！アイドルアイドル！！」

海未 「やはりろくでもない考えしかなかったですか」

穂乃果 「A-RISEというアイドルがいたんだよ！」

ことり 「あ、ごはんの時間だね」

？？B 「ごはんどこ！？」

？？C 「かよちん！！まだだよ！」

海未 「」

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海未 「アイドルですか？そんなのむりです」

穂乃果 「だいじょうぶだよ！海未ちゃんの足はドムやリックドムほどに太くないから！」

海未 「ひとをモビルスーツみたいに言わないでください！穂乃果はだいじょうぶなんですか」

穂乃果 「よし！だいじょうぶだ！」

ことり 「ふたりともだいじょうぶとおもうよ」

海未 「とにかくアイドルの件については今夜にでも穂乃果の家にお邪魔して話しましょう」

ことり 「A-LISEやおかずクラブ、ニッチェに渡辺直美とかの資料はあたしが集めておくよ」

海未 「A-LISE以外はお笑い芸人ですよ！」

穂乃果 (/≧◇≦＼)

海未 「ダイエットのことは忘れないように」ｷﾞﾛﾘ

穂乃果 「海未ちゃんはこれから柔道部？」

海未 「弓道部です！」

穂乃果 (/≧◇≦＼)

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海未 「お邪魔します、おばさま」

穂乃果ママ 「あら、海未ちゃん。一口食べる？」

海未 「けっこうです。ダイエットしてますから」

穂乃果ママ 「あら、そう」

海未 「おじゃまいたします」

穂乃果ママ 「じゃまするんやったら帰ってなあ」

海未 ｸﾙﾘ♪「って帰りませんよ！」ﾂｯｺﾐ

穂乃果ママ （芸人の才能がありそうでもったいない）

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穂乃果&ことり ﾊﾑﾊﾑ♪ﾊﾑﾊﾑ♪

海未 「ふたりともダイエットは」ｷﾞﾛﾘ

穂乃果&ことり 「忘れてた」

海未 「こんなことでだいじょうぶでしょうか」

穂乃果 「なにが？」

海未 「アイドル活動です」

ことり 「略すと？」

穂乃果 「ドル活？」

海未 「言葉を取るところが間違えてます」ﾂｯｺﾐ

穂乃果 「ほめられた」

海未 「ほめてません」ｷﾞﾛﾘ

穂乃果 「殺意がある目だよ。海未ちゃん」((((；゜Д゜)))

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？？ 「A-RISEのPVを見る三人」

海未 「これがタウンアイドル、A-RISEですか」

穂乃果 「お饅頭おいしい♪」

ことり 「お団子も♪」

海未 ｷﾞﾛﾘ

穂乃果&ことり ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

海未 「何しに集まったのかわかってるんですか？」

ことり 「お笑いトリオの結成？」

穂乃果 「海未ちゃんがイモトア×コに負けないために山頂アタック？」

海未 「ちがいま〜す！！」ｸﾜｯ

穂乃果 「あ、ア……アイドルをやるんだよ！！」

ことり 「海未ちゃんに怯える穂乃果ちゃん。精神的SMﾀﾞﾖ！！」

穂乃果 「アイドルだよ！アイドルをやるの！」

海未 「わかりました。不本意もありますがやりましょう」

穂乃果 「エロ本はないよ。たぶん」

海未 ｷﾞﾛﾘ！！

穂乃果 (/≧◇≦＼)

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海未 「穂乃果」

穂乃果 「穂乃果だよ。雪穂じゃないよ」

海未 「笑顔で腕立て伏せをしてみてください」

穂乃果 (≧∇≦) 「わかったよ。ん……」ﾍﾞﾁｬ！！ 「いたいよ〜！！」

海未 「A-RISEの方達は一見、ふつうにこなしてるように見えますが実はとてつもなく体力を身につけています」

穂乃果 「なるへそ」

ことり 「つまりどうしたらいいの？」

海未 「私は学校でも家でも弓道をして基礎体力はふつう以上に身についています。が、穂乃果とことりは」

穂乃果 「かわいいよ。海未ちゃんは将来はガン×ムファイター？」

海未 「なんで私が出るんですか！！明日から穂乃果とことりは体力づくりです！！」

穂乃果&ことり 「体力づくり？」

海未 「わかりましたか？」

穂乃果 「わかったよ」

ことり 「ウンウン！」

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海未 「それで曲や作詞、衣装などはどうなってるんですか」

穂乃果 「衣装はかわいいモノ大好きのことりちゃんがつくるって！」

海未 「ことりが？」

ことり 「いま頭のなかにいろいろな衣装が浮かんでるよ」👕👗👘👙👔👞👠👡👢🎀🎩👒

海未 「水着では歌いませんよ！」

ことり 「水着はなしと。いまのところ」

穂乃果 「あと作詞なんだけど」

海未 (;゜゜)「な、なんであたしを見るのですか？」

穂乃果&ことり 「海未ちゃん作詞とかじょうずそうだよね」

海未 「穂乃果がいるではないですか」

ことり 「穂乃果ちゃんにためしに作詞をさせて見ました♪」

穂乃果 「美味いとこだよ♪一度は♪おいで♪穂むらのまんじゅう♪だんご♪和菓子がいっぱい♪📝」

海未 「小学生の頃から変わらないです……」

穂乃果 「ほめられたね！」

海未 「ほめてませんから！」

ことり 「作曲はどうするの？」

穂乃果 「あした村中を探してみるよ！だれかはいるよ！」

海未 「行き当たりばったりですか」

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？？ 「穂乃果は翌日、村中を歩いてみました」

穂乃果 「いないね。村に人がいないよ！過疎だよ！音ノ木坂村！！」

？？ 「悪かったわね！！」

穂乃果 「(・_・)天の声から怒られたよ」

？？ 「穂乃果は探して探し歩いたところでどこからか歌声が聞こえてきました」

？？D 「♪♪♪♪♪」

穂乃果 「きれいな歌声。まるで天使だよ」

？？ 「そこは村の医療施設の側にあるちいさな小屋にいた謎の美少女。ちょっとツリ目な」

穂乃果 「」ﾋﾟﾀｯ！！

真姫 「ふぅ……。ヴェェ！？なに窓に張りついてんのよ！！」

穂乃果 「失礼します。あなた！歌がうまいね！」

真姫 「そ、そう」ｶﾐﾉｹｸﾙｸﾙ

穂乃果 「あたしは高坂穂乃果。よろしく！」ﾆｺｯ

真姫 「に、西木野真姫よ」

穂乃果 「小錦真姫ちゃん？お相撲さん？力士さん？」

真姫 「誰がお相撲さんよ！西木野！！」

穂乃果 「この前は倒れた穂乃果を診てくれてありがとう」ﾍﾟｺﾘ

真姫 「あ、あたしじゃなくてパパやママよ」

？？ 「西木野一家は村で数少ないたったひとつのお医者さん一家でした」

穂乃果 「パパ？ママ？」
真姫 「」

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穂乃果 「お願いします！過疎になった村のために作曲してよ」

真姫 「作曲？いやよ」ﾂﾝ

穂乃果 「なんで？あんなに歌がうまいのに。ヴェェの歌」

真姫 「ヴェェじゃないし」

穂乃果 「とにかく考えてみてくれないかな？」

真姫 「考えとくわ」ﾂﾝ

穂乃果 「和菓子でも賄賂にでもして」

真姫 「ウチの病院を三面記事にしないで！」

穂乃果 「じゃあね！」

真姫 「隣町のUTXタウンに行こうかな」

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？？ 「翌日、昼食の時に穂乃果たちは話し合いました。」

海未 「またパンですか。穂乃果」

穂乃果 (≧∇≦) はむ「ウチは和菓子屋だからこの村にひとつしかないコンビニのパンを買い占めて」

海未 「買い占めてはいけません！」

ことり 「それより作曲……」

？？E 「ちょっといい？あなた南ことりさん。あなた村長の娘？」

穂乃果 「ことりちゃんが村長の娘。しらなかったよ！？」

海未 「知ってるはずですが」

絵理 「音ノ木坂村が廃村になるのはほんとなの？」

ことり「は、ハイ！あたしも昨日のスピーカー放送で知りました！」

希 「ネットやなくてスピーカー。田舎にはありがちやからね」

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穂乃果 「だれ？」

海未 「遠くロシアからやって来たことりのお母さんに代わって村長代理になった絢瀬絵理」

穂乃果 「ロシアから」

絵理 「クォーターだから日本人の血を引いてるわ」

希 「ウチは助役の希や！」

穂乃果 「関西の人？」

海未 「助役さんでしたか」

ことり 「ロシアと関西の人でだいじょうぶかな」

穂乃果 「まるで外国人と日本人のお笑いコンビみたい！」

絵理&希 「なんでよ！（や）！」

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絵理 「この村はあたしが救ってみせる。失礼するわ」

希 「ほなな」

穂乃果 「村長代理さん」
ことり 「助役さん」

穂乃果&ことり 「お笑いコンビだよね」

海未 「見られてますから言ってはいけません！」(￣b￣)

穂乃果 「お笑いやる？」

海未 「なに対抗意識をつくるんですか」

ことり 「アイドルだよ」

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海未 「それより私たち三人の名前を決めないといけませんね」

穂乃果 「名前？音ノ木坂村倶楽部とか」

海未 「倶楽部の部分が妙に破廉恥で誤解を招きます」

ことり 「三人ともタイプがまるでちがうからね」

穂乃果 「海未ちゃんは海から出撃！ことりちゃんは空から出撃！穂乃果は和菓子屋穂むらから出撃！絶対むてきげんき爆発熱血がったい！」

海未 「どこかのロボットアニメですか！！」

穂乃果 (/≧◇≦＼)

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海未 「三人の名前はむずかしいです。悩みます」

穂乃果 「キャンディーズとか！美味しそうだよ！」

海未 「いつの時代ですか」

ことり 「じゃあダチョウ倶楽部とか？ことりがいるし」

海未 「誰が上島竜兵ですか」

穂乃果&ことり (;¬_¬)(;¬_¬)

海未 「あたしはいやです！」

穂乃果 「ネプチューンとかは」

ことり 「海未ちゃんなだけに！」

海未 「ダチョウ倶楽部にネプチューン、お笑いばかりですよ！」

ことり 「ぱらぐらいだー！⌒(ё)⌒」

穂乃果 「ホリケンさんだ！」

海未 「まじめに考える習慣をつけなさい！」

穂乃果 (/≧◇≦＼)「考えてるのに」

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？？ 「穂乃果たちはいいアイディアにしました」

海未 「村民からの名前募集」

穂乃果 「穂乃果たちの頭ではいい名前でないし」

海未 「“たち”て私も入ってるんですね」

ことり 「仲良し三人組！」

海未 「穂乃果とことりにはいつも悩まされますね」

穂乃果 「ほめられた」

海未 「ほめてませんよ！」

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？？A 「音ノ木坂村のアイドル名前募集！？」

？？B 「かよちん！かよちん！かよち〜ん！！」

花陽 「凛ちゃん！これ見てみて！名前募集の貼り紙だって！」

凛 「廃村になる村なのに。にゃ！かよちんが入ってごはんライスにするにゃ！」

花陽 「ごはんライス〜！？美味しそうだけど花陽にはムリだよ〜！」

？？C 「なにこれは？」

花陽 「し、知らないです！」

凛 「あ！待ってよ。かよちん！！」

？？B 「フン！名前を募集ですって。アイドルをなめないでよ」

希 ((￣_｜

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海未 「アイドルをするにしても練習場所がありませんね」

穂乃果 「ほのかん家！」
ことり 「ことりの部屋！」

海未 「せまいですからムリです！！」

穂乃果 「ここもダメ」

ことり 「ここはだめ」

海未 「なかなかありません」

穂乃果 「海未ちゃんの道場は？」

海未 「広いですが基本的に道場と使ってますから（昨夜はアイドルになった妄想をしてしまいました→ラブアローシュート）」

穂乃果 「ん？」

ことり 「学校の屋上は？」

穂乃果 「いいよ！ここいいよ！」

海未 「だけど雨風はしのげませんが？」

穂乃果 「ないよりましだよ！！」

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？？ 「三人は村のはずれにある神社を体力作りの場としました。練習は主に早朝や夕方」

穂乃果 「ほっほっほっほっ」

海未 「穂乃果、息継ぎは吸って吐いてです」

穂乃果 「わかってるよ。でも運動しんどい」

ことり 「スゥ〜、ハァ〜、スゥ〜、ハァ」

穂乃果&海未 「（ことり（ちゃん）に色気を感じる（ます）」

ことり (・_・)「どうかしたのふたりとも？」

穂乃果 「なんでもないよ！！（ことりちゃんの胸式呼吸が雪穂よりエロいよ）」ｱｾｱｾ

海未 「なんでもないです！！（ことりは無意識な色気を醸し出してます！私は煩悩の塊ですか）」ｱｾｱｾｱｾｱｾ

希 「三人ともがんばってる？」

三人 「村の関西弁の助役さん！？」

希 「自己紹介忘れとったな。東條希や。よろしくな」

穂乃果 「東京さいくだ？」

希 「誰が吉幾三や！！ちゃうし」

穂乃果 (/≧◇≦＼)

希 「まあええけど。練習の場に神社を借りてるならお賽銭してお祈りしていき」

穂乃果 「（小遣いないから一円で）」

ことり （「ふつうは五円だけど五百円かな）」

海未 「（ここはご縁がありますように五円で）」

三人 「（村を救えますように）」

希 「（毎日、お賽銭入れてもらえたらありがたいな）」

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花陽 「はあ〜」

凛 「かよちん、お腹空いてるにゃ？」

花陽 「チ、チガウヨ！」
凛 「もしかしてアイドルになりたいにゃ？」

花陽 「う、うん」

真姫 「なに言ってるの！アイドルになるには度胸がいるのよ」

花陽 「ダレ？」

凛 「この前この村に一軒しかない診療所の……大関真姫ちゃんにゃ？」

真姫 「西木野！西木野真姫よ！なんで大関なのよ！イミワカンナイ」

凛 「にゃ！かよちんはアイドルになるにゃ！」

真姫 「だからアイドルになるにはそんな内気なことでどうするのて言ってるの！」

花陽 「ソ、そうだよね。あたしなんか……」

真姫 「あたしなんかじゃなくて！」

花陽 「あたしなんか村にある外食チェーン店の吉野家やCoCo壱番、ガスト、ジョイフルとか食べまくってこの村から外食チェーン店をなくしたもん！」

凛&真姫 「（なにしてんの）」

花陽 「うわわ〜ん！！」💨

凛 「逃げたにゃ！待つにゃ」💨

真姫 「（言いすぎたかしら）」ﾊﾝｾｲ

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？？ 「その頃、村長代理の絵里と助役の希は村長に直談判をしていた」

絵里 「なぜです！なぜ私たちに予算をくれないんですか！」

希 「（予算がないんちゃうかな？）」

ことりママ 「予算がないのよ！」ﾊﾞｯｻﾘ

絵里 「なぜ！？」

ことりママ 「国に申請はしてるけど村民の数が少なくて去年より減らされたの」

希 「（やっぱりな）」

絵里 「くっ（これではなにもできないじゃないの）」

希 「（少ない予算でやりくりせなな。えりちの女房として）」

ことりママ 「だから村長代理、あなたはあなたなりのやり方でなにかをなさい」

絵里 「……失礼します」

希 「（だいじょうぶやろかえりち）」

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絵里 「村の公民館の使用許可書？」

希 「なになに、音ノ木坂村地元村おこしアイドルやて（キターッ！）」

穂乃果 「許可をよろしくお願いします」

絵里 「こんなの認められ……」

希 「ええで！」

ほのことうみ 「！？」

絵里 「なに言ってるのよ希！？」

希 「書類はちゃんと記されている。名前に使用目的にその他諸々な♪」

ほのことうみ 「失礼します」ﾍﾟｺﾘ♪

絵里 「なんであの子たちに公民館の使用を認めるのよ」

希 「ええやん。あの子らがもしアイドルやお笑いとして将来が見えたら……」

ほのことうみ ((￣_｜「（お笑いもやることになってるし）」

絵里 「だからって」

希 「カードが！カードが……そうあたしに告げとるんや！！」🍃

絵里 「！？」

希 「(≧∇≦)」

絵里 「なにひとり勝ちしたみたいに笑顔なのよ！？」

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海未 「穂乃果！アイドルのことは黙ってやるはずだったのにいつの間にかお笑いアイドルまで……ん？」

穂乃果 「(≧∇≦)」

海未 「なにやったもん勝ちしてるんですか！？」

穂乃果 「お笑いなら海未ちゃんが上島竜兵にロッチ中岡、出川哲朗、アンジャッシュ児島に狩野英考？」

海未 「すべて天然とかそっち系じゃないですか！」ｸﾜｯ

穂乃果 (/≧◇≦＼) 「海未ちゃん顔芸の達人じゃん」

海未 「わたしっていったい……」

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ことり 「あたしたちのユニットの名前を誰か書いてくれるかな」

海未 「妙な名前にしたら穂乃果とことりはもちろんそんな名前にしたひとの家に矢を放ちますよ」

穂乃果 「海未ちゃんこわいよ」

海未 「冗談ですよ。そんなことしたら戦国時代に下克上しようとした明智光秀みたいではないですか」ｷﾞﾛﾘ

穂乃果&ことり 「」

穂乃果 「入ってるかな？」ﾊｺﾕｻﾕｻ♪

ことり 「なにか音はしてるよ」

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穂乃果 「え〜と、一枚目はペンネームは“走る子猫ちゃん”さんから」

ことり 「わくわくするね」

海未 「ラジオのリスナーですか」

穂乃果 「あなたたちの名前は“ごはん米俵を花と太陽に”です」

ことり 「ごはん米俵を花と太陽に？」

海未 「却下ですね（なんで米俵を花と太陽にですか）」

穂乃果 「二枚目はペンネーム“小泉だけどキョンキョン。いやいやちがいますよ。あまちゃんでもないですよ”さん」

ことり 「あまちゃんてなに？」

海未 「数年前にNHKで放送された宮藤官九郎脚本の朝ドラです」

穂乃果&ことり 「いつチェックしたの」

海未 「」

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穂乃果 「ペンネームは“小泉”さんから」

花陽 「ﾐｮｳｼﾞｦｲﾜﾅｲﾃﾞ〜」((￣_｜

ことり 「誰かが見てる感じ♪気のせい？」

海未 ｷﾞﾛﾘ

花陽 「」

穂乃果 「あなたたちの名前はズバリ“アイドル大好き小泉”です」

穂乃果 「どう反応したらいいのやら」

ことり 「音ノ木坂村に住む小泉さんかな」

花陽 「ピャアアアアア〜！？」💨

海未 「なにかおもしろい鳴き声の生き物が近くにいたようですね」

穂乃果&ことり 「（逃げて！！）」

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海未 「まともなのはないのでしょうか」

穂乃果 「ほ、穂乃果のせいじゃないもん」

ことり 「以下同文だよ」

海未 「」

穂乃果 「三枚目あった！」

海未 「三度目の正直になることを願いましょう」

ことり 「だいじょうぶかな」

穂乃果 「え〜とペンネームは“世界のヤザワさま”さん」

海未 「ヤザワ？」

ことり 「世界」

穂乃果 「え〜と“あなたたちにアイドルの資格なし！”」

海未 「弓矢を村中に放ちます！！」

穂乃果&ことり 「ダメ〜！？」

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穂乃果 「四枚目あった！」

ことり 「期待！」

海未 「」

穂乃果 「名前はないね。え〜とゆ〜ず？」

ことり 「柚子？」

海未 「ミューズではないでしょうか。女神ですね」

穂乃果 「u’S……」

ことり 「ミューズ」

海未 「穂乃果？ことり？」

穂乃果 「これに決めた！これでいいよね」

ことり 「けってい！」

海未 「u’S いったい誰がつけてくれたのでしょう」

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穂乃果 「よし！名前は決まった！あとは作曲だ」

海未 「だいじょうぶなのですか。相手のひとは」

ことり 「穂乃果ちゃんならだいじょうぶだよ！」

穂乃果 「名前はえ〜と横綱真姫ちゃんだったかな」

海未 「どこの力士さんですか」

真姫 「西木野！西木野真姫よ！！小錦でも大関でも横綱でもないわ」

穂乃果 「おお！西木野さん！たずねようとしてたのだよ」

真姫 「アニメではそうしてたのに」

穂乃果 「お願いします！このうみみちゃんが作詞した詩に曲を乗せてください！」ﾍﾟｺﾘ

海未 「海未です」

真姫 「ちょっと見せて」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

ほのことうみ 「」

真姫 「いいわ。協力してあげる」

穂乃果 「ほんと！？キノッコマキタン！」

真姫 「誰がキノッコマキタンよ！真姫！協力してあげるから」ﾂﾝ

ほのことうみ 「ヤッター！！！」

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真姫 「とにかくやるだけやりなさいよ。この村のために」ﾂﾝ

海未 「ええ、この曲をつかわせていただきます」

穂乃果 「え〜と印税の割合は穂乃果３、ことりちゃん３、海未ちゃん３、真姫ちゃん１かな」

ことり 「そんなもんだよ」

真姫 「ヴェェ。イミワカンナイ」

穂乃果 「ゴーストライター騒動になっちゃう？」

真姫 「」

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？？ 「穂乃果たち三人は村おこしのために来る日も来る日も歌にダンスに体力作りに懸命に励みました」

穂乃果 「ハアハアハアハア。今日も頑張って走ったよ。ということで持ってきた穂むまんをちょっとだけちょっとだけ食べちゃえ……」ﾂﾏﾐｸﾞｲ

ことり 「」ｼﾞｰ

穂乃果 「……ことりちゃんもいる？」

ことり 「ウン！」

海未 「なにをしているのですか穂乃果！」

穂乃果 「か、身体を動かしたら甘いモノ摂取だよ！！」

ことり 「」ﾊﾟｸﾊﾟｸ♪ヘ(ё)ヘ

海未 「甘いモノはつかれを取りますが食べ方を間違えると太るもとです」

穂乃果 「海未ちゃんは食べないの」

海未 「私は規則正しい生活をしてますから」

穂乃果 「じゃあ明日からは海未ちゃんの分はいらないね！いや今日から！」

海未 「」ｶﾞｼｯ！

穂乃果 「海未ちゃん？」

海未 「い、いりますから」ﾌﾙﾌﾙﾌﾙﾌﾙ

ことり 「」ﾊﾟｸﾊﾟｸ♪ヘ(ё)ヘ

穂乃果 「最初からそう言えばいいんだよ」ﾄﾞﾔ

海未 「穂乃果に、いえ穂むまんに負けた気がします」

穂乃果 「勝った」ﾌﾞｲ！

ことり 「ﾊﾉｹﾁｪﾝ！」

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？？ 「そして村おこし祭り当日、公民館にある割り当てられた控え室に穂乃果、ことり、海未の三人は衣装に着替えてました」

穂乃果 「じゃ〜ん！」

ことり 「ﾊﾉｹﾁｪﾝ！ｶﾜｲｲﾖ！！」

穂乃果 「エヘヘ、ことりちゃんもかわいいよ」ﾃﾚﾃﾚ

ことり 「ｱﾘｶﾞﾄｳ！」

穂乃果 「海未ちゃんは？」

海未 「」ﾊｽﾞｶｼｲ、ﾓｼﾞﾓｼﾞﾓｼﾞﾓｼﾞ

ことり 「ﾝﾐﾁｬﾝ」

海未 「う、海未です」

穂乃果 「オオ！？……なんで下にジャージ着てるのさ！？」

海未 「スカートが短いです！なんでこんなに短いのですか」

ことり 「アイドルだから絶対領域だよ」

海未 「意味がわかりません！」

穂乃果 「とにかくジャージはダメ！」ﾇｶﾞｿ！

海未 「イヤーッ！？」

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海未 「もうお嫁にいけません」ｼｸｼｸ

穂乃果 「大げさだよ海未ちゃん！」

ことり 「安心して！海未ちゃんのお婿さんはﾊﾉｹﾁｪﾝとことりだよ」

海未 「それは複雑ですが」

？？ 「三人は控え室を出ながら舞台のカーテンの裏にやって来ました。もう緊張で心臓が三人ともどきどきのよう」

穂乃果 「ついに本番だよ！」

海未 「穂乃果はこわくないのですか」

ことり 「」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

穂乃果 「こわいよ！でも何でもこわがってたらできないよ！」

ことり 「ﾊﾉｹﾁｪﾝ！ファイトだね！」

海未 「穂乃果の言うとおりです。何事もこわがっていてはなにもできません」

穂乃果 「海未ちゃんが使っていた弓道着をちょっとくらいｸﾝｶｸﾝｶするくらいの気持ちだよ」

海未 「なにをしてるんですか。いつも」

ことり 「エッチ」

穂乃果 「とにかくやろうよ！あたしたちのファーストステージ！！」

海未 「ええ」

ことり 「合言葉は？」

穂乃果 「u’sで三人の掌を重ねてファイトだよ！」

三人 「u’s〜！！！」

？？ 「そしてファーストステージ開演の時間です」

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花陽 「u’sのライブは公民館だったかな？」

凛 「かよち〜ん！」

花陽 「凛ちゃん！」

凛 「あっちに屋台があるよ！美味しいものいっぱいあるにゃ！」

花陽 「いえ、あのあたし……u’sの…ライブに…」

凛 「ライスならあっちにあるにゃ〜！！」💨

花陽 「ひええ〜！？ライスじゃなくてライブ！ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｰ」💨


真姫 「フン、あのバカな先輩たちが心配になってこんな村おこしのイベントに来たんじゃないんだからね」


絵里 「よし！村おこしのイベントは成功ね！これだけひとが来れば！」

希 「たこ焼きや！お好み焼きや！あとはあの子らのライブやな」

絵里 「フン、u’sとか可愛らしい名前つけちゃって」

希 「えりちが嫉妬しとる。ぷぷ」

絵里 「いったい誰があんな名前つけたのかしら」

希 「(≧∇≦)」

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？？ 「u’sの三人に協力してくれるのはヒデコ、フミコ、ミカの三人。なんでも三人がu’sとして活動するのをきっかけに協力してくれたそうです」

穂乃果 「ありがとう三人とも！」

ヒデコ 「穂乃果はいつもがんばり屋だからね」

穂乃果 「いやいやそれほどでもあるよ」

海未 「ないです」

ことり 「フミコちゃんミカちゃんありがとう」

フミコ&ミカ 「ことりちゃんも可愛いよ」

ことり 「ﾁｭﾝ！？」

ミカ 「海未ちゃんはアイドル活動がんばってるね」

海未 「」

ヒフミトリオ 「あたしたちはステージの裏からバックアップするね！」

u’s 「ありがとう！！！」

？？ 「さあ開演の時間が迫りました！！村おこしアイドルはどうなるか」

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？？ 「ステージのスタートです」ビーとなる舞台の音

ほのことうみ ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

ビー カーテンが上がり幕が上がる

穂乃果 「」

海未 「」

ことり 「」

ｼｰﾝ しかし公民館の客席にはひとがいなかった

穂乃果 「そんな」

海未 「なぜ」

ことり 「宣伝をするの忘れてたからだよ」

海未 「誰が」

穂乃果 「あ！あたしだよ！助役さんに伝えるの忘れてたよ！」

海未 「ほのか〜！！」

穂乃果 (/≧◇≦＼)「しっかりじゃなくてうっかりしてたよ」

ヒフミトリオ 「」ｱﾀｼﾀﾁﾊﾅｼﾆ

海未 「あなたという人は」ｺﾞｺﾞｺﾞ

ことり 「あ！ちなみに穂乃果ちゃんからもらった原稿コピーには“来てくれた人には海未ちゃんの恥ずかしい生写真をプレゼント”だって」

海未 ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

穂乃果 「海未ちゃんの戦闘力が上がってる」

花陽 「はあはあはあはあ、アレ？ライヴはやってないんですか。せっかく屋台でごはんモノをたべようとしたのに」

凛 「かよちんかよちん！ここにいた！？アレ、ここて」

ことり 「！ ﾝﾐﾁｬﾝ！ﾝﾐﾁｬﾝお客さんだよ！」

海未 ﾋﾟﾀｯ ｺﾞｺﾞｺﾞ 「あなたたちも私の恥ずかしい生写真目当てですか！？」

穂乃果 「」ｵｺｯﾁｬﾀﾞﾒ

花陽 「いえあたしは歌を見に来た……」ﾅﾝｶｺﾜｲ

凛 「あたしはかよちんを呼びに」

公民館の外

真姫 「」ﾅﾆﾔｯﾃﾝﾉﾖ

希 「」( ￣▽￣)

？？A 「アイドルなんてムリなのよ」ﾌﾝ

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