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ひねくれてますか?
いじめなのか本当に息子が悪いのか
私の人生観、おかしいですか?(長いです)

自分の人生を振り返る

レス82 HIT数 2631 あ+ あ-

名無し
14/11/20 21:51(更新日時)

外はくっそ寒い。


雪も降ってる。


寂しい季節になったなあ









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No.2158233 14/11/15 14:11(スレ作成日時)

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No.1 14/11/15 14:16
名無し0 

平成元年2月、俺誕生。


父さん中卒土木作業員、母さん中卒飲食店勤務。


二人ともまだ未成年。


俺が出来て母さんの両親に大反対されて絶縁を条件に結婚したらしい。


俺の誕生は誰にも祝福される事はなかった。





No.2 14/11/15 14:21
名無し 

うちは金がない。


俺を産む時に母さんが仕事辞めたから、更に貧乏に。


金がなさすぎて次第に夫婦仲も悪くなっていく。


父さんは何故かモテていたらしく、浮気し放題。


母さんもあまりの金のなさに飲み屋で働き始める。


父さんにも母さんにも彼氏彼女がいる状態で、二人揃えば喧嘩ばかり。


俺は家の隅で小さくなりながら喧嘩が終わるのを待っていた。





No.3 14/11/15 14:24
名無し 

俺が5歳の時にとうとう両親離婚。


その頃俺は昼は保育園、夜は母さんの職場の託児所で過ごしていた。


託児所で同じような友達と一緒に寝る。


母さんと一緒に寝た記憶なんかない。


時期に自宅には帰らなくなり、男の家に帰るようになった。

No.4 14/11/15 14:28
名無し 

その男がめちゃくちゃ怖かった。


俺や母さんに容赦無く手を上げる。


会社経営者で金はある。


「てめぇみてーなガキに飯食わしてやってんだから感謝しろよこのクソガキ!」


こんなセリフを何百回、何千回と聞かされて。


もう聞き飽きたっつーの。


No.5 14/11/15 14:31
名無し 

母さんは殴られても謝ってばかり。


俺が殴られても母さんは男に謝り、俺を怒鳴る。


外では父親ヅラして、いい人ぶって、かなりの二重人格。


その男の仕事関係の食事会に俺も一緒に行く事になった。





No.6 14/11/15 14:35
名無し 

俺は家を出る前にその男に念を押されていた。


「ふざけた事したらお前ぶっ殺すからな」


俺当時6歳。


食事中にやらかした。


水をこぼしてしまった。


その男、他の人の前ではその場を取り繕い、優しい人間を演じる。


でも俺は帰りが怖かった。


絶対キレられる。


殺される。


予想的中....

No.7 14/11/15 14:40
名無し 

仕事関係の人達と別れた後、男は豹変。


鬼のような形相で「てめーふざけた真似しやがって、俺に恥かかせんなゴラァ!てめーみてーなゴミ育ててやってんのに舐めとんのか!!」


冬なのに。俺はシャワーで頭から水をかけられ、張っ倒されて引きずられて雪が積もる外に投げ捨てられた。


No.8 14/11/15 14:42
名無し 

当時6歳の俺にはそいつがとてつもなくデカく見えて、本当に恐怖でしかなかった。


そのうち母さんも帰って来なくなり、何故かその男との二人暮らしになる。


それが1年くらい続いた。


俺は母さんにも捨てられた。


No.9 14/11/15 14:45
名無し 

ある日突然、男が荷物をまとめろと言い出した。


母さんのところに連れて行ってくれるのかと思った。


俺は急いでリュックやビニール袋に荷物を詰め込んだ。


車で長い時間走った。


途中寝てしまった。


男に起こされ、目が覚める。


No.10 14/11/15 14:47
名無し 

車を降りると、どこかわからない場所だった。


見た事もない場所。


「ほら、降りろよ!二度と会う事もねーだろうけど元気でな!」と行ってしまった。


俺の目の前には一軒の家。


しばらくその家の前で座っていた。

No.11 14/11/15 14:49
名無し 

その家から誰かが出てくる。


50代くらいのおっさん。


「◯◯?◯◯か?」


おっさん、なぜか俺の名前を知っている。


そのまま家に連れてかれた。


No.12 14/11/15 14:54
名無し 

家に入るとそこには母さんそっくりの女の人がいて、俺より大きい子供が二人。


意味もわからず、テンパる。


おっさんが「ほら、◯◯だよ、××の息子」
と言っている。


ここは母さんの実家だった。


おっさんは母さんの父さん。


母さんにそっくりな女の人は母さんの姉。


子供達は母さんの姉の息子と娘。


俺は母さん無しで、母さんの実家で暮らすことになった。


No.13 14/11/15 15:08
名無し 

じいちゃんは厳しくも優しい。


伯母は絵に書いたような意地悪おばさん。
母さんのことが大嫌いで俺を目の敵にしていた。


伯母の息子は俺より4つ上。


伯母の娘は俺より2つ上。


伯母の息子と娘も伯母そっくりの性悪。


伯母も離婚し、実家に出戻りした身だった。

No.14 14/11/15 15:11
名無し 

じいちゃんは大工をしている。


だから昼間はいない。


伯母はスーパーでパートしている。


伯母の息子、娘、俺は学校。


小学校入学と同時に引っ越したから俺は転校生という訳でもなく、普通に皆と一緒に入学した。


入学式には誰も来てくれなかったけど。


No.15 14/11/15 15:12
匿名15 


つらいね😢

  • << 18 ありがとうございます あやふやな記憶でわかりにくいかと思いますが、読んでいただけて有難いです。 まだまだ辛い人生が続きます....

No.16 14/11/15 15:16
名無し 

伯母の息子達に学校に連れてってもらってたけど、伯母の息子と娘は大人の目がないところでは俺に対する扱いが酷い。


捨てられたくせに、親いないくせに、お前は居候だ、うちから出てけ、邪魔だチビなど、散々暴言を吐かれていたし、蹴りを入れられたりもした。


そのくせ伯母やじいちゃんの前では人が変わったようにいい子ぶる。


若干6歳にして汚い世界をたくさん見てきた俺はこのくらい何ともなかった。


No.17 14/11/15 15:21
名無し 

◯訂正


俺5歳の時に両親離婚、知らないDV男と暮らしたのはトータル1年ちょい。


母さんが出て行ってからは半年くらいその男と暮らした。


読んでくれてる方がいたら、わかりにくい文ですみません。


幼い頃の記憶なのであやふやな面もありますが、こんな感じだったという事で書いています。


No.18 14/11/15 15:23
名無し 

>> 15 つらいね😢 ありがとうございます


あやふやな記憶でわかりにくいかと思いますが、読んでいただけて有難いです。


まだまだ辛い人生が続きます....

  • << 23 大丈夫です。 読みやすいようにと気遣い、が嬉しいです。 主さんのペースを大切にしてください。

No.19 14/11/15 15:26
名無し 

家では正直居場所とか全くなかったけど、学校はそれなりに楽しかった。


友達も出来て、初めて自分の居場所ができた気がした。


でも友達はみんな両親がいて、幸せな家庭で暮らしてる奴ばかりで、羨ましくないと言えば嘘になる。


その頃から徐々にひねくれていったんだ。


No.20 14/11/15 15:30
名無し 

◯ここから登場人物も増えるので、仮名ですが名前設定します。


俺→健人(ケント)

じいちゃん→じいちゃん

伯母→優子(ユウコ)

伯母の息子→悟(サトル)

伯母の娘→愛(アイ)



母→優美(ユミ)

No.21 14/11/15 15:33
名無し 

俺は学校で親友が出来た。


彼の名は隆弘。


隆弘は俺と同じ一人っ子だけど、家柄は全然違う。


隆弘の父さん、母さんは優しくて、いつも笑っている。


家もでっかい一軒家、でっかい庭付き。


裕福な家だ。


ゲームもおもちゃも沢山持ってる。


No.22 14/11/15 15:37
名無し 

隆弘とは毎日のように遊んだ。


隆弘の母さんも俺が母さんに捨てられてじいちゃんに育てられてる事を知っていたが、隆弘の母さんは俺を見下したり差別したりせずに、他の友達同様、普通に接してくれた。


ある日隆弘の母さんがご飯食べて行きなさいと言ってくれて、伯母に電話して伝えた。


でも伯母にダメだと言われ、伯母が隆弘の家まで迎えに来た。





No.23 14/11/15 15:39
匿名15 

>> 18 ありがとうございます あやふやな記憶でわかりにくいかと思いますが、読んでいただけて有難いです。 まだまだ辛い人生が続きま…
大丈夫です。
読みやすいようにと気遣い、が嬉しいです。

主さんのペースを大切にしてください。

No.24 14/11/15 15:44
名無し 

隆弘の母さんの前では伯母は超丁寧な対応をする。


しかし家についた途端、伯母が怒り始める。


押し入れにぶち込まれ、伯母が押し入れの外から怒鳴っている。


「あんたってどこ行っても邪魔なのよ。いらない子なの自覚しなさい」


こう言われたのはハッキリ覚えてる。


しかもじいちゃんはタイミング悪く出張中。


俺は夕飯も食べさせてもらえず、下から聞こえる伯母親子の笑い声を聞きながら、押し入れでそのまま寝た。


この記憶は今でもハッキリと鮮明に残ってる。


この時もやっぱり悔しくて、悲しくて、でもどうしようもなくて。


母親が迎えに来てくれるのをじっと待つしかなかった。


無力な俺。


早く大人になりたかった。


No.25 14/11/15 15:51
名無し 

こどもの日、クリスマスなども悟や愛にはプレゼントがあるのに、俺にはない。


誕生日も勿論そうだ。


俺の誕生日はじいちゃんがケーキを買ってきてくれたが、プレゼントはなかったし、伯母親子は祝ってもくれなかった。


じいちゃんの部屋でじいちゃんと二人でケーキを食べた。


伯母にはいつも嫌味たらしく「可哀想な子、あんた恨むなら自分の母親を恨みなさいよ」と言われていた。


事件が起きたのは小1の2月。


誕生日が終わってすぐの事だった。


No.26 14/11/15 15:56
名無し 

小1の2月、俺は7歳になり、人生で初めてバレンタインのチョコを貰った。


相手は明るい女の子。


名前はありさ。


手紙付きで手作りチョコをもらい、俺も嬉しくなり。


ありさが気になるようになった。


チョコを持って帰り、後で食べようと自分の部屋に隠しておいた。


隆弘と遊びに公園へ行き、帰宅直後の出来事だった。


俺はチョコの元へ急ぐ。


俺の部屋に悟がいた。


チョコを持っている。



No.27 14/11/15 16:03
名無し 

悟はチョコを手に、俺の顔を見るなり「てめぇ生意気だな、小1のくせに、いらない子のくせにチョコかよ」


そう言って、悟はチョコを踏みつけた。


俺はそのとき初めて悟に逆らった。


悟はぽっちゃりデブで身長も高く、かなうわけない。


でも踏みつけられた瞬間、めちゃくちゃ腹がたち、俺は悟に殴りかかっていった。


もちろん悟が優勢。


小さな俺の体に馬乗りになり、勝ち誇った顔をしている悟。


俺は悟の鼻を思い切りぶん殴り、ほうを引っ掻いた。


鼻血が出た。


悟は血が怖いのか泣き出して「ママに言いつけてやる」と言って、伯母がいる1階に降りて行った。




No.28 14/11/15 16:08
名無し 

悟は伯母に言いつける。


予想通り、伯母が怒り狂い、俺の元へやってくる。


伯母は力任せに俺を張り倒した。


「悟、鼻血出してるじゃない!何してるの!だからこんな子引き取りたくなかったのよ!もう夕飯抜きだからね!」


俺はこの日を境に夕飯を食べさせてもらえなくなった。


じいちゃんには先に食べたと言えと言われていた。


毎日夕飯抜きはきっつい。


悟と愛はたらふく食べてる。


俺は伯母親子が憎くて憎くて仕方なくなった。


大嫌いだった。


No.29 14/11/15 16:12
名無し 

悟のざまぁみろって顔を見ると無性に腹がたつ。


愛が伯母にベタベタしながら俺をチラ見している事にも気付いていた。


じいちゃんにも言えなかった。


「じいちゃんに言ったらどうなるかわかるよね?」と、伯母に釘を刺されていたから。


結局俺はじいちゃん家に来ても愛される事なく、邪魔な存在でしかなかった。


No.30 14/11/15 16:16
名無し 

それでも隆弘と遊んでいる時、ありさと遊んでいる時は気が紛れた。


ありさも両親揃った普通の一般家庭。


隆弘ほどではないけど、どちらかと言えば裕福な家庭。


でも隆弘の家とは違って、ありさの家は母さんも働いていたから、よく寂しいと口にしていた。


ありさと隆弘と三人で遊ぶ事が多く、隆弘の母さんがたまにくれる手作りおやつを楽しみにしていた。

No.31 14/11/15 16:22
名無し 

この日も隆弘とありさと遊んでいた。


17時になり、17時を知らせる鐘が鳴る。


遊んでいた公園から一番近い隆弘と先に別れ、ありさの家の前でありさとも別れようとした。


ばいばーいって言おうとしたその時。


ありさ「健人、鍵ない!!」


俺「えっ?」


ありさ「鍵なくしちゃった、どうしよう」


ありさが泣きそうな顔をしている。


俺「公園で落としたんじゃない?探してこよ」


俺とありさは公園に戻った。


No.32 14/11/15 16:27
名無し 

俺とありさは必死に鍵を探したけど見つからない。


外も暗くなってきた。


ありさがとうとう泣き出した。


俺はありさを何とか慰めようと、冗談とか言ってみるが、ありさは泣き止まず虚しい。


真っ暗になり、ありさの家の前でありさの母さんが帰ってくるのを待つ事にした。


ありさは俺の手をギュッと握っている。


心細かったんだろうな....


No.33 14/11/15 16:33
名無し 

ありさ「健人帰ってもいいよ」


無言だったありさが話し始めた。


俺「いいよ。ありさの母さん帰って来るまで一緒に待ってるよ」



しばらくしてありさの母さんが帰宅。


玄関前に座ってる俺らを見てビックリ。


ありさ母「どうしたの!?鍵は??」


ありさ「ママごめんなさい、鍵落としてなくなっちゃったの」


俺はありさが怒られるんじゃないかと気が気じゃなかった。


でもありさ母は怒る事なく、ありさと俺を抱きしめてくれた。


ありさ母「寒かったでしょ、健人くんも一緒に待っててくれてありがとう」


怒られない事に拍子抜けした。


同時に初めて抱きしめてもらえて、母の温もりというものを感じた。


No.34 14/11/15 16:38
名無し 

ありさの母さんは伯母に電話してくれて、シチューを作ってくれた。


久しぶりの夕食。


俺とありさはありさの母さんに学校での事を沢山話した。


食べているうちにありさの父さんも帰ってきて、ありさが父さんに抱き付く。


父さんもありさを抱き締める。


俺には考えられない親子の形。


これが普通の家庭なんだと思うと、いかに俺が育ってきた環境が異常なのかを思い知らされた。


No.35 14/11/15 16:40
名無し 

その日はじいちゃんが迎えに来てくれて、伯母に怒られる事はなかった。


ただ、じいちゃんの目を盗んで伯母が俺を睨み付けていた。




No.36 14/11/15 16:51
名無し 

伯母と悟と愛からは意地悪される日々が続いたけど、意地悪に負ける事なく生き抜いていた。


俺が小3の時、愛は小5だった。


学校帰り、俺は愛がいじめられているところを見てしまった。


男子にデブ、ブス、豚など悪口を言われ、給食袋を取られていた。


俺は少し離れたところを歩いていたので、様子を見ていた。


給食袋を川に捨てられて、男子達は逃げて行き、愛は一人で泣いていた。


放置して帰ろうか迷った。


でもやっぱり放置出来なくて、俺は愛に声をかけた。


No.37 14/11/15 16:55
名無し 

俺「気にすんなって」


愛「だって、ママに何て言えばいいのかわかんない。いじめられてるなんてママに言えない」


給食袋は川の中までは届いてなくて、川のふちに落ちていた。


俺「じゃあ俺が取ってきてやるよ」


愛「えっ無理だって、やめな、あんた怪我するよ」


俺は柵を越えて、急な土手を降りて行った。


No.38 14/11/15 16:58
名無し 

母さんに言えない気持ち、嫌われたくない気持ちがなんとなくわかったから。


俺も母さんがいないときにDV男から受けた暴力を母さんにチクったり出来なかったから。


なんとなく通じるものがあった。


何とか給食袋まで到達。


でも中身を確認したら、箸が入ってない。


箸は川の中に入ってしまってた。


No.39 14/11/15 17:03
名無し 

俺「愛、箸は川に入っちゃってる!!」


愛「箸はもういいよ、早く登っておいでよ!!」


愛はもういいって言ってるけど、ここまで来たんだからと自己判断で箸を取りに川に入った。


川底の石に生えた苔で滑って転んでびっしょびしょに。


でも擦り傷程度で済んで、大事には至らず、箸も無事に生還(笑)


びっしょびしょになった給食袋と箸を持って、土手を上がっていった。


No.40 14/11/15 17:05
名無し 

愛に給食袋と箸を渡した。


愛「あんた随分無理すんね」


俺「いらない子だからね(笑)」


特に会話することもなく、そのまま愛の後ろを歩いて帰った。

No.41 14/11/15 17:09
名無し 

家に着く直前。


愛「さっきのこと、絶対誰にも言わないでね」


俺「わかってるって」


愛「それと」


俺「なに?」


愛「それとありがとうね!」


俺「あー別にいいよ」



愛と初めてまともな会話した気がする。


この日を境に愛からは意地悪されなくなった。


No.42 14/11/15 17:25
鳩 ( 40代 ♀ sWERxe )

主さんみたいな方は、きっと幸せに成れますよ。
主さんみたいな方は、幸せに成るべき方です(●^ー^●)

涙しながら拝読させて頂いています。
主さん、優しく強いお子さん時代でしたね。これから、うーんと幸せになってね。

No.43 14/11/15 17:54
名無し 

愛は伯母や悟には決してイジメられていることを言わなかった。


俺も黙っていた。


でもイジメはなくならない。


ある日、学校に着くと、愛が玄関に座っている。


俺「どうしたの?」


愛「上靴がない。」


イジメっ子達が愛の上靴を隠したんだって思った。


家庭内イジメにあってる俺。


イジメられる辛さはわかってる。


同時に愛と自分が重なる。


俺は5年生の教室前まで行った。


この間、給食袋を川に投げた奴らが廊下で笑いながら愛を見てる。


イジメっ子「愛がガキ連れてきた(笑)」


俺「愛の上靴とったの誰だよ!返せよ!」


イジメっ子「は?知らね。なんだよこのチビ。さっさと自分の教室行けよ」


俺「どうせお前らだろ!早く返せよ」


愛「健人もういいって!」


さすがイジメっ子、俺を突き飛ばしてきやがった。


そして転んだ俺を見て笑ってる。


No.44 14/11/15 18:00
名無し 

イジメっ子「弱いくせに逆らうなっつーの。ばかじゃねーの。3年が5年に敵うわけねーじゃん」


俺「返さねーなら取り返す!!」


イジメっ子「は?かかってこいや」


俺は精一杯の力を振り絞ってイジメっこにかかっていった。


普段伯母や悟にイジメられていることを思い出し、イジメっこを伯母や悟だと思い込んでぶん殴った。


愛がやめろと言っている。


でも今の俺には聞こえない。


愛の担任が来て喧嘩を止められた。

No.45 14/11/15 18:04
名無し 

イジメっこ達と離されて、俺の担任もきて、それぞれの担任に話を聞かれた。


俺は担任に愛の上靴のことを言ったら、伯母にも電話されて、イジメられてることがバレると思って、言わなかった。


イジメっこ達も、愛の上靴を隠したなんて言うわけもなく、俺が殴りかかって行ったと説明したみたいで、何も話さない俺は担任に叱られ、伯母とじいちゃんにこのことを報告されてしまった。


No.46 14/11/15 18:10
名無し 

帰ったら、伯母が怒り狂っていた。


伯母「何であんたは問題ばかり起こすの!!あんた居候なのよ!!少しは私達に感謝しておとなしくしたらどうなの!!」


こんな説教を延々と聞かされる。


じいちゃんが帰ってきても本当の事は絶対に言えなかった。


愛は心配そうに怒られている俺を見ていた。


散々怒られて、やっと自分の部屋に戻れた時、愛が謝りにきた。


ごめんねって。


俺は別にいらない子だからどう思われたっていいし、伯母には最初から嫌われてるから、これ以上嫌われようがどうだっていい。

実際愛のために暴れたというよりは、自分と愛が重なって、我慢出来なくなっただけだし。


今回の件でじいちゃんも俺をどう育てたらいいのかわからなくなったみたいで、元気がなかった。

No.47 14/11/15 18:17
名無し 

それから数ヶ月。


俺が一人で家にいる時、電話が鳴った。


電話に出る。


相手が喋らない。


俺「もしもし?」


........無言.........。


切ろうとしたら


「健人?」



俺「母さん?」


数年ぶりだったけど、母さんだってすぐわかった。


母「健人、ごめんね。元気なの?」


俺「母さんどこにいるの?」


母「母さん今仕事で遠くにいるの」


俺「いつ帰って来れる?」


母「来週には迎えに行くからね。母さんと一緒に暮らそう。」


この言葉、すごく嬉しかった。


何よりのクリスマスプレゼントになった。


やっと母さんと暮らせる。


俺は捨てられてなかった、いらない子じゃなかった。


No.48 14/11/15 18:19
名無し 

母さんが迎えに来てくれる日を楽しみに待ってた。


次の週、本当に母さんが迎えに来てくれた。


数年ぶりの再会。


俺は一番に玄関に向かった。


玄関を開けると、そこに立っていた母さんは昔の母さんじゃなかった。


No.49 14/11/15 18:22
匿名49 

最後まで拝読させていただきます

幸せに暮らしてますように

No.50 14/11/15 18:22
名無し 

母「健人!!大きくなったね。ごめんね。本当にごめんね。」


母さんが抱き締めてくれた。


でも抱き締めてくれた母さんのお腹は大きい。


まだ小3だった俺だけど、赤ちゃんがいるんだとすぐにわかった。


母さんの顔がやつれてる。


母さんの顔にアザがある。


母さんはじいちゃんと伯母に丁寧に挨拶をして、俺を連れて実家を出た。



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