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私の読書日記📖

レス116 HIT数 5994 あ+ あ-

匿名( ♀ )
16/09/30 15:39(更新日時)

猫と本が大好きです。

常に何かしら読んでいるので、読書記録も兼ねて自分なりの感想を綴ったり、読みたい本のリストもメモったり…

私もその本好きだよ😊とか、この本良いよなどのレスは大歓迎です。

でもまぁ…あくまでも私の勝手な感想文スレッドです💦


No.2010720 13/10/08 11:34(スレ作成日時)

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No.1 13/10/08 12:13
匿名0 ( ♀ )

まずは最近読んだ本から。

「小さいおうち」
中島京子著/文春文庫

📖 昭和初期のちょっと良いお宅の日常や東京の街の様子が丁寧に描かれていて興味深い。私の母親が産まれる少し前の時代から物語が始まる。そして戦中、戦後…この時代を幼い頃の母はどう生きたのかと考えながら読んだ。

美しいものも愛しいものも全てが一瞬で消えてしまう無限の慟哭を抱きながらも生きていかなければならなかった人は主人公だけではなかったのですね…

映画化されるようですが、小説でじっくり味わうのが似合う世界かと思います。
主人公が作る美味しそうな料理や鎌倉の焼売、食べてみたくなりました。


🍀今、読みたい本。
「雷桜」

No.2 13/10/08 12:37
匿名0 ( ♀ )

「下町ロケット」
池井戸潤 /小学館

文庫化待ちしていてずっとお預けだった一冊。BOOK・OFFで発見❗


📖 ロケット打ち上げなんて知らない世界が一気に身近に感じられるようになった。最近ではイプシロン打ち上げのニュースがあったが、これを読んでなかったら気にも止めなかったかも知れない。
下町ドリームがカム・チュルゥー❗
それを実現させたのはプライドと技術力と夢と…。

個人的には「空飛ぶタイヤ」の方が好きだけど。

🍀今、読みたい本。「ルーズベルト・ゲーム」

No.3 13/10/08 13:10
匿名0 ( ♀ )

「あやし うらめし あな かなし」
浅田次郎/集英社文庫

📖 題名通り、妖しくも哀しい物語の短編集。
とはいえ、恐ろしいというよりはそれぞれに哀切漂う人の業やら魂の物語。
私の一番は「遠別離」途中で、あぁ、そうか…と分かってしまうが、ラストにはやっぱり号泣してしまった。

No.4 13/10/08 13:37
匿名0 ( ♀ )

「海賊と呼ばれた男」
百田尚樹/ ?

📖 さすがのベストセラー&本屋大賞。
主人公も凄いが日田さんがもっと凄いと思った。昔はこんな人物が沢山居たのか?なんだか現代とは違う国の人々のような、誇り高き魂を持った先人の存在に、ちょっと自分が恥ずかしいような気がしてしまった…。

離縁となった最初の奥様が可哀想だった。

🍀今、読みたい本。
「きみはいい子」

No.5 13/10/08 13:57
匿名0 ( ♀ )

「永遠の0」
百田尚樹/講談社文庫

📖 今や国民的ベストセラー。
私は2年程前に読みました。
読み終えて本を閉じた時、文庫を抱き締めて声をあげて泣いたのは、後にも先にもこの本だけ。
透明な涙が流れたという人もいたが私の涙は自分では何だかよく分からなかった。ただ、止まらなかった。

12月に映画が上映されるがどうだろう…期待外れにならないことを祈ってます。


🍀 今、読みたい本。
「視えるんです」
「正妻」

No.6 13/10/08 14:13
匿名0 ( ♀ )

「ロスジェネの逆襲」
池井戸潤/?

📖 みんな知ってる半沢シリーズ第3弾。ドラマ化前に読んでいたので今のこの大ブームが嘘みたい❗だけど嬉しい😊

ドラマは設定が基本的に違っていたので、原作とはちょっと違う半沢さんになってましたが面白かったです❗

ロスジェネはシリーズの中でも好きな人多いみたいですね。私も、ラストシーンでウルッと来ました。
でも、第2弾のラストが1番好きかな。半沢の呟きのようなセリフが書かれてるんですが、心に染みて…。

連載中の第4弾「銀翼のイカロス」が待ち遠しいです。単行本になるのは一年以上先でしょうね💧

No.7 13/10/08 16:50
独身庶民 ( j60Sxe )

良スレ発見👀‼
しおりをはさんでマイスレに登録させて頂きました(*^^*)
更新楽しみにしてます🍀🍀🍀

No.8 13/10/08 17:28
匿名0 ( ♀ )

>> 7 ❤独身庶民さん❗
わ~(^O^)ありがとうございます😊

見てくださって嬉しいです❗

過去に読んだ本や今読んでる本も含めて、気ままに感想を綴っていきますのでお暇な時にでもまた覗いて下さいね🍀

主に小説ですが、まだまだ好きな本が沢山あるのでしばらくは続けられると思います。

レス、ありがとうございました(^o^)/

No.9 13/10/08 18:04
匿名0 ( ♀ )

「あんじゅう」
宮部みゆき/角川文庫

📖 三島屋のおちかが聞く、江戸の変わり百物語第2弾。
人の想いの深さ、優しさ、愚かさ、そして愛しさが染みる一冊。表紙に描かれた“あんじゅう”が可愛くて切ない。

おちかの身に降りかかった壮絶な過去は第1弾で描かれているが、三島屋の人々と、語られる物語、そこから生まれる人間関係がおちかの救いと学びになってゆく過程は今後も見守りたいシリーズです。

🍀今、読みたい本。
「公家武者 松平信平」

No.10 13/10/09 00:00
スノースタイル ( 6vTl1 )

私も好きです猫と本

活字を追うのに疲れたら傍らで眠る猫に癒され


また本に夢中になれますよね


時折猫が本の上に乗ってきて邪魔されます

そんな時にはしばらく猫と遊んでやります

本の上の猫を撫でながら飲むブランデー…

それが私の細やかな楽しみでした


今は猫は居ません

最近は本を読んでません。



  • << 12 ❤スノースタイルさん、今晩は。レスして下さってありがとうございます。 猫と本、お好きなんですね。そしてブランデーなんて。なんだか素敵です。 可愛らしかった猫ちゃんのこと、好きだった本のこと、気が向いたらまたお話して下さいね。 私の気まぐれ日記にお付き合い下さって、ありがとうございます🍀

No.11 13/10/09 00:14
匿名0 ( ♀ )

「風が強く吹いている」
三浦しおん/新潮文庫

📖 とても清廉で眩しく、煌めきを放つ一冊。名作じゃないかなぁ、これは。大好きな本です。


箱根駅伝とか全く無知な私にも、この物語の中に吹く風の音も、匂いも温度も…分かる気がした、というか感じた。

そして読んでる間中、ハイジに恋をしてたと思う。

後半、彼らが箱根を走り始めたら読み手もまた絶対に止まりません❗

No.12 13/10/09 00:31
匿名0 ( ♀ )

>> 10 私も好きです猫と本 活字を追うのに疲れたら傍らで眠る猫に癒され また本に夢中になれますよね 時折猫が本の上に乗って… ❤スノースタイルさん、今晩は。レスして下さってありがとうございます。

猫と本、お好きなんですね。そしてブランデーなんて。なんだか素敵です。


可愛らしかった猫ちゃんのこと、好きだった本のこと、気が向いたらまたお話して下さいね。

私の気まぐれ日記にお付き合い下さって、ありがとうございます🍀

No.13 13/10/09 10:47
匿名0 ( ♀ )

「せんせい。」
重松清/新潮文庫

📖 いつ読んでも何を読んでも、重松さんの小説は人間を見つめる眼差しが優しい。
これは先生と生徒のお話が6編。
私の1番は「ドロップスは神様の涙」

ドロップス…と言う響きからして自分の子供時代を思い出して郷愁を感じる。

“ドロップスは泣き虫な神様の涙なんだよ。
早く元気になりなさいって、流した涙のドロップスだよ”

保健室のベッドで交わす言葉にシンと心が静まる気がして。そして先生が言った、
「子供はニコニコ笑ってるだけじゃないんだ。」の言葉に、親である自分を省みて…と、色々考えさせられもした。

ポロポロ涙がこぼれる素敵なお話が詰まった一冊です。

No.14 13/10/09 12:28
匿名0 ( ♀ )

「押入れのちよ」
荻原浩/新潮文庫


📖 これはいいですよー。コワ面白いお話が9編。しかも全部がとっっっても面白い❗得した気分になる一冊。

私の1番は表題になってる「押入れのちよ」
可愛くていじらしくて切なくて…クスリと笑えて哀しくて…とても心に残るお話です。

No.15 13/10/10 08:53
匿名0 ( ♀ )

「みをつくし料理帖」
高田郁/ハルキ文庫

📖 さらさらと淀みなく流れるような文章が心地良く、読み易い。

ただ、困ってしまう…。数ページごとに涙が溢れて文字が見えなくなるのだ。

悲しく、切なく、やるせなく、時に嬉しく晴れやかで、温かい…と、こんなに色々な種類の涙がこぼれる物語はあまりない。

今年出た最新シリーズでは澪の周りに少しずつ幸せの兆しが見えて、少しはホッとするも、澪自身の艱難辛苦はまだまだ続くのか?と心配で仕方ない。

それでもきっといつか、「雲外蒼天」を望める日が来ると、読者はみんな信じてるはず。

なみだはコン、コン。

因みに少し前に本当の料理帖(レシピ本)が出て、小説に登場したお料理が自宅で味わえるという、ファンには堪らないお楽しみもある。
私もいくつか作って、その味わいと共に物語の世界に浸りました😊

時代小説が苦手な人でも、これはハマるんではないかな?

No.16 13/10/10 10:11
匿名0 ( ♀ )

「和宮様御留」
有吉佐和子/講談社文章


📖 初めて読んだのは20年以上前になるが、未だ色褪せない珠玉の名著。

皇女和宮東下を巡る歴史の大ロマン。

フィクションかノンフィクションかは分からないけれど、分からないからこそ、この胸がざわめくようなロマンを味わえるのかも。

作者は「太平洋戦争と和宮東下は同じものに思える。どちらに関わった人々もみな犠牲者だった。」と記している。

悲惨過ぎる主人公も 宮様も、誰も彼もが抗えぬ運命に押し流され、飲み込まれて行く。

まさかそんなことが…と思うのとは別に、歴史の中で誰にも知られず語られず亡くなって行った無力な人々は確かに居たのだと考えずにはいられない。

と書くと気難しい本のように思うが、物語として本当に面白く、一気読みしてしまうはず。

No.17 13/10/10 10:26
社会人17 

読書大好きです❗😄
参考にさせていただきます🎵🎵🎵

  • << 19 ❤社会人さん😊レスありがとうございます❗ 本はいいですよね、やっぱり。ドラマも映画も好きだけど、抱き締めるように読む本はずっと心に残りますね。 心の財産…でしょうか。 社会人さんのお好きな本もどうぞご遠慮なく書いて下さいね❤是非感想付きで。

No.18 13/10/10 10:46
匿名0 ( ♀ )

「夏の庭」
湯本香樹実/新潮文庫

📖 夏になると必ず読み返しては、分かっているのに泣けてしまう一冊。

スイカ、花火、庭にはためく洗濯物、虹、セミの声。

そして秋が来て、満開のコスモスと4房の葡萄と白菊。

綺麗な綺麗な小説です。

和製スタンドバイミーと言われてますが、ラストシーンは正にそんな感じ。

No.19 13/10/10 10:54
匿名0 ( ♀ )

>> 17 読書大好きです❗😄 参考にさせていただきます🎵🎵🎵 ❤社会人さん😊レスありがとうございます❗

本はいいですよね、やっぱり。ドラマも映画も好きだけど、抱き締めるように読む本はずっと心に残りますね。
心の財産…でしょうか。


社会人さんのお好きな本もどうぞご遠慮なく書いて下さいね❤是非感想付きで。

No.20 13/10/10 11:36
匿名0 ( ♀ )

「クジラの彼」
有川浩/角川文庫


📖 ラブコメ短編集。有川さんのラブストーリーはサラリと読めるので、恋愛物が苦手な私にも耐えられる。

ちょっとふんわりしたい気分の時に一話ずつ、微笑みながら読むのがいい。

ドラマの「空飛ぶ広報室」でもお馴染みになった、自衛隊物のラブストーリーなので一般人の知らない事情や状況があって、「へぇ~」と思うこともしばしば。
ま、よいですよね☺恋は。


🍀今、読みたい本。
「姫は三十一」

No.21 13/10/10 14:05
ヒマ人21 ( ♀ )

私も最近、読書が趣味です😃
ちょうど「何かいい小説ないかな~」と思っていたところです。

主さん、参考にさせて下さいね😊


しおり貼らせてもらいました🍀


No.22 13/10/10 15:06
匿名0 ( ♀ )

>> 21 ❤ヒマ人さん☺ありがとうございます❗
私なんかのざっくりした感想なんて、あんまり役にも立たないでしょうが、見ていただけるなら幸いです😊
嬉しいです❤

ヒマ人さんも、感動した本などありましたら書き込みして下さいね。

No.23 13/10/11 19:27
匿名0 ( ♀ )

「誘拐ラプソディー」
荻原浩/双葉文庫


📖 面白い❗というより可笑し過ぎる一冊。
何度吹き出したか分からない😂
楽しい時間をありがとう❗って感じのお話。

後味爽やかな映画を一本観たような気分にもなり、コメディなんだけどちょっとしみじみくる台詞もチラホラありで、飽きずに読みきれる。

No.24 13/10/12 09:56
匿名0 ( ♀ )

「尾根の彼方に」
門田隆将/小学館文庫

📖 これは小説ではなくドキュメンタリー。
日航機墜落事故から四半世紀が経った現在に改めて語られるご遺族の思いが綴られていく。

また、検視にあたった方々や上野村村長のお話も知ることが出来た。


あの山の渓流の小石に
「研修会はまだ終わらないのか」
「いつまでも待ってるぞ」
と書き記して、毎年あの夏の山を登る親御さんがいらっしゃるのだ。

知らなかった。

でも、知らなければならないと思う。


この出版の数ヶ月後に東日本大震災が起きた。
歯科医であり日航事故の遺族でもある方が設立した兵庫県警察歯科医会は大震災にも医師の派遣を行ったそうだ。

本当に、知るべきことが沢山ある。


No.25 13/10/12 10:29
匿名0 ( ♀ )

「銀二貫」
高田郁/幻冬舎文庫

📖 「みをつくし」で有名な高田さんの時代小説。
舞台は江戸時代の大阪。

これまた、涙涙の「ええ話やなぁ…」で心がホカホカ温かくなる。

厳しくも人情溢れる寒天問屋の旦那さん、番頭さん、そして主人公の丁稚。
彼らと周りの人々の22年にわたる物語。

私は関東の人間なので昔の大阪の言葉も新鮮で、優しい響きだなぁ…と思った。
やっぱり大好き高田さん😊

No.26 13/10/12 12:16
匿名0 ( ♀ )

「カラフル」
森 絵都/文春文庫


📖 一見平和に見えたり、むしろ幸せそうに見える人々やそれぞれの家庭、家族でも、蓋を開けてみたらドロドロだった…みたいなことはあると思う。

でも、実は蓋って一つだけじゃなくて、もう一つ奥のほうにもあって、本当に見つめるべき大切なものはそこにあるのだと思う。

愚かかも知れないけど人間ってそんなに単純じゃないから。

読み終えて初めて「カラフル」の意味が分かった。

しぶとく頑張ろー✊と、元気になれる一冊。ちょっとだけね。

No.27 13/10/12 13:06
匿名0 ( ♀ )

「小説 日本婦道記」山本周五郎/新潮文庫


📖 私の読書の原点の一冊。
周五郎ファンだった亡き叔父の形見の本が、幼い頃から我が家の本棚にズラリと並んでいた。

まだあまり漢字も読めない頃から手にして、大人になるまでに何十回と繰り返し読んでいる。なのに、いつ読んでも胸がぎゅうっとなって涙がこぼれてしまう。
夫婦、親子、主従、様々な人間関係の中に生きる、潔く私心を捨てた真心は「いじらしい」を通り越して峻厳。

清廉とはこういうことなのだと思う。

凛として生きたいと思わせてくれる不朽の名著。

数ページで終わる短いお話もあるのであっという間に読める。11編からなる短編集。

No.28 13/10/13 23:06
匿名0 ( ♀ )

「めぐりくる春」
梁石日/幻冬舎文庫

📖 「煉獄」と言う言葉がある。
手元の辞典によれば「ローマカトリックで、罪を犯した人がそれを償うまで霊魂が苦しみを受ける所」とある。

この小説に書かれている女性達は煉獄の苦しみを、生きながら生身の身体に、心に受け続ける。

彼女達には何の罪もないのに、だ。

何も知らない無垢な少女たちが、ある日突然、残虐な生き地獄へと突き落とされてしまう。

霊魂は、償いを遂げれば煉獄から救われる。
でも彼女達には、生きている限り終わりも救いも来ない。

惨い。

胸を抉られるように苦しくて読むのが辛いが、目を背けることは許されないのだと思った。

No.29 13/10/14 00:27
匿名0 ( ♀ )

「ボックス!」
百田尚樹/講談社文庫

📖 読み終わった時、フッと耳元あたりを吹き抜けてゆく一条の風を感じた。


舞台は大阪、高校のボクシング部…と、汗臭いスポ根青春物語・コテコテ版。かと思いきや、不思議なほどの清涼感を残す素敵な物語。

これを読んで私は百田さんを好きになり、永遠の0ほか作品を手にするようになったのでした。

No.30 13/10/16 08:45
匿名0 ( ♀ )

「孤宿の人」
宮部みゆき/新潮文庫


📖 気付くと、はらはらと涙が零れている感動作。

物語の雰囲気は、暗雲が立ち込めているかのような不吉な成り行きばかりで決して明るくはないが、その中で主人公の少女「ほう」を労る人々や、加賀様との慈愛に満ちた関わりが柔らかい日射しのように物語を照らしていると思う。

「ほう」に幸あれと願わずにはいられない。

No.31 13/10/16 11:15
匿名0 ( ♀ )

「常野物語・光の帝国」
恩田陸/集英社文庫

📖 美しい文章で綴られる、不思議な能力を持った一族の物語。連作短編集。


キラキラと煌めく情景が目に浮かぶようで、眠っていた想像力が目覚める感じ。

一族はどこから来てどこに行くのか…確かな軌跡と切なさを残しながら漂うように生きている彼らを追いかけたくなる。
そしてツル先生のように、きっとまた逢える日をずっと待ちたくなる。

そんな深い余韻を残す一冊。


続きの物語が二冊出ているので、これから読む予定。

No.32 13/10/18 09:40
匿名0 ( ♀ )

「日輪の遺産」
浅田次郎/講談社文庫


📖 フィクションであることが救いだと思う衝撃の一冊。

また、終戦直前から現代へと続く壮大な物語でもある。

「使命という監獄の孤独」に耐え続けた少佐、戦後の復興を信じ、人々を飢えさせまいとマッカーサーへ迫った中尉、生き残った人とあの場所を守らなければと立ち上がる曹長。

三人の人間の魂に刻まれた、小さな少女たちの「あの日」、「あの場所」はやがてはマッカーサーと日系二世イガラシの魂にも深い傷跡を残して刻まれてゆく。
悲愴な物語ではあるけれど、一度読んだら忘れられない。

そんなに読み辛くはないので、一気に読み出来る。

堺雅人主演で映画化されていて私も観ましたが、やっぱり描ききれないものがあり、小説の力強さには及ばなかったと思います。


🍀今、読みたい本。
「風に立つライオン」




No.33 13/10/18 12:51
匿名0 ( ♀ )

「シェエラザード」
浅田次郎/講談社文庫


📖 こちらも浅田さんが描く戦争の物語。
太平洋サンフランシスコ航路のエース、豪華客船弥勒丸の高貴な姿と誇り高き乗組員たちの最後の瞬間までを見届けると、海の男たちの「よォーそろォー」の声が遥か彼方から聞こえてくるかのようだ。

最終章、ベーカーの独り語りに胸が締め付けられる。


モデルは、昭和20年4月、2000人の民間人と共に撃沈された阿波丸の悲劇。
調べてみると、実際では戦後35年経ち中国政府が阿波丸の引き揚げを行っていました。その過程で見つかった犠牲者の遺骨、遺品を回収、鑑定し、日本政府に引き渡されていますが、その数僅か368体とのことでした。

史実でも、生き残った人はたった1人きりでした。

No.34 13/10/18 13:24
匿名0 ( ♀ )

「風の中のマリア」
百田尚樹/講談社文庫

📖 蜂です。蜂なんです。冗談かと思ったら本当に蜂しか出て来ないんです。
こんな小説初めて読みました。

でも❗さすがは百田さん。面白いです。
主人公(?)マリアが見る大草原や遠い森や山の景色、陽の眩しさなどの情景が目に浮かんで来て、蜂の目線で自分も飛んでるみたいな気分にもなります。

戦う為だけに産まれた戦士たち。
短い夏のその一瞬に凝縮された命の煌めきが美しい物語。

ちょっとだけ、蜂を見る目が変わりました。友達にはなれませんが。

No.35 13/10/18 15:09
匿名0 ( ♀ )

「空飛ぶタイヤ」
池井戸潤/講談社文庫

📖 私が初めて読んだ池井戸作品がこちら。これでファンになり、以降立て続けに池井戸作品を読むことになったが今でもこれが一番いいと思っている。


トレーラー脱輪事故を巡り、真実を追い求める中小企業赤松運送に対し、巨大企業ホープ自動車は隠蔽、妨害を繰り返す。

赤松の助けとなる存在は全くないわけではないがほとんどが絶望的な状況の、孤独な闘いがあらゆる場面で続く。
社員や家族、会社自体がぎりぎりまで追い詰められてゆき、まさにギリギリと唇噛み締める展開が続く。

後半は更に山場の連続で徹夜してでも読みたくなる。


脱輪事故は事実なので、「面白い」とは絶対に言えないが、ずっと記憶に残る素晴らしい作品だと思う。


🍀今、読みたい本。
「舟を編む」

No.36 13/10/18 17:10
匿名0 ( ♀ )

「徳川の婦人たち」
吉屋信子/朝日文庫

📖 面白いので上下巻をあっという間に読んでしまった。家光の寵愛を受けたと言われるお万の方の生涯。

大奥の行事や女性たちの仕事や暮らしぶりも描かれていて興味深い。

高貴な生まれであり優美で才媛、寛容でいて高潔なお万の方をやがては誰もが(読者も)敬慕してしまうけれど、お方さま自身は…やはり意志も自由も奪われ、城という名の牢獄に囚われた身として幸せとは言い難く…。
この小説では、そんなお方さまに淡い幸せを贈るようなエピソードがあって、ちょっとは救われる。
どんなお顔でどんなお声だったのかなぁ…と想像するのも楽しい、美しい女性の物語。

No.37 13/10/19 10:49
匿名0 ( ♀ )

「ヒア・カムズ・ザ・サン」
有川浩/新潮文庫


📖 同じあらすじと同じ登場人物で、2つの違う物語が書かれている。こういう形の小説は初めて。

どちらも終盤からぐっと盛り上がるし、長い話ではないので読み切れるが、んー…。

これは、読む人間よりも書いてる人間の方が楽しいんじゃないのかなって思った。

そもそも主人公に特殊能力は必要なのかなぁ…。

No.38 13/10/19 13:27
匿名0 ( ♀ )

「蒲公英草紙」
恩田陸/集英社文庫

📖 これは「常野物語」の一つ。
同じ一族の、とある一家が登場するが全く別のエピソードの中編。


物語が春夏秋冬を巡ってゆくその季節毎に、まるで色彩豊かな風景画を何枚も見せてもらえるような、本当に相変わらずの美しい文章で感激する。

と、読んで行くと、物語の最後でその色彩が消える。

そしてまた深い余韻が残る。

もう一冊ある常野物語にも期待が膨らみます。

No.39 13/10/21 19:26
匿名0 ( ♀ )

「リカ」
五十嵐貴久/幻冬舎文庫


📖 ホラーサスペンス大賞受賞作品。

おぞましくて怖~い、でももしかしたら誰もが陥る現実かもしれない…というのが尚更コワイ物語。
あまりこの手の小説は読まないのだけれど、たまにはいいかなと選んでしまった(>_<)

前半は何事もなくつらつらと読み進み…
115頁で、ザワザワとした恐怖の幕開けがきっかりと訪れる。まるでメスで切り裂くように。


その後は、終わりのない終わりへと「さぁ、行ってらっしゃい。」的な加速が加わり一気読みとなる羽目に。

嫌なのに読んでしまうのは怖いもの見たさでしかないのだけれど、まんまと読まされてしまった…

しかも、もしも続きを書いてくれたら、嫌だけどきっと読んじゃうかもしれないとまで思ってしまうのは一体何故でしょう…。

  • << 42 これ、是非読みたいんです‼😆😆😆 タイトルが違う前編の続編なんですよね😄もちろん両方読みたいです❗が、前編のタイトルをメモした紙がどこか行った…😓 大抵の本は文庫本化を待って買います。ハードカバーはサイズが大きいから書棚のスペース取られるし価格もお高いし😅 『恋文・私の叔父さん』 連城三紀彦、新潮文庫  は御存じですか? 十数年前に深夜にドラマを観て知って、最近映画化されたので思い出した作品の原作です。 昨日、書店に注文したら、今日の新聞に連城三紀彦さんの亡くなられた記事が載っていてびっくりしました…😞

No.40 13/10/22 14:44
匿名0 ( ♀ )

「天上紅蓮」
渡辺淳一/文春文庫

📖 今月の新刊から選んでみた。
渡辺淳一さんというと、どうも怪しげな男女の話がグダグダと…というイメージで敬遠していたが、これは平安末期を舞台に、主人公は後白河天皇の生母、待賢門院の多幸多難な生涯を描くとのことで読んでみた。

源氏物語で描かれているように、この時代の恋愛は自由奔放で、この主人公もまた、天皇の正妻でありながら法皇(天皇の祖父)の恋人でもあるという「じぇじぇじぇ」な話ではあるが、雅やかな事この上ない世界。


とは言え、徐々に摂関政治が崩壊し乱世が訪れて後、武家社会へと移り変わってゆくわけで、平安末期に誰よりもときめいた女御の生涯は、この時代の最後の華として華麗に描かれている。

天上人たちの知られざる世界が垣間見れ、有名な歌人の歌なども散りばめられて面白く読めた。

No.41 13/10/23 15:59
匿名0 ( ♀ )

「ふたたびの加奈子」
新津きよみ/ハルキ文庫

📖 輪廻転生。
きっと誰もが誰かの生まれ変わりなのかも知れない。


この物語の母親は娘の生まれ変わりであろう他人の子供を取り戻そうと、なりふり構わず突き進む。もう怖いくらい。

私も我が子には来世でもきっとまた会いたいし、出来れば再び家族としてそばにいられたら…と思うので、この母親の状況だったらそうなるのも仕方ないとは思う。

けどちょっとリアリティーに欠けるというか…

犯人探しもいらなかったような…

ただ、ラストシーンは柔らかい春の光に満ちて優しく、とても良かった。

No.42 13/10/23 18:59
社会人17 

>> 39 「リカ」 五十嵐貴久/幻冬舎文庫 📖 ホラーサスペンス大賞受賞作品。 おぞましくて怖~い、でももしかしたら誰もが陥る現実かもしれない… これ、是非読みたいんです‼😆😆😆
タイトルが違う前編の続編なんですよね😄もちろん両方読みたいです❗が、前編のタイトルをメモした紙がどこか行った…😓
大抵の本は文庫本化を待って買います。ハードカバーはサイズが大きいから書棚のスペース取られるし価格もお高いし😅
『恋文・私の叔父さん』 連城三紀彦、新潮文庫  は御存じですか?
十数年前に深夜にドラマを観て知って、最近映画化されたので思い出した作品の原作です。
昨日、書店に注文したら、今日の新聞に連城三紀彦さんの亡くなられた記事が載っていてびっくりしました…😞

No.43 13/10/23 21:33
匿名0 ( ♀ )

>> 42 ❤ 17さん😊お久しぶりです❗

見て下さってたんですね🎵嬉しいです。
もう誰も見てなさそうだわ~と呑気にしつつも、ちょっと寂しくもありましたが、励みになりました😊

「リカ」の続編、出てましたね。ちょっと前に📺か何かで紹介してたの思い出しました💡
で、検索してみましたらタイトルは「リターン」でした。
まだまだ文庫にはならないと思いますので私もお預けです。
私も17さんと同じで文庫待ち派なんです。
だから読みたい新刊はメモって置かないと忘れちゃって💦

ところで…お勧めの連城さんの本、「恋文」はなんか聞いたことありますがこの作家さんは全く読んだことがないので、是非読みたいと思います❗Amazonレビューも見てみましたよ。かなり高評価ですね😊

亡くなられたのも知りませんでした…
追悼として本屋さんに作品が並びそうですね。

最近では山崎豊子さんも亡くなられて…残念で仕方ありません。

読んだらまた感想を書きますね🎵

No.44 13/10/24 20:15
社会人17 

>> 43 こんばんは😄🌃

勘違いしてました😅
「リカ」が前編で「リターン」が続編でしたね😅  タイトル的にもそうだわ💦
今度「徳川の婦人たち」を注文しに行きます。
徳川繋がりで、林真理子さんの「慶喜の正妻」だったかな?の文庫本化を待ちます😄公家から、元々の正妻候補だった姫の身代わりに慶喜に嫁いだ美賀子(本名、延=のぶ)の物語りです。
一見、華やかなイメージの公家の生な生活が分かります。公家と言っても幕末と平安時代とは全然違うだろうけど😓

No.45 13/10/24 22:51
匿名0 ( ♀ )

>> 44 ❤ 17さん、こんばんは🎵
お返事ありがとうございます。


私も「正妻」、読みたくてウズウズしてます(*^_^*)
寂しいお姫様という印象があるのですが、どんな風に描かれているのか気になって仕方ないです。

まだまだお預けですが、先に楽しみがあるのもいいですよね😊

「徳川の婦人たち」は「続・徳川の婦人たち」もあって、私もまだ読んでいないのですが、お万の方から和宮様まで、京から江戸へ下った(上った?)才媛な女性たちのお話らしいですよ☺こちらも面白そうですね🎵

No.46 13/10/25 13:35
匿名0 ( ♀ )

「ある少女にまつわる殺人の告白」
佐藤青南/宝島社文庫


📖 東野圭吾さんの「白夜行」や、天童荒太さんの「永遠の仔」を思い出す内容。
子を持つ親としては読むのがちょっと辛いが、ミステリー小説としては有名どころに負けてない感じでガツガツ読んでしまう。

「このミステリーがすごい」大賞優秀賞作品。


冒頭から読者が思い続ける「この人誰なの?」が最後に明かされる時、ピシピシッとページが凍ります。怖い。

No.47 13/10/25 14:40
匿名0 ( ♀ )

「黒い家」
貴志祐介/角川文庫

📖 こちらはベストセラーなので読んでる人は多いかと思う。ホラー大賞受賞作品。

題名からしてヤバそうなのでずっと避けていたのだが、これまた怖いもの見たさで読んでしまった。

リアリティーあり過ぎで「こんなのあり得ないよ」という展開が一切ない。
だからこそ非常に恐ろしい。

そして特に後半のスピード感は瞬き忘れる程の勢い。
目が充血した。

なるほど、読んでみる価値ありだなと納得の一冊。

No.48 13/10/25 15:19
匿名0 ( ♀ )

「僕たちの戦争」
荻原浩/双葉文庫


📖 荻原さんの小説はみんな面白くて絶対に裏切られることがない。それは凄いことだと思う。
特にこれはお気に入りの1つ。

現代のダメンズと昭和19年軍国青年が入れ替わってしまうという、ふざけたような話だが、作者のメッセージは深く真っ直ぐに書かれているので心配ない。


現代での、父親と息子(中身は軍国青年)との会話は何度読んでも吹き出してしまう。

その後の物語を知りたくなってしまう終わりなのでそこがちょっと惜しまれる。「まだ終わらないでー」って感じ。

二人の青年の行く末にもう少し寄り添いたくなってしまう、心引かれる物語。

No.49 13/10/25 17:08
匿名0 ( ♀ )

「月島慕情」
浅田次郎/文春文庫

📖 映画化もされた「シューシャインボーイ」を含む短編集。全ての物語が心を揺さぶる、宝物にしたくなるような一冊。
お買い得です。


「浅田さんってつくづく凄い人だなぁ…」と感嘆してしまう。

名著と言われる浅田作品が沢山あるが、長編小説が取っ付きにくい場合、この辺りの短編集から入るといいかもしれない。私もそのクチでした。


私の一番は「雪鰻」。
シューシャインボーイは、これまた映画よりやっぱり小説で、この寂寥感と温もりを堪能すべきかと思った。

No.50 13/10/26 20:43
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

こんばんは

一つ聞いても良いですか

沢山本を読まれてますが

買っては見たけれど何時までたっても何故か読まずに書棚で眠っている本とか無いですか?



私は何冊か有ります
その中の一冊が

ハードカバーの空飛ぶダイヤです
かれこれ5、6年は眠っています


時折読もうとするのですが何故かその都度邪魔が入って読むタイミングを失うのです




さて

今夜は今から
「抱影」北方謙三 を読もうと思ってます。





  • << 51 ❤ スノースタイルさん、お久しぶりですね😊 今頃は北方謙二さんに没頭中でしょうか…。北方さんと言うとハードボイルドのイメージが浮かびます。私にはなかなか手が出ない分野で、全く読んだことがなく💦盛り上がるお話が出来ず…すみません。 スノースタイルさんはお好きなのですね😊 ところで… 私も未読のままに寝かせてる本、ありますよ。(今のところ「壬生義士伝」が2年ほど寝てます) 読書はやたら読めちゃう時や、何故か全く進まない時もありますし、面白いことにその時の精神状態によって選ぶ本も全く違ったりしますね。 「これ、なんでもっと早く読まなかったんだろう」と思うこともよくありますが、結局は自分にとっての、それがベストタイミングなのでしょうね。 何かの枯渇を満たすかのように手当たり次第に読んでた時期もありますが、今は、本は出会いでもあり「今この時」の自分の状態を知るツールでもあるような気がして、素直に選んでゆっくり読んでいます。 本は逃げませんものね。
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