折れた心の行方～空っぽの愛と性～

｢私、18歳の女の子で～す。カラオケに連れていってくれる優しい人伝言待ってま～す｣

時間は午後９時

近所の電話BOXで自分の声を音声案内に従って録音する。

それから自分の声を録音した所にメッセージを入れてくれる男を待つ。

そう…ひと昔流行ったダイヤルＱ２
女性は無料だから#⃣
お金のない私には好都合で頻繁にやってた☎

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伝言板にメッセージが来るまでに時間がある。

その間に直接 会話を出来る番号にかけ直して相手を探す🔍

受話器の向こうから｢大変込み合ってます、しばらくこのまま お待ち下さい｣ガイダンスが流れる。
はぁ💨 早く繋がらないかな～🎵

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｢お待たせしました
それでは会話を始めて下さい｣

ピィ～ｯ

繋がった🎵


男 ｢もしもし｣

私 ｢もしもし｣

男 ｢こんばんは、君は何歳？｣

私 ｢う～ん私は２０歳そっちは?｣

男 ｢俺は３０歳、何してるの？｣

私 ｢カラオケに行きたくて連れてってくれる人探してるの❤｣

男 ｢う～ん…無理｣

ブチッ💦切断された

むかつく😠⚡

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懲りずに 次の相手を探す。

次に繋がった相手と同じような会話をする。
当時は高校生だったが歳をごまかしていた。

男 ｢カラオケに一緒に行こうか?お金の事は心配しないで｣

私 ｢マジですか⤴⤴喜んで｣

３０分後に某駅に待ち合わせする事になった。

私 ｢ねえ、本当に来るかな？｣

｢どうだろうね｣

そう答えたのは私の親友でもあり悪友の あゆみ

あゆみとはこの先、数々やらかしてきた仲です。

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あゆみ ｢見に行ってみようか？｣

私 ｢行きますか‼｣

そう言って私は あゆみを原チャリの後ろに乗せて駅へ向かった

少し離れた所に原チャリを止め駅を見ると一台のそれらしい青いスポーツカーが停まっていた。

あゆみ ｢あれじゃね｣

私 ｢多分…暗くて顔見えねぇ｣

しばらく様子を伺い相手を観察する👀

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待ち合わせ時間は、２０分ほど過ぎた頃

しびれを切らせたのか
男が車から降りてジュースを買いに自動販売機の前に立った瞬間…

あははははは💨😆
あり得ないほど歳のサバよんでる親父だった💧

あり得ねぇ…

私達は、そお～っと その場を立ち去った

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駅から原チャリで帰る時は何だか私は気分が良かった⤴⤴

私 ｢マジで気持ち悪くなかった⁉｣

あゆみ｢あはは💨凄かったね～。あ～気持ち悪い｣

そんな会話をしながら私達は会う勇気もなかった。ただやりたいだけのバカな男達がすっぽかされて悔しがる顔をみて楽しんでいた。


その頃の方が まだ可愛かった…
性に対して本格的に麻痺していくのだ…

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ダイヤルＱ２を知ったのは高１の時だった。

黄色い電話帳で電話番号を調べている時に、何気なく目に入ってしまった ｢た｣の欄のダイヤルＱ２、テレクラ
#⃣0120-×××-〇〇〇
女性専用 無料１８禁
❤素敵な出会い❤


そんな広告にドキドキしながら電話帳をしまっては出しての繰り返し♻
しまいには、その部分だけ破いて隠し持っていたぐらいだった。

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好奇心旺盛な私とあゆみ
初めての高校生になっての夏休み 胸を弾ませ精一杯エンジョイしようと心していた👍

親のいない昼間に自宅の電話から あゆみと電話をかけてみる。

話をする相手に繋がるまで もう心臓は ばっくん ばっくんで 飛び出しそう

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ピィ～ｯ
｢会話を始めて下さい｣

男 ｢もしもし？｣

私 ｢……………｣

男 ｢もしもし？💢｣

がちゃ💦☎

慌てて受話器を置く

やっぱり 怖いのだ⤵⤵ 言葉すら 出てこない…

そりゃそうだ

私達は まだ kissだってした事ない処女だった🐤

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高校１年生の夏休みは、少しだけお姉さんになった気分でお弁当やさんのバイトもやってみた🍙

｢いらっしゃいませ｣

恥ずかしくて大きな声が出せない

昼間はお小遣いを稼ぐために しっかり働いた。

バイト生は男子２人、女子４人だった。
私は特に進学校ではなかったのでバイトに明け暮れていた💨

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慣れてくるとお弁当屋さんの調理もさせてもらえるようになった。

夜のラストまでいると店長さんが余った唐揚げやスパゲッティなどをこそっとくれたりした😋

店長さんは６０歳前後のふくよかな おばちゃん
仕事中は厳しいけど どこか安らぎを感じさせてくれる方だった。

こんな人が 母親だったらなぁ～

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バイトのない日は あゆみと家でテレクラ遊びを時々していた。

遊びと言っても 電話をかけて 話をするぐらい。

色んな男がいた…

男 ｢どんな下着つけてるの？｣

私 ｢今はつけてないよ❤｣
男 ｢へぇ～そうなんだ!!だったらこのままTELsexしょうよ｣

冗談で言ってしまった言葉に男は異常に反応している。

隣で あゆみが声を圧し殺してケタケタ笑っている😆

あゆみと一緒に変な声も出せないし…

どうするんだよ💧

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男｢はぁ～はぁ～はぁ～｣
男｢ねぇ 気持ちいい？｣

ハンズフリーにして聞く男の声に私とあゆみは笑うしかない

sexどころか一人でやった事ないのに分からない…
罪悪感もなく受話器を置く。
電話を切ると何だか気持ち悪くて沈黙…

やっぱり 虚しい⤵⤵
昼間から何やってんだか

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電話も回数を重ねると意外とあゆみと一緒じゃなくても１人でテレクラにかけれるようになっていった。

盛り上がる時間は午後９時以降

もちろん家の電話が使えるわけがない

近所の公衆電話へ向かう
だいたい１時間ぐらいは電話BOXに こもっていた
夏は 隙間から虫が入ってきて 蚊に刺される。

あゆみと２人の時は 汗だくで 暑苦しい😲💧

それでも自分専用のみたいな公衆電へ懲りずに通い詰めていた。

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懐かしい(笑)テレクラとか(笑)今時通じるかな？

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>> 17 レス有り難うございます
やっぱり古すぎて、今時には通じませんでしょうね😅

携帯ない時代の私達を懐かしく思いながら書いていきます。

良かったら楽しんで下さい😌

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夏といえば花火大会

私とあゆみは電車に乗って花火大会に行った。

電車の中ではカップルも多かった…

羨ましいなぁ～

電車を降り改札口を過ぎると ポケットティッシュをくれる お兄さん、お姉さんが沢山いた。

そのポケットティッシュは金融会社やダイヤルＱ２テレクラの広告宣伝をするためのものであった。

すかさず頂く(笑)

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今日は花火を観に来たんだし 花火を楽しもう🎵

イチゴ味のかき氷を買い あゆみと赤く染まった舌を出し合い笑いあった🐧
花火も終わり また私達は駅に向かった。

当時は携帯電話が無い時代だったため こんな日の公衆電話は とても混雑していた💧

みんな お迎えの 電話かけてるんだろうな～



私達以外は・・・

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駅に来た時に貰ったポケットティッシュの番号にかけてみる。

#⃣0120-××-〇〇〇〇

あゆみが言うには私は かなり口が上手いらしい⤴ だからいつも私がよく話していた。

でも今日は何となく人混みに疲れたせいもあってか話す気になれなくて あゆみに話してもらった💦

ピィ～ｯ

繋がったようだ👂

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あゆみ ｢もしもし？｣

男 ｢こんばんは、何してるの？｣

あゆみ ｢花火大会見終わって駅からかけてるよ💦｣

あゆみったら なれないせいか 焦って本当の事を言っていた(笑)

男 ｢俺もさあ、近くにいるから今から会わない？｣
男が誘ってきた

私達は すんなり🆗して
待ち合わせの場所に向かった。

その日は、私達がテレクラに電話をするようになってから始めて男と会う日になった。

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待ち合わせ場所につき、私とあゆみは男が来るのを待った。
しばらくすると それらしい車が到着した。

やはり少し離れた所から男を視察する。案外大きな駅だったので周りの明るさに照らされて運転手の顔がはっきり見えた。

私 ｢どう？｣

あゆみ ｢まあ…いいんじゃない？｣

危険な感じと不潔な感じがしなかったので、少し話すぐらいならと私達は じわじわと車の側に歩いて行った。

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私達 ｢こんばんは｣

シャ～っと窓ガラスが降りる。

男 ｢こんばんは、さっきの子達？｣

私達 ｢はい｣

男 ｢本当に来てくれたんだぁ～有り難う。どっか行きたいとこある？｣

私達 ｢カラオケに行きたいな～｣

男 ｢カラオケかぁ～｣

男 ｢いいよ🆗行こう～早く乗って‼｣

私達は、知らない男の車に乗り込んだ。

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カラオケに着くまでに簡単な自己紹介㊙

その男は武司さん３５歳年齢より若く見える。

その日、武司さんは一人で来ていた。

私達は、偽名を使った

やっぱり 怖かったから


そしてカラオケに到着

無事にカラオケに来たけど、中で変な事されないか心配だった。

受付終了

店員 ｢こちらへどうぞ｣

案内された部屋へ入る

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武司 ｢どんどん曲入れなよ👍時間もったいないよ｣
私達は、緊張しすぎてマイクも握れずじまい…

武司 ｢何か飲む？｣

私達 ｢はい、コーラで｣

武司さんは、飲み物だけでなくスナック菓子など頼んでくれて しばらくは歌わず 色んな話をした。
それから私達は何だか緊張感がなくなって いつものように歌いまくった。
あっという間に時間が過ぎ、終電も乗り遅れてしまったので武司さんが家の近くの駅まで車で送ってくれた。

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武司さんは私達に指一本触れる事なく返してくれた。

後で知ったのだが、その時は武司さんは自分の連絡先のメモをあゆみに渡してあったらしい(笑)


こんなに簡単に ただで

カラオケ行けたり 何か食
べたり出来て

女って 得だ💡


そうやって 私達は 甘い
蜜の味を知る


そして 苦くもあった……

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夏休みも終わりに近付きバイト先の人絶ちとボーリングに出かける事になった。

もちろん、車があるわけでもないので 皆で 最寄の交通機関を利用する。

皆、絵に描いたような真面目なメンバーだった。

まさか私がテレクラ遊びをしてるなんて思いもしないだろうなっ💦

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現地に着き、飲み物を買ってボーリングを２ゲームほど楽しんだ[iﾓｰﾄﾞ]➰🌑

その後は、寂れた(笑)UFOｷｬｯﾁｬｰをやったりもした。

落ち着いた所でランチタイム⌚

私 ｢ﾁｰｽﾞﾊﾞｰｶﾞｰ下さい｣

店員 ｢かしこまりました｣
店員さんは、綺麗で元気なお姉さん✨

こんなバイトもいいな～

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ﾊﾝﾊﾞｰｶﾞｰもお腹にたまり そろそろ 帰る事にして駅に向かった。

駅には、あのポケットティッシュを配っている人達がいた。

あーっ……

この前ここから電話かけて あゆみとカラオケに連れて行ってもらったなぁ

何だかずっと昔の事の様に思えた

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帰りの電車の中では、今日使ったお金の事を考え始めていた。


この前は、お金を使わずに遊べたんだよね🎵


何だか一気に憂鬱になった⤵⤵



遊ぶのに自分のお金を使うなんてなんてもったいない💧


こんな事を考えていた16歳の私でした…

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それから人生初のお給料日💰💰💰

頑張って働いた結果

何と５万円もあった

嬉しかった😢

そして家に帰り母にお給料を見せた。

私 ｢ねえ、私 頑張ったからこんなに貰えたよ｣


母 ｢ふ～ん、なら４万貰うよ｣


私 ｢えーっ💦４万も…それなら半分にしょうよ👍｣

ガシャーン💥


お皿が 飛んだ



私の頭に、・・・

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私 ｢お母さん…痛いよ。何で半分じゃいけないの？｣


母 ｢お前に金ばっかり要るんだよ‼当たり前じゃないか💢｣


私 ｢……………｣


母 ｢気に入らないなら今すぐ出ていけ‼｣


気に入らないなら出ていけ‼ 施設に連れて行くぞ‼


この言葉は、母が離婚して母子家庭になり私には頻繁に言ってた言葉だった…


その日は ただ悲しくて悲しくて

お金の事よりも、ただ母に｢頑張ったね｣と誉めて欲しかったのに⤵⤵

やっぱり お金か・・・

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最悪の人生初の給料日もすぎ新学期が始まった。

バイト生も一気に減った中、私はよりいっそう精を出して働いた。


私も仕事に馴れ、お客さんが少ない時は店長がラストの１時間前ぐらいに先に帰られる事も多くなった。


ラストは私とパートの佐々木さんと２人で入る事が多かった。


でも、佐々木さん・・・
怖い人だった

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時間になり閉店の準備をし始める。

私は後片付けと掃除をする。

レジの計算などは全て佐々木さんに任せていた。

しばらくしても裏の冷蔵庫の所から なかなか佐々木さんが戻って来ない💦

私 ｢何か手伝いましょうか？｣

佐々木｢あんたもこれ持って帰りな‼｣

私 ｢えーっ💦でもヤバくないですか？私いらないです｣

佐々木 ｢バレないから‼はいっ‼｣


佐々木さんは、食べ盛りの子供が４人いて家計はいつもの火の車だと言っていた。
だからって………。


やっぱり 世の中 金か

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そうやって佐々木さんは、店長がいない日は頻繁に店の材料を持って帰っていた。

ガス代が浮くからと、唐揚げやトンカツなどを店で調理して自宅に持って帰る始末💢


佐々木 ｢あんたも持って帰った事あるんだから同罪だよ‼｣



おばちゃんは 怖い💧

イヤ…女は 怖い？のか

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私は、佐々木さんの事を他のパートさんに相談をしたかったが…なかなか言い出せないでいた。

パートさんも色々いて働いてる不倫をしていり人もいた💧

あーあ💨バイト辞めようかな…?

そんな事を考えながら結局続けながら私は高校２年生になった🌸

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そのころから私も本気で彼氏が欲しいとか思い始めた。

まわりの友達は着々と彼氏が出来ていき恋愛話に花が咲いている。

｢羨ましいなぁ～｣

何だか自分が取り残された気分になり、かなり焦っていた💦

出逢いだ‼

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早速だが友達に頼んで合コンのｾｯﾃｨﾝｸﾞをしてもらった🎵

相手は私立の男子校の生徒
真面目な私立高の男子と言うより、ちょっと眉毛とか細かったり少し煙草の臭いがするような人達だった(笑)

私達は主催者を含め女4人、相手は男6人(うち2人は年上の車持ちの人)

カラオケに行って初めは恥ずかしくて話せなかったけど少しずつ打ち解けていった👍

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私のお気に入りは、和希くん❤一番のイケメンだ
かっこいいなぁ～

ドキドキする😍

あっという間に時間が過ぎ解散の時間がきた😢

男達｢じゃあまたね～｣

私達｢またね～｣


和希くんは私の事をどう思ってくれているのか気になってしかたない…
カップル成立の連絡を待つのみ。

そして１週間ほどして主催者の友達に連絡があった結果は・・・


見事‼和希くんが私の事を気に入ってくれたとの事だった。

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和希くんの自宅の電話番号をgetする事が出来た👍
当時は携帯がないため、連絡をとる時は自宅の電話で話すしかない。
本人が電話に出てくれればいいのだが家族が電話を取った時何かは緊張する💧

深呼吸をして電話してみる。

?｢もしもし川口ですが｣

私｢あっ💦松下ですが、和希くんお願いします｣

?｢あぁ…はい…ちょっとまってね｣

私｢はい｣

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和希くん｢もしもし!?美紗ちゃん?電話してくれて有り難う｣

私｢うん、何か私こそ有り難う｣

ドキドキする💓

和希くん｢今度の日曜日どっか行こうか？｣

私｢うん‼行く行く｣


私達は週末に映画に行く事になった。

私｢何を着ていこうかな｣
オシャレに無頓着な私がｸﾛｰｾﾞｯﾄの中の服を必死であさる


そして初のデートの日がやってきた

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日曜日の駅にはカップルの待ち合わせが多い。
私にもこんな日が来るなんて
何だか他人事のような不思議な気持ち…

あっ💦和希くんだ❤
遠くに見えた姿に顔がほころぶ。

思わず走り出そうとすると・・・

？｢どうぞ!!｣

私｢えっ💦あっ💦はい｣

いつものテレクラの番号入りのﾎﾟｹｯﾄﾃｨｯｼｭだ…
何か…今日は嫌だな…

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私 ｢和希くん～｣

私は手を振って和希くんの所へ近づいて行った

和希くん ｢おおう美紗ちゃん✋じゃ行こっか｣

和希くんは私の手をギュッと握って歩き出す。

いきなりでびっくりした
ドクン💕ドクン💕
胸が張り裂けそう

その日は映画を観て夕方は早めに別れた。

電車駅に着くと例の電話BOXが目に入る…


今日は、あの時の私じゃない私…思い出さないように和希くんとの１日を振り返っていた。

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次の日、私は学校の友達に昨日のデートの話をしていた。

一緒に合コンに行った友達で和希くんを狙ってた友達もいたけど大した罪悪感もなく私はかなり調子にのって浮かれてる。
友達 ｢次はいつ会うの？｣
友達 ｢告られたん？｣

私 ｢今度はいつかな？付き合ってとは言われてないけど、手繋いだよ‼｣

友達 ｢え～まじで‼手繋ぐの早くない？付き合ってとも言われてないのに｣

慣れてそうな感じではなかったけど…

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私は、バイトもしていたため なかなか毎週会う事が出来なかった。

初のデートから2週間後
2度目のデート🎵

今日は和希くんとｹﾞｰﾑｾﾝﾀｰへ行った。

けっこう お金懸かるんだよなぁ～とか少し思ったけど…

お金は恋に叶わない(笑)
ｹﾞｰｾﾝで遊んで また公園を手を繋いで歩いた。

和希くん ｢座ろっか｣

私 ｢うん｣

私達は人気の少いベンチに座った。

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帰る時間が迫ってくると何故だか急に口数が減る。

話したい事はたくさんあるのに時間が気になって言葉が見つからない。


和希くん ｢今日も楽しかったね｣

和希くん ｢美紗ちゃん、俺と付き合ってくれる？｣
私 ｢うん、宜しくね｣

和希くん ｢やったあ～｣

和希くんはガッツポーズをして喜んでくれた。


和希くん ｢美紗ちゃん、キスしていい？｣

私 ｢………………。｣


返事する前に和希くんの唇は私の唇に重なっていた。

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その日の夜は、興奮してなかなか眠れなかった。
始めてのキス❤
和希くんは、唇を重ねるとすぐに舌を入れてきた。

驚いた👀‼これがﾃﾞｨｰﾌﾟｷｽ
何だか体がとろけるような頭がボーッとなるような不思議な感覚。


思い出すだけで体が次を求めているような…

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やっぱり翌日は学校の友達にキスをした事を話す事になる。


友達 ｢昨日どうだった？｣
私 ｢うん…あのね…あの｣
友達 ｢もしかしてキスされた？｣

私 ｢何で分かった？｣

友達 ｢顔見たら解るよエッチな顔してるし～｣

私 ｢いやぁ～やめてよ～｣
友達 ｢で、どうだった？上手かった？｣

私 ｢そんな事考えられなかったよ💦息継ぎのﾀｲﾐﾝｸﾞが分からなくて…苦しかった～｣

あはははは💨

皆で大爆笑💨


一人の友達以外は・・・

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｢でもさぁ～早すぎじゃない？何かと？｣

そう言ったのは私と同じ和希くん狙いだった子のＡ子。


Ａ子とは、少し気まずい感じでもあった…


私 ｢やっぱりそう思う？｣

Ａ子 ｢気を付けなよ｣


私 ｢そうだね…有り難う｣

確かにＡ子の言う通りかもしれない


今度は和希くんの家に行く予定だったから・・・

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