しっぽの先までアンがいっぱい⑤👩🐻
アン❗
見てますか?
俺は今もちゃんとそばに居ますよ。
見えてますか?
そう遠くない同じ空の下……。
目に見えなくても感じることは出来るはず…。
想いは風にのってきっと届くはず……🐻
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>> 50
……とりあえずトラブル?は回避出来たので、
「湿布貼ろうか…」
「うん」
コンビニ袋から湿布の箱を出し、箱を開け中から湿布を出した。
「貼ろうか?」
足首に巻いたハンカチを外してるA子に言った。
「うん…お願い出来る!?…」
返事を聞き、俺はA子の正面にしゃがんで足首に湿布を貼った。
貼る前に、さっきより腫れ上がっていないか?
変色していないか?‥と注意深く観察したけど、酷くなっている様子はなかった…。
俺が湿布を貼り終わるのを待ってからA子は再びハンカチを足首に巻きました。
「…これで剥がれないかな!?」
石の上に座っているから、しゃがんでいた俺より僅かに目線が上にあるA子が見下ろすようにしながら同意を求めてきた。
「うん…大丈夫! もし剥がれてもまだまだ湿布あるし…」
そう答えると、安心したのか嬉しそうにニコッと笑顔で返してきた。
正直、A子の顔は好みとはちょっと違ったけど、その笑顔を見た時今の時代なら「惚れてまうやろ!!」となるぐらい笑顔にハッとしました。
A子の顔はとても整った顔をしていて、可愛いというより綺麗な顔をしています。
賢くてしっかりしたお姉さんみたいなタイプで、ナンパどころかスカウトの声も何度も掛けられたことがあり、今日の昼間も声を掛けられたと、さっきの居酒屋での会話でB子が言ってたのも頷けるような容姿をしていました。
よく例えで、一緒に連れて歩く時は自慢しながら見せびらかしたい女性…という表現方法がありますが、たぶんA子はそれにあたると思います。
ただ残念ながら、俺はそういうタイプが苦手というか、あまり興味が無く、どちらかと言うと、そうなろうと日々努力をしてる人、あと少しでそうなれそうな女性が好きで、俺から見たらA子は完成してました。
勿論、性格やものの考え方などの中味はまた別の話で、外見だけで言った場合です☝
話がちょっと逸れましたが、A子の笑顔を見て一先ず足首のことは安心しました。
さぁ、終電も無くなったから、これからどうしようか?と思い、
「さて、どうする? タクシーで帰る?」
と、質問しながら袋からコーヒーと紅茶を出して両方をA子の前に突き出しました。
「どっちか選んで…」と敢えて言わなかったけど俺の意図を理解して、
「…ありがとう」
と言って紅茶を取りました。
〈やっぱり紅茶かぁ…それやったらブラックにしとけば良かったなぁ…〉……
>> 51
……どちらを選んでも良いように、コーヒーは微糖を選んで買ったことを後悔しました。
〈やはりもう一度レジの列に並び直してでもA子に聞きに行けば良かった…〉と、少し悔やみながらコーヒーを飲みました。
「タクシーで帰るには遠過ぎるし、そんなお金持ってないし、勿体無い…」
との返事が返って来ました。
「遠いって何処?」
「〇〇〇〇」
「〇〇〇〇ー!!」
「そこからもうちょっと行った所…」
「ホンマかぁ~それは遠いなぁ」
タクシー代が幾ら掛かるか判らないけど、今の俺の持ち合わせとA子の持ち合わせ(勝手な想像)を合わせても足りないであろうことは想像出来ました。
「家に帰るんだから、家の人に出して貰ったら?…」
「そんな大金支払わせたら殺されるわ(笑)」
「…でも親とか心配するで…」
と、電車賃と小銭を残して財布から取り出そうとしてる様子を見て、
「何してのよ…そんなん受け取られへんし、勿体無いって!」
「じゃあ、どうやって帰んのよ!」
「‥‥‥」
「終電に間に合わんようになったんは俺等のせいやねんから、ちゃんと帰さんとアカンやろ!」
「それは私等も悪いから一緒やん! 話に夢中になって時間を忘れてたのはみんな一緒やん!……それに私が転けなかったら終電に間に合ってたのに…私のせいでしっぽさんまで終電に乗れなくしてしまって……私が悪いんやんか!」
と、泣きそうな声で言ってきました。
「それは関係無い! 俺は自分で考えてそうしたんや! 終電に間に合わんかったなんてしょっちゅうあるから、どうってことないねん!」
ほんとは初めての経験だけどそう言いました。
A子は自分のことよりも俺を巻き添えにしてしまったことが悔しいようでそれから謝ってきた。
泣かまいと我慢してたけど、涙が溢れてきたのか?鞄からハンカチを出して目を覆った。
その姿を見て何も言えずしばらくそっとしておきました。
「ううっ…ううっ…うっ…」
と、声を押し殺すように泣くのを耐えているA子の様子を見ていると、いたたまれなくなりギュッと抱きしめたい衝動に駆られましたが、そんなことして突き放されたら恥ずかしさ100%でどうして良いか解らないぞ…と、深夜でも人通りの多いコンビニの近くという風景が俺に正常な判断を保たせました……
>> 52
……しばらくして気持ちが治まったようで、A子は顔を上げて、
「とにかく一度家に連絡する…」
と、言って鞄から財布を取り出し、中からテレホンカードを出しました。
またA子に肩を貸してコンビニの前にある公衆電話まで行きました。 涙声にならないまで待ってから電話を掛けました。
俺はたぶんご両親に叱られるだろうと思い、それが聞こえてくるのが辛いのでA子から離れました。
A子の声が聞こえるか聞こえないかの距離からA子が電話してる様子を見ていました。
時々「うん!‥うん!」と頷いている様が確認出来ました。
〈怒られてるやろなぁ〉〈しもたなぁ…なんで時間を気にしなかったんや!〉と、今更ながらA子が謝っている様子を見て後悔しました。
2~3分程話してたでしょうか!?
受話器を置く様子を見て俺はA子に近付きました。
「どうやった? 怒られた?」
返事を聞くまでもなく充分想像は出来たけと、そうとしか言えなかった。
「お母さんが出て、終電が無くなったからお父さんに迎えに来てって言ったら…」
オイオイ❗
そんな作戦もあったかい❗
それやったらタクシー代云々言うてる時に〔お父さんが迎えに来る〕っていう案もあるって教えてくれよ❗…と思ったけど話しが続いていたので引き続き聞きました。
「迎えに来てって言ったら「お父さん、〇〇の叔父さんが入院したからお見舞いに行くって、愛媛県まで行ったから泊まって来るよ」って言われた」
〈ええー! 早くも作戦は失敗かい❗〉と思いながら続きを聞いた。
「それじゃあ仕方無いから、タクシー代も高いしB子と始発までどこかで時間潰してから帰るね」
と、お母さんに言ったそうです。
当然、俺は始発まで帰れる手段が無いのでそのつもりでしたが、A子もさすがに俺(男性)と居るとは言えずB子と居ることにしてお母さんを騙した…イヤイヤ、安心させたとの事でした……
やはり今日も書き終えられませんでした。
今からまた食事とお風呂の用意があるので、今日はこのへんで…。
それじゃあ、おやすみなさい🐻
アン、こんばんは🐻
今日からしばらく雨☔が続くとのことで、昨日は暖かかったのに今朝からまた寒くなりましたね。
でも真冬のような寒さはもう過ぎ去ったように思います。
この冬は何回ボード🏂に行きましたか❓
今、こちらは雨☔が止んでますが、アンの所はどうですか?
車の運転には気を付けて下さいね☝
それでは話の続きを書きますね✏
……自宅に電話したA子とお母さんとの会話の内容、とりあえず帰れないこと…始発で帰ること…それまでB子と一緒に居ることをお母さんに伝え、
「お父さんが心配するから帰れなかったことは内緒にしておく」
とお母さんの配慮があったことを聞きました。
話し終わった後、A子はホッとしたように、
「とりあえずこれで安心…! しっぽさんは帰る方法は無いの?」
と、ここで初めて俺の行方(笑)を心配してくれた。
まぁ、早くに心配してくれたとしても帰る手段は無いことには変わりはないのですが…。
「俺は無いなぁ…。」
「家族とか友達とか?」
「こんな時間から友達に難波まで来てもらうのを頼むのは迷惑過ぎるやろ! それにここに着くまで待ってるなら、もう少し待ってれば始発が出るから…」
「…そうなんやぁ」
納得してくれたようです。
「これからどうする?」
「…どうしようか?」
「その足じゃあ、あんまり歩かれへんなぁ…」
「うん…でも湿布貼ったから痛さは無くなってきたみたい」
A子はそう言うと、立ち上がって少し歩いて見せた。
確かに湿布を貼る前に見た、ヒョコヒョコとした歩き方では無く、少しテンポよくヒョコヒョコヒョコ‥と歩く速度が増していました。
でも〈心配かけまいと無理してるんやろな!?〉と思いましたが、
「ホンマやなぁ…さっきよりかなりマシみたいやなぁ」
俺はA子の努力を無にしなかった(笑)
「ちょっとぐらいなら歩けるよ」
再度、大丈夫をアピールしてきた。
「どっか茶店でも入ろか?」
「まだコレ飲んでるやん」
もっともな意見…。
「あっ!そうかぁ…」
「カラオケ🎤でも行く?」
俺はあまりカラオケは好きではないのですが、この際そんなことは言ってられないので提案してみた。
「私、あんまりカラオケ🎤好きじゃないけど、しっぽさんだけ唄うなら行こうよ」
「あっ!そうなん!…俺も好き違うねん(笑)」
「笑」
「それじゃあ、別に唄わなくてもカラオケ行く?」……
>> 54
……俺の新たな提案を聞いてA子は、
「う~ん…それやったらお金勿体無いだけだから…このままここで話してようよ」
A子からその案を聞いて〈なるほど!〉と納得した。
お腹もいっぱいで飲み物も今、手に持ってる…あと不足しているものは場所だけ…。
しかも足首のことがあるからあまりウロウロ出来ない…。
だったらここで話してたら歩かなくて良いし、コンビニもあるから何の不自由も無いから、わざわざ移動することは無いのです。
「おおう!そうしよう!」
俺はA子が良い提案をしてくれたことを称えるように、少し驚いたように返事をしました。
「…ねっ!」
アンにヤキモチ妬かれるかも知れないけど、この時のA子が「…ねっ!」と俺の顔を見ながら言った時、あまりの可愛さに『ドキィー‼』としました。
この前言ったように、A子は可愛いというより綺麗なタイプなのですが、この時は〈か・かわいいー〉と感じました。
でもやはりそこは悟られないよう、何も無かったという顔で、A子の隣に座っていたのですが立ち上がり、A子の正面に立ちました。
これでA子と顔の距離が離れ、しかもA子は見上げるかたちになるから俺の顔の下半分が主に見えるだけなので、万一顔に出ていてもバレないようにしました。
そんなことを思って正面に立ったとは知らないA子は、
「どうしたの?」
「いや…別に…。 ちょっと座ってるの尻痛なってん…」
「……ひょっとして地主?(苦笑)」
何のことだか解らない顔と声で、
「じぬし?」
「痔を患っている人のこと(苦笑)」
「痔ィ!?…そんなんなってないわい!」
「そうなん…。 そんなムキにならなくても冗談やん…」
「ホンマ痔ィとちゃうで! しかし'痔主'って上手いこと言うなぁ…」
まさかここで痔かどうか確認してもらうわけにはいかないので、ここは信じてもらうしか仕方無いので、痔を患っている人のことを痔主と上手いこと言ったことに話をズラした。
俺はこの時、初めてそういうふうに言うんだと知りました。
「私もいつ聞いたか忘れたけど、なんかそう呼ぶらしいよ…」
「ふ~ん…でもそんな'痔'のことなんて普段の会話で出てくるかぁ?」
二十歳そこそこの俺やA子の年代には痔なんて無縁のものだと当時は思っていました。
「なんか友達と話してた時にそんな話になって、耳にして‥覚えたと思う…」……
>> 55
……A子がそう言うから納得すれば良いのに、まだまだ時間があるから話が途切れないようにと思った俺は、
「ええ~!? ホンマはA子さん自身が痔ィなんちゃう?」
俺は馬鹿だ!
恥知らずだ!
回りに人々が行き交う中で、聞かれていないまでも若い女性にそんなことを言う俺は不届き者だ!
そして何よりA子に恥ずかしい思いをさせてしまったことを非常に後悔した。
もし、さっき発した言葉がA子の回りをさまよっていたら全力で回収したに違いない。
そんな後悔してる俺に、
「ええー!! そんなんなってないよー!!(笑)」
A子は俺が発した言葉より大きな声で全力で否定した。
「ハッハッハッハッ…分かってるよ…冗談!冗談!」
「ホンマにぃ!? ここで見せられへんと思って言うてるのと違うぅ? ホントに違うからぁ!!」
〈おっ!ここで見せられへんって…俺と同じこと思ったんかい!〉
「違う!違う! ホンマに思ってないって…」
「……なら、ええけど…」
「ごめん!ごめん!」
普段ならこんな会話、こんなテンションで話すことは無いのですが、沢山お酒を呑んだことと、走ったことで酔っていたのか!?俺はいつもと違う自分に気付いていました。
A子とはもちろん今日初めて呑んだので、普段お酒が入るとこんな感じなのかは判らないので、今酔っているのか?素面なのか?を聞いてみました。
「A子さんはお酒呑んだらいつもこんな感じ?」
「…こんな感じって?」
「…なんか‥こう‥明るいやん」
「…明るいかなぁ…? 別に今は酔ってないよ…気分は良いけど…酔ってないよ…私、なんか変?」
「いや~そんなこと無いよ。 帰れなかったのに楽しそうにしてるみたいに見えるから…」
「家に帰れなかったことは仕方無かったことだし、B子の家に泊まることなんてよくあることだからお母さんもB子と一緒に居ると思ってるから安心してくれてるだろうし、しっぽさんとこうして始発まで居るから何も心配しなくて良いからかなぁ…?」
〈…うん? なんか嬉しいことを言うてくれたぞ…〉
なぜかA子の言葉が嬉しく感じました……
と、今日はここまでです☝
なんか今回の話は短編小説並みに長くなってきました。
ここまでで全体の6~7割位です。
では、次回をお楽しみに……
おやすみなさい🐻
アン、こんにちは🐻
今日はもう春ですね🌸
かなり暖かくて車の暖房はOFFにして、窓を少し開けているぐらいでちょうど良い感じです😃
風が吹いているけど、日向に居れば涼しく感じるぐらい、今日は暖かいです。
今日は昼前からドライブに出てます🚗💨💨💨
行き先は……勿論、いつものように決めてはいません。
気が向いた道を走り、曲がりたいと思ったら曲がり、休憩したい場所が見つかれば休憩してます。
今は、ある海岸沿いに車を止めて、堤防の上に座りながらこの手紙を書いています。
それでは昨日からの続きを書いていきます✏
……証拠は無いものの俺もA子も'痔'では無いことが判りました(笑)
「何も心配しなくて良いから…」と言ったA子の楽しそうな笑顔を見て、俺も嬉しくなり、笑顔になっていました(たぶん‥)
それからも二人はいろんな話をしました。
友達の事や仕事の事、初恋の思い出や学生の頃の思い出話など、さっき居酒屋で話したことも重複しながら結構長い時間、立ったり座ったりしながら話し込んでいました。
途中で足首の腫れを確認しては湿布を新しいのに貼り替えたりもしました。
こうして文字を沢山書いた長文も、読めば5分も掛かりません。
それを1時間も‥2時間もずっと話していたのだから、会話のやりとりや内容はここには書ききれません。
物凄い膨大な文字数になる程、話していました。
「ちょっとコンビニ行ってくるね…」
A子がそう言って、とっくに飲み干した紅茶とコーヒーの空き缶を持って立ち上がりました。
「ああ~! 俺が捨ててくる!捨ててくる!」
そう言って、歩き出したA子の後を追い、空き缶を受け取ろうとしました。
「あっ! いいって!いいって!…」
と、空き缶を渡そうとしないので、
「まだ足、痛いやろ! 捨てに行くぐらい俺が行くって…」
「ううん! 中にも入るから…」
「ええって! 俺が買うてくるから…」
「……違うよ……ちょっとお手洗い…😳」
それを聞いて俺は〈しまった!! なんで気ィ付かんかったんや! 言いにくいこと言わせてしもた!!〉と瞬時に思いましたが、A子の恥ずかしさを紛らわそうと、
「だから俺が代わりに行ってくるから…!!」
と、冗談を言った。
「…ナニ言うてるの(笑)」
笑いながらそう返して、さっきよりマシな歩き方で空き缶を捨て、店内に入って行きました……
>> 57
……A子が店内に入るのを見届けてから俺は元の椅子代わりの石の上に座りA子を待ちました。
〈ようさん喋ったなぁ…今何時や?…3時前かぁ…眠たないかなぁ?…〉そんなことを考えていたら、
「しっぽさん!」
〈えっ! はやっ!!〉
呼ばれて振り返るとA子がすぐそこまで来ていました。
「ここ、お手洗い無かった……」
「あぁ~ホンマかぁ…」
今はどこのコンビニにもトイレは設備されていますが、当時はまだ設備されていない店舗が沢山ありました。
困ったなぁと思った俺はA子に、
「歩くの大丈夫か?」
「うん!かなりマシになってるみたい…」
「そうか…。 でもあまりウロつけないから駅に戻ろうか!」
さっき駅のトイレを使ったからA子も直ぐに賛成してくれました……
ちょっとここで一旦中止🙅
既に堤防から降りて、車に戻って書いていたけど移動するので、あとでまた書きます。
では、ちょっとだけ🙇🐻
>> 58
続きを書きます✏
……駅に向かうことが決まり俺はA子の鞄を持ち、今度はA子の肘を片手で支えるようにしながら歩きました。
A子の歩き方は、さっきコンビニに向かう時よりも歩く速度が早く、マシになっていると感じました。
しばらく順調に歩いていたと思ったら、カクッっとA子がよろめいた。
咄嗟に支えていた肘をギュッと握り持ち上げた。
「大丈夫か!?」
「ごめんなさい…ちょっと足着いた時、変に力が入ったみたいで…」
「痛ないか?」
「…うん!大丈夫!」
そう返事を聞いたものの俺は肘を支えるのを止めて、腕を抱えるような体勢に変えました。
ちょうどカップルが腕を組んで歩く格好の、俺が女性になって腕に手を回すような格好になった。
靴を履いてのA子の身長はたぶん160㎝前後、172㎝の俺がA子の腕を掴んで歩いてる様は、人から見れば可笑しなカップルに思われたと思います。
でも今の俺達にはそんなことは関係ありません。少しでも早く駅に着き、トイレを済ませ、ゆっくり座ることしか考えていません。
そんな逆カップルのような歩き方をしながらまた歩き出しましたが、またA子がよろめきました。
「!!…大丈夫か!!」
「うん!ごめんなさい!なんか力を掛けるのが怖くて……」
「そうか…そしたら来た時みたいに肩貸そうか!?」
そう声を掛けることに恥ずかしさは感じなかった。
「うん…お願い出来る…」
A子の返事を聞き、俺はA子の腕を取り、首の後ろに回して体重の何パーセントかを預かった。
この体勢はさっきも体験済みだったのと、湿布を貼って時間が経っているから痛みも少しは和らいでいたのか!?コンビニに向かう時よりもスムーズに歩けていると思いました。
ところが途中でA子が、
「駅までにお手洗いないかなぁ?」
と、言うのです。
確かにスムーズに歩けてていると言っても、普通に歩く速度と比べると完全に遅いのは二人共判っていました。
もう少し歩けば駅があることをA子も知っているのにそんなことを言うということは、かなり我慢していたんだと判りました。
だから「駅まで我慢出来ない?」とは聞かず(まぁ、聞くのはA子を辱めるだけだし、失礼だから聞けないけどね)
「…わかった!!」
そう答えましたが駅までにトイレがある所は知りません……
>> 59
……少しでも早くトイレに行くために考えた俺は、A子の前に腰を落とし片膝をついて、
「乗れ!!」
と、言いました。
これからしようとする状況を説明しなくても一目瞭然で理解出来たA子は、
「……でも…」
と、恥ずかしいからか?迷惑を掛けると思ったからか?判りませんが躊躇してました。
「かめへんから…!」
「…でも…」
「今からこの辺ウロウロ探すんか!」
「………」
なかなか乗ってくれないA子に、俺はいつまでもそんなポーズでいることと、俺だってそんなことを言うのはかなり恥ずかしかったのに勇気を出して言ったのに、A子がすんなり乗ってくれないことに恥ずかしさと怒りが混同したような感情になり、躊躇してるA子に向かって、
「ここでチビってもええんかっ!!」
と、回りを歩いてる人にも聞こえたかも知れない恥ずかしさや、それによりA子に恥ずかしい思いをさせてしまうと判りながらも、そう言いました。
それを聞いて観念したのか?覚悟を決めたのか?…、
「……私、重いよ……」
と、言って背中に乗ってきました。
「ヨイショっと!」
年寄りみたいに声を出して立ち上がりました。
「…重くない?……鞄、私が持つ…」
と、言ってA子は片手を前に出しました。
両手を後ろに回しながら片手に持っていた鞄を、一瞬片手でA子を支えて反対の手で鞄を素早く渡しました。
「…重くない?」
1回目に聞かれた時は敢えて答えなかったから、A子はまた聞いてきた。
「重いよー! 今までの人生で一番重たい物担いだわ!😁」
「ウソや~ん! やっぱり降ろしてぇー!😳」
「イヤやぁー! このまま走るから掴まっとけよー!!」
二人にしか聞こえない会話なので、回りでその様子を見た人はきっと〔酔ったカップルがおんぶしながらふざけてる〕と思ったに違いないと思います。
本当はA子はさほど重くもなく、小走りながら一度も止まることなく駅構内のトイレまで一気に行けました。
「ホイッ! 着いたで…」
そう言ってA子を降ろした。
「ありがとう…」
「はい! それじゃあ千円になります」
そう言って俺は片手をA子の前に差し出して、手の平を上に向けお金を催促する仕草をした。
「……ナニそれ?」
「イヤ…タクシー代、深夜割増で…😁」
「……ヘヘッ! 無賃じょう~しゃ~😁」
そう言ってトイレの中へと走って行きました……
アン、こんばんは🐻
仕事、頑張ってますか❓
風邪ひいてませんか❓
俺は風邪ひいてしまいました😢
今朝まで熱があったのですが、今は下がったので横になりながらこの手紙を書いています。
予防接種をしていたのでインフルエンザやノロウイルスではなく、普通の風邪でした。
前にも言いましたが病気の診察、治療に通院してるのに、待合室や廊下には風邪をひいて診察に来てる人が大勢居るから風邪の菌が沢山浮遊しているからか!?風邪をひく時はいつも通院した後にひきます😥
治療に行ってるのか?風邪をひきに行ってるのか?判りません😩
では前回からの話の続きを書いていきます✏
……俺はトイレに入ったA子を待ちながら考えていました。
〈足、大丈夫かなぁ?〉
〈二人共いつの間にか敬語を使わず友達みたいに話してたなぁ〉
〈強引におんぶしたけど嫌やったん違うかなぁ?〉
〈NやB子さんは無事に帰ったかなぁ?〉
〈俺もトイレ行っとこ…〉
俺もトイレに入り…済ませて外に出ると、同時にA子も出て来ました。
「あっ!一緒やね…」
A子は少し驚いたような顔をした次の瞬間、ニコッと笑いながら嬉しそうに言ってきました。
〈アレッ? 何やこの感覚…?〉
俺は自分の中で変な物が動いているような感じに気付きました。
なぜかそれをA子に悟られてはいけないと思いました。
「…間に合ったか?」
また変なことを言ってしまった。
「うん!…ギリギリセーフ!」
きっとA子ももっと違う返事の仕方があったやろう…と思ったに違いない。
「そうか……もしまだ出て来てなかったら今度は「漏らしたんかぁー」ってトイレに向かって叫ぶところやったわ(笑)」
「(笑)…もしそうだったらパンツ買って来てってお願いしないとアカンかったね…」
「うわぁ!! ホンマやなぁ! 俺またコンビニへ行って女もののパンツ買わんとアカンかったんやなぁ…」
「(笑)そうやったんよう…女性用のパンツ、買ったことある?」
「そんなんあるかー!!」
「ホンマにぃ?」
A子は意味あり気な笑みをしながら聞いてきた。
「あるわけないやろ!!」
「彼女にも?」
「無いよ! 第一、男の俺が女ものの下着をどこで買うんよ!? そんな勇気も無いし変態違うわ!!」
「ホワイトデーなら下着売り場で買ってる人も居るし、ホワイトデーの売り場にも売ってるよ…」……
>> 62
……「そうかも知れんけど俺は買うたことない!」
「ふ~ん…そうなんやぁ…」
「そういうA子さんは貰ったことあるの?」
そう質問して、
〈なんかさっきから変な方に話しが広がってきてるぞ~〉と思いましたが話しが止められない雰囲気がありました。
「それが無いのよう~。付き合ってた彼氏はチョコとかクッキーとかで返してくれるけど下着は貰ったこと無いなぁ~」
「そうなんやぁ…でもそんなもんと違うかなぁ?下着買うって例えホワイトデーという目的であっても、なかなか勇気がいると思うで。レジの人や回りの人に「この人、ホワイトデーのフリして本当は自分の為に買ってるのと違う?」って思われてないか!?‥なんか変態みたいに思われてないかと人の目が気になるし…」
「そうかなぁ? ホワイトデーの前なんかで女性の下着売り場で堂々と買ってる男の人を何度も見たことがあるけど「ホワイトデーに買いに来たんやなぁ」「ここまでしてくれて彼女嬉しいやろうなぁ」としか思わなかったよ…自分の為とか変態とか全然思わなかった…」
「その男、えらい勇気あるなぁ」
「店員さんにいろいろ聞いたりしてたよ…」
「店員って…女性やろ!?」
「(笑)…もちろん(笑)女性下着売り場やもん(笑)」
「そんなに笑うなやぁ…でも何を聞くことあるねん? 彼女の趣味か彼女に着けてほしい自分の好みを選べば良いことやろ? そんなの店員に聞いても答えよう無いやろ?」
「違うよ!…彼女のサイズが分からないのよ!…男の人って彼女のサイズを知らない人がほとんどでしょ!?」
「あぁ~そういうことか…」
納得した。
確かに男は…と言うか、俺は彼女だった人のサイズって知らなかった。
何センチの何カップとかS・M・Lとか知らなかった。
「…でも下着をプレゼントするつもりなら事前に調べておくやろう?」
「(笑)それが調べないんやろねぇ…脱がすのに必死になってたりして…」
そう言った瞬間、A子が明らかに〈言い過ぎた!!〉という顔をしたのを見てしまい、
「そうやなぁ…」
と、俺はA子が言った言葉を流そうと思ったのに同意してしまった。
たぶん俺の顔も〈言い過ぎた!!〉という顔をしていたと思います……
まだ話は終わりそうにありません。
続きはまた次回に……☝
それじゃあ、おやすみなさい🐻💤
アン、こんばんは🐻
今日は雲☁の多い一日でした。
アンの所はどうでしたか❓
これから日毎に暖かくなっていくので過ごしやすくなりますね😊
春はもうすぐ‥‥🌸
さて、自分で書いていながらまさかここまでの長編になるとは思ってもいなかった【過去話】『南海高野線の女性』も、いよいよ最終章に入りました。(たぶん😁)
では続きを書きます✏
……俺もA子もちょっと下ネタっぽくなってきたことに気付き、二人の間に変な空気が漂っていました。
〈アカン…話変えんと……何かないかなぁ…〉
A子もそう思っていたのかは判りませんが、けっこう長い時間沈黙が続きました。
さっきまでしてた話から180度違う話に変えることは、さっきまでの話を否定したというか‥恥ずかしがっていたと思われることが恥ずかしいので、さっきの話の続きっぽい話をしようと思いました。
「…A子さん、今‥彼氏居るの?」
考えて喋ったつもりだったのに、今A子がフリーなら俺と付き合えへん?とA子に予想されるようなことを言ってしまい、〈しまった!!〉と後悔したけど、発した言葉は消せません。
「居ないよう…う~ん…もう2年以上居ないかなぁ……」
「そうなんやぁ」
「そうなんよぉ‥しっぽさんは居てるの?」
〈やっぱりそう返してくるわなぁ…〉
なんかまた恥ずかしい会話になっていくような予感はしましたが、聞かれたのに無視して話題を変えることは出来ないので、
「俺も居てないねん」
「そうなん‥いつから?…」
「ええ~、いつからかなぁ? もう忘れるぐらい前……」
「ふ~ん…彼女作らないの?…」
「そんなつもりは無いけどツレ(男友達)とおったら面白いし…」
「そうなんや‥でも友達とずっと一緒って…そっちの気ェあるの?(笑)」
「そんなんあるかぁー!!昔は居ったって言うたやろ!!」
「(笑)ムキになって否定するところが余計怪しい…(笑)」
「あほかぁ!? そんなん違うわぁ!!」
「そんなに怒らんでも冗談やんかぁ…(笑)」
やっぱりこの話題は恥ずかしい沼に沈んで行きそうなので話を終わらすために、
「こんな所でずっと立ち話してられへんから座れる所へ行こ!」
そう言って歩き出しました。
「…わかったぁ」
A子は、そう返事をしました……
>> 64
……俺は既に歩きかけながらA子の返事を背中越しで聞いてから立ち止まり、振り返ってA子の様子を見た。
足首に湿布を貼ってから今までの時間でどれ位歩けるか確認しようと思いました。
鞄を片手に持ちながら、速度は多少速くなったものの、相変わらずヒョコヒョコと足首を庇うような歩き方でした。
俺はA子の元に戻り、
「ほらっ!」
と、手を出しました。
「ありがとう」
そう言ってA子は俺の腕を掴みました。
俺に手を出されてもA子は掴むことしか出来ないことにその時気付き、
「ごめん!ごめん!」
と、言って腕を掴んだ手を離し、その手を俺の首の後ろに回して肩を貸す体勢にしました。
「鞄、持とうか?」
さっきまでは鞄を持ってあげようかなと思ってはいましたが、女性の鞄って男が持つには勇気がいるもので、持つのがカッコ悪いとかでは無く「持とうか?」と声を掛けることに勇気というか、変な人って思われないか?とか考えてしまうのです。
女性の荷物なら持つことに声を掛けやすいけど、鞄はまた特別な物のように思うからです。
でもこの時は、さっきまでそう考えていたのに全く抵抗が無かったようで「鞄、持とうか?」と気付いたら言ってました。
「うん…ありがとう」
そう言って俺に鞄を預けました。
〈そういえば、鞄て案外重かったんやなぁ…もっと早よ持ってあげたら良かったなぁ…〉
終電に乗るために階段を駆け上がっていた途中でA子が転けた時に鞄を拾い上げて手渡した時に鞄の重さを知ったのに、今までずっと持たせていたことをA子に心の中で詫びました。
「…鞄、けっこう重いなぁ!?」
「そう? 別に何も入ってないけどなぁ!?」
「いつもこれ位あるの?」
「うん…だいたいいつもこんなもん…」
「何、入ってんの? 何をこんなに持つ物あるねん?」
「ええ~! お財布とかお化粧道具とか‥いろいろ…」
「ふ~ん! 女は大変やなぁ~。 男なんか財布とハンカチだけでええから、全部ポケットに入るから手ぶらでええから楽やでぇ…」
「そうやねぇ…男の人はお化粧しなくてもいいし…」
「そうやろう! 化粧とか邪魔くさいやろう?」
「邪魔くさいけど、しなかったら外に出れないし…」
「そんなこと無いやろう!? A子さん素顔でも綺麗やろう」
アカン!…また恥ずかしい沼に嵌ってしまった……
やはり今日で終わりませでした。
また次回にね☝🐻
アン、こんにちは🐻
今日は仕事かな⁉
仕事でも休みでも、時間を有効に使って下さいね☝
今日は風が少し強いけど暖かいですね😃
やはり春🌸はもうすぐそこまで来てるみたいです☝
でも明日から?また寒さが戻るらしいので気を緩めてはいけません🙅
では、自分で書いていながらいつ終わるのか判らなくなっている『南海高野線の女性』の続きを書きますね✏
……「A子さん、素顔でも綺麗やろう」
と、思わず口から発してしまった言葉を誤魔化そう‥無かった事にしようと思い、次の言葉を必死で探しましたが何も思い浮かばず時間だけが流れました。
「…ええ~!そんなこと言われたこと無いよ~」
A子もどう返事をしたら良いのか考えてたようで沈黙を破るように少し高い声で答えてくれた。
「ホンマに~? 整った顔立ちしてるやん」
#&*@;$‥‥はぁ‥俺はまた何を言うてんねん‥‥自分で火に油を注いで‥ホンマにアホや!‥‥
「整った顔立ち?」
「してるやん! 目が大きくて鼻もシュッとしてて、色白やし……」
もう自ら恥ずかしい沼に潜ってやろうと思いました。
(ヤケクソとも言います)
「そうかなぁ?」
「言われた事無い?」
「無いよ~」
「そうなん!? じゃあ俺の目が悪いんかなぁ(笑)」
「いやっ!失礼やわっ!(笑)」
「(笑)冗談!冗談!」
「(笑)…しっぽさん一番最初に女性のどこを見る?」
「体の部分で?」
「そう!…女性の好きな部分というか、一番最初チェックする部分…」
「う~ん?…鼻かなぁ…」
「鼻?…」
「うん‥鼻! 鼻筋が通ってるというか、分かり易く言うと鼻の穴が丸くなくて楕円形の人」
「…楕円形?」
「そう!…楕円形の人っていうのは、鼻が高い人に多いかな!?」
「じゃあ外人みたいな鼻の人?」
外人って言われても、日本人以外はみんな外人なわけで、鼻の低いアジア系やアフリカ系なども含まれているのですが、ここでA子が言った外人とは、アメリカやヨーロッパなどの、いわゆる鼻の高い外人…を指していると判ったので、俺は、
「いや…ちょっと違うねん。 外人って鼻は高いけど全体的に大きいやろ…それに目と目の間の鼻が高過ぎるし…だから鷲鼻みたいなのがええかな…」
「…ふ~ん!難しいなぁ!? 芸能人とかで言うと誰みたいな鼻?」
「芸能人で…? う~ん?……」……
>> 66
……芸能人と言われても思い当たる人はいなかった。
「う~ん? 芸能人って言われても普段テレビ観ながら「この人の鼻、良い!」って思いながら観てないから解らんなぁ」
「そうかぁ…」
「うん…解らんわぁ」
「でもまぁ鼻を最初に見るんやね」
「…たぶん…聞かれたからそう答えたけど、鼻だけに目がいくわけじゃないからなぁ…鼻を見る前に顔全体が目に入るからなぁ」
「でも顔全体が目に入って最初に鼻に目がいくんでしょ?」
「そう言われてみればそうやなぁ…目や口ではなく鼻に目がいってるなぁ…そんな質問されたこと無いから今初めてそうなんや!と気付いたわ…A子さんはどこ見るの?」
「私は手かな…」
思わず手を隠しそうになりました。
アンに前にも言ったけど俺は自分の体の中で一番〔手〕には自信が無いのです。
武道をしてた時の訓練で指立て(腕立てを指先だけですること)を成長期にしたからか?指が太くて短いのです😢
「手かぁ…」
そんな思いが込められた返事とは知らないA子は、
「そう!…大きくて指が長くて男らしいゴツゴツした感じの手が好きで、一番に見てしまう」
そらそうやろなぁ…。
俺も松田優作の「なんじゃあこりゃあー!!」の時やタバコを持つ手を見て男ながら「かっこええ~」って思うもんなぁ。
「しっぽさんの手はそれとは違うけど、赤ちゃんの手みたいでかわいい手やね(笑)」
自分で思ったことも無かったので不意を突かれてしまい、復唱するような声のトーンで、
「赤ちゃんの手???」
「そう…赤ちゃんの手みたいに、なんかまぁ~るくてプニュプニュした感じがしてる…」
そうかなぁ?と思うと同時にいつの間に見てたんや?と思いました。
「そうかなぁ? そんなこと言われた事無いわ…自分の手はあまり好きと違うねん…」
「そんなことないよ…なんかぬいぐるみの手みたいと言うか?……やっぱり赤ちゃんみたいな手で人によったら母性本能がくすぐられる手やと思うよ…」
「この手がぁ? 言われた事無いなぁ…」
そう言った瞬間思い出した。
高校生の時、友達の家で晩ご飯をよばれていた時に、お母さんに「かわいい手やねぇ」と言われ、その声に友達のお姉さんが「ホンマやぁ…かわいい手してるなぁ~、羨ましいわぁ」と言われて、かなり恥ずかしいような嫌な気持ちになったのを思い出しました……
残念!
出掛ける時間が来ました‥また次回にね…🐻
アン、こんにちは。
たった今、大震災から丸一年を迎えました。
一年前の今頃は激しい地震の後も何度も余震が続く中、これから大津波が襲って来たのです。
戻れるものなら避難するよう知らせてあげたいです。
亡くなられた皆様の御冥福をお祈り致します。
アン、こんばんは🐻
仕事は終わりそうですか?
アンの仕事って終業時間(定時)が有って無いようなもんと言ってましたが、ぼちぼち終わりそうですか?
残業なら頑張って下さいね💪
それでは先日からの話の続きを書きますね✏
……友達のお母さんやお姉さんに昔「赤ちゃんみたいな手」と言われたことがあったのを思い出し、
「そういえば昔、言われたことあるわ…」
と、友達のお母さんとお姉さんのことを話しました。
「そうでしょう…女性って男性の手って案外見てるのよ。 …やっぱりしっぽさんの手は赤ちゃんの手みたいに思う人って居るんだぁ…」
確かに当時の俺は二十歳そこそこだから、まだ肌の張りも艶もあっただろうから、今この手紙を書いてる手とは比べられない程若い手をしていたと思うけど、やっぱり今見ても、そして当時も手を見ても赤ちゃんみたいな手とは思わないのですが……。
「そう言われてもあんまり嬉しないなぁ…。男らしい手とか大きな手とか言われる方が男は嬉しいで…なんか赤ちゃんって弱々しい感じがするなぁ…」
「確かに男の人はそう思うやろねぇ…でも女性からしたら羨ましい手よ…」
「俺、女ちゃうもん!」
「(笑)…ちょっとちゃんと見せて…」
そう言われて渋々手を差し出しました。
A子は俺の手の甲をツンツンしたり摘んだりして感触を確かめたり、手の平を見たりしました。
「ホンマに可愛い手してるねぇ(笑)」
「そうかなぁ?」
「私の手と替えてほしいぐらい…(笑)」
「ちょっとA子さんの手見せて…」
「ええー!イヤやぁ…恥ずかしいー!」
そう言って両手を体の後ろに隠しました。
「なんでぇやぁ…俺は見せたやんかぁ」
「イヤやぁ!それとこれとは違うー!」
「ナニ訳解らんこと言うてんねん! 見せろやぁ!」
そう言いながら必死に両手を隠すA子の腕を取ったり、立ち上がろうとするのを肩を抑えて阻止したりして、揉みくちゃになっていたらA子を押し倒してしまい、俺はA子に覆い被さるような体勢になってしまいました。
第三者が見たら間違い無くカップルがイチャついているとしか見えなかったでしょう。
でも幸いに深夜の駅の俺達が居る場所には誰一人居ませんでした。
見られたという恥ずかしさは無いものの、この体勢になったことにA子に対して恥ずかしくなりました……
>> 69
……俺は思わず「あっ!!」と声が出て、慌ててA子から離れ元の位置に座りました。
そしてA子が起きようとしてるのを腕を掴んで引き起こしました。
「ごめんな…」
「ううん…大丈夫…」
「痛なかった?」
「うん…痛なかった! 大丈夫…」
「ごめん!ちょっと調子に乗り過ぎてしもた…」
「それは私も…」
A子の顔を見たら顔が真っ赤だった。
色が白いから明らかに分かった。
たぶん俺も赤かったと思います。
ほんの数秒の沈黙の後、A子が手を差し出した。
「はい!…見ても笑うなよ!(笑)」
なぜか男口調で言いながら照れ臭そうにしていた。
「なんや‥可愛い手してるやんか…」
そう言いながら、俺はA子と同じようにツンツンして摘んで手の平を見ました。
「ウソー!そんなこと言われたこと無いよー!」
「イヤイヤ、ホンマ!ホンマ! 誰が見ても可愛い女の子の手してるやんか…」
「ええ~!? そんなこと言われたこと無い…」
「前の彼氏にも?」
(当時は元彼という言い方はしなかったのです)
「うん…言われたこと無い」
「まぁ男ってそんなことわざわざ彼女に言わんわな!」
「そうやねぇ…男の人ってそういうの言わないよねぇ…髪型変えても気付いて無いのか?全然言わないし、好きとか愛してるとかも全然言わない!…いっつもこっちから聞いて、聞かれたら渋々答えるぐらい…」
「そらそうやで! 男がしょっちゅう「髪型変えた?似合ってるよ」とか「愛してるよ」とか言うかいな! そんな男、キモチ悪いやろ!?」
「ええ~!でも女性って言ってほしいものよ!…いっつもとは言わないけど一日一緒に居たら1回や2回言ってくれないといつもこっちから聞くだけじゃあ不安になるもんよ」
「う~ん…でも外人や無いんやし、日本の男はそんなん言うの苦手というか照れ臭いもんやで…」
「でもそれは女性も同じよ…照れ臭いけど確かめたいと思うのよ…」
「確かめんでも一緒に居ってデートしたり……それこそエッチしたりするんやから、言わんでも愛してるに決まってるやんか…」
「…それはそうだけど…でも男の人って愛情が無くても風俗行ったりしてエッチするでしょ! その時は風俗の人を愛してるの?」……
今日はここまで…☝
また次回を楽しみに…😃
それじゃあ、おやすみなさい🐻
アン、こんばんは🐻
だんだんと陽が沈むのが長くなってきましたね☝春🌸はもうすぐそこまで来てますね😊
それでは前回からの続きを書きますね✏
……A子にそう質問されて返事に困りました。
実際、男性の多くは?1回や2回は風俗へ行ってます。
当時でも俺の回りの友達や知り合いの半数以上…いや、3分の2は行ったことがあると思います。
でも俺は今現在も風俗どころかキャバクラさえも(当時はあったかな?)行ったことが無いので、そういう時の男の気持ちは解らないのですが、話しで聞いたことや俺も男ですので想像はつきくので、自分なりの考えを言うことにしました。
「…愛しては無いやろね!…風俗行くって、ただ性的欲求を満たしに行くだけやから、初めて会う人とそうなるんやから愛なんて無いと思うよ! ただ同じ人を指名して行くような男は、その人を好きになったり、もしかしたら愛してるかも知れないけど、普通ならその日初めて会ってすぐエッチするんやから愛情なんて無いやろね…」
「やっぱりそうなんだぁ…愛情も無いのにエッチするって…しかもお金まで払ってって…。 男の人ってアホやなぁ」
「確かにそうかも知れんけど、男って女より性欲が強いとか溜まりやすいっていうから仕方無いところもあると思うけど…」
「ええ~!でもそんなのは男の勝手でしょう!? 」
「そうなんかも知れんけど、ええように言うたら男の本能みたいなところがあるねん」
「本能って……言わんとすることは解るような気がするけど、…ほら、例えば彼女が居るのにそういう所へ行く男性って理由が解らない!…変な言い方だけど彼女とエッチしたらタダなのに、わざわざお金払ってまでして行くって、どう考えても解らない…」
「そうやなぁ…。そこは俺も解れへんなぁ…。 でもそれは男だけ違うやろ!…女だって彼氏が居るのに浮気するやろ…」
「そうかぁ…。 でも女性の浮気って男性に比べたらかなり少ないと思うよ。浮気する女性って彼氏が相手してくれなくて寂しいとか、今の彼氏より好きになってしまった人が現れたとかで、愛情が大きく動いていると思う…」
「いや、それもあるやろうけど、性的欲求で浮気してる女性も多いと思うよ…。 だいたい世間では男ってよく浮気するって言うけど、浮気してるってことは相手の女性も浮気してるってことやからね!確かに男が彼女の存在を知らせないで付き合う‥二股とか三股とかしてる男も居るけど……
>> 71
……それは女性だって同じように、彼氏が居ることを黙って別の男と付き合ってるなんてよく聞く…逆に「不倫」っていうと「奥さんが居る男性と浮気する」ってイメージがあるけど「ご主人が居る女性と浮気する」も不倫だから、浮気や不倫って言葉だけでどっちがどうこうやなくて、中には騙されている人も居るかも知れないけど、浮気も不倫も男女共同じ数だけしてるんやないかな? 相手が居て浮気や不倫なんやから数は同じ! だから「男の人って浮気する」は違うと思う…」
けっこう真顔で熱弁してしまいました。
ただジッと聞き入っていたA子が、
「なんかしっぽさん凄いね…しっかりと持論があって必死に喋ってたから圧倒された…(笑)」
「ごめん!ごめん!」
「…でも、そう言われるとそうやねぇ。 言う言わない‥騙す騙されるは男女共にあるだろうし、浮気も不倫も一人では出来ない‥異性があってのことだから「男の人は浮気する」は間違いやね…。男も女も浮気する人はする!ってことなんやね…」
「そういうこと! たださっきも言ったように男の方が性的欲求が多いから風俗とか行って発散する人が多い…だから愛情とか無くてもエッチ出来る。…だから浮気をしてるつもりは無いと思ってる男は多いと思うよ。」
「…でも女性からすると風俗行かれたらやっぱり浮気されたような気になる。 エッチなビデオとか観られるのは仕方ないと思うけど…実際に行為されるのは認めたくないなぁ…」
「そうやろなぁ…女性が行く風俗店って無いけどもしそういう店があって自分の彼女が行ったりしたら絶対イヤやもんなぁ…それと同じことやもんなぁ…」
「そうでしょう…イヤでしょう。 だからしっぽさんも彼女が居たら行ったらダメよ」
「俺は行けへんよ!」
「ホンマに~?(笑)」
「行けへんよ! 俺‥風俗とか行ったこと無いから…」
「ええー!! ウソー!!」
「無いよ! なんか俺行ってそうに見えるかぁ?」
「見えるとか見えないとかは判らないけど、若くて独身の男性って1回位は経験してるもんだと思ってたから…」
「(笑)そんなこと無いよぉ…俺の回りの友達でも3分の1位は行ってないよ…」
「そうなんやぁ…でもこれから経験するかもね…(笑)」
「それは判らんなぁ…人それぞれ違うかなぁ(笑)…」……
>> 72
……そんな話をしてたから、始発を待つことが苦ではありませんでした。
むしろもっと話していたいとさえ思いました。
A子はどのように感じていたか解りませんが、少なくとも楽しそうな笑顔を沢山見せてくれました。
それからもいろんな話題で話が盛り上がりました。
友達の事、B子やNの事、学生時代の事、仕事の事、終いにはお互いの家の事も話しました。
それぞれの事を会話形式で書こうとも思いましたが、あまりにも長文になるので省略します。
少しだけA子のことを話すと、家族構成は両親と妹が1人居て、お父さんはインテリア関係の仕事で十数店舗を経営している社長で、お母さんは自宅で料理教室をしています。
ちょっと来客があったので中断します。
またあとで🐻
アン、こんばんは🐻
昨夜、俺の家に来たのは友達等です。
誕生日ということでお祝いに来てくれました。
奥さんと子供を連れて来た友達等も居て、賑やかな誕生日になりました。
まぁ、俺を祝うというより、みんなで呑める口実がほしいといったところでしょう😁
明日も仕事の人は先程帰りましたが、休みの人が3人居り、まだ喋りながら呑んでいます。
話の続きを書きたかったのですが次回にさせてもらいます。
それでは🚻からの手紙でした😁
アンからお祝いの言葉が来なかったことがやっぱり寂しかったな……🐻
アン、こんばんは🐻
今日は一日曇り空☁でしたね😊
春🌸に向かっていたのにちょっと戻ったようで寒さも戻ってきました。
でも、もう雪❄が降るような寒さは来ないみたいなので、この寒さを越えたら春🌸がやってきますね😃
アンはスノボー🏂出来ないから寂しいかな❓
それでは書いてる本人が長くなっていることに驚いている『南海高野線の女性』の話の続きを書きます✏
……妹さんは高校生でA子本人はある関係の仕事をしながらその資格を取る為に勉強中との事で、将来は自分で経営したいという夢を持っています。
表現の仕方が難しいのでストレートに言うと〔お嬢様〕という感じです。
それからもお互いの夢や仕事について話したり、「男性って…」「女性って…」とお互いに質問したりして、俺は男性代表で、A子は女性代表で受け答えをしてました。
数時間前に初めて会った者同士とは思えないほど話が弾み、会話は途切れることなく話し続けていました。
時間を忘れてしまうほど話に夢中になっていたのですが、二人で座っていた誰も居なかった階段にポツポツと人の足が見え始め、階段を駆け上がっていることに気付きました。
それは勿論A子も気付いたようで、話してる言葉を途中で止めて、
「…人が来だしたね…」
「…そうやなぁ…。 そろそろ行こか!…」
「…うん」
「よっしゃ!行こ!」
そう言って俺はA子の鞄を持ち、腕を支えるようにして階段を上らずエスカレーターへと向かうことを告げました。
エスカレーターで上がりそれぞれが切符を買い、発車時間を確認しました。
「何分?」
「〇時〇〇分…しっぽさんは?」
「〇時〇〇分」
「ちょっとだけしっぽさんの方が早いね…ホームへ行こ‥見送るよ…」
「…そうやな…」
そう言ってA子の鞄を持ち、腕を持って歩き出し改札を抜けました。
A子の足も湿布のおかげでだいぶ良くなっているようで、ヒョコヒョコと歩く速度が少し速くなっていました。
「大丈夫か?」
「うん…もうほとんど痛くない!」
A子は笑顔で答えました。
マシになったと言っても回りの人々よりは歩くのが遅いので次々と追い抜かれていました。
「しっぽさん、もう行って! 私ここで見送るから…」
「どうしたん? 痛いんか?」
「違う!…電車、座れなくなるから…」
思いもしなかった返事が嬉しかった。……
>> 75
……俺はA子が「ほとんど痛くない」と言ったものの、回りの人に追い抜かれている速度がA子の足の痛さを表していると思っていたのに、A子は追い抜かれていることで俺が座れなくなると思っていたことが、とても嬉しい気持ちになりました。
「あぁ~そんなこと気にせんでええよ! 立ってることなんてしょっちゅうあるし‥今までずっと座ってたから…大丈夫!」
「……でも……」
「ええから行こ…」
「………」
A子は何も返事をしなかったけど言いたいことは分かっていた。
自分が階段で転んだせいで終電に乗れなかったのに、また自分の足(速度)のせいで電車に座れなかったら申し訳ない‥と思ったのでしょう。
そんなことはこの数時間の会話で、そう考えてるであろうと想像出来ました。
またA子の腕を取って歩き出した。
「………」
まだ喋らない。
「…言いたいことは分かってるって!」
「……何を?」
さっきの「そう考えてるであろう」ことを話した。
「えぇっ!何で分かるの?」
「分かるよぉ!(笑) じゃあA子さんは何で俺がそう返事したか分からんかぁ?」
「…分かるような気がする…」
「なっ!分かるやろ!」
強いてどう分かっているのか聞かなかった。
でも分かってくれてるような気がしました。
俺が乗る電車のホームまで来た。
既に車内は立ってる人が居て、当然椅子は埋まっていた。
「やっぱり座れなかったねぇ…」
「大丈夫って! 立ってても1時間程で着くから…」
ホームで立ちながら話した。
そう言った後、沈黙になった。
さっきまで途切れることなくあんなに話し合っていたのに二人共喋らなくなった。
何を話して良いのか解らなかった。
昨晩4人で時間を忘れるほど楽しく呑んで食べて話した後の緊急事態。
終電に間に合うよう必死に走ったこと。
あと少しで間に合うって時に階段で転んだこと。
トイレの外で待っていたこと。
腕を貸して、肩を貸してコンビニまで歩いたこと。
コンビニから出て来たら声を掛けられていたこと。
湿布を貼ってコンビニの前で話していたこと。
トイレに間に合わなくなりそうで、おんぶして駅まで戻ったこと。
そしてさっきまで駅の階段に座りながらいろんな話をしたこと。
俺はそれらを思い振していました。
たぶんA子もそうだと思います。……
>> 76
……どれだけ沈黙していたか判りませんが、構内放送が俺の乗る電車の発車時刻を案内しました。
「もう乗らないと…」
「まだ大丈夫…発車する時間を言うてただけやから…」
電車のドアから少し離れた場所に居たからギリギリまで大丈夫だった。
「…楽しかったなぁ(笑)」
「うん!楽しかった! 久しぶりにお腹から笑った(笑)…」
「笑たなぁ(笑) 初めて会ったのにみんなよう喋ったなぁ」
「B子があんなに喋るの初めて見たっていうぐらい、あの子もよく喋って笑ってた(笑)」
「そうやなぁ(笑) 最初はおとなしい子と思ってたけど、途中からけっこう乗ってきたように喋り出して…よう呑んでたし…」
「(笑)いつもはあんなに喋らないし呑まないけど昨日はなんか弾けたように喋ってた」
「楽しくて呑んで喋ってくれてたから良かったけど…」
「楽しかったんやと思う(笑)」
「俺もNも楽しかったよぉ」
「私も楽しかった…」
そんな会話で明るく話していたら発車のベルが鳴りました。
「あっ!時間よ…」
「うん、そうやな!」
「…ありがとうね……」
「…おう!」
「……? 早く乗らないと!」
「………」
「…? 締まっちゃうよ…?」
プシュー!
パタン!
「…やっぱり座って帰るわ……」
俺は始発電車には乗らずに、もう少しだけ話してたい‥‥いや、一緒に居たいと思いました。
「……何してるの? 何で乗らなかったの?」
「だから、やっぱり座って帰るって言うたやん…」
「………」
「それに普通、男が見送るもんやろ! 足痛めてるからちゃんと乗って座れたか見届けんとアカンし…」
ワケの解らん理由を付けて乗らなかったことを弁解した……
今日はここまでにします。
今から晩ご飯食べてお風呂も入らないと…😊
それじゃあまたね。
おやすみなさい🐻
アン、こんばんは🐻
今日、3月25日はアンが最後の手紙を書いてから丸一年目となる日です。
一年前の3月25日午前7時43分にくれた手紙を最後に、それから手紙が来なくなりました。
あの頃は、アンから一週間位手紙が来なくても当たり前のようになっていたから、当日の25日はもちろん、翌日も翌々日もアンから手紙が来てなくても「忙しいのかなぁ?」とか「疲れてるのかなぁ?」ぐらいに思っていました。
「またそのうちに届くだろう!」と思っていたので心配や不安はあまりありませんでした。
10日が過ぎ、2週間が過ぎ…と、日が増す毎に心配と不安な気持ちも増していきました。
普通なら全ての感情を吐き出してアンにぶつけるのが本当でしょうが、何故か俺はそうしませんでした。
もちろん何度となく呼び掛けたこともありましたし、心配してることも書きました。
でも一度もアンに対して怒り口調や嫌みなことは書かなかったです。
それはそんな感情が不思議と湧かなかったから書かなかったのです。
アンが来ないと認めた瞬間から「信じて待とう」と思ったからです。
しょせんこんな掲示板の中での出逢い…バーチャルの中での出来事…と割り切っていたのでは無く、二人でやりとりした約4500通の手紙が俺に不安や怒りの感情よりもずっとずっと大きな安心や信じる気持ちがあったからです。
だから一年経った今日も何の不安も無く帰って来るのを信じて待っています。
これを読んだ他人から見れば「馬鹿な男だ!!」「諦めの悪い奴!!」と、女々しい男と思われる人がほとんどだと思います。
俺自身も自分を第三者的に見たらやはりそう思います。
でも今日現在まで一度として疑うことや待っていることが苦しいと思ったことがありません。
アンと知り合ってから自分の中の扉が開かれました。
俺の友達や知人が今も知らない俺がこの場所に居ます。
それは決して嫌な部分では無く、暖かい部分です。
そんな俺を引き出し、気付かせてくれたアンに感謝しているから信じているのかも知れません。
単に「アンが好き」っていうだけの感情だけで今日まで待っていたわけではないことは確かです。
一年経った今日…改めて言います。
『アン❗時間があったら手紙書いて下さいね』
待ってます🐻
アン、こんばんは🐻
今日は暖かい一日でしたね😃
ちょっと動けば汗ばむぐらいでした。
今年は春一番が吹かなかったけど、もう春🌸に入ったって感じですね😊
ちょっと間隔が空いたけど先日まで書いていた話『南海高野線の女性』も今日で書き終えると思います(予定では…😁)
それでは続きから書きます✏
……自分が乗るはずだった始発電車には乗らず、「やっぱり座って帰る」とか「普通、男性は女性を見送るもんやろ…」などと、取って付けたような理由を言って〈もう少し一緒に居たい〉〈話していたい〉という気持ちを隠して〈A子を見送るまで…〉と、別れる時間を先に延ばしました。
A子は乗らなかったことに対して、不思議そうな顔をしながら乗らなかったことをまだ問い詰めてきました。
「まぁ、そう言うなよ。座って帰ろうと思ったんやし、足痛めてるからA子さんには絶対座って帰ってもらわんとアカンから、電車が来たら俺が座席取ってあげようと思ったんや…」
俺がもう一度そう言うと渋々ながら納得してくれたようです。
A子からすれば、終電に乗り遅れなかったのは自分のせいだから、せめて始発に乗る時は見送りたかったのでしょう。
それは充分想像出来ましたが、俺の思惑を通させてもらいました。
「ホームへ行こ!」
そう言って、俺はまた片手にA子の鞄を持ち、反対の手でA子を支えながらゆっくりと歩き出しました。
俺が乗るはずだった電車のホームから、A子の乗る電車のホームまでは幾つかのホームの横を通り過ぎた場所にあり、ゆっくりしか歩けない二人にとっては時間が掛かる距離でした。
歩き始めて半分位来たところで、A子が乗る始発電車が間もなく発車すると告げる構内放送が聞こえました。
「あっ!発車する!急ごう!」
そう言ってA子を支えていた手を離して、A子の腕を首に回し肩を貸すようにして歩こうとしました‥‥でもさっきと歩く速度が変わらない…いえ、さっきと同じ速度なので、
「痛いんか?」
と聞いたら、
「ううん、痛くない。 急がなくても乗れなかったら次の電車に乗るから…」
そう言ってA子はさっきまでと同じ速度でゆっくりと歩き出し、それを支えながら俺もゆっくり歩きました。
A子が乗る電車のホームの手前まで来た時、電車は出発しました。……
>> 79
……「あっ!出てしもたなぁ…」
「別にいいって…」
A子は笑顔で答えました。
「……まぁA子さんがそう言うならええけど…」
「これから電車は何本でもあるから…(笑)」
「そうやなぁ…終電まで何本もあるもんなぁ(笑)」
「なんだったら昨日乗れなかった終電に乗って帰る?(笑)」
「(笑)ホンマやなぁ。それも面白いなぁ(笑)」
A子はどう思ってそう言ったのかは判りませんが、俺は一瞬本気でそれも良いかなと思いました。
ほんの一瞬の沈黙の後、
「……でもお母さんに始発で帰るって言ってあるし、B子から家に電話があったら一緒に居なかったことがバレてしまうから…やっぱり次の電車で帰るね…」
「ウソ!ウソ!冗談!冗談!」
俺は即座にA子に、そしてそうしても良いかなと思っていた自分に対して否定しました。
俺がそうしても良いかな…それはつまりもう少し一緒に居たいなと思っていることがΑ子に悟られてはいないか胸が詰まったようになりました。
そんな会話をしながら歩いてホームに着きました。
間もなくして電車がホームに入ってきました。
別れる時間が刻一刻と近付いていることが分かっているからか、俺もA子も話さなくなっていました。
電車が止まりドアが開きました。
ホームに居る乗客は'多い'というほどではなく、A子の席を取る為にドアが開いたらサッと車内に入るつもりでいたのですが、そんな必要はなくA子の腕を取り、支えながら車内に入りました。
発車までまだ時間があるのでA子を座らせてから俺も隣に座りました。
「大丈夫?」
「発車前に放送があるから大丈夫」
そう言った後、また沈黙になりました。 〈何か話さなければ…〉と思いながらも言葉が何も出てきません。
A子も同じように思っているのか?話してきません。
「楽しかったなぁ」
さっきも話したことをまた言ってしまいました。
「ほんとにねぇ。 たった数時間の間にいろんなことがあったからアッという間に時間が過ぎた感じがした…」
「なぁ…内容ぎっしりの一夜やったなぁ…」
きっと他人からすれば、どうということがない出来事だった数時間と思われるかも知れないけど、俺もそしてA子もきっと本当に〔楽しかった一夜〕だったと感じていました。……
>> 80
……またさっきと同じように昨夜からの出来事を振り返るように話し合っていました。
そんな話をしながら俺は〈このままこの電車に乗って行こうか?〉と思い始めていました。
〈高野線に乗っても方向は同じなので家には帰れる〉と判っていました。
そこまで考えてしまうのは〈俺は楽しいからもっとA子と居たいだけじゃなくて、好きになってきている〉ことに気が付いたからです。
でも反面、知り合って半日程しか経っていないのに好きになるかな?‥楽しかったからそう勘違いしてるのではないかな?と冷静な判断もしていました。
確かにA子は綺麗な顔立ちで話をしていても楽しいですが、俺は一目惚れはしたことが無く、現に昨夜俺とN、A子とB子の4人で飲んでいる時はA子を見て'綺麗な人'とは思ったけど、別に好きになったわけではなく、B子も可愛い人だったし、どちらかと言うとA子よりB子の方が控えめで(途中で酔ったのかけっこう喋り出しましたが…)B子の方が好みでしたが別に何も思わず、この日この場所だけの'付き合い'と思っていました。
それが僅か数時間でこんな気持ちになっていることに自分自身が驚き、考えられないことでした。
でも今は好きになってきている気持ちに気付き、このまま一緒に電車に乗ろうか迷っています。
でもそれをしてしまうと今度はもうA子に対して言い訳が出来ません。
「ちゃんと座席に座れるか?」
「男性が見送るもんや!」という言い訳が出来ないからです。
「この電車に乗っても家に帰れるから…」という言い訳は出来ません。 そんなことは最初から判っていることです。
どの電車に乗っても家には帰れます。
それを言い訳にしてしまうと「一緒に居たいの!?」と気付かれてしまうから、どうしょうかと葛藤していました。
〈このまま乗って行くか?〉〈乗って行かないのか?〉答えが出せずにいると、間もなく発車と告げる車内放送が聞こえてきました。
〈どうする?〉
〈せめて電話番号だけでも聞けば…〉
と思い、電車を降りて電話番号を聞こうと意を決した時、
「しっぽさん、ありがとう……いっぱい迷惑かけたけど私はすっごく楽しかった。……たぶんこの一日の出来事は一生忘れない思い出になったと思う……」
その言葉を聞いて俺はA子は〔思い出にしよう〕としていることが判りました。
〔思い出の続きを見よう〕としていないことが判りました。……
>> 81
……「そうか!俺も楽しかった! 俺も忘れられへん一日やったわ! たぶんずっと覚えてると思う……」
意を決して聞こうと思った電話番号も聞かず、
「じゃあ行くわ! ありがとうな! 気を付けてな……」
そう言って席を立ち、ドアからホームへ出ました。
振り返るとA子がドアの所まで来ていました。
「……ありがとう…」
またA子が言いました。
「うん!こっちこそありがとう!……足大丈夫か?」
「うん!大丈夫…」
「駅に着いたらお母さんに迎えに来てもらいよ…」
「うん…そうする…」
「お母さん、運転出来るの?」
「出来るよ。でもスーパーとか駅とか近場しか出来ないけど…(笑)」
「(笑)そうかぁ…でも駅まで迎えに来てくれるなら安心や! 階段とか気を付けてな…ゆっくり歩きよ……」
「うん!わかった!」
「……元気でな!」
「うん!…しっぽさんも……」
「おう!……」
そう返事をして右手を差し出しました。
それを見てA子も車内から手を差し出しました。
そして「ありがとう」と「さようなら」という意味の握手をしました。
A子が足を痛めてから支えるために何度も握った手だけど、握手をした時初めてA子の手に触れた気がしました。
何秒間握りあったか分かりませんが、しばらく力強く握っていました。
「……ありがとう」
A子は泣いていました。
俺ももらい泣きしそうになりましたが堪えました。
「…泣きなや! きっといつかまた逢えるって……」
「………」
「……ありがとうな…」
「………うん…ありがとう……」
手を離したら直ぐにドアが閉まりました。
電車がゆっくりと動き出しました。
ドアの窓から俺を見ているA子の顔を見ながら俺は数メートル追い掛けてそのまま見送りました。
これがA子の顔を見た最後となりました。
それ以降、何度となく私用や仕事で難波駅に行ったことがありますが一度もA子とは逢えていません。
数年間は難波に行く度にA子が居ないか何気に捜していましたが、それも次第にしなくなりました。
A子も同じことをしてくれていたのでしょうか?
そもそもA子もあの短時間の間に俺のことを好きになってくれたのでしょうか?
お互い気持ちを伝えていないので知る術は無いのですが…。
以上で【過去話】『南海高野線の女性』の終了です。
この話には後日談がありますが、また次回に……
ではまたね🐻
アン、こんにちは🐻
仕事、頑張ってますか❓
もうすぐ終業時間だと思うのですが今日も残業ですか❓
それとも研修‥英会話かな❓
どれであっても頑張ってね💪
さて、一応昨日で書き終えた【過去話】『南海高野線の女性』ですが、最後に書いたように後日談があります。
今日はそれを書きますね✏
……まず最初は、後日談と言うより別れた直後のことです。
A子を見送って〈もう二度と会えないかも…〉と寂しさに包まれながら自分が乗る電車のホームに向かい歩いていました。
〈やっぱり電話番号だけでも聞いておけばよかった…〉と後悔もしていました。
今のように携帯電話があればもっと気軽に、それこそ4人で飲んでいる時に電話番号やメアドの交換をしていたと思いますが、当時は家電しかなかったので電話番号を交換するのはもっと親しくなってからするのが常でした。
そんなことを考えながら既にホームに停車してある電車に乗り、予定通り?席に座りました。
昨日からの出来事をまた思い返しながら出発を待っていたら、俺の隣に座っている女性とその隣にいる女性との話し声が聞こえてきました。
「あんた〇〇行く前まで持ってたやんか」
「持ってた!持ってた!」
「それから〇〇の店で精算した後にトイレ行った時に私預かってあげたやろ?」
「あぁ~!そう!そう!」
と、何やらどこかで荷物を置いて来てしまったのを紙袋の中を探しながら話していました。
〈話しながら探すのはええけど、電車に乗ってたらアカンやろ!? 発車したら取りに戻られへんやろ〉と、他人事ながら心の中で注意していた時、ハッと気付きました。
〈しまった!! 昨日靴買ったやん! 持ってないで!!!〉
そうです。
俺は昨日、待ち合わせの居酒屋へ行く前にA子達と出逢った靴屋さんで靴を買っていたことを思い出したのです。
〈どこへ忘れて来たんやろう?〉
〈どこまで手に持ってたやろう?〉
頭の中の貧弱なCPUをフル回転させながら靴屋から出た後の行動を思い出そうとしました。
「間もなくこの電車は……」
と車内放送が流れているのが聞こえ、
〈乗ってたらアカン!〉
慌ててホームへ降りました。
後ろから女性2人も降りていました。
〈彼女等のこと言えんなぁ…自分も降りずに考えてた…危なかったぁ~〉……
>> 83
……とりあえず払い戻しを済ませ改札を出て、ゆっくり落ち着きながら頭の中で昨日の足跡を辿っていきました。
そして見付けました。
居酒屋に置いて来ました。
最初、友達Nを待ちながら一人で座っていた時は靴の入った紙袋は隣の座布団の上に置いていたのですが、A子達と再開してテーブルをくっつけた時に、仕切りのためのツイタテを移動させた時、紙袋を部屋の端に寄せてその前にツイタテを置いたのです。
その後、テーブルを元に戻して1つのテーブルで4人で飲んで、ラストオーダーの声で慌てて店を出たもんだから紙袋を持って出るのを忘れてしまった‥と解りました。
そうと解ったものの、こんな早朝に店が開いていないことは判っていましたが、ジッとしてても仕方ないのでダメ元で店へと歩き出しました。
〈昨夜は必死でこの道を向こうから走って来てたんやなぁ〉などと思いながら歩いてました。
歩いて判ったことですがけっこうな距離を走っていました。
しかもお酒を呑んだ後に‥‥。
店に着きました。
〈ひょっとしたら後片付けとか、朝の仕入れとかで誰か居るかも知れない?〉と淡い期待をしながら店のドアを開けようとしました。
ググッ❗ググッ❗
鍵が掛かってました。
ドンドン❗ドンドン❗
ドアを叩いても中から反応がありません。
〈そらそうやろなぁ⤵〉
諦めて帰ろうとも思いましたが、また電車に乗って戻って来る時間とお金が勿体無い…。
かといって靴を諦めるには、奮発して買った靴だったので諦めるには勿体無い…。
ということで、店が開店準備をする頃まで待つことにしました。
とはいうものの、この店何時に開店?
それの2時間位前なら準備してるやろ!?と思って看板を見ても開店時間は書いていない…。
店内を覗いて道に出していた立て看板を見つけたけど〔おすすめメニュー〕や単品料理の紹介だけで開店時間などは書かれていない……。
〈まぁ居酒屋だから5時頃には開くやろ〉と思いながら店をあとにしてブラブラ歩き出しました。
全く行く宛も無いので、とりあえず通称'ひっかけ橋'へ行きました。
グリコの看板や汚れた川の水面を見ながらボゥ~っとしてました。
そしたらフッと居酒屋のメニューを思い出しました。
A子達と再開するまでNを待ちながら一人で居たので、店内の様子や貼り紙、メニューを暗記するほど見ていたのです。
そしてメニューには、
「4:30~24:30」……
>> 84
……確かにそう書かれてありました。
普通「5:00~24:00(または25:00)」やろ!?…と、なんか中途半端な時間設定やなぁ~と疑問に思ったことを思い出しました。
そして開店時間が少し早い理由も書かれてありました。
「予定より早くお仕事を終えた方、帰る前に軽く一杯やりませんか? 当店はどこよりも早く開いてます。お得な〔お仕事お疲れさまセット〕もご用意しております」という文字まで思い出しました。
ということは、4時半開店なら遅くとも2時半には準備しだすだろう…と予想が出来たので、それまでの時間をどう過ごすか考えました。
とりあえず歯磨きと顔を洗いたいのでコンビニで歯磨きセットを買い、喫茶店へ行きました。
普段は朝ご飯は食べないのですが、徹夜してその間飲み物しか口にしていないのでお腹も空いていました。
モーニングセットを食べてトイレの洗面所で歯磨きと顔を洗ってスッキリしました。
まだまだ時間があるので黒門市場へ行きました。(ここは昔から大阪の台所と言われる各種店舗がある大きな市場です)
何を買うわけではないのですがウロウロしては肉屋さんで揚げ立てのコロッケを買ったり、魚屋さんでは試食でお造りを食べさせて貰ったりして時間を潰していました。
そうこうしながら市場からも出て歩いているとパチンコ店の前を通りました。
大阪のパチンコ店は10時開店ではないのか?10時前なのに既にお客さんが入ってました。
このまま宛も無く歩いていても疲れるだけだし、当時は時々パチンコもしていたので、このまま時間がくるまで打ってようと思い店内に入りました。
適当な台に座って打ち始めて2~30分位した時、当たりました。
そこから連チャンになり途中で減ったりしながらもまた当たったりして、気がつくと2時をとっくに過ぎていました。
もう少し打ちたかったけどパチンコを打つことが目的ではないので、勝っている今のうちに止めようと思い席を立ち、店員さんを呼びました。
「もう止めます」と店員さんに言って、出玉を運んでもらうようお願いすると、俺の隣で打っていたおばさんが、
「お兄ちゃん、もう打たへんの? この台まだ出るで…」
と教えてくれたのですが時間が無いことを告げると、
「ほな私、座らせてもらうわ」
と言って座りました。
俺が行こうとしたら、
「お兄ちゃん、アメちゃんあげよ…」……
>> 85
……そう言って俺の手に3つアメを握らせてくれました。
(大阪のおばあちゃんは必ずアメ(あめちゃん)を持っているのは本当です)
精算を済まして収支を計算してみたら3万8千円も勝っていました🙌
昨日買った靴代と居酒屋代は充分回収しました。
〈これも終電に乗り遅れたから…始発に乗らなかったから…靴を忘れたから儲けたんやなぁ〉
〈悪い事ばかりや無いなぁ〉と変に納得してました。
懐も暖かくなり軽い足取りで準備中であろう居酒屋へ向かいました。
店に着くと表看板に照明は灯されていなかったけど店内は既に明るく何人かの人が準備の為に動いているようでした。
「こんにちは~」
とドアを開け声を掛けると近くにいた店員さんが応対してくれて、理由を話すと直ぐに理解してくれたようで、奥へと入って行き店長さんらしき人が見覚えのある紙袋を片手に歩いて来ました。
「すみません。昨夜こちらに寄せて‥」
「あぁ~お客さん!昨夜はありがとうございました。 これですよね…」
「あっ、そうです。慌てて出て行ったので…忘れてしまって…」
「(笑)後片付けしてたウチの者が忘れ物に気付いて慌てて持って出たんやけど、お客さん等走って行きはったようでもう姿が見えんかったみたいで…」
「そうですか…ご迷惑おかけしました…」
「(笑)いやいや…忘れ物されるお客さんってようおられるから預かってるのも慣れたもんですわ(笑) 現金やったら黙ってもろといてみんなで分けるんですけどね(笑) 失礼ながら中を覗かせてもろたら靴の箱みたいなんで、貰っても私のサイズに合わんやろうと思い、そのまま取りに来はるまで置いとこうと思ってたんですわ(笑)」
よく喋り、よく笑う店長(大将)さんだ。
紙袋を受け取り、お礼を言って出ようとしたら呼び止められ、
「良かったらまた来て下さい」
と10%OFFの券を手渡してくれました。
改めてお礼を言い店を後にしました。
商売人はこうあるべきだ!と勉強になりました。
そして紙袋を片手にしっかり持って電車に乗り、夕方には家に着きました。
これが〔後日談?〕当日のその後の出来事でした。
まだ後日談はあるのですが、そろそろ晩ご飯とお風呂の用意をしなければ……。
それではまた次回に‥‥
おやすみなさい🐻
アン、こんにちは🐻
今朝は雨☔が降っていましたがお昼までには止み、今は晴れ渡っています☀
でも風がかなり強く吹いているので寒さは感じますね😫
アンは今日、仕事ですか?
年度末の最後の日だから出勤じゃなくても出社しているかも知れませんね☝
もしそうしてるのなら頑張って下さい💪
先日は【過去話】『南海高野線の女性』の後日談を話しましたが、もう1つある後日談を今日は書きます✏
居酒屋に忘れていた靴が入った紙袋を持って夕方頃に帰った俺は、お風呂に入ってから直ぐに寝ました。
あまり寝ない俺ですが、昨夜からお酒を呑んだ後徹夜で話をしたうえに歩き疲れたのたのか爆睡していたようでした。 なぜ爆睡していたか?自分で分かったのかというのは、電話の音で起こされ受話器を取ったら友達のNからで、
「おう!今、帰って来たんか?」
と聞かれたからです。
「いやぁ!今まで寝てた」
「えっ!ホンマかぁ!? この電話出るまで何回もかけたんやぞ…ずっと寝てたんか?」
何度も電話が鳴っていたらしいのですが、全く気付かなかったということは、それだけ爆睡していたということでしょう。
「いや…夕方頃帰って来て風呂入って寝た」
「夕方頃帰ってって?…それにもう風呂入ったって、なんでそんな早よ風呂入るねん?」
〈……早よ? 別に早よ入ってへんやん! さっき帰って来たから入ったんやんか!〉とNに文句?を言おうとして、ハッと完全に目が覚めました。
〈Nは俺が終電に乗れずA子と徹夜したことを知らんのや…〉
そのことに気付いた俺はNに、
「おぉそうやねん。 俺な終電に間に合わへんかって向こうで徹夜してん。 それからいろいろあって夕方にこっちに帰って来て、それから寝たねん…」
「やっぱり間に合わんかったんかぁ…でもなんで夕方やねん?始発に乗って帰ったらええやんか?」
もっともなご意見です。
俺は買った靴を居酒屋に忘れてしまったこと、居酒屋に戻ったけど不在で開店頃まで時間潰しに喫茶店でモーニングを食べて黒門市場をうろつき、パチンコで儲けたことを話し、帰宅するまでの経緯を説明しました。
「ホンマかぁ…しかしドジやなぁ(笑)、お前はともかくA子さんは間に合ったんか?」……
>> 87
……昨夜、居酒屋で4人で話してた中で、それぞれが住んでいるだいたいの地域を聞いたりして、「〇〇線の〇〇駅が近い」ということはNも聞いていたので、A子が俺と違う電車に乗ることは判っていたので、俺が終電に間に合わなかってもA子は間に合ったのか聞いてくるのは自然なことでした。
「いや、A子さんも間に合わへんかってん…」
「ええー!!ホンマかぁ!それからどう過ごしたんや? A子さんの家の人とか迎えに来てくれたんか?」
そう質問されて、お父さんが不在でお母さんの運転では迎えに来るのは難しいとの事を伝え、結局A子と一緒に居たことを話しました。
「そうかぁ…でもお前と一緒に居ったほうがA子さんも安心やったやろ!最後はちゃんと見送ったんやろ…」
Nの言葉が嬉しかったです。
俺と一緒に居たほうがA子は安心出来たとNが信用してくれていることを何気なく言った言葉で判ったからです。
普通?なら、初めて会ったとはいえ、お酒も呑んで楽しく過ごした仲になった男女が終電に乗り遅れてしまい、朝まで時間があり、その上A子の容姿も良いとなると、
「その後ホテルでも行ってうまいことなったん違うんか?」とか、下世話な勘ぐりをする奴も、いえ、むしろそう想像するのが自然な考えかも知れませんが、Nは俺はそうしないということに微塵の疑いも無く「お前と一緒に居たほうが安心やった」と言ってくれた事がとてつもなく嬉しかったです。
「始発と違うけどちゃんと電車に乗るまで見送ったよ」
「……なんで始発と違うねん?」
「実はな…店の前でお前等と別れてから走って駅へ向かったんや……」
それからの出来事を順番に話しました。
足首を痛めたことやコンビニでのこと、駅に戻ってから話してたことなど始発の次の電車に乗って帰るまで見送った経緯をかいつまんで一通り話しました。
Nは時々相づちをしながら聞いてました。
話を聞いたNは、
「なんか映画みたいやなぁ(笑)」
と言って感心していたようでした。
話し終えた俺は今度はNに聞きました。
「お前はあの後どうなった?」
「俺かぁ‥俺は……」
と、俺と同じように順番に話し始めました。
別れてから俺達と同じように走ったらしいのですが、B子が彼氏のために買った靴以外にも手荷物があって、Nも持ってあげて走ったのですがB子の足が遅いうえに体力が続かないようで何度も立ち止まっては歩くを繰り返してたら……
>> 88
……駅に着く前に終電は間に合わないと判断して、そこからは駅前のタクシー乗り場まで話しながら歩いたそうです。
B子の家はだいたいNと方向が同じということもあって、ちょっと回り道したら良いかと一台のタクシーで帰ることにしたそうです。
歩きながら、タクシーの順番を待っている間、そしてタクシーの車内でも俺とA子が話してたように居酒屋での会話を振り返りながら、あの時と同じように笑いながら途切れることなく話し合っていたそうです。
そしてB子の自宅前でB子を降ろし別れたそうです。
〈しまった!電話番号だけでも聞いておけば良かった…〉とNも思ったそうですが〈ひょっとしたらあいつ(俺)が聞いてるかも知れない〉と思ったそうです。
残念ながら俺も同じことをNに期待していたことを告げると、Nもかなり残念がっていました。
せめてB子の自宅を覚えていないか聞くと、B子を降ろした後、直ぐにタクシーの運転手さんがあまりにも楽しそうに笑いながら話してる2人を見て〈恋人同士とも違う…同級生でもなさそう…一体どういう関係なのか?〉気になったらしくNに話し掛けてきたので関係と経緯を話していて自宅の場所は判らないとのこと‥‥(涙)
結局、俺はNと電話で数十分話しましたが、昨夜での居酒屋での話と店前で別れた後のお互いの出来事を話して切っただけで、肝心な?彼女達の電話番号は知ることは出来ませんでした。
後日ですが、Nは1人でバイクに乗ってB子の自宅を捜したようですが見つからなかったようです。
電話帳でも調べましたがA子もB子も該当する家はありませんでした。
A子のお父さんはインテリア関係の仕事をされてて、何店舗かあるようなことを言っていたのですが会社名まで聞いていなかったのですが、何とか見つからないかと電話帳などで調べましたが見つかりませんでした。
Nは彼女が出来たばっかりなのに彼女達のことを俺以上に?好きになったようで、B子に彼氏が居るのも承知で、
「あの子等とは恋愛とかじゃなくて本当に友達として付き合っていきたい」
と言ってました。
俺も同じ気持ちでした。
俺は日が経つにつれて捜す熱も冷めていき、日々の生活に追われてるうちに彼女達の存在も次第に忘れていきました。
たぶんNもそうだったと思います。……
>> 89
……前に書いたように、しばらくは難波駅に行った時は、目がA子を捜していましたが、それも程なくしてしなくなっていました。
Nは俺と同じで仕事は大阪でした。
Nも俺も引っ越しをして和歌山と兵庫と離れてはいましたが、それでも年に数回会えば彼女達のことを懐かしく話していました。
そのNも阪神淡路大震災で亡くなり、今は彼女達のことを話すことも無くなりました。
アン、前に「俺はタバコは15年以上前に止めたけど、年に一度、一本だけ吸います。それはある友達の命日にタバコを買って墓参りに行き、二本のタバコに火を点けて一本は俺が吸い、もう一本は墓石に置いて、俺がタバコを吸い終わるまでの墓参りをしてる」って話したことがありますが、その友達がNです。
俺が親父が作った借金でサラ金から来たヤクザのような人達が家の前で待ち伏せしているので家に帰れずにいると、自転車で家の近くまでやって来て俺を見付けて、
「また来てるなぁ…俺んとこ来いよ!」
と声を掛けてくれていつも助けてくれた奴です。
「昨日も(一昨日もって時もありました)行ったから…」
と、遠慮しても、
「かまへん!かまへん!オカンなんか俺よりお前が子供やったらええのに!って言うぐらいお前のこと気に入ってるぐらいやから気にせんでもええって…」
と言っては家に来るよう誘ってくれました。
行けば、お母さんもお父さん、お姉さんまでいつも歓迎してくれました。ご飯はもちろん、お風呂までよばれて、終いには俺専用のお箸や歯磨き、パジャマまで用意してくれました。
高校を出て俺は働き、Nは大学へ行ってからも帰省した時は必ずどちらかの家に泊まり込みで遊び、Nが大学で居ない時でも時々家に遊びに行っては晩ご飯をご馳走になったりしました。
出張や旅行に行った時は産地のお土産を持って行ったり、またNの家族の方もお土産を持って来てくれたり、お姉さんが結婚する時は俺まで出席させてもらいました。
本当に良くしてもらいました。
Nが亡くなった時は狂ったようになりました。
でも、出棺前の最後のお別れの時しか泣きませんでした。
今はもうとっくに亡くなったことを受け入れていますが、当時は信じられなかったのでしょうか、泣いたのはその時だけだったと思います。……
>> 90
……ちょっと感情移入してしまい、後日談から話が離れてしまいました。
今回、この【過去話】を書き始めていろんなことが思い返されました。
今までに幾つかの【過去話】を書いてきましたが、その中で何度となく、「書いている文中は当時のことを思い出しながら書いているので、会話のやりとりなどの言葉は一語一句当時のままを書いているわけでは無く、だいたいそんなことを言ったであろうという記憶と背景から多少なりとも想像やニュアンスを伝えるための言葉もあります」と言っておりましたが、今回の『南海高野線の女性』で書いた言葉のやりとりは、あの日以降も何度も思い出したり、Nと話したりしていたのと、あまりにも素敵な1日だったので鮮明に記憶していたので、やりとりしている言葉や背景の描写はほとんど当時のままを書いたと思います。
だから言葉使いや心境などを読んで、アンには嫌われるかも知れませんね!?
それに二十年以上前の出来事とはいえヤキモチを妬かせてしまうかも知れないですね。
(ちょっとは妬いた?)
まだまだ書きたい【過去話】はありますが、今日はこれで止めておきます。
今回の話は過去最高の長編で、期間も長くなりましたが、次回からはもう少し短めに書けたら…と思っています。
アン、今日もし仕事だったとしても、もう終わってますね☝
お疲れ様でした🙇
明日はゆっくりして下さいね😊
それじゃあ、またね👋
おやすみなさい🐻
アン、こんにちは🐻
今日は良い天気☀ですね😃
でも風がけっこう吹いているので日差しの割には寒いですね😠💦
今日は休みだからアンは花見🌸にでも行ってるのかな🍻🍱🍡
それとも自宅の近くにある内緒の穴場🌸に観に行ってるのかな❓
俺は昨日一人で花見🌸に行きましたよ☝😊
しかも友達にバイクを借りてツーリングがてら奈良の吉野まで桜🌸を観てきました。
昨日は今日ほど風も吹いていなくてツーリングするにはもってこいの日よりでした。
バイクなので渋滞も関係なく、スイスイと目的地に着き、観光客も行かない場所からも桜🌸の絶景を楽しみました。
タンデムシート空いてたからアンを誘えば良かった……😁
桜🌸を充分堪能した後は雑誌でチェックしてあったお店に行って美味しいご飯を食べました。
アンと知り合った頃に俺は美味しい店を探したり、評判の店に行ったりするのが好きって言ったと思うけど、最近‥いえ…病気になってからほとんど探したり行ったりしていなかったので、これからまた時々は行こうと決めた最初が昨日の奈良のお店です。
これからも続けるつもりなので、アンの近くのお店にも行くかも知れませんよ😃
前回まで幾つかの【過去話】を書いてきました。【過去話】と題名を付ける以前にも幾つか過去の話を書いたこともありました。
何度か前に入院した時から、アンとやりとりを始めた最初からの手紙を読み返しました。
五千通程あるのでまだ前回の手紙まで読み切れていないのですが、読んでいるとその頃の背景や、あの時心境などが鮮明に思い出されます。
仕事でトラブルがあった事、思いがけない深夜までの残業、会社への行き帰りでの出来事、休日の過ごし方、友達との事、等々忘れていた事が思い出され、思い出すと鮮明に記憶が蘇って、新たにしっかりと思い出として残ることが出来ています。
前回書いた『南海高野線の女性』なんて、書いているうちにドンドン記憶が蘇って、頭の中が先々と進んでしまい、書くのが追い付かないほど次から次へと鮮明に思い出されました。
だから今思うのは、アンと知り合って…そしてやりとりを続けていて良かったと思います。
感謝します。
忘れていたことを思い出すことが出来たのはこの場所があったからです。
また次回から【過去話】を書くことも多々あると思いますが、一人では書くことが無いからでは無く『思い出を思い出す』つもりで書いて行きます。
それじゃあまたね🐻
アン、こんばんは🐻
もう仕事を終えて帰ってますか❓
最近は寒暖の差が激しかったからか体調が優れませんでした。
9日ぶりの手紙です。
花見🌸ももう終わり、町のあちこちで桜吹雪が舞っていますね😃
アンは桜🌸を観ましたか?
自宅近くにある秘密の場所にある桜🌸は綺麗に咲いていましたか?
俺もその桜🌸を一度観てみたかったです。
最近、あと何回‥桜の花が観れるかなぁ…と考えたりします。
新年度に入って2週間程経ちましたが環境が変わったりしましたか?
新入社員が入ってきたりして、職場が華やかになったりして、自分の新入社員だった頃を思い出したりしてませんか?
毎年新入社員が入る度に「初心の気持ち」を思い返らせてくれますよね☝
仕事を楽にしてないか?手を抜いていないか?
要領をかましていないか?
素直になっているか?
向上心を持っているか?
などなど、新人の頃と今の自分を比べて、数字や立場などでは無く、心構えや期待感、取り組もうとする姿勢などを比べると、最近の自分はあの頃の自分に負けている部分が多いことに気付かされました。
仕事をしていた時、毎年この季節になると反省し新たな気持ちでスタート出来る時期でした。
新入社員だけが新たにスタートするのではなく、2年目の人も10年目の人も、何年目の人でも新たにスタート出来るのがこの4月です。
昨年度トップだった人も最下位だった人もゼロからの横一列になってスタートするのです。 新人のつもりで一年間頑張り続けたらトップだって狙えます。
アンは数字を積み重ねる仕事ではないようですが職種が違っても新人の頃を思い出して、昨年よりもステップアップ出来るよう、この一年を頑張ってほしいと思います。
アンの仕事のこと、私生活でのこと、アンの人生そのものを俺は応援しています。
アン、これからも一生懸命頑張れ💪😱🐻
アン、こんばんは🐻
8日ぶりの手紙です✏
前回手紙を書いたのも9日ぶりでした😥
春真っ只中というのに体調が今ひとつです😢
きっとアンから手紙が来ないせいだと思います😤そういうことにしておきます😁
先日、元会社で俺が居た課の社員が「会社を辞めたい」と相談して来ました。
以前から課の社員達とはそれぞれ電話やメールで時々やりとりをしていてそんな会話の中で会社の方針や今の上司などについての意見などもよく聞いていました。
俺が辞めて後を継いでくれた方ともなかなか上手くいっていないことを聞いていたのですが、その方が病気になられ、その間代わりに任されてた方が、この4月から正式に就任されたそうです。
新たなその方は全く部署が違うところから来たので、本人も「前任者の病気が治るまで…」のつもりだったのか?、畑違いということもあり社員の仕事に口を出すこともなく、この3月の年度末決算も全て社員に任せていたそうです。
社員達も「変に口出しされるよりも我々に任せてほしい」と思っていたそうなので、管理してるお客様が1人も居ないその上司は特にこれといった仕事をしているわけでもなく、朝昼晩の報告をするぐらいしか仕事をしていなかったそうですが、社員はそれでも良いと思っていたそうです。
ところがさっきも言ったように正式に辞令が出て部署を任されるようになってから態度が一変したそうです。
実はその新しい上司は俺が会社に居た頃によくぶつかり合った方なのです。
俺は前にも書いたことがあるけど「数字を(仕事をする)出すから文句を言わせない」的な態度で社員にバンバン有給を取らせたり(有給取るのは当たり前の権利だけど、病気や冠婚葬祭以外に取ることは悪いことのような風潮があったので…)、みんなの仕事が早く終われそうな時は晩ご飯を食べに行ったり、月末で他の部署や他店舗が残業をしていても自分達の部署がちゃんと終えてたらサッサと帰らせたり(なんか他の部署とかが仕事をしているから帰りにくいっていう雰囲気が嫌で、申し訳ないからと残っていても仕方無いからです)、誕生日には休みを取るように、本人以外の人でも代われる仕事ならみんなで分担してやる(お互い様)など、何ら会社に違反するようなことはしていないのですが、それを快く思っていない他の部署の何人かが「会社の雰囲気があそこだけ違う」とか「会社は1つの組織なのに、あそこの部署だけ独立してる」とかを総務部に言う…
>> 94
総務部に言う人がいて、その度に電話が掛かって来たり、本社へ会議に行ったついでに呼ばれたりと、総務部も言いたくないのかも知れないけど、一応俺の耳に「こういう意見が来てる」と入れておこうと思ってしているのでしょうが、その度に俺も自分なりの考えを述べて、やり方を変えないことや反省もしないことをいつも言ってた相手が今度、新しく課に来た上司なのです。
だから課の社員達はその経緯も知っている上に、仕事の事や数字の事、お客様とは…など、内勤一筋でやってきたその上司には解るはずもないのにただ目先の数字、本社に報告しやすいその日その時の数字ばかりを詰めてきて、聞く耳をもたないそうです。
毎日の数字が大事なのは社員でも解っています。でもサービス業だから山や谷があります。
毎日ホームランは打てません。
今日がダメなら明日こそ…明日がダメなら週末こそ…と気持ちを切り替えてやっていくものです。それで月末が近付き、見通しが悪そうなら尻を叩くとか怒ることがあっても、毎日毎晩怒っていては社員もやる気を無くします。
内勤一筋でやってきた人にそれを理解しろと言うのは無理かも知れませんが、辞めたいと相談してきた彼は本社に移動をお願いしたけど受け入れられなかったそうで、そして辞めたいと相談してきました。
他の社員も不満を言ってるそうで、自分が行動したことで遅かれ早かれ第二第三の自分と同じように行動する者が出てくると‥‥そしてあの部署は崩壊するかも知れないと言ってました。
多分その上司の方は「長年勤めた内勤から全く畑違いの部署に移動させられたということは、会社は辞めさせたいのか?」と思っているのだと思います。
それは毎月好成績だった部署が、その上司が配属されてから成績が下がったりしたら余計追いやられる立場になるからでしょうね。
だから毎日ホームランを求めるようになり、毎日四六時中怒っているのだと思います。
そんなことを相談してきた彼にも話して、みんなにも伝えて、もう少し頑張れと伝えました。
アン、俺はそれで良かったのでしょうか?
仕事を続ける、辞めて転職する…人の人生を左右することを相談受けるのは疲れてしまいます。
今日はちょっと愚痴っぽいことを聞いてもらいました🙇
次回からは【過去話】でも書いていきますね☝
それでは、おやすみなさい🐻
アン、こんばんは🐻
2週間ぶりの手紙です✏
アンが来なくなって一人で書くようになってから2週間も空いたのは初めてです…。
アン、元気にしてましたか?❓
この2週間の間にゴールデンウイークもありましたが何処かへ行きましたか❓
アンはどんな休みだったのだろう…?
長い連休が取れたのか暦通りの休みだったのかさえ判らないです…😥
サービス業ではないからずっと仕事では無かったと思うのですが…!?
俺は前回手紙を書いた後から体調が今ひとつだったので自宅でゆっくりしてましたが、ゴールデンウイークの後半は友達等とバイクでツーリングに行きました😃
俺と他数人はレンタルバイクを借りて、日本海側を除く近畿地方の約3分の2を廻って来ました。
途中☔雨にも合いましたが、それもバイクの良さだと思いながら走破しました。
学生の頃はツーリングというより'暴走'してましたが、この歳になりリターンバイカーの俺達は景色を楽しみ風を感じながらゆっくり走ることが楽しいと思いました。
(オヤジ化になってきてるのかなぁ~😥)
たくさんの海と山々を観て、目の保養と心の療養をして来ました😃
今回は2泊3日で行ったので多少荷物はあったものの、今回もタンデムシートは空いていたからアンも乗れたのになぁ😢
でもみんな一人で乗っていたから寂しくはなかったけどね😁
話は変わるけど、今月の21日は金環日食が観れる日ですね☝
天体観測が好きなアンなら当然楽しみにしていると思うけど、もう準備はしてますか?
アンが持ってる天体望遠鏡も特殊なレンズで観ないと目がやられるよ☝
(そんなこと俺に言われなくても分かってるって……!?)
俺は天体望遠鏡が無いのでホームセンターで売ってる「金環日食の観察用」という安価な物を買いました。
当日の朝、7時半頃に金環日食になるそうなので少し前から観察しようと思います。
このチャンスを逃すと次は300年後(首都圏で)まで観れないそうなので文字通り『一生に一度』の機会を逃さないようにします。
だんだんと朝晩も過ごし易くなってきました。
おへそを出して寝ないようにね…☝
それじゃあまたね🐻
アン、こんにちは🐻
一週間ぶりの手紙です😃
最近は書きたい事がまだまだ沢山あるのに、なかなか書けません😥
体調が優れない時もありますが、最近は体調が良い時は相談にのることが多くなりました。
この前話した元会社の課の相談、それに課の個人的な相談、男女の友達からの相談、不倫してる人や離婚を考えてる友達、知人からの相談など、ここ2~3ヶ月の間に10以上の人々と何度も📧📱でやりとりしたり、何回か会って話したりと…ほんと寺子屋みたいです(笑)
俺は前にも言ったように相談を受けたら自分の考えや感じたことをハッキリと言います。
そして相手がある場合はなるべく1対1で会って話しを聞きます。
その結果によっては長年付き合ってる友達の味方にならず、初対面の相手の意見に賛成することもあるので、友達とぶつかることもありますが、そんな姿勢が良いのか懲りずに何度も相談してくる人が何人もいます。
そんなことが最近続いていて、相談が無い日はホッとするのと同時に昨日までの疲れが押し寄せてきます。
俺は「お悩み相談所」を経営しているわけではないのです。
中には「それぐらい自分で考えて答えを(解決しないと)出さんとアカンやろ!!」と、これからの人生でもっと大きな壁にぶつかった時「どうするの?」と心配になる人もいます。
人が聞いたら小さな悩みでも本人にとっては大きな悩みなんでしょうけど…。
話を変えますね☝
最近は【過去話】をしていなかったので久しぶりに書きます…とは言っても昨日の事です😁
昨日の夕方頃コンビニに入って、買い物する前に先にトイレに行っておこうとトイレへと向かいました。
だいたいのコンビニはそうだと思うのですが、トイレに行くまでに雑誌が置いてあり、特に出入口付近は成人雑誌が置いてありますよね。
俺はトイレに入ろうと出入口付近まで行くと、幼稚園児位の男の子とそのお兄ちゃんらしき小学1~2年生位の男の子の2人が成人雑誌コーナーで本を見ていたのです。
「えっ❗」と思ったけどまず先にトイレを済まそうと中に入りました。
トイレを済ませて出てみると、やはり2人で本を見てました。
俺は何の本を見てるのか気になり、2人の横に立って適当な本を取り、読んでるふりをしながら2人の様子を伺ってました……
>> 97
……「この歳で女性の裸に興味があるのは早過ぎるやろ…!?」と思いながら様子を見ていると、お兄ちゃんが本のページをササッとめくっては裸の写真が出たらめくるのを止めて弟に見せて自分も一緒に見てました。
「ええー‼こんな小さい子やのに、もう裸に興味あるんやぁ😲」と驚きましたが、中高生ぐらいなら気持ちは解るけどやはりまだ幼児にはあまりにも早過ぎると思い、注意しようと声を出す寸前に「ママのもこれぐらいおっきかったで…」とお兄ちゃんが写真の裸の女性の胸を指差して弟に見せていたのです。
「‥‥なんや⁉どういうことや❓」と、お兄ちゃんの言った言葉が気になり、どういうことか知りたくて俺は声を掛けるのを止めて、もう少し様子を見ることにしました。
「ほんまにぃ-!?おっきいなぁ😃」と嬉しそうに答える弟…。
それを聞いてまたページをめくりだすお兄ちゃん。
また違う女性の裸を見付けては「ママよりも小さい」とか「ママのほうが美人」などと、胸以外にも顔や髪型なんかも写真の女性と比べて、いかに自分達のママは綺麗で胸が良い?のかを写真を指差しながら弟に力説してるお兄ちゃんらの光景でした。
だいたいの様子が解ったので、微笑ましい光景ではあるのですが、やはり「良くないこと」なので注意しようと思い、先にこの兄弟の親か一緒に来てる大人が居ないか回りを見渡しました。
親が他で立ち読みや買い物をしている間に見てるに違いないと思い、親に伝えてあげようと思ったのです。
ところが回りを見てもそれらしき大人が見当たらず、レジで清算を済ませた大人も全員店を出てしまい、店内に居るのは学生と後から入って来たサラリーマンらしき人達が数名居るだけなのです。
「あれっ?この子ら2人だけで来たの?」と思いながら、確定するまでもう少しだけ様子を見ることにしました。
それからもお兄ちゃんは本を替えては写真があるページを開いては弟に見せて、ママとの比較をしたりしてました。
兄弟で何やら話し合っていた言葉が聞きづらかったのですが「……僕は触ったこと覚えてないから……」と、弟がお兄ちゃんに言った言葉が聞こえました。
「そうやなぁ…。〇〇〇はまだ赤ちゃんやったからなぁ…」と、お兄ちゃんが答えました。
「どんな柔らかさなん?」弟がお兄ちゃんに尋ねると、お兄ちゃんは本を戻して弟を手を取って店内を走り出しました。
俺は気になりながらも後をつけるわけにもいかないので……
>> 98
……目で2人を追いました。
2人がある場所で止まったようで俺からは2人の姿は見えませんでした。
しばらくしてまた2人が戻って来て、また本を取りページをめくりだしました。
「…ほら‥あった!このおっぱいさっきのパンとおんなじ大きさや…」と言うお兄ちゃんの言葉に弟も「ほんまや!おんなじ大きさや!…」と答え「僕、もう一回触ってくる」と言って、弟だけが走り去りました。
そうです。
このお兄ちゃんは弟がママのおっぱいの大きさと柔らかさを覚えていないからと、咄嗟にパンで柔らかさを教えてあげることを思いついたのです。
たぶん沢山あるパンの中から自分が記憶しているママのおっぱいの大きさと柔らかさを思い出しながらパンを触って、それを弟に触らせたのでしょう。
ほんの十数秒で弟は戻って来ました。
「ふわふわしてて柔らかかった」と嬉しそうにお兄ちゃんに報告していました。
「…でもほんまもんのママのおっぱい触りたいなぁ…」
そう弟が言うと、
「もう死んじゃったからそれはでけへん。無理言うな!」と、お兄ちゃんは弟をなだめるというより「ここまでしてやったんだからもう無理言うな」と、少しイラッとした口調で答えてました。
「そういうことか…この兄弟のママはもう亡くなられてて、お兄ちゃんはママの記憶があり、おっぱいの大きさや柔らかさを知っており、ママの優しさなんかも知っているけど、弟は今でまだ幼稚園児位なので当然それ以前の記憶が無く、ママのおっぱいの大きさも柔らかさも優しさも知らないのだろう」ということが理解出来ました。
それを知った俺はこの2人に注意することを止めようと思い、買い物を済ませて店を出ました。
出る時に2人の方を見たら、既に成人雑誌コーナーではなくアイスクリームの冷蔵庫の中を覗いてました。
俺は一人の大人の立場として注意しなかったことは悪いことだと思います。
後で気付いたにせよ、パンを触って来たことが判った時点で注意するべきだとわかっています。
何も知らずに多少形が崩れたかも知れないそのパンを買う人も居るでしょう。
でも注意出来ませんでした。
アンならこんな時どうしますか?
昨日体験した【過去話】題名を付けるなら【成人雑誌を見る兄弟】ですかね。
また次回からもっと昔の【過去話】をしていきます。
それじゃあまた😃
おやすみなさい🐻
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