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「夫が家事を手伝うのは当たり前」

離婚までの記録

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匿名
12/01/28 21:11(更新日時)

まさか自分がと思っていた。

彼女に出会う前は愛するってことを知らなかった。

結婚して8年。好きな人が出来てしまった。

仮面夫婦で妻を好きではなかった。多分妻もそうだっただろう。だからと言って他に出会いなど求めてなかった。

No.1586873 11/05/05 03:08(スレ作成日時)

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No.101 11/08/26 03:34
匿名0 

それからなんの変化もないまま一月ほどたった頃、俺はバイトの金が貯まったので彼女に会いに行くことにした。1ヶ月後に休みを取り、飛行機を予約した。彼女も喜んで職場に休暇願いを出してくれた。


そんなときだった。後半月程で彼女に会えるという頃、彼女が慌てた様子で電話してきた。


『あのさ、今大丈夫?ゆっくり話したいことがあるんだけど』


『どうした?大丈夫だよ。時間あるから。何かあった?』


『実は……実は私の旦那に話しちゃった。まあ薄々バレてるだろうなとは思ってたんだけど、今日旦那が正直に話してほしいって土下座してきたから…だから話しちゃった。』


俺は彼女の言葉に驚いた。が以前から彼女にきっと旦那は気づいてると思う。と聞いていたのでとうとうか、と言う気持ちもあった。


『で、旦那さんはなんて?』


俺がいうと彼女は少し気まずそうに


『それがね…Kが離婚もしてないってことに怒ってて。会って話をしたいって言ってる』


まあそうだろう。自分の妻が他の男を好きだと言ってる上に、その男が離婚もせずに付き合っているとなったら誰でも怒るだろう。


俺の返事を待たずに彼女は続けた


『実はね、半月後に会うことも話しちゃったんだ。で、当然旦那は会うなって言ったんだけど、私絶対に会いに行くって言っちゃったんだ』


それには俺も驚いた。


『そんなこと行って大丈夫?旦那さんもっと怒ったんじゃない?』


すると彼女は


『そりゃあ怒ったよ。でも、その時に旦那はKに会うって言ってる。』


『そっか。分かった。俺もちゃんと旦那さんと話がしたいから会うよ』


『本当に!?大丈夫?修羅場になるよ?』


『大丈夫。Mの為にもちゃんと話し合わないといけないから。旦那さんにはきちんと会いますって言っといて。それと、それまでには俺の方もどうにかするよ。じゃないと旦那さんに何言っても意味ないだろうから』


『それって奥さんとの離婚?でも奥さんしないっていってるんでしょ?』


No.102 11/08/26 03:55
匿名0 

『あいつにはちゃんと話に行くよ。今度こそ逃げないで話そうと思う』


『そっか。じゃあ私も旦那に言っておくね。Kありがとう。大変なのに…旦那にあってくれるって言ってくれて。』


『いずれはそうなると思ってたから俺は大丈夫だよ。Mも旦那に俺が好きだってハッキリ言うのは大変だったんじゃないか?』


『ううん。旦那はわかってるから。私が軽い気持ちで浮気なんかしないって。もしする事がなら本気だって。だから旦那は正直に言ってくれって言ったんだと思う』


『そうか……。』


その後電話を切ると俺は妻に電話した。


『もしもし何か用?』


『遅くに悪い。実は明日話があるからそっちに行こうと思うんだけど大丈夫か?』


『……話って離婚届の事?出せって事でしょ?』


『まあそうだ。ちゃんと話し合おうと思ったから』


『別に来なくてもいいわよ。あれなら今日出してきたから』


俺はいきなりの展開に驚いた。


『出したって、あんなに離婚しないと言っていたのに何で?』


『もう疲れたのよ。別れたくないとは思ってたけど、だけどあれを見る度に離婚を拒んでる自分が惨めで。子供達にもずっとは誤魔化せないし。そのかわり、慰謝料300万下さいね。後は養育費もきちんと払って貰うから。』


『そうか。分かった。慰謝料も養育費もちゃんと払う』


『私は子供達と実家に戻ります。家具とかも全部持っていくから。車も売る。子供達にはもう二度と会わせないから。電話も手紙もさせない。当たり前よね』


『…分かった。好きなようにしてくれ』


俺がそう言うと妻は電話を切った。


多分妻はずっと離婚後の動きを考えていたのだろう。


何だか示し合わせたようなタイミングだが、こういうものは重なるときは重なるものだ。


俺は彼女に妻とのやり取りを連絡した。急なことで彼女は驚いていた。


こうして俺の離婚が成立した。


No.103 11/08/26 04:04
匿名0 

その週末。


俺は300万を用意して妻の口座に振り込んだ。俺の給料は全てを妻が管理していたので、慰謝料は俺の母親に借りた。 養育費は子供二人で月7万子供の口座に振り込むと決めた。


妻と子供達は翌月に妻の実家に引っ越すらしい。
妻に会いたくないからなにもしなくていいと言われていたので、俺がすることは何一つない。そしてもう二度と会うこともないだろう。


子供達を思うと寂しい気持ちもあるが、妻に対しては何も感じなかった。




No.104 11/08/26 04:08
匿名0 

そんなことがありバタバタしてる間に、とうとう彼女の所へ行く日が着た。


彼女に会える。そう考えただけで嬉しかった。だが、彼女の旦那にも会わなければならない。俺は少し緊張しながら空港へと向かった。


飛行機に乗り、その後電車に乗って彼女の住む町に着くと彼女が迎えに来ていた。


顔を見たとたん駆け寄るとギュッときつく抱き合った。


『会いたかった』


しばらくそうした後に、彼女が言った。


『近くのファミレスで旦那が待ってるんだ』


彼女は少し気まずそうに言った。


『じゃあ行こう』


俺がいうと、二人で車に乗り、彼女の旦那の元へ向かった。


No.105 11/09/02 22:23
匿名0 

車の中ではずっと手を握っていた。彼女は俺の心配ばかりして何度も『大丈夫?』と聞いていた。


しばらくしてスグにファミレスに着いた。


二人で入り、彼女の旦那が待つテーブルへと向かう。


『ここだよ』


テーブルに辿り着くと彼女が言った。


俺と彼女の旦那の目があった。


『どうも。』


とりあえず、お互い軽く会釈をして席に座った。


気まずい空気が流れる。


『何か食べる?』


そう言いながら彼女は一生懸命この重たい空気をどうにかしようとしていた。


その時、


『初めまして。Mの夫の○○です』


いきなり旦那が声をかけてきた。俺は慌てないように


『初めまして。○○○○○と言います』


そう答えた。


『本題に入るけど、○○さんは本気でMと一緒になりたいって考えてるのか?』


旦那が聞いてきた。 俺より年下だがタメ口だ。立場からすると当たり前だが。


『そうです。俺の方は離婚しました。本気でなければここまできません』


『だよな。で、これからどうしようと考えてるんだ?』


『どうしようと言うと?』


『この先に決まってるだろ?子供の父親になる覚悟もあるのか?ちゃんとMと子供を守っていけるのか?給料もそれなりにあるのか?』


『それは勿論ある。二人ともちゃんと守っていけるしそれなりの経済力もあります。』


『俺もMと子供を愛してる。だが、Mの気持ちを思うから○○さんに会ってるんだ。Mは浮気するような奴じゃない。本当に本気だってわかるから今日ここにきたんだ。』


旦那は辛そうに続けた。


『他の誰かを愛してるというMと離婚しないのはMにとって幸せじゃないだろう。それにMが辛いと子供もきっと幸せじゃない。だから俺は物凄く悩んだが別れることにした。』


俺は返す言葉が見つからず黙っていた。

彼女もこの時はずっと黙っていた。


No.106 11/09/19 02:20
匿名0 

旦那は更に続けた。


『Mの為に会っているが、本当はすごく腹が立っているのも事実だ。今すぐあんたを殴りたい。人の妻に手を出しながらこの間まで離婚もしてなかったんだからな。それなのにのこのこよくこれたよな。まあいい。もう今更どうしようもないのは俺が一番わかってる。所で、○○さんは奥さんとちゃんとしたんだよな?』


『はい。ちゃんと離婚しました』


『違う。離婚は当たり前だが、慰謝料なんかの話し合いはちゃんとしたのかってことだよ。』


『それはもう支払いました』


『支払ったのはいいが、それ以上請求されないように書面に残したのか?財産分与だって後から請求されるかもしれないだろ?』


『いや書面にはしてないです。でもそんなことはしないと思うので大丈夫です。』


俺が言うと旦那は呆れたように言った。

『本当にそう思ってんの?あんたは自分の元嫁だから信じてるのかもしれないが、俺はそうは思えない。元嫁がMに慰謝料請求してきたらどうするんだ?財産分与も追加請求きたらどうするんだ?』


『本当にそこは大丈夫です。Mの分も俺が支払いました』


『だが元嫁はまた請求するかもしれない。考えが甘くないか?俺はそんな危険があるうちは離婚出来ない。』


旦那は少し声を荒げて言った。


No.107 11/09/19 02:34
匿名0 

そのまま一時間程、慰謝料や色々な金銭的なことを話し合った。


彼女はその間中心配そうに二人を見ていた。


なんとか旦那との話はついたが、完全に納得している感じではなかった。


旦那はM達に極力苦労をさせたくないようだった。


その後も俺の親はどうなのかなど話し合い、三時間くらいした所で解散することになった。


旦那は離婚するとは最後まで言わなかった。


ファミレスから出ると、Mが旦那に


『私はKと行くから』


と言った。


旦那は


『分かった』


と言って車に乗り行ってしまった。


『よかったの?』


俺が聞くと


『だってKアシないじゃん』


と笑っていった。


その後はホテルに戻るのも早いねと言ってしばらく二人でいた。


手を繋いでぶらぶら近くの公園を歩いた。


『変だけど、なんか幸せだな』


そう言うと彼女はギュッと抱きついてきた。
俺も彼女を抱きしめ返した。 こうしてるとさっきまで彼女の旦那はと話していたのが嘘のようだ。


夕方になり俺はホテルへ向かった。明日までいる予定だ。


彼女は明日も会えるなんて嬉しいなと喜んでいた。


No.108 11/09/23 21:36
匿名0 

翌日は飛行機に間に合うように空港の側にいようと彼女が言ったので、空港のある市内まで車で向かった。


飛行機の時間は夕方なのでまだだいぶ時間がある。


その間は彼女と一緒に観光地を回った。


彼女はここまで来てくれて、旦那とも話してくれてありがとうと言った。


楽しい時間はあっという間にすぎて、直ぐに飛行機の時間が近づいた。


空港までは電車で行くので彼女に駅まで送ってもらった。


『もうさよならだね』


彼女は寂しそうにそう言った。


『大丈夫。これからは一緒になれるんだから。ちょっとの間我慢するだけだから。旦那さんと話がついたら、Mと○○君をスグに迎えに来るよ。』


俺がそう言うと彼女は


『そうだね。さよならじゃなくて、またね、だもんね』


と笑っていった。




No.109 11/09/23 21:43
匿名0 

あれから数日、彼女は離婚した。


彼女は旦那を毎日毎日、俺の所に来ても苦労しない。元嫁の事も覚悟しているからと説得し続け、そこまで言われ旦那は折れたらしい。


彼女には言わなかったが離婚届を出した後、旦那から俺に電話があった。


『先日離婚届を出した。本気でMと○○を幸せにしろよ。俺はずっと見てるからな。もう俺じゃあ幸せにできない。だから頼んだ。もし苦労させたら許さないからな』


旦那は辛そうに、だがそれを隠すように言った。


俺はただ


『分かった』


とだけ答えた。


No.110 11/09/28 21:26
匿名0 

彼女は離婚したが今すぐに一緒になるというわけにもいかなかった。


彼女も新しい仕事をしていたし、俺の方もまだ元嫁達が家にいた。


元嫁達は子供達の夏休み中に引越し予定らしく、だいたい後二週間ほどで家を出て実家に行くらしい。もうこの先に子供達と会うことはないと思うと寂しさはあったが俺がそんなことを思える立場ではないのは十分にわかっていた。


後は彼女の仕事の事や、色々準備も必要だろうと話し合い3ヶ月後くらいに彼女達を迎えにいくことにした。


その期間は彼女も自分の実家に戻るらしい。ただ、3ヶ月後に俺と一緒になることは彼女の親にはまだ言っていなかった。


彼女の家は母子家庭で母親と祖母と三人で暮らしていた。彼女は一人っ子だが同じ敷地内に彼女の母親の姉(叔母)が住んでおり、その子供(いとこ)と仲がよく姉妹のように育ったらしい。


彼女の母親は離婚の事はもう仕方ないと納得していたが、よく知りもしない男と一緒になって彼女が苦労するはめになるはずだ、再婚とはそんな簡単なものではないと反対していた。


だから彼女は母親には先の事は黙って実家に戻った。
だが、ずっと黙っているわけではない。俺が向こうに行ったときに二人できちんと話し合うつもりでいた。


No.111 11/09/28 21:53
匿名0 

いよいよ俺の元嫁達が家を出ていった。


いつ引越しかは知らなかったが、元嫁から


『引越したから。もうあうこともないでしょう』


とメールが届いた。


俺は『分かった』とだけ返信した。


そして久々に家に戻った。


元嫁達の荷物がなくなりすっきりして広々としていた。家具はテレビ以外持っていかなかったらしい。


家の中は綺麗に掃除してあり、カードなどには何がいつどのカードで引き落とされるかなど詳しくメモが貼られていた。


子供達の声の聞こえない家の中は流石に寂しかった。
だが後悔はしていない。


子供達よりも彼女を大切だと思った気持ちに嘘はないのだから。後悔したらそれも嘘になってしまう。


とりあえず俺は彼女達がこちらに来たさいに嫌な思いをしないよう、家の中に残っている元嫁達の私物を片付け始めた。


細々と片付けだしたら結構たくさんでてきた。子供達の写真もあった。だいぶ迷ったが写真も捨てることにした。


ある程度の片付けが終わると彼女に電話をかけた。


『もしもし?実は元嫁達が引越して家に戻ってきたんだ』


『えっ!?そうなの?もう実家に帰ったんだ。子供達には会わなかったの?』


『今更会うわけ無いよ。』


『そっか…どう?家に戻るの久々でしょ?』


『まあちょっと静かだな。そう言えばテレビ持っていかれたよ(笑)だから余計に静かだ。あっ、Mはテレビ大好きだからテレビないと困るんじゃないか?』


『バレてた?(笑)テレビっ子だからね』


彼女は笑いながら言った。


『じゃあMの為に次の休みに買いにいかないと。デッカイの買っておくよ』


『本当に?いいのに。無理はしないでね。なきゃないで平気…多分平気だから』



彼女と話しているとさっきまで寂しいと思っていたことなど一瞬で吹き飛び温かい気持ちになれた。


それからしばらく何気ない話をして二人でたくさん笑った。




No.112 11/10/01 03:37
匿名0 

元嫁達が出ていったその週末に俺は一人で買い物に出掛けた。


とりあえず、テレビを購入する予定だ。


家電売り場に行くとテレビコーナーへ行った。


色々みたが、テレビ好きなMのために奮発して一番いいやつを買った。一緒にDVDデッキも買うことにした。


家に帰ってからテレビを置いてみると、前にあったやつよりもかなり大きかった。俺は早速配線を繋いだ。


配線は簡単なのですぐにできた。設置が終わったテレビを写メに撮り彼女にメールした。


彼女は『かなりでっかいね!最新のじゃんすごい!』とはしゃいでいた。


これを彼女達と見られるのはまだまだ先の話だ。


その日が待ち遠しかった。


No.113 11/10/08 21:24
匿名0 

そのまま特に変わったこともなく1ヶ月が過ぎようとしていた頃だった。


彼女の元旦那から電話がきた。どうやら彼女が実家でお母さんと何かあったらしい。


彼女のお母さんはかなり厳しく恐いらしい。彼女はビクビクしていた。仲が悪いわけではないが、彼女はお母さんを怒らせないようにいつも気を使っていた。


だが彼女も長年我慢してきた事をお母さんにぶつけてしまったらしい。
しかしお母さんは強く彼女の意見を一切認めない。


昔からそうだったみたいだ。そのせいもあり彼女はリストカットを始めたのだが、彼女のお母さんは彼女の傷を見ても弱いからそんなことするんだと言っていたらしい。


今回お母さんと言い争いになり彼女はお母さんの目の前で自殺しようとし、それを元旦那と警察に彼女のお母さんが連絡して元旦那が彼女を止めたらしい。
その後彼女は急な過呼吸になり倒れ救急車で運ばれた。


それで元旦那が俺に連絡した。


元旦那が言うには彼女の精神状態はかなり不安定になっていると言っていた。
離婚の事、この先の事、色々不安で考えているときにお母さんとの生活が彼女にはかなり負担だったようだ。


俺と元旦那は彼女がお母さんと一緒に暮らすのはもう無理だろうと、この先彼女と子供の為にどうすればいいかを二人で話し合った。


端から見れば本当におかしな話かもしれない。元旦那とその元旦那から妻と子供を奪う事になった俺が彼女と子供の為に話し合っているんだから。


だがその時は俺も元旦那も、そんなこと考えられる状況ではなかった。


No.114 11/10/11 20:28
匿名0 

彼女は病院で処置を受けたあと過度の疲労と貧血などもあったので点滴を打ち寝ているようだ。彼女の子供はまだ保育園の時間だ。


元旦那はこのまま彼女達を彼女のお母さんと暮らすのは無理だろうから俺が早めに彼女達を迎えにこれないかと言ってきた。


勿論俺の方は大丈夫だと答えた。


元旦那と詳細を話し合い今月末には彼女達を迎えに行くことにした。その間元旦那と暮らしていたアパートに彼女達は戻る事になった。元旦那は自分の実家に住む。


彼女にもちゃんとどうしたいか聞かないと決められないが、とりあえずはこの方向でいくことにした。


No.115 11/10/11 20:43
匿名0 

病院からそのまま彼女達はアパートに戻った。彼女のお母さんはかなり反対したが、元旦那がなんとか説得したようだ。


電話で彼女に俺と元旦那とが話した内容を話した、彼女もそうしたいと言った。


『仕事先と保育園には明日すぐ言うよ、でもお母さんには何て言おう』


『そっか…お母さんきっと反対するだろうね』


『うん。絶対に許さないと思う。でも黙って行くのは…一応二人で報告したいと思うんだけど、でもKは色々酷いこと言われちゃうかもしれない』


『俺なら大丈夫だよ。気にしないで。一緒にお母さんに挨拶しよう』


『うん。ありがとう』


『飛行機とか取れて日にちが決まったら連絡するよ。不安もあるだろうけど、俺がついてるから。もうすぐ側にいってあげるから』


『そうだね。もう…すぐだよね。それまで頑張る。色々心配や迷惑かけてごめんね。ありがとう』


そう言うと電話を切った。


俺はすぐに航空券の予約サイトで予約した。仕事の都合もあるので二週間後になった。


彼女にはメールで知らせた。
元旦那にも一応伝えた。


いきなり急展開したが、彼女達と一緒になれる日が早まり嬉しい気持ちもあった。


No.116 11/10/11 21:01
匿名0 

会社にも4日ほど休みをお願いした。
迎えに行くための休みと、こっちに来てから生活に必要なお店など案内するために4日にした。


実は会社の社長には全てを話してあった。
離婚話の際に色々もめたりすることもあるだろうと思い、不倫の事もクビを覚悟で話したのだ。


幸いクビにはならず社長からは、家庭内の事だから口は出さない。だが仕事に支障をきたさないように早く解決しなさいと言われたのだった。
なので理由を話すとすぐに休みを取らせてくれた。


そして俺の親にも一応伝えておいた。
親も全ての事情を知っているので多少心配はしていたが、もうあなたも大人だしそこまで真剣なのは始めてみた。本当に本気なんだろうから私は口出しはしないよ。しっかりしてきなさい、と言われた。


彼女達を迎えに行くまで後数日になっていた。


No.117 11/11/04 01:42
匿名0 

とうとう彼女達を迎えにいく日が来た。

心なしか緊張していたが、彼女に会える嬉しさでいっぱいだった。


彼女にメールで今から出発することを伝えると、気をつけてね。と彼女は言った。


飛行機や電車を乗り継ぎやっと彼女の待つ駅へ着いた。


彼女は車で待っていた。


『K!こっちだよ。長い時間お疲れ様』


彼女が車の中から笑顔で手を振っていた。


俺は直ぐに向かい車に乗り込んだ。


そして彼女をぎゅっと抱きしめキスをした。


『M。会いたかった。病院に運ばれたこと聞いてずっと心配だったんだからな。俺はすぐに行ってやれないし、今日までどんなにいたたまれなかったか』


『ごめんね。本当にごめんなさい』


彼女もぎゅっと俺を抱きしめた。


『いやいいんだ。Mが元気ならそれで』


その後俺達は元旦那が待つ彼女のアパートに向かった。


子供は今日まで保育園に預けることになっているらしい。


No.118 11/11/04 01:52
匿名0 

アパートに着くと元旦那が待っていた。


車から降りると、どうも、と挨拶をした。


今日は彼女達の荷物をまとめて俺の家に宅配する予定だ。
元旦那もまだアパートに自分の荷物があるので次いでに手伝うと言った。


粗方荷物はまとまっていたので車に詰め込むだけだった。


だがその間元旦那はやたらと彼女に絡んでいた。


まるで俺に当て付けるように。


きっと元旦那はまだ彼女を好きなのだろう。


俺は気にせずに作業を続けた。


その時彼女が


『実は実家にも荷物があるんだよね』


と言った。


お母さんが居ると荷物は運び出せない。

どうしようかと話した結果、お母さんが夜パートに出ている間に取りに行くことにした。


その後、元旦那はちょっと仕事があるからと会社に戻った。


彼女が子供を迎えに行くと言ったので一緒に行くことにした。


彼女の子供に会うのは初めてだ。


彼女の子供はどう思うのだろうか。


No.119 11/11/04 02:03
匿名0 

保育園に着くと俺は車の中で待つことにした。


今日で最後なので彼女は色々先生と話しているようだった。


しばらくして彼女と彼女の子供(以後A君とする)が二人で手を繋いでこちらへ来た。


A君は俺を見ると


『こんにちは。誰?お友達?』


と少したどたどしいしゃべり方で聞いてきた。


『こんにちは。そうお友達かな』


と答えると、嬉しそうに、遊ぼうっ遊ぼうっと沢山話しかけてきた。


『じゃあA君のお家に帰ってからな』


と話すと


『ママっ早く帰ろう』


と彼女を急かしていた。


彼女は笑いながら


『は~い!出発しま~す』


と言って車を出した。


アパートに着くとA君は俺の手を引きオモチャを出してきた。


一生懸命にあれは何だよ、これは怪獣と説明してくれた。


A君は彼女に似ている。と言うか瓜二つだ。


なんだかやたらと気に入られたようで俺の側からずっと離れなかった。彼女もそれを嬉しそうに見ていた。


No.120 11/11/07 20:55
匿名0 

それから一時間ほどA君と遊んでいると、元旦那が帰ってきた。


A君は『パパお帰り~』と駆けていった。


元旦那は ただいまと言いながらA君を抱っこしてこっちにきた。


『Mのお母さんの仕事までまだ時間もあるし、とりあえず、ご飯とか食べないか?A君もお腹空いてるだろうし』


元旦那は俺とMを見ていった。


『ん~そうだね。でもこの四人でって…気まずくないの?』


彼女は俺と元旦那を交互に見ながらいった。


『俺は別に気にしないよ』


俺がそう言うと


『俺も気にしない。まだ話しておきたいこともあるし』


と元旦那が言った。


『じゃあ変な感じだけど皆で食べに行こう!私は○○に食べにいきたい』


と彼女が言った。


A君はKも行くの!?わーい。と喜んでいた。


変な組み合わせだが、こうして俺達四人は食事に行くことにした。


Mの車には俺とA君、元旦那は自分の車で出発した。


No.121 11/11/07 21:09
匿名0 

目的地に着くと、オシャレな感じの建物が見えた。


隠れ家的な雰囲気の居酒屋だった。


居酒屋と言っても内装やメニューを見ると、家族連れでも大丈夫そうな店だった。


A君はメニューを見て、あれがいいこれがいいとはしゃいでいた。


食事をしながら、元旦那は色々話してきた。


『もうそっちの事はちゃんと片付いた?』


『まあ、一応きちんとした』


『A君やMをちゃんと幸せにする約束だからな。もし二人が泣くようなことがあったら許さない、すぐに俺がいく』


『大丈夫。絶対に幸せにする』


『それと今日であの二人に会えるのは最後だから…俺はあのアパートに泊まろうと思う。それはいいか?勿論Mにはなにもしない。最後にA君と寝たいんだ。Mは離婚したらキッパリしたい、だからもう二度と会わない、A君にも悪いけど会わせる気はないと言われてるからさ。俺もA君の為には会わない方がいいって納得してるからさ』


元旦那は少し寂しそうに言った。


『わかりました。俺もホテルだし、MとA君二人よりは安心だから』


『ありがとう。まあとりあえず、ご飯食べよう』


そんな俺達のやり取りをA君にご飯を食べさせながら、Mが心配そうに見ていた。


食事が終わると丁度Mのお母さんの仕事の時間にになっていた。


俺達はMの実家にそのまま行くことにした。


  • << 123 彼女の実家に向かう車の中で彼女が聞いてきた。 『さっきあの人と何話してたの?もしかしてなにか言われた…?』 『いや、向こうに行ってからの確認みたいなことを話しただけだよ。』 そう言うと 『そっか。ならいいんだけど。二人で離れて話してたからなんだか気になっちゃって』 と彼女が言った。 そんな会話をしてるうちに、すぐ彼女の実家に着いた。 道路脇に車を止めて、彼女がお母さんが居るか居ないか見に行った。 『もう仕事に行ったみたい』 そう言うと彼女は自宅に車を移動した。元旦那もすぐに来た。 A君は車から降りて彼女の実家にいる犬と遊び出した。 俺達は急いで二人の荷物を彼女に確認し、車に積み込んだ。 結構量はあったが、元旦那もいたので思ったよりスグに片付いた。 荷物の積み込みも終わったので帰ろうとしたときだった。 『あのさ、お母さんの仕事10時には終わるから、K会わない?』 『えっ?今日?いいけど、まだ8時だよ。』 『とりあえず、A君も寝せないといけないからさ、一度帰ってからまた二人で来たらどうかなって。明日じゃバタバタするかなと思ってさ』 『そっか。Mが言うなら俺は構わないよ。お母さんには会うつもりだったし』 すると元旦那も 『だね。お母さんには挨拶しといたほうがいいだろうね』 と言った。 とりあえず、一度アパートに帰ることにした。

No.122 11/11/07 21:12
匿名0 

※意見等があればこちらにお願いします。http://mikle.jp/thread/1610689/

返信はしません。
これは実際にあった過去の記録です。

No.123 11/11/13 03:56
匿名0 

>> 121 目的地に着くと、オシャレな感じの建物が見えた。 隠れ家的な雰囲気の居酒屋だった。 居酒屋と言っても内装やメニューを見ると、家族連… 彼女の実家に向かう車の中で彼女が聞いてきた。


『さっきあの人と何話してたの?もしかしてなにか言われた…?』


『いや、向こうに行ってからの確認みたいなことを話しただけだよ。』


そう言うと


『そっか。ならいいんだけど。二人で離れて話してたからなんだか気になっちゃって』


と彼女が言った。


そんな会話をしてるうちに、すぐ彼女の実家に着いた。


道路脇に車を止めて、彼女がお母さんが居るか居ないか見に行った。


『もう仕事に行ったみたい』


そう言うと彼女は自宅に車を移動した。元旦那もすぐに来た。


A君は車から降りて彼女の実家にいる犬と遊び出した。


俺達は急いで二人の荷物を彼女に確認し、車に積み込んだ。


結構量はあったが、元旦那もいたので思ったよりスグに片付いた。


荷物の積み込みも終わったので帰ろうとしたときだった。


『あのさ、お母さんの仕事10時には終わるから、K会わない?』


『えっ?今日?いいけど、まだ8時だよ。』


『とりあえず、A君も寝せないといけないからさ、一度帰ってからまた二人で来たらどうかなって。明日じゃバタバタするかなと思ってさ』


『そっか。Mが言うなら俺は構わないよ。お母さんには会うつもりだったし』


すると元旦那も


『だね。お母さんには挨拶しといたほうがいいだろうね』


と言った。


とりあえず、一度アパートに帰ることにした。

No.124 11/11/28 21:45
匿名0 

アパートに着くと、元旦那はちょっと仕事が残ってるから少しだけ行ってくると出ていった。


彼女はA君をお風呂に入れて寝かしつけた。


『A君楽しくていっぱいはしゃいだからすぐ寝ちゃったよ』


そう言いながら彼女がコーヒーをいれてくれた。


『そっか楽しかったならよかった。あのさ…M…本当に大丈夫?』


『?。何が大丈夫?』


『いや、今更だけどさ、A君の事とか、地元を離れることとか、本当は心配で不安なんじゃないかと思って』


俺がそういうと彼女は笑いながら答えた。


『そりゃあすっごくすっごく不安だよ。』


『…だよね』


『だけど、Kがいるじゃん。だからきっと大丈夫だって思う。向こうに行って絶対後悔しないかって言われたら、それは言い切れないしわかんない。でも、行かない方が後悔するってそう思うんだ。私やA君が辛かったり苦しかったりそんなこともあるかもしれない。だけどそれはこっちに居ても同じ。先に何が起こるか何てわかんない。今私達がこうなっちゃってるみたいに。だから、辛い事や苦しいこと、どうせ色々あるならKと一緒にいる方がいいと思ってる。それに……』


いいながら彼女が俺をジッと見つめた


『それにKが私達を守ってくれるからね』


そう言って彼女はニコッと笑った。


俺は彼女をぎゅっと抱き締めて言った。


『そうだ。守るよ。俺が二人を守って絶対に幸せにするから』


俺は彼女の言葉が嬉しかった。
こんな俺を信じてくれる。俺は彼女達を何がなんでも幸せにしようと思った。

No.125 11/12/17 22:41
匿名0 

暫くすると元旦那が帰ってきた。


『こんなときまで仕事でごめんな。A君はみておくから、お母さん所に今のうちに行っておけば?』


元旦那は彼女に言った。


『そうだね。じゃあ今から行ってくるよ』


彼女はそう言うと俺に軽く合図をして立ち上がった。


俺達が玄関を出ようとしたときに元旦那がこっちに来た。


『Mのお母さんは結構キツい人だけど、何を言われても、Mの為に、思ってることはちゃんと言った方がいいよ』


そう俺に言った。


俺は少し頷いて玄関を出た。


そして二人で彼女の実家に向かった。


No.126 11/12/17 22:48
匿名0 

彼女の実家に着くと、もうお母さんは帰宅していた。


彼女はかなり緊張していた。


『K…多分…きっとお母さんめちゃくちゃ怒るしかなりきついこと言うと思うけど…大丈夫?』


心配そうに俺に言った。


『大丈夫だよ。反対されるのも怒られるのも当然だし覚悟してるから。ちゃんと俺の気持ちを言うよ』


そう言って彼女を抱き締め車を降りた。


No.127 12/01/06 21:38
匿名0 

二人で家にはいるとお母さんが険しい顔でこっちを見た。


物凄い圧力を感じた。


彼女は顔がひきつっていたが、振り絞るように話だした。


『お母さん…あのさ…前にも言ったけど、私の好きな人で一緒になろうと思ってる人を連れてきた。怒ってるだろうけど、話だけでも聞いてほしい』


彼女の声は震えていた。


お母さんは黙ってこっちを睨んでいた。


10分くらい重い沈黙が続いたが、お母さんが口を開いた。


『何考えてる?A君はどうした。どこに連れていった?荷物はどうした?』


低い声で聞いてきた。彼女は黙ってうつむいていた。


『あんた達何なの?離婚する前から好きだなんだって。お前ものこのこ来てなんのつもりだよ』


そう言うとお母さんは俺を見た。


『本当にすみませんでした。でも二人の気持ちは変わらないんです。非常識なのもわかってます。本当にすみませんでした。ですが、Mさんの旦那さんとももう話し合って、俺と一緒にMさんとA君も行くことになりました』


俺がそう言うとお母さんはバンッと机を叩いた。


『許さないよそんなこと。絶対に許さんから。勝手に決めてバカにしてるのか!?話しもしないで荷物も運んで…』


そういったところで彼女が口を挟んだ。


『話しもしないでって言うけど、いつもお母さんは私の話しなんか聞いてくれないじゃん。理由も聞かずに怒るだけで。昔からそうだよ。お母さんは怒鳴って叩いて否定するだけ…だから私はお母さんに何にも言えなかった。怖くて従うだけだった。だけど私はお母さんの所有物でも人形でもない。確かに今回離婚になったり色々私が悪いけど、これは譲れない。私はKと行くって決めたんだから。』


彼女は泣きながら叫んだ。


『あんたの気持ちなんか知らん。何て言おうと許さないよ。行かせないから。あんたもその年で…娘を諭す立場でしょうがっ!』


お母さんは俺に怒鳴った。



No.128 12/01/06 21:52
匿名0 

『確かに諭して話し合わせるのが筋かもしれません。ですが、もう彼女は限界です。彼女もA君も絶対に幸せにします。それにこのままお母さんの側にいると彼女は益々…』


そこまで話すとお母さんが遮った。


『あんたの母親じゃない。お母さん何て言われる筋合いはない。何?お前は私のせいで娘がどうにかなるって言いたいの?何様だよ。』


俺が返そうとしたら彼女が言った。


『お母さんは何も知らないくせに。知ろうともしないくせに。お母さんと一緒にいると毎日気を使って怒らせないようにって。弱音をはいたらダメだって。離婚の話しもしたくても出来なかった。怖くて怖くて仕方ないから。お母さんといると死にたくなるんだよ。産まれてこなければよかったって思いながら私は生きてきたんだよ。今日はお母さんの許可を貰いに来た訳じゃない。ただいっておきたかっただけ。言わずに行ってKを悪く言われたくないから。お母さんにわかってもらおうなんて思ってない。今までわかってくれたことないんだから。』


泣きながらそう言うと彼女は俺の腕をつかんで立ち上がり玄関へ向かった。


俺はお母さんに頭を下げて玄関を出た。

後ろから『絶対に許さないよ』と言うお母さんの声が聞こえてきた。


彼女は急いで車を出した。


少し行ったところに公園があり彼女はそこに車を止めた。


そして声を殺して泣いていた。


『Mは頑張ったよ。』


俺はそう言って抱き締めることしかできなかった。


No.129 12/01/06 23:22
匿名0 

暫くして彼女も落ち着いてきた。


『なんか…ごめんね。もっとちゃんとお母さんと話したかったんだけど…』


『うん。わかってるから。俺もちゃんと話せなくてごめん。』


その後二人で彼女のアパートに戻った。


彼女の元旦那にあらかた話をした。
元旦那は『まあMのお母さんはね…』と言った。


そして元旦那は実家に帰り、俺は彼女にまた明日と言ってホテルへと戻った。

No.130 12/01/23 22:20
匿名0 

次の日元旦那も仕事を休んで残りの荷物を車に積む手伝いをしてくれた。


心なしか表情は暗い。


A君は相変わらず楽しそうだった。今から飛行機に乗るんだよ、と彼女が言うと、A君は大喜びして早く早くと彼女を急かした。


荷物も全て積み終わりお昼になった。


また四人で近くのレストランに食べにいくことにした。


元旦那はずっとA君と彼女を眺めていた。その眼差しはとても愛しいものを見る目だった。


食べ終わると、俺と彼女とA君はそのまま発つことにした。荷物も宅配の手続きをしなければならないからだ。


元旦那は彼女と少しだけ話したいと言って二人で先に駐車場に向かった。


俺はA君にデザートを頼んであげ、お子様ランチについていたオモチャで遊びながら二人を待った。


だいたい15分程で二人は戻ってきた。


会計を済ませ外に出る。


彼女とA君が俺の車に乗り込む。


無邪気なA君は状況もあまりわかっていないので


『パパばいば~い』


とまだたどたどしい喋りで小さな手を振る。


彼女は窓越しに


『本当にごめんね…。今まで…ありがとう。体調に気を付けてね。いつも言ってるけど、一人で頑張りすぎて無理しないでね。』


元旦那は


『そっちも元気で。幸せに……出来なくて…ごめん。だけどMと結婚できてよかった。いつも人のことばかり心配して気遣って…自分は倒れたりするから、そっちこそ…これからは…ちゃんと彼に頼るんだよ。今までありがとう』


元旦那は泣いていた。


俺は


『じゃあもう出発するから…』


と言ってゆっくり車を出した。


元旦那はずっと見えなくなるまでこちらを見ていた。


A君は楽しそうに手を振っていた。
彼女は複雑な顔をしていたが、俺の手をぎゅっと握りしめて笑った。


No.131 12/01/24 02:40
匿名0 

A君ははしゃいで疲れたのかすぐに寝てしまった。


彼女はずっと俺の手を握りしめて『絶対に幸せになろうね』と言った。


これから先のこと色々不安もあるだろう。元旦那の事も決して全然平気と言うわけではないと思う。


だが周りを傷付けてまで選んだ道だから、彼女はそう言ったんだろうと思った。


暫くすると彼女がさっき駐車場で元旦那と話したことを話始めた。


『さっき元旦那と駐車場で話したんだけど、何かあったら助けるからって。困った時は連絡してってさ。後は養育費を払わせてくれって。いいって言ったけど、どうしてもって。Kも養育費払うからそれで生活大変になるかもしれないからって。私達が苦労するのは嫌だからって。それと…必ず幸せになれって…』


『そっか…』


俺は言葉が見つからなかった。


空港に着くとA君は起きた。飛行機を見に一緒にデッキに行った。


A君はひこうちーと喜んでいる 。


すぐに時間になり飛行機に搭乗した。


離陸時の凄い音にA君は少し怖がっていたが、上空にあがり下が見えてくると、わぁーと楽しそうだった。


飛んでいる間A君はずっと俺の膝の上ではしゃいでいた。


Mは疲れたのか気付いたら眠っていた。


No.132 12/01/24 02:48
匿名0 

羽田空港に着いて車に乗り 家へと向かった。


少し渋滞していたので一時間40分程かかった。


家は俺が前の家族と住んでいた家。
この頃の俺は、この家に住むことで彼女がどんな気持ちになるか…そこまで考えが及ばなかった。 彼女もまた初めはそこまで気にしていなかった…。


家に着くと買ってきたご飯を食べ、皆でお風呂に入った。


A君は、お風呂が大好きらしく長く入っていた。


流石にこの日は皆疲れていたのですぐに眠りについた。




No.133 12/01/28 21:11
匿名0 

こうして俺と彼女とA君の三人の生活が始まった。





※この後どんなことがあり、今どうなっているのか書くか迷っています。
仕事もありすぐに更新は出来ないので。 もし書くとしたら新たにスレ立てします。
とりあえず一区切りここまで読んでくださりありがとうございました。

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