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嘘つき野郎はアタシの旦那

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MIKA( 30代 ♀ yRYJ1 )
10/11/06 18:39(更新日時)


嘘つき

うそつき

ウソツキ

日本一

世界一

いやっ宇宙一だっ

そんな嘘つきなヤツに

つかれた嘘を

綴ります…

No.1403993 10/08/25 03:01(スレ作成日時)

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No.1 10/08/25 03:02
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

出会ったその日から
ヤツの嘘は始まっていた

当時アタシは32歳

ヤツは25歳

サーフィンを通じて

友達の紹介で知り合った

初めて会う約束をする事になった

『俺、二週間後くらいにワーホリでオーストラリアに行くんだ』

サーフィンとバイトをしながら
オーストラリアで半年ほど生活すると言っていた
『だから出発する前に
一度会いたいね』

そう言われ
アタシは仕事の休みを合わせた

No.2 10/08/25 03:04
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

約束をしてから三日後

某ポイントで待ち合わせし合流した

けどヤツは板を持ってきていなかった

「入らないの」

『今日は入りたい波じゃないから浜で見てるよ』

そう言われアタシだけサーフィンをした


2時間ほどひとりサーフして
浜で待つヤツの所へ行き
色々アドバイスされた

とても的確なアドバイスをしてくれ

この人のサーフィンを見てみたいなと思いながら話を聞いた

着替えて調度昼だったので
近くのファミレスに行くことにした

そこでもサーフィンの話やもうすぐワーホリでオーストラリアに行くのが楽しみなんだと言う話をされて

本当にサーフィンが好きなんだなと思った

No.3 10/08/25 03:04
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

サーフィン以外の話も沢山した

仕事の話

家族の話

休みの日の話

恋愛の話

好きな事の話

お互い自分の話をした

やっぱり盛り上がった話は恋愛の話だった

『俺は七ヶ月前くらいに別れてからずっと彼女いないんだ』

へぇと思った

『みかは彼氏とかいないの』

アタシは離婚したばかりで

子供と三人で生活していると伝えた

正直ひくかと思ったが

『そーなんだ
大変じゃない
俺子供好きなんだ
今度会いたいなぁ』

またへぇと思った

No.4 10/08/25 03:06
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

色々話をして

アタシは子供達を迎えに行く時間になったので
ファミレスで別れた

『また連絡するね
メールしていいかな』

「いいよ
いつでも」

男の人とゆっくり話したのって久しぶりだったなぁ
楽しかったなぁと思いながら帰った

運転中

携帯が鳴った

ん誰だろ

ヤツだった

『メールでごめん
フライングなんだけど
俺みかの事が好きだぁ
一方的な気持ち伝えてごめんね
帰り道気をつけてね
マジメールでごめん』

びっくりした

だってまだ会ったばっかりなのに…

でもそんな事もあるのかなと思った

No.5 10/08/25 03:06
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

子供達を迎えに行って
家に着いた

子供達から園での話を聞きながら三人で夕飯を食べていたら

また携帯が鳴った

ヤツだった

『今日は会えてよかった
今何してる
俺はこれから夜のバイト行ってくるよ

あっ…
さっきのメールの返事ってもらえないのかな』

あんなにびっくりしたのに
すっかり忘れてた

返事かぁ

どう返事したら良いのか…

とりあえず
子供達と風呂に入り
添い寝して寝かしつけた
その間も何度もメールが届いてた

そろそろ返事しなきゃなんないなぁと思った

No.6 10/08/25 03:07
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

なんて返事をしようか
凄く悩んだ
だってまだ会ったばっかりだし
アタシは8歳も上

それにアタシは特に恋愛したいと思っていなかった

ただ今回友達にヤツを紹介してもらったのは

サーフィンを本格的にやりたかったから
上手い人と知り合いたかったという理由だけだった

だから恋愛なんて
別に考えていなかった

けど思わぬ告白を受けてしまって

んーなんて返事を返そう…

けどさっき夜のバイトに行くとメール入ってたしなぁ

なんて考えていたら

昔からのツレからメールが入った

No.7 10/08/25 03:09
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

『ちび達寝た』

「今調度寝たよ」

『じゃ暇だよね話そよ』

週に一度このツレの親友と
長電話するのが結構楽しみになってた

中学の時からの長い付き合い

何をするにもいつも一緒
だからお互い何でも知ってて
何でも話せる

だから今日の出来事を話した

友達に紹介された事

同じサーフィンと言う趣味がある事

年下と言う事

そこそこのイケメンで
背も高い事

ファミレスでランチして
色々話をした事

子供達の事

離婚歴がある事

そして

会ったばかりなのに

告白メールをもらった事

まぁざっと話した

ツレは開口一番に

『やめなっ
これだけの容姿なら
絶対女のひとりや二人いるよ
それにこのイケメン具合いが怪しいしさ』

固定電話でかけ直して

ツレ携帯にヤツの写メを送信したから顔は見ている

そーかぁ
ツレの言う事に
なんだか納得してしまった

「じゃあなんて返事すればいーかな」

『しなくていんじゃないだって今バイト行ってるんでしょ』

そーだよなぁ

今日は申し訳ないけど

返事は保留にしよう

No.8 10/08/25 03:10
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

次の日もその次の日も

毎日朝昼晩とメールが届く

朝出勤時や仕事中はすぐにメールの返信が出来ない

けど一服や休憩の時にまとめて返信したりした

返信するとすぐにまた返信がくる

あまりにも早い

仕事中だよね

でも携帯自由に見れるのかな

No.9 10/08/25 03:12
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

ファミレスで会ってから
一週間以上経っていた

そういえば

オーストラリアに行くと言っていた事を思い出して
昼休憩だったのでメールしてみた

「メール遅くなってごめんね
そういえばさ
いつオーストラリア行くんだっけ」

すぐに返信が来た

『あーあれね
行くのやめたんだ
キャンセルしたんだよ』

えっ
あんなに楽しみにしてたのに

元々マメではないアタシにとって
マメにくるメールの返信は少し面倒だった

まだ休暇時間も残ってたから
携帯してみた

あれ出ない

メールは出来ても
携帯取るのは無理なのかな

10回くらいコールして切った

そしてメールした

No.10 10/08/25 03:13
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

『ごめんメールは出来るんだけど携帯は出れないんだ』

そうだったのか

「こっちこそごめん
つかなんでオーストラリア行かないの?
予約とかしたのにキャンセルもったいないね」

『本当は仕事辞めて行こうと思ってたよ
けどオーストラリア行ったら会えなくなるから…』

ん?
会えなくなる

「どーゆうこと」
『まだ返事もらってないけど…
俺みかが好きだから会えなくなるのが嫌だから…
だからオーストラリア行くの辞めたよ』

えっそんな理由
つかアタシを好きになったから
それでいーの ?って思った

でも本人がそう決めたなら
アタシがどーこー言う事じゃないしと思って
それ以上突っ込まなかった

No.11 10/08/25 03:14
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

『あれからずっと会ってないね
夜はやっぱり無理だよね子供いるし』

調度次の日
子供達は妹の家に泊まりに行く予定だったので

明日もしかしたら大丈夫かも知れない
けど小さい子供達の気分なんてすぐに変わるから
もし泊まりに行ったら
会おうかなと伝えた

次の日

元気に帰ってきた子供達は妹の所に泊まりに行くのを覚えていて
お泊りセットをニコニコ嬉しそうに持って
妹の車に乗って出掛けて行った

久しぶりに部屋でひとりきりだなぁ
なんだか淋しいなぁと思いながら
片付けをしていた

少しして携帯が鳴った

ヤツだった

また忘れてた…

『どぉ今日会えそう』

面倒だから携帯した

あれ出ない

たった今メール来たのに

とりあえず切った

するとすぐにメールが来た

『ごめんまだ夜のバイト中なんだ』

「んじゃ終わったら連絡してみて」

『わかった
すぐに連絡するからさ』

No.12 10/08/25 03:15
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

夜10時過ぎにメールが来た

『寝ちゃたかな』

面倒だから携帯した

今度はすぐに携帯に出た

『今日車使えなくて
もし大丈夫なら
こっち来れる』

「うんいいよ
明日休みだし」

『じゃ悪いけど待ってるね』

携帯を切って

車で出掛けた

No.13 10/08/25 03:16
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

待ち合わせ場所のコンビニに着いて
メールしようとしたら
助手席の窓をコンコンと叩く音がした

ん?

見たら紹介してくれた友達のケーイチだった

『久々じゃん何シューサン』

シューサンとはヤツの事

「うんここで待ち合わせだよ」
『わざわざ来ちゃった』
「まぁね明日休みだし
ちび達もいないから
久々に遊び来たよ」

ケーイチとヤツは地元仲間だった

ケーイチはたまたまコンビニに買い物に来ていた

No.14 10/08/25 03:17
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

待ち合わせ場所に到着したのに
すっかりヤツにメールするのも忘れて
ケーイチと話込んでた

『付き合う事になったんだって』

「え?」

『シューサン言ってたよ』

「マジでまだ返事してないんだけどなぁ」

『あっそーなの
でもシューサン本気みたいだよ
だってさみかは子供達いるから少しは助けてやりたいから
今度こそ真面目に仕事しようと思うから
なんかいい仕事あったら紹介してよってオレこの前会った時言われてさぁ
やっとやる気になったかぁって、オレ嬉しくてさぁ』

えっ ?!

意味わかんない…

No.15 10/08/25 03:18
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

やっとやる気になったか…

ケーイチのこの言葉の意味がわからなかった

「仕事紹介してって言われたの?

『うんそーだよ』
「…」
『あっシューサン来たよ!!』

何がなんだかわかんない

ケーイチの来たよの言葉に
自分が戻った

ヤツがうちらの所に歩いてきた

『連絡ないから来てみたらもぉ着いてたんだね』

「あっごめん
ケーイチと話込んでて…」

三人で少し話してケーイチは帰って行った

アタシとヤツは車に乗った

『わざわざ来てくれてありがとね』
「うんへーき」
『どこ行くあっ飯は』
「うん食べたけど付き合うよ」

近くのファミレスに行った

運転中

頭の中でハテナマークが
数え切れないほど
溢れていた…

No.16 10/08/25 03:19
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

アタシの頭の中に無数のハテナマークが溢れていることに気づく訳もなく
ヤツは久しぶりに会えた喜びを一生懸命語っていた
ファミレスに着いて店の中に入って注文した

食べながらも
嬉しさをアピールしてくる

けどアタシの頭の中は…

アタシはハテナマークを消したかったから
聞いてみた

「ねぇ夜のバイトって何やってんの?」
『あーバイトはね
運送会社の夜間の荷物の仕分けだよ』
「へぇ」
『今は昼間はやってないんだ
昼間働くと海入れないからさ
だから夜仕事してるんだよ』
「オーストラリアは本当に行くの止めちゃったの?」
『うん理由はこの前メールした通りだよ』
「あっうん」


コイツ…怪しい… と

思ってしまった

ケーイチが嘘つくわけないし

まだハテナマークは消えない

No.17 10/08/25 03:20
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

「最近ケーイチと会ったんだってね」
『あーこの前会ったよ
家も近いしね』
「その時何話した?」
『え~なんだっけなぁ
あっみかの事好きになったって話したよ
あっごめん
まだ返事もらってないのに
付き合うとか言っちゃった』
「後は?」
『んーそれだけだよ』

言わないつもりだ

んじゃこっちから言うしかないな

No.18 10/08/25 03:22
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

「ねぇバイトってさ本当にやってる?」
『え?』
「さっきシューチャン来る前にケーイチから聞いたんだ」

やっぱり顔色が変わった
『何を?』

声色まで変わって返事してきた

「みかには子供達いるから少しでも助けてやりたい
だから仕事したい
いいところあったら紹介してって言って来たって

『…』下を向いている

「それからケーイチ喜んでたよ
シューサンやっとやる気になってくれたんだって」

『…』

「どーゆうこと?
今バイトしてるんだよね
じゃないとオーストラリアだって行く金ないよね?」

問い詰めた

しばらく沈黙…

ウザイよ こーゆうのって
「ねぇ別に怒ってるとかじゃないんだ
ただ本当にアタシが好きなら
嘘無しに好きになってほしいからさ」

『…』

まだ黙ってる

男だろ

いさぎよく言っちまえと心の中で思った

No.19 10/08/25 03:23
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

ゆっくり顔を上げて
アタシの様子を伺うような目で見てきた

『…』
「ちゃんと答えてくれて納得出来たら
シューチャンの気持ちに答えるよ」
『ごめん今仕事してないんだ』
「…うん」
『だからケーイチが言ってた事が事実なんだ
でもみかと出会って好きになって…
ちゃんとやらなきゃって思ってさ
みかが居てくれたら
頑張ってやれる気がするんだ
俺こんな気持ちになれた人と会えたの初めてで…だからだから…』

「…わかった」

『すぐに仕事探すから
だから俺と付き合ってください
あともう絶対に嘘付かないです!!』

「…じゃ先に仕事見つけてよ
それからもう一度告白してよ」

『…うっうんわかった
じゃぁ俺マジですぐに仕事探すからっ』

「早い報告待ってるよ」

ちなみにオーストラリアの話も全く嘘だった

No.20 10/08/25 03:24
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

いつから仕事していないのか?

仕事していないから
朝昼晩のメール
携帯にすぐに出ないのは
仕事しているかのように偽る為の工作

けど何故そんな事をしなければならない
ましてやオーストラリアの事とか…
わざわざ嘘付くような事ではない…



コイツ

こすい…



思ってしまった

No.21 10/08/25 13:57
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

それから四日目の朝

アタシは仕事が休みだった
子供達は園に行くと言うので送って行き
家でのんびりしていた

朝9時すぎ携帯が鳴った
ヤツだった

『おはよみかみかっ
仕事決まったよ
先輩が内装やってて
忙しいから手伝ってほしいって
だから俺先輩の会社でやらせてもらうよ』

凄く嬉しそうに伝えてきた

「ヨカッタじゃん
んじゃ頑張ってよ」

『うん頑張るよ
みか、これから会える
会いたいんだ』

疑いもせず

「うんいいよ
んじゃアタシ行くわ」

いつもの待ち合わせ場所のコンビニに向かった

No.22 10/08/25 13:57
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

ヤツは先にコンビニで待っていた

アタシの車を見つけてダッシュ

『やっと会えたー』
と言いながら
車に乗ってきた

「仕事ヨカッタね
いつから」
『明日からだよ』
「そっか頑張ってね」

いつもサーフィンする海に行って話した

『みかお願いがあるんだけど…』
「んなに」
『今お金なくてさ
明日仕事でも飯くえなくて…
後、携帯が止まるかもしれないんだ…』
「で」
『…携帯代と少し貸してくれないかな』

金…

「親は」
『うちねかあちゃん体弱くて病院代が掛かってて
もお借りれないんだ…』
「…」
『ごめん無理だよね』
「給料日いつよ」
『毎月五日だよ』
「いくら必要」
『四万円くらい』
携帯いくら使ってんだよ
「絶対返してもらうよ」
『えっじゃぉいいの』
「だって金なくて仕事いけないとか
仕事の連絡とかで携帯だって必要でしょ」
『うん…』
「約束ちゃんと守ってね」
『わかったありがとう
ちゃんと返すし
俺絶対ちゃんと頑張るから』

仕方ないからそのあと
銀行に行って金を下ろして貸した

No.23 10/08/25 14:01
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

次の日の朝
早くからメールが入っていた

『おはよう
今から仕事行ってくるね

ヤツからだった

「おはよう
初出勤だぁ
頑張ってね
アタシも支度して行くわ」

『あっそーいえば
みか俺と付き合ってください
またメールでごめん』

そうだった
忘れてた
どうしようか

昼休憩に返事しよ

この日アタシは二番目の昼休憩だった

だから1時からの休憩

休憩に入り携帯を見たら
12時過ぎにヤツからメールが入っていた

『おつかれ
今から昼飯食うよ
朝のメールの返事待ってます』

「おつかれ
よろしくです
でも二度と嘘は止めてね
約束してください」

そう返事した

なんて返事がくるだろう
ちょっと楽しみだ

3時の一服とかに
アタシのメール見るのかな

喜ぶのかなと
ちょっと自惚れてみた

No.24 10/08/25 14:01
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

昼休憩が終わった

次のメンバーと休憩を交代した

アタシの次の休憩は3時間後の夕方5時頃

その頃にはヤツは仕事終わって

きっとメールの返事をしてくるだろ

へへっ楽しみ

夕方の休憩に入って
すぐに携帯を見てみた

案の定ヤツからのメールが届いていた

『おつかれ
さっきメール見たよ
ありがとう
凄くうれしいよ
これから仕事頑張るし
絶対嘘つかないと約束するね
大好きだよ』

「おつかれ
アタシは今日は中番だから6時まで仕事です
終わったら連絡するね」

これで

うちらは

彼氏彼女になった

No.25 10/08/25 14:06
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

付き合い出して
二週間程経った頃

アタシは一度目の後悔と裏切りを味合う事になった

それまでは
会えない日はメールや携帯で話したり
休みが合う日には
一緒に海に行ったりして
普通のカップルの様に過ごしていた

ある日アタシは気が付いた

いつもアタシの休みに合わせて休んでいる事に
疑問を感じた

だってヤツはサラリーマンではないが
内装の職についている

普通は月曜から土曜までは仕事なはず

アタシはシフト制だから
不定休だ

なのにいつもアタシの平日休みにヤツも休みを合わせていた

そう簡単に平日休めるものなのだろうか

凄く疑問に思い

会った時に聞いてみた

No.26 10/08/25 14:08
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

「ねぇいつもアタシの休みに合わせてくれるけど
普通職人て日曜休みじゃないの」

『普通はねけど先輩の会社今物凄く忙しくてさ
日曜も仕事なんだ
だから今は好きな日に休み取れるんだよ』

「ふーんそなんだ」

その時はそれで信じた

そしてサーフィンして近くの店でランチした

サーフィンした後はお腹が空くねと 二人共沢山食べた

会計しようと席を立たったら

『あっ財布忘れてたきちゃった
後で家寄ってくれたら返すから
立て替えてもらっていいかな』

「うんいいよ」

会計を済まし店を出た

それからショップを少し回って

子供達の迎えの時間になるから
ヤツの家の前まで送った

No.27 10/08/25 14:10
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

『ありがとねぇ後で連絡するよ』

おいおい金っ金っ

「シューチャンさっきの飯代もらいたいんだけど」
『あっごめん今財布取って来るよ』

5分程待ってやっと来た

『ごめん
かあちゃんが俺の財布持って買い物行っちゃったみたいないんだ
次会った時に前に借りた携帯代と合わせて返すから待ってもらっていい』

お母さんが息子の財布を持って買い物
有り得なくない?

ツッコミたかったけど
子供達の迎え時間があったのでとりあえず了解して帰った

帰り道
何度かヤツからメールが来た
読むだけ読んで返事はしなかった

子供達を迎えに行って家に着いた
すると今度は着信

『何回もメールしたんだよ心配でさ』
「あっ運転中だったし
ごめん」
『いんだけどさ
あっさっきはお金ごめんね
給料入ったらまとめてすぐ返すね』
「うんつか給料いつ?」
『月末だったと思うけど
もう一度先輩に確認してまた連絡するよ』
「うんよろしく」
あれ?確か5日って言ってたような・・・

子供達の夕飯の準備もあったので短い会話で
携帯を切った

No.28 10/08/25 14:11
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

何日か経った

給料日の確認をしたとメールが入った
やっぱり月末だったと

「じゃ調度アタシその日休みだから会おうよ」
『了解じゃ俺も休み取るよ
給料は振込みだから
会ったら銀行付き合って』

給料日が来た

アタシは子供達を送り出し
ヤツにメールした

「今日どーする?」

『ごめん今朝先輩から連絡来て仕事出てくれって言われて
今現場向かってるんだ』
「そっか仕事なら仕方ないね
じゃ終わったら連絡して」
『はいよー』

急きょ暇になった

海の支度もしていたし
久しぶりにひとりサーフしに行こう

車で海に向かった

3時間程サーフィンして
今日は用事もないし
早めに子供達を迎えに行った

No.29 10/08/25 14:12
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

夜7時頃ヤツからメールが来た

『やっと仕事終わったよ
近くの銀行やってるところなくて寄れなかったんだ』
「おつかれ
あっ金ならいいよ
次会ったらで」
『うんごめんね
明日おろして夜車使える様なら俺届けるよ』
「うんじゃそうして」

そうメールで話した

夜9時過ぎ携帯が鳴った ヤツだった
子供達も早くに寝たので
すぐに出た

『あっみか明日から埼玉に出張になったよ』
「出張大変じゃん」
『だからしばらく会えないんだ』
「仕方ないね仕事だもん」
『あとね明日朝早くから行くからさお金渡せないんだ大丈夫かな?』
「うんいいよ
出張から帰ってからでさ 」
『ちょくちょく連絡するからさ心配ないからさ』
「はい分かってるよ」
『じゃ明日早いから
準備して寝るね』
「うんわかった
おやすみ」
『うんおやすみ
大好きだよ』
「(笑)」

No.30 10/08/25 14:13
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

次の朝

5時過ぎにメールが届いていた

『おはようこれから埼玉行ってきます』

「おはよう少しの間会えないけど
仕事だから頑張ってね」

そんなメールの返信をして
アタシも子供達を園に送り
職場へ向かった

昼にいつものように
おつかれメール
夕方にもメール
夜にもメール
そして寝る前の時間には
携帯が鳴って
その日一日の事を報告し合い
連絡取る日々が1週間程続いた

いつ帰って来るのかなぁ?と
ちょっと寂しくもなったけど
仕事だしねと我慢した

No.31 10/08/25 14:15
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

そんな会えない日々を過ごしていたある日
久しぶりに友達のケーイチからメールが届いた

『久しぶり~どぉ?
シュウーサンと仲良くやってる?』

「うんまぁねぇ
でも今会えないんだなぁ」

『えぇ?なんでよ?
俺昨日シュウーサンと海入ったんだよ!!』

はっ???
海入った?
今こっちに居ないはずだよ?!
だって埼玉に出張なんだよ?!

休憩時間を待ってすぐにケーイチに携帯した!!

「昨日一緒だったの?」
『うんそーだよ!なんで?聞いてなかったの?』
「聞いてないし
アタシは仕事の出張で埼玉に行ってるって言われてて
だからさっきメールで会えないんだって言ったんだよ!!」
『・・・・。まじか・・・。』
「どーゆコト?なんか知ってるならちゃんと教えてよ!」
『みかごめん・・・シューサンかなりの嘘つきなんだ・・・』
「嘘付きなのは薄々分かってた
けど先輩の内装会社に就職決まって・・・」

今までの経緯を話しした

ケーイチは黙って聞いていたみたいだけど
アイヅチは全てため息だったのを
アタシは聞き逃さなかった・・・

No.32 10/08/25 14:16
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

アタシの話をずーっと黙って聞いていたケーイチがやっと口を開いた

『みか・・シューサンさ嘘つきでさ
多分地元でも俺くらいしか相手にしていないんだ』
「うん・・」
『けどさみかのコト紹介してさ
シューサン初めて俺に仕事頑張りたい!頑張るからって言っててさ
だから俺二人を応援したくてさ
多分その内装の仕事のコトってさ
相当昔の話なんだ
確かに昔日払いで2.3日やった事はあったんだけどな・・
今その先輩はその会社やってないし
多分みかに仕事のコトバレてその場しのぎで
決まったって言ったのかも知れない』
「・・・・。」

信じられない!!
有り得ない!!

『そー言えばさ金とか貸したりしてないよな?』
「・・・・ヤバイ貸してる」
『いくらくらい?』
「仕事が決まったって言われて
携帯が止まるかも知れないから
給料入ったら返すからって・・・
あと、出張に行くって言う前に会った時に
飯食って飯代も財布忘れたからって出した
でもその金も給料で全てまとめて返すからって」
『で、その給料入る前に出張って言って
みかに会えない理由作ってんだ・・・
いつものパターンだな・・・どうしようもないな・・・』

最低な野郎だ!!!

No.33 10/08/25 14:17
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

休憩時間の短い間で終わる話ではない

『今店暇なの?』
アタシはガソリンスタンドで働いていた
午後は比較的暇になる時間がある
「そんな忙しくないよ」
『俺今日仕事夜勤だし今暇だから
洗車がてらスタンド行くよ』
「うん待ってる」

1時間くらいでケーイチがスタンドに来た
車を洗車機に入れて
眺めながさっきの話の続きをした

『どーする?』
「なにが?つかどーすればいんだろね・・」
『とにかく会った方がいいよなぁ』
「・・・」
『シューサンいつ帰って来るって言ってるの?』
「はっきり日にちは言って来ない」
『そーだろうねぇ
給料なんか入らないんだもんねぇ
会えないよなぁ』
「とりあえずさ
少し猶予与えてみようかと思うんだ」

もしかしたら
苦しくなって
自分から言ってくるかも知れない

最低な野郎だと思っても
少しは信じたい気持ちもあった

だから
猶予という事が思いたった

ケーイチにもそう話した

少し反対な感じだった

けどみかの思う通りにと言ってくれた

そして
『俺はみかの味方だから!』と強く言ってくれた

No.34 10/08/25 14:18
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

出張が嘘だとわかってから
二週間程経った

出会ってから約1カ月半…
こんな短期間で
何度嘘をつかれたのだろう…

そんな事を考えながら
アタシは出張が嘘なのを知りつつも
騙されたフリをして
ヤツが帰ってくるのを待った

その間毎日
朝昼晩のメール
寝る前の携帯での連絡は 欠かさず来ていた

さらに三日程経った

ある日の朝のメール

『明日やっと帰れるよ
やっとみかに会えるよ』

「本当やっと帰れるんだねぇ
帰ってきた日会える」

『うん時間にもよるけど
あんまり遅くなるようなら
次の日休みだから
会いに行くよ』

「分かった
でもなるべくなら明日遅くても会いたいな…」

『うんわかった
また状況わかったら連絡入れるね』

そんなメールのやり取りをした

アタシが与えた猶予…

明日自分から本当の事話してくれるのを願った

No.35 10/08/25 14:21
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

帰ってくる当日
今日はなぜか昼間一度も連絡がなかった
きっと言い訳でも考えていたのか

アタシはいつものように
仕事を終え
子供達を迎えに行き
家に着いた

夕飯と風呂を済ませ
子供達を寝かせた
時間は夜9時を少し過ぎていた

アタシはリビングに行き
携帯をチェックした

やっぱりメールも着信もない

アタシからメールをしてみた
5分…10分経っても返信がない…

携帯にかけてみた

やっぱり出ない

バックレるつもりなのか

少しイラついた

No.36 10/08/25 14:21
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

連絡を待つ事1時間

携帯が鳴った

ヤツだった

『ごめん今帰ってきたよ』
「おかえり
今日はずっと連絡くれなかったね」
『あっごめん』

あれ今日は言い訳をしない

「明日アタシも休みにしたんだ
シフト代わってもらったんだ
だから今からうち着てよ」
『…』
「だめ?」
『行きたいけど…』
「じゃ着てよ待ってるから」
『…う、うん』
「あっ車?」
『いや電車で行くよ』
「わかった」

それから1時間

待っても来ない

するとメールが来た

『ごめんやっぱり行けそうにないや』

やっぱりなと思った

少しわがままを言ってみた

「えーずっと会ってないんだよずっと寂しかったのに
それに休みだって合わせたのに」

けど返事は

『ごめん』の一言だった
「じゃ明日は会える?」

『うん起きたら連絡するよ
本当にごめん』

どーにかしてでも
会わない作戦を取る気なのかと思った

No.37 10/08/25 14:23
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

次の日

いつものように子供達を送って行き
家に帰ってヤツにメールをしてみた

「おはよー今子供達送ってきたよ
まだ寝てるかな?」

すぐに返事が来た

『おはよう
俺今また埼玉向かってるよ』

はっ?

嘘だろ?

どんだけ逃げるつもりだ!!

「えどーゆうこと?」

『今朝早く先輩から連絡きてまた出張になったからって…』

「そーなんだ…」

『ごめんまた当分会えないね
みか…
俺の事嫌いにならないでね…』

何突然?

今続行している嘘に
罪悪感でそんな事聞いてるのか?

「じゃ気をつけて行ってきてね」

それだけの文字を返信した

No.38 10/08/25 14:24
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

この日また1日中連絡はなかった

アタシも自分から連絡しなかった

とにかく今はどう出るのか待ってみようと思っていた


先日スタンドで話した以来

ケーイチとも話してはいなかったので

今回また出張だと言っている事を相談しようと思い連絡してみた

「また出張だって・・・」
『俺さっきシューサンとコンビニで会ったよ』
「そう・・どーしたいのかね?」
『うん・・何がしたいのか?
俺にもわかんねぇや・・・』

なにも解決も
嘘を吐かせる方法も見つからず・・・

そしてケーイチは言葉の最後に

『みかごめん・・・』と謝ってくる

「なんであんたが謝るの?」

『だって俺がふたり会わせたしさ』

「そんなん関係ないじゃんか」

そんな会話して携帯を切った

No.39 10/08/25 14:24
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

それからさらに1週間ほど経った
昼休憩弁当を食べようと休憩室に行った
携帯を見たらメールが入っていた
ヤツからだった
『みか元気ですか?ずっと連絡しなくてごめん・・』

なんて返事を返そうか
携帯にかけてみた
するとすぐに出た!!
出ないと思ってかけたから
最初の言葉をなにも考えていなかった
『もしもし』
「あっもしもし久々だねぇ」
『う・・うん』
「ずっと連絡なかったから心配だったよ」
『うんごめん本当に・・・』
「まだ帰って来れないんだよね?」
『・・・・』

なぜか無言・・・
「あれ?もしもし?」
『ごめん・・・みか・・・』

とうとう白状するのか?
「ん?ごめんって?なに?」
『・・・今日会える?』
「いいけどつか、帰って来てるの?」
『帰って来てると言えばそうなるんだけど』

うざい・・・
「じゃうち来てくれる?子供達置いては出れないし」
『うん分かったじゃ終わったら連絡して』
「分かった」

やっと会えるのか・・・
どんな顔して来るのか?
ある意味楽しみだった

No.40 10/08/25 14:26
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

夕方仕事が終わり子供達を迎えに行った

いつもの様に夕飯風呂を済ませ
今日もいい子に子供達はスヤスヤと寝た

時間は9時過ぎ
ヤツにメールした

「家の事終わって子供達寝たよ
こっち来れそう?」
『もう向かってるよ
あと30分くらいで着くよ』
「分かった待ってます」

本当に30分後くらいに
携帯が鳴った

『今玄関の前だよ』

子供達に気を使ってチャイムを鳴らさなかった

アタシは玄関へ行き鍵を開け
ヤツを通した

「おつかれ」
『うんなんかごめんね・・・』

また謝ってるし・・・

リビングに通した
アタシはソファに座ったが
ヤツは座らず立っている

「なに?座ってよ」
『う・・うん』

No.41 10/08/25 15:16
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

ヤツは恐る恐るソファに座った

へんな空気が流れてる

それはアタシのせいではないよね・・・と思いながら

ヤツが口を開くのを黙って待った

『・・・・』
「・・・・」

いつまでこの沈黙は続くのか?

はぁ堪らない・・・この空気・・・

「ねぇなんで何も話さないの?
ねぇどーしたの?」
『・・・ごめん・・・』
「さっきからごめんしか言わないじゃん?」
『・・・うん・・・だから・・・ごめん』
「だから何に対してごめんなの?
言ってくれなきゃ分からないよ」

『俺・・・また嘘付いていたんだ』

とうとう白状したか

「なにが嘘だったの?」
『・・・仕事の事・・・』
「仕事?してなかったの?
じゃ出張って言ってずーと会えなかったのって何だったの?」
『・・・うん・・・ごめん』
「なんで?仕事決まったって言った時から
始めっから嘘だったの?」
『うん・・・全部嘘だった
仕事なんて始めから決まってなかったんだ』
「・・・・」

ケーイチから聞いていて分かってはいたが
本人から聞いて何だか
さらにショックだ

開いた口が塞がらないと言うのは
この事なんだ・・・と実感した

No.42 10/08/25 15:17
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

まずはなぜ嘘を付いたのか
理由を聞かなきゃ

理由?いや・・・言い訳か?

アタシの大ッ嫌いな言い訳

仕方ない聞いてやるかと思った

「ねぇなんで嘘付いたの?」
『みかと付き合いたかったから・・・』
「は?意味わからないよ」
『俺最初仕事の事嘘付いてたでしょ?
そのことがバレてみかは許してくれたでしょ?』

許してないし・・
呆れただけ・・

「で?」
『仕事見つかったら俺の気持ちに答えるって言ってくれたでしょ?
だから早くみかと付き合いたかったから
仕事決まったって言ってしまったんだ
本当に俺って最低だよね・・・ごめん』

最低?って簡単に納めるなよ!!

「嘘ついてまでアタシと付き合うことになって
どんな気持ちだったの?
それでも嬉しかったの?」
『ううん・・苦しかった・・・』

あぁ
こいつ
そーゆう事に対しては
普通の思考なんだって思った

No.43 10/08/25 15:19
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

「その間何してなの?」
『何にもしてないよ』
「嘘!!海入ったりしてたんじゃないの?」
『あっ何回か海入ったりもしたかな』

したかな?じゃねしっ!!

「じゃぁさ出張って言って何週間も会えない状況を
なんで作ったの?」
『みかに借りたお金返す当てがなくて・・
お金用意しないと
みかに会えないって思ってしまって
出張って言えばしばらく会えなくなるし
その間にお金どーにかしようと思ってて・・』

「どーにかしようとしてたって
じゃ仕事探したりしたわけ?」
『・・・・うん』

嘘だっ!!
仕事なんて探してなかったくせに!!
どこまでも嘘つくんだねコイツ・・・

No.44 10/08/25 15:19
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

「ねぇこれからどーする?」
『・・・・』
「黙ってたってわかんないよ」
『もう許してくれないよね?』

許すとか許さないとかじゃなくない?

「だからもうしてしまった事は仕方ないつか
取り戻せないじゃん?
だからこれからどーしたいの?」

『今度こそ嘘付かないで
ちゃんと仕事して
みかにお金も返したい・・・
あとこんな事言える立場じゃないけど
みかとは別れたくないんだ・・・』
「・・・・」

アタシだってこんな
意味不明な嘘ばっかり付かれたまま
別れるなんて
ムカつくじゃん!!

それに貸した金は
絶対に返してもらわなきゃ
別れるに別れられないんだよ

No.45 10/08/25 15:20
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

「今度こそ早急に仕事探してよ!!」
『うん分かった!!』
「次嘘付いたらマジ許せないから!!」
『はい!!本当にごめんなさい』

こんな男初めてだった

ムカツキや怒り
不振感
イロイロ
アタシの頭の中を駆け巡った・・・

そして

出た答え・・・

コイツを正してやりたいと言う

変な使命感が湧いてしまった

なんなんだろうか?

自分でも分からない

こんなヤツ

さっさと金返してもらって

切ればいいのに

アタシは人の心理に興味があった

今までもいろんな書籍や
ネットで読み漁っていて

こーゆう嘘つきと出会ったのは初めてで
なんか好きって気持ちも
ほんの少しはあったのかもしれないが
コイツの嘘を付くという心理を
物凄く知りたくなってしまったのだ

No.46 10/08/25 15:21
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

出会って付き合うようになって3カ月

アタシは何度嘘を付かれたのだろう?

オーストラリアに行くという嘘

サーフィンの為に夜仕分けのバイトをしているという嘘

仕事が決まったら付き合おうと言って

早く付き合いたいからと

仕事が決まったと付いた嘘

アタシが貸した金の返す当てがなく

出張と嘘を付いて逃げていた事・・・・

よくもこんなに嘘が付けるもんだと

ある意味感心?に似た様な感情も湧いてきてしまう


いつだったか

ケーイチが言っていた

『地元で相手にしているのは俺くらいなんだ』

そりゃそーだよね

これだけの嘘を付く人間

そう滅多に付き合える人はいない

だってムカつくというより

こんな嘘つき野郎

めんどくさいもんね・・・

No.47 10/08/25 15:23
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

さぁこれから
どうヤツと付き合っていこうか?・・・

日々そんな事を考えていた

あれから何日か経った

なぜか毎日会っている

毎晩ウチに来るようになった

昼間はアタシは仕事がある

だからアタシが仕事や家事が終わる時間に合わせてやってくる

「仕事どう?なんか見つかった?」

『ううん・・毎日職安とか行ってみたり
携帯で検索してるんだけど
中々いいのが見つからないんだ・・』

「つか選んでる場合じゃなくない?
親とかなんも言わないの?」

『かあちゃんには毎日言われるよ』

「んじゃ早く自分のためにも探した方がいいよ」

『・・・うん』

「つかアタシが貸した金だってさ
返してほしいしさ」

『うん・・ごめん
それに俺親にも返さなきゃいけないんだ』

「えっ?親にも借りてるの?
だったら尚更早急に仕事決めなきゃじゃんよ!
しっかりしなよ!!」

『・・・はい・・・』

こんな会話していても
どっか他人事に感じるんだよねぇ

大丈夫?って思ってしまう

まだ若いからって気持ちでもあるのか?

それなら大きな間違いですよ!

もうすぐ26歳!!

立派な大人なんですから・・・

No.48 10/08/25 15:24
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

この頃11月だった

あと2週間ほどで12月

12月はアタシの誕生日だった

もうこの歳になると
誕生日はあんまり嬉しくはなったけど
去年も一昨年も
元旦那との離婚問題で誕生日という日を忘れていた

けど今年の誕生日は
祝ってあげたいと言ってくれてる彼氏がいる
だから気分を変えて
楽しく祝ってもらいたいなぁと思えた

別にプレゼントがほしいわけじゃない

ただ一緒に食事したり
これからの事を話したり
とにかく笑顔で
その日を過ごせたらって思っていた

でもヤツはまだ仕事が見つかっていなかった
だから誕生日はお預けにして
付き合って初めて迎えるクリスマスの時に
一緒に誕生日を祝いたいと
ヤツから提案があった

それにはアタシも納得し賛成だった

『俺今までみかに嫌な思いばっかりさせてしまって
本当に悪かったって思ってる
だから絶対にクリスマスにはどこか出かけられる様に
仕事して稼ぐから!!
だから誕生日は待っててね
こんな俺でごめんね・・・』

これは心からアタシを思って言ってくれた事なんだよね?

信じていいんだよね?

心の中で叫んでいた

No.49 10/08/25 15:25
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

12月になった

ヤツからメールが来た

『みか!!仕事決まったよ!!
俺今度こそ本当に本当に頑張る!!』

「ほんと?よかったね!!
絶対に頑張るんだよ!!」

それから仕事が始まったようで
毎日会う事はなくなったが
メールや携帯で連絡を取りあった

そして週末休みが合う日は
一緒に海に入ったり
ウチに泊まりにきたり・・・

アタシも本当に仕事している事を信じて
疑う事もなかった

No.50 10/08/25 15:26
MIKA ( 30代 ♀ yRYJ1 )

ある日
仕事が終わり調度子供達の園に着いて
車を停めようとした時に
ヤツから携帯がきた

『おつかれ
今話出来る?』
「うんいいよ
今園に着いたけどへーきだよ」
『ねぇみか
クリスマスの事なんだけどね』
「うん」
『24日の夜さ
子供達妹さんとかに預けられる?
ムリかな?』
「ん~たぶんまだ少し先だし
早めに頼めばOKだと思うよ」
『あっマジで?』
「うん、でもなんで?子供達は一緒に行けない所?」
『う~んそうなんだぁ
お留守番かわいそうだけど
昼間も休み取るから
子供達は昼間いっぱい遊びに連れて行ってあげよう!』
「そうだね
じゃたまにはゆっくり出かけようかぁ
妹に早速頼んでおくね」
『うん分かったらまた連絡して!』

なんだろ?

どっか連れて行ってくれるのかなぁ?

ちゃんと1日休み取ってくれていたんだ

子供達の事も考えてくれてたんだぁ

凄く嬉しかった

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