続 カヤの依存
カヤの依存
続きです
このスレで終わりますが
完結まではまだ少し時間が掛かります
見て下さっている方…
ここまでも長期に渡ってしまい
すみませんm(_ _)m
今までお付き合い下さいまして
本当にありがとうございます
m(_ _)m
皆様のお陰でここまで来る事ができましたので
完結に向けてもう少し頑張らせて下さい
ちゃら💪
- 投稿制限
- スレ作成ユーザーのみ投稿可
わざわざ自分の家に電話をし、母に断りの確認をしてくれた歩の行動にカヤは驚いた
東京行きも、男と暮らす事も
反対など特に最初からされていないのだ
歩は
カヤが家族と上手くいっていない事も知っている
しかし二人の成り行きでカヤが東京に行く事に
この歩の行動から
歩は何か責任を持ってくれているように感じられて
カヤは嬉しい気持ちになり
歩に電話をした
歩は
忘れていたが
カヤはまだ17歳なんだという事を思い出し
一応自分も断っておかなければと
慌てて掛けてみた
と少し照れ臭そうに答えた
「カヤママ、いいお母さんそうじゃん」
歩がそう言ってくれた事で
カヤは少しだけ
母親に優しい気持ちを持った
>> 8
「お姉ちゃん…」
部屋をノックする音の後に
妹チエの控え目にカヤを呼ぶ声がした
「どうしたの?」
「ご飯だよ…
お母さんが、今日はちゃんと食べなさいって…」
どの位ぶりだろうか…
この日カヤは家族と共に食卓を囲み
母親の作った食事を口にした
母親への反抗から
母親の作った食べ物を口にしなくなり
炊飯器に残った飯だけをこっそり食べてきた
また母親の方も
そのうちカヤの分の用意をしなくなった
久しぶりに口にしたその味は
とても懐かしいのだが
確実に
カヤの血肉を作り、これで自分は成長してきたんだと
認めざるを得ない程食べ慣れた物だった
母の味
それは誰が作った物よりも
カヤの舌を喜ばせた
>> 9
この時から東京へ行くまでの2日間
カヤは家族と食事を共にした
そのどれにも
食卓に家族の会話はなく
流れるテレビに皆、神経を集中させた様に見える
静かなものだった
しかしそれは
共に時間を過ごしながら
それぞれの思いをそれぞれが消化していた時間であった
誰も目にしている
テレビの内容など
本当は頭に入っていないのだ
不器用な親子関係は
ただ家族共に食事をするという
当たり前の状況を作り出すだけで精一杯だった
しかしカヤは
テーブルに並ぶ料理のどれもが
自分の好きな物ばかりだという事に気が付いていた
胸が詰まる思いに
まだ思春期から抜けきれないカヤは
素直に「ありがとう」が言えない自分に苦しみ
ただ出された食事を残さず食べる事だけが
唯一出来た意思表示だった
- << 13 東京行き当日 カヤは 最後の食事を家族と共に取ったのち 家を出る支度を済ませた 最小限にまとめた荷物は 前日既に歩の元へ送った カヤはまるで これから日帰り旅行にでも行ってくるような 身軽な格好だった 靴を履き 見送る母とチエの方へと振り返る 「じゃあ…行ってくるね…」 「…カヤ… あちらが… ご迷惑なようだったら帰ってきなさいよ…」 「…うん」 「それからあなたが… もし辛くなった時も… いつでも遠慮しないで戻ってきなさいよ… …ここはあなたの家なんだから…」 かつて 【あんたなんかいらない】 と言ってきた母の言葉の変化に カヤは 自分が家を出るという事の重みを感じた この家で 母に対しての憎しみを募らせてきた しかしその憎しみも… ここで捨ててゆこう… 不器用な母の 精一杯のエールに またその母と まるで瓜二つの不器用さを持って生まれてしまったカヤには ただ 頷く事しか出来なかった
>> 10
この時から東京へ行くまでの2日間
カヤは家族と食事を共にした
そのどれにも
食卓に家族の会話はなく
流れるテレビに皆、神経を集中さ…
東京行き当日
カヤは
最後の食事を家族と共に取ったのち
家を出る支度を済ませた
最小限にまとめた荷物は
前日既に歩の元へ送った
カヤはまるで
これから日帰り旅行にでも行ってくるような
身軽な格好だった
靴を履き
見送る母とチエの方へと振り返る
「じゃあ…行ってくるね…」
「…カヤ…
あちらが…
ご迷惑なようだったら帰ってきなさいよ…」
「…うん」
「それからあなたが…
もし辛くなった時も…
いつでも遠慮しないで戻ってきなさいよ…
…ここはあなたの家なんだから…」
かつて
【あんたなんかいらない】
と言ってきた母の言葉の変化に
カヤは
自分が家を出るという事の重みを感じた
この家で
母に対しての憎しみを募らせてきた
しかしその憎しみも…
ここで捨ててゆこう…
不器用な母の
精一杯のエールに
またその母と
まるで瓜二つの不器用さを持って生まれてしまったカヤには
ただ
頷く事しか出来なかった
>> 13
そんな2人のやりとりを静かに見つめていたチエと目が合う
カヤはチエに対してはいつも罪悪感でいっぱいだった
小さい頃から
親や兄、親戚の
一見偏ったように見える愛情の分配に
カヤが心を痛めてきた事を
きっとチエは気付いていたのであろう
皆に愛される身でありながら
決して我が儘になる事はなく
どこかいつも
カヤに遠慮がちでいた
そんなチエに気付いていたカヤも
家族の中で
唯一チエだけは
嫌いだと思った事が無かったし
他の家族同様、チエを可愛いと思ってきたのだ
しかし
カヤがフラフラと夜遊びや外泊を重ね
親に悪意と反抗を剥き出し
それに日々苦悩する母の姿に心を痛め
次第にカヤへ心を閉ざしていった
日に日にカヤを見る目には
悲しみや
そして時には憎しみに似た色をも映し出すようになり
カヤはそんなチエの瞳を
直視する事が出来なくなっていった
>> 15
愛していながらも
結果
間接的に苦しめてきてしまったのだ
カヤの一番の被害者は
妹チエだったのかもしれない
今、カヤを見つめるその瞳には
控え目だが
なにか
凛とした力強さが宿っていた
自分と血の繋がるもの同士のせめぎ合いを
日々目の当たりにしなければならない
数々の苦しみに
ひとり静かに耐えてきたチエは
こんなにも
強くならざる得なかったのであろう
カヤは
そんなチエが
いつの間にか
自分より大人になってしまったかのように見え
また胸に小さな痛みを感じる
やっと…解放してやれる…
早く大人に近付かせてしまったチエに
これからは年相応の時間を過ごしていって欲しい
結局出ていくという方法でしか
自分は妹を救ってやれなかったと思うと
カヤを見つめる強い瞳に
自分の微笑みを映し出させてやるしか
思い付かなかった
【今までごめんね…】
何度も心の中で詫びながら…
>> 17
「東京なんて何でもあるし、カヤはいいなぁ~」
父親は相変わらず状況を読まず、間の抜けた会話を振る
しかし、
母と妹との別れが切なかった分
今のカヤにはこれくらいが丁度いい
思わずカヤはクスッと笑う
「お兄ちゃんは元気なのかな?」
名古屋の四年制専門学校へ通う兄とは
気が合わずよくケンカをしていた
自分から切り出しておいて
ボコボコにされていた中学生の頃を思い出してしまい
カヤはなんだか苦い気持ちになった
「あぁ…
元気なんじゃないかな?
学校一年休学するって言ってたって母さんから聞いたけど
今何してんだろな…」
「休学っ?!
なんで?!!」
「知らん…
でも今年一年休学するけどちゃんと卒業はするって言ってたらしいぞ」
「当たり前だよ!」
カヤの家庭の貧しい経済状況下で、大学ならまだしも
専門学校にも関わらず敢えて四年制を選び
高い授業料を無理に工面させ
兄は好きな道へと進んだのだ
あんな手紙を送りつけておいて…
カヤは自分が何故高校を辞めたのか
その意味を兄が少しも理解していない気がして
イライラとした
>> 20
父もカヤの煙草に誘われた様に
運転しながらもぞもぞと自分の煙草を取り出した
しかしなかなかライターが着かないようだ
信号に捕まり
諦め、シガライターを温めようとした時
カヤは自分のライターで
父に火を差し出した
促されるままそれを使い
漸く煙草に火を付けられると
父は美味そうに煙を吐き出しながら言った
「カヤは随分ゴツいライター使ってるんだな」
それは
カヤが生まれて初めて告白した黒沢から貰い
【勇気の勲章】と名付け大切にしてきた
インディアンの顔が掘られている
あのZippoだった
「コレあげるよ!
お父さんみたいなおっさんがこれ使ってたら
ちょっとカッコイイと思うよ
どうせお父さんのそのライター、もう着かないんでしょ?」
「ええ…いいのか?」
「いいの!
これも私の精算のひとつだから!」
カヤの言葉の意味が理解出来ず
不思議そうな顔をする父の顔をみて
「こっちの話」
とカヤはケラケラ笑いながら
【勇気の勲章】を
父の車へと置き去りにした
>> 22
「○○駅だよ
私今から東京へ行くんだよ…」
「うん、みやちゃんに聞いて
私もどうしてもカヤちゃんに会いたくて!
バスに乗って…
今○○駅の改札前にいるの!」
自分を見送りにきたという
サヤカの気持ちに
カヤは嬉しさで胸を弾ませ
階段を全速力で駆け上がった
「ごめんね…!
わざわざ来てくれてありがとう」
「私の方こそ、こんなギリギリにごめんね…
色々あって…
今日になっちゃったんだ
みやちゃんから聞いてビックリしたよ…」
「うん…
今まで黙ってて…
ごめんね…」
「寂しいけど、カヤちゃんの事応援してるから!
お盆とかお正月には絶対帰って来てね!
待ってるから!」
「うん!」
サヤカの笑った顔に曇りが陰る
「それからね…
実は私…赤ちゃんが出来たみたいなの…」
「え……!?」
カヤは
突然のサヤカの告白に衝撃を受けた
言葉が出ない
>> 24
「どうするの…?
美也子には話した…?」
「堕ろすしか…ないよ…
私まだ16だもん…
みつるさんにも…
今は諦めてくれって言われてる…
みやちゃんにも話したよ…
みつるさんに凄い勢いでキレてたけど…
どの道産んだって
あんな人が父親なら
子供も私も不幸になる…って…」
サヤカは
本当は生みたいのではないだろうか…
カヤにはそんな気がしてならなかったが
自分もまだ17だ
無責任に誘発し、人の人生を左右させる訳にはいかない
カヤには
何も言ってやれる言葉が見つからなかった
「そっか…
大変だったんだね…
ごめんね…
何も知らなくて…
何もしてあげられなくて……」
そんな今大変な状況に置かれている中にも関わらず
自分の為に
わざわざ見送りに来てくれたサヤカに
カヤは自分が何もしてやれない
無力感に
打ちのめされていた
>> 25
「カヤちゃん…
私…もう売りはやめるよ
ウリ相手に必ずゴム着けさせてたけど
正直、本当にみつるさんの子かな…
って思ったりもしたんだ…
それでみやちゃんから、カヤちゃんの話聞いて…
やっぱり売りは良くないって…痛感したよ…
それを
お腹の子と…
カヤちゃんが教えてくれたんだって…
思ってるよ…
だから…ありがとうね…
それだけどうしても伝えたくて…」
カヤはサヤカの言葉に涙した
もっと…
もっと早くに
ちゃんとぶつかっていたら…
こんな風にサヤカを
苦しめずに済んだのではないか…
なのに
サヤカはわざわざ礼の言葉を述べに来てくれたのだ
カヤは
何度言っても言い足りないほど
「ごめんね…」
と
「ありがとう」
を繰り返し
サヤカに見送られ
電車に乗った
>> 28
トイレを見付けると
そこから逃げる様に駆け込んだ
やっと止まる事が出来たカヤは
早く歩に連絡を取らねばと
急いで携帯を取り出す
メールが何通かきていた
【今どこ?】
【もう着いた?】
【連絡して】
カヤは慌てて歩に電話を掛けた
「どうしよう!
今自分がどこにいるのかわかんないよ!!」
カヤは完全にパニックに陥ってしまった
歩の問いにろくに答えられず
ただトイレにいるという事だけを繰り返すばかり
「落ち着けって!
すぐ見つけ出してやるから!」
歩はゆっくりと、そしてとても優しく
ひとつひとつ丁寧に確認しながらカヤに聞く
改札は出たのか
トイレから何が見えるか
そこに辿り着くまで、歩きながら
何を見たか
幾つかの質問を繰り返す
「そっちか!!
カヤわかったから、そこから動くなよ!」
- << 32 間もなくして 「カヤ!」 こちらに走りながら向かってくる歩の姿に カヤは漸く、本当の意味で安心する事ができ 動けずにいたその場から離れ 歩に駆け寄った 「オニイサンッ!!」 「お~ぉ! やっと見つけた よく来たな!」 カヤは歩との久しぶりの再会に その照れくささから抱きつきたい衝動を抑えた 歩に出会えた安心感と喜びで さっきまでおののいていた恐怖心は 好奇心へと変わり 周りを見渡す 「凄い数の人だね!」 この 数多くの人間が行き交う中で 歩がカヤを見付け出してくれた事に カヤはとても満たされていた 何処へ行っても 歩は必ず自分を見付けてくれる… そんな気がしたのだ はぐれないようにと歩が差し出してくれた手を カヤは離れるものかという気持ちに ギュッと力強く握りしめ 人混みの中 歩き出した
>> 29
トイレを見付けると
そこから逃げる様に駆け込んだ
やっと止まる事が出来たカヤは
早く歩に連絡を取らねばと
急いで携帯を取り出す
…
間もなくして
「カヤ!」
こちらに走りながら向かってくる歩の姿に
カヤは漸く、本当の意味で安心する事ができ
動けずにいたその場から離れ
歩に駆け寄った
「オニイサンッ!!」
「お~ぉ!
やっと見つけた
よく来たな!」
カヤは歩との久しぶりの再会に
その照れくささから抱きつきたい衝動を抑えた
歩に出会えた安心感と喜びで
さっきまでおののいていた恐怖心は
好奇心へと変わり
周りを見渡す
「凄い数の人だね!」
この
数多くの人間が行き交う中で
歩がカヤを見付け出してくれた事に
カヤはとても満たされていた
何処へ行っても
歩は必ず自分を見付けてくれる…
そんな気がしたのだ
はぐれないようにと歩が差し出してくれた手を
カヤは離れるものかという気持ちに
ギュッと力強く握りしめ
人混みの中
歩き出した
>> 32
歩の家は、歩が上京した時から一度も引っ越してはいないというワンルームマンションだった
と言っても
歩も上京してまだ三年目だ
その外観から
まだ築浅であろう事が伺い知れる
カヤが男の部屋に1人で入るのは
リョウの家へ行っていた依頼で
無意識に
ふとリョウの顔が脳裏を掠めた
しかしカヤは自分の「清算」を思い出し、すぐに頭を振り
その姿を追い出した
歩の部屋は
男の1人暮らしらしく
こざっぱりとしていて
しかし案外綺麗にされている
歩はここで
東京での生活を送っているのだ
そして
これからこの部屋で
自分と歩の
新しい歴史が作られていくのかと思うと
カヤは不思議な気持ちと
ワクワクした気持ちになった
>> 33
「カヤの荷物届いてるよ」
まだ開けられていない
見覚えのある
大きなダンボールがひとつ部屋の隅に置かれていた
「本当だ!ありがとう!
すぐに片付けた方がいいかな?」
「いや、いーよ
今日は疲れてるだろ?
荷物それだけなんだし
これからゆっくりやればいーよ」
ふとカヤの視界に
派手なギターとマネキンの頭が映った
聞くとマネキンの頭は
練習台として
学校や自宅で使っているらしい
「学校どう?
楽しい?
勉強は大変?
友達はできた?」
カヤは自分の知らない歩を知りたくて
沢山の質問を投げかけた
歩は笑いながら
それにひとつひとつ答えてくれる
「ギターはもう弾いてないの?」
「もう全然」
「聞きたい!」
「多分かなり下手になってると思うけど」
そう言いながらも歩は
静かにギターを弾き始めた
そこには
カヤが見たことのない歩の姿があった
カヤは本当に
自分は歩の何も知らないんだという事を
思い知らされた気がした
>> 37
そのカヤの動きに
また耳元で囁く
「あれ?
何か期待しちゃった?」
そして声色を変えて言った
「はい、バンザ~イして」
まるで子供の洋服を脱がす時のようだ
カヤは色んな恥ずかしさが入り交じる中、手にしていたスウェットを床に置くと
従うままのポーズをした
歩はスルリと洋服を脱がし
肩紐が掛かったままでいる外されたブラをも取ってしまうと
カヤが床に置いたスウェットの間から
一緒に渡したティーシャツを取り出し
カヤに着せた
次に
カヤのジーンズのベルトに手を掛けると
カヤは慌てて言った
「そ!それは自分でやるよ!」
しかし歩は悪戯な笑みを浮かべ
そのままボタンを外し、ファスナーを下ろすと
一気にカヤのジーンズと共にショーツまで下げてしまった
カヤはあまりの恥ずかしさで
言葉を失う
>> 38
そんなカヤの苦悶の表情を楽しむかのように見ながら
歩は
そっと指を秘部にあてがう
「首筋にちょっとキスしただけなのに…
それとも脱がされててこうなっちゃったのかよ?」
カヤの愛液が付いた自分の人差し指を見せながら歩が言った
更なる羞恥にカヤの表情は歪み
しかしそれに反して
下半身が熱くなってゆくのを感じてしまい
続きを期待している自分に気付く
しかし歩は
再びショーツを上げてしまい
ジーンズだけを足から抜き取ってしまうと
「女の子がメンズのティーシャツだけ着てるのって可愛い
今日はこれでいてね」
そう言い
ベッドの端にスウェットを投げると
何事も無かったかのように煙草に火を付けた
>> 39
「明日はこの街、案内するよ」
カヤが疲れていた為
この街の最寄り駅から
途中食事をしただけで
後はコンビニに寄ったくらいだったが
知らない土地に見慣れない建物や店が建ち並ぶ街並みに
カヤはワクワクしながら歩いてきたのだった
歩の言葉にカヤの胸は弾んだ
「って言ってもあんま期待すんなよ
さっき歩いててわかってると思うけど
東京って言ってもここはそんな都会じゃねーから」
笑いながら歩が言う
しかし、自分が住んでいた田舎に比べれば
その世界はカヤにとっては充分過ぎるほど都会の色をしていた
何しろ、唯一立ち寄ったレストランやコンビニさえも
カヤの田舎では見たことがない店名で
テレビか雑誌で目にした事があっただけの存在だった
コンビニにイートインコーナーがあるだけでビックリしたくらいだったのだ
>> 40
「カヤ、冷蔵庫から水取って」
【水?】
カヤは不思議に思いながらも
歩に頼まれた通りに冷蔵庫を開けてみると
スポーツドリンクや栄養ドリンクに並び
確かにそこにはペットボトルの水が入っていた
「お水…買ってるの?!!」
カヤの質問に今度は歩が不思議そうな顔をした
がすぐ、カヤの疑問が読めたようで笑って言った
「確かにあっちで水買うって感覚無かったもんな~」
「水道のお水飲めないの?!」
「いや、今は飲めるしそんなに不味くもないみたいだけどな…
なんとなく」
カヤは再びカルチャーショックを受けた
確かにスーパーやコンビニで目にした事はあったのだが
災難時の非常水用にする以外に
一体誰が買うというのかといつも疑問に思っていた
外で喉が渇けば、ジュースやお茶を買う事はあっても
わざわざ水を買うという考えは無かったし
そんな人間もカヤの回りにはいなかった
東京の人は、水道水を飲まないのか…
カヤには
やはりここが未知の世界のように思えた瞬間だった
>> 41
冷蔵庫を覗き込んだ姿勢のまま、そんな事を考えていると
「さっきからパンツ見えてるよ」
歩が言った
それは
わざと意地悪く言う時の
あの歩独特の口調だった
歩が貸してくれたティーシャツは
歩が着てもきっと大きいだろうと思える程で
立って入れば短いワンピースのようだが
屈めばやはりショーツが見えてしまうという事に気がつき
カヤは慌てて
水を取り出す
「コレに氷入れて」
歩が差し出したグラスを受け取り
今度は冷凍庫を開ける
やはり市販の
ロックアイスが入っていた
氷も買うのか…
考えながら
いくつかグラスにいれると
それを歩に渡した
「ありがと
水もパンツも」
ニカッと笑いながらそう言って
ポンポンと自分の隣を叩いてみせた
カヤは歩に促されるまま
ショーツに気を配りながら隣に座る
>> 43
冷たさが刺激を高め
カヤの乳首はみるみる固く突き出す
「コレ見ろよ
カヤの乳首すごいエロいから…」
歩の言葉に思わずカヤは自分の乳首へと視線を落とすと
白色のTシャツは
濡れて
くっきりと乳首の形を表し
うっすらとその色をも透けさせていた
カヤは
淫らに尖っている自分のそれを見て
そのあまりの卑猥さに
直視しきれず
すぐに目を背けた
「恥ずかしいんだ…」
そう言って歩は
Tシャツの上から乳首を甘く噛む
自分の秘部が急激に熱くなるのを感じながら
たまらずカヤは声を上げ始める
「恥ずかしくて気持ち良くなってきちゃったんだね……
もっと気持ちよくなるから
ちゃんと見ろよ…」
そう言って
今度は後ろからカヤを抱き抱えると
両乳首を指で転がす様を見せた
「ほら…
こんなに固くして…」
耳元で甘く囁く
カヤは自分がされている愛撫に目をやりながら
その快感を受ける
視覚と触覚の快楽が重なり
カヤは益々声を上げ興奮していった
- << 47 濡れた布が擦れる快感に 次々と投げ掛けられる歩の淫らな言葉 興奮で理性は溶け いつの間にかカヤは 自分が愛撫されている乳首から目が離せなくなっていった 身体を激しく捩らせるせいで カヤの着ていたTシャツはいつの間にか腰まで上がり ショーツが丸見えの状態になる 歩はカヤの足を開かせると また耳元で呟いた 「こんなところに… 大きなシミができてるよ…」 愛液が滲むその部分を優しく指でなぞる カヤは そのシミと歩の行為を目の当たりにし 興奮の勢いで 後ろに振り向き 歩に激しく唇を重ねた 歩も興奮しているのだろう 荒い息遣いに、深く舌を絡めては 片手で強く乳房を揉む その激しさが カヤの作ったシミを 更に大きくさせていった
>> 44
冷たさが刺激を高め
カヤの乳首はみるみる固く突き出す
「コレ見ろよ
カヤの乳首すごいエロいから…」
歩の言葉に思わずカヤは自分の乳…
濡れた布が擦れる快感に
次々と投げ掛けられる歩の淫らな言葉
興奮で理性は溶け
いつの間にかカヤは
自分が愛撫されている乳首から目が離せなくなっていった
身体を激しく捩らせるせいで
カヤの着ていたTシャツはいつの間にか腰まで上がり
ショーツが丸見えの状態になる
歩はカヤの足を開かせると
また耳元で呟いた
「こんなところに…
大きなシミができてるよ…」
愛液が滲むその部分を優しく指でなぞる
カヤは
そのシミと歩の行為を目の当たりにし
興奮の勢いで
後ろに振り向き
歩に激しく唇を重ねた
歩も興奮しているのだろう
荒い息遣いに、深く舌を絡めては
片手で強く乳房を揉む
その激しさが
カヤの作ったシミを
更に大きくさせていった
>> 47
呼吸を忘れ
むせかえりそうになる程の激しいキスを遮ったのは歩の方だった
歩は再びグラスに口を付けると
溶けて少し小さくなった氷をひとつ口に含み
口移しでカヤへ
そしてカヤはまた歩へと
何度となくお互いの間に行き交わせた
その氷を
歩はくわえたまま
やはりTシャツのままのカヤの乳首に
それを当て
先程の舌より更に冷たい刺激に
カヤは何度も声を上げ身を捩らせた
氷はゆらゆらとした動きで下へ下へと這い
歩はカヤの足の間に顔をうずめると
ショーツの上から
秘部を上下になぞり
小さく突起した部分には
クルクルと円を描くようになぞった
冷たく固い感触に
カヤの敏感なその部分は
声と共に
大きくなっていった
>> 49
それだけ言って
カヤの足の間へと戻り
秘部に顔を近付けて待ちわびる歩の目の前で
カヤはショーツのその部分を横にずらし
露わにした
その途端
カヤの羞恥は再び興奮へと変わる
歩に好きになって欲しい…
と思う気持ちが
歩に自分の淫らな部分を見て欲しい…
と思う気持ち
2つの切望する気持ちが入り混じり
自分の蜜が
尻まで伝っているのがわかる
歩の声は優しいものに戻る
「ちゃんと言うこときけてイイ子だね」
そんな言葉にさえ欲情し
更に息を荒げ
プルプルと足が震えるカヤに
歩は笑いながら言った
「だけどお前…氷だなんて嘘じゃん
ここからすごいヌルヌルるしたの出しちゃってるよ」
そう言って
指でピチャピチャと音を立てて聞かせた
- << 51 卑猥な音だけを延々と聞かされるだけ しかし聞かされれば聞かされる程 とめどなく溢れてくる蜜 カヤは酷く興奮し 歩はそれを楽しむ 「凄いな… これじゃもうパンツも吸いきれないな」 そう言って歩は漸く カヤのショーツを脱がせた 「綺麗にしてやるよ…」 そう言って歩はカヤの愛液を ペロペロと拭き取るように 舌全体で舐め上げ また ズルズルと音をたて吸い上げた 早く確信部分に触れて欲しくて カヤは頭がおかしくなりそうだった 狂った様に激しく身を捩らせ声を上げる 歩はフッと笑う 「下品な女だな… やらしい匂い振りまいて 愛液垂れ流して 声上げて喜んでんだからな… カヤが舐めて欲しいとこ舐めてやるから 自分で剥けよ…」 もはやカヤの思考は 更なる快楽を得る事のみの物となり 上に持ち上げる形で 自分の秘部を 自分の指で広げ 期待に胸を膨らませた様に限界まで大きく突起した その部分を露出させた
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勇者エクスカイザー外伝 帰ってきたエクスカイザー
「チェンジ!マッドキャノン!!三魔将撃て!!」 マッドガイストはマッ…(作家さん0)
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