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ー真実の愛ーⅡ

レス141 HIT数 81933 あ+ あ-

きぃ( ♀ bh2hi )
10/05/30 11:25(更新日時)

事実は、たくさん有るけれど、、、、




真実はひとつだ。、、、って、




あなたは教えてくれた。。。









★前スレに続き、一部不快に思われる箇所があると思います。
ひきつづき、不快に思われた方は、申し訳ありませんが、スルーをお願いします。🙇

No.1275320 10/03/18 19:04(スレ作成日時)

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No.1 10/03/18 19:25
きぃ ( ♀ bh2hi )

読んで下さってる方へ🙇

前スレにひきつづき、新しくスレを立ててしまいました。


正直、自分でもこんなに長くなるとは思わず、感想スレにも書かせてもらいましたが、読んで下さってる方が、飽きてしまうのではないかと、不安に思っていました💦。


でも、励ましのレスを頂き、ひとりでも読んで下さってる方がいらっしゃるのであれば、頑張って書いていこうと思い直しました。


素人の作品で、誤字脱字等気になる点が多々あると思います。


また、不愉快な点もあるかと思いますが、よろしければ、どうぞ、これからもお付き合い下さい。🙇



きぃ

No.2 10/03/18 19:49
きぃ ( ♀ bh2hi )

「でも、、、お前を何度も抱いてるうちに、、、、ほんとは、オレが思ってるような女じゃ、ないんじゃないかって、、。」






「、、、、、?」



私は、ゆっくり振り返った。







恭介は、ただ黙って私を見つめている。







何が、言いたいの、、?








「悪いと思ってる。お前を、傷つけてしまって、、。」








え、、、!?



私に、、、、、、謝ってる?







亮ちゃんにも、同じ事言われた、、



でも、、、、、、

No.3 10/03/18 22:17
きぃ ( ♀ bh2hi )

何だろ、この気持ち、、、






同じ言葉を言われたのに、









亮ちゃんの時とは、違う、、、、




切ない、、、




私、、、、、、

No.4 10/03/18 22:40
きぃ ( ♀ bh2hi )

「許して貰おうなんて、思っちゃいない。」





!!、、、、、、、











「自分でも、、、、わからないんだ、、」








、、、、なんだか、私の方が苦しくなる、、、










「これ以上、お前を傷つけちゃいけないって、、、思った、、」







、、、、、、、、、、、












鼓動が、、、、、、早くなる。

No.5 10/03/19 08:56
きぃ ( ♀ bh2hi )

「だから、、、、、お前と会うのは、やめたんだ、、」











「、、、、、、、」








「なのに。、、、」







「、、、、、?」













「お前の事ばかり、考えてしまう、、、」







「!!」












恭介、、、、、、、、、、









、、、、、、、、、

No.6 10/03/19 09:11
きぃ ( ♀ bh2hi )

「矛盾、してるよな、、」






寂しそうに、笑う、、、。













「今更、こんな事言っても、信じてもらえるとは思ってはいないが、、、。」








、、、、、、、









お互い、見つめ合う事しかできないでいた、、、











言葉が、見つからない










ただ、恭介は、私に話してくれた、、、、。










そんなふうに思っていたなんて、、、



考えた事も、なかったけど、、、、

No.7 10/03/19 09:25
きぃ ( ♀ bh2hi )

「、、、、、、、、、ありがとう、、、、」




「え!?」



恭介が、驚いている。








「話して、、、、、くれて。」










、、、、恭介が、こんな事を人に話すなんて、、、




確かに私は、恭介に、、、、、レイプ、、、、された、、、、、










でも多分、、、恭介は自分のプライドを捨ててでも、、、、、話したんじゃないかって、、、








そう思うと、ありがとうって言葉が、自然に出てきてしまった、、、。










私の方が、矛盾してるのかもしれないけど、、、

No.8 10/03/19 10:13
きぃ ( ♀ bh2hi )

「オレは、お前に礼を言われるような事は、しちゃいない、、、、」







「! 、、、、、、、。」












そう。、、、、かも、しれない。、、、、、、









!! でも、、、、、、





恭介は、私の事、憎んでたって、、、言った。










「私、、、、、あなたに何か、、、、したの、、、?」

No.9 10/03/19 10:22
きぃ ( ♀ bh2hi )

恭介の顔が、苦しそうに歪む、、、





やっぱり、、、












、、、私の事だけじゃない。



亮ちゃんの事も、良く、思ってないみたいだった、、、、。










「それは、、、、!」











ガチャ、、、、、





、、、?








玄関の扉が開く音、、、

No.10 10/03/19 19:32
きぃ ( ♀ bh2hi )

「恭介ー?」







リビングのドア越しに聞こえる声、、、









恭介の名前を、呼んでいる。








「あら?居るのー?」






女性の声。









私は、恭介を見る。









明らかに、動揺している。

No.11 10/03/19 21:12
きぃ ( ♀ bh2hi )

<男のおれから見ても、超かっこいいから、モテるんすよ>







竣也の言葉が、甦る。









でもーーー





このマンションに、女の子を入れたのは、






私が、初めてだ、、、。






って、言ってたよね、、、、、






、、、、、、、









やっぱり、、、、





恭介にとって、私の存在は、大勢の中のひとり?







胸が、チクリと痛んだ、、、、、、

No.12 10/03/19 21:42
きぃ ( ♀ bh2hi )

近づいて来る足音、、、。






カチャ、、、、






リビングのドアが、開いた。





「ねぇ、恭介、、、っ」






その人、と、、、目が合う。







綺麗な人、、、、




「あら!ごめんなさい!お客さんだったのね。」








「!! あ、、、、あの、すみません、、、。私、帰ります、、、。」









ちょっとでも、恭介に心を許した自分が、情けなくて、、、










逃げるように、リビングのドアに向かう。

No.13 10/03/19 22:08
きぃ ( ♀ bh2hi )

「おい、、っ!」
「、、待って!」






恭介とその人の声が、重なる。









「、、、、、ごめんなさい、、!」





こんな状況で、涙なんか見せたくない、、、










ふたりの声を振り払うかのように、リビングのドアノブに手を掛けた、、、、

No.14 10/03/19 22:37
きぃ ( ♀ bh2hi )

「未来ちゃん、、、!?」







「、、、、、、え、、、、、!?」









その人が、私の名前を呼んだ、、、











ドアノブに掛けていた手を離し、ゆっくりその人の方に顔を向ける。










「、、、、やっぱり!」




少し間があって、その人が言った。








「、、、、、、、、、?」






、、、、誰、、、、?




どうして、私の事、知ってるの、、、、、?

No.15 10/03/20 21:17
きぃ ( ♀ bh2hi )

「忘れた、、、、、?」





その一言に、


「やめろっ、、!」
「あ!!」





今度は、私と恭介の声が重なった。






「えっ?」



私は、恭介の顔を見る。









恭介は、その人を睨んでいた、、、。







「恭介、、、、」


その、、、人が、はっとしたように、呟く。

No.16 10/03/21 08:12
きぃ ( ♀ bh2hi )

何が何だか、わからない、、、








どうして、、、




ここに、居るんですか、、、、








「響子、、、さん、、、、」






ーーーーー






こんなところで、再会するなんて、、、?、、、








「違う!!、、、」






恭介が、叫ぶ。

No.17 10/03/21 08:28
きぃ ( ♀ bh2hi )

なにが?




「何が、、、、、違うの、、、?」








ふたりは、、、、、付き合ってる?、、、、、んじゃないの、、、









「未来ちゃん!違うの、、、!!」



すると、今度は響子が否定する。







響子さんまで、、、、






ふたりして、そんなにむきになって、否定しなくても、、、、








こんな事だったなんて、夢にも思わなかった、、。けど、、、、、

No.18 10/03/21 10:28
きぃ ( ♀ bh2hi )

響子さんは、亮ちゃんと別れててーーー









だから、恭介と付き合ってたって、何の不思議は無い、、、。









だから、、、、、、






だから














「大丈夫ですから、、。」




私は、そう言うと、また、ドアノブに手を掛けた。














「あ、、、、、、」









ーーーーーーーー





、、、、、、、、、!、、、、、、

No.19 10/03/21 22:08
きぃ ( ♀ bh2hi )

遠ざかる意識の中で、ふたりの声が聞こえたような気がした、、、





「未来っ!!!」

「未来ちゃん!!」






私の名前、、、呼んだ?、、、




恭介ーーー。






気がつくと私は、病院のベットの上に居た。







私、、、、また、倒れたんだ、、、、

No.20 10/03/21 22:22
きぃ ( ♀ bh2hi )

「あ!、、、」

「未来ちゃん、、!気がついた!?」








響子さんが、ベットの側に居た、、、。




「あ、あの!赤ちゃんは!!」


「大丈夫よ!心配しないで。赤ちゃん、元気だって。」


「あ、、、、、、良かった、、。」





布団の中で、軽くお腹を触る。







そんな私を見ながら、響子さんが、


「未来ちゃん、妊娠、してたんだね。、、、、ごめんね。知らなくて、、、」

No.21 10/03/22 08:35
きぃ ( ♀ bh2hi )

「あ、、、の、、」



妊娠の事、、、



知ってる?んですか、、、






「恭介がね、言ってたの。病院に着いて、すぐ、、。彼女、妊娠してるんです!大丈夫ですか!!って、、、。」






え、、、、、、、、





、、、、、、、、






、、、、、どうして!



心配なんか、するの、、、、、








「あのね、未来ちゃん、、、」




「、、、、、、、?、、、」





何か言いたそうにしてる、響子。







、、、、、、、、、

No.22 10/03/22 09:27
きぃ ( ♀ bh2hi )

「何から、話したらいいんだろ、、、」





響子さん、、、、、






そうですよね、、、、







恭介と私との関係も、気になるだろうし、、、、







でも、、、、この事を、話すのは、、、、いくらなんでも、できない、、、、





この子の父親が、恭介かもしれない、、、なんて、、、





ましてや、もしかしたら、亮ちゃんかも、、、なんて、、、、、、




言えないよ、、、、、、、、

No.23 10/03/22 09:39
きぃ ( ♀ bh2hi )

「私も、まだ、頭の整理がついた訳じゃあ、ないんだけどね、、、、。」





そう言いながら、私を静かに見つめた。






、、、、、、、、







「私ね、、、、、亮介と会ったの。」





「、、、、、、!!、、、あ!」




「うん。、、、、未来ちゃんも、知ってるんだよね?」



こくりと頷く。






亮ちゃんが探偵会社に頼んで、響子さんを探してもらう、、、、、って話。

No.24 10/03/22 10:33
きぃ ( ♀ bh2hi )

「最初ね、亮介が私に手紙を渡したいっていう話を聞いた時は、、、、
正直、迷った、、、、」




、、、、、、、そうですよね。



私も、いろんな事を思い出す。





響子さんと、初めて会った日の事、、、。





「でもね、もう、何年も経ってたし、、、、。手紙ぐらいだったら、読んでみようかなって。」




、、、、、、



響子さんも、いろんな想いを溜めてきてたのかな、、、、

No.25 10/03/22 10:44
きぃ ( ♀ bh2hi )

「手紙には、、、、いろんな事が書いてあって、、。
未来ちゃん、、、、、、あなたとの事も、、、」





「、、、、!?」




響子さんが、切なそうな顔で私を見る。





「、、、、、!!、、、」



まさか、、、!






「ごめんなさい、、未来ちゃん、、、」



涙を溜めている、響子。






「あ、、、!響子さんが、、、、謝る事じゃないんです、、、、!」





だって、その事は、響子さんには関係ない、、、、のに、、、、

No.26 10/03/22 11:06
きぃ ( ♀ bh2hi )

「ううん、、、。私が、、、、私が、ちゃんと亮介と話をしなかったから、、、。
亮介を苦しめてしまって、、、。
だから、私にも責任があるの、、。」





、、、、、、響子さん、、、!



「、、、、、、、」







「だからね、きちんと亮介に会って、話をしようって思って、、、。」





、、、、、、、、、








「私が、なんで出ていったのかも。、、、、話したの、、。
亮介、分かってくれた。」



穏やかな顔で話をする響子。




「良かった、、、ですね。」


亮ちゃんも、響子さんも、、、。

No.27 10/03/22 18:49
きぃ ( ♀ bh2hi )

「私もね、子ども、、、欲しかったな、、、。」




響子さんが、ちょっと、寂しそうに話す、、、




「、、、?」


え、、、、、、!




「あの、、、!」


まさか、、、!?






「亮介のね、子どもが欲しかったの、、、
亮介も、欲しがってたんだけど、出来なくて、、、」



響子さん、、、、!





「亮介は、気にするなって言ってくれてたんだけどね。、、、、私の責任じゃないかって、思って、、。」




それで、、、?、、、





「段々、亮介の顔、見るのが辛くなって、、、、、、、家を出たの、、、。」

No.28 10/03/22 22:27
きぃ ( ♀ bh2hi )

「でも、それって、、、、」


女性が、原因だとは限らないって、聞いた事がある。


「、、実はね、私、ちょっと前に、調べてもらったの。
、、、そしたら、異常無いって言われて。
、、、、驚いた。」




え、、、、



「亮介には、まだ、話してないんだけどね、、、。」





、、、、、、、、、





「やっぱり、ショック受けると思うから、、、。」



亮ちゃんは、、、、、




、、、、、、、



じゃあ、






この子の父親って、、、、

No.29 10/03/23 10:38
きぃ ( ♀ bh2hi )

あ、、、!


でも、響子さん、なんでこんな話、私にするんだろう、、、?




もしかして、、、





「あ、ごめんなさい、未来ちゃん。こんな話、、。」




「あ、、、いえ。、、」


どう、切り出せばいいんだろう、、、



「私ね、どうしても未来ちゃんに謝りたかったの、、、。」



「響子さん、、、、」


「、、、、、、亮介と、やり直そうと思って。」



「え?ほんとですか!?」

No.30 10/03/23 11:09
きぃ ( ♀ bh2hi )

「亮介にはまだ、言ってないんだけど。
、、、、子どもがいても、いなくても、、、、ふたりで生きていこうって思ってる。
私も、亮介の事、忘れられなかったから、、、、。」




響子さん、、、、




「だから、亮介が未来ちゃんにした事、、、」





あ、、、、、、





「私の事、、、忘れられないまま、未来ちゃんと付き合ったのに、、、
、、、、未来ちゃんに、他に好きな人が出来たからって、、、、、
酷く責めたって、言ってた、、、、まだ、一度しか会ってなくて、詳しい事は聞いてないんだけど、、、」




、、、、やっぱり、、


言ってないんだ。



ううん、言っちゃだめだよ。亮ちゃん!




響子さん、やり直したいって言ってるんだもん。




やっと、ふたりの気持ちがひとつになれるんだから、、、、。

No.31 10/03/23 18:56
きぃ ( ♀ bh2hi )

《訂正》


前ページの最初の響子のセリフ:「子どもがいても、いなくても、、、、」→「子どもがいなくても、、、、」に、訂正させて下さい。


子どもが居るのに、ふたりで生きていくという意味になってしまいました。

大変、失礼しました。
お詫びして、訂正いたします🙇


きぃ

No.32 10/03/23 21:52
きぃ ( ♀ bh2hi )

「亮介さんとの事は、もう大丈夫ですから。」





「未来ちゃん、、、
、、、、、ありがとう。」




ふたり、顔を見合わせて笑った。







でも、



響子さん、恭介とは、、、?、、、






「でも、まさか、未来ちゃんと恭介がね。」



にこにこ笑いながら、私を見ている。







!、、、、



「あの、、、」



「ん?、、、何?」




、、、、、、、




「未来ちゃん、、、?」

No.33 10/03/23 22:03
きぃ ( ♀ bh2hi )

「あの、、、、、恭介さんと、、、、、その、、、」




どんな関係なんですか?なんて、、、、、聞けない、、、。


「え!?、、、」

「あ!すみません、余計な事、、、。」




そうだよね。


恭介が、誰と付き合ってたって、私には、、、、、関係ないんだ、、、。
例え、この子の父親が、、、、、、、、恭介だったとしても、、、、。




響子さんを見ると、首を傾げながら、何か考え事をしているようだ。




「未来ちゃん」


「あ、、、はい。」




何を、言われるんだろう、、、、、




聞くのが、、、、、、怖い、、、

No.34 10/03/23 22:21
きぃ ( ♀ bh2hi )

「この事は、、、、私の口からは、言わない方がいいと思うの。」






真剣な眼差しで、私の顔を見る。



「え?、、、、、あの?」




どういう意味なんだろう、、、





「大丈夫よ。未来ちゃん、心配しないで。
ひとつ、言えるとしたら、、、、私と恭介は、あなたが思ってるような関係じゃないって事。
昔も今も。そして、これからもね!」








、、、、、私が思ってるような関係じゃない、、、、、














ちょっとだけ、ほっとした自分に気づいて、一瞬言葉を失う。

No.35 10/03/24 18:54
きぃ ( ♀ bh2hi )

そういえば、恭介は、私に何か言おうとしてたけど、その事と関係があるんだろうか、、、。




、、、、、、、、、、、、、、




いろんな事を考えてみるけど、、、、





わからない、、、。






「あ!忘れてた、、、」


響子が、何かを思い出したように言う。






ぼんやり考えていた私は、驚いて聞いた。


「え?どうしたんですか!」



「未来ちゃんが、目を覚ましたら教えてくれって、言われてたんだった!恭介に!」





「あの、、、?」




「あ、あのね、、、多分、今、そこに居る。」




響子が苦笑いしながら、病室のドアに向かって、指をさした。

No.36 10/03/24 19:06
きぃ ( ♀ bh2hi )

「そこって、、、、、?廊下、、、、、?」




響子は、軽く首を縦に振る。




もしかして、、、?





!!




「あの!今、何時、、、ですか?」




腕時計を見ながら、響子が言った。

「えーと、朝の6時を回ったとこ。」



「!!」

慌てて、病室を見渡し、カーテンに目を向けた。




閉まってはいるものの、うっすらと日が射している。



改めて、響子を見る。


「ずっと、付いててくれたんですか、、、、」

No.37 10/03/24 19:17
きぃ ( ♀ bh2hi )

響子は、切れ長の目を細めながら、


「気にしないで。」





そう言った後、


「恭介に、、、知らせてきても、、、、いい?」





遠慮がちに、響子が聞いてきた。









「、、、、あ、、、、、はい。」






響子さんが、恭介とは、私が思ってるような関係じゃないって言ってた事を思い出した、、。




だったら、恭介の話、、、、聞いてみようかな、、、






何を言われるのか、不安ではあるんだけど、、、、。

No.38 10/03/24 22:40
きぃ ( ♀ bh2hi )

「じゃあ、先生にも知らせてくるわね。」




にっこり笑いながら、響子は、病室を出ていく。








その姿を見つめながら、私は急いで携帯を取り出し、亮ちゃんに電話をかけた。





手短に用件を伝えると、最初は驚いていたけど、私の真剣さに戸惑いながらも、納得してくれた。







電話を切り、静かに携帯を閉じる。









亮ちゃん、、、、





今度こそ、響子さんと幸せになってね。









そっと、心の中で祈ったーーー。

No.39 10/03/25 09:22
きぃ ( ♀ bh2hi )

コンコン、、、、



「!、、、、、はい。」








ゆっくり、病室のドアが開く。





私は、軽く布団を握りしめた。







恭介、、、





疲れたような顔をしてる、、、、、。






恭介は、ドアを閉め、ゆっくりと近づいてきた。






「大丈夫か?」




大丈夫かって、、、







私より、恭介の方が、、、、心配だよ、、、

No.40 10/03/25 09:41
きぃ ( ♀ bh2hi )

「ずっと、付いててくれてたんでしょ、、、、、?」







「気にするな。、、、、、それに、オレは、付いてた訳じゃない。
勝手に、待ってただけだ、、、。」





、、、、、、、





恭介、、、、、、





なぜだか、涙が込み上げてくる。





恭介にわからないように、少し顔を横に向けた。




「話、、、、あるんでしょう、、?」






「今日は、もういい、、。」



え、、、



「なんで!?また、、、、逃げる気!?」




ここまで、話しておいて、、、、!










私はまた、恭介の方に顔を戻し、ちょっと、強い口調で恭介に言葉をぶつけた。

No.41 10/03/25 09:56
きぃ ( ♀ bh2hi )

「、、、違う。
お前、疲れてるだろ。」





「え?、、、、、、」



心配してくれてるの、、、?




そういえば、、、、



意識が無くなりそうになった時、聞こえた、恭介の私を呼ぶ声、、、、、、、





、、、、、、、、





でも、まだ、恭介が何を考えてるのか、、、、



わからない、、、、。






でも、、、、ううん、だからこそ、知りたい、、、。









「それに、オレはもう、逃げたりはしない。」





!!




だったら、、、、!

No.42 10/03/25 21:38
きぃ ( ♀ bh2hi )

コンコン、、、



「あ、、、」





少し慌てた私は、小さく声を上げる。




「はい。」






代わりに、恭介が返事をした。





、、、、、、、、






ドアが開いて、医者と看護師が入って来る。







「廊下で、待ってるから。」




恭介は、小声で私に囁くと、入ってきた二人に軽く頭を下げて、出て行った。

No.43 10/03/25 21:54
きぃ ( ♀ bh2hi )

特に何も問題がないとの事で、医者からは、いつ帰ってもいいと言われた。







つくづく、この子は、強い子なんだって思った。





「私も、、、、、、、、ママも、しっかりしなきゃね。」



お腹に手をやりながら、そっと呟く。








ベットから降りて、身仕度を整える。








その時間を見計らったように、ドアがノックされた。

No.44 10/03/25 22:17
きぃ ( ♀ bh2hi )

「はい。」



「オレだ。」




恭介、、




ほんとに、待ってたんだ、、、、。




私は、自分からドアを開けた。






そこには、やっぱり、恭介が立っていて、、、。






身仕度を整えた私を見て、

「もう、いいのか?」



少し、心配そうな顔で聞いてきた。

No.45 10/03/26 17:36
きぃ ( ♀ bh2hi )

「あ、、、、うん、、。
先生が、いつ帰ってもいいって、、、、。
だから、、、、とりあえず、帰ろうと思ってる、、、。仕事もあるし。」





恭介の顔を見る。



目が合った。


なぜだか、恭介の顔が穏やかに見える。

そんな恭介の表情に、私は戸惑いながら、バックを手にした。






「そうか。、、じゃあ、お前のうちまで送るから。」」




え、、、!




「いいとか言うなよ。
引きずってでも、車に乗せるからな。」




少し、素直になったかと思えば、強引な所は相変わらずだ。

No.46 10/03/26 17:58
きぃ ( ♀ bh2hi )

恭介の話を、全部聞いた訳じゃない、、



、、、でも、なんとなく思った。



この人は、ちょっと不器用な人なんじゃないかって、、、、、。



、、、、、、、、、、





病室を出た私は、支払いをしようと受付に行こうとした。



「支払いは、済ませてる。」

恭介が、言う。


え!?


「いつ!?」

驚いて、聞く。


「今だ。」





受付の方に、慌てて目をやると、、、、、、



!!

竣也が立っていた。



そして、受付に居た人に頭を下げると、こちらの方をぱっと振り向いた。

No.47 10/03/26 18:12
きぃ ( ♀ bh2hi )

私の顔を見るなり、

「未来さん、、!!」


慌てたように、竣也が近寄ってきた。



「竣也くん、、。あの、支払い、、」



私の言葉を遮るように、

「すいませんでした!!」


深々と頭を下げる。



「え?、、、、何?」


どうして、謝ってんの、、、?


「おれが!」


「え??」


「おれが、昨日、あんな事、、、未来さんに、頼まなきゃ、、、」



、、、、、、、、?


、、、、、あ!

No.48 10/03/26 18:29
きぃ ( ♀ bh2hi )

「そんな事、、!」


言い終わらないうちに、また竣也が言う。

「おれ!おれ、、、、知らなかったとはいえ、、、!」



、、、、、、、、、!!


妊娠、、、、の事?、、、、



竣也は、まだ、頭を下げたままだ。



「とにかく、頭を上げて。」


竣也の肩に、そっと手を置く。



「いえ、、、!!」


!!

、、、もしかして、涙を堪えてる、、、、、?




肩に置いた私の手に、竣也の震えが伝わってきた。

No.49 10/03/26 22:08
きぃ ( ♀ bh2hi )

竣也くん、、、、



「あなたの所為じゃないから!これは、、」

「オレの所為だ。」



「え?」


私が、言葉を発したと同時に、竣也が顔を上げた。



「恭介さん、、、?」


竣也が、目を真っ赤にさせながら、恭介を見ている。




「オレが、、、こいつを、、、、未来を、、、、苦しめてるんだ。」



「!」

恭介!?


「苦しめてる、、、って?、、、、、恭介さん、何言ってるんすか?」

No.50 10/03/26 22:32
きぃ ( ♀ bh2hi )

まさか!


あの事、竣也に話すつもりじゃ、、、!



恭介の顔を、ぱっと見る。


一瞬、私を見た後、

「オレは、未来を、、」
「やめて!」


やっぱり!

恭介が、驚いた顔で私を見る。



私は、無言で恭介を睨みつけた。



「、、、、未来さん?」



竣也が、私と恭介の顔を交互に見ている。

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