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No.33 18/07/14 00:09
名無し3
あ+あ-

≫32

予想外の親友の喜びっぷりに僕はたじろいだ。

いくら嬉しいからって高橋名人を連呼するなよ。
今の中学生は高橋名人を知ってるのか?
恥ずかしい。

でも不思議と嫌な気はしない。

そもそもここに来ることも嫌なはずだったのに親友が行きたいと言うからノコノコと付いてきてしまった。
何をやってるんだ僕は一体。

トンボ先生か。
嫌いではないが今は本当はあまり会いたくはなかったな。

まあ仕方ない。
さっさと挨拶を済まして適当にタイムカプセルを埋めてある場所のチェックをして帰るか。

だが、
こいつのこの様子だと僕の理想通りに事が運ぶかな?

僕は色々思い悩みながらもさっさと事を済ませたい一心で、

「.失礼します!」

と職員室の戸を開けた。

「おお!懐かしいな、元気だったか?」

職員室には10年分そのまま歳をとりました。
といった感じのトンボ先生が笑顔は昔のそのままにニコニコと僕らを迎えてくれた。

「ご無沙汰してます。」

頭を下げる僕に先生はにこやかに頷くと、

「高橋君、君は少し雰囲気変わったね。
昔はもっと…」

「先生!実は足原も来てるんですよ!
足原!」

僕が廊下にいる足原を呼ぶと、

「足原?!あの足原か!ちゃんと頑張ってるのか?
あのやんちゃ坊主は。」

と先生の興味はすぐに親友の方に向いた。

トンボ先生は教え子に対して誰にでも公平に接する事のできる人格者だったが、それでもことのほか足原を気に入っていたのは誰の目から見てもわかった。

あいつはいつでもそうだ。

誰からも気に入られて、誰からも愛される。

「足原!久しぶりだな。
ちゃんと真面目に頑張ってるのか?」

トンボ先生は僕に見せた以上の笑顔で親友にそう話しかけた。

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