• No: 113遊び人60(♂匿名)更新時刻18/02/14 20:02

    いや、イソップの原作はそういう意図では無いから♪

    イソップ(古代ギリシャのアイソポスの英語読み)の原作は、今童話化されてる話とどの話もかなり内容が違う。

    アリとキリギリスも、アリは古代ギリシャ人らには嫌われた昆虫であり、この物語の主旨は、キリギリスは芸術家で美しく歌う。(ギリシャ人らに音楽は大変重要で、古代オリンピックでは体育部門以外に詩と音楽部門があり、優勝者はどちらも同じく栄光を手にした)


    だがアリは馬鹿みたいに只働くだけ。

    冬が来て芸術家のキリギリスがアリに食事恵んでくれ、と言っても、労働しか頭にないアリは働いて食料タメなかったアンタが悪い、と拒否する。

    なんて無粋でケチで悪いアリ共。

    このギリシャ人らがアリを見た感覚が、中世ヨーロッパではユダヤ人観に繋がった。

    つまり只々食うために働くのが、真の良き人生か、と言うギリシャ哲学にも共通するテーマ。

    アリのは奴隷道徳。

    キリギリスのは貴族的、良き市民的な生き方。

    だが真理や芸術を究める者が、無粋な連中のせいで早死する。

    アリ的生き方への怒りと共に、どちらの生き方がより良いのだろうか、と言うギリシャ哲学的なテーマをこの短い逸話は語っている。

    人生は短く、芸術は長し。(古代ギリシャのヒポクラテスの格言)

    これをラテン語に訳し、ローマ帝国時代の哲学者セネカも、同じような事を言っている。