frederick
10月17日。
いつもと変わらない朝だった。
ずっと覚えている。
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frederick。十三回忌を越えたタイミングで同じ場所へ帰る。不思議な縁を感じる。ロケーションはあのときとはとっくに変わっているし、私自身も変わったよね。
打診を断る理由はなかった。与えられたミッションをクリアできる根拠はないし、自信だってあるわけじゃないけど、きっと私には、私の性格には合ってるポジションだから。frederickもきっとそう思うでしょ、やったほうがいいよって、きっと言う。
ニューノーマルの世の中、普遍的なもだって必ずある。それは、心だよ。デジタルになって、ソーシャルディスタンスを保ちながら生きていかなきゃいけない世の中だって、誰だって心はあたたかさを必要としてる。私はそれを信じてこの仕事をしていくよ。
テクニックじゃなくてマインド。結果を見たら、スキルやテクニックだと思われたのかもしれない。私にはそれはどっちでもいい。ただ、今回の人事は、そのまま自分に対する評価の表れだと自負するから、ありがたく受け止めてる。
私のやり方で、0からスタートでいいと考えてると言われた。期待の大きさは、そのままプレッシャーに変換されるけど、今、この上昇気流に乗っておけばいい。迷いはなかった。
自分の決断を信じる。
frederick。なりゆきで今日は夜更かししてる。
初めて会ったとき、そのときが私の責任者としてのスタートだった。町田では会社をまたぎながら、続けて店頭を任せてもらったけど、撤退と舘自体の閉店と不本意なことが続いた。閉店が決まったとき、3年ぶりに電話をしたんだよね。あまりにショックで、気持ちのやり場がなくて、どうしようもなくて、あんなとき話をしたいと思うのは、ほかの誰も思い浮かばなかった。何を話したかったんだろう。
一緒にやっていた頃に与えてもらったものを大切にして、リベンジをしたかったのに、また自分の店をなくすんだって、その悔しさを受け止めてほしかったのかな。
あのときの純粋な反骨精神を私はまだ持っているかな。
持ってないかな。なくはないけど、あの頃の私の炎が真っ赤だとしたら、今はろうそくの炎くらいかな。静かで落ち着いていて、悪くはないと思う。
完成形はきっとないと思う。いつも流動的で無常だから。
追いかけるだけ。ただそれだけが人生の答えだ。
一緒にやっていたときのこと、もう一度思い出した。あれが私の出発点だからね。
会いたいな。話がしたい。
frederick。初日はやっぱり疲れた。8時から研修を受けて、そのあとあいさつ回りと前任者からの引き継ぎ。環境の変化に順応するためのエネルギーはいつも膨大。
明日からが私の本番になる。
辞令を受けたとき、これは破壊と再生だと思った。今まで慣習となっていたものを壊して、新しく生まれ変わる。
壊す作業も再生させる作業も、どっちもパワーを要する。きっと大変だけど、期待は重荷だけど、その役目をもらったことに感謝したい。自分から志願したわけでないのに求められたもの。
自分の人生の中身を詰めるために、もう1度やってみよう。これが最後のチャンスかもしれないと思って。
共感してくださってる方へありがとうございます。
この画面の向こう、確かに誰かがいる。見えなくても応援してもらっているみたいでうれしくなります。
frederick。軌道の修正はほぼできた。これまでの習慣を取り払い、新しい出発点を作った。これからいよいよ運転できそうだよ。
状況は厳しいけど、たとえば明日会社が消滅したとしても、やるべきことをやる。
あれ何年前だったかな、未来はいつも白紙だよって、階段の踊場で私が言ったこと覚えている?
煮詰まったときは、少々言葉がきつくなるほどにおたがいに励ましていたような気がする。それも無意識的に。
私が着手しているのは建て直しなんだ、て毎日自分に言っている。
破壊が終わりつつあるから、これからは再生。
やろうと思うことが次々に出てきて、毎日忙しいし疲れも感じるけど、これが自分らしいのかな、と思う。
それから、私の考える方向に気持ちよく協力してくれるスタッフたち。思いに反して売れないことを気にしながら、頑張ってくれてる催事応援の人。みんな大変だけど、笑顔で動いてくれてる。それがいちばん嬉しい。すでに当たり前の大変さに振り回されずに、少しでも達成感とか充実感のある環境にしたい。
frederick。2007年の夏、町田の最終日のお客様と一緒に撮った写真を見てしまった。私は泣き顔。私よりいくつも歳上のスタッフと、お客様はみんな笑顔で写ってる。
みんなの優しさに私は囲まれていたんだなと思う。私だけが泣き顔でほかのみんなは笑顔だから。
リーマンショック前、百貨店の斜陽の先駆けの頃。そうとは知らず、迷いも疑いもなく自分を肯定し、運命を恨みながら悔しさをエネルギーにしてた。
できるものなら、障害になるものすべてを蹴散らしてやりたいくらいの衝動があった。どんなにジタバタしたって覆しようのない現実に屈した最終日の泣き顔が、自分の歴史の中に刻まれてる。
そういう私を理解し、支持してくれる人もいた。人からはまだ若いと言われた自分だったから。
あそこから10年以上がたった今は、自分が理解してあげる側にならなきゃいけないのかもね。歳を重ね、大人になるっていうのはそういうことなのかもね。
昔みたいな衝動がなくなった代わりに、今の世の中も業界もこんなもんて、冷静に捉えてるけど、迷い疑問に思うことが増えたみたい。
どっちがいいんだろう。わからないけど、それだけ世の中が変わったんだということと、経験が増えた分、私自身も変わったということはわかる。きっと、どっちがいいということではなくて。
あの頃の自分をなつかしく思った。自分というより、昔の知り合いみたいな気がした。
frederick。日々の流れがすごく早く感じる。1日ごとに思うわけではないんだけど、すぐに週末がきて、あれこれ考えているうちに1ヶ月が終わる。
変わってしまったものがたくさんある。これからどうなってしまうのと思わずにいられない世の中。
思い煩っても、でも昨日も今日も無事に暮らせている。ぜんぜん悪くないよね。明日のことも、来週のことも来月のこともわからないかもしれないけど、今日を今を確実に生きる。毎日その繰り返し。今していることがこれから先への布石と私は思っている。
昨日へは決して戻れない。だから今なにをすべきか。
私に残してくれた大切な言葉。
もしも明日会っても、下をうつむかなくていい私でいたい。
ちゃんとやってるよって言える私でいたい。
frederick。変わるものと変わらないもの。両方あるけど、忘れてたものをもう1度取り戻してみる。
厳密には忘れてたわけじゃないけど、郷に従い、まあいいかってやり過ごしてしまってたことが、実はやっぱりそれって必要だったと思った。
一緒にやっていた頃のこと、あれがすべて基本で堅実だったと今でも思う。
正解は、過去の焼き直しにあると思う。だって、あの頃の仕事は丁寧で筋が通っていたから。今みたいに右から左に流していくような、機械みたいな仕事でなくて。ちゃんと意志があった。
そうだよね。
仕事を作業にしてはいけないって。
心の入っていない仕事はしたくないって。
そう言ってたね。
私がやるよ。仕事に心を入れて。
やりたかったような仕事を。
私がそれをすることが、生きてた証だから。
frederick。心の中に満ちる思いと頭の中に渦巻く考えは、たくさんありすぎて毎日の色んな現象にぎゅうぎゅうで、言葉にできなかったり言葉にする前に塗り替えられていってしまう。
忙しいという字は心を亡くすって書く。それじゃダメなんだよ。
て、真剣に言っていたよね。
何度思い出してるだろう、この言葉を。
いくつ思い出してるだろう、伝えてくれた言葉を。
そうしていつも、今の私はどう?て自分を振り返る。
世の中がどうであっても、自分以外の人がどうであっても、私は今なにをすべきか、どうあるべきか、見失わずにいたいと思っている。
おととい、もう何年になるっけ?て一瞬考え込んでしまった。
2008年から何年たったの?て。
もうそんなになるの?
まだこんなに身近に感じているのにね。
もういないけど、大きな存在感で私を支えてくれてる。ありがとう。
それから、いつも私のつぶやきに共感してくれている、この画面の向こうのあなた様にもありがとう。(*´-`)
frederick。最近、苛立って怒りっぽくなってる。入社1年、今の配属先に来て半年。景況感悪い中、管理する立場になったから?そうかもだけど、今は働くこと自体が大変。管理される立場にあったとしても、その立場なりの苦痛は感じると思う。
この状況をなんとかしたい。その思いの強さに疲れていると思った。もっと言うと、この思いの強さについて来てくれる、ついて来れる人がいない。
スタッフは全員私より年上。この道何十年とか、私のほうが先輩とか、そんなことばかり言って、じゃあ仕事のクオリティは?それで私は怒る。
言っても無意味なのに感情的になる。正面から向き合うのを避けることが最善と思って来た半年、1滴ずつこぼれてた雫がたまって、器から溢れはじめたかなと思った。
今日はそのスタッフに、次からもう来なくていいと言った。
私はそれを言える立場だった。
言う以上は、自分だけでやるつもりで会社に報告した。言ったとおり、その人はもう来ないよ。それはかまわないけど、冷静さと平常心を失った自分に嫌気がさす。
ベクトルは間違ってない。量をもっと多く、質をもっと高く。それを要求する自分に時間が足りない。心の余裕がなくなった。
忙しいという字は…
いつもわかってる。自分を客観的に見るのはとても難しい。疲れてる私、明日休み。あさっては少しゆとりを取り戻す。
見ていて。自分を制することができる私になるのを。
frederick。結局、以前の職場で一緒にやってくれていたスタッフを2名引っ張ってきた。
声をかけて、やりたいと言ってくれたこと、それを認め受け入れてくれた会社、両方に感謝。
ヘッドカウントを揃えるだけの人事に仕方なく応じているより、自分で連れてきたほうが何倍も生産性がある。なぜならば、私の仕事の考え方、やり方をすでに知っていて、それでもなお一緒にやると言ってくれているのだから。
これで少しは精神的に楽になる。
敵も作るけど、味方もいる。私のような偏った人の味方になってくれる人は強力なんだよ。嘘やごまかしのない、深く関わった人だから。それをすると、合わない人は徹底的に合わない。表面的な関わり方では希薄な人間関係しかできないし、脆いものでしかない。
希薄な関係なんかで良い仕事ができるとは思わない。だからそんなものはいらない。
frederickもそうだったでしょ、私の強力な味方だった。
私もfrederickの味方だった。いつでも。
今でも。
frederick。この何日か、久しぶりに昔のスタッフが2人連絡をくれて、偶然にも話の内容が同じ。
私と一緒に仕事していた頃のこと、今でも実践していると。
厳しく指導した2人。そのときは、きついと思いながらついて来てたんだと思う。
今は2人とも部下を持つ立場になって、つまずいたり悩んだり、偶然にも同じタイミングみたい。
上に立つと、誰かが誉めてくれることなんて滅多にない。
悩みや愚痴だって簡単にアウトプットできない。
だから、よくやってるから大丈夫って誉めた。
だって私もね、かつての部下が自分のやってきたことを肯定してくれて、今も同じことを変わらずにやり続けてることに自信をもらったから。
ついでのHの思い出話は笑えたね。
私はうっかり忘れていた。frederickもきっと忘れてる。
そんなこともあったなって、命日を前に笑える私が不思議だった。
frederickの思い出話をして笑えるんだ私、と思った。
会いたいな、と思った。
frederick。今日は雨が降って寒かったよ。
あの日は、朝からぴかぴかに晴れて陽射しがまぶしかった。
いつもと変わらない朝を今日もありがとう。
あの日以外は、あの1日以外は、いつもと変わらない朝をくりかえしくりかえし迎えているよ。
報せを受け取ったあのときと同じ場所にいま私は立っていて、同じ日を迎えた。
職場にいる時以外は涙が止まらなくて、責務感だけで立ってた。
しっかりしていなきゃいけないって、私が私を見失うことなんて望んでないはずだからって、それだけが支えだったよ。
そんな自分しか記憶にないよ。
今日は少し忙しくて、元気に仕事してきたよ。
あの日、一晩中泣いて眠れなかった。今日は大丈夫。
でもやっぱり今日は、あの日の自分に戻ってしまうね。きっと生きている間は、あの日のこと忘れることできない。
会いたい。
frederick。Hさんに、私は今でも毎日思い出しているし、寝る前に手を合わせて祈っているって話したら、14年になるのにまだしてるんですか?って、びっくりされちゃったよ。
びっくりされたことに、私がびっくりした。
驚くことかな。
それは、私にとっては習慣で、生きている限り消えることも、忘れることもないことなんだ。
ただ、Hさんにしか言わないけどね。
私たちのことをよく知るのは、Hさんだけだし、思い出話をできる相手がいることを少しうれしく思う。
私は、思い出すために生きてる。
私が生きてる限り、毎日ずっと思い出すよ。
生きてるってこと。
私の心の中に生きてるってこと。その意味がやっとわかった。
思い出すっていうこと。
frederick。待つがつらいか、待たせる身がつらいか。
太宰治のこの言葉を最近知った。
待っていた。心配しながら、早く会いたい、早く会って伝えたいと思いながら。
待ってるだけじゃいけなかったのか。
良い悪いではなくて、あのときの私は待つことしかできなかったって、何度も何度も自分に確認して。
待つ身がつらいか、待たせる身がつらいか。
この言葉で、待たせる身のつらさを想像できた。
私は、好んで待っているからいいんだって言えるけど、待ってると知ってて、早く行かなきゃって思う気持ちのつらさを、今はじめて知るなんて、ごめんね。
待ってることの不自由さと、待たせていることの罪悪感なら、私は不自由なほうがいい。罪悪感は、自分に向かってしまうから、余計につらくなる。
だから、私は待たせるより待っているほうを選ぶんだと思う。
つらくさせてごめんね。
待っててと言われたら、いくらでも待ってしまう。待ってしまった。必ず会えるって信じていたから。必ず来る。そういう人だから。
行くのが遅くなっても、私はきっと待っているって、私を信じていたよね。
frederick。クリスマス前、好きな曲だから、なおさらかも知れないけど、『ラストクリスマス』が頻繁に耳につく。でも、カバーばっかりで、オリジナルに勝るものはないと、YouTubeで聴いてみた。私の『ラストクリスマス』はやっぱりこれだな、と思った。
クリスマスがまだ特別な日だと思えた頃のこと。思い出した。
あの最後の年の。
クリスマスまで待っていようと思ってた。クリスマスを理由に、会って、もう一緒に暮らそうよって言おうと思ってた。私にまかせてほしいって。
でもこれ、伝えたとしても、拒否される可能性だってあったわけで、イベントの勢いに乗らなければ勇気を出せなかった。
伝えたかった、たったひとこと。
まだ私の中に立ち止まっている。
あれからもう行き場を失った言葉。
いま聞こえる?
frederick。今日はすごく冷えてる。
クリスマスが終わると、明日からお正月の雰囲気に一変する。今日までは、お正月飾りもあるけどクリスマスが優勢。一夜にして塗り替えなきゃいけない、そんな関わりの仕事の人は大変だね。
これだけ大人になると、クリスマスを他人事みたいに眺められる。
クリスマスだからって、メッセージをくれた人もいた。
クリスマスだからって、なんだってこの人はメッセージなんてよこすんだろう、なんて、心のはじっこで思う。でも、悪い気はしないから返信はする。
クリスマスだからって、特別にメッセージをするほうが、よほど照れくさいような気がする。
私は、今、クリスマスだからって、メッセージを送ろうと思うような人はいない。だから、誰にもしていない。
叶わなかったクリスマスのことを考えて、早く伝えなかったことを後悔したり、でもね、言えなかった自分を、しょうがなかった、と肯定しようとしたり。
ただ、ひとつだけ気がついたことがある。
さみしさも、悲しさも、消えることはない。ずっと。
でもね、さみしさと、悲しさと一緒に生きていけるようになるんだってこと。
今まだ私、ここに生きてる。生きてこれてるから。
さみしさと、悲しさと一緒に。
frederick。ほんとうのことを言うと、誰にも興味がない。
会いたいって言われたり、職場に立ち寄ってくれたり、連絡をしてくる人、どうしてだろうって思うんだけど。
どうでもいい。
会いたいと思わなければ会わない。
誘われるままに出掛けていったりしたら、気を許してると思って、相手は私にやさしさを与えるんだろうか。
自分が求めない人からのやさしさなんていらない。
私もやさしくなんてできない。
社交辞令を誤解されるのもめんどくさい。
穏便にやり過ごすため、大人の対応なのをわかってもらいたいと思う。
ほんとにめんどくさいと思う。
そして、私がめんどくさい人だということをみんな知らないから、会いたいとか、飲みたいとか言う。
おたがいに言いたいことを本音で言い合えた、良い所も悪い所もわかった上で認め合えた、そういう人はもういないと思う。
いないと思っているから、好きな相手にだけ見せる自分の心は、誰にも見せない。
誰かにやさしくされても、連絡がきても、それがしあわせとは限らない。
frederick。向かい合って話をしている時に、私のノートに『教育』と書いて、教え育てるってことなんだよ。て言ったことがあった。
教え育てる。
わかってるんだけど、教えて育てるのは、相手の個人的資質にもよるところがあって、いちばんつらいのは、愛情を持てない相手に対するとき。
なぜ相手に愛情を持てないかというと、できないことがいけないのじゃなくて、できないことをできるようになろうとする、最大限の努力が相手に見えないから。
言われれば、文句や反発ばかり。
それは、仕事に対する真剣さの欠如だと思う。
スキル不足の上、努力や工夫をせずに、ただ楽がしたいなら、ここは居場所として適切でないと思う。
こんな世の中になって、思うようにいかないこと、閉塞感に、心が疲れている人が多いと思う。私もそのひとりかもしれない。
ここにいて、これから先、もうどうしようもないと思う。
商品、販売体制、環境、景況感、私もだけど、会社もどうにもならないところまで来ている。在庫と人事で、それがもうあからさまにわかる。
ただ、いつ店がなくなろうと、明日会社が倒れようと、私の人生も仕事も続く。そうなったとしても、今ここにいることの意味を自分自身が見つけること。つくること。
希求される結果に届かなくても、届かないからこそ、自分の目標を自分で決めてそこに向かっていくこと。今できるのは、そういうこと。
frederick。うねりが来そう。
以前、同じ現場にいた取引先の人が訪ねてくれた。今は出世していて、現場との関わり方が大きく変わっている。現場の采配を左右できる立場になっている。
決定していることではないし、会社の状況も今は不透明と前置きがあった上で、リモデルに伴うロケーションの変化で、私のいる場所は撤収の方向で動いていると。
ほかの情報源から聞いてはいたから、驚きはしないけど、その人が目の前に現れて、この人が動かしているのか、と思ってそのことに少し驚いた。
その人が言いたいのは、今のうちにリスクを分散しておいたほうがいいということらしかった。
私は、会社に対する感謝の気持ちがあるので、会社が存続するのなら、必要とされるうちは自分から退社を考えはしないと、正直に話した。
おそらく、政治的観点から、その人のほうがよほどうちの会社の窮状を理解しているんだろけど、私の言葉に呆れてるのがわかった。
本来なら、伝えるべき内容でも、伝えていい立場でもないはずの情報を知らせにきてくれた。
それはありがたいことなのかも知れないけど、厚意ならそこまででいい。それを知ったあと、どうするかは私が決めること。自分にとっての正解が、相手にとっても正解とは限らない。
立場を越えての行動にお礼を伝えたけど、何かが違うと思った。
どうするのか、その答えが一致しなかったことに、彼は不満そうだったから。
>> 133
最も嫌いなパターンだと思った。
自分の立場から、大事なことを特別に伝えにきた。本当は言ってはいけないことなのに。あなたを心配してるから。
そういう自分が好きなんじゃないの?と思う。
思いの強さは長所だと思うけど、冷静で客観的な視点も持つべきだと忠告された。
なんで?私は冷静だよ。とは言わなかったけど。
最後まで私はここにいようと思うのは、私の選択。それについて、ジャッジはいらない。
合理性だけで仕事をするわけでも、生きているわけでもない。
そういうことを言うかわりに、Tさんは厳しい世界で頑張っておられるんでしょうね。今の年齢はいちばん輝きを増す時なんだと思いますよ。と言った。
そうしたら、自分の裁量でできることも多く充実していると言っていた。
ほらね。高い位置にいる自分に酔っぱらっているんだなと思った。
そんなお年頃でもあるな、と思う。堂々と人に忠告できて、そこに同意がないと不思議にさえ思う自分への自信。鬱陶しい。
会社の看板と自分に付いている冠なんて、ちょっとしたことで一瞬にして消えてしまうよ。
組織なんて脆いものなのにね。
私の仕事に対する選択は、損得でも正誤でもなく、私が大事にしたいことを大事する、私の生き方。
いいでしょ、人と違ったって。
frederick。大雄山線の五百羅漢という駅が最寄りの木造アパートから、私の自立が始まった。
成人前、家出同然で出てきた。
6畳二間、家賃は3万。洗濯機は外置きで、仕事から帰ってくると、隣の柄の悪い男が洗濯機に水を張って、犬を洗っている場面に遭遇したりした。
お金がなくて固定電話は引けず、近くの赤い電話が私の電話だった。
超してからすぐに夏になると、帰って来て玄関のドアを開けたとき、たくさんの何かが大急ぎでカサカサと散っていく音がした。ほんとうに、音が聞き取れるほどの、どれだけの量がいるんだろうとゾッとした。
セキュリティなんて皆無だった。ある日に、帰宅して部屋に入り電気をつけたら、箪笥も押入れも荒らされ、畳に泥の足跡がたくさんあった。お風呂場の窓が壊されていて、足跡はお風呂場から始まっていた。
通帳と印鑑が盗られていて、翌朝口座を確認したら、もちろんなんにも残っていなかった。
警察に届けたけど、犯人はわからないまま。それよりも、その部屋はすぐに引き払った。半年しか住まなかった。
以降、1階の物件は敬遠していた。今の部屋を借りるとき、あのときの嫌な記憶を思い出したけど、どうしても気に入ってしまって、1階に住んでいる。
自分の原点を思い出すとき、やっぱり私、自分の力でここまでよく頑張って生きてきたじゃん、と思う。
ここだけの話だけど。
>> 135
家賃3万の田舎のひどいアパートから始まって、今は、その時の部屋よりずいぶん狭いのに家賃は倍だけど、頑張って出世したよねと思ってあげる。
困った、どうしよう、と思うことは何度でも。
私が人と違うのは、そんなときに逃げ帰れる場所も、頼る人もないこと。それだってここまで生きてこれてる。ひとりでやってきた。
これ以上の試練はもうたくさん!と思うけど、生きてる限り続く。
そのたびに昔のこと思い出して、今回だって、今だって、きっと大丈夫と思ってみる。
私なら大丈夫。くじけるなら、きっともっと以前にくじけてる。
ありふれた人生を生きてきたわけじゃないから。
誰にも言わない、ここだけの話だけど。
frederick。おめでとう。お誕生日。
毎年、2度めぐって来る特別な日。
10月17日と2月20日。
誕生日をいつ教えてもらったのか、全然おぼえていないけど。
生きていたら、一緒にお祝いしたかった。
誕生日は、何歳になったって生まれてきた記念日。
生まれてきてくれたから、出会うことができた。
生まれてきてくれてありがとう。
必ず会いにいくから待ってて。
今は私がそう言う側なのかな。
この人生、最後まで生き抜くから、私のこと忘れないで待ってて。
もうすぐ行くよっていう時には迎えにきてほしい。
全部見てたよ、よくやったよ、もういいよって、一緒にいられる所へ連れて行ってほしい。
frederick。3月3日に会ったのが最後だったよね。
新年度、3月展、全店の店長が召集され、新しい人事の発表があった。そこで担当から外されることを知る。
朝からあいさつも上の空で、目を合わせてもくれなくて、変だなと思ってた理由がそこにあった。
解散してから、階段の踊り場で話して大泣きした。
これから一緒に頑張って行こうって、話したばかりなのに、一緒にやりたかったのにって言ったら、聞こえないくらいの小さな声で、聞き取りにくいくらいの早口で『ありがと』て言った。
ありがとと言われてうれしかった。
私が課長に直談判すると言ったら、99%覆らないと思うけど、やってごらん。と言ってくれたことも。
それを聞いて特攻したけど、予言どおり覆らなかった。
異動の内示を受けて、自分が外れたらアイツは辞めると言うよって、課長に反対していたと、告別式の席で本人から聞いた。それまで知らなかった。
いつだって、私の気持ちも行動も、どうしてそんなにわかってくれていたんだろう。そしてそれをいつも尊重してくれた。
ありがとう。今でも愛情を感じる。
あのとき、一緒だから頑張れた。身体中から、心の底から、勇気と力が湧いてきた。
いつも見守ってくれていたから。
今も、そこから見張っていて。私が脱線しないように。
frederick。明日、展示会。役員に部長に、最低でも4人に囲まれる想定。
だとしても、落ち着いて冷静に話ができるようにおまじないしてほしい。
実績が悪い。その事実を背負って行く。
責任を持つとは、人のせいにしないこと
そう教えてくれたのをよく覚えている。
夕方、暗くなりかけの駅のそばの陸橋の上で、手すりにもたれて一緒にタバコ吸いながら話した。
責任を持つってどういうことだろうって私が聞いたら、人のせいにしないことかなって言ってたね。
すごく納得できた。
この言葉が好きで、大事に持ち歩いている。
この言葉がたまにしんどいときもあるけどね。
教えてくれたことに記憶を戻す。
いつもそこに答えがある。
ほんとは話を聞いてほしい。あのときみたいに。
frederick。生きているのは大変だよね。
frederickが生きていた時より、この世は生きにくくなっているのかも知れない。
仕事も世の中も、暮らしもどうなっていくんだろうって、漠然と感じる不安定感。無意識に毎日を必死に過ごしているうちに、月日は早いスピードで過ぎていく。
そんな感じ。
考えてもしょうがないことは考えない
あの時、教えてくれた言葉。
そうだね。と思う。
10月17日に連絡がきたとき、もしかしたら自殺してしまったのかと思った。
前から苦悩していたこと聞いていたから。
そうではないと知って、安心とは言えないけれども、なんとかして助けられなかったのかと、強く強く思った。
ちゃんと先のことを考えていた。
私と会う時間を作るって、待っててって言っていた。
死ぬときってどんなだろうと思う。楽に死ねるのなら死んでみたい。
でも、自分から行こうとしたなら、会えないような気がして。
最後まであきらめるなと言われそうで。
そんなふうに、生きてることの理由を思えるだけの余力が、まだ私にはあると、自分を信じてみる。
frederick。年明けのニュースから、もう半年になるけど。1年の半分が過ぎた。なんて早いんだろうと感じている。
半年が経過して、この進捗はずいぶん長い時間がかかっていると思えるけど、まとまってきているみたい。
ここにいる以上、もうどうしたって、なるようにしかならい。
時間がすべてを決めていく。
この大きな流れは大きすぎて、多くの人を会社を、巻き込み飲み込んでいく。
それは、横浜に限ったわけではなくて、新宿も渋谷も同じことだし。業界は揺れまくっている。
どうなるんだろうと、みんな不安に思っている。
つらいだとか、苦しいだとか、言ってみたところで何も変わらない。
私は、やっぱり必死に、厳しいなりに必死になってしまうけど、仕事をいちばん大事にしたい、それが私の価値観だから、これでいいと思っている。
何がいちばん大切なのかは、ひとりひとり自分で選んで決めることだと思う。そしてそこに、第三者からのジャッジは必要としない。
だから、私自身も自分以外の人のことを否定も肯定もしない。
frederick。今日のことは、もう見ていてつらくなる。
休みだったのに、何にもできなかった。
すでにもう、世の中は歪んでいると思っていたけど、今日はそれを強く確信した。
普通の日常のようであって、今までのような普通ではない。
当たり前のことが当たり前でない。
なんでもない顔をしていても、誰もが潜在的に不安を蓄積させているような。
1日ずつ生きていく。
今日も無事で過ごせたことに、今日も感謝をして。
その繰り返しと積み重ねの中に、少しの安堵や喜びがあるなら、それが心を支えてくれる。
今までのように、それほど多くのものを必要としなくても、生きるのに十分だと、最近思い始めている。
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付き合うと不安になります。最近彼氏ができました。元彼と別れてから自分磨きをして、恋愛において、自信と…
7レス 207HIT 恋愛好きさん (20代 女性 ) - もっと見る