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沙耶香の女装官能小説2(女王様と作家編)

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物語

わたし水越沙耶香(仮名)はスカウトした麗奈と共に暮らしながらモデルは二年目そして新たに官能作家の道を歩むことになるが隣の部屋に麗奈の後輩早紀が引っ越してきたからたいへん。
朝は淫らにフェラチオで起こされ三角関係はますます広がる。
しかし麗奈は私の担当をはずれ代わりに担当するのはお堅い真面目な美少女。また舞先生の教室に通いながら新たに築かれる性欲に餓えた人妻たち……。
さらに私をヘッドハンディングやスカウトしようとする女装レズ雑誌の美女やAV業界、テレビ局など。私はさらに道に迷い葛藤するなか性の道を模索する。
麗奈に黙り女装SMクラブ“ヴィーナ”の女王様(見習い)としても活動していく。

物語は前回からそのままの正当な続編。
女装小説ではありますがLGBTや性同一性障害などではなく著者が女性や女性的なモノに憧れる作品です。
何度も言いますが誤解なきよう願います。

17/12/08 07:46 追記
ちなみに著者は前シリーズ同様に男性です。

登場人物紹介

水越沙耶香(♂)
ソフトサディストの性癖を持つ女装。麗奈にスカウトされそのまま沙耶香として同居。サディストではあるが本格的なSMは実は苦手。だが麗奈や早紀から愛され神無月社長の女装SMクラブ“ヴィーナ”で女王様(見習い)も兼任。

矢口麗奈
沙耶香をスカウトした張本人。もとレズ。

ニノ宮早紀
麗奈の後輩。まだ未熟。

18/01/16 05:50 追記
登場人物追加設定

冴木流菜(るな)
麗奈や沙耶香が通うフィットネスクラブに通う人妻。沙耶香とセックスをしサインを求めるが実は彼女は……。

美如月愛那(みさらぎあいな)
麗奈に代わり沙耶香の担当になった早紀より年下。実は沙耶香の学生および郷里時代を知り下着泥棒をされた被害者。ただし個人的感情の怨恨はないらしいが……。

本田透子(透・♂)
早紀に過去にいじめられた女装初心者。

17/12/06 06:06(スレ作成日時) [RSS]

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  • No: 145作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/19 15:06

    一同はみな驚いていた。
    私も早紀も愛那も。なかでも麗奈は流菜はかつて学生時代から社会人にいたるまでの間かつてレズメイトだったからだ。
    あらためて流菜は名乗り名刺を私たちに四枚差し出しトランプのカードのように並べそれにはこう書かれてあった。
    新星出版社 トランスセクシャル B & G 担当編集主任 佐伯流菜
    「あらためて新星出版社の佐伯流菜です。よろしく」
    「お姉さまが新星出版社の……」
    「佐伯さんあなた……」
    「流菜とは呼んでくれないのかな?セックスが下手な○○クン、いえ沙耶香さん」
    カアッと頭が熱くなり思わずテーブルに並べられたカップが揺れるほどに憤りを感じたた。
    「あなたという人は!?わ、私をどうしろと」
    「沙耶香」
    麗奈も正気に戻りあらためてかつてのレズ相手をライバルの人間とようやく認識するようだった。愛那は交互に見つめながら口を挟む。
    「不当な契約書を作成したのではないですか」
    不当な契約、眼鏡を輝かせながら見た目は小柄ながら根は真面目らしくライバル出版社の流菜を見つめた。
    しかし相手は社会に出たての数年の若い愛那を鼻で笑いそこにはすでに作成され契約された契約書を彼女はバッグから出された。
    契約された年月日は流菜のお宅で身体を交わしたあの日になっており水越沙耶香あるいはサヤカ名義ならともかく私の男性としての実名がはっきりと明記されていたことが物語る。
    「これが不当な契約書かしら。年端もいかないお嬢さん」
    「こんな沙耶香さん。あなた」
    「仲間割れしてる場合じゃないでしょう?」
    早紀はこれが不当な契約書であることは一目瞭然なのだが書類一式として揃っていることが事実としてあることが問題だった。
    どうしました、と舞先生の明るい表情がこの時ばかりは双星出版社側の私たちにとっては少々ムッとするものだったが口に出すほど子どもでもない。彼女にも事情を話すとようやく飲み込めたようだ。
    「つまり佐伯様と矢口様はかつてレズの関係で、沙耶香さんは佐伯様と契約をうっかりされてしまったんですね」
    わかりやすい表現で言われるとそうなのだが普通に怒りたい気持ちさえ舞先生の悪気ない言葉に怒りが消火されてしまう。
    スポーツしかしてない人て悪気がないだけにつかれると肩に感じた。オトコのバカな体育会系よりマシかなと思うのがやっとだったりする……かな。

  • No: 146作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/19 17:28

    とりあえず舞先生はともかく置いとくとして私と麗奈は流菜について複雑な表情を抱きながら彼女は私に契約書を差し出し言う。
    「今日はわが社にお出でいただけなかったのはこちらの連絡不行き届きということですが、こちらも秋号に向け沙耶香さんを迎える用意があり遅くとも七月下旬ないし八月上旬には取材および撮影の手配をしたいと願います。もちろん沙耶香さんの望む撮影や取材を弊社はしたい所存です」
    妖艶な笑みをしながら双星出版とさほど変わらない要望書を契約書と入れ替わりに眼前に出し冷静かつ淡々とする口調だった。
    誰もが二の句が告げないように固まっていた。が麗奈はかつてのレズメイトに挑む姿勢を見せた。
    「お姉さ……いえ佐伯さんはレズだったのでは」
    性癖あるいは恋愛遍歴に関わることは女性でも繊細かつデリケートらしくわずかに流菜は瞳の色をかつてのレズ相手である彼女に向け愛情とそうとはちがう色を同時に向けた。
    「そうね、レズはレズよ。いまも」
    だけどと付け加えた。
    「だけどあなたは誤解したみたいだけど私はあくまで家や両親などの体裁を繕うためにはじめは結婚した。だけどとりあえず男と女装娘の味は知ったわ。レズではあったけどバイセクシャルに目覚めた、ということかしら」
    「誤解はしてない。あなたは私を捨てたんじゃない」
    「麗奈」
    「麗奈さん」
    本気で彼女が悔しがるのを私や早紀は見たことがない。愛那は傍観しながらもライバル出版社に先手を打たれたことに悔しいことにかわりない。
    契約書に不備はないか落ち度はないかと愛那は探すがわからない。担当になったばかりと私との不安定な関係が彼女本来の冷静さや能力を欠けさせていた。
    流菜はほくそ笑む。
    「なんなら麗奈も来る?沙耶香さんと共に。だけどあなたはこんなセックス下手な相手で満足するなんて」
    「さ、沙耶香はそんな人じゃないわ」
    「どうかしら?私は一回この子としたけど感じたのは少なかったわ」
    憤る私や麗奈の前でぬけぬけと言う流菜。
    おかしい……。
    もちろん沙耶香さんのセックスが誰もが感じさせるものではないかもしれないけどひどいことは早紀が経験した限り少ないし満足ある行為なはずであった。
    何かが腑に落ちない。
    「とにかくあらためて正式な打ち合わせは七月にでも。お願いします」
    勝ち誇る流菜が去るなか双星出版側は口を開けなかった。

  • No: 147作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/20 05:35

    舞先生は慣れない場で誰にも言葉をかけられず去っていく。
    沙耶香さんかわいそう。
    ふとちいさくそんな言葉が聞こえた感じがしなくもなかった。
    そこへ愛那はメールが入り驚く。
    【沙耶香さんを麗奈さんの部屋に戻さないこと。早紀さんの部屋にも。いまマスコミがマンションを張ってるから。あなたが責任を持って彼女を保護すること 主任より】
    「ええ!?」
    小柄な身体に似合わずレストルームに声が広がる。事情を察したふたりは言う。
    「必要なものある?」
    「沙耶香さんがこんな子に保護されるなんて納得いきません」
    「だけど戻ればどうなるか」
    一様に沙耶香を見つめ三人は吐息がいろいろな意味で重いらしい。私は麗奈に必要なモノはメールにメモし送り目を合わすか合わさないか微妙だった。
    「私は沙耶香さんを部屋に送ってから職場に戻ります」
    「私たちはマスコミの様子を」
    「早紀だけで行きなさい」
    ツンと麗奈は早紀に指示し彼女もまた頷く。担当はすでに外れた身だからなにもできないのだ。
    「なんであたしが沙耶香さんと……」
    「ファーストなんだから」
    口を尖らす早紀に愛那は渋々私を連れていく。タクシーを拾い向かった行く先に既視感をおぼえる。隣町?
    一年前を思い出す。早紀につまみ食いされたことを。
    「あの……ここは?」
    タクシーが止まり料金を払う彼女が降りた先はかつて見た早紀が住んでたマンション、しかもエレベーターで止まった先は同じフロアーで進んだ先は同じ部屋。
    どうぞ、と招く彼女の部屋にわずかに嗅ぎ慣れた早紀の匂いが鼻腔にした。お茶を淹れ彼女は軽蔑の眼差しで見つめた。
    「安易に契約書にサインしてバカなんですか。先輩」
    「違うわ、ちゃんと事情を言えなかったけどただの紙だった。断言してもいいわ」
    「ウソ」
    「なんでウソを言わないといけないの。……ケンカして解決する?」
    一拍置いた私に彼女は何も言えない様子だった。歳上で先輩、なおかつ女装で接することで彼女の目には同性でありかつての先輩なことに違和感もあるはずだった。
    「仕事戻りますけどえっちなことは厳禁ですから」
    ちいさな背中に意地のようなモノが見えた。扉が閉まり気づくと早紀の匂いは消えていた。
    かつて早紀の部屋だったことは言いそびれた。
    さてどうしよう……。また問題を抱えてしまった。馬鹿なのは私だ。

  • No: 148作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/20 06:58

    マンションに一度戻ると早紀はマンションがマスコミに囲まれエレベーターで部屋に上がると住人の誰かがマスコミを通したのか麗奈の部屋の前にリポーターやカメラが見えた。
    「取材姿勢をまだあらわしてないから」
    早く会社に戻り麗奈いや愛那な主任たちと姿勢を整わせないといけない。彼女は姿を音もなく姿を消した。
    一足早くに双星出版に戻った麗奈もまた会社がある建物に一年近い前の様子を思い出させた。
    また、沙耶香を白日のもとに……。
    悔しさとかつてのレズメイトとの間に愛憎があるなかマスコミのなかをくぐり抜けようやく双星出版に戻るが電話対応や苦情があり主任が姿を見せた。
    「沙耶香さんは」
    「美如月にまかせました」
    不本意だがやむを得ない。彼女が同意してないこともまた承知だが。
    「社長は」
    主任たちが言うにはいま各テレビ局や週刊誌に旨を伝える手筈をしてるという。
    去年はノーコメントを通すことで事なきを得たが、今回はマスコミがそるを許すか否か。マスコミ対応は対応が間違えると人生をつぶされるおそれがある。ただでさえいまのマスコミは性問題についてはLGBTや性同一性障害にはアンテナを張ってる。女装者が女性を愛するなんてことを勘違いや思い違いして取り上げ吊し上げされることは間違いない。
    誰の目にも麗奈の顔は青ざめていたが主任は言葉をかけた。
    「愛してるなら守りなさい。それだけよ」
    自分の仕事をなさい、と小説課に行きなさいと指示された。
    だけど自分のデスクについてもペンを持つ手に力は入らない。
    戻ってきた早紀や愛那は対応に追われた。
    「ですから二重契約は不当です」
    「今回の件は……」
    結局彼女たちの対応は夜遅くまで追われた。
    麗奈は担当を外されたことである種の安堵感と一方で虚しさに近い感じがあり帰宅した。マスコミが群がるなか部屋に入り愛する人……と沙耶香に複雑な感情を抱いた。
    早紀と愛那たちは明朝対応に会議したが帰宅は認められた。
    「ほんと軽蔑します」
    「なら担当を外れたら」
    「いやです」
    痴話喧嘩みたいな匂いを残しながら愛那はむしゃくしゃしながらいつものように出来合いのお弁当などを買い扉を開けたがいつもと違う雰囲気が部屋からしたことに気づく。
    「ただいま……」
    「おかえりなさい」
    沙耶香の声に顔を上げ驚くのだった。

  • No: 149作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/20 08:59

    愛那の鼻腔にあたたかい白いご飯、味噌汁、卵焼き、野菜炒めなど久しぶりに嗅ぐ家庭の匂いが伝わり驚いた。
    「な、なにしたんですか」
    「安心して。洗濯物は溜まってるようだけど手はつけてない。掃除を簡単にして風通しををよくして外出を少しだけしてお買い物しただけ」
    変装を一応してと言い訳めいたようなに聞こえながらも部屋を見ると今朝とはちがう自分が掃除したちがう清潔な雰囲気があった。
    「外出してマスコミに嗅ぎつげられたら」
    「その時はその時。覚悟を決めたら」
    愛那にどう接していいかわからない私だがとりあえず諭すくらいはし対等かつ女性として接する程度はふつうにしようと試みた。すると。
    「ありがとうございます。忙しさにかまけてたので……」
    「忙しいのはいいけどプライベートはちゃんと食べて遊んでリラックス♪あと寝てもいいから。えっちの寝るじゃないから」
    慌て取り繕うと彼女はまるで初めて見る人みたいに感心ぽい瞳を見せた。
    「なに?」
    「いえ先輩、沙耶香さん。先生みたいです」
    面倒だけど私は以前の職歴の保育士であることを伝えた。なるほどと呟きがあった。ご飯にしましょう。
    掌を合わせお茶を淹れ箸の音をさせ勝手にお米程度は使ったが彼女はちいさく口を動かした。
    「美味しい」
    「いつも出来合いのものばかりみたいね。身体に悪いの知ってるでしょう?」
    「だって」
    「言い訳は……親御さんの前でして。私はあなたの兄でも姉でもないから。先輩扱いはいいけどそれは個人的な範囲なら構わない」
    ある程度線引きをしとかないと感情的になるのでこちらから物言いを言わせてもらった。
    「……はい」
    「いまは食べて。元気だして」
    「はい……」
    早紀以上に妹感があり学生時代の開きもあるだろうからなおさら接しにくい。
    食事を終え後片付けをしながらお風呂を進めた。
    「そんな悪いです」
    「悪いと思うなら先にすませて。美如月さ……いえ後輩に疚しい思いを抱かせないでくれる?」
    思わず本音がこぼれた。彼女が自分をどう見てるかわからないから言葉が無意識に厳しくなる。
    わかりました、と彼女はお風呂に向かい着替えの気配が風呂場に入りシャワーやお湯のあたたかさが伝わる。
    女性化してるはずなのに性欲は人並みにあるのを内に感じた。
    どういうことだろう?風吹先生に相談に行ったかたがいいだろう。

  • No: 150作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/20 11:29

    いつもより疲れた身体にシャワーが肌にあたりながらも沙耶香が自分より女子力が高いのではと思い少し悔しい。
    だけどご飯は美味しかったのは認める。社会人になってから親元離れニ、三年であり家庭の味があった。
    だけど憎いという感情もあり複雑さは否めない。恋であるのも認めるのはそれこそ負けた気がしてしまう。
    麗奈や早紀たち他の同僚がふつうに接しているのも理解できないに等しい。湯船に身体を浸かりながら自らの成人を迎えたのによくても中学生程度の身体にコンプレックスを抱く。
    吐息がこぼれる。
    なにもあんな言い方しなくともと思うが突き放された言い方の方が気持ちいいこともある。
    だけど……。
    性経験がない自分がこんなお仕事に興味持ちいま沙耶香と仕事してるには彼ないし彼女にある。
    「あれが男性の……」
    日帰りの撮影の際に手に触れた感触は指にまだ残っていた。
    上がりました。
    突き放す言い方は似たり寄ったり沙耶香は九時の報道がいまだに二重契約の話題を流していることに見つめていた。
    「入るわ」
    「先輩」
    「いまは話しかけないで。それと来客用の布団はあるわよね?」
    あります、とだけ言うと来客用の布団を用意しないと気づき背中を見送り喉を潤し急ぎ布団を敷いた。
    去年に実家の両親がたずねて以来の行為だが部屋は使ってなくいまだ段ボールが積まれた部屋に招くのは仕方ないと思った。
    初めて異性が部屋にいるのに。
    その頃私は性欲は内にありながらまったく異性の身体を求めない不可思議な気持ちがあった。
    勃起はするが性欲が異性に湧かない。むしろ姿見に映る自らの姿に欲情してる……?
    わからない。
    だけど流菜に見せられた契約書も頭によぎる。
    違和感があった。性交をした後にサインはしたが契約書ではなかったのは事実。
    だけどどう証明する。
    まだわからなかった。オナニーをしようとする気持ちを抑えながら湯船に浸かり下着はそのままに愛那が出した浴衣を身に付けた。
    「すみません。引っ越したばかりなのでこちらの部屋に」
    「眠れたらいいから。ありがとう」
    「礼を言わないでください」
    冷蔵庫から彼女がアルコールを差し出すのを見て手で制した。
    「飲めないの」
    「うそ」
    「……ひとの言うことは素直に聞くもの」
    とは言いながら性欲に素直になれない自分が言うものではない。

  • No: 151作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/20 20:20

    「……ここが二ノ宮先輩のお部屋……だった?」
    黙っておくことも出来たが私が事実を伝えると愛那はグラスを持つ手が震えていた。私は淡々とするようにつとめた。
    「そう。去年私は彼女につまみ食いされて何回かこの部屋に通ったの。身体の関係も含めてね。だから驚いた」
    「驚いたのはあたしです」
    驚くのも無理からぬことでグラスを置いた指は震えがようやく止まるほどに落ち着きは取り戻したようだ。
    「なんの因果かな」
    「知りませんよ」
    「美如月さんにここに連れてこられた時に早紀さんの匂いがした」
    「やらしいです」
    「匂いがしたのは入った時だけ。あとは美如月さんの匂いしかしなかった」
    これは本当。彼女が職場に戻る際にはまるで思い出のように早紀の匂いは消えていた。
    「確認してみる?」
    スマホを手にした愛那は一度は触れたものの離しグラスのアルコールを口にした。
    しませんと。
    「女性として複雑?」
    サディストとしての嗜虐心か無意識な苛々な気持ちかわからないが彼女を虐めている自分がいた。それに彼女も少し気づく。
    「最低です先輩」
    少し沈黙が宿った。女性の心にむやみに踏み込むのは女性化し同性として接しているのと変わらないかもしれない。
    「先輩ね……美如月さんは学生時代の私を知ってるのよね?下着を泥棒したことも○○町の×丁目あたりかしら」
    それとなく地元の番地を示すと羞恥に彼女は顔を赤くしムキに瞳を向けた。
    「ほんと最低っ……」
    目を背けた私は眼鏡を外し彼女が見えないようにした。
    たぶん彼女に罵られ傷つきたかったかもしれない。麗奈や早紀を抱けなくなったのだから。吐息をつき頭を下げた。
    「ごめんなさい、と言えばいい?」
    「ふざけないでください」
    「なら私もひとつだけ言わせてもらっていい」
    なんです、とちいさな身体のわりに内にしっかりした意思の存在が見える感じがした。
    「撮影の時になんでオチ×チ×に触れたの。成人雑誌の仕事をしてたら陰部がいかにデリケートか清潔を保たないといけないのわからないわけないでしょう」
    瞬間彼女はちいさく股を内に閉じたように見えた。内容に性的に感じるようだったが口には出さない。
    「っ……あたしはファーストだから」
    なんとなく言い訳めいた声にふと女性を感じた。性的に興味ありながら何かが拒むような頑なな感じがあった。

  • No: 152作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/21 04:54

    ちいさな愛那の口から吐息が溢れる。
    浴衣姿の沙耶香の裾から大人びた女性下着から男性器の膨らみが見えた。彼女は思う。
    男性なのにうつくしい、それでいてやらしい。
    彼女自身の自覚は薄いが彼女もまた女装者の淫靡な美しさに魅入られたひとり。
    しかし年齢に関係なく同性のスタイルに劣等感を持ったがゆえに劣等感に苛まされ異性との初体験を過ごすことなくいびつな思春期を過ごしその原因の一端は沙耶香にもあった。学生時代の沙耶香が下着泥棒をし異性の醜い一面を知りながら一方で男性でさえ美しくなれる女装の世界。
    何かが相反してることは頭で理解しているが理解よりも彼女は性への好奇心には素直に従った。それがいびつやアブノーマルであろうと……。
    「いいのよ。触っても」
    「ああ……」
    「どうしたの」
    沙耶香を見つめる。沙耶香の女装モデルはフェチ作品『G-Taste』の水越沙耶香そのもので似てる一面がありながらも沙耶香オリジナルの魅力が見え隠れする。
    愛那は静かに問う。
    「ほんとにオトコなんですか」
    「撮影で触ったでしょう?ほら」
    浴衣の胸元を見るとブラのカップの裏にパッドが露になる。躊躇いがない。
    ふとTバックに似たショーツの膨らみに手が触れるか触れないかとなった時だ。彼女の理性が留めた。
    「せ、セクハラです!こんなの」
    「自分はしといて」
    「そ、それとこれとは……」
    わかったわと頷く沙耶香。沙耶香も思う。これではモテない男性と同じ。
    「だけどたぶんいまの私は異性を抱けないと思うのにからかう真似して悪かったわ」
    「……っ」
    しばし沈黙が宿るなか愛那は言う。
    「今夜はもうおやすみしてください。お互いに疲れてますから」
    「そうね、おやすみなさい」
    沙耶香は段ボールに囲まれた部屋に意外なくらいにあっさり姿を消し消灯した。嫌がらせと誤解してもいい部屋なのに。
    濡れてる……。
    愛那はアルコールを口にし替えたばかりのパンティにちいさく湿り粘液が陰毛や肌に触れたかで気づいた。
    襲いもしないなんて。
    実は双星出版に入った当初に大学以来合コンに参加したがなかには合コンの最中や二次会だとかにセクハラまがいを受けたことがあるが大事にならなかった。同僚に守られたのもあるが。
    『二重契約。社会人としてあるまじき行為ですね』
    テレビは忌々しいようにまだ伝えていた。

  • No: 153作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/21 07:56

    比較的新しい布団の匂いがするなか私はまた道を誤るところだったといたく実感した。
    セクハラです。
    麗奈や早紀ならふざけて触れることもあるが真面目な後輩には通じないらしいことに一方で安堵していた。性欲が湧かないのにサディストとしては意思が働く。しかしセックスしたいとはちがう。
    堂々巡りをしてるのはわかっているが女装してるのは女の装いの内に男性を持ちあるいは隠すこと……。
    もぞもぞと浴衣の裾を布団の中であげショーツ越しに淫部に触れる。カウパー液の湿りはあるがオナニーや射精したいほどにいたらない。
    欠陥人間。
    そんな表現が浮かび消えた……。
    難しく考えすぎもわかっているが根っからの性格は直らない。
    扉越しに向かいの部屋の明かりが消え愛那が自分の部屋に入り眠りについたらしい。
    ……後輩には悪い先輩であり女装モデルであってもまだまだいたらない。
    目を閉じ眠りにつこうとするがもやもやした気持ちは眠りにいかなかった……。
    ……。
    眠れない朝を迎えまだ日が上がらないにも関わらず薄く寝ぼけたままテレビのニュースを目にしていた。
    『『クロスドレッシング』の二重契約した……』
    『このサヤカなる女装モデルは以前にも……』
    『……また』
    『新しい情報は……』
    どのチャンネルも私を延々と叩いていた。以前の時より厳しいと思わせたのは企画AVの卑猥な表現は規制がAV業界にもあり叩きにくかったからだろう。
    だが今回はちがう。
    二重契約などは通常の会社関係取り引きにおいてもだが俳優やタレントのダブルブッキングあるいは所属事務所間の関係に響きタレント本人はおろか事務所関係者にも衝撃だからだ。
    【おはよう、起きてる?どうする今日にでも持っていく? 麗奈】
    麗奈からのメールだが言葉少ないのは必要ないこと以外は記したくないのと疲れからと察した。すでに起きてたのか。
    【今日はかまいません。ひとりで出来る範囲をします。がんばってね 沙耶香】
    返事を返しがんばってねの表現がいかに負担になるかわかりながらもあえて伝えた。
    しばらくして愛那が扉を開けて顔を見せた。
    おはようございます。
    おはよう、と気軽さを装いながらも挨拶した。

  • No: 154作家(匿名)スレ主更新時刻18/01/21 13:50

    愛那の食生活はちょっと心配。
    朝からコンビニ弁当やパンばかり。居させてもらってるから文句は言いたくないけど口を挟みたくなる。もちろん私だってできた女装子ではないし麗奈と暮らす前は基本はだらしない男だけど。
    「美味しくないですか」
    「……いつもこんな食事してるの?」
    「い、いつもではないです。買ってきたんだから食べてくださいね」
    私が表に出ないためにコンビニの弁当やパン、お菓子などを大量に買い出かけさせないようにする配慮も見えるだけに複雑。私は遠慮がちに言う。
    「隣町なんだからマスコミもそう嗅ぎ付けないはずと思うよ。麗奈たちには必要なものは持ってくるなり宅配してもらうけど食事は自炊したいし」
    「……甘いです。マスコミについては。彼らは沙耶香さんの場所くらいすぐに」
    仕事はできる子というちゃんと会う前の印象とはちがう子な印象。なぜファーストにつけたか疑問が宿る。
    ごちそうさま、と掌を合わしコンビニ弁当をゴミ箱に捨てあらためて自室で出勤準備。
    根は真面目、小柄で可愛いのになにかもったいない。早紀みたいにファーストになれないのも気の毒だけど。モデルが口に出すわけにはいかない。漫画家が担当編集に口を出すのと同じだ。
    「くれぐれもむやみに出かけないでください」
    「出かけるなということ」
    しばし複雑な色が宿るちいさな瞳に力がちいさくこもる。
    「くれぐれも、です」
    ちょっとはハードルを下げるくらいの余地はあるらしかったが真意はわからない。
    私は意見として言う。
    「私も一緒に行こうか?社長や主任さんたちと話をしたいし」
    だがこれはまずかった。
    「だ、誰のせいでこんな目に遭ってるんですか。おとなしくしてください。ファーストマネージャーの言葉に従ってください」
    有無を言わせない口調や態度に空気がぴりぴりした。
    いってきます。
    ちいさな背中が扉に消えてほっとする気持ちと先を考える複雑さが女装の私に宿る。
    扉の向こうで愛那は吐息はついた。
    ふつうのオトコよりは気にかけてくれるのはいいけど……変態。
    女装はいいけどデリカシーない。まるで私生活がだらしないみたいに。
    むしゃくしゃする気持ちを必死に抑えながら彼女は職場にむかった。
    双星出版社はまだ混乱していた。
    社長である神無月社長は社長室でひとり思案していたことを愛那たちは知らない。

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    物語 わたし水越沙耶香(仮名)はある時に街を歩いていると女装雑誌『クロスドレッシングボーイ→ガール』の担当編集矢口麗奈にスカウトされる。 始まる彼女との女装生活やモデルとしての日々。 日々交…

    作家更新日時17/12/06 08:18タグ 女装 フェチ 官能小説

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    どすけべオヤジまみれセクハラコネクション!!閲覧専用 携帯小説

    あたしが、追いかけまわされてきたすけべまるだしオヤジ軍団!! とことんすけべオヤジ、どスケベまぬけオヤジ、その他どすけべ男軍団痴漢セクハラのぞきストーキングもりだくさん!! さあ、あたしの赤ちゃん…

    人気作家更新日時14/08/22 21:47タグ 官能小説 どすけべ すけべオヤジ

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    欲情の果て【感想スレ】閲覧専用 携帯小説

    書き始めて2日が経ち、ロム数の多さに驚いています。 初めての携帯小説。 然も、官能的な内容の作品を書くのは 初めてです。 誤字・脱字 気付いても、削除してペナルティを喰らいたく無い事由から そ…

    琉美更新日時11/07/04 22:43タグ 感想 助言 男女

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    🌹ドン小西小説倶楽部🌵閲覧専用 携帯小説

    リレー方式の小説です😺 どなたでも参加OK👍 ルールは簡単☝ 『ドン小西』 というワードを必ず使う事👿 官能・純愛・コメディ・・・&雑談諸々 と織り混ぜてお送りしています😺 最初から読み…

    ムーミン妻更新日時10/10/17 06:49タグ ドン小西 小説 官能

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    不思議な世界閲覧専用 携帯小説

    官能小説もどきを 書いてみようかと思います 誤字 脱字 があると思いますが 宜しくお願いしますm(_ _)m

    はるな更新日時09/01/07 09:44タグ 初挑戦 官能もどき