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異世界最強魔王 ~人間の遊び~

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名無し
17/11/22 21:01(更新日時)

ここは異世界。
この世とは違う世界である。
その頂点に立つものこそが魔王。
ある者はおびえ、ある者は戦い、ある者は尊敬した。
そんな中1人の勇者が魔王のもとにやってくる。
「貴様は何しにやってきた？」
魔王は問う。
「この世界全て人のためにお前を倒しに来た。」
到底無理な話である。
魔王は即死魔法や石化魔法が使える。
勝ち目は0。
「………………」
魔王が呪文を唱える。
勇者の反応はない。
生き絶えたのだ。

これはそんな異世界最強の魔王の話である。

「おい」
魔王が近くにいる部下を呼ぶ。
「何でしょうか？」
「暇だ。なんでもいい暇を潰させろ。」
「人間の遊びなんてどうでしょう？」
魔王は少しくだらなさそうに承諾する。
「いいぞ。暇が潰されるのならな。」
「ではかけっこなどいかがでしょう？」
「なんだそれは？」
「どちらが早いか競うのです。」
「ほう……楽しそうだな。」
魔王が立ち上がり部下に言う。
「よし、ではやるぞ。」
勝てるわけがないとわかってるがしかたく魔王の言う通りにする。
「よーいどん！」
部下の掛け声とともに2人が走り出す。
その瞬間空にひびが入ったかと思うと魔王はゴールにいた。

それを見ていた全ての人が魔王に刃向かう気力を失ったとさ

END